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小林文庫の新ゲストブック

過去ログ 2002年01月01日〜2002年06月30日



総発言数:502件 
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No.352 (2002/05/06 22:24) title:ゴールデン・ウイーク後半も終り
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.75])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 「名張人外境」の掲示板「人外境だより」で、末永昭二さんのご著書『貸本小説』が、第55回日本推理作家協会賞「評論その他の部門」の候補作となったことを知りました。
 末永昭二さん、おめでとうございます。
 桜さんの、下の投稿はこの事をおっしゃっていたのですよね。
 
 協会賞は懐が広過ぎて、殊に「評論その他の部門」では、作者がミステリーや推理小説を意識しているとは思えない作品まで候補とする傾向が有り、納得いかない場合も有るのですが、今回は諸手を上げて賛同。
 理由は、ミステリーファンである私が、純粋に感動し「眼から鱗」を実感できた著書だから。
 末永さんの調査の成果が、正当に評価された事を、嬉しく思います。
 願わくば、受賞と言う結果が出る事を、お祈りします。
 
 「評論その他の部門」で云うと、以前から疑問に思っていたのは、何故、書誌が候補とならないのか?、と言うこと。
 山前譲さんのお仕事や、中さんの「乱歩リファレンスブック」は、候補となって当然と思いますが、如何?
 (末永さん、中さんは、本掲示板にも登場してくださる方ですが、その事は上の意見に関係していない事を、付け加えておきます)

 桜さんの紹介されている、井家上隆幸さんも、協会賞「評論その他の部門」の受賞者ですね。
 『ここから始まる量書狂読』は手に入れていませんが、元になった「噂の真相」の連載は、雑誌で読んでいます。
 その中で、切りぬいて取ってあるのが、「噂の真相」1988年3月号の連載「ジャーナル読書日記」。

 気になった部分を抜き出してみると…。
 「関口苑生、長谷部史親ら、本大好き人間と企んだ『戦後ミステリ・冒険小説全目録』の作業もいよいよ本格化しそうで、楽しみもある。乞う、御期待!である。」
 雑誌「幻影城」で予告された、島崎博の「日本推理作家書誌(全4巻)」を始め、予告だけされた書誌は数ある中で、ここにも実現しなかった書誌があるようです。
 切り抜いていたくらいで、期待していたのですが…。
 
 
 ゴールデンウイークも、今日で終り。
 また、掲示板に登場する間隔が長くなってしまうかと思いますが、ご容赦下さい。


No.351 (2002/05/06 11:17) title:幸運を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

  末永さん、ありがとうございます。
 また、いい結果がでれば、いいですね、3本の
 なかの一本ですから。

  英字表示、ということで、すこしおどろきましたが、
 著者権を松本ナヲさんが所有されておられるということ
 でしょうね。
  


No.350 (2002/05/05 13:26) title:2001年12月31日以前の書き込みを、過去ログへ移動しました
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.68])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。

 掲示板をメンテナンスし、2001年12月31日以前の書き込みを、「小林文庫のゲストブック過去ログ」へ移動しました。

 発言番号が変わってしまいましたが、ご了承下さい。

 これからも、ご投稿よろしくお願い致します。


No.349 (2002/05/05 11:06) title:久生十蘭
Name:はやみ。 ([Mozilla/4.78 [ja] (Win98; U)][218.44.113.128])
Email:hayami@hayami.net
URL:http://www.hayami.net/

久生十蘭はまだ初心者に近く、三一の全集すら持っていないというお恥ずかしい状態ですが、それだけに、久生十蘭のお話がきけるこのサイトは、とても楽しく読ませていただいております。

ところで前に書いたと思いますが、横溝正史の初心者向けサイトをやっていて、某社とも横溝の話をしているのですが、「横溝正史の総合的な研究家っているんですか」ときかれて、はたと困りました。今のところ、プロの方ではいないようです。サイトを開いている方では、非常に広く詳しい方がいらっしゃいますが。
生誕100年が今ひとつ盛り上がらないのも、そのせいでしょうか。


