推理小説 書評リスト

1998年7月〜9月

1999年01月10日更新

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《98年07月》

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1998年07月09日号
    『リミット』 野沢尚(講談社) ★★★★1/2
    『幻の女』 香納諒一(角川書店) ★★★★1/2

◆『さらばスティーブンソン』 森山清隆(新潮社)
    香山二三郎・評 波 1998年07月号
    ※ 「夢見る男たちへの挽歌」

◆『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    小谷真理・評 本の旅人 1998年07月号
    ※ 「音 −恐怖のメッセージ」

◆『幻の女』 香納諒一(角川書店)
    茶木則雄・評 本の旅人 1998年07月号
    ※ 「只事ではない傑作!!」

◆『受精』 帚木蓬生(角川書店)
    香山二三郎・評 本の旅人 1998年07月号
    ※ 「生命倫理を問う医学スリラー」

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1998年08月号
    『シートンの毛皮』 本山賢司(早川書房)
    『ミステリークラブ』 霞流一(角川書店カドカワ・エンタテインメント)
    『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎(東京創元社創元推理文庫)
    『ハーメルンに哭く笛』 藤木稟(徳間書店トクマ・ノベルズ)
    『種の復活』 北上秋彦(祥伝社ノン・ノベル)
    『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社) 

◆「HMM Book Revew Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1998年08月号
    『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    『シートンの毛皮』 本山賢司(早川書房)
    『探偵ガリレオ』 東野圭吾(文藝春秋)
    『赤き死の炎馬』 霞流一(角川春樹事務所ハルキ・ノベルス)
    『直線の死角』 山田宗樹(角川書店)

◆『ゆめこ縮緬』 皆川博子(集英社)
    吉野仁・評 オール讀物 1998年07月号
    ※ 夢まぼろしに惑う悦びに溺れて

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    茶木則雄・評 オール讀物 1998年07月号
    ※ 病んだ人間関係が造る冷たい闇

◆『探偵ガリレオ』 東野圭吾(文藝春秋)
    碓井隆司・評 オール讀物 1998年07月号
    ※ 奇想天外な科学トリックの鮮烈

◆『ゆめこ縮緬』 皆川博子(集英社)
    磯貝勝太郎・評 産経新聞 1998年06月20日
    ※ 親族の醜悪さを詩的想像力で

◆「ミステリーを読む 国内作品」 香山二三郎・評 産経新聞 1998年06月21日
    『ハーメルンに哭く笛』 藤木稟(徳間書店トクマ・ノベルズ)
    『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    『ミステリークラブ』 霞流一(角川書店カドカワ・エンタテインメント)

◆『流沙の塔』 船戸与一(朝日新聞社)
    (呂)・評 毎日新聞 1998年06月28日

◆『ゆめこ縮緬』 皆川博子(集英社)
    久世光彦・評 朝日新聞 1998年07月05日
    ※ 生死ぼやける不思議 艶っぽい囁きの物語

◆「これが面白い! ミステリー」 野崎六助・評 朝日新聞 1998年07月06日夕刊
    『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
     他

◆『リミット』 野沢尚(講談社)
    郷原宏・評 週刊現代 1998年07月18日号
    ※ 連続幼児誘拐事件の不気味な謎に「母親」として挑む婦人警官の苦闘

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1998年08月号
    『幻の女』 香納諒一(角川書店)
    『風炎の海』 二宮隆雄(実業之日本社)
    『入相の鐘』 星川清司(文藝春秋)
    『幽斎玄旨』 佐藤雅美(岩波書店)
    『競馬狂ブルースU』 石月正広(双葉社)
    『つきのふね』 森絵都(講談社)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1998年08月号
    『ぢん・ぢん・ぢん』 花村萬月(祥伝社)
    『あとひき萬月辞典』 花村萬月(光文社)
    『フェイタル』 横森理香(幻冬舎)
    『カプグラの悪夢』 逢坂剛(講談社)
    『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)

◆『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    香山二三郎・評 青春と読書 1998年08月号
    ※ 「恐るべきオトナ子供たち」

◆『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    三橋暁・評 週刊現代 1998年07月25日号
    ※ アマゾンから帰国した探検隊員たちの奇妙な連続死が秘めた恐るべき謎とは

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1998年07月09日号
    『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店) ★★★★1/2
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社) ★★★★1/2

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1998年07月19日
    『リミット』 野沢尚(講談社)
    ※ 女性刑事主人公に意表突く展開
    『幻の女』 香納諒一(角川書店)
    『探偵ガリレオ』 東野圭吾(文藝春秋)

◆「エンターテインメント私のベスト3」 小谷真理・評 日本経済新聞 1998年07月19日
    『矢川澄子作品集成』 矢川澄子(書肆山田)
    ※ 日本幻想文学の40年を映す
    『紫のアリス』 柴田よしき(廣済堂出版)
    『狩人たち』 薄井ゆうじ(双葉社)

◆『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    大森望・評 小説すばる 1998年08月号
    ※ 百花繚乱の国産「ホラー」の中でも年間ベストに数えられる作品。

◆『幻の女』 香納諒一(角川書店)
    吉野仁・評 小説すばる 1998年08月号
    ※ きめ細やかな観察眼と緊張感あふれる文体。香納諒一渾身の力作「幻の女」

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    西木正明・評 文藝春秋 1998年08月号
    ※ 調査報道的手法の中に織り込まれた家族の絆が胸を熱くさせる

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)〈エンターテインメント情勢分析32〉
    笠井潔・評 すばる 1998年08月号
    ※ 家族と空洞



《98年08月》
『最後の藁』 夏樹静子(文藝春秋)
    千街晶之・評 オール讀物 1998年08月号
    ※ 最後に訪れた絶望が悲劇をよぶ

◆『教皇の手文庫』 中村正軌(のりは車編に几)(文藝春秋)
    村上貴史・評 オール讀物 1998年08月号
    ※ 教皇庁の秘密結社が南米で蠢く

◆『雪が降る』 藤原伊織(講談社)
    長谷部史親・評 サンデー毎日 1998年07月19日号
    ※ 漂う情感、著者の新境地を示す

◆『グランド・ミステリー』 奥泉光(角川書店)
    小谷真理・評 週刊朝日 1998年07月10日号
    ※ 真珠湾攻撃中、服毒死した軍人のミステリー 来世紀の文学の可能性浮びあがる力作

◆『海燕ホテル・ブルー』 船戸与一(角川書店)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    茶木則雄・評 週刊現代 1998年08月08日号
    ※ 「復讐と大金強奪」の野望を胸に秘めたワルと「悪女」が展開する「官能と殺戮」

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1998年08月06日号
    『カットグラス』 白川道(文藝春秋) ★★★★
    『金のゆりかご』 北川歩実(集英社) ★★★★
    『さらばスティーヴンソン』 森山清隆(新潮社) ★★★★1/2

◆「国内ミステリーベスト3」 吉野仁・評 小説現代 1998年08月号
    『幻の女』 香納諒一(角川書店)
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    『リミット』 野沢尚(講談社)

◆「現代小説ベスト3」 関口苑生・評 小説現代 1998年08月号
    『海燕ホテル・ブルー』 船戸与一(角川書店)
    『海賊モア船長の遍歴』 多島斗志之(中央公論社)
    『教皇の手文庫』 中村正軌(のりは車編に几)(文藝春秋)

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1998年09月号
    『幻の女』 香納諒一(角川書店)
    『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    『リミット』 野沢尚(講談社) 

◆「HMM Book Revew Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1998年09月号
    『リミット』 野沢尚(講談社)
    『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    『受精』 帚木蓬生(角川書店)

◆「新刊チェックリスト【日本編】注目作ピックアップ」 山前譲・評 EQ 1998年09月号
    『密告』 真保裕一(講談社)
    『樹縛』 永井するみ(新潮社)
    『ブラック・メール』 建倉圭介(角川書店カドカワ・エンタテインメント)
    『心室細動』 結城五郎(文藝春秋)
    『ゲノム・ハザード』 司城志朗(文藝春秋)
    『直線の死角』 山田宗樹(角川書店)
    『ストレート・チェイサー』 西澤保彦(光文社カッパノベルス)
    『今はもうない』 森博嗣(講談社ノベルス)
    『浅草殺人風景』 中町信(徳間文庫)
    『マリ子の肖像』 村雨貞郎(文藝春秋)
    『ジュリエットの悲鳴』 有栖川有栖(実業之日本社)
    『探偵ガリレオ』 東野圭吾(文藝春秋)
    『時計を忘れて森へいこう』 光原百合(東京創元社)
    『朝霧』 北村薫(東京創元社)
    『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎(東京創元社創元推理文庫)
    『ハーメルンに哭く笛』 藤木稟(徳間書店トクマ・ノベルズ)

◆『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    無署名 週刊新潮 1998年07月30日号
    ※ 最先端「科学情報」を駆使したホラー小説

◆『探偵日和』 向井敏(毎日新聞社)
    瀬戸川猛資 毎日新聞 1998年07月19日

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)〈売れてる秘密〉
    池上冬樹・評 朝日新聞 1998年07月12日号
    ※ リアルな「現代」読者を圧倒

◆「ミステリーを読む 国内作品」 香山二三郎・評 産経新聞 1998年07月19日
    『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    『リミット』 野沢尚(講談社)
    『幻の女』 香納諒一(角川書店)

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)〈マルチ読書INTERNET 緑の会議室〉
    小林恭二、橋爪大三郎、広瀬克哉・評 読売新聞 1998年07月27日
    ※ 「家」めぐる欲望と惨劇 都市生活の深層えぐる

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    仲英宏・評 鳩よ! 1998年08月号
    ※ 住宅ローン破産をテーマに、庶民の夢のはかなさを伝えて

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    郷原宏 東京新聞 1998年05月31日
    ※ 秀作、読むべき『理由』あり

◆『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    大多和伴彦・評 週刊宝石 1998年08月20・27日号

◆『OUT』 桐野夏生(講談社)
    高橋敏夫 論座 1998年09月号
    ※ 「もっとも不幸で特殊な存在、「主婦」の現在に行き着く物語=『OUT』を再読する」

◆『理由』 宮部みゆき(朝日新聞社)
    香山二三郎・評 潮 1998年09月号

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1998年09月号
    『カラフル』 森絵都(理論社)
    『ファイティング寿限無』 立川談四楼(新潮社)
    『居酒屋野郎ナニワブシ』 秋山鉄(新潮社)
    『海賊モア船長の遍歴』 多島斗志之(中央公論社)
    『ほめそやしたりクサしたり』高島俊男(大和書房)
    『古本屋月の輪書林』 高橋徹(晶文社)
    『謎のギャラリー』 北村薫(マガジンハウス)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1998年09月号
    『フリッカー、あるいは映画の魔』 セオドア・ローザック(文藝春秋)
    『リミット』 野沢尚(講談社)
    『雪が降る』 藤原伊織(講談社)
    『直線の死角』 山田宗樹(角川書店)
    『セカンドヴォイス』 西浦一輝(角川書店カドカワ・エンタテインメント)
    『ミステリークラブ』 霞流一(角川書店カドカワ・エンタテインメント)
    『ブラック・メール』 建倉圭介(角川書店カドカワ・エンタテインメント)

◆『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    大森望・評 小説すばる 1998年09月号
    ※ 幼児教育で天才はつくりだせるか?カタルシスと異形の美しさに満ちた本格ミステリ。

◆『さらばスティーヴンソン』 森山清隆(新潮社)
    吉野仁・評 小説すばる 1998年09月号
    ※ サモア版「新宝島」をめぐる異色冒険小説。凝った構成が魅力の森山清隆「さらばスティーヴンソン」

◆『ぢん・ぢん・ぢん』 花村萬月(祥伝社)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    吉野仁・評 週刊現代 1998年08月22・29日号
    ※ 一人前の「ヒモ」を目指した主人公が大都会の裏側で遭遇する「地獄」とは

◆『ぢん・ぢん・ぢん』 花村萬月(祥伝社)
    神無月マキナ・評 SPA! 1998年08月26日号
    ※ 奇々怪々たる人間模様にみちた、文学の血が通う教養小説

◆『樹縛』 永井するみ(新潮社)〈エンターテインメント情勢分析33〉
    笠井潔・評 すばる 1998年09月号
    ※ 網状と主体

◆『天使の囀り』 貴志祐介(角川書店)
    巽孝之・評 読売新聞 1998年08月23日
    ※ 「快楽」と「生存」相反する皮肉

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1998年08月23日
    『謎のギャラリー』 北村薫(マガジンハウス)
    ※ 自由な連想の名作紹介エッセー
    『燃える地の果てに』 逢坂剛(文藝春秋)
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社)

◆「エンターテインメント私のベスト3」 小谷真理・評 日本経済新聞 1998年08月23日
    『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    ※ 天才教育題材に戦後社会問う
    『DARK DAYS』 橘恭介(角川書店)
    『風鬼』 竹河聖(朝日ソノラマ)

◆「国内ミステリーベスト3」 吉野仁・評 小説現代 1998年09月号
    『密室・殺人』 小林泰三(角川書店)
    『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    『さらばスティーヴンソン』 森山清隆(新潮社)

◆「現代小説ベスト3」 関口苑生・評 小説現代 1998年09月号
    『猫に満ちる日』 稲葉真弓(偕成社)
    『燃える地の果てに』 逢坂剛(文藝春秋)
    『ぢん・ぢん・ぢん』 花村萬月(祥伝社)

◆「ミステリーを読む 国内作品」 香山二三郎・評 産経新聞 1998年08月16日
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    『さらばスティーヴンソン』 森山清隆(新潮社)
    『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    『密室・殺人』 小林泰三(角川書店)

◆「HMM Book Revew Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1998年10月号
    『3000年の密室』 柄刀一(原書房)
    『燃える地の果てに』 逢坂剛(文藝春秋)
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    『夜光虫』 馳星周(角川書店)

◆『燃える地の果てに』 逢坂剛(文藝春秋)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    池上冬樹・評 週刊現代 1998年09月05日号
    ※ 30年前の米軍水爆搭載機墜落の謎から「人間の大義」と「血縁」の物語が始まる

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1998年09月03日号
    『夜光虫』 馳星周(角川書店) ★★★★1/2

◆『燃える地の果てに』 逢坂剛(文藝春秋)
    吉野仁・評 週刊文春 1998年09月03日号
    ※ 現代史の謎に迫る至極のアドベンチャーミステリ

◆『刑事たちの夏』 久間十義(日本経済新聞社)
    川村湊・評 読売新聞 1998年08月30日
    ※ 政・官・財の不正暴く社会派ミステリー



《98年09月》
『リミット』 野沢尚(講談社)
    池上冬樹・評 サンデー毎日 1998年08月09日号
    ※ 人間が"魔物"に変貌する"極限"

◆『海燕ホテル・ブルー』 船戸与一(角川書店)
    碓井隆司・評 オール讀物 1998年09月号
    ※ どうしようもなく惚れた女のために堕ちてゆく

◆『トライアル』 真保裕一(文藝春秋)
    吉野仁・評 オール讀物 1998年09月号
    ※ 勝負の現場でせめぎ合う男たちの魂

◆『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    白石朗・評 オール讀物 1998年09月号
    ※ 最高裁判事殺害の陰に潜む策謀の牙

◆『リミット』 野沢尚(講談社)
    茶木則雄・評 オール讀物 1998年09月号
    ※ 子を奪われた母の叫びが聞こえる

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1998年10月号
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    『さらばスティーヴンソン』 森山清隆(新潮社) 『夜光虫』 馳星周(角川書店)
    茶木則雄・評 SPA! 1998年09月09日号
    ※ 人間は生まれた時から暗黒を抱えている。そんな作者の思いの見事な結実

◆『夜光虫』 馳星周(角川書店)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    吉野仁・評 週刊現代 1998年09月12日号
    ※ 暗黒組織がらみの八百長が横行する台湾球界の日本人選手が堕ちた地獄
◆『トライアル』 真保裕一(文藝春秋)
    茶木則雄・評 週刊現代 1998年09月12日号
    ※ 公営ギャンブルでの不正工作を題材に「日のあたらぬ」男たちのドラマを描く

◆『死体の冷めないうちに』 芦辺拓(双葉社)
    無署名 産経新聞 1998年08月30日

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1998年09月17日号
    『Twelve Y.O.』 福井晴敏(講談社) ★★★★1/2
    『果つる底なき』 池井戸潤(講談社) ★★★★1/2

◆『機巧館のかぞえ唄』 はやみねかおる(講談社青い鳥文庫)
    大多和伴彦・評 週刊宝石 1998年09月24日号

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1998年10月号
    『聖母少女』 まきの・えり(KSS出版)
    『明日は明日のカキクケコ』 敷村良子(マガジンハウス)
    『なにわ忠臣蔵伝説』 乗峯栄一(朝日新聞社)
    『霞町物語』 浅田次郎(講談社)
    『室の梅』 宇江佐真理(講談社)
    『賭ける魂』 月本裕(情報センター出版局)
    『金のゆりかご』 北川歩実(集英社)
    『三都古書店グラフィティ』 池谷伊佐夫(東京書籍)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1998年10月号
    『燃える地の果てに』 逢坂剛(文藝春秋)
    『夜光虫』 馳星周(角川書店)
    『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    『刑事たちの夏』 久間十義(日本経済新聞社)
    『海燕ホテル・ブルー』 船戸与一(角川書店)
    『爛れ火』 勝目梓(祥伝社)
    『カットグラス』 白川道(文藝春秋)
    『トライアル』 真保裕一(文藝春秋)
    『眠らない女』 酒井あゆみ(幻冬舎)

◆『ブードゥー・チャイルド』 歌野晶午(角川書店)〈エンターテインメント情勢分析34〉
    笠井潔・評 すばる 1998年10月号
    ※ 奇想と解体

◆『司法戦争』 中嶋博行(講談社)
    児玉清・評 週刊朝日 1998年09月11日号
    ※ 日本企業を狙う米司法界の陰謀に美人判事が立ち向かう

◆『果つる底なき』 池井戸潤(講談社)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    郷原宏・評 週刊現代 1998年09月26日号
    ※ 巨額の融資にまつわる疑惑を発火点に「銀行の腐敗」の底知れぬ闇を暴き出す


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