岩堀さま
こんにちは。コメントありがとうございます。
なまじ趣味が一致していると、ライバル意識が生まれてかえってうまくいかないのではないかと自分自身にいいわけし、趣味の異なる相手を同居人として選んだのですが、やっぱり単なるいいわけだったようです。
趣味の「傾向」が一致しているのと、趣味は異なれど、趣味にかける「情熱」が一致しているのと、趣味の一致には二種類あるのですね。
ウチの場合は、趣味の「傾向」も異なれば、趣味にかける「情熱」も異なっているので、同居人のぼくを見る目は異星人を見るそれです。
この掲示板でお見かけする方のなかにも、ご夫婦で連れ立って古本屋に行かれる夫婦のほか、趣味は異なっても、趣味にかける情熱の度合いは似ており、お互いの趣味を尊重している夫婦がおられるようで、羨ましく感じることしきりです。
趣味をまっとうするならば、ご指摘の通り、独身でいるのがベストですが、自分自身が独身に戻りたいかというと、小市民故に、気をつかいながら本を集める現状を選択してしまうんでしょうけど。
おどる様、岩堀様、よしだ様
いままで、私はなんと不幸なんだろうと思っていました。私だけがなんで自分のお金で好きなものを買うのに妻に気遣わねばならないのかと不条理な世界をうらんでいましたが、皆様も同様に苦労されていらっしゃる話を読んでみて考えを改めました。(これから妻を大事にします)
どうも、貴重なお話を有難うございます。
末永様
『新青年趣味九号』より、またもや末永様の偉業により新たに小栗虫太郎の随筆が発見さたことが判りました。
●河童堀不漁踊<S9年、衆文七月号>
●憚り乍ら申し上げまする<S9年、衆文十月号>
早速、拙作HPの更新時に反映させていただきます。いつもながら末永様の仕事には感服させられてしまいます。本当に有難うございました。
よしだ まさし様
よしださんよりも沢山本を買う奥さんは凄い…。
たしかに家の中での置き場が問題ですね。我が家でも、本が増えると
いうのが困る…と言われてます。「本棚探偵の冒険」巻末座談会の
皆さんに比べればホントに可愛いくらいしかないのですが…。
なにしろそういう心配もあるとなると、お嫁さん選びも一段と難しく
なりますね。
岩堀様、おどる様
皆様、ご苦労なされているようで。しかし、嫁が本好きというのも考えものでして、読むジャンルがうまく重ならないと凄いいきおいで蔵書が増えていきます。しかも、専業主婦なんぞという立場においておくと、こちらの3〜5倍ぐらいのスピードで本を読み終えていくもので、悔しいし、本も増えるし(笑)。一緒に古本屋をまわっても、こちらが1〜2冊手にして喜んでいる横で、10冊ぐらい手にしていたりするし。しかも、それを全部読みやがるからなあ。チクショー。
これから嫁を選べる立場の方は、そのあたりも考慮にいれておいた方がよかろうかと思います。
おどる様
>家に直接荷物を送る勇気がなく、送付先を会社にしました。
苦労されてますねえ。我が家も同じような環境です。ある時
古書店で纏め買いして、妻が確実に外出する日を指定して宅急便
頼んでこれで安心…と思ったら、宅急便が朝9時前に来たんですよ。
外出しようとして玄関に出ていた妻が受けとって「これはな〜に…」。
それ以来、開き直りの心境です。「俺が稼いだ金で、俺の好きな物買って
どこが悪い!」と言ってみたいのですが、言えるくらいなら苦労はない…、
会社でももう少しは出世しておる(ホントかな)…。
自分よりもミステリ好きで古本も好きというのが理想的な妻ですが、今更
悟っても遅いですよね。せめて、これから結婚する若い人には充分考えて
もらいたいです。
自分の趣味をとことん全うしたいなら独身が一番いいとは思うのですが、
人生いろいろ…ですからね。
路地を曲がり損ねて、車のドアを壁に擦って凹ませてしまい、同居人が激怒。修理費は小遣いから出しなさいとの無情なお達し。修理費を見積もったら十×万円! とほほ。そんなに小遣いないのに。
見積もりの報告をすると、同居人もあまりの高額に感じるものがあったのか、かねてより検討中の新車購入に踏み切っていいとおっしゃった。
やった!