No.348 (2002/05/05 09:22) title:続編
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.169])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

各所で続編にご期待いただいており、ありがたく思っています。
「あれもやってみたい、これも入れればよかった」と思わないでもないのですが、今のところ(関連書籍を出す計画はあるのですが)あれの「続編」を出す予定はありません。
映画でもなんでも「続編」はあまり評判よくないというのもありますし。
というわけですので、もしも今度何かやるとしたら、まったく別の新しいテーマでやろうと思っています。
ご期待にはお応えしなければならないかとは思うのですが、ここはワガママを言わせていただこうと思っています。すみません。

桜様
本日発送いたします。ありがとうございます。
「Nao Matsumoto」は著作権継承者の「松本ナヲ」夫人のことだと思います。

あなたま消滅以来、ブックマークをいちいち巡るという「石器時代」に逆戻りしました。
失ってしまって、その恩恵に改めて気付いたという次第。


No.347 (2002/05/05 07:25) title:すでに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][61.214.97.188])

 定期的に、他の掲示版に訪問する、時間ごとの
 更新がなされる、リンクがなくなり、すでに
 とりあげられていたことは、末永さんの本の
 ことでした。
  やはり、誰もが期待されておられるのですね。

  下のことでは、新刊案内ではなくて、「彷書月刊」の
 広告です。発行されたのは、2000.8.15で、
 1983から1988までのものを収録したもので、
 「噂の真相」に連載。

  徳間文庫で、「京都ミステリー傑作選」の、第2弾。
 奥付けでは、松本清張の、英語表示が、
   Nao Matsumoto 2002
 とされており、クレジットかな、と思う。
 


No.346 (2002/05/04 12:02) title:調べて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

 末永さん、ご送付よろしくお願いします。
 
  私としては、末永さんの、次の、「貸本
 小説」の続報を期待したいです。

  「彷書月刊」、新刊案内で、白告星社、
 「ここから始まる量書狂読」井家上隆幸
 を知り、注文。

  小林さん、まだまだ、全国には知られていない
 文献があるのでしょうか、いろいろ調べることが
 ありそうですね。


No.345 (2002/05/04 03:41) title:ありゃりゃすみません
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.154])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

オーナー様
いやはやすみません。
おっしゃる通り『エスエス』は東宝です。『東宝』の姉妹誌ですし、宝塚の話なのですから。
こういう細かいところでボロが出ます。
いずれ『新青年』研究会HPでも訂正させていただきますが、ここで訂正させていただきます。

総目次は、「読んで面白く」と考えたのでああいう形式にしてみたのですが、改良すべき点があればお知らせいただけるとありがたいです。次回から、ちょっとした大物を扱う予定です。今回は「小手調べ」ということです。

「顎十郎」にしても「平賀源内」にしても、満州で出版されたのが久生十蘭名での最初の単行本、というか、初めて覆面を脱いだということなのでしょうか。
たしかに「象の腹」には「天下祭」という言葉が出てきますね。
あとは『安永密訴状』ですか。さて……
現物が出てきたとしても、私には手がでないと思います(弱気です)。


No.344 (2002/05/04 01:58) title:ゴールデン・ウイーク後半突入
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.69])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 昨日(3日)は、5/1より日比谷図書館の児童書を引き継いだという、都立多摩図書館に行ってきました。
 連休前半には、国会図書館や、新装なった日比谷図書館にも、久し振りに出かけました。
 5/5に新装オープンする、国際子ども図書館にも行く予定。
 6月になったら、ミステリー文学資料館にも行ってみなければ…。
 と云うことで、今期(?)は、図書館通いを復活したいと思っています。
 
 同じく昨日、「『新青年』趣味」第9号と、「K file 渡辺啓助を偲ぶ」を受領しました。
 「『新青年』趣味」は、あまりに特集、研究が盛り沢山すぎて、私のキャパシティーでは、1度に読みきれないほど。
 「第二期『ぷろふいる』細目」のエッセイや、書評の内容への言及は、良いですねぇー。
 各特集毎に、噛み締めて読ませていただきます。
 1点気付いた事。「エスエス」は「松竹系」ではなく「東宝系」の雑誌だと思いますが。いかがでしょう?

