[戻る]

小林文庫の新ゲストブック

過去ログ 2002年01月01日〜2002年06月30日



総発言数:502件 
[全発言] [最新25発言] No.〜No.

[No.1〜502]

No.502 (2002/06/30 11:28) title:大宴会ご苦労様でした
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.114.207.109])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 夕べの末永さんを祝う大宴会、大変ご苦労様でした。

 小林オーナーさま ありがとう御座いました。

 中さん始め、お名前は存じ上げていながらお目にかかった事のない方々にも
 沢山お会いできて本当に楽しかったです。私は2次会まででしたが、3次会、
 4次会と盛り上がったことでしょう(末永さんも朝帰りのようですし)。
 ミスコンとは又別に、こういう大宴会が年一くらいであれば嬉しいですね。

 末永さん

 次回の「彷書月刊」楽しみにしています。
 


No.501 (2002/06/30 07:49) title:伊福部昭研究サイトで、なぜか海野十三が話題に
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.215.253.120])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www.kibegraphy.com/

■小林オーナー様。大宴会、ご苦労様でした。我等が末永さんや中さんの様子は、どんなでしたか。日下さんは無事到着されましたか。ぜひ、レポートをお書きください。
■私の古い知人の木部与巴仁(きべ・よはに)氏は、ライフワークで伊福部昭の研究をしています(かつて新潮社から書き下ろし『伊福部昭・音楽家の誕生』を上梓)。彼は最近、オン・デマンド本『伊福部昭・タプカーラの彼方へ』をボイジャーから刊行したのですが、最近、氏のサイトで海野十三の会が作った『JU通信・復刻版』が大きく取り上げられています。具体的には2002年6月28日と29日の「日記」コラムのところです。内容は、木部氏たちが取り組みつつある「伊福部昭アーカイブス」を充実してゆくにあたって、『JU通信・復刻版』の研究姿勢が非常に参考になるぞ、という趣旨です。
■あの本が、SF・探偵小説愛好者(研究者)のみならず、現代音楽研究の人たちにも参考にしていただけるとは、望外の喜びでした。色々と役に立つこともあるんですねえ。作って良かった! 
■木部氏のサイトは「伊福部昭・タプカーラの彼方へ」で検索するか、上記URLをクリックしてみてください。その中の「日記」を覗いていただけると出てきます。「BBS」にも小西はしょっちゅう書き込んでいます。私は、おかげで伊福部音楽に浸りっぱなしの毎日で(「シンフォニア・タプカーラ」にはしびれますよ)、伊福部先生の米寿記念演奏会のCDが8月22日に出る(キングから2枚組)と聞いて大喜びしている次第です。おじゃましました。


No.500 (2002/06/30 07:02) title:ありがとうございました
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.215])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

今、帰ってきました。
昨日は、お忙しい中、大宴会においでいただき、ありがとうございます。
大変うれしいことばかりで、こころに残る会でした。
皆さま、ありがとうございました。

オーナー様をはじめ、幹事の皆さま
大変お世話になりました。お心遣いの数々、感謝いたします。


No.499 (2002/06/29 11:30) title:東京文芸社
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.205])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

おどる様
ありがとうございます。
「代表作時代小説」の件、あながち見当違いではないと思います。
装丁やデザインの本を見ても、昭和30年代前半にあの手の本が多かった(あるいはあの手のデザイン共通性を持った一群があった)という記述はない(専門家に調べていただいた)ようで、もう少し調べてみなきゃいけないかなと考えています。
東京文芸社は面白いですね。最近まで営業していたので、取材もしやすいのかと思いますが、なかなか手が回らないという状態です。

それでは、そろそろ出かけます。
大宴会でお目にかかりましょう。


No.498 (2002/06/28 23:58) title:まちがい
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)][211.133.85.40])

「代表作時代小説」の現在の発行元は、光風堂出版ではなく、光風社出版でした。


No.497 (2002/06/28 23:45) title:大宴会のご成功をお祈りいたします
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)][211.133.85.182])

明日は末永さんを祝う大宴会ですね。残念ながらお邪魔はできませんが、「貸本小説」を興味深く読んだ読者のひとりとして、お慶びを申し上げたいと思います。

ところで「貸本小説」には東京文藝社の本の書影がいくつか掲載されていました。
東京文藝社は横溝正史や山田風太郎の本を発行していましたが、個人的には日本文藝家協会の選集である「代表作時代小説」を発行していた出版社としても馴染みがありました。
ところで、この「代表作時代小説」の背表紙ですが、白地に黒の明朝体で、タイトルと日本文藝家協会が記載されているだけ。何年度の選集かを示す年号が赤で小さく記されていますが、あっさりとした装丁です。本棚に並べるときれいですが、書店映えはしない装丁だな、とずっと違和感を感じていました。

東京文藝社が貸本小説を発行しており、貸本小説の華が時代小説だとすると、白地に黒い字の背表紙は貸本小説の装丁を意識したものかもしれない。「代表作時代小説」の発行は貸本小説が栄えたという昭和30年からはじまっているし。実際に初期の「代表作時代小説」には貸本小説を多く執筆したと紹介されている作家が選者になっていたり、そうした作家の作品が数多く収録されています。

末永さんの著作を拝見しながら、そんな仮説が頭をよぎりましたが、これはまあ、ちがうんでしょうね。「代表作時代小説」は光風堂出版に発行元が引き継がれていますが、装丁は基本的に同じなので、貸本小説の装丁のテイストが今に伝えられているとすると、おもしろいんですけど。
小林文庫オーナーも「春陽堂文庫から発行されている不思議な作品群の出自」など、数々の疑問が氷解したということを述べられておりますが、本当に想像力を刺激される本だと感じました。

探偵小説、推理小説の話ではなくて、失礼いたしました。


No.496 (2002/06/28 11:07) title:人生どころか
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.175])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

桜様
しばらく海外ですか.大変寂しくなります.
道中安全をお祈りいたします.
彼の地から書き込みはできるのでしょうか?

彩古様
「人生十蘭」は、別の紙資料に孫引き(?)されていて大笑いしたのですが、梶野悳三もなかなかすごいです。
紙の資料ならば、全体を通読すると、この種の誤植はすぐに発見できますが、デジタルだと、金輪際見つからないという危険があります。
私も自作データベースに間違いがないか、再調査しなくてはならないのですが、なかなか腰が重いです。


No.495 (2002/06/28 07:29) title:波瀾ではなくて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、地球を半周したところへ出かけて
 きます。
  7月末に、またここでよろしくおねがい
 します。

  大宴会、盛況を祈念します。

 彩古さん、久生が人生ですか、本当にあれぇ
 と思います。人生が波瀾と、つい、読みたく
 なりました。


No.494 (2002/06/27 15:13) title:追記
Name:彩古 ([Mozilla/4.75 [ja] (Win98; U)][160.251.17.9])

日本映画データベース
http://www.jmdb.ne.jp/
で検索すると、久生十蘭の作品が原作で7件ヒットしますけど、
なぜか『キャラコさん』が出てきません。
へんだなあ、と思ってキャラコさんを検索すると、原作が人生十蘭に
なっていました。
ちょっと、笑えた。


No.493 (2002/06/27 15:05) title:十蘭原作映画
Name:彩古 ([Mozilla/4.75 [ja] (Win98; U)][160.251.17.9])

久生十蘭のドラマで思い出しましたが、
昭和14年(1939)に日活で『キャラコさん』が
森永健次郎監督、轟夕起子主演で映画化されています。

フィルムが残存している可能性が低いため、そのシナリオを大枚払って
買った覚えがありますが、まったく読むこともなくどこかに埋もれて
しまってます。
この機会に探して読まなければ。
思い出させてくれて、ありがとうというところでしょうか。


No.492 (2002/06/27 07:48) title:さらには
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

中さん、ごそごそと文庫の山をさがしています。
 古いものの上に、新しいものを積み重ねている
 ので、山をこちらから掘り起こす状態です。
  
  「彷書月刊」のように、月刊誌で報告が掲載
 されるのは嬉しいことですね。さらに、それに
 新聞があれば、その日の講演の全体がわかり
 ますので、これも助かります。
  
  「まんだらけZENBU」No.15、新刊
 で購入。前号での探偵小説など、オークション
 の結果がでています。


No.491 (2002/06/26 23:09) title:末永さん、『彷書月刊』でのレポートに感謝
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.215.253.120])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp
URL:http://www3.azaq.net/bbs/6135/?1013165769

■徳島の小西です。今日、徳島古本流通センターに行って『彷書月刊』7月号を2冊買ってきました。末永さんの「昭和出版街」、謹んで拝読いたしました。海野十三の会にとって、こういう媒体で5・12日下三蔵氏の講演会を記録に残していただいたことは誠に嬉しいことです。山下会長にも届けてきます。
■私は、知人がミニコミを作るということでテーマ自由の原稿を書くことになっているので(締め切りが6月末)、私も記録に残す意味で古書店めぐりのことや、徳島空港の喫茶店で日下さんと山田風太郎さんの作品について語り合ったことなどを、書いておこうかなと考えています。
■ところで、この掲示板をお読みの皆さんは『新青年』研究会の八本正幸さんが主宰されている「人でなし倶楽部」の掲示板「人でなしボード」はご覧になっていますか。あの、パロディ漫画家・長谷(ながたに)邦夫さんが登場して、ワクワクする事態になっています。上のURLをクリックしてみてください。
■小林オーナー様。いろいろ激励いただき感謝します。『海野十三読本』、よいものにしたいと思います。それでは、失礼いたします。


No.490 (2002/06/26 07:57) title:遅ればせながら
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.14; Mac_PowerPC)][210.235.240.18])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●桜様
 角川ホラー文庫『化人幻戯』に関するご教示、ありがとうございました。いつも気にかけていただいて感謝申しあげます。手許にある『化人幻戯』は初版からほぼ一年後に出た三版なのですが、定価は初版と同じです。ということは残り二冊も同様だな、とは思うのですが、実際に確認するまでは気がおさまらぬ貧乏性。『屋根裏の散歩者』と『暗黒星』も、どこぞでお見かけになりましたらよろしくお願いいたします。お礼が遅くなって申し訳ありませんでした。


No.489 (2002/06/26 07:56) title:参加可能です
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.68])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

日下三蔵 さん

 「大宴会」は、まだ参加可能です。
 ぜひ、ご参加下さい。


No.488 (2002/06/26 07:23) title:あれこれと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、このところ、古書店の店頭で収穫
 があるためか、目録では入手できていません。
  そこで、念のために、島さんの二冊、
 小林さんもすでに入手済みの目録ですね、
 尋ねてみることにします。

  「エロティック・ミステリー」と「旅と推理小説」
 について。中島さんによれば、この終刊が5月号です
 ので、私は未入手のため、探究中です。
   この号が終刊号かどうか、どなたかご教示
 ください。よろしくおねがいします。

  末永さん、十蘭といえば、雑誌「麒麟」には
 何回かにわたり、捕物帖について記述がある
 ようです。ご存知かと思いますが。

  日下さん、お仕事の進み具合、順調のようで
 楽しみにしています。

  小林さん、雑誌「鳩よ!」休刊後、この7月号で
 「ウフ.」として創刊されました。店頭で入手。


No.487 (2002/06/26 03:41) title:新聞記事
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.85])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

>末永さま
>講演内容は,ローカル紙にずいぶん詳しく出ていました.
小西さんに送っていただいて読みましたが、あの覚束ない講演内容を
よくぞここまでと思うほどうまくまとめてくださって感激しました。

>オーナーさま
仕事が一段落して大宴会になんとか参加できそうな塩梅なのですが、
今からで間に合うでしょうか?


No.486 (2002/06/26 01:33) title:十蘭ラジオドラマ
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.138])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ご無沙汰してます.
オーナー様
大宴会,よろしくお願いいたします.
記念講演は実に盛況でした.講演内容は,ローカル紙にずいぶん詳しく出ていました.
もちろん,日下さんの筆ではないのですが.

最近,夜なべ仕事が多くてNHKの「ラジオ深夜便」をよく聴くのですが,今日は十蘭の「母子像」のドラマを放送していました.
どうやら去年の11月に放送したものの再放送のようです.今夜が第2回だそうです(昨日が第1回?).
出演は中村メイ子,名古屋章ほか.
十蘭のことは,たいてい気をつけているつもりなのですが,こういうのはなかなか気がつきませんね.
聴きながら,昭和30年8月に放送されたラジオドラマの脚本(日本演劇協会編『年刊ラジオ・ドラマ第四集』昭和31年宝文館)と比べてみましたが,旧版はどうも本当にそっけないです.反対に新版は説明的すぎるようです(ピストルの講釈とか).


No.485 (2002/06/26 00:54) title:「エロ・ミス」そのほか
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.69])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

小林文庫です。

小西昌幸 さん
 「彷書月刊」の、末永昭二さんの連載、拝見しました。
 十三忌講演会のご盛況振りが、良く解りました。
 記念講演の内容は、活字化されていないのでしょうか?
 
 東京でのインタビューの成果、『海野十三読本』に結実するのを、楽しみにしています。

桜 さん
 島久平の献呈署名本、献呈先は誰なのか気になりますね

 お送りいただいた資料は、昨日受領しました。
 大変、ありがとうございます。

森下祐行 さん
 「別冊宝石総目次・索引」拝見しました。
 既存の目録を超える、素晴らしい目録です。
 索引の充実が、役に立ちます。
 次は、本誌の「総目次・索引」ですか?
 
 「宝石」の索引と言えば、私は「エロティック・ミステリー」と「旅と推理小説」の総目次が欲しい!
 どなたか、公開して下さぁ〜〜ぃ!! 切にお願いします。


No.484 (2002/06/25 07:59) title:報告をみて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「彷書月刊」七月号、末永さんが、日下さんの講演
 について報告されています。すでに、小西さんが
 ここに書かれていました。
  海野十三の碑の前での姿、講演時での姿も掲載
 されています。
  写真では、44名の聴衆の方が見られますが、
 当時の参加者は60名、盛況がうかがわれます。

  その文章の後半には、古書探索の結果が報告されて、
 昭和三十年前後の、知られていない著書が魅力的です。

  森下さん、目次細目をみて、この形にはひかれてしまい
 ました。完成、おめでとうございます。
 


No.483 (2002/06/25 00:08) title:別冊宝石総目次
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.250.176])
Email:magic@moon.email.ne.jp

【別冊宝石総目次・索引】を下記のページにアップしました。
みなさまには、いろいろと御教示いただき、たすかりました。

http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm


No.482 (2002/06/24 07:05) title:行間には
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  新刊の「ミステリマガジン」七月号、平石さんの
 インタビュー記事。二ページ目には、一文字
 が浮かんでいる。

  「謎」と言う字が
 かきこまれています。行間に。
  印刷時に活字の、ダブりでしょうか。

  今週送る予定の、二件、土曜日におくりましたので
 今日、つくかもしれません。


No.481 (2002/06/23 11:38)
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.71])
Email:kobashin@st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 末永昭二さんを祝う「大宴会」、準備担当の小林文庫オーナーです。
 
 「大宴会」まで1週間となり、内容がほぼ固まりました。
 今から申し込んでいただいても間に合います。
 ご都合のつく方は、ぜひご参加下さい。

 なお、このご案内を最終アナウンスとさせていただきます。
 今後は、参加申し込みをしていただいた方に、メールでご連絡いたします。

  日時: 6月29日(土) 
      17:30〜19:30 一次会 「蔵之助」
         ---- 一次会終了、会計 ----
      19:30〜21:00 二次会 ご希望の方のみ
                      そのまま「蔵之助」で実施
      三次会以降は、ご自由にお楽しみ下さい
  場所: 東京・池袋 ちゃんこと地鶏の店「蔵之助」
      東京都豊島区西池袋1 - 17 - 6 西口センタービル5階
       (池袋駅西口  丸井前/芳林堂書店池袋店の並び)
      ホームページ  http://ikeike55.com/kuranosuke/
  集合: 17:20 池袋駅西口 芳林堂書店池袋店・正面入口前
      『貸本小説』を持ってお待ちしています
      17:20以降は、直接「蔵之助」においで下さい。
  会費: 5000円(一次会のみ 記念品代500円を含む)
      二次会以降は、実費をご負担下さい。
  主催: 『新青年』研究会、ネットファン有志
      名張人外境の中相作さん、密室系のストラングル・成田さんにも
      主催、後援者としてご支援をいただいています。

 お問い合わせ、参加を希望される方は、小林宛てにメールをお送り下さい。
  (メール宛先  mailto: kobashin@st.rim.or.jp )
 既に、参加希望のご連絡をいただいている方には、小林より確認のメールを
差し上げます。
 メールが不着の場合は、申し訳ありませんが、小林までご連絡下さい。


