推理小説 書評リスト

1997年1月〜3月

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《97年1月》
『名探偵の呪縛』 東野圭吾(講談社文庫)
    笠井潔・評 〈エンターテインメント情勢分析〉すばる  1997年2月号
    ※ 人格と記憶

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1997年2月号
    『幾世の橋』 澤田ふじ子(新潮社)
    『裏本時代』 本橋信宏(飛鳥新社)
    『百日紅の咲かない夏』 三浦哲郎(新潮社)
    『北の狩人』 大沢在昌(幻冬舎)
    『エンパラ』 大沢在昌(光文社)
    『セッション』 綾辻行人(集英社)
    『南海放浪記』 白石一郎(集英社)
    『本朝無双格闘家列伝』 夢枕獏(新潮社)

◆「新刊めったくたガイド」 坂東齢人・評 本の雑誌 1997年2月号
    『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    『凶眼』 打海文三(徳間書店)
    『絡新婦の理』 京極夏彦(講談社ノベルス)
    『北辰群盗録』 佐々木譲(集英社)
    『よみがえる百舌』 逢坂剛(集英社)
    『三国志 一の巻 天狼の星』 北方謙三(角川春樹事務所)

◆『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    池上冬樹・評 〈売れてる秘密〉 朝日新聞 1997年1月12日

◆『群衆の悪魔 −デュパン第四の事件』 笠井潔(講談社)
    増田みず子・評 週刊ポスト 1997年1月24日号
    ※ 実在知識人登場する異色推理

◆『日本探偵小説事典』 江戸川乱歩・著 新保博久・山前譲 編(河出書房新社)
    日下三蔵・評 SPA! 1997年1月22日号
    ※ 評論家としての乱歩が残した 知られざる偉業の集大成

◆『私は今日消えて行く』 土屋隆夫(出版芸術社)
    大多和伴彦・評〈メインディッシュ1〉 週刊宝石 1997年1月30日号
    ※ 寡作作家が50年をかけて貫いた 「文学とミステリーの合一」の志

◆『山妣』 坂東眞砂子(新潮社)
    (怪)・評 〈書き出し批評〉 鳩よ! 1997年2月号

◆『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    (あ)・評 週刊読売 1997年2月2日号

◆『山妣』 坂東眞砂子(新潮社)
    金田浩一呂・評 サンデー毎日 1997年2月2日号
    ※ 妖艶、怪奇、雄大な構想の物語

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年1月30日号
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社) ★★★★
    ※ ハラハラドキドキしながら現代の米問題が学べるまさにお得な一冊だ。

◆『女囮捜査官』シリーズ 山田正紀(徳間書店トクマノベルス)〈ニューウエーブ作家が選ぶ、今月のミステリー〉
    法月綸太郎・評 uno! 1997年3月号

◆「国内ミステリーベスト3」 長谷部史親・評 小説現代 1997年2月号
    『渇き』 東直己(勁文社)
    『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    『アンガジェ』 鐸木能光(読売新聞社)

◆「HMM Book Review Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1997年3月号
    『北の狩人』 大沢在昌(幻冬舎)
    『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    『女友達』 新津きよみ(角川ホラー文庫)
    『詩的私的ジャック』 森博嗣(講談社ノベルス)

◆「新刊チェックリスト【日本編】ピックアップ」 山前譲・評 EQ1997年3月号
    『奇跡島の不思議』 二階堂黎人(角川書店)
    『天使の屍』 貫井徳郎(角川書店)
    『絡新婦の理』 京極夏彦(講談社ノベルス)
    『名探偵の呪縛』 東野圭吾(講談社文庫)
    『女囮捜査官5 味姦』 山田正紀(徳間書店トクマノベルス)
    『多重人格裁判』 小杉健治(双葉社)
    『よみがえる百舌』 逢坂剛(集英社)
    『二重生活』 折原一・新津きよみ(集英社)
    『蒲生邸事件』 宮部みゆき(毎日新聞社)
    『自白の風景』 深谷忠記(講談社)
    『カウント・プラン』 黒川博行(文藝春秋)