桜さん
 大阪圭吉の、専攻や卒業年、そこまでは調べていませんでした。 (汗)
 …と、ご返事も書かないうちに、もうご確認されたんですか!
 その行動力と、調査力を見習わなければ。

やよいさん
> 大東亜出版社による久生十蘭の本、私が知る範囲では「稲妻草紙」というのもあります。
 わぁ! まだまだ十蘭の満州本は有るかもしれないのですね。
 本当に、奥が深そうです。
 本気で調べたくなってきた…(笑)
 
 「大阪圭吉掲示板」で教えていただいた圭吉の著書の件とも併せて、新聞広告なども調べてみたいと思います。
 一応私の目に入った範囲で、大東亞出版社の出版リストは作って見たのですが、『稲妻草紙』は入っていませんし、「とある作家」として思い当たるような本も入っていません。
 「とある作家」とは、一般的にミステリー作家として認知されている人でしょうか?

末永さん
> よくわからないのですが、十蘭にはこれまでに知られていないペンネームと作品群がある、
> ということだとタイヘンなことになってしまいますね。
> 現物が見つかればいいのですが。
 ひそかに、十蘭の著書3冊で、顎十郎捕物帖・全24作を揃えた、最初の出版かと思っていたのですが、そんなに単純ではないようですね。
 末永さんはお気づきだと思いますが、「稲妻草紙」は平賀源内捕物帖の1作らしいし、「江戸天下祭」も平賀源内捕物帖の「象の腹」かもしれません。
 そうすると、各著書はシリーズで纏まっていないのかもしれません。
 現物も見ないで、タイトルだけから想像を逞しくしていても、仕方有りませんが…。
 ここは、末永さんに「目録に載りますように載りますように、…」と祈っていただくのが、一番確実ではないでしょうか!?(笑)


No.343 (2002/05/04 01:04) title:リタイア、おめでとうございます。
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.73])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

岩堀 さん

 リタイア、おめでとうございます。
 これから、悠悠自適のご生活、羨ましい限りです。
 
 もし私だったら、図書館巡りをしたいですね。
 荒俣宏さんがやったという、国会図書館の目録を端から1枚づつ調べて、面白そうな本が有ったら借出してみるとか、日本各地の歴史の古い図書館を訪ねて、所蔵書を調べてみるとか…。

 それには、先立つものが……。
 それ以前に、ハッピーといえるリタイヤを、迎える事が出来るのか…。
 あ、あぁー、だんだん寂しくなってきた(笑)
 
 乱歩や鮎哲の再読、羨ましいです。
 人生経験を重ねた後の再読では、きっと若い時とは違った見方ができるはず。
 バリバリ新刊の『見えない精霊』を、もう読了されているという若さも、羨ましいです。
 新たな、ご感想もお聞かせ下さい。
 
 「山田風太郎展」は、コンパクトながら非常に充実した企画展です。
 ぜひ、お出かけ下さい。
 
 岩堀 さんのリタイアをお祝いし、湘南オフ是非やりましょう。


No.342 (2002/05/03 22:31) title:「『新青年』趣味」
Name:須川 毅 ([Mozilla/4.5 [ja] (Win98; I)][210.131.51.29])
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.ne.jp

末永さん
別途メールでお願いしましたがご案内いただいた
2冊お願いします。

岩堀さん
落ち着かれたらまた湘南オフ会の相談をさせて
ください。


No.341 (2002/05/03 12:52) title:ご注文ありがとうございます
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.204])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

おかげさまで「『新青年』趣味」第9号、好調です。ご注文いただいた皆さま、ありがとうございました。
先ほどDMを発送したのですが、メールアドレスが変わっている方が意外に多いですね。ずいぶん宛先不明で戻って来ました。

桜様
どうもご注文はいただいていないようです。
1冊お送りしていいでしょうか?