No.480 (2002/06/23 10:57) title:いろいろと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

中さん、No.386(5月20日)の件、ごそごそと
 していましたら、出てきました。

 化人幻戯 江戸川乱歩 角川ホラー文庫
  H 24−2 定価640円(本体621円)
  平成6年4月10日改訂初版発行 
  山吹色の帯、RAMPOの広告

  ほかの文庫は行方不明。

 小西さん、インタビュー(?)、活字に
 されることを楽しみにしています。
  スケジュールをたてますと、時間の経過は
 はやいですね。


No.479 (2002/06/22 22:10) title:『彷書月刊』が楽しみです
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.215.253.120])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。「名張人外境」の「人外境だより」をお読みの方は、ご存じのことと思いますが、6月15日から19日にかけて伊東〜東京に滞在しておりました。15日の午後には池田憲章氏、瀬名堯彦氏、末永昭二氏とともに海野十三邸を訪問、佐野英さん(海野夫人)に『海野十三読本』の企画書を見ていただきました。これで資料集は正式なスタートをきりました。
■これも「人外境だより」をお読みの方はご存じのことですが、末永さんが『彷書月刊』の連載で、5月12日の日下三蔵氏講演会(徳島)のことを書いてくださったそうです。もうそろそろ出る頃なので、楽しみです。海野十三の会にとっても良い記念になります。末永さん、ありがとうございます。皆さん、ぜひお買い求めください。
■18日午後には、池田氏、志村章子さん(謄写印刷研究家)と共に理想科学工業を訪問、羽山昇会長に海野さんの思い出について語っていただきました。大変有意義なインタビューが収録できたと思います。羽山さんは大きな会社の会長さんで海外支社もたくさんお持ちですから、私が上京している短い期間(年に一度か二度)にお会いできるとは限りません。結果的にここまでこぎつけるのに、ほぼ1年かかりましたので、大きな達成感がありました。関係各位のご配慮に深く感謝した次第です。
■中相作さんが取り組んでおられる『江戸川乱歩著書目録』は、大局的にはもう殆ど完成していますから本当にえらいと思いますね。あの人は、ただの酒飲みではありません。私もそろそろがんばります。どーか皆さん、暖かい励ましをお願いいたします。おじゃましました。


No.478 (2002/06/21 07:58) title:二冊で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「彷書月刊」でのアンケートでも、あげられていた九州
 の目録。いつも、驚きの本が掲載されています。

   サービス品としてでしょうか(表紙にそう書かれて
 います)、島久平の献呈署名本二冊がでていました。
  抽選までの期間が十分あり、あたれば、忘れた頃にくるので、
 あれぇ、頼んだのかな、と思うことがありました。


No.477 (2002/06/20 08:08) title:目録数では
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

ある古書目録に、この5年間の、年ごとに、一月
 から六月までの、この会社にきた目録の数がかかれて
 います。その半年の、総数は173から202点である。
  おそらく、月号ごとに掲載された目録の数を数えた
 ものであろう。
  児童文学研究家のもとには、年間600点ほど。
 私のもとには、300点をこえますが、350点には
 とどきません。
  ちなみに、その月刊誌に掲載された六月号の点数は
 25点。私のもとにきたのが、10点。15点がきて
 いないので、年間になおすと、180点あまりの目録を
 のがしているのですね。


No.476 (2002/06/19 07:14) title:これで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 古書目録で、怪奇探偵実話、とかかれているので
 反応してしまいます。
  しかし、同じ題名で、著者名がことなるので、
 躊躇。
  とりあえず、千円なので、出すことに。

  また、ある目録には、少年探偵1号とあり、内容も
 例の18号にかいている著者名もある。ただし、発行年
 がことなる。しかし、その右側には、8があるので、
 印刷上のミスか。
  などと思いながら、ミスプリントだ、とする思いが
 日増しにつよくなります。
 
  成田さんのHPで、みょうがアンテナを知る。これで、
 巡回ができます。ありがとうございます。


No.475 (2002/06/18 07:30) title:新書を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

個人の処分目録から、甲賀三郎『姿なき怪盗』、
 東方新書、入手。
  どれぐらいあるのでしょうか、この新書。

 奥付には、昭和30年11月25日刊行
 とあり、小片がその横にはられています。
  30.11.8(青)
  31.2.29(赤)
 と印刷されています。青は、初版の印刷日、
 赤は、重版の日を意味するのでしょうか。
  いくつかみないといけませんね、この
 新書の奥付。


No.474 (2002/06/18 05:09) title:管理人様
Name:エレベーター企画 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][218.221.5.67])
Email:evkk@evkk.net

度々の書き込み失礼いたします。
下記の投稿について、こちらの掲示板の主旨にそぐわなければ、お手数ですが削除してください。突然の書き込み申し訳ありませんでした。


No.473 (2002/06/17 23:35) title:初めましてエレベーター企画と申します。
Name:エレベーター企画 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][218.221.5.67])
Email:evkk@evkk.net
URL:http://evkk.net

┏━【エレベーター企画からのお知らせです】━━━━━━━━━━━━━━┓

あのベストセラー作家 天童荒太の小説『うつろな恋人』を舞台化します!
(集英社刊 『あふれた愛』より)

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

http://www.evkk.net

=======================================================================

塩瀬彰二という男の「愛」が悲劇をひきおこす。
過度のストレスから色も匂いも――
世界のてざわりを失った彼が
桐島智子という、同じく世界を失った少女と出会う。
彼女の存在に、失った「てざわり」を感じた塩瀬は
次第にエゴイスティックなまでに
彼女を追い求めるようになる。
塩瀬と「恋人」との間で智子は揺さぶられ、ついに……。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

はじめまして。私共はエレベーター企画という劇団です。
この度、天童荒太氏の小説による『うつろな恋人』を原作に
舞台公演を行います。

「天童荒太」をキーワードにWEB検索し、お知らせさせていただきました
突然のお知らせ、ご容赦ください

=======================================================================

エレベーター企画の7月公演は、天童荒太の小説を舞台化します。
いわずとしれたベストセラー作品『あふれた愛』の一篇です。

ページをめくるのさえ苦しくなるこの作品を

舞台芸術財団演劇人会議・日本演出者協会
それぞれの演出家コンクールで賞を獲得した外輪能隆が演出します。

ご期待ください。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

場所/プラネットホール(大阪市中央区森之宮)

日時/7月13日(土) 19:00〜 14日(日) 14:00〜、17:00〜
    (開場は開演の30分前)

料金/前売2000円 当日2500円

★Eメール・ホームページにてチケットの予約を承ります
お名前・ご住所・電話番号・予約枚数をご記入の上
下記までご連絡ください

Eメール:evkkticket@hotmail.com
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ホームページ www.evkk.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★大阪春の演劇まつり参加公演 ★天童荒太/集英社

原作/天童荒太(集英社刊『あふれた愛』より)

演出/外輪能隆

出演/梅崎尚子(劇創ト社)
土本ひろき
   岩ア徹(劇団息吹)
大野美伸(エレベーター企画) 他

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

興味をお持ちになられましたら、是非ご観劇ください!

また、エレベーター企画のホームページ http://www.evkk.net も
一度訪れてみてください。

よろしくおねがいします


No.472 (2002/06/17 22:34) title:RE:小栗虫太郎
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.142.134])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp
URL:http://www.t3.rim.or.jp/~whiroshi

山名です。

 ○オーナさま
 拙作HPの出来栄えが余りに酷く恥じたため、一度は閉鎖してしまいました。
 すみませんでした。今後は息永くやってゆく所存ゆえお許しください。
 誠にお手を煩わせて申し訳ないのですが、No470を消去していただけないでしょう か。(文字化け...)

 ○風狂様
 >「大東亞民話集」は彷書月刊の昭和64年11月号
 >特集/小栗虫太郎の「著書目録」にも採り上げられています。
 既に、採り上げられていたのですね。了解しました。どうもありがとうございま す。

 


No.471 (2002/06/17 15:25) title:はじめに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、私信に用いて申し訳ありません。

 日下さん、送信が機能しないので、FAX
 にて、今夜、おくります。申し訳ありません。受信は
 OKでした。

  小林さん、6月のはじめから、この掲示板のカウントが
 21XXXX から 20XXXX
 になっています。
  


No.470 (削除済)
No.469 (2002/06/17 07:00) title:二点を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、そうなのです、いくつか面白いこと
 が広告に散見されたので、お送りしたい、と
 思ったのです。

  私も、その違いに気付きました。
 やはり、資料を求めることが第一義ですね。
  奥付けをお渡しすることを忘れていましたので
 これを、6月の第5週の中頃までにはお送りします。

  均一棚で、田中潤司(1933年生まれ)の、二点、
 不美ながら、入手。『パズル大学』、『パズル天才志願』。

  小栗虫太郎のその本を目にしているので、入手したいと
 思いながら、通過しています。


No.468 (削除済)
No.467 (2002/06/17 04:16) title:小栗虫太郎
Name:風狂 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.2.115.127])
Email:fwkw5195@mb.infoweb.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/huni/

小栗虫太郎の「大東亞民話集」は朝日文庫という文庫本で
初出は確か「週刊朝日」だったと思います。
昭和18・19年頃だったかな?
短い文章で、小説ではなく現地の民話とかを題材にした
随筆風の読み物だった気がします。

「大東亞民話集」「週刊朝日」ともに既に手元には無いので
はっきりしませんが。

「大東亞民話集」は彷書月刊の昭和64年11月号
特集/小栗虫太郎の「著書目録」にも採り上げられています。

そんなに珍しい本でもないと思います。
当店が扱ったくらいですから。

小栗虫太郎は「改造」にアンケートが載っていたり、
「主婦の友」かに随筆が載っていたり、探せばあるものです。

またヒマにまかせてしゃしゃり出てきました。
(一介の古本屋の分際で!!)
ごめんください。

ついでですから、宣伝。
“探偵小説”の項に「呪いの塔」の安めの本と「魔人」とを
書影入りで載せました。

近いうちに「新青年」も少し追加します。


No.466 (2002/06/17 01:09) title:御期待下さい…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.79])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

末永昭二 さん

 幹事が力不足なので、どうなることやら…。
 まぁ、精一杯頑張ります。
 
 とにかく、パーッと、盛り上がる会にしたいと思っています。

山名耕作 さん
 お久しぶりです。
 前回の投稿直後に、HPを閉鎖されたので、驚きました。
 また、復活されたようで、何よりです! (^ー^)゙
 
 「冥府の鶏」ほかが、新発見なのかは、識者のご教示を待ちたいと思います。

桜 さん
 お送りいただいた資料、15日(土)に受け取りました。
 大変ありがとうございます。
 
 拝見すると、大阪圭吉著『香水夫人』の収録作が、私の調べた資料と異なっているので、困りました。
 (タイトルが異なるだけで、作品自体は同じ)
 作家名も「大坂」圭吉となっている!
 (こちらは、おそらく誤植と思います)
 これはもう、現物を手に入れるしか、確認のしようがありませんね…(汗)

 久生十蘭の著書についても、以前の私の投稿で想像していた事が、間違っていたのが確認できました。
 これも、驚きです。

 満洲出版の奥は、深そうです。


No.465 (2002/06/16 11:17) title:楽しみにしています
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.169])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

オーナー様。

各所の掲示板の大宴会告知、拝見いたしました。
いつもお手数をおかけいたします。ありがとうございます。
おいでいただく方々、楽しみにしています。

パーッと楽しくやりましょう。


No.464 (2002/06/16 10:52) title:末永昭二さんを祝う「大宴会」のご案内
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.72])
Email:kobashin@st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫オーナーです。
 
 何度か予告しましたが、当掲示板でもお馴染みの、末永昭二さんのご著書『貸本小説』が、日本推理作家協会賞・評論その他部門にノミネートし、残念ながら受賞作無しとなった事を記念した「大宴会」の概略が決まってきました。
 あらためて、アナウンスさせていただきます。
 大勢の方に集まっていただき、大いに盛り上がりたいと思います。
 末永さんをお祝いするため、是非ご参加下さい。

  日時: 6月29日(土) 17:30〜 (2時間程度)
  場所: 東京・池袋 ちゃんこと地鶏の店「蔵之助」
      東京都豊島区西池袋1 - 17 - 6 西口センタービル5階
       (池袋駅西口  丸井前/芳林堂書店池袋店の並び)
      ホームページ  http://ikeike55.com/kuranosuke/
  会費:  5000 円程度
  主催: 『新青年』研究会、ネットファン有志

      名張人外境の中相作さん、密室系のストラングル・成田さんにも
      主催、後援者としてご協力をいただいています。

 会場は居酒屋なので、多いに飲んで、食べて、語り合う、賑やかな「大宴会」になると思います。
 皆様のご参加を、お待ちしています。

 参加を希望される方は、この掲示板に書きこむか、小林宛てにメールをお送り下さい。
  (メール宛先  mailto: kobashin@st.rim.or.jp )
 既に、参加希望のご連絡をいただいている方は、再度のご連絡は不要です。
 参加不可能となった場合は、ご連絡をお願いします。


No.463 (2002/06/15 20:59) title:小栗虫太郎全作品集について
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.120])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp
URL:http://www.t3.rim.or.jp/~whiroshi

山名です。

昭和二十年に朝日新聞社から刊行された「大東亞民話集」に、小栗虫太郎の「冥府の鶏」、「虎の國から戻った男」、「嗅ぎ聴き裁判」の三作品が収録されている事が分かりました。ところが、「冥府の鶏」は、小栗全作品集(桃源社版)では未発表作品として扱われおり、「虎の國から戻った男」、「嗅ぎ聴き裁判」にいたっては全作品集に収録されていませんでした。これは桃源社側のミスなのでしょうか?


No.462 (2002/06/15 10:24) title:楽しんで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

均一棚で、池田得太郎『家畜小屋』、昭和三十四年二月、
 中央公論社、初カバ。
  三篇が所収されています。
 深夜叢書社版もありますが、タイトルが異なるようです。

  『ノアの箱舟殺人事件』を後に書いています。

 テレビの前で、日本戦を楽しみました。


No.461 (2002/06/14 07:25) title:いろいろと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 岩堀さん、その一篇、よんでそう感じました。

 山田風太郎さんの、日記、来月刊行、とNHK放送、
 朝6時17分から19分まで。縄田一男さん登場。
  以前、神田でお見かけした時よりも、一段と
 風格がでています。

  新刊で、日下三蔵編『怪奇探偵小説名作選5
 橘外男集 逗子物語』、ちくま文庫。
  山下さんは、続刊を計画されていたようですね、
 以前、お手紙を拝受。雑誌掲載から発掘されようと
 されていたようです。
  初出不明のものも何点かあるので、それも書かれて
 いたようでした。
  雑誌「ホープ」も、昭和二十三年九月まで確認されて
 おられます、その中央書院版では。その時、探しておられ
 たようでした、「陰獣トリステサ」。


No.460 (2002/06/13 16:24) title:古書でなく新本格
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.43])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 今年3月発行の「新・本格推理02」(光文社文庫 鮎川哲也監修、二階堂
 黎人編)読みました(いよいよ「本格」的にツンドク消化開始?)。
 昨年の「…01」同様どの作品も読み応えありますが、なかんずく、ある一編は
 トリックの質的なものとは別に、鮎川ファン、乱歩マニアなら必読の面白い趣向
 をこらしています。乱歩関係文献に入れてもいいかなとも思えます。
 ご参考まで…。


No.459 (2002/06/13 07:50) title:話をきいて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、本日、満洲で出版された、大阪圭吉さん
 の、二点を含む広告を送ります。
 
  遅れてしまい、もうしわけありません。

  昭和二十一年の六月以後、現地からもちこまれた
 のでしょうか。

  偶然、引き揚げ船(船名が特定できませんが)に
 のり、生後30日で、日本についたという人に出会い、
 その方の両親にあうことができました。
  話がきけて、感動しました。


No.458 (2002/06/12 07:12) title:注文して
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  ネットで注文。
 北海道のある古書店ですが、きちんと、注文者が
 以前、何を購入したのか、データ管理をしているのに
 驚きます。京都の古書店もそうでした。

 谷伸二『魔薬事件をめぐる五人の娘』葵書房、昭和22
 を購入。麻ではなく、魔をあててました。
  表紙の絵が、同じ作者の発禁本とよく似た構図ですので
 一瞬とまどいます。
 