◆「近ごろお勧めミステリー」 新保博久・評 朝日新聞 1997年1月27日
    『本格・結婚殺人事件』 辻真先(朝日ソノラマ)
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1997年2月2日
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    ※ 多様なキャリアが筆力生む
    『日本永眠協会』 阿部牧郎(双葉社)
    『海神の晩餐』 若竹七海(講談社)

◆『コレデオシマイ。』 山田風太郎(角川春樹事務所)〈メインディッシュ1〉
    高橋智恵子・評 週刊宝石 1997年2月13日号
    ※ これぞ、まさに枯淡の味わい! 天才作家のきらめく言葉の数々



《97年2月》
『群衆の悪魔 −デュパン第四の事件』 笠井潔(講談社)
    木田元、輿謝野文子・評 図書新聞1月1日号

◆『コレデオシマイ。』 山田風太郎(角川春樹事務所)
    稲垣真澄・評 産経新聞 1997年1月19日
    ※ 破格な風太郎文学の秘密語る

◆『ジョーカー』 清涼院流水(講談社ノベルス)
    大森望・評 小説すばる 1997年2月号
    ※ 本格のあらゆる意匠を過剰に備えながら、その魂を破壊する問題作。

◆『よみがえる百舌』 逢坂剛(集英社)
    入江和夫・評 オール讀物 1997年2月号

◆『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)〈今週の三冊〉
    長谷部史親・評 サンデー毎日 1997年2月9日号
    ※ 前作『龍の契り』を凌ぐ出来映え

◆『よみがえる百舌』 逢坂剛(集英社)
    (あ)・評 週刊読売 1997年2月9日号

◆『よそ者』 佐竹一彦(角川書店)
    藤田昌司・評 サンデー毎日 1997年2月16日号

◆『女たちのジハード』 篠田節子(集英社) 〈エンターテインメント 恋愛小説〉
    北上次郎・評 読売新聞 1997年2月3日
    ※ リアルな現実と格闘する OLヒロインたちのたくましさ

◆『デッドソルジャーズ・ライヴ』 山田正紀(早川書房)
    笠井潔・評 〈エンターテインメント情勢分析〉すばる  1997年3月号
    ※ 実在と消滅

◆『火車』 宮部みゆき(双葉社)
    百人書評 ダ・ヴィンチ 1997年3月号

◆『神々の乱心』 松本清張(文藝春秋)
    (昌)・評 毎日新聞 1997年2月9日

◆『プリズンホテル春』 浅田次郎(徳間書店)〈今週のベスト・エンタテインメント〉
    関口苑生・評 週刊現代 1997年2月22日号
    ※ 任侠専用ホテルを舞台に描く複雑な人間模様 「シリーズ最終作」に充満するパワーに酔う

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年2月20日号
    『今夜も木枯し』 風間一輝(幻冬舎) ★★★★
    ※ 筋立て自体は……「道行き逃亡活劇小説」、四面楚歌に置かれた孤独な男女が次第に心を
      寄せ合っていくありさまが読みどころとなる。

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1997年3月号
    『乱』 綱淵謙錠(中央公論社)
    『恋愛時代』 幻冬舎(野沢尚)
    『取り扱い注意』 佐藤正午(角川書店)
    『もっとウソを!』 日高敏隆・竹内久美子(文藝春秋)
    『ブリザード』 維住玲子(中央公論社)
    『夜が闇のうちに』 楡井亜木子(集英社)
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    『死者は黄泉が得る』 西澤保彦(講談社ノベルス)

◆「新刊めったくたガイド」 坂東齢人・評 本の雑誌 1997年3月号
    『白い月を抱いた熊』 本山賢司(中央公論社)
    『塔の条件』 引間徹(角川書店)
    『陋巷の狗』 森村南(集英社)
    『ボディ・レンタル』 佐藤亜有子(河出書房新社)
    『フレア』 大鋸一正(河出書房新社)
    『小説ジャイアンツ・ナイター』 実相寺昭雄(風塵社)