いつまでたっても雑誌を探す人はいなくならないでしょうね。
でも、出版事情から考えると、戦前や戦後すぐの雑誌と最近の雑誌では難しさが段違い(見るだけなら何とかなるものが多い)なので、コレクションの仕方は多少変わるのではないかと思っています。

岩堀様
では、こちらでご注文いただいたということで、1冊お送りいたします。

定年をお迎えで悠々自適、読書三昧とは、実に結構ですね。
フリーの私は、老後が不安で……(笑)。
湘南オフ会、またお誘いください。

やよい様
よくわからないのですが、十蘭にはこれまでに知られていないペンネームと作品群がある、ということだとタイヘンなことになってしまいますね。
現物が見つかればいいのですが。


No.340 (2002/05/03 11:25) title:やはり
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

 30年経ち、その頃の本を探す人がいたら、現在、
 40年前の本を探す人が多いということは、さらに
 10年前の本を探すことになるのでしょうか、と
 考えてしまいます。
  
  約1年半まえに、この掲示版ででました、雑誌
 「話題と読物 オールロマンス改題」。実はこれが
 通巻59号で、それならば、ふたつの号数が
 ダブルことになり、あれぇ、と思ったものでした。
 (いわいさんの話題より)。
  この程、これらを古書目録で入手して、確認しました。
 やはり、ダブり。
   それで、全体の通巻数も、2号ほど、加えなければ
 なりません。実物をみないといけないのですね。

  小林さん、大阪さんの卒業については、確認できそうです。
 ここに書いてから、電話でききましたので。


No.339 (2002/05/03 08:29) title:必ずきます
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.123])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 もぐらもちさま

 >私も定年を迎えたら絶対岩堀さんのような時間の使い方をしたいと思います。
 >楽しみだなあ。
 >あと30年くらいあるんですが。ちくしょい。

  まあまあ…。健康でさえいれば必ず「その日」はきますから。
  私も若い頃は、会社で定年退職する人は異星人に見えたものです。
  自分がそうなったら、「ついにゆく道とはかねて聞きしかどきのう
  今日とは思わざりしを」(伊勢物語)に似た心境です。

  次回湘南オフ会、まだ具体的な話は出ていませんが(なにかの
  飲み会で日にちが決まったようなのですが、しらふになったら
  誰もよう覚えていなかったという不思議な話あり)、決まったら
  必ずご案内しますので是非ご出席ください。


No.338 (2002/05/02 16:39) title:いいなー
Name:もぐらもち ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][218.45.96.22])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

岩堀さま

私も定年を迎えたら絶対岩堀さんのような時間の使い方をしたいと思います。楽しみだなあ。
あと30年くらいあるんですが。ちくしょい。

こんど湘南オフをやる時には私も誘って下さい。
初読と再読で感想が変わった作品のお話など、是非伺ってみたいです。


No.337 (2002/05/02 12:06) title:ご無沙汰でした
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.212.218])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 ご無沙汰しております。

 4月末付けで会社生活リタイアしました(リストラにあらず、満期
 定年です)。3月から飲み会ラッシュで夜、休日はグッタリでゲスト
 ブックの方さぼってしまいまして、申しわけありません。久しぶりに
 開いてみましたが、相変わらずの古書誌的話題の高さ、深さには感嘆…、
 それとは全く関係ない駄文ですがお許し下さい。