No.457 (2002/06/11 07:31) title:個人の
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  昨年、開かれた、「プランゲ・コレクション」
 北海道でのみ配布された小冊子、20ページは
 北海道展実行委員会編、2001,10.27
 発行です。
  内容は、検閲などの論文が掲載されていました。
 附録として、海野十三の『火星探検』昭和23、
 新星社(札幌)、寺島柾史の『怪人島』新日本
 文化協会(札幌)、昭和23、など、多数のリストが
 掲載されており、個人による展示もあった、という
 こと。
  個人の膨大なコレクションには敬服。


No.456 (2002/06/10 08:14) title:現行でも
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

サッカーとはある単語の略語である、と知る。
 単純に、うれしくなります、日本の初勝利。

  昭和二十六年の年末には、発行日の調整のために
 十二月号がなくて、一月号にされた雑誌がありました。
  この年、多くの雑誌で、どのような処置がおこなわれた
 のか、知りたくなりました。

  昭和二十五年、二十六年あたりは、混乱を生じやすい
 のでしょうか、後の書誌作成者には混乱をあたえやすい
 ですね。読者にも。

  現行の雑誌でも、同じ月でも、小説推理、SFマガジン、
 ミステリマガジンは七月号、小説現代、小説宝石などは
 六月号、この辺りにも、まだ、ずれがあるようです。


No.455 (削除済)
No.454 (2002/06/09 12:00) title:「 RX-2001 」がパワーアップした、「 RX-2000V 」!!!
Name:gekiyasu ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][61.117.75.68])
Email:y2kbest@k9.dion.ne.jp
URL:http://www.h4.dion.ne.jp/~gekiyasu/


「 RX-2001 」がパワーアップした、
「 RX-2000V 」↓
http://user.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/NEO_UURONNTYA

店頭販売価格は、13900 円なんですが、
今回だけ、破格の 7100 円に設定して
おります。

ヤフー ID の無い方は、当社オンライン
ショップで、御購入下さい↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~gekiyasu/


No.453 (2002/06/08 12:30) title:了解ですが…
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.114])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 日下様

  初出の件、そういう事ですか。
  たしかに、日下さんの「鮎川哲也名作選」(河出文庫)は「…月号」に
  なっていますね(下の書きこみ前に確認)。
  一般的に書誌の表示とはそういうものなのですか。
  私は、これに限らず、雑誌初出の表示数値は「…月号」を表わすと
  思っていました。素人にはわかりにくいところですね。

  詳しい話は別席で…。


No.452 (2002/06/08 12:12) title:読者として
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

 横井さんの解説では、正しく、雑誌名として
 探偵実話をあげられておられましたので、
 それぞれの小説の初出を正しく手元において
 いたと思います。

  日下さんが書かれておられますように、山前さんは
 初出を、発行月日を採用されておられ、月号は使用されて
 いません。そのために、月号と思いますとずれてしまいます。
  例として、下に上げましたが、8月、か9月号
 という表示になります。
 
  それに、私も、ある雑誌を収集していて、どうしても
 見つからなくて、あきらめていたことがあるのですが、
 偶然、その年、あまりに発行日と発行月号がはなれて
 いたので、12月を臨時増刊号の月にして、12月号が
 ない、ということがあることに気付きました。

  日下さんは、(最近、気付いたのですが)、たしかに、
 おもて表紙の表示を採用されています。

  それぞれ、採用されておられる表示がことなりますが、
 読むときそのように思い、見ています。
  山前さんも、日下さん、あるいは横井さんも高精度の
 解説をかかれますので、読者としては信頼しています。  


No.451 (2002/06/08 11:32) title:すいません
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.79])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

×表示が都合
〇表示月号


No.450 (2002/06/08 11:31) title:探偵実話の初出
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.79])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

>ちなみに現物でみると、鮎川さんの初出号が「鮎川哲也読本」
>(原書房 1998年9月初版)では違っているのがありますね。
あ、これ、判りにくいですが、違っている訳ではないのです。
雑誌の発売月と表示が都合がひと月ずれているのは、月遅れに見えるのを
少しでも遅くしようということですが、一時期の「探偵実話」ではこれが
行き過ぎて、二ヶ月ずれていたんです。つまり表紙の月号表示は「七月号」
でも、巻末奥付の表示は六月〇日発行でして、山前書誌はきっちり奥付に
準拠しているのです。

理論上は奥付を採るべきなのは当然ですが、探す際の利便性を考えると、
私はそこまで思い切れず、初出は表紙の表示を採用しています。中途半端
なのは判っているのですが……。


No.449 (2002/06/08 10:37) title:初出と探偵実話
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.132.55.120])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  土屋隆夫の初出「探偵実話」の件、拝読しました(447)。
  「探偵実話」は「宝石」に比べると通俗的で、歴史的な評価と
  いうか重要度はそれほどでもないようですね。でも、土屋隆夫は
  もちろん、鮎川哲也の「影法師」「赤い密室」「りら荘事件」などの
  作品の初出誌でもあります。最近「探偵実話」をある程度纏めて
  入手(若き日の郷愁です)、ぺらぺらめくっていたらいろいろ出て
  きたのでなんとなく嬉しくなりました。
  ちなみに現物でみると、鮎川さんの初出号が「鮎川哲也読本」
  (原書房 1998年9月初版)では違っているのがありますね。
  第2版では訂正されているのかもしれませんが…。
      
    影法師   昭和29年6月号 → 現物では7月号   
    赤い密室    同  8月号    同  9月号
    山荘の一夜   同  9月号    同 10月号

  

  
  


No.448 (2002/06/07 07:08) title:別口で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  先に開かれた、プランゲコレクション。北海道では、
 厚手のカタログ以外に、小冊子がついている、
 と著者のひとから聞く。
  北海道の会でのみ、配布されたということ。

  東京大学のマンガ研究会のほか、戦後の雑誌についても、
 別に掲載されているようです。

  その著者の人に、一部、送付してもらうことになり
 ました。
 


No.447 (2002/06/06 06:47) title:初出で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

新刊で、土屋隆夫『天狗の面 新装版』
 光文社文庫、2002、5.20、購入。
  以前出た『天狗の面』よりも、かなり厚い。
 短編が七篇、エッセイ加えられたからです。

  横井司さんの解説にも、そのことが触れられています。

  なお、新装版刊行にあたって、(略)、『宝石』
 『探偵実話』『探偵倶楽部』(略)、とある。

  収録された七篇の短編の、それぞれの文末に、
 初出誌が書かれていますが、発行月と発行月号が混在
 してわかりにくくなっています。
  p401の、『死者は訴えない』の初出は、
 宝石 1956年9月ではなくて
 探偵実話 1956年8月、か9月号
 となるようです。

  中さん、波屋書房の件、以前書きながら確認できません
 でしたが、甲賀三郎の項に、私はファイルしていました。
 


No.446 (2002/06/05 07:30) title:評伝を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

新刊で、七北数人『評伝 坂口安吾 魂の事件簿』
 集英社、2002、6.10、購入。
 年譜は、p228から268まで。
 p179には、文献は示されていないが、
  『宝石』誌が安吾に探偵小説を依頼したのは、
  江戸川乱歩の斡旋によったのではないかと
  想像される
 とある。

  渾身の内容が展開されています。


No.445 (2002/06/04 10:03) title:お礼
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.196.62])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

金光様、

峯太郎の情報ありがとうございます。幸い近所の市立図書館にはなぜか児童文学関係の雑誌が豊富ですので、さっそく訪れたいと思います。今後ともよろしくおねがいします。


No.444 (2002/06/04 08:07) title:短信
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.105])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●桜様
 ご多用中、お手数をおかけいたします。面倒な作業を押しつけて申しわけありません。

 ●金光寛峯様
 どうもご苦労さまです。「時価」と記せなくなったのがいささか残念なような気もしますが、取り急ぎお礼を申しあげます。


No.443 (2002/06/04 06:42) title:そのなかの
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

北海道で出版された本、雑誌については、平澤さん
 が研究されています。雑誌「たん」9号。

  そのなかの友厚堂書房、札幌市。
 手元には、「叡智なき人」武井順治、昭和二十二年。
  リストをみていると、杉山鏡史の捕物帖が五冊、
 伴龍二の怪奇小説、一冊。
 


No.442 (2002/06/04 01:25) title:おまけ
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; T312461)][210.232.26.182])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

「日本児童文学」1978年12月号 特集マンガと児童文学に
細谷健治「山中峯太郎と戦記もの」という評論が掲載。
内容のよしあしは私なぞには分かりませんが、報告まで。


No.441 (2002/06/04 01:23) title:下記追補
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; T312461)][210.232.26.182])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

大事なことを書き忘れていました。
『国会図書館収蔵月報等総覧』には「日本児童文学大系」の月報・栞等
記載ありません。
むろん、天下の国会図書館とはいえ未収蔵は山とありますからこれをもっ
て「同大系に月報類はおそらく無かった」とするには不足です。
そこで前述の広告をみますと、監修委員から装丁から事細かに説明があ
るなかで、栞の類は一切記されておりません。

ならば、やっぱり附けなかったんだ、と断じてよいかと存じます。


No.440 (2002/06/04 01:13) title:5万飛んで4百円
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; T312461)][210.232.26.182])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

乱歩や十三らも収録している「日本児童文学大系」(ほるぷ出版, 全30巻) は、価格が
本のどこにも記載がなく、諸資料をあたっても記述がありませんでした。
ならば、出版当時の広告や書評をみれば載っているのではないかとすこし探しました
ところ、第一期配本分については価格が判明しました。

第一期全14巻セット \50,400で、全29巻を一括予約特価 \90,980 とありました。
その後 1巻追加されて、全30巻となったようです。
出典は「図書新聞」1977年12月10日号 6面書評および 7面広告, 月刊誌「日本児童
文学」1977年11月号裏表紙掲載の広告です。
 第1, 2, 5, 7, 9, 12, 13, 14, 15, 16, 19, 20, 23巻にくわえて乱歩の第29巻の計
14冊で第一期でした。

さて、ここまではいいとして。
「それでは第二期全16巻はいくら?」
と、どなたもお思いのことでしょう。これが困りました。分かりません。
上述の「図書新聞」「日本児童文学」のほか、「ほるぷ新聞」や朝日新聞出版広告等も
チェックしてみましたが、第二期の広告が見当たりません。どうしたものか。
もうちょっと手を広げて調べてみて、どうしても駄目だったならばいっそ「西條八十全集」
(国書刊行会より刊行中) 監修委員の諸先生方にたずねてみましょうか。

とりあえず判明したところまで、用件のみ。
中さんへ、コピーお送りいたします。


No.439 (2002/06/03 07:16) title:同じく
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  季刊雑誌「ブッキッシュ」創刊号をみますと、
 3冊目の古書情報誌(かもしれませんが)のようです。

 特集記事、対談、古書店主インタビュー、特集に関連した
 古書目録掲載。書評。

  「彷書月刊」とおなじく、96ページ。


No.438 (2002/06/02 10:11) title:晶文社ミステリ
Name:森 英俊 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][61.114.8.199])
URL:http://www.tcn-catv.ne.jp/~mystery/top.html

 すでにご存じのかたもいらっしゃると思いますが、今月の中旬より〈晶文
社ミステリ〉という、海外ミステリの新しいシリーズがスタートします。
このほどその全貌が明らかになりましたので、ホームページのほうにアップ
いたしました。クラシック・ミステリおよび異色作家系のファンのかたがた
は要注目です


No.437 (2002/06/02 06:00) title:その他
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][218.43.229.12])

金曜日から、沖縄へ出かけていました。

 中さん、返事が遅れてすいませんでした。
 出版もとへ、葉書を出す予定です。アドバイス
 ありがとうございます。

  6月は、月末から、メキシコ行き、その他
 用事がたてこんでいて、予定の仕事も、捗りませんが
 行う予定です。

  おどるさん、基金の話、新聞で読んだこと
 があるのですが、いい話ですね。
  大下さんの選集は、どこかで出してほしいものです。


No.436 (2002/06/01 08:23) title:大下宇陀児基金
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)][211.133.85.39])

探偵作家の生誕を記念して、地方公共団体が行っている文化事業では、なんといっても中さんがなされている名張市のお仕事が素晴らしいと思いますが、大下宇陀児の生誕の地である長野県箕輪町でも「大下宇陀児基金」を設置し、小学校に通う児童の作文能力向上に役立てているのですね。書誌の制作と性格がまったく違いますので、比較しているのではありませんが、作家の生誕を記念するといってもやり方はいろいろあるのだなと思いました。もしかしたら、「大下宇陀児基金」は有名なのかもしれませんが、しらなかったもので。


No.435 (2002/06/01 08:01) title:こんにちは千石イエスです
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.68])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●小西昌幸様
 かしこまりました。いずこへなりとお導きいたしましょう。ただしあまり高いお店にはよう入りません。庶民的な飲み屋でご勘弁ください。私のことを「師」と呼びながら、粛々とついてきてください。「師よ、ズボンのチャックが開いてます」なんてことはいわないように。
 『江戸川乱歩著書目録』は、一部未確認のデータを除けば、本文の入力は終了しております。現在は未確認分の調査を進めながら索引をつくっている段階で、どなたにも狂気と妄執を実感していただけるホラーな索引にしたいなと念じているのですが、いろいろ雑用が多くてなかなか捗りません。どうなることでしょう。

 ●桜様
 余計なことを申しあげたかもしれませんが、まあ当方の所信の一端であると思し召しください。あとは御意にお任せすることにして、『古本が古本を呼ぶ』とかいう本の話題、これにて打ち止めといたしましょうか。


No.434 (2002/05/31 19:54) title:徳島県の小西昌幸です 中さんのおっしゃるとおりです
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.253.22])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島県の小西昌幸です。名張の中さんのおっしゃるとおりだと私は思います。私は中さんにどこまでもついてゆきたいと考えています。中さん、私たちをどうかお導きください。
■去る5月12日、中さんが徳島入りされたとき、私はこの秋に刊行される予定の『江戸川乱歩著書目録』の進行具合をお聞きしました。中さんは、ニッと微笑むとおもむろにカバンからゲラ版下の束を取り出して、そこに居た日下三蔵さんや末永昭二さんにそのファイルを見せてくださいました。物凄いことに、ほぼ8割方入力は完了しているような感じでした。こ、この人は、ただの酒飲みではない。朝はまめにパソコンに向かって読み応えある文章を書き込み、その上愛犬の散歩も行ないつつ、一方で地道にコツコツと書肆データを打ち込み続ける。(勿論酒飲みでもあるわけですが。)私は、徳島で彼のハードなお仕事の一端に触れたそのとき、中相作という人にずっとついてゆこうと、改めて心に誓ったのでした。失礼いたしました。チャンチャン。


No.433 (2002/05/31 06:57) title:T県のKさんの顰みに倣いつつ
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.58])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●桜様
 ご説明ありがとうございます。結論から申しますと、交同館版の世界探偵文芸叢書は波屋書房版の紙型を流用した出版ではなかったかと思われます。
 波屋書房の世界探偵文芸叢書は、これは以前こちらの掲示板でご教示いただいたデータですが、概要は次のとおりです。
 
第一編『歴史顛覆者』E・P・オッペンハイム 訳:安東礼夫 大正16年1月10日
第二編『犯罪学者の眼』ウイリアム・ハラット 訳:高橋誠之 大正15年11月15日
第三編『刺青夫人』J・S・フレッチャー   訳:林広次  昭和2年4月16日
第四編『深夜の埋葬』フレッド・M・ホワイト 訳:新田鳴爾 昭和2年4月6日
第五編『弁護士町の怪事件』フレッチャー   訳:高橋誠之 昭和2年7月10日
第六編『闇に蠢く』江戸川乱歩               昭和2年5月16日
第七編『疑問の黒枠』小酒井不木              昭和2年7月25日
第八編『荒野』甲賀三郎                  昭和2年8月?日

 甲賀三郎の『荒野』に関しては、昨年5月19日付の桜さんのご投稿に、次のとおり記されています。

------------------------------------------------------------------------

 当たらなかったものや、やり過ごした一冊をおもいうかべます。そのなかの一冊(?)の書名が下に、あげられています。

第八編『荒野』甲賀三郎                  昭和2年8月?日

です。しかし、書名は同じでも、刊行年や装丁(箱付)がことなるようです。
「陳書」2号(平成12年7月)には、書影付で、

 『荒野』 一冊 初版 極美本  箱入 甲賀三郎 昭和4年刊                  
とあります。これは、昭和2年刊行のものとはことなるのでしょうか。
 また、今年の3月には、同名の本がでていましたが、手元にある今年の古書目録、103冊をみても何処に掲載されていたのか、みあたりません。
 確かに、この書名の本はあるのですね。