◆『覆面作家の夢の家』 北村薫(角川書店)
    日下三蔵・評 SPA! 1997年2月26日号
    ※ とっぴな設定が功を奏した 〈覆面作家〉シリーズ、遂に完結

◆『神々の乱心』 松本清張(文藝春秋)
    尾崎秀樹・評 朝日新聞 1997年2月23日
    ※ 昭和史の底流描く最後の長編

◆『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)〈今月の7冊〉
    このひとが読む・石川好 Views 1997年3月号
    ※ 「細部までリアルな力作」と石川好さんは言った

◆『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    吉野仁・評 小説すばる 1997年3月号
    ※ 農業という珍しいテーマに挑んだ意欲作。

◆『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    大森望・評 小説すばる 1997年3月号
    ※ 実在の人物を下敷きに大胆な人物造形と破天荒なプロットで読ませる

◆『プリズンホテル春』 浅田次郎(徳間書店)
    入江和夫・評 オール讀物 1997年3月号

◆「国内ミステリーベスト3」 長谷部史親・評 小説現代 1997年3月号
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    『百名山殺人事件』 梓林太郎(徳間書店トクマノベルズ)
    『江戸の検死官』 川田弥一郎(祥伝社)

◆『山妣』 坂東眞砂子(新潮社)〈旬の本〉
    豊崎由美・評 ダ・カーポ 1997年3月5日号

◆『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社) 〈エンターテインメント〉
    北村薫・評 読売新聞 1997年2月17日
    ※ 無農薬米にかける人間と虫の闘い 農村舞台にした珍しい切り口

◆『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)〈今月の7冊〉
    文・池上冬樹 Views 1997年4月号
    ※ 誰も殺されない。稲が枯れゆく恐怖を描く”農業ミステリー”

◆『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    長谷部史親・評 サンデー毎日 1997年3月9日号
    ※ 日本初(!?)の農業ミステリ

◆『山妣』 坂東眞砂子(新潮社)〈ポストブックレビュー〉
    倉本四郎・評 週刊ポスト 1997年3月7日号
    ※ 山の中、雪の中での聖婚劇が 世界=宇宙を創造するのだろうか

◆『神々の乱心』 松本清張(文藝春秋)
    阿井景子・評 週刊文春 1997年3月6日
    ※ 蓄積を惜し気もなく放出した圧倒作

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年2月20日号
    『炎都』 柴田よしき(徳間書店トクマノベルズ) ★★★★
    『メドゥサ、鏡をごらん』 井上夢人(双葉社) ★★★★1/2

◆「HMM Book Review Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1997年4月号
    『クーデター』 楡周平(宝島社)
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    『海神の晩餐』 若竹七海(講談社)
    『今夜も木枯し』 風間一輝(幻冬舎)

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1997年4月号
    『本格・結婚殺人事件』 辻真先(朝日ソノラマ)
    『覆面作家の夢の家』 北村薫(角川書店)
    『海神の晩餐』 若竹七海(講談社)
    『今夜も木枯し』 風間一輝(幻冬舎) (Best Mystery)
    ※ 大沢在昌の名・追跡活劇「走らなあかん夜明けまで」と好対照をなす逃亡活劇の佳作である
      ことは間違いない。



《97年3月》
『覆面作家の夢の家』 北村薫(角川書店)
    (無署名) 産経新聞 1997年3月1日

◆「エンターテインメント私のベスト3」 森下一仁・評 日本経済新聞 1997年3月2日
    『メドゥサ、鏡をごらん』 井上夢人(双葉社)
    ※ 存在の根源ゆさぶる恐怖小説

