書評リスト1996年 書評リスト1997年 文献リスト1996年 文献リスト1997年 |
◆『龍神町龍神一三番地』 船戸与一(徳間書店) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 藤森嵐・評 週刊現代 2000年01月15・22日号 ※ 閉鎖的な共同体内で起こる陰惨な事件 五島列島のある島を襲う崩壊のドラマ ◆『ろくでなし』 新堂冬樹(講談社 〈特選バイオレンス〉 茶木則雄・評 週刊現代 2000年01月15・22日号 ※ 愛する者を守れなかった絶望の淵から仇敵への復讐に再起した男の血の復讐 ◆『有栖川有栖の密室大図鑑』 新堂冬樹(講談社) 〈特選ミステリーガイド〉 村上貴史・評 週刊現代 2000年01月29日号 ※ 古今東西の傑作「密室トリック」から見取り図付きで紹介する40篇の美味 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年01月27日号 『安達ヶ原の鬼密室』 歌野晶午(講談社ノベルス) ★★★★1/2 『道祖土家の猿嫁』 坂東眞砂子(講談社) ★★★★1/2
◆『道祖土家の猿嫁』 坂東眞砂子(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 三橋暁・評 週刊現代 2000年02月12日号 ※ 文明開化の土佐の山村を起点にして旧家に嫁いだ女が歩む数奇な運命とは ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年02月10日号 『栄光一途』 雫井脩介(新潮社) ★★★★ 『オルファクトグラム』 井上夢人(毎日新聞社) ★★★★ ◆『亡国のイージス』 福井晴敏(講談社)〈ベストセラー快読〉 池上冬樹・評 朝日新聞 2000年02月06日 ※ 大軍事劇の奥に人間ドラマ ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年02月24日号 『アナン』 飯田譲治・梓河人(角川書店) ★★★★ ◆『オルファクトグラム』 井上夢人(毎日新聞社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年03月04日号 ※ 匂いが見える――特殊な嗅覚を得た若者が追跡する「連続猟奇殺人」の謎 ◆『アナン』 飯田譲治・梓河人(角川書店) 〈特選ファンタジー〉 三橋暁・評 週刊現代 2000年03月04日号 ※ 捨てられた赤ん坊とホームレス男の奇妙な「共生」から始まる驚愕の物語
◆『どすこい(仮)』 京極夏彦(集英社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 大森望・評 週刊現代 2000年03月11日号 ※ ここ数年のホットな話題作を下に敷き《デブ》をテーマに換骨堕胎の技の冴え ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年03月09日号 『ゼウス』 大石英司(祥伝社ノン・ノベル) ★★★★ 『ダーティー・ユー』 高嶋哲夫(NHK出版) ★★★★ ◆『海外ミステリー事典』権田萬治監修、『日本ミステリー事典』権田萬治・新保博久監修(新潮社) (無署名) 週刊現代 2000年03月18日号 ◆『薔薇の木の下』 小池真理子(徳間書店) 〈特選短篇集〉 池上冬樹・評 週刊現代 2000年03月25日号 ※ 人生のなかのさまざまな「秘密」を核に「短編の名手」の筆が冴えわたる自薦集 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年03月23日号 『サイレント・ボーダー』 永瀬隼介(文藝春秋) ★★★★1/2 『煙』 松岡圭祐(徳間書店) ★★★★1/2
◆『M1(エム・ワン)』 池井戸潤(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 小梛治宣・評 週刊現代 2000年04月08日号 ※ 独自の商品券が紙幣同様に通用する!?「企業城下町」に展開する金融パニック ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年04月06日号 『M1(エム・ワン)』 池井戸潤(講談社) ★★★★ ◆『ストロボ』 真保裕一(新潮社) 関口苑生・評 波 2000年04月号 ※ 「カメラマンの「原点」を模索する物語」 ◆『虚の王』 馳星周(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年04月15日号 ※ 制御不能のエネルギーと虚無を抱えて大都会を彷徨する若者たちの「心の闇」 ◆『暗夜』 志水辰夫(マガジンハウス) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年04月22日号 ※ 現代社会を静かに侵食する闇の世界で殺された弟の謎を追う男がたどる迷路 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年04月20日号 『殉霊』 谺健二(講談社) ★★★★1/2 ◆『タイム』 深谷忠記(角川書店) 香山二三郎・評 本の旅人 2000年04月号 ※ 「社会派の正統を往く筆法」 ◆『アウグスティヌスの聖杯』 櫻沢順(角川書店) 三橋暁・評 本の旅人 2000年05月号 ※ 「日本ホラー小説大賞出身の新しい才能」 ◆『ぼんくら』 宮部みゆき(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 菊池仁・評 週刊現代 2000年05月06日号 ※ 平穏な暮らしを突如襲った殺し屋とは 意表を衝く展開で描き出す「江戸情話」
◆『戦後「翻訳」風雲録』 宮田昇(本の雑誌社) 扇田昭彦・評 朝日新聞 2000年05月14日 ※ ミステリー取り巻く奇人変人の人生行路 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年05月18日号 『無間地獄』 新堂冬樹(幻冬舎) ★★★★1/2 ◆『午前三時のルースター』 垣根涼介(文藝春秋) 権田萬治・評 週刊文春 2000年05月18日号 ※ 今年度サントリーミステリー大賞を受賞した傑作 ◆『女流作家』 西村京太郎(朝日新聞社) 大田和伴彦・評 週刊宝石 2000年05月25日号 ※ ベストセラー作家であり続ける困難に立ち向かったふたりの壮絶な戦いの記録 ◆『ストロボ』 真保裕一(新潮社) 〈特選短篇集〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年05月27日号 ※ 人生の一瞬を切り取る一枚の写真に秘められた「謎と真実」を描く連作集 ◆『殺される理由』 雨宮町子(幻冬舎) 藤田香織・評 星星峡 2000年06月号 ※ 「贅肉を削ぎ落とし生まれ変わった雨宮町子の初短編集」 ◆『DZ ディーズィー』 小笠原慧(角川書店) 大森望・評 本の旅人 2000年06月号 ※ 「現代科学と詩情の両立」 ◆『葬列』 小川勝己(角川書店) 茶木則雄・評 本の旅人 2000年06月号 ※ 「途轍もない才能を秘めた超大型新人」 ◆『虜』 藤田宜永(新潮社) 〈特選サスペンス〉 山本信太郎・評 週刊現代 2000年06月03日号 ※ 密室にかくまわれた逃亡者の目の前で妻は新しい恋人と痴態の限りをつくす ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年06月01日号 『DZ ディーズィー』 小笠原慧(角川書店) ★★★★ 『葬列』 小川勝己(角川書店) ★★★★
◆『虹の谷の五月』 船戸与一(集英社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 菊池仁・評 週刊現代 2000年06月17日号 ※ 13歳に日比混血の少年の目を通して国内外の危機にあえぐ祖国の悲劇を ◆『榎本武揚シベリア外伝』 中薗英助(文藝春秋) 〈味わい本 発見!〉 大蔵雄之助・評 週刊ポスト 2000年06月16日号 ※ 虚実入り組む渾身のミステリー ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年06月15日号 『聖土』 黒岩研(光文社) ★★★★1/2 『MARI』 八木啓代(幻冬舎) ★★★★ ◆『風転』 花村萬月(集英社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年06月24日号 ※ 若者の内部に巣くう過剰な自意識にもがき苦しむ姿を描いて現代を問う ◆『天狗殺し 完四郎広目手控』 高橋克彦(集英社) 関口苑生・評 青春と読書 2000年07月号 ※ 「幕末を生きる異能集団」 ◆『MARI』 八木啓代(幻冬舎) 井家上隆幸・評 星星峡 2000年07月号 ※ 「冒険小説界に大型新人登場!」 ◆『風転』 花村萬月(集英社) 井家上隆幸・評 週刊文春 2000年06月29日号 ※ 十八歳の若者の鬱屈と欲望。二千枚の大作 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年06月29日号 『M.G.H. 楽園の鏡像』 三雲岳人(徳間書店) ★★★★ 『少年計数機 ―池袋ウエストゲートパークU』 石田衣良(文藝春秋) ★★★★