------------------------------------------------------------------------

 同じく昨年5月21日付の彩古さんのご投稿にも、『荒野』昭和4年版への言及が見られます。
 
------------------------------------------------------------------------

昭和4年版の『荒野』は函欠ながらも、所持していますので、
いくつか情報を。
昭和4年版『荒野』は10編収録の短編集です。
扉に波屋書房版との記載がありますが、
奥付の発行は
交同館 東京神田区小川町二十番地/大阪市東区住吉町十七番地
という異同があるのが最初の謎です。
さらには、目次頁に
世界探偵文藝叢書 第七編
とあって、さらに首をかしげます。第八編の間違いなのでしょうか。
元版があるのだとしたら、その紙版を流用した本なのだとは思います。

まとめてみます。
『荒野』甲賀三郎 
波屋書房(扉)/交同館(奥付) 
昭和4年一月十五日印刷
昭和4年一月二十五日発行
定価 1円20銭

------------------------------------------------------------------------

 贅言は必要ないでしょう。その『古本が古本を呼ぶ』とかいう本に記されているのは、どうやらとんだ嘘っぱちです。「乱歩本も波屋からは出ていない」だの、世界探偵文芸叢書は目次には(扉には、の誤りかとも思われるのですが)波屋書房版とされているが、じつは波屋書房ではなくて交同館から出版されたものだだの、ええ加減なこと書き散らしとったら承知せんぞこら、とまでは申しあげませんが、まんず乱暴な話だなや、とは思います。
 こんなことがもしもT県のKさんに見つかったら、とてもただでは済まないでしょう。誤認情報がひとり歩きするのはよくありません、著者ご本人のためにも、事実誤認をきちんと指摘してさしあげるべきです、などと焚きつけられるに決まっています。しかしKさんのおっしゃるのはもっともなことですから、ここはやはり桜さんが、『古本が古本を呼ぶ』とかいう本の版元気付で著者の方にご一報なさるべきかと愚考いたします。いかがでしょうか。


No.432 (2002/05/31 06:34) title:手元に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

末永さん、百名はこえそうですね、また、「彷書月刊」
 2年目突入、おめでとうございます。

  手元に、四冊の雑誌、ほか古書目録が送られてきました。
 ・「スムース」9号 
   これは、「日本古書通信」「彷書月刊」「日曜研究家」
   の味わいにかわりつつ、進化する雑誌です
 ・「たん」9号
   北海道で、戦後だされた雑誌、単行本が掲載されています、
   いつもすごい量の情報です。
    伴龍二の、戦後すぐの3冊目の怪奇小説本がみつけられました。
   それに、同名の雑誌ながら、「チャーム」、「オール読切」
   にも、伴さんの怪奇小説掲載あり。道立図書館所蔵ですか。
 ・「ブツキシュ」創刊号、
   貸本屋情報有り
 ・「日本絵葉書会会報」創刊号
   軍事郵便のことなど

 よみふけりました。


No.431 (2002/05/30 20:39) title:ありがとうございます
Name:末永昭二 ([Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.192])

完全にコンピュータが壊れており、ご連絡ができませんでした。すみません。
ただいまやっと一時復旧したのですが、バラして組み立てたばかりのバラッ
ク状態で、いつまた壊れるかわからない状況です。

宴会にご参加の皆様、ありがとうございます。
盛大な宴会になりそうで、ありがたいやら気恥ずかしいやらです。
幹事の皆様、お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

ここで言うのもナンなのですが、私あてにメールを送っていただいた皆様。
今から極力お返事出します。でも、80通近くあるので、お返事は多少遅れる
かと思います。重ね重ねすみません。
全部返信し終わるまで、この状態が続いてくれればいいのですが。


No.430 (2002/05/30 06:06) title:それ以来
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 快調にすすむ、連載12回目、「本棚探偵の回想」
 (小説推理)、喜国雅彦さん。
  角田喜久雄がでてきましたので、私も参加します。

 「た」行のところに、「飛鳥高」の単行本を以前入手
 しました。それ以来、この「た」行はみます。

  友人には、「かくた」、「すみだ」はいますが、
 「つのだ」はいません。地域によるのでしょうか。


No.429 (2002/05/29 07:55) title:取り急ぎ
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 中さん、次のようなことです。
 文章では、
  乱歩本も波屋からは出ていない
 と、あります。
 
 小酒井不木の『疑問の黒枠』1927、の書影のみ掲載
 されています。
    
  翻訳物の、7冊については、目次で(ということは、
 それらを現物確認されているようです)、
  波屋書房版
 とかかかれているものの、
  奥付けでは、東京の交同館、昭和4年、となっている
 ようです。

  それから、最初に書いた文章につながります。
  中さんのHPでは、それらの翻訳物も、波屋書房ですので、
 二種類あるのでしょうか。


No.428 (2002/05/29 07:21) title:大宴会まであと一か月
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.106])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www16.u-page.so-net.ne.jp/bc5/nanko/

 ●桜様
 昨日付ご投稿、きのうの朝拝見していたのですが、時間がなくて失礼しました。
 で、どうもご主旨を判じかねるところがあるのですが、要するにご指摘の『古本が古本を呼ぶ』では、波屋書房からは乱歩の著作は一冊も刊行されておらず、また、世界探偵文芸叢書も波屋書房ではなく交同館から発行されたものである、と述べられているのでしょうか。だとしたらとんだ嘘っぱちだと思われるのですが。

 ●小林文庫オーナー様
 どうもご苦労様です。当方の掲示板でも『貸本小説』大宴会のPRをさせていただきます。あしたになりますけど。よろしくお願いいたします。


No.427 (2002/05/29 06:30) title:これには
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 彩古さん、雑誌「麒麟」、情報ありがとうございます。
  同じ名前で、しかも、「麒麟の会」が発行元とは。

  先の、古書目録では、通過したのですが、遠出をした
 とき、3冊みつけました。3号、5号、別冊です。
 3冊で千円。
  その3号をみますと、創刊号、二号の目次があり、
 久生十蘭「顎十郎捕物帳」覚書、大衆雑誌展望(これは
 島崎博)、など。
  別冊をいれて、全6冊。

  畑耕一「場所がいるのだ」昭和6、探偵小説でしょうか、
 以前、目録にでていました。
  「麒麟」での、執筆者は、この小説をあげていませんが、
 城昌幸さんの名前をあげて、記述しています。これには
 遭遇したいものです。


No.426 (2002/05/29 01:11) title:「大宴会」への、お申し込みありがとうございます。
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.71])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

小林文庫です。

 須川さん、岩堀さん
 早速、「大宴会」へ、お申し込みありがとうございます。
 ベテランの方々の方が、行動が早いですね (^ー^)゙
 若い方も、負けずに申し込んでください。(笑)

彩古 さん
 申し込みありがとうございます。

 「15冊ほど購入」が、「ほんのちょっとだけ、おこぼれ」
 「今年は鹿児島」
 それにしても、凄いと言うか、何と言うか……

 万歩の本店(行った事無いです)よりもでかい古書店、行ってみたいですね。

 「大宴会」にご協力を申し出ていただいた方々、ありがとうございます。
 今のところ、これと言ってお願いしたい事が有るわけではありません。
 本番が近づいてくると、お願い事が出てくるかと思います。
 その際は、宜しくお願いいたします。 m(__)m

 「大宴会」について、メールでご連絡をいただいた皆様。
 お一人ずつ、ご返事できませんので、ご了承下さい。


No.425 (2002/05/28 18:32) title:大宴会参加希望です
Name:彩古 ([Mozilla/4.75 [ja] (Win98; U)][160.251.17.9])
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

この掲示板ともご無沙汰しています。
表題のとおり、宴会にはぜひ参加させていただきたいと思っています。

先週の神保町の古書展では大量に貸本小説が出て、いいところは
ほとんど森さんが持っていってしまいました。
ほんのちょっとだけ、おこぼれにあずかり、15冊ほど購入しましたが。
出たのは明朗小説と時代小説ばかりなので、ここの掲示板の人は誰も
うらやましがらないと思う。

ネット目録で「麒麟」3号-5号があったので注文したところ、違う「麒麟」が
到着。全く同じタイトルなので、気づかずに大失敗。
こちらも発行元は麒麟の会となってます。1983年から1984年頃の発行。
皆様も同じ過ちを繰り返さないよう、ご注意あれ。

この季節になると遠出がしたくなり、昨年は北海道に行ってきましたが、
今年は鹿児島。
国分、隼人、鹿児島、鹿屋を1泊2日というハードスケジュール。
へとへとに疲れたわりには、これという収穫はありませんでした。
ミステリと貸本小説はどこに行っても払底しているということなのか。
でも、本の価格は東京と比較すると5割安という感じなので、タイミングが
良ければ、よい本を安く買えそう。
なかでも満遊書店・東開店の巨大さに圧倒されました。
万歩の本店よりもでかいね。
単行本はほとんど分類もされていないので、見るのに異常に時間かかるし。


No.424 (2002/05/28 07:30) title:さまざまに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

新刊で、『古本が古本を呼ぶ』高橋輝次、2002、5.9
 を読む。そのp171には
  乱歩本も波屋からは出ていない
 とある。
  しかし、中さんのHPには、昭和2年の項、に掲載されて
 います、また、この掲示板でも波屋書房のことが出ました。

  気になるところとして、実際に、本で確認したものとして、
 高橋さんは、目次には波屋書房版とされているが、そこからは
 でていなくて
  東京の交同館から、1929年に、翻訳ものがでている
 としていること。
  しかし、波屋書房から、これら翻訳ものがでて
 いることは確認されていますね(中さんのHPをみれば)
  本当なのでしょうか、この交同館版の単行本。


No.423 (2002/05/27 13:18) title:大宴会参加希望
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.215.73])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様

  大宴会参加希望します。小生の勝手な日程希望も考慮して
  頂けたようで感謝、感謝です。

  なにかお手伝いする事あればなんなりとお申し付け下さい。
  多分、私が自由時間を一番持っている筈ですから…。


No.422 (2002/05/27 12:28) title:「大宴会」参加希望
Name:須川 毅 ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][133.153.22.29])
Email:suyoshi.sugawa@nifty.ne.jp

です!


No.421 (2002/05/27 07:31) title:動向も
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、雑誌「麒麟」、名前だけは聞いて
 いたのですが、目録でも、何度かみました。
  全部で、六冊、というのは、中央線古書展
 出品書目録、で知りました。

  3冊は、入手しました。執筆者の、それぞれの
 人の、収集分野には、おどろかされます。
  紀田先生、中島さんの古書展への動向もかかれて
 おり、実に刺激的でした。
  しかし、創刊号、2号は入手しにくそうです。
 昭和47年、48年の発行です。
 
  『ぼくらの少年雑誌』の、あとがきには、驚愕
 するものがあります、それが事実ならば、ですが。


No.420 (2002/05/27 01:39) title:当分の間、「大宴会」掲示板になってしまいそうですが、お許し下さい。
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.73])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

桜さん
  
 雑誌「麒麟」については、以前に川口さん@白梅軒に教えていただき、捜していました。
 2、3回目録で注文した事も有ったのですが、未だ入手できません。

 『ぼくらの少年雑誌』も、少年雑誌の話題の際、何度か引用していただいたことが有り、探していました。
 こちらも、未入手です。
 桜さんは店頭で手に入れますか!? 2つとも、大変羨ましいです。(笑)
 
 『新潮文庫全作品目録』の出版案内、手に入れました。
 7月刊行なのですね。
 きっと購入すると思いますが、同じものを「創元推理文庫」で出して欲しかった!
 東京創元社の記念出版企画はどうなったのでしょう?

石井春生 さん
 表紙のスタイルを真似るのは、まだ大丈夫ですよ!
 (「まだ」は失礼ですか……)

 石井さんの行動はすっかりお見通し。
 25日は、古書市に出かけ、岩堀さん、須川さんと逢い、その後は世田谷文学館「山田風太郎展」に出かけさん、記念座談会を聞かれて、もぐらもちさん、森下さんに逢った、のですか…(笑)

フク さん
 こんな時、フクさんがいらっしゃれば、非常に心強かったのに…。
 たまには、自分の力でやってみます(笑)

 「探偵講談」は、良かったようですね。
 私も、一度拝見してみたい…。
 詳しい感想を、フクさんのHPでお願いします。


No.419 (2002/05/27 00:54) title:二銭銅貨煎餅を囓りながら
Name:フク ([Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:0.9.4) Gecko/20011128 Netscape6/6.2.1][61.202.93.44])
URL:http://www.h4.dion.ne.jp/~fukuda/

この書き込みをしています。

オーナー>大宴会、手伝いたいのはやまやまなんですが……。さすがに……。

中さんが紹介してくださっている「探偵講談」に行って参りました。なんと
形容するのが相応しいのか、未だに良い言葉が見つかりませんが、講談とい
うものに初めて触れたもので、その魅力の虜になりそうです。ミステリとい
う芸術は、活字、そして現代ではドラマ、映画さらには漫画まで表現形態は
様々ですが、「講談」という形で実際に聞いてみることで、個人的に今まで
感じたことのない何か新たな感動を得たような気がします。


No.418 (2002/05/26 23:42) title:「モデル問題」?
Name:石井春生 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Q312461)][211.131.150.85])
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp

末永さんの説明で種明かしされましたので、これ以上申し立てるのは
野暮なんですが、このことは前回の小林文庫湘南オフ会でもちらっと話題に
なったので、こんなに反響があるとは思いませんでした。
しかし、あくまで「観念的」ですからね。決して、堂先生の描いた美しい女性と
私を混同されないでくださいませ。あのスタイルを私が真似るには過酷な
ダイエットをしなきゃ無理ですから(涙)

昨日は世田谷文学館のイベントを観覧。知り合いに会うことは想定して
なかったのでびっくりしました。おかげさまでアリバイ工作に不自由しない
ことを改めて認識しました(笑)


No.417 (2002/05/26 23:03) title:「大宴会」の日程決定(「大宴会」通信)
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.72])
Email:kobashin@st.rim.or.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 「大宴会」の鬼の皆さまが、続々と集合!
 私も、もう逃げられなくなってしまいました。(笑)

 末永さんには掲示板で、快諾していただき、メールでもご連絡いただきました。
 別途、『新青年』研究会のもぐらもちさんともご相談し、『新青年』研究会にも共催していただけることになりました。
 (『新青年』研究会には、この日のために、定例会の日程を変更していただきました)
 
 詳細については、これから詰めて行きますが、まず概要だけを決めました。

   末永昭二さんの著書『貸本小説』の推理作家協会賞候補を祝い、受賞作無しを残念がる「大宴会」
    (長過ぎ…、どなたか良い名称を考えてください :汗)

   日時: 6月29日(土)の夕刻から
      (開始時間は未定 17:00くらいから?)