と思ったら、修理代相当の十×万円は新車購入に充当しなさいとのこと。小遣いからの供出は免除されたんじゃなかったのね。
十×万円など、どうせ分割払いじゃないと無理なので、ヤケになりネット古書店で、
江戸川乱歩貼雑年譜(講談社版)
乱歩文献データブック
新青年読本
を発作的購入。家に直接荷物を送る勇気がなく、送付先を会社にしました。ああ、ぼくはいったいなにをやってるのだ。転落への人生を歩んでいるような気がします。いずれもいつかは入手したいと思っていた本なのでよいのですが。
心がすさむ我が家に比べて、山名耕作さんのご家庭はほのぼのしていて羨ましいですね。
ウチだって結婚前は一緒に古本屋を巡ったこともあったのに、今は同居人に隠れて古本屋を覗いています。
平山さま
書き込みを引用くださり、ありがとうございます。山中峯太郎研究協会のご活動にお役にたてたらと思うのですが、すいません。山中峯太郎の「黒星博士」はおろか、実は大下宇陀児の「黒星団の秘密」も読んでいませんので関係があるかどうかわかりません。
小林文庫です。
見事に、夏風邪をひいてしまいました。
2週間たっても、まだ治らないし…。会社も休んでしまいました。
皆様も、お体には気をつけて下さい。
お臍を出して、寝てはいけないです。
山名耕作 さん
ある!ある!
…って、良くあることですね。
特に雑誌は、内容が確認できないので、間違いや失敗が良くあります。
勘で買ってみたら、全く検討はずれの内容だったりとか。
「捜し求めていたものがみつかってよかったね」と言って下さる奥様は、理解が有りますね。
桜さん
大下宇陀児『怪奇を抱く壁』、『海の先駆者』と、熊谷書房関係の情報、ありがとうございました。
情報を受けて、「熊谷市郎氏関係 出版物リスト」を更新しました。
桜さんが「今年の運は使いきった」とおっしゃっている古書店から、私も熊谷書房に書籍を譲っていただいたので、その情報も追加しておきました。
桜様
私自身はもっと初歩的なミスを犯してしまい高額(私にとっては)の書物を購入しては後悔することが度々あります。初歩的なミスというのは、キチンとしらべもせずに、ただひたすら思い込みで以って行動するということです。たとえば、先日に神保町を家内と散策しているときのことです。某書店の店内にはいってみて、いろいろと物色しているときに『新探偵雑誌LOCK』の創刊号をみつけました。”小栗虫太郎の追悼記事が掲載されたのが創刊号”という誤った記憶を源に難色しめす家内を説得して購入してしまいました。ところが、家に帰って、小栗虫太郎の追悼記事が掲載されたのが一巻二号だった事実に気づいた私は意気消沈してしまいました。現在でも、家内は私に”捜し求めていたものがみつかってよかったね”といわれるのですが、まさか、家内に本当のことを告げるわけにはいかず、凄く良心の呵責を感じています。
以上拙文で失礼しました。
下では、古書店の目録で入手ということ
でした。
他の目録で、雑誌の欠号がでていたので、
注文するが、来てみると、手元のものとダブり。
よくあります。私のミスです。それは、目録で
7月
とあるので、7月号、あるいは7月発行と思い
ました。ところが、きてみると、
7月印刷、の7月
でした。8月発行、8月号。この雑誌、よくみると、
手元には、ダブりが4冊もあります。残念。
明日から、来週の週末まで、旅に出かけます。
ITの環境がいいところなので、接続可能か。
タマちゃん、癒しの効果があるので
しょうか。元気かな、と思います
(何度か書き込もうと思いながら
書き忘れ)。生け捕りの方法は、と
考えてしまいます。
末永さん、貸本小説。読物雑誌に
連載されたものも、単行本にされて
いたのでしょうか、気になりました。
長瀬郁太郎の探偵小説とともに、
古書店で入手。大下宇陀児、宇宙線の情熱、
昭和二十四年、高島屋出版社。昭和十六年、
大都書房版ではなくて、カストリ。
なぜか目に付き、大下さんを集めています。
昭和二十三年のカストリ雑誌に頻出します、
大下さん。
岩堀様
私はすでに老化しているようで,作品や作者の名前をすぐに忘れて困ります.
最近は集中力もなくなったようで,長編小説を読むのがしんどいです.
小西様
北海道はなかなか寒いらしいですね.
パルプマガジンについては引き続き気をつけておきます.
桜様
宮本幹也は『面白倶楽部』で,「モデル小説」をシリーズ的に書いています.