◆『ローズガーデン』 桐野夏生(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 池上冬樹・評 週刊現代 2000年07月08日号 ※ "絶望と混沌"そして"官能"を秘めた人間の内奥を覗く桐野文学の原点が ◆『超人計画』 響堂新(新潮社) 島田荘司・評 波 2000年07月号 ※ 「「モルグ街」とは何だったのか」 ◆『京伝怪異帖』 高橋克彦(中央公論社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 清原康正・評 週刊現代 2000年07月15日号 ※ 江戸中期の売れっ子戯作者が見聞した 天狗、生霊、神隠し等々の怪異の数々を ◆『監督刑事』 小林信也(東京書籍) 〈特選ユーモア小説〉 青山栄・評 週刊現代 2000年07月15日号 ※ 超人気プロ野球球団の監督が誘拐された!犯人捜査とチーム優勝に「代役」が奮闘 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年07月13日号 『おせっかい』 松尾由美(幻冬舎) ★★★★ ◆『予知夢』 東野圭吾(文藝春秋) 〈特選推理短編集〉 三橋暁・評 週刊現代 2000年07月22日号 ※ 人知を超越した怪異現象を推理の的に理系の英知で「快刀乱麻」の謎解きが! ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年07月27日号 『密室殺人大百科 上下』 二階堂黎人編(原書房) ★★★★ ◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 2000年08月号 『P.I.P.』 沢井鯨(小学館) 『ニライカナイの空で』 上野哲也(講談社) 『ネバーランド』 恩田陸(集英社) 『虹の谷の五月』 船戸与一(集英社) 『風転』 花村萬月(集英社) 『榎本武揚シベリア外伝』 中薗英助(文藝春秋) ◆「新刊めったくたガイド」 茶木則雄・評 本の雑誌 2000年08月号 『少年計数機』 石田衣良(文藝春秋) 『予知夢』 東野圭吾(文藝春秋) 『聖土』 黒岩研(光文社) ◆『京極夏彦「怪」 ―「巷説百物語」のすべて―』 京極夏彦(角川書店) 村上健司・評 本の旅人 2000年08月号 ※ 「違いを楽しむ京極作品「七人みさき」」 ◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 2000年09月号 『京伝怪異帖』 高橋克彦(中央公論新社) 『少年計数機』 石田衣良(文藝春秋)『予知夢』 東野圭吾(文藝春秋) 『ローズガーデン』 桐野夏生(講談社) 『ウエディング・ドレス』 黒田研二(講談社ノベルス) 『M.G.H. 楽園の鏡像』 三雲岳斗(徳間書店) 『P.I.P プリズナー・イン・プノンペン』 沢井鯨(小学館) 『輪廻』 明野照葉(文藝春秋) 『おせっかい』 松尾由美(幻冬舎) ◆『神々の遺品』 今野敏(双葉社) 〈「小説推理」から生まれた本〉 日下三蔵・評 小説推理 2000年09月号
◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年08月10日号 『麦の海に沈む果実』 恩田陸(講談社) ★★★★1/2
◆『京伝怪異帖』 高橋克彦(中央公論新社) 城戸朱理・評 読売新聞 2000年09月03日号 ※ 江戸後期の活力鮮やかに再現 ◆『配達される女』 逢坂剛(集英社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 池上冬樹・評 週刊現代 2000年09月09日号 ※ 秘められた「ユーモア精神」が花開く著者の新境地を示す警察小説第2弾 ◆『あやし ―怪―』 宮部みゆき(角川書店) 〈特選ホラー〉 三橋暁・評 週刊現代 2000年09月09日号 ※ 江戸町民が陥った恐怖の物語を紡いで磨きぬかれた語りが冴える九つの短編 ◆『あやし ―怪―』 宮部みゆき(角川書店) 清原康正・評 週刊文春 2000年09月07日号 ※ 人間の心の闇を描く江戸奇談集 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年09月07日号 『残光』 東直己(角川春樹事務所) ★★★★ 『せん−さく』 長嶋恵美(幻冬舎) ★★★★ ◆『屍船』 倉阪鬼一郎(徳間書店) 大田和伴彦・評 週刊宝石 2000年09月14日号 ◆『ネバーランド』 恩田陸(集英社) 藤田香織・評 星星峡 2000年09月号 ※ 「かって「少女」だった全ての女を虜にする、恩田陸の描く「少年」」 ◆『検事 霧夕子 夜更けの祝電』 夏樹静子(新潮社) 中嶋博行・評 波 2000年09月号 ※ 「警察官の嫌われ者」 ◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 2000年09月号 『艶めき』 藤田宜永(講談社) 『深爪』 中山可穂(朝日新聞社) 『ショート・ラヴ』 小滝橋トオル(新潮社) 『雨に紛う』 真野ひろみ(講談社) 『魂丸』 阿井渉介(徳間書店) 『大穴』 団鬼六(角川春樹事務所) ◆「新刊めったくたガイド」 茶木則雄・評 本の雑誌 2000年09月号 