   場所: 都内(池袋を中心に検討します)
   
   主催: 『新青年』研究会、ネットファン有志(共同主催)

 実施日については、決定と考えてください。
 会場や詳細は、凡その参加人数などが見えてきてから、決めて行きます。
 しばらく、時間を下さい。

 出来るだけ幅広く、多くの方に集まっていただきたいと思っています。
 「ミステリーファンでも、ファンでなくても」、「末永さんと面識が有っても、無くても」、「何でも良いから、とにかくパーッとやりたい方」でも、末永さんをお祝いする気持ちの有る方は、どしどしご参加下さい。

 まずは、凡その参加人数を把握する必要があります。
 参加を希望される方、参加出来そうな方は、この掲示板に書きこむか、私宛てにメールを送って下さい。
 あくまで人数把握が目的ですので、最終的に参加できなくなっても構いません。
 できれば参加したい、と言う程度の方もご連絡下さい。
 
 なお、参加希望メールは
   mailto: kobashin@st.rim.or.jp
 に、お願いします。
 (通常使用しているメールアドレスとは、異なります
  この投稿の、メール欄に記述しておきました)
 タイトルは、『 「大宴会」参加希望 』としていただけると有り難いです。

 多くの方に集まっていただき、大いに盛り上げ、「思い出に残る会」にしたいと思います。
 皆さまの、ご協力をお願い致します。
 
 最後に、お願い。
 幹事として準備に協力してくださる方、を募集しています。
 やっても良いと言う方は、ご連絡下さい。


No.416 (2002/05/26 10:25) title:一冊を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

  雑誌「麒麟」第5号、昭和五十一年、には、
 畑耕一さんの、略歴がかかれています。
 古書店で、買い逃した、一冊。「怪異草紙」
 を手にとりながら、見逃しました。数ヶ月前
 のことです。
  気にながら、見送った本のひとつです。
 残念なことです。

  ポスターがついてくる、山田風太郎の図録。
 確かに、そのHPに書いてあったので、知ることに
 なりました。感謝しています。


No.415 (2002/05/25 23:42) title:大宴会、大賛成2
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.211])
Email:magic@moon.email.ne.jp


わたしも参加したいです。
翌日が休みの日なら、腰が抜けるまでお付合いできると
思います。

ところで、私も本日、もぐらもちさん、石井さんとさる場所で
お会いしました。
世間はせまいです。


No.414 (2002/05/25 17:16) title:大宴会、大賛成
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.57])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 同じく、同じく 小林文庫湘南支部の岩堀です。
    (いつのまにか湘南支部が出来ていたんですね)

 ここ数日ゲストブック開いてなくて遅くなりましたが(今日、さる古書市で
 須川さん、石井さんにお会いしてそんな話題が出ていること聞きました)、
 私も大宴会大賛成です。中さんの飲むペースにはついていけないと思います
 が…。勝手な希望ですが6月15日は絶対に避けてほしいです(小生幹事の
 一泊飲み会が入っているので…)。末永さん、もぐらもちさん、皆様宜しく。

 「貸本小説」のモデル、石井さんというのもビックリ、今日ご本人から伺った
 のですが、ゲストブックで話題になっていたのですね。やはり、毎日開いて
 いないと時勢に遅れますね。
 


No.413 (2002/05/25 16:12) title:ラム酒でゴー!!
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)][211.121.220.205])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp
URL:http://www19.u-page.so-net.ne.jp/tc5/despera/

あー。
さすがの「ですぺら」もお座敷は無いですねえ。以前、何かの飲み会でむちゃくちゃ
人が来たときには、店の前にゴザ敷いて御店主そのほか数名そこで酒干してました。
「ここが一番の特等席」だそうで。
ゴザじゃ寝心地わるいですか?
乱歩目録完成のあかつきには、ぜひ赤坂へもおいでくださいまし。
そうそう、URLも上に記入しておきます。


No.412 (2002/05/25 11:12) title:華やかに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

  華やかな掲示版になっています。

  少し前に手に入れた、雑誌「麒麟」3冊をみています。
 残念ながら、創刊号と2号は所持していませんが、あの
 島崎さんの仕事が、掲載されているようです。3号より。
  「幻影城」を刊行する前の段階ですね、興味があります。

  この雑誌には、名前を知るコレクターの人が登場。
 すごい雑誌だったのですね。6冊で終刊。


No.411 (2002/05/25 11:09) title:あ!
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.153])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

「挿画」じゃなくて「装画」でした.
失礼しました.


No.410 (2002/05/25 11:06) title:お気遣い感謝いたします
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.153])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

皆さま
このたびは大宴会を開催していただけるとのことで,受賞は逃したものの,大変な果報だと感謝しています.
日程は,土日ならばいつでも結構で,金曜日ならばなるべく月末ではないほうが都合がいい,という程度です.幸い,あまり身体を拘束されない身分なので,皆さまのご都合で決定していただければと存じます.

さて,各所で話題になっております「モデル問題」ですが,もちろん観念的なもの(全然似てませんからね)で,写真などをもとにしたわけではありません.いきさつはこうです.
まず,挿画を堂先生にお願いするのは早くから決まっていたのですが,どんな絵柄でお願いするのか,結構悩みました.
実は,私の写真をお渡しして「著者が背負い投げで悪人ばらを懲らしめている場面」をお願いする,などと考えていたのですが,担当編集者に却下されてしまいました.はじめはそれほど「軽いノリ」の本のつもりだったのです.
そうこうするうちに「堂先生ならやっぱり女性がいい」ということになったのですが,「古書の本に女性の絵はイカガナモノカ?」という声もありました.そこで,私は石井さんという古書が似合う(?)方を引き合いに出した,というわけなのです.
女性の服装についてもいろいろ提案したのですが,堂先生にお任せしました.
お任せしてよかったと思います.


No.409 (2002/05/25 07:49) title:鬼でございます
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.150])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www16.u-page.so-net.ne.jp/bc5/nanko/

 ●もぐらもち様
 さっそくのお知らせとご提案、どうもありがとうございます。
 「蔵之助」に一票、とまいります。そういえば末永さんと初めてお酒を飲んだのもあの店でした。当時の末永さんはいまだまったく無名のライターでいらっしゃったのですが、いまや日本でいちばんホットな文学賞である日本推理作家協会賞評論その他の部門にノミネートされるまでのご出世ぶり。うたた感慨に堪えぬ次第です。ただ日程的には、やはり貴研究会例会の日は避けていただきたく思います。例会を終えてご参加いただいたころには、こちらはもうすっかりできあがっているはずですので。
 「小林文庫の新ゲストブック」が大宴会段取り掲示板に化そうとしております段、皆様には重々お詫び申しあげます。

 ■探偵講談「二銭銅貨」のお知らせ
 ちょこっと宣伝させていただきます。
 大阪の若手講談師、旭堂南湖さんの講談会「名探偵ナンコ─よみがえれ!探偵講談─」第五回が、次の日程で催されます。要するにあしたです。乱歩原作の探偵講談「二銭銅貨」が初演され、乱歩生誕地名張名物の二銭銅貨煎餅もついてきます。関西地方の方はどうぞお運びください。

 日時■5月26日(日)午後6時開場/6時30分開演
 会場■Team 火の車稽古場
    デジタルエイト(旧関西テレビ)地下一階
     *午後6時を過ぎると正面玄関が閉まりますので、
     右横にある守衛口からお入りください。
    JR 大阪駅・地下鉄梅田駅下車徒歩15分/北区西天満6-5-17
 料金■1500円(二銭銅貨煎餅付き)
 出演■旭堂南湖「長講 探偵講談 二銭銅貨」(原作・江戸川乱歩)
        「雷電の初相撲」(寛政力士伝)
 ゲスト■芦辺拓(作家)「対談・探偵講談と探偵小説あれこれ」

 詳細は上にアドレスを掲げました南湖さんのホームページでご覧ください。
 ちょこっと宣伝させていただきました。


No.408 (2002/05/24 11:41) title:横溝正史を祝う
Name:はやみ。 ([Mozilla/4.78 [ja] (Win98; U)][218.44.113.190])
Email:hayami@kindaichi.info
URL:http://www.kindaichi.info/

この日のために、下記URLの「横溝正史メモリアル」を作ってきたのですが、作るのに忙しくて、今日という日を忘れていました。
さっそく、きょうという日を掲げ、お祝いのメッセージを、ひっそりと載せました。
皆さまも、よろしければお訪ね下さいませ。
また、お祝いのメールをいただければ幸いです。まとめて掲載したいと思います。


No.407 (2002/05/24 11:17) title:表紙の女性が!
Name:こしぬま ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.120.246.55])
Email:kbijutukan@thn.ne.jo
URL:http://web.thn.jp/kbi/

石井女王さまとは存じ上げぬまま、昔はこんなステキな女性がいたんだなあ、と不覚にも遠い目をしていました。HPを一新しましたが、まだリンクができません。そのときには小林文庫さんにもリンクしたく思っています。では〜。


No.406 (2002/05/24 10:30) title:大宴会の鬼の皆様へ
Name:もぐらもち ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][61.213.134.160])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://ikeike55.com/kuranosuke/kuranosuke-map.htm

取り急ぎご連絡申し上げます。
あくまでも一会員の知る範囲で申しますと、『新青年』研究会として大宴会を
開催する予定は今のところありません。
6月の例会が15日の夜にありますので、その後の二次会がまあ大宴会代わりに
なろうか、と個人的には考えておりましたので、大宴会企画がこのように
盛り上がってくれるのは嬉しい限り、会員諸氏を誘って是非とも参加させて
頂きたいと思います。
幹事の小林オーナー、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

そんなわけで、末永さん個人の詳しいご予定はご本人にうかがってみないと
わかりませんが、6月15日(土)は21:00まで、池袋で『新青年』研究会の
例会をやっています。主賓が途中参加では盛り上がりに欠けるから、この日は
避けて頂いた方がよいかな? あるいは満を持して宴もたけなわの21:00に
末永さんが登場、というのも逆に盛り上がるかな? と色々考えてしまいますが、
ともあれ日程については末永さんのご都合が最優先されましょう。

会場につきましては大人数、畳の座敷、土地勘のない参加者にも非常にわかりやすい
ロケーション、という条件を考慮して、池袋西口芳林堂書店隣の「蔵之助」を
提案させて頂きます。皆様にとってはおなじみの会場かとは思いますが、念のためURLを上に記しておきます。

以上、あくまでも私個人の意見ですが如何でしょうか。よろしくご検討下さい。


No.405 (2002/05/24 08:22) title:大宴会ジャンキーの皆様へ
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.104])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●須川毅様
 ご賛同ありがとうございます。大宴会、死ぬ気でやりたいと思います。

 ●石井春生様
 ご賛同ありがとうございます。大宴会、瞳孔が開ききるまでやりたいと思います。

 ●金光寛峯様
 ご賛同ありがとうございます。大宴会、川の向こうにお花畑が見えてくるまでやりたいと思います。
 ところで「ですぺら」には、たぶんお座敷はないのではないでしょうか。いつどこで倒れてもいいように、大宴会は畳の上で開催するのが当方の習いとなっております。私は一出席者ですからどこでお開きいただいても結構なのですが、できるなら畳の上でお花畑を眺めたいなと。それに収容人員の問題はいかがでしょう。結構な人数になりそうな気もするのですが。

 ●小林文庫オーナー様
 幹事をご担当いただけます由、お礼を申しあげます。昨年12月には東京で『貸本小説』初版完売記念大宴会、この5月には徳島で『貸本小説』日本推理作家協会賞評論その他の部門ノミネート記念大宴会を主宰した身といたしましては、ふたたび東京の地で『貸本小説』大宴会三部作の掉尾を飾れますこと、何より嬉しく思います。
 こういうのは勢いのものですから、末永さんのご都合をご確認いただいたうえで、適当に日時と会場を決定していただければいいのではないでしょうか。お勤めの方も多いことでしょうから、とりあえず6月中のいずれかの土曜日、という線でいかがでしょう。『新青年』研究会メンバーにもお集まりいただいて、とにかくぱあーッと行きたいと思います。

 ●もぐらもち様
 いきなりで恐縮ですが、貴研究会でも大宴会ご開催のご予定でしょうか。

 ●奈良泰明様
 ご賛同ありがとうございます。大宴会、ジャンキーと呼ばれるまでやりつづけたいと思っております。


No.404 (2002/05/24 07:23)
Name:奈良泰明 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.0; Windows 95)][157.120.133.253])
Email:ykatp@kamakuranet.ne.jp

小林文庫湘南支部・奈良です。
趣旨はどうでも良いのですが大宴会は
ぜひやりましょう!


No.403 (2002/05/24 06:51) title:印象に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、私も、石井さんがモデルであるとは
 知りませんでした。
  印象にのこる表紙絵です。
 
  文庫で、橘外男が出ることを知る。短編中心
 でしょうか。
  山下さんの六巻本以外のものでしょうか。
 第2期も期待していたのですが、あれは第1期
 で終了したのですね。
  
  このところ、しばしば、古書店で目にする橘外男の
 桃源社の本。高額ででています。


No.402 (2002/05/24 01:04) title:祝・横溝正史生誕百周年
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.70])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 石井春生 さんが、『貸本小説』表紙のモデルだったのですか!
 それでは、大宴会には、是非表紙の格好で参加していただきたいものです。
 石井さんのスカート姿も見てみたい…… (;^_^;)

 金光寛峯さん、石井さん、須川さんからも参加を表明していただき、大宴会の機運は、盛り上がって来たようです。

中 相作 さん

 それでは、大宴会をやりましょう。
 及ばずながら、幹事は、務めさせていただきますよ。
 
 で、今回は、末永さんが所属されている団体、「新青年」研究会などでも「大宴会」を企画されていると思います。
 もぐらもちさんも、HPに「ぱーっとやりましょう」書かれていますすし。
 そこで、方向としては2つ。
 「各団体と合同して、本格的なノミネート祝/残念会を催す」「ネット関係者を中心として、とにかくパーッとやる」。
 さあ、どちらが、良いでしょうか?
 
 当面は、大宴会の機運の盛り上がり方を見て決めて行けば良いと思いますが、皆さんのご意見をお聞かせ下さい。

 話は変わって。
 本日は、横溝正史の生誕百周年の記念すべき日です。
 早見裕司を始めとする皆さんのご努力で、少しづつ盛り上がって来たようです。
 日下さんの企画は、どうなったのでしょうか?
 
 私は、6月からは土曜日も開館になるので、ミステリー文学資料館の「生誕100年・横溝正史展」にも行きたいと思っています。


No.401 (2002/05/24 00:43) title:「時価」はいいなあ (「ですぺら」は時価じゃないです)
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.202.226.16])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp
URL:http://www19.u-page.so-net.ne.jp/tc5/despera/

末永さんは残念いたしましたが、よい本だったと私は思っています。どなたかが
「小説はこんなにも自由になれるんだ」と唸っておられましたが、同じような読
後感をいだいたものでした。丹念にお調べになって、それでいて汗臭くないとこ
ろなども共感が持てますので。
人外境を拝見していると、中さんを招いて飲む会がちょくちょく (でもないか)
あったご様子ですが出席する機会がありませんでした。今度の宴会にはお邪魔
してみようとおもいます。
宴会会場はモルトバー「ですぺら」などいかがでしょうか。場所は赤坂ですが
安く飲めますし、焼酎や日本酒のほかもちろんビール (産ベルギー) などもあ
ります。自家製スモークなど料理もうまいのでオススメです。

それにしても「時価」とはまいりました。
もし調査が間に合わなかったら、それでいきましょう。ほるぷ全集、価格は「時価」!


No.400 (2002/05/23 23:26) title:大宴会、いいですね
Name:石井春生 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Q312461)][211.131.151.107])
Email:BYQ11613@nifty.ne.jp

同じく小林文庫湘南支部の石井でございます。
『貸本小説』は、かなり観念的とはいえ、一応表紙のモデルを
させていただいたご縁もありますので、大宴会のお手伝いで
したら、喜んでさせていただきたいと思います。

それにしても、受賞作なしという結果になるとは思いません
でした。こういうこともあるんですね。


No.399 (2002/05/23 22:15) title:大宴会
Name:須川 毅 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT Windows CE)][202.219.182.234])
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.ne.jp

小林文庫湘南支部・須川です。
趣旨はどうでも良いのですが大宴会は
ぜひやりましょう!