◆『山妣』 坂東眞砂子(新潮社)
    笠井潔・評 〈エンターテインメント情勢分析〉すばる  1997年4月号
    ※ 近代と自然

◆「エンターテインメント私のベスト3」 新保博久・評 日本経済新聞 1997年3月9日
    『覆面作家の夢の家』 北村薫(角川書店)
    ※ 垣間見る日常性への確かな立脚
    『今夜も木枯し』 風間一輝(幻冬舎)
    『警察署長』 石井竜生・井原まなみ(光文社カッパノベルス)

◆「新刊めったくたガイド」 北上次郎・評 本の雑誌 1997年4月号
    『書剣恩仇録四 紫禁城の対決乱』 金庸(徳間書店)
    『皆月』 花村萬月(講談社)
    『プリズンホテル春』 浅田次郎(徳間書店)
    『炎都』 柴田よしき(徳間書店トクマ・ノベルズ)
    『クーデター』 楡周平(宝島社)
    『宮殿泥棒』 イーサン・ケイニン(文藝春秋)

◆「新刊めったくたガイド」 池上冬樹・評 本の雑誌 1997年4月号
    『悪業の筐』 関口美沙恵(光文社カッパノベルス)
    『秘画の構図』 佐伯泰英(祥伝社ノン・ノベル)
    『魔弾』 松本賢吾(祥伝社ノン・ノベル)
    『警察署長』 石井竜生・井原まなみ(光文社カッパノベルス)
    『動機は問わない』 藤田宜永(徳間書店)
    『今夜も木枯し』 風間一輝(幻冬舎)
    『東京怪奇地図』 森真沙子(角川書店)
    『女たちのジハード』 篠田節子(集英社)

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年3月20日号
    『修羅の終わり』 貫井徳郎(講談社) ★★★★
    『ヴァルハラ城の悪魔』 宇神幸男(講談社ノベルス) ★★★1/2

◆「『疫病神』の隠し味」
    (黒川博行『疫病神』(新潮社)について)
    後藤正治  波 1997年3月号

◆『皆月』 花村萬月(講談社) 〈エンターテインメント〉
    北上次郎・評 読売新聞 1997年3月3日
    ※ 愛妻に逃げられた中年男の悲哀 ヤクザの義弟登場で急展開

◆『崇徳伝説殺人事件』 内田康夫(角川春樹事務所)
    (無署名) 産経新聞 1997年3月16日

◆『疫病神』 黒川博行(新潮社) 〈今週のベスト・エンタテインメント〉
    吉野仁 週刊現代 1997年3月29日号
    ※ 和製クライム・ノヴェルの旗手が「産業廃棄物」をテーマに描く大活劇

◆『皆月』 花村萬月(講談社) 〈メインディッシュ2〉
    (亮)・評 週刊宝石 1997年4月3日号
    ※ どん底から這い上がれ! 共感を呼ぶ中年男の「物語」

◆「国内ミステリーベスト3」 長谷部史親・評 小説現代 1997年4月号
    『天使の墓』 花木深(文藝春秋)
    『炎都』  柴田よしき(徳間書店トクマ・ノベルズ)
    『101号室の女』 折原一(講談社)

◆「現代小説ベスト3」 関口苑生・評 小説現代 1997年4月号
    『皆月』 花村萬月(講談社)

◆『メドゥサ、鏡をごらん』 井上夢人(双葉社)
    千街晶之・評 オール讀物 1997年4月号
    ※ アイデンティティを揺るがす恐怖

◆『覆面作家の夢の家』 北村薫(角川書店)
    西上心太・評 オール讀物 1997年4月号
    ※ アイデンティティを揺るがす恐怖

◆『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)〈書き出し批評〉
    (怪)・評 鳩よ! 1997年4月号
    ※ 農業に関する細部のリアリティ、が秀逸なミステリー
◆『101号室の女』 折原一(講談社)
    池波志乃・評 週刊朝日 1997年3月28日号
    ※ 日常的な語り口に安心しているうち 知らぬ間に罠にはまってしまう