 定年生活(当面なにもしません)で読書時間が大幅に増えるのが一番の
 楽しみです。それと古書展(店)巡りも…。
  読書計画??
   1)ツンドク消化
    「そのうち…」、「定年になったら…」読むぞという気で買ったのが
    あちこちに文字通りツンドク…。まずは何がどこにあるのかの確認
    作業から始めなければ…。
   2)乱歩再読
    若い頃はやみくもに筋だけ追って読んだので、これからはじっくり
    味わって読んでみたいです。
   3)鮎川哲也再読
    長編はほとんど全て傑作の印象をもってはいますが、中身は殆ど忘れて
    いるのでこれまたじっくりと…。
   4)クイーン、カー、クリスチーの長編読破
    ミステリ好きと自称するくせに、恥ずかしながら意外と読んでいないん
    ですよ。クイーンなどは国名シリーズとレーン四部作のみ…。
    でもこの歳になって彼らの長編を初読みする楽しみを持っているのは幸せ
    かもしれません。
   
   …と思いつつも定年後最初に読んだのは、林 泰広「見えない精霊」
  (カッパ・ノベルス)でした。騙される快感!泡坂さんの賛辞通りですね。
   これだから幾つになってもミステリはやめられません。

  太平洋戦争の真っ只中、ミッドウエイ海戦の頃に生まれた私のこれからの
  スローガンは「ボケラレマセン ヨムマデハ」(盗作標語、すいません)
  です。 
 
  オーナー様
   世田谷文学館の「山田風太郎展」良かったようですね。私も今月中旬に
   行くつもりです。

  末永昭二様
   『「新青年」趣味』最新号お待ちしております。よろしくお願いします。
     


No.336 (2002/05/02 06:54) title:いくつか
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 知らない作家でした、田郷虎雄さんの本。
 ネットで調べて購入。
  『嵐をくぐって来た女』昭和21、日本出版社
 (大阪市)。あとがきでは、それまでに、二十冊
 あまりだされておられるようでした。
  いくつか、おもしろそうな作品があります。

  小林さん、大阪圭吉さんの、日大卒
 あるいは、正確な専攻名などは、書き物以外で、
 卒業名簿で確認できるのでしょうか。


No.335 (2002/05/01 23:31) title:あ、ありがとうございます!
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.233])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

>ストラングル・成田さん

 さっそく調べてみます。事件の内容は、私の記憶薄弱に加えまして妄想がだいぶ入っている可能性があります。そうか、なるほど、エイメとは……。意外に新しい年代の翻訳なのですね。ともあれ、本当にありがとうございました!


No.334 (2002/05/01 23:02) title:謎の短編にはあらねど
Name:ストラングル・成田 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)][211.135.139.28])
URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/index.htm

御無沙汰しています。

芦辺さん、お尋ねの短編に関連して、
マルセル・エイメ「ツファール事件」(HMM'74.3月号)
犯人が○○ネタです。
探偵の王者オデュポワと助手ジュパンが挑む億万長者と家族
12人殺し。オデュボワは「犯罪から利益を得るものを探せ」と
いうモットーに基づき真犯人を推理します。
事件の内容がまったく異なるので、御照会のものとは別な作品
だと思われますが、参考になればと思い書いてみました。


No.333 (2002/05/01 19:06) title:Re:満州の十蘭本
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.132.247.20])

>末永さま、小林オーナー

大東亜出版社による久生十蘭の本、私が知る範囲では「稲妻草紙」というのもあります。

十蘭ではないのですがとある作家の本も出版されています。ところが、著作リストにはそのタイトルでは見当たらないので何かの改題かなとも思うのですが、確認する術がありません。名前の一部が正字表記になっているのでもしかしたら別人かもという可能性も考えられます(他ではその表記のものは見かけません)。うーむ……


No.332 (2002/05/01 06:54) title:届いて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、資料拝受しました。いくつか、疑問の著書
 の刊行が確認されました。
  また、最近の目録で、入手できなかったように思われる
 著書も確認。
  久しぶりにあった原稿の締め切りには間にあいません
 でしたが、今後、生かしたいと思います。ありがとう
 ございます。
  大阪圭吉、資料、2点、次週、お手元に届くように
 お送りしますので、お待ち下さい。

  末永さん、『「新青年」趣味』第9号海野特集号
 は以前申込んだ記憶があるのですが、念のために
 近々、申込みます。

  芦辺さん、何処で、どんな本を入手したかのかは
 覚えているのですが、ストーリーと書名はむつかしそう
 ですね。

  久しぶりに、古書目録について。今年、一月、23冊、
 二月、21冊、三月、30冊、四月、26冊。計100
 冊届く。例年よりも、少しおおめ。四月入手のものは、
 中島編、「ポケット・ミステリィ」と「戦線文庫」二冊。


No.331 (2002/05/01 03:02) title:満州の十蘭
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.178])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

オーナー様
>大東亞出版社からは
>『江戸天下祭』、『安永密訴状』、『幽霊遠島船』の、(少なくても)3冊の、久生十蘭の著書が出版されているようです。

具体的なタイトルは初めて知りました。
『幽霊遠島船』はともかく、前二者には頭を抱えますね。どの作品だかわかりません。
ただし、なぜか満州本、特に矢留本には奇妙な改題がなされている場合が多いイメージ(あくまでイメージ)があるので、「突飛な改題」なのかもしれません。しかし、「新しい作品(昭和10年代の十蘭はいくつもの変名を使っています)」の可能性なきにしもあらず……。
現地調査の結果は、あまり芳しくなかったということなのですが。


No.330 (2002/04/30 23:41) title:謎の短編についてお尋ね
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.126])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

 どうにもこうにも調べあぐねた件がありまして、こちらでうかがうことにいたしました。昔、何かで紹介記事を読んだ海外の短編?のことです。

 架空のある国家で、国の富の大半を保有している一族が次々と殺される。重要人物だというので警察や軍隊が十重二十重に警護するが、そのかいもなく凶行は続き、ついに一族は根絶やしになってしまう。実は犯人は○○で、一族の莫大な財産を××することにあったのだった。

 ――というもので、ネタバレを恐れて伏字にしたのでわかりにくいと思いますが、とにかく「意外な犯人」「異様な動機」の極端な例で、ある企画のための作品の著者とタイトル、翻訳の有無についてご教示願いたいのです。どうかよろしくお願いいたします


No.329 (2002/04/30 07:45) title:しかも
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、資料送付ありがとうございます。
 こちらはまだ入手していなくて、お役にたち
 そうにないので、大変心苦しく思います。
  私も、その頃の、「出版社目録」を入手して
 いますが、国内で刊行されたものです。しかも、
 いろいろな本が出されていて、刺激的です。

  森下さんが作成されたCD-ROM版の資料、
 「ミステリマガジン」に掲載されていました。
 掲示版では、話題にはされていませんが、渾身の
 仕事ですね。

  末永さん、『「新青年」趣味』第9号海野特集号
 完成、おめでとうございます。


No.328 (2002/04/30 01:21) title:ゴールデン・ウイーク前半終了
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.72])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 昨日、世田谷文学館の「山田風太郎展」に行ってきました。
 思っていた以上に充実した展示。 殊に、大量の自筆原稿、創作ノート、スクラップには、感動しました。
 ほとばしる奇想と、無頼派のイメージとは裏腹に、克明に資料を整理し、膨大な知識の裏付けの元に創作されていた事には、感銘しました。
 「図録」も充実していて、風太郎ファンは必見、とお勧めします。

日下三蔵 さん
 わざわざ、ご登場、OKUさんへのお答え、ありがとうございます。

 日下 さんでも未所有とは、『通史資料』をバラで購入するのは、相当困難なようですね。>OKUさん
 お互い気長に探しましょう。

 日下さんの、「海野十三忌 講演会」の盛会もお祈りします。(盛会に決まっているでしょうが)