No.398 (2002/05/23 07:36) title:絶対、大宴会をやるんだ
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.73])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●末永昭二様
 日本推理作家協会賞評論その他の部門の件、まことに残念に存じます。まことに残念ではありますが、別に「力及ばず」だの「申し訳ありません」だのとおっしゃる必要はさらさらないと思います。この手の賞はお祭りの一種と心得るべきで、これは当方の自前掲示板「人外境だより」にも以前記したことですが、賞の選考にはいろんな要素がからみますから、とにかくノミネートだけで万々歳です。
 だいたいが日本推理作家協会賞は、前身である探偵作家クラブ賞の時代から、賞の本質が政治性によって歪められてるぞこら、みたいな批判がたとえば木々高太郎あたりから出されてまして、近年の受賞作品の傾向を私はまったく知らないのですが、まあミステリー小説はほとんど読みませんので知りようがないのですが、要するに著者の「力」の及びようがない要素も大きく影響するであろうと判断される次第で、著者の「申し訳」なんてまったく意味がないように思われます。
 あまり適当なこと書いててもまずいぞと思い、かすかな記憶をたよりに木々高太郎の発言を確認いたしました。「探偵作家クラブ会報」昭和27年3月号(柏書房『探偵作家クラブ会報(第51号〜第100号)所収』)から引用しておきます。1952年度の探偵作家クラブ賞が水谷準「ある決闘」と江戸川乱歩「幻影城」に決まったとき、選考委員の一人であった木々高太郎は「水谷と大下を」と題した選評にこう記しています。
 -------------------------------------------------
 今までうすうす感じていたが、江戸川乱歩の鑑賞力を僕は疑うようになった。それは主張や評論の問題ではない。真の意味の鑑賞力を、この人は政治力ですっかり駄目にして了ったといふ印象である。
 -------------------------------------------------
 このときの選考委員会(八人)では、乱歩の推した高木彬光「我が一高時代の犯罪」に乱歩自身の票しか集まらず、「高木君の『一高時代』を推す委員が一人もなかったことも、私には意外であった」と乱歩は選評に打ち明けています。
 木々高太郎が何を指して「政治力」と呼んだのかというと、乱歩が作品そのものの評価より授賞によって作者をバックアップすることを優先させていた、みたいなことなのかなと推測されはしますものの、むろん仔細は不明ですし、木々高太郎の批判が正当なものであったかどうかもわからないわけなのですが、要するに探偵作家クラブのような職能団体が設けた賞の場合、選考には政治力その他さまざまな力が複雑にからみがちであったということではないでしょうか。
 そうした体質が日本推理作家協会賞に受け継がれているのかどうか。さあ、そんなことは私にはわかりません。呵々。
 ですからわれわれとしましては、要するにお祭りだと思って大騒ぎする以外に手がなく、とにかく末永さん、ぱぁーッと行くことにいたしましょう。
 
 ●小林文庫オーナー様
 そういった次第で大宴会の件ですが、末永さんを囲んだ日本推理作家協会賞評論その他の部門残念大宴会、いかがいたしましょうか。東京で開かれる大宴会の幹事を僻遠の地に住む私が相務めるのもなんだかおかしな話ですから、どなたか適当な方にお願いできればありがたい次第です。お考えをお聞かせいただければと思います。


No.397 (2002/05/23 06:55) title:これには
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 古書店の均一棚で、『ぼくらの少年雑誌』草野のりかず、
 1987.7月。
   これには、雑誌「日曜研究家」の味わいがある。
  この雑誌は、最近、見かけないけれども、休刊したので
 しょうか。
  それとも、刊行されているのでしょうか。

  知らない、趣味誌の世界が展開されていたのです。


No.396 (2002/05/23 02:10) title:残念でした
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.66])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

末永昭二 さん
 協会賞の結果、残念でした。
 ここ何年かの選考傾向からして、受賞の可能性は高いと思っていたのですが。
 残念ではありますが、小西昌幸 さんのおっしゃる通り、「ノミネートされたことが凄いこと」だと思います。
 
 選評も読まず、どなたが選考委員なのかも知らない状況ですが、勝手に想像すると、ブックガイドの形を取っているご著書なので、「推理小説の評論」としての部分が弱い、と評価されたのでしょうか?
 私自身の評価は何度も書いていますが、昭和30年代のB級、C級推理作家達の奇妙な作品群、それらが他では聞いた事も無い出版社から発行されていて異様に入手困難な事、春陽堂文庫から発行されいる不思議な作品群の出自など、なんとなく疑問に思いながら疑問としての形も取っていなかった事柄が、「貸本小説」の存在を提示された事で、疑問自身が明確に立ちあがり一気に解決されると云う、興奮を味わう事のできた、希有の書籍だと云う事です。
 ミステリーにしか興味の無い私が、眼から鱗が落ちる事を実感した書籍なので、「推理小説界に貢献する評論」としても高い評価を与えるべきだと考えていました。

 「次に書くものでおこたえするしかないと思っております。」と云う、ストラングル成田さんの掲示板に書かれた末永さんのお言葉は、とても力強いものでした。
 次のご著書を、心よりお待ちしています。
 また、新たな興奮を与えて下さい。

参考の為に

 推理作家協会賞に山田正紀氏ら(時事通信社 JIJI PRESS NEWS)
 http://www.jiji.com/cgi-bin/content.cgi?content=020522200529X981&genre=soc

 日本推理作家協会賞に山田正紀氏ら4氏 (朝日新聞社 asahi.com)
 http://www.asahi.com/culture/update/0522/001.html

 第五十五回 日本推理作家協会賞 候補作品決定 (日本推理作家協会)
 http://www.mystery.or.jp/kaiho/0205/kyokaisho.html

 ここから先は、末永さんの事とは全く関係有りません。
 「評論その他」部門は受賞作無しでしたが、「長編および連作短編」「短編」部門は、それぞれ2名づつ受賞。
 作品に則して言っている訳ではないですが、ここ数年2名づつの受賞のケースが多いのは、受賞者が多過ぎませんか?
 昔は、もっと難関だったような気がしますが…。
 どうなんでしょう?


No.395 (2002/05/23 00:06) title:力及ばず
Name:末永昭二 ([Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.212])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

推理作家協会賞を受賞することができませんでした。今年の「評論・その他」部門は「該当者なし」です。
ご期待に沿うことができず、申し訳ありません。

ご支援いただきました皆様に感謝いたします。

ここ数日、HDがトラブルを起こしており、やっと復旧ができたところです。
ご報告が遅くなって申し訳ありませんでした。


No.394 (2002/05/23 00:02) title:末永昭二さんからのメッセージをお伝えいたします
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.236])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西です。本日(5月22日)夜9時50分頃、末永昭二さんに電話してみました。次の事情により、私が末永さんの代わりに書き込むことになりました。以下、末永さんからのメッセージです。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
一.最近、パソコンのハード・ディスクがクラッシュした。復旧までにまだ時間を要する事態となった。「名張人外境」と「小林文庫」の関係各位にお伝えしなくてはならないのだが、こういう事情につき代わりにお願いしたい。
一. 第55回日本推理作家協会賞「評論その他の部門」は、今年度は「該当作なし」(受賞なし)であった。午後3時頃から版元のアスペクトにて待機し、4時10分頃連絡が届いた。
一.皆さんからこの間いただいたご支援に対して深く感謝する次第です。ありがとうございました。以上。
◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎
■私(小西)は、「ノミネートされたことが凄いんです。まだゲスナー賞があります。名張の中さんは『どちらになっても絶対、大宴会をやるんだ』といっておられました」とお伝えしました。おじゃまいたしました。


No.393 (2002/05/22 08:11) title:いよいよきょうですか
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.243])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●桜様
 名張市立図書館あてお葉書、昨日拝受いたしました。ご丁寧にありがとうございます。しかしまあ先日申しあげましたようなことでして。どうも相済みません。角川ホラー文庫の件、おわかりでしたらよろしくお願いいたします。
 
 ●古本まゆ様
 『江戸川乱歩著書目録』は、なにしろ本の目録ですから、古本屋さんにも重宝していただけるのではないかと思っております。ちゃんとしたものができればの話ですが。ホームページご開設の暁には、当方のリンク集にもリンクを設定させていただきます。
 
 ●小林文庫オーナー様
 『江戸川乱歩著書目録』に関しましては、大詰めと申しますか、潮時と申しますか、そろそろ往生際かなという感じです。ところで日本推理作家協会賞、すでにご存じかとも思いますが、同協会のホームページから候補作を転載しておきます。

第五十五回 日本推理作家協会賞 候補作品決定
〈長編及び連作短編集部門候補作〉
奥泉 光   「鳥類学者のファンタジア」集英社
戸梶 圭太  「なぎら☆ツイスター」角川書店
古川日出男  「アラビアの夜の種族」角川書店
山田 正紀  「ミステリ・オペラ」早川書房
若竹 七海  「悪いうさぎ」文藝春秋
〈短編部門候補作〉
倉知 淳   「桜の森の七分咲きの下」メフィスト1月号
法月綸太郎  「都市伝説パズル」メフィスト9月号
光原 百合  「十八の夏」小説推理12月号
森福 都   「十八面の骰子」ジャーロ秋号
山之内正文  「エンドコール・メッセージ」小説推理12月号
〈評論その他の部門候補作〉
荒俣 宏   「パルプマガジン」平凡社
末永 昭二  「貸本小説」アスペクト
野口啓子+山口ヨシ子編「ポーと雑誌文学」彩流社
(http://www.mystery.or.jp/kaiho/0205/kyokaisho.html)

 私はこれら候補作、じつはほとんど読んでおりません。いやはや。末永昭二さんのご受賞を祈念し、受賞記念大宴会に望みをつなぎつつ失礼いたします。


No.392 (2002/05/22 06:51) title:図録を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「追悼 山田風太郎展」図録、成田さんのHPで知り、
 世田谷文学館に申込む。ゆうパック送付のため、
 高額となる。
  ポスターもついてくるようなので(他のHPでみましたが
 どこであるか失念しました)、それを電話でお願いする。
 なくなると、あるいは言わないとつかないらしい。

  小林さん、ありがとうございます。準備していますので
 お待ち下さい。七月にはいると、四週間ばかり、メキシコ
 にでかけますので、六月はすこしいそがしくなり、それ
 までにはお送りできるようにこころがけています。

  古本まゆさん、HP開設、目録が楽しみです。


No.391 (2002/05/22 01:19) title:本日、協会賞決定
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.70])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 いよいよ今日22日、推理作家協会賞の選考会が開かれます。
 そして、明後日が横溝正史の生誕100周年です。
 今度は、日にちを間違っていないはずです。 (^_^;;;

桜さん
> 6月にはいるまでには、送りますので、お待ち下さい。
 ありがとうございます。
 急いでいただく必要は有りませんので、6月以降でも構いません。

中さん
 お手紙、受け取りませした。
 ご返事が遅れていまして、申し訳ありません。
 いま少し、お時間を下さい。
 
 『江戸川乱歩著書目録』は、もう大詰めに来ているようですね。
 刊行を楽しみにしています。

古本まゆ さん
 HPの開設もまもなくですか。
 私のHPへのリンクは、ご自由に行って頂いて構いません。
 HPの開設と、開設記念目録?楽しみにしております。(笑)
 
 光文社の「少年探偵団全集1・怪人二十面相」は、私も持っています。
 コレクションとして持っているのではなく、まさにリアルタイムで購入したものです。
 この頃に、乱歩を読んだ事が、今の私に繋がっているのだと思います。
 


No.390 (2002/05/21 15:53) title:少年探偵団全集
Name:古本まゆ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.211.131.67])
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp

 今日の名古屋の市場は、当店の欲しいものはほとんどなかったのですが、二函の
口を落とした方から、その中に入っていた光文社の「少年探偵団全集1・怪人二十
面相」(昭和36年初版 函)を譲っていただきました。
 函に擦れがあるなど、あまり状態がよくありませんが、子供の頃、ほとんど記憶するくらいに読み返した、巻末の全集各巻紹介の名文を再び読むことのできる喜び
は何にも代え難いものがあります。
 この短い紹介文には、子供時代、少年探偵団シリーズへの憧れを駆り立てた、面
白さの全ての要素が凝縮されているような気がします。

中相作さま

 いよいよ、『江戸川乱歩著書目録』の完成に向けてパワー全開といった感じですね。先日「リファレンスブック1」を譲っていただいたお客さんとも話をしたので
すが、名張図書館の乱歩の資料は、当店としても非常に役に立っています。
『江戸川乱歩著書目録』の刊行が楽しみです。
 それと、来月になると思うのですが、当店のHPを公開させていただきたいと思
っています。「名張人外境」にリンクをはらしていただきたいと思いますので、宜
敷く、お願いします。

小林文庫オーナーさま

 来月公開予定のHPで、「小林文庫」にリンクをはらしていただきたいと思いま
すので、宜敷くお願いします。


No.389 (2002/05/21 07:09) title:どこかに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 中さん、了解しました。
 角川ホラー文庫、あるはずですので、購入した時のノート
 を見る。しかし、本体価格を書いていない。
  どこかにまぎれています。

  古書店にて、天山文庫の、土屋隆夫。「動機と機会」
 の帯には、書下ろし中篇を含む、とある。「虚実の夜」
 の文庫解説、山前譲さん。南達夫と直井明の関係を知る。
 「宝石」には、二点ではなくて、三点書いていました。
 南達彦という筆名はどうでしょうか、別人でしょうか。


No.388 (2002/05/21 06:13) title:いっそ「時価」とでも書いときましょうか
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.67])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●金光寛峯様
 お手数をおかけしております。しかし「価格不明」なんてものが紛れ込んでいるのもご愛敬ではないか、と思うことにしております。完璧すぎる書誌というのは人間らしい温かみを感じさせません。やはり人間、人間的なのが一番です。公立図書館すなわちお役所という非人間的な組織がつくる書誌なのですから、人間性にはとくに配慮したいと思っております。苦しまぎれの言い訳を重ねて何をいってるんだか自分でもよくわからなくなってきましたので、このへんで失礼いたします。

 ●金光寛峯様、アイナット様
 きのうのつづきです。
 いろいろご厄介をおかけしましたが、『江戸川乱歩著書目録』には「新青年」などの雑誌復刻本は記載しないことにいたしました。調査が面倒だ、という理由もむろんありますが、雑誌復刻本の数というのが半端ではなく、実際に組んでみると大幅に紙幅を取ってそれこそ癇に障りますし、癇の問題はともかくとしても、雑誌復刻本を「著書」としてどかっと記載すると書誌としてのバランスが失われてしまうような気がいたしますので、
 「ここは君たちが出しゃばるべき場所ではないのだ」
 と今回はお引き取り願うことにした次第です。
 もうひとつの理由として、予定していたよりページ数が大幅に増えてしまい、なんとかページを減らす手だてを講じなければならぬということもあります。むろん予定よりページ数の多い本にすればいいだけの話なのですが、分厚い本などというのはどうも粋ではありませんから私は好みません。
 アイナットさんには実際に「文学時代」の復刻本をお調べいただきましたので、いまごろになってこんなことを申しあげるのはほんとに心苦しいのですけれど、よろしくご海容ください。お知らせいただいたデータは、いずれ何らかの形で活用できると思います。


No.387 (2002/05/21 01:48) title:ほるぷの全集の価格
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.202.226.224])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

中さま、お手紙拝読いたしております。
ほるぷ出版から出た児童文学全集、たかだか二十数年前の本なのに "価格不明" というのは、こう、妙にカンに触ります。
最低でもこれだけは調べたいのですが。当時の出版広告を漁ればおそらく分かると思うのですけども。
同社はこの当時「ほるぷ新聞」という書評新聞を出しておりまして、自社出版物の広告もとうぜん掲載
しています。なら見つかるだろうと少し目を通してみましたが―― どうもダメです。もっと遡って
調べないとだめですかねえ。


No.386 (2002/05/20 07:46) title:二銭銅貨煎餅の町からお送りいたします
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.124])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●小林文庫オーナー様
 どうもありがとうございます。
 『江戸川乱歩著書目録』は、要するにただ本の名前と収録作品なんかがずらずら並んでいるだけの、何の変哲もない目録です。どこに狂気の冠がある、どこに妄執の旗がある、とわれながら情けなくなってしまいますので、精進潔斎のうえ結界張って悪魔に祈りを捧げ、手に取ったどなたからも、
 「あ。この目録をつくったやつは完全に病気だ」
 と思っていただけるような目録にしたいなと念じております。しかしどうなることですか。ともあれ今後ともよろしくお願いいたします。

 ●桜様
 どうもありがとうございます。
 『江戸川乱歩著書目録』をご注文をいただきました由ですが、遺憾ながら葉書によるお申し込みは承っておりません。なにしろお役所のやることですからそのあたりはじつ物堅く、今回もまた現金書留で代金をお送りいただいてから現物を発送するということになるかと思います。どうも申しわけありません。
 ご協力へのささやかなお礼として一部お送りいたしますので、それをご覧いただいたうえで、よろしかったらもう一冊ご購入いただければと思います。
 ちなみにこの『江戸川乱歩著書目録』、全国の市立図書館に寄贈したらどうなるか、なんてことも考えてみたいと思っております。全国の市の数はたぶん七百に届きませんから、発行部数的にはなんとかOKです。都道府県立図書館への寄贈もOKです。日本中どこの市立図書館に行っても『江戸川乱歩著書目録』を閲覧することができる、というのはなかなか面白いことだと思います。
 となると、それなら大都市の区立図書館やなんかはどうするのかという問題が出てくるのですが、ははは、都会の連中なんてないがしろにしてやろうかとも考えております。生活上の便益その他の面で圧倒的に都市が有利なこの日本社会に(諸外国の事情はまったく知りませんが)、ひとつくらい地方に手厚く都市に手薄いものを発生させるのも風流ではないか、名張市立図書館が都市にあかんべーをしてやるのも痛快ではないか、などと不届きなことを考えているわけですが、むろんどうなるかは未定です。ほんとにどうなることですか。

 ●金光寛峯様、アイナット様
 『江戸川乱歩著書目録』のことでお知らせしたいことがあったのですが、またあしたということにいたします。

 ■角川ホラー文庫
 下記三点、初版定価がおわかりの方はご教示ください。日下三蔵さんにお訊きしたら一発なのですが、日下さんは相変わらずお忙しそうなので、いやみなさんたいていお忙しいでしょうけれど、とにかくおわかりの方はよろしくお願いいたします。
 
屋根裏の散歩者
 平成六年四月十日 角川書店 角川ホラー文庫
化人幻戯
 平成六年四月十日 角川書店 角川ホラー文庫
暗黒星
 平成六年四月十日 角川書店 角川ホラー文庫

 ■春陽堂文庫
 昭和62年から63年にかけて刊行された春陽文庫の「江戸川乱歩文庫」全三十冊、初版定価がおわかりの方はいらっしゃるでしょうか。定価は『春陽堂書店発行図書総目録』に記されているのですが、あの目録はかなり危ない気がいたしますので、一部発行日を確認したいものもあり、念のためにお尋ねする次第です。