『光さす故郷へ』 朝比奈あすか(マガジンハウス) 『八月十五日の開戦』 池上司(角川書店) 『マジックドラゴン』 長屋潤(マガジンハウス) ◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 2000年10月号 『明治九年の謀略』 舞岡淳(光文社カッパ・ノベルス) 『狼の果実』 渋沢和樹(講談社) 『闇迷路』 宝生茜(河出書房新社) 『もう君を探さない』 新野剛志(講談社) 『秘花』 連城三紀彦(東京新聞出版局) 『ビタミンF』 重松清(新潮社) ◆「新刊めったくたガイド」 茶木則雄・評 本の雑誌 2000年10月号 『川の深さは』 福井晴敏(講談社) 『あやし −怪―』 宮部みゆき(角川書店) ◆『川の深さは』 福井晴敏(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 郷原宏・評 週刊現代 2000年09月23日号 ※ 軍事機密を秘めたフロッピーをめぐる「日米朝」の暗闘を描く謀略サスペンス ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年09月21日号 『火蛾』 古泉迦十(講談社ノベルス) ??? 『少年たちの密室』 古処誠二(講談社ノベルス) ★★★★1/2 『脳男』 首藤瓜於(講談社) ★★★★1/2 ◆『脳男』 首藤瓜於(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年09月30日号 ※ 逃亡を続ける連続爆破犯を追う謎の男 乱歩賞史上最強の「怪人」がここに誕生
◆『壷中の天国』 倉知淳(角川書店) 三橋暁・評 本の旅人 2000年10月号 ※ 「人は誰でも、夢の別世界を持っている」 ◆『殺意』 三宅彰(角川書店) 池上冬樹・評 本の旅人 2000年10月号 ※ 「少年犯罪をめぐる渾身の裁判小説」 ◆『されど君は微笑む』 北方謙三(角川書店) 山前譲・評 本の旅人 2000年10月号 ※ 「あの男が"約束の街"にやってきた」 ◆『貴賓室の怪人 「飛鳥」編』 内田康夫(角川書店) 早坂真紀・評 本の旅人 2000年10月号 ※ 「『貴賓室の怪人』の解説にならない解説」 ◆『光源』 桐野夏生(文藝春秋) 松浦理恵子・評 週刊文春 2000年10月05日号 ※ 「映画制作の現場に渦巻く野心や嫉妬の交錯…… 挑発的で尖鋭的な趣向に挑んだ長編小説!」 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年10月05日号 『ジャンプ』 佐藤正午(光文社) ★★★★ 『炎の影』 香納諒一(角川春樹事務所) ★★★★1/2 ◆『光源』 桐野夏生(文藝春秋) 城戸朱理・評 讀売新聞 2000年10月08日 ※ 「交差する虚構 持続する緊張感」 ◆『光源』 桐野夏生(講談社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 村上貴史・評 週刊現代 2000年10月14日号 ※ 新人が魂をこめた一本の「シナリオ」に吸引される様々な人間の「情熱と狂乱」 ◆『無間地獄』 新堂冬樹(幻冬舎) 河原雄三・評 現代 2000年08月号 ※ 闇金融を舞台に壮絶なドラマを描く ◆『輪(RINKAI)廻』 明野照葉(文藝春秋) 服部幸雄・評 文藝春秋 2000年09月号 ※ 江戸の怨霊物語が現代の都会・大久保に蘇る ◆『光源』 桐野夏生(文藝春秋) 貫井徳郎・評 文藝春秋 2000年11月号 ※ 飢餓感の中で凡庸な男女が闇を抱えていく過程のスリル ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年10月19日号 『動機』 横山秀夫(文藝春秋) ★★★★1/2 『壷中の天国』 倉知淳(角川書店) ★★★★ ◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 2000年11月号 『ジャンプ』 佐藤正午(光文社) 『症例A』 多島斗志之(角川書店) 『脳男』 首藤瓜於(講談社) 『「師匠!」』 立川談四楼(新潮社) 『フォー・ユア・プレジャー』 柴田よしき(講談社) 『棘』 鳴海章(徳間書店) ◆「新刊めったくたガイド」 茶木則雄・評 本の雑誌 2000年11月号 『ムボガ』 原宏一(幻冬社舎) 『天皇の船』 麻野涼(文藝春秋) ◆『新・探偵物語』 小鷹信光(幻冬舎) 〈特選ハードボイルド〉 池上冬樹・評 週刊現代 2000年10月28日号 ※ 謎の美女にタフな探偵という「定番」を鮮やかに駆使して描き出す新しい古典 ◆『光源』 桐野夏生(文藝春秋) 池上冬樹・評 週刊現代 2000年10月29日 ※ 虚飾はぎとる破局のドラマ展開 ◆『雪月夜』 馳星周(双葉社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年11月04日号 ※ 荒涼とした北国の地方都市を舞台に男たちの「因縁の確執」がついに炸裂 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年11月02日号 『黄泉がえり』 梶尾真治(新潮社) ★★★★ 『天皇の船』 麻野涼(文藝春秋) ★★★★ ◆『八月の博物館』 瀬名秀明(角川書店) 千街晶之・評 本の旅人 2000年11月号 ※ 「二〇世紀博物館考 ―『八月の博物館』を読んで―」 ◆『症例A』 多島斗志之(角川書店) 杉江松恋・評 本の旅人 2000年11月号 ※ 「名匠の贅沢なお話」 ◆『アンジェ』 佐藤亜有子(角川書店) 茶木則雄・評 本の旅人 2000年11月号 ※ 「《天使》に隠された真の動機」
◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年11月02日号 『症例A』 多島斗志之(角川書店) ★★★★1/2 ◆『八月の博物館』 瀬名秀明(角川書店) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 三橋暁・評 週刊現代 2000年11月25日号 ※ 謎の少女が案内する「夢の博物館」で少年が体験する「時空を越えた冒険」 ◆『月狂ひ』 小池真理子(新潮社) 〈特選恋愛小説〉 池上冬樹・評 週刊現代 2000年11月25日号 ※ 人生の岐路にさしかかる中年の男女が孤独な魂を寄せ合い燃やす"灼熱の恋" ◆『月狂ひ』 小池真理子(新潮社) 村松友視・評 週刊宝石 2000年11月30日号 ※ テーマに校正に、二重、三重に糸を紡ぎ仕立て上げられた、妖しく、戦略的な織物 ◆『鎖』 乃南アサ(新潮社) 〈特選サスペンス〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年12月02日号 ※ 女性刑事が直面する「内と外」の大障害 凶悪事件に挑む彼女の絶対絶命の危機 ◆『あふれた愛』 天童荒太(集英社) 浅田次郎・評 週刊文春 2000年11月30日号 ※ 「誠実に生きることの切実さ」 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年11月30日号 『キメラの繭』 高野裕美子(光文社) ★★★★1/2 『砂漠の薔薇』 飛鳥部勝則(光文社カッパ・ノベルス) ★★★★
◆『あふれた愛』 天童荒太(集英社) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 藤森嵐・評 週刊現代 2000年12月09日号 ※ 人はなぜ愛なくして生きられないのか 男と女、夫と妻、親と子の絆の形を描く ◆『症例A』 多島斗志之(角川書店) 〈特選サスペンス〉 村上貴史・評 週刊現代 2000年12月09日号 ※ 謎にみちた「人の心」の内部を探る精神科医が遭遇した驚くべき物語 ◆『八月の博物館』 瀬名秀明(角川書店) 〈当店推薦本〉 川端裕人・評 週刊宝石 2000年12月14日号 ※ 主人公の話と並行して語られる「理系の事実性と文系の物語性に挟まれ身動き出来ない」作家の存在が痛い ◆『神保町の怪人』 紀田順一郎(東京創元社) 大田和伴彦・評 週刊宝石 2000年12月14日号 ◆『死者の森』 鳴海章(集英社) 香山二三郎・評 週刊現代 2000年12月号 ※ 「誰もが壊れている」 ◆『岡山女』 岩井志麻子(角川書店) 日下三蔵・評 本の旅人 2000年12月号 ※ 「恐るべき「第二作」」 ◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 2000年12月14日号 『狼は瞑らない』 樋口明雄(角川春樹事務所) ★★★★1/2 ◆『岡山女』 岩井志麻子(角川書店)〈特選幻想小説〉 吉野仁・評 週刊現代 2000年12月23 ※ 自分を失明させた男がその目に映る悲惨な過去を持つ霊媒師の怪奇物語 ◆『心では重すぎる』 大沢在昌(文藝春秋) 〈今週のベスト・エンターテインメント〉 関口苑生・評 週刊現代 2000年12月30日号 ※ 消息を断った「伝説的漫画家」を追って探偵がめぐりあう現代日本の迷宮世界 ◆『涙』 乃南アサ(幻冬舎) 〈特選サスペンス〉 小梛治宣・評 週刊現代 2001年01月06日・13日号 ※ 挙式を翌月に控えて婚約者が謎の失踪一人の女性が味わった三十数年の悪夢 ◆『涙』 乃南アサ(幻冬舎) 吉田伸子・評 星星峡 2001年01月号 ※ 「また一人、忘れられないヒロインが誕生」
2001/01/07追加ぶん
◆『深紅』 野沢尚(講談社) 〈特選サスペンス〉 郷原宏・評 週刊現代 2001年01月20日号 ※ 留守中に家族全員を惨殺された少女は8年後、加害者の一人娘に接近する……
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