 ところで、某2ch の話題の続きですが…
 「大阪圭吉に怪奇探偵もの」、文庫本1冊くらいは有るかと思います。
 といっても、探偵ものでは無く「新青年」に昭和17,18年ころに執筆していたような、異境、秘境ものですが。
 圭吉としては、意外な作品群となりますが、ぜひ第五期くらいに、ご検討下さい。
 (続刊を予想したのは、私では有りません)

小西昌幸 さま
 「海野十三忌 講演会」のご案内、ありがとうございます。
 そうそうたる方々がお集まりになるようで、気楽に出かけられないのが残念ですが、大成功をお祈りします。
 お近くの方は是非出席下さい。
 講演のご感想なども、教えていただきたいと思います。

末永昭二 さん
 ご無沙汰しておりました。

 「新青年」研究会の、『「新青年」趣味』第9号海野特集号も完成されたようですね。
 こちらは予約していますの、到着するのを、楽しみにお待ちしています。
 また、よろしくお願いします。

桜さん
> 土屋光司は単なる誤植であると推測しています(根拠はありません)
 私も、間違いであろうと想像しています。
 私も根拠はありません。
 
 お約束していた、巻末広告の写しは、27日に発送しました。
 お役に立てば、幸いです。

やよい さん(& 末永昭二さん)
 満洲の久生十蘭本の件、まだ何も調べていない段階で、早まって書きすぎました。
 新聞については、まだ何も調べていません。
 さすが、やよいさんは幅広く調査されています。
 新聞広告も出ているなら、そちらも調べてみたいと思います。(時間は掛かるでしょうが…)

 私の見た資料でも、確かに「"十郎捕物帖"傑作集」となっています。
 現物をあたりたいですが、非常に困難でしょうね。
 ただ、同じ出版社の書籍は、たま〜に目録に載るようですので、絶対不可能では無いのでしょう。
 川崎賢子さんに目録で見かけられたのなら、何冊も有るのかもしれません(ゴキブリの法則?)
 または、「満洲国立中央図書館」の蔵書の行方を追えば良いのでしょうか…!?
 
 この際ですから、私の知ったことを明かにしておきますと…。
 以下、2次資料による、「かもしれない」「らしい」という程度の情報であることを、お断りしておきます。
 大東亞出版社からは
  『江戸天下祭』、 『安永密訴状』、 『幽霊遠島船』の、(少なくても)3冊の、久生十蘭の著書が出版されているようです。
  (典拠は、「満洲読書新聞」の現地出版物紹介と、「資料公報」の満洲国立中央図書館・納本月報)
 『幽霊遠島船』は、出版されているならタイトルからしても、出版紹介の収録作からも、まず「顎十郎」ものに間違いないと思われますが、 ただし、ここでも「十郎捕物帖」と紹介されています。
 『江戸天下祭』と『安永密訴状』も顎十郎ものであるなら、全24作がほぼ揃うと思うのですが、顎十郎のどの作品に当たるのか解りません(それらしい作品が見つかりません)。
 と言って、別の短編集とも思えませんし…。

 『幽霊遠島船』の紹介は次の通りでした。(「満洲読書新報」74号)
 「 昼下がりの静かな海面に入ってきた格子造りの大きな遠島船、囚人達
   や付添役人は一瞬海原にその姿を消し不気味な船には幽霊の姿がみえる
   と云う「幽霊遠島船」「鎌いたちの謎」「咸臨丸騒動」「千賀春の死」
   「金座凧合戦」「氷献上騒動」「酒屋姫君」「猫眼の男」等粒よりの
   "十郎捕物帖"傑作集 」
 少なくてもこの本は、「顎十郎」ものに間違いないでしょうね。

 桜さん、末永さんをはじめ、識者の皆さまの、ご教示、今後のご研究をお待ちします。


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