No.385 (2002/05/20 07:26) title:ある町の
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 温泉地に、温泉市場、とある。これでは、古本市場も、
 と思うが、見当たらない。
  その帰り道の一軒の古書店で、大衆文学の同人誌を三冊
 見つける。ここには、あの宮下コレクションの人の
 ことが書かれている。
  先の古書目録で出ていた、あの、昭和40年代、
 50年代の雑誌「麒麟」だった。

  「新潮文庫全作品目録 1914−2000」附録
 CD-ROM、予価6000円。紀田順一郎先生の、出版史
 も。カタログには、推薦文もある。


No.384 (2002/05/19 11:13) title:新刊で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

「松本清張研究 第三号」の編集後記をみて、没後
 十年であることを知る。
  話題にされていないようですが、清張文学と旅、が
 特集です。

  新刊で、ちくま学芸文庫「明治下層記録文学」立花雄一
 を購入。
  二十年前の刊行に、大幅に加筆されたものでした。


No.383 (2002/05/18 10:09) title:こちらは
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

中さん、ご連絡いただきました、封書、昨日、拝受
 しました。
   書かれました内容、了解しました。
 葉書にて、一冊注文をかきましたので、よろしく
 お願いします。

  古書店で、椿八郎のもうひとつの随想、「鼠の王様」
 を入手。こちらは、著書献呈。
  読むと、佐藤春夫の短編に、彼の診療所がかかれて
 いるという。満洲にも滞在したこともあるという。
 そのころの文は、発見されていないようです。作品目録
 より。
 


No.382 (2002/05/18 08:41) title:有り難うございます
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.212.72])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 小西昌幸様

 「古書街を歩く」の話題、紀田順一郎さんにわざわざお伝え下さったとは
  私も一読者として大変感激です。有り難うございました。


No.381 (2002/05/17 07:40) title:いろいろと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、了解しました。
  6月にはいるまでには、送りますので、お待ち下さい。
  『男の世界 改題』という単行本です。広告
 がありました。
  小林さんのおかげで、全体がみえてきそうです。
 ありがとうございます。
 
  あたらないことを覚悟でだしたのですが、なぜか、
 その1点がきました。わからないものです。

  小西さんが訂正を言われていた、海野さんの件、
 三点ほどの箇所で、訂正が広告されていました。
 今月号の囲み記事で。

  紀田先生には、神田の東京堂で、仮移転する前の
 場所ですが、何度か、お姿をみました。
  次の作が待ち遠しいですね。
  
 中さん、いよいよですね、完成がまたれます。


No.380 (2002/05/17 01:08) title:光栄です
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.77])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

小西昌幸 さん
 この掲示板を、紀田順一郎先生にお知らせ頂いたのですか!!??
 恐れ多くも、お恥かしいことです…。
 いや、掲示板は、私だけが書き込んでいる訳ではないですから、「お恥かしい」と云う事はないですね…。
 
 紀田順一郎先生のご著書は、もちろん愛読しています。
 本当に、この掲示板をご覧いただけるとすれば、大変光栄です。
 
 また、遅くなりましたが、「「海野十三忌」講演会のご盛況おめでとうございます。
 三一書房労組の情報も、全く知りませんでしたので、とても有用です。
 ありがとうございました。

中 相作 さん
 はい、私は元気です。
 …、私に対して言っていただいた訳ではないですね。
 大阪の「花より乱歩大宴会」では、時間が取れずに申し訳有りませんでした。
 東京で大宴会を行う際は、時間を取りたいものです。
 さしあたり、末永さんの受賞記念大宴会が開かれれば、是非!
  それにしても、「ご臨席」とは… (^_^;;;
 
 江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』の完成は、非常に楽しみにしています。
 今回も、2冊購入させて頂きます。

末永昭二 さん
 徳島より、お帰りなさい。
 
 「海野十三忌/日下三蔵氏講演会」は、大盛況だったようですね。
 その上、古書店でも大収穫だったもよう・・・。
 
 その上、協会賞も受賞・・・、と幸運づくめに行って頂きたいものです。
 本当に。

桜 さん
> 1点のみ入手。『白眼鬼』永瀬三吾、同光社、昭和33
> 著者唯一の長編小説。
 私も同じ古書店に注文していると思います。 私には、芳しい結果は無し。
 『知恵の一太郎』、『白眼鬼』は欲しかったなぁ・・・

> 『「南方の火」のころ』椿八郎、古書店で入手。
 椿八郎さんのエッセイを読むと、椿さんも満洲に住んでいらっしゃったようですね。
 終戦時に住んでいたのが奉天のようです。
 その奉天が、現在の中国・瀋陽、今話題の地です。

> その後、大東亜出版社の本、一冊入手しました。おなじく、
> 広告があり、情報も、ありました。
>  大阪圭吉さんの広告もありますので、送りましょうか。
 ぜひ、お願いします。
 ただ、急いでいただく必要は有りません。 何かのついでで構いません。
 ちなみに、国会図書館で所蔵している大東亞出版社の本は、『青春赤道祭』ただ1冊。
 これには、広告は載っていませんでした。

 と、後ろ2つは、奉天の話題にしてみました。(笑)


No.379 (2002/05/16 22:13) title:紀田順一郎先生に当BBSのことをお知らせしました
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.236])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■小林様
徳島の小西です。紀田先生の『古書街を歩く』で紹介された『広文庫』復刻エピソードについての話題が当BBSに出てきましたので、私は、先生にメールでお知らせしておきました。紀田さんからは、すぐご返事が来ました。
(以下大意)「貴重な情報をありがとうございます。当該エピソードは感動してくれる人がいるので、幸せになるし感謝している。小林文庫は以前一度覗いたことがある。今後もっとアクセスしたいと思います」

というわけで、紀田先生も見てくださっていると思います。


No.378 (2002/05/16 07:48) title:みなさんお元気でいらっしゃいますか
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.209])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●小林文庫オーナー様
 ご無沙汰いたしました。あれはもう一か月以上前のことになりますか、大阪で開催した花より乱歩大宴会にご臨席たまわりましたこと、あらためてお礼を申しあげます。といいますか、お礼が遅すぎるわけですが。
 私は相も変わらぬ宴会渡世で、あちらこちらで大宴会の乱れ撃ち。先日など徳島まで押しかけて、『貸本小説』日本推理作家協会賞評論その他の部門ノミネート記念大宴会などというものをかましてまいりました。ひきつづき受賞記念大宴会にもちこめれば、幸甚これに過ぎるものはないなと思っております。
 さて、今秋刊行を予定しております名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』、大宴会の合間を縫ってほそぼそと編纂作業を進めておりますが、こちらの掲示板でお世話になったみなさんにあらためて書面でご挨拶とお願いを申しあげるべく、きのうあたりからおたよりを発送いたしております。ご住所を存じあげない方にはメールでお尋ねしているのですが、メールアドレスのわからない方もいらっしゃいますので、ちょこっとアナウンスさせていただきます。
 
 ● iizuka 様
 といった次第で、メールにてご住所お知らせいただけませんでしょうか。お手数ですがよろしくお願いいたします。

 ●古本まゆ様
 先月、大阪の古本屋さんに立ち寄りましたところ、春秋社の夢野久作傑作集一『山羊鬚編輯長』(昭和十二年四月二十日)がありましたので、
 「なんやえらいもんがおますやないか。うわ。これはこれは。うわ。たまらんな実際」
 とかなんとかいいながら購入する気もないのに手にとってためつすがめつし、図々しくも必要なデータを控えて帰りました。乱歩の跋文は「夢野久作氏と作品について」というタイトルでした。気になるお値段はたしか二十三万円。阪急古書のまちにある加藤京文堂というお店でしたが、現物がまだ売れ残っているかどうかはわかりません。
 ともあれ『山羊鬚編輯長』の件、用は済んでおりますので、ご放念いただければと思います。どうもありがとうございました。


No.377 (2002/05/16 06:47) title:どれくらい
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 末永さん、ありがとうございます。確かに、怪しげ
 ですね。
  この新月書房については、都筑さんの本にでていますが、
 全体的に、よくわからないように思われます。

  久我荘多郎『菊池千本槍』(昭和17年立誠社)、入手され
 ましたか。
  私のリストでは、もれています。これで、戦前のは、一冊
 ふえて、17冊目です。戦後には、9冊、確認していますが、
 あとどれだけあるのか、わからないように思われます。
  南総二郎、末永さんの分野ですね、何冊あるのでしょうか。
  末永さん、短期間の旅行でいろいろと入手されるとは、
 やはりすごいことですね。

  古書目録に、このところ、「戦線文庫」がでています。
 やはり、昭和18年が注目されていますね、2月の、52号、
 8月、9月の発行のものに目が行くのでしょうか。最近の
 古書目録には、これらはでていませんが、このところ、この
 文庫、よく出品されています。


No.376 (2002/05/15 15:16) title:なるほどその手が
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.209])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ありましたか。
三一書房の本で欲しいのがあったのですが、入手が難しいかと半分諦めていました。
さっそくさっき電話で在庫を確認したので、FAXで注文してみます。

桜様。
仙花紙ものと言っても、今回は時代ものがほとんどでした。
実はまだ旅先で発送した荷物を全部受け取れていないのではっきりしませんが、牧逸馬の『この太陽』は、熱海で発行されたというだけで面白がって購入しました。仙花紙ではありませんが、久我荘多郎『菊池千本槍』(昭和17年立誠社)は大阪の出版社なので購入。南総二郎という人の『龍虎の呪符』という捕物帳を買いましたが、奥付欠なのでいつのものかわかりません。
まあ、大体こんなところで、私なりには珍妙なものが入手できたと喜んでいます。
あ、それから来年の講演は私というお話はありませんよ。


No.375 (2002/05/15 11:10) title:三一書房の本の入手方法について
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.236])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■徳島の小西昌幸です。海野十三や香山滋の三一書房版『全集』をコツコツ探求している方は必ずいると思いますが、ご承知のように同社は厳しい労使の対立によって、闘争が続いています。その関係で、流通面に支障をきたしているのですが(倉庫を組合ががんばって管理しているため現経営陣は過去の刊行物を思うように流通できない)、確実に海野本や香山本を入手するには、次のような方法をオススメします。
■三一書房労働組合の通信販売係に電話かファクシミリで連絡を取り、在庫確認の上、注文してください。こちらの住所氏名を伝え、本が届いてから速やかに同封の振替用紙で送金するという仕組みです。連絡先は次のとおり。
《三一書房労働組合 通信販売係》電話/03・3812・3132、3233 ファクシミリ/03・3812・3119  住所 113−0033文京区本郷2−11−3 
■私は香山全集は毎月1、2冊ずつ直接労組に注文して割引価格で帯付き美品を全巻揃えることができました。電話の際は、「徳島の小西という人から教えてもらったのですが、これこれこういう本は入手可能でしょうか」と、ていねいに聞いてみてください。先方は私の名を知っているので、親切に教えてくれます。まとまって買うと送料もサービスしてくれたと思います。
■私は、同労組を支援する会に入っております。故尾崎秀樹先生や紀田先生も労組を支援する声明をお出しになりました(小西は直接的には東京の支援者―NHKのディレクターで土方巽の優秀なドキュメンタリー番組を作った人―からの要請で入会)。未入手の本などは、どしどし注文してあげてください。私は今度は折を見て中井さんの作品集を探求しようかなあなどと考えています。モチロン、東京創元社版全集は買っていますが。おじゃまいたしました。


No.374 (2002/05/15 06:53) title:行くと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 末永さんも、前に出られたそうで、来年の予行演習
 のようでもありますね。
  その怪しげな、仙花紙本、差し障り無ければ、題名
 だけでも、知りたくなります。
   徳島に出かけると、駅から近い、あの古書店には
 かならず行きます。あの中の乱雑さにひかれます。

  4月にでた目録から。6点希望して、そのなかの
 1点のみ入手。『白眼鬼』永瀬三吾、同光社、昭和33
 著者唯一の長編小説。


No.373 (2002/05/14 09:20) title:帰京しました
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.211])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

小西さんのおっしゃる通り、日下さんの講演会は大変な盛況でした。

さて、徳島の古書店ですが、全国的な流れ(?)に乗って大型リサイクル系店がいくつもありました。丹念に回ると面白そうなのですが、古いものがなさそうなところはパスしました。
徳島市は地図で見ると平地が少なく、狭い町のように見えるものの実際は大変に広く、道が入り組んでいるうえに古書店が散在しているため、自動車で地元の方に案内していただかなければかなり苦しいと思います。今回は小西さんにご案内いただき、大変助かりました。
全体的に古い雑誌が少なかったので、私としてはほかの場所より買うものが少なかったという結果でしたが、怪しげな仙花紙本などが買えたので、荷物の到着が待ち遠しいです。

物集さんのテレビは見た記憶があります。もぐらもちさんのおっしゃる通り「洒脱なジゴロじいさん(実は高名)を面白おかしく紹介する」という扱いだったと思います。
大倉テル子さんのご縁者は(今では)連絡がつかないという話を伺ったことがあります。


No.372 (2002/05/14 06:52) title:いつしか
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『「南方の火」のころ』椿八郎、古書店で入手。
 何度か通過する度に、いつしか売りきれているので
 今度は購入。
  『鼠の王様』椿八郎もあるので、見つけたい。
 でも、よく見かけるので、その時まで。

  中島河太郎さんによる、作品目録があります。


No.371 (2002/05/13 06:50) title:そばに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小西さん、ご盛況のこと、おめでとうございます。
 次の、ハンド・ブック(?)、勢いがつきそうですね。

  小林さん、着きましたか。
 その後、大東亜出版社の本、一冊入手しました。おなじく、
 広告があり、情報も、ありました。
  大阪圭吉さんの広告もありますので、送りましょうか。

  もぐらもちさん、追加です。ききましたところ、
 友人の記憶では、落ち着いた感じの人が、そばに
 おられたということですが、そんなには若くはない、
 ということでした。
  また、家ですが、高台の、それも、おおきな庭つきで、
 コレクションの山にかこまれていた、ということ
 でした。このあたりは、異なるようでした。


No.370 (2002/05/13 01:47) title:日下さんの講演会、大盛況でした 5・12徳島 海野十三忌
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.253.218])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

■小林文庫オーナー様
海野十三の会の小西昌幸です。5月12日の海野十三忌/日下三蔵氏講演会「海野十三・再々評価に向けて」(阿波観光ホテル4階ホール)は、おかげさまで60名の参加者があり大盛況となりました。通常この種の催しは、いつも資料を50部作れば充分なのですが、今回は足りなくなって大いにあせりました。東京から末永昭二さん、名張市から中相作さん、神戸から野村恒彦さん、吹田市から臼田惣介さん、愛媛から藤原正明さんというとんでもない顔ぶれの人たちが集まりまして、大感激でした。
講演会は日下さんは大変そつなくお話になり、私たちは、せっかくなので末永さんや中さんにもご登壇いただき発言をしてもらいました。講演内容は、海野のデビューから作家たちとの友情や交流、没後刊行された百点以上の単行本の詳細な傾向の分析、海野作品の魅力、日下さんが海野について今後数点は単行本化を仕掛けたいとお考えになっていることなど、多岐にわたる興味深いものでした。
徳島新聞文化部や読売新聞徳島支局の記者なども取材に来ていました。
日下さんは、この日10時着の飛行機で徳島入りされたのですが、古書店めぐりのご案内をする約束をしておりましたから、まず、空港から車で5分ほどのブックオフに直行。肩慣らしのつもりでちょっとのぞいていただければ良いと思っていたのですが、日下さんはここでいきなり7千円台のお買い物をされました。アニメも守備範囲なのだそうで、もう私はただただ感服しておりました。
講演会終了後は、私が過去に山前譲氏や池田憲章氏や長谷邦夫氏や杉浦康平氏をお連れした古書店「徳島古本流通センター」に皆で行って、楽しくブック・ハンティングをしたわけです。
そして夜は、中さんを中心に恐怖の大宴会に突入し、私はボー然としていたという次第です。
13日は撤収時刻ギリギリまで、ほぼ終日、徳島市内の古書店を駆け巡ることになっております。私が果たして無事生還できるかどうか、皆さん、どうかお祈り下さい。失礼いたしました。


No.369 (2002/05/13 00:57) title:国際子ども図書館など
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.75])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 物集さんの話題が、2方向に広がり…、興味深いお話ばかりで、勉強になります。
 
小西昌幸 さん
 名著普及会の社長のお話もそうですが、小西さんのお言葉も「熱い」ですね。
 そのお気持ちが、現在の海野十三の会その他でのご活躍に繋がっているのでしょうか?
 昨日の「海野十三忌 講演会」、ご盛況だったと思います。
 また講演のご様子なども、教えて下さい。
 