◆『メドゥサ、鏡をごらん』 井上夢人(双葉社)
    朝山実・評 週刊朝日 1997年3月28日号

◆『紫陽花の花のごとくに』 松木麗(読売新聞社)
    高田宏・評 読売新聞 1997年3月23日
    ※ 日常にひそむ殺人への必然

◆「近ごろお勧めミステリー」 新保博久・評 朝日新聞 1997年3月24日
    『炎都』 柴田よしき(徳間書店トクマノベルズ)

◆『樹下の想い』 藤田宜永(講談社)〈今週のベスト・エンターテインメント〉
    陸奥伶一・評 週刊現代 1997年4月5日号
    ※ 恋愛小説の"新しい旗手"が描いた26年間を忍びぬいた"純愛"の傑作

◆「Mystery Review」 香山二三郎・評 週刊文春 1997年4月3日号
    『疫病神』 黒川博行(新潮社) ★★★★
    ※ 日本独自のパルプノワールも着実に根づきつつあるようで、‥‥そのパイオニアともいうべき
      注目作である

◆『ろくでなし』 樋口有介(立風書房)〈今月の7冊〉
    文・郷原宏 Views 1997年4月号
    ※ 主観を排した文体が魅力! 純度100%のハードボイルド

◆『皆月』 花村萬月(講談社)〈今月の7冊〉
    文・関口苑生 Views 1997年4月号
    ※ 女房に逃げられた中年男の「再生の道」を描いて胸を打つ

◆『クーデター』 楡周平(宝島社)〈今月の7冊〉
    文・安原顯 Views 1997年4月号
    ※ スリリングな展開で読ませる! 惜しむらくはプロットに傷が

◆「HMM Book Review Jミステリ・レビュー」 西上心太・評 ミステリマガジン 1997年5月号
    『修羅の終わり』 貫井徳郎(講談社)
    『ろくでなし』 樋口有介(立風書房)
    『ヴァルハラ城の悪魔』 宇神幸男(講談社ノベルス)
    『續・日本殺人事件』 山口雅也(角川書店)

◆「新刊チェックリスト【日本編】ピックアップ」 山前譲・評 EQ1997年5月号
    『渇き』 東直巳(勁文社)
    『北の狩人』 大沢在昌(幻冬舎)
    『枯れ蔵』 永井するみ(新潮社)
    『鷲の驕り』 服部真澄(祥伝社)
    『海神の晩餐』 若竹七海(講談社)
    『女友達』 新津きよみ(角川ホラー文庫)
    『死者は黄泉が得る』 西澤保彦(講談社ノベルス)
    『詩的私的ジャック』 森博嗣(講談社ノベルス)
    『ジョーカー』 清涼院流水(講談社ノベルス)
    『神々の乱心』 松本清張(文藝春秋)
    『砂時計』 泡坂妻夫(光文社カッパノベルス)
    『覆面作家の夢の家』 北村薫(角川書店)

◆「今月のベストミステリー・国内」 香山二三郎・評 小説推理 1997年5月号
    『東京怪奇地図』 森真沙子(角川書店)
    『メドゥサ、鏡をごらん』 井上夢人(双葉社)
    『修羅の終わり』 貫井徳郎(講談社)
    『クーデター』 楡周平(宝島社)
    『少女達がいた街』 柴田よしき(角川書店) (Best Mystery)
    ※ 前半の七五年パートは孤独な女子高生の姿を描いた青春小説仕立て。‥‥
      後半の一九九六年パートでは、前半に伏されていた事実や謎が次々と明かされ、フランスミステリーも
      真っ青の謎解きサスペンスに一変するのである。

◆『炎都』  柴田よしき(徳間書店トクマ・ノベルズ)
    (無署名) 産経新聞 1997年3月24日

◆『クーデター』 楡周平(宝島社)
    (無署名) 産経新聞 1997年3月30日

◆『斎藤家の核弾頭』 篠田節子(朝日新聞社)
    (無署名) 産経新聞 1997年3月31日


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last up date 1997/04/27