いずれも田代光の挿絵で,どれもなかなか似ています.
佐藤栄作はたまたま目に留まってオトガメを受けたというところみたいです.
末永さん、昨日、彷書月刊、九月号、購読
していますので、着きました。
目録には先着順もあるため、これらには遅れます。
土、日曜日をはさみますと、遅れて着くようです。
岩堀さんのことも、まくらにかかれていました。
ある人から、処分するということで手に入れた
面白倶楽部、該当の十一月号やら、前年の八月に
かかれた、宮本さんの小説を見ました。
ここには澄子さんと古田総理がでていました。
かなり、このようなストーリーを書いているの
でしょうか。
小西さん、佐野英さんのインタビュー、今月号
発売の雑誌でしたね、楽しみにしています。
仰天の騎士さま
おおっ!
素晴らしいことです。
矢柄頓兵衛のコピーのお申し出は
実にありがたく、嬉しいことです。
よろこんで、お言葉に甘えさせていただきたいと思います。
別途メールを差し上げますので、
よろしくお願いします m(__)m
■徳島の小西です。『新青年』にも書いていた科学ライターの寮佐吉さんのお孫さん・寮美千子さんの主宰されている掲示板で、ほのぼのとしたやり取りをしています。関心ある方は、上記URLをクリックしてみてください。美千子さんはジュブナイルのSF作品などをお書きになっているので、やはり遺伝ではないかと思います。古典SF研究家の島本光昭さんは、寮美千子さんにおじい様のことで取材されたことがあるようです。さすがですね。
■「名張人外境」の掲示板「人外境だより」をお読みの方はご存じと思いますが、大阪の講談師・旭堂南湖(きょくどう・なんこ)さんによる探偵講談で、「海野十三一代記」が取り上げられることになりそうです。本日(8月26日)付け「徳島新聞」文化面で、大きな記事が掲載されました。南湖さんが徳島入りされた8月14日に海野十三の会の山下会長と小西が石碑などを案内した際に「徳島新聞」文化部の記者が同行取材したので、記事になったものです。取材調査のため徳島訪問したことと、南湖さんの活動、新作として海野作品の「俘囚」と「一代記」を取り上げることになるだろうというような内容です。9月に池田憲章氏と私は、南湖さんをお連れして、佐野英さん宅にごあいさつに行こうと考えています。
末永昭二さま
私もこの頃は、昔読んだミステリは良く覚えているのに、最近のものは
作者・作品名忘れることが多いです。老化現象の始まりかと思って
いますが…。
次回盗作ネタの話、楽しみです。
ある目録で、
松本清張関係文献資料集成
橘満男
とある。発行年が目録にかかれていない
ので、いつのころのものか
わかりません。ご教示ください。
長瀬郁太郎、探偵小説 湖畔の死美人
浪曼社、昭和22、伴夢太郎探偵登場。
三つの短編収録。
珍しく、著者略歴あり。早稲田大学卒業。
鮎川さんと同じ世代。
これで、今年の運は使い切りました。
風々子さん、こんちは(^o^)ノ
>手持ちの本で、
>第2話「阿呆武士道」の冒頭1ページ分
>(単行本 P26)
>が、まるっきり白紙なのです。
現在出張先なので、出張が終わったらの話ですが、
(11月半ばですが)コピー送りましょうか?
それだけかい!ホイ、それだけだあああ(^o^)ノ
風々子さまへ
回答ありがとうございます!
国立国会図書館の所蔵を検索してもでてこなかったので
助かりました。
この本は出久根達郎さんのエッセイに出てきまして、
調べていたのですが、
名前は他にも出てくるんですがルビがついてないものばかりでした。
こんなに早くわかるなんて、助かりました。
またわからないときにはお助けください。
没後10年記念企画、ということで復刻新版
松本清張短編全集 全11巻、カッパ・ノベルス
2冊刊行。
今年の運は使いきったようです、20数名で
したが、手元にくるようです。まだきていないので
詳細はまたあとで。
風々さん、やがら、でしたか、白紙をみつけると、
みなおすのではなかった、と思うことがあります。
私もそんな経験をしています。
T.M.Rさま、はじめまして
単行本を参照しますと、
「やがらとんべえせんじょうばなし」
だと思います。
振り仮名が付いていますので。
※これを確かめる過程で個人的にショッキングな発見をしてしまいました。
手持ちの本で、
第2話「阿呆武士道」の冒頭1ページ分
(単行本 P26)
が、まるっきり白紙なのです。
あきらかに、文章の意味が通じません。
ええい、「講談雑誌」の掲載号を
入手しないといけないということか(;;)
やがら、か やつか
か等と考えてしまいました。どうなの
でしょうか。
小林さん、戦前の熊谷書房、海の先駆者
の装丁、空欄ですが、
加納哲
のようです。
岩堀さん、本当に古本の神様っているような
気がしています。
末永さん、ある目録で、ダンス小説 東京五人娘、
長瀬郁太郎、昭和22、が掲載されていました。
あの探偵小説を残した人と同一人物と思いますが、
あれぇ、貸本小説、と反応しました。
岩堀様
先にお書きいただいて恐縮です。
おかげさまで今月も何とかなりました。
ネタのご提供は本とにありがたいです。
やっぱり、50年も前のお話なのに、あれだけ正確に覚えておられるとは驚異ですよ。私は最近読んだものもおぼつかないです。
それにしても、佐藤栄作みたいな有名人でも、こういうゴシップめいたことは探しにくいのですね。
次回は、盗作ネタにしようかと思っています。
小西様
原田三夫と『アメージング・ストーリーズ』については、
http://www2s.biglobe.ne.jp/~yasumama/zero-con1.htm
をご覧ください。
誠文堂新光社が『アメージング・ストーリーズ日本版』を出したというのは、決して偶然でも気まぐれでもないってワケです。
小酒井不木が原田三夫にアメージングを……という話をどこかで読んだ気がするのですが、もぐらもちさんならご存知かしら。
末永昭二様
昨日、「彷書月刊」9月号届いて、昭和出版街拝読しました。本文中に
小生のこと書いて頂いて恐縮しています。宮本幹也「幹事長と女秘書」は
たまたま記憶にあっただけで、ちと過褒です。穴があったら入りたい…。
あの小説、末永さんにDMでお送りしたような経緯(下記)で京王
古本市で掲載誌を入手、私も再読しましたが、たしかに小説としては
格段のインパクトあるようなものではないですね。田代光の挿絵が秀逸
(佐藤栄作はもちろん、吉田茂ワンマン、岸信介もソックリです)で、
匿名時評はまさにぴったりです。
「彷書月刊」の8月号で、昭和出版街の予告記事(次回は宮本幹也云々…)
を読んだ翌日が新宿京王の大古書市初日でした。「面白倶楽部」「講談
倶楽部」などの、いわゆる大衆読み物雑誌(昭和20〜30年代)が
あちこちの0棚にゾロゾロ…。ある探偵雑誌を捜していたのでコマメに
見ていたので目についたのでしょうが、そちらの収集趣味はないので
殆ど手には取らなかったのです。もうそろそろお終いにして勘定場に
行こうと思う頃、ふと「面白倶楽部(昭和29年)11月特大号」と
いう背表紙が目に入ったので、「この頃、家でよくこんな本読んで
いたなあ」(昭和29年当時は小学6年でした)と思いつつ何気なく
手に取ると、なんと表紙に「幹事長と女秘書 宮本幹也」とありました。
一瞬クラッときましたね。本が呼んでくれたのか、古本の神様が働き
かけてくれたのか、なんだか神秘的なものを感じました。値段は千円
でしたが、1万円でも買ったでしょう、買わなければ神様に叱られる…と
いう思いでした。私の読書人生における3大神秘体験の3番目という
ところです。
■徳島の小西です。今日、池田憲章さんから、NHK「人間講座」8―9月期の野坂昭如『「終戦日記」を読む』で、海野十三が取り上げられているというお知らせをいただきました。夕方さっそく書店でテキストを買ってきました。本体560円です。29頁に海野の写真と略歴、その他、要所要所に海野の日記が登場します。8月5日スタートで、毎週月曜の午後11時から30分間、NHK教育テレビの番組です。9月に入って金曜日深夜(土曜午前)の時間帯で初回からの再々放送があるそうです。
■末永昭二さんと電話で雑談していたのですが、『アメージング・ストーリーズ』は、丸善ルートで買えたらしいので、日本で2人だけが読んでいたということはないでしょうねえ、という結論に達しました。
教えていただきたいことがありましてこちらにおじゃましました。
点訳をするため漢字の読みを調べているのですが、ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
探しているものは横溝正史の著書で「矢柄頓兵衛戦場噺」の正確な読み方です。
よろしくお願いします。
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