 
 一昨日、上野の国際子ども図書館に行って来ました。
 あまたの作家のエッセイに登場する、旧上野図書館の面影を、どれくらい残しているのでしょうか。
 
 建物はとても重厚、でも職員の人は親切で、改装されているので明るくて綺麗な、とても気持ちの良い図書館でした。
 また、行ってみるつもりです。

 国際子ども図書館に行った理由は、大阪圭吉の著書チェックなど。
 国会図書館所蔵の大阪圭吉の著書を、総て再確認しようとしたところ、何故か『海底諜報局』が、国際子ども図書館に移送されていたのでした。
 児童書では無いのに!?
 チェックに行った結果は、所蔵書は私の所有しているのと同じ版(再版)でした。
 現在、圭吉の著書の発行日を再確認しようしているので、途中経過はまた報告します。
 
桜さん
 お送り頂いた資料は、土曜日に拝受致しました。
 大変、参考になりました。ありがとうございます。


No.368 (2002/05/12 10:28) title:同じく
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

 もぐらもちさん、不思議なもので、昨日、古書店
 から手に入れた、大隣社の本の広告に、すでに
 翻訳としてもぐらもちさんが書かれています、
  『紅木婁の騎士』、木ヘンに婁、で一字
 四六版・美装・定価1円40銭
 とされていました。楼が旧漢字でしょうか。

  物集さんの周辺のこと、知りたくなりますね。
 ぜひ、インタビューに行き着かれることを希望
 します。

  小西さん、岩堀さんと同じように、紀田さんが
 講演された理由がわかりました。

  松本清張記念館より、「松本清張研究 第三号」
 2002、の刊行を知らせる小片が、同封されて
 きました。定価2000円。


No.367 (2002/05/12 08:30) title:古書街を歩く
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.132.52.16])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 小西昌幸様

  小西さんの講演会に紀田順一郎さんを呼んだのはそういう
  ことだったんですね。(「『新青年』趣味」の小西さんの寄稿、
  拝読しました)
  「古書街を歩く」にはいろいろな話が載っていて読み物としても
  非常に面白いですが、一番印象に残っているのは物集高量さんの
  話と「北村透谷『楚囚之詩』」発見の話です。
  物集さんと名著普及会の社長さんとのやりとりは、何度読んでも
  感動しますね。
  
  
  


No.366 (2002/05/12 00:30) title:『広文庫』復刻のエピソードには泣きました
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.253.218])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

徳島の小西です。物集さんの話題で盛り上がるとは感激です。私も、岩堀様が書かれていたように、紀田順一郎先生が『古書街を歩く』で紹介された『広文庫』復刻のエピソードに大きな感銘を受けたクチです。読んだときは、涙がボロボロこぼれました。

名著普及会の社長と部長が、死んだと思われていた物集さんが存命だったことを知り、駆けつける。物集さんは1人暮らしで、生活保護を受けていた。『広文庫』を復刻したい、という社長に対して、物集「よしたほうが良かありませんか、あなたの会社がつぶれますよ。ごらんなさい、うちもこうなった」。「良いものは売れる。売って見せます」という社長に、物集さんが問いかける。「世間のことに自分はすっかりうとくなっているが、あなたの会社と講談社とではどちらが大きいのですか」。社長は「確かに規模から言うと講談社が大きい。しかし精神では、はるかにうちが大きい」と答えるわけです。このとき物集さんは90代半ば。復刻企画は大成功をおさめ、物集翁を支援する学者や文化人の組織も作られる。物集さんは苦労の連続だった人生の最後の最後にスポットが当てられ、106歳で大往生を遂げる……。

私は、心に迷いができたとき、いつもこのエピソードを読み返してきました。鳥取であった「第5回本の学校」の分科会で河上進氏(=南陀楼綾繁 なんだろう・あやしげ氏)のご指名で発言したときにも、「なぜ本を作るのか」という志(出版人の心意気)の一端を明示したエピソードとして引用させていただきましたし、職場で紀田先生の講演会を企画開催したのも、このエピソードを先生に直接語っていただきたかったからでした。私が読んだのは福武文庫の『新版 古書街を歩く』でした。

本日(5月12日)いよいよ日下三蔵さんの講演会です。講演会資料は、なんとA4サイズ8頁ビッシリ。私は泣きながら11日午後10時過ぎまでかかって作業を終えました。私は会場では、末永さんと書籍売り場に立って『「新青年」趣味』9号や、ちくま文庫版『海野十三集・三人の双生児』などを販売してまいります。それでは失礼いたします。


No.365 (2002/05/11 22:43) title:むずかしい問題です
Name:もぐらもち ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][202.233.245.156])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

桜さま

続報、という具合に行かないのが非常に歯痒いのですが。

物集高量さん、テレビ出演の内容等に関しては全くチェックして
いませんでしたから、ちょっとわからないのですが、100歳、103歳
それぞれのエッセイ集の内容から推測出来るのは、当時の物集さんは
物集家の跡取り、という立場ではなく、アパートで独り暮らしだった
らしいこと。そして、非常に若い恋人(笑)がいて、身の回りの世話を
してくれていたらしいことです。
松井玲子さんだとしたら1980年当時、60歳を越えておられるのでは
ないかと思います。テレビに映っていたのがもっと若い方でしたら
多分それが当時の恋人さんでしょう。羨ましい話です。

そういったわけで、高量さんのお住まいから割り出して現在の物集家の
人々とコンタクトを取る、というのはちょっとむずかしいようです。
ただ痩せても枯れても『廣文庫』の物集高見博士の家系ですから、
本気で探せばご遺族の方は見つかると思います。
しかし大倉テル子の研究者を歓迎してくれるかどうかは……(笑)。

何にせよ物集家の縁者の方、あるいは大倉テル子さんと関わりの
あった編集者の方など見つかったら是非お話を聞きたいと思います。


No.364 (2002/05/11 10:59) title:そのとき
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

 続きです。
  TVに出られていたとき、いくつかのコレクションを
 見せられていたということです。もぐらもちさんが
 あげられていたエピソードに関係があるようです。
 
  そのとき、そばにいた(?)、あるいは身のまわりの
 世話をしておられたのが、松井玲子さんでは(?)、
 というのが、友達の証言です。TVにもでていたようだ、
 とも。
  とすれば、高量さんがおられたところに、まだ住んで
 おられるのではないか、というのがストーリーですが、
 もぐらもちさん、いかがでしょうか。

  ご存知のように、WEB-OPACによれば、松井さんの、本が
 所蔵されていますね。


No.363 (2002/05/11 09:42) title:物集ファミリ 鉱石ラジオ
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.212.155])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


もぐらもち様

 昨日は、「『新青年』趣味」第9号を読んだり、もぐらもちさんの書きこみ拝見
 したりで大騒ぎでした(^o^)。「別冊宝石 江戸川乱歩還暦記念号」を本棚から
 取り出して(こういう本が平積みとはマズイなあ)みたら、大倉Y子のエッセイ
 たしかにありましたね。隅々まで読んでなくて気付かなかったです。
 森まゆみ『明治東京畸人伝』(新潮文庫)もどこかにあった筈と…、部屋の隅
 からやっと探し出しました。物集高量さんのいいお写真が載っていますね。
 大倉Y子(物集芳子)は、妹の和子といっしょに二葉亭四迷から文学の
 個人教授を受けていたそうですね。
 物集高量については、紀田順一郎「古書街を歩く」(新潮選書 昭和54年
 初版)にも、「廣文庫」を復刊したい出版社との邂逅の感動的なエピソードが
 載っています。

末永昭二様
 「『新青年』趣味」第9号では、「海野十三と無線雑誌」に書かれている鉱石ラジオ
 の話も大変なつかしかったです。我が家か学校か忘れましたが、後ろから見ると、
 ポーッと付いている真空管が丸見えのラジオでよく聞いたものです。ザーと雑音が
 入る…、時々聞こえなくなると、本体をガンとひっぱたくと何故か又聞こえてくる
 んですね。秋田では昭和30年頃まだ子供達を集めてのラジオ組みたて教室という
 のがありました。「バリコン」という言葉覚えてます。それが「バリアブルコン
 デンサ」(容量可変器)の略語であるらしいと知ったのは大人になってからでした。
 
 


No.362 (2002/05/10 12:53) title:“仙人”と呼ばれていたとかいないとか
Name:もぐらもち ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][218.45.96.215])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

岩堀さま、桜さま

物集高量さん、亡くなられた時は106歳でしたが、晩年メディアに注目され、
各方面で活躍していたのは本当です。
100歳を越えてから出版された3冊のエッセイ集にはそのあたりの事情にも
触れられており、テレビ出演の際の写真なども収められていました。
(手元に資料がないので、曖昧な記憶なのですが、「徹子の部屋」か何かに
出演した写真があったと思います。)
テレビでの扱いはわかりませんが、本の方では、国文学者であるとか名家の
長男だとかそういう事はどちらかというと些末事で、いたって自由気ままに
100年も生きた挙げ句、30何人目かの恋人と楽しく暮らしている面白い
ジゴロ爺さんという所に注目していたように思います(笑)。
洒脱な性格の上にお喋りが達者だったらしく、インタビュー形式で語られる
エピソードの数々が非常に生き生きと綴られています。探偵小説作家・大倉
テル子の参考文献という期待をもって読むべき本ではありませんが、この人
自身非常に興味深い人物であり、一読の価値ある好エッセイでした。
また、物集高量さんのことは、森まゆみ『明治東京畸人伝』(新潮文庫)にも
取り上げられています。

物集ファミリーの中で、メディア露出があって有名だったのは『廣文庫』
編纂者物集高見、その協力者だった長男物集高量、三女の物集芳子(大倉テル子)、
四女の物集和子(藤浪和子)くらいでしょうか。しかし他に何人も年の離れた
弟や妹がいて、その子供・孫の代まで行くと多分本人達も系図上のつながりは
あっても実際のつき合いはなくなっていると思いますし、物集芳子さんをよく
知る位の人になると、もうお亡くなりになって久しいのではないかと推測されます。
せめて芳子さんの娘で、やはり作家だった松井玲子さんの縁者にでもお会い
出来たらと思うのですが、雲を掴むような状況で、なかなか難しいものが
あります。


No.361 (2002/05/10 06:58) title:その人
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 本で知り、その雑誌は何冊あるのか、と思っていた、
 「麒麟」が古書目録で全六冊であることを知りました。
 (「中央線古書展出品書目録」より)。
  「顎十郎捕物帳」覚え書、「海野十三著書目録」
 が所収されているようです。

  須川さん、ご指摘ありがとうございます。山沢晴雄
 さんでした。私も、ファンのひとりです。
  今後とも、よろしくおねがいします。
  
  岩堀さん、友人の一人に、電話したら、彼の記憶によれば、
 物集さんは、なくなられる寸前(1985年死去)まで、テレビ、
 それも、たけしの、スーパー人間みたいな特番にでたり、NHK
 にもとりあげられた、と言っていました。
  しかし、その人が、確実に当人かどうか、すこし、あいまいだ
 と電話の向こうで話していました。果たして、真実は?


No.360 (2002/05/09 23:21) title:山沢晴雄ファンクラブより
Name:須川 毅 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT Windows CE)][202.208.48.220])
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.ne.jp

桜さん
山沢晴雄です


No.359 (2002/05/09 13:21) title:記憶喪失?
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.212.30])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 桜様

  「物集さん」、その方の大叔(伯?)父さんという関係ではなかったかと…。
  それほど近い親戚ではなかったようです。
  遠い昔なので記憶喪失気味…、申しわけありません。


No.358 (2002/05/09 07:30) title:受け取り
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、遅れましたが、朝イチでおくります。
 また、その後、今年一番の、単行本も古書目録から
 無事入手しました。
  準備ができたように思われますので、書くだけです。
  その古書店にはどれほどのものがあるのか
 予想できませんほど、素晴らしい品揃えです。

  『別冊シャレード65号 山沢春雄 特集5』を拝受。
 山沢春雄評論特集です。いつもありがとうございます。
 
 「『新青年』趣味」、夜、メール便で受け取りました。
 振替にて支払い予定。末永さん、ありがとうございます。
  読み応えのある項目がならびます。末永さん、本当に、
 細目になりますね、よく流れがつかまれます。
  表紙には、青版、赤版があり、再版では、表紙の色を
 かえたようです。うら表紙の広告で、再版がどちらか
 であるか、わかりますが。
  発行日はいじらずに。


No.357 (2002/05/08 07:21) title:その後
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  小林さん、6周年おめでとうございます。
 これからも、よろしくおねがいします。
 
  ある雑誌をみて、戦後の、昭和二十年代後半に
 ミステリ同人誌で活躍され、その後小説も書かれた
 船知彗さんが、昨年冬死去されたことを知る。

  岩堀さん、物集さん、どのような姻戚関係か
 知りたくなります。


No.356 (2002/05/08 00:53) title:HP開設六周年
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.76])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

よしだ まさし さん
 『戦後ミステリ・冒険小説全目録』は、かなりの線まで行っていたのですか!?
 期待していたので、残念です。
 
 書誌の作成は、労が多い上、その後ますますお忙しくなった方々ですから、完成させるのは難しかったのでしょうね。
 本当に、残念です。

 昨日、5月7日 小林文庫HP開設六周年を迎え、7年目に入りました。
 HPを訪れて、励まして下さった皆様、大変ありがとうございました。
 青息吐息のHPになっていますが、地道に継続して行くつもりです。
 これからも、よろしくお願いします。


No.355 (2002/05/07 16:47) title:「『新青年』趣味」第9号
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.215.195])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 末永昭二様
 「『新青年』趣味」第9号、有り難うございました。まだちらっと見た
 ところで、これからじっくりと…。口座番号のご連絡もたしかに拝受、先刻
 振りこみにいってきました。
 おりも良く?、ツンドク本の中から「 新青年 読本 全一巻」(1988年、
 作品社、これも素晴らしい本ですね)を取り出して昨日から読み始めて
 いたところです。又偶然ながら、1週間程前に鎌倉の古本屋で三一書房の
 「海野十三全集」の11巻を購入していました。私は海野マニアとかファンとか
 言うほどの者ではありませんが、この11巻は美麗・箱入り・帯付きで
 1200円(これは安いのでは…)、「地球発狂事件」「四次元漂流」など
 (私にとっては)珍しい作品が入っているので即買いでした。これからも、
 海野十三全集は見つけたら買いたい気持ちです。

阿部崇さんの「女傑 大倉Y子伝説」が載っていますが…
 本名 物集芳子さん、「廣文庫」の物集高量さんの妹であるという事を、恥ずかし
 ながら最近知りました。大昔同じ職場に「物集」さんという方がいましたが、
 その頃、紀田順一郎「古書街を歩く」や山田風太郎「人間臨終図巻」に物集高量
 さんの話が出ていたので、その方に聞いてみるとやはりご親戚でした。今思うと
 大倉さんの話も聞けたのでは…となるのですが、無知故にあたらチャンスを
 逃してしまいました。残念無念です。


No.354 (2002/05/07 12:33) title:『戦後ミステリ・冒険小説全目録』
Name:よしだ まさし ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.211.5.217])
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

オーナー様

>>「関口苑生、長谷部史親ら、本大好き人間と企んだ『戦後ミステ
>>リ・冒険小説全目録』の作業もいよいよ本格化しそうで、楽しみ
>>もある。乞う、御期待!である。」

これですが、実は友人が専用のデータベースソフトを開発し、データ入力もある程度までは進んでいたはずです。ただ、関わっている方の多くがプロの方たちですので、なかなか継続的に時間を割くことができなかったのではないでしょうか。予定ではかなり網羅的なデータベースが完成するはずだったと伺っております。


No.353 (2002/05/07 07:31) title:ふたりの
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、その通りです。正しく、末永さんの本は
 目から鱗状態でした。幸運が訪れますように。

  久しぶりに、貯った本を整理していましたら、同じものが二冊
 もある、
  雑誌SPA!,1996。
  現在活躍中の二人の写真があります。まだ、本名の人と、
 山前さん。
  おふたりが、べつべつに、写されているのは珍しい写真かも
 しれません。
  保存用にとりおき。


No.352 (2002/05/06 22:24) title:ゴールデン・ウイーク後半も終り
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.75])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 「名張人外境」の掲示板「人外境だより」で、末永昭二さんのご著書『貸本小説』が、第55回日本推理作家協会賞「評論その他の部門」の候補作となったことを知りました。
 末永昭二さん、おめでとうございます。
 桜さんの、下の投稿はこの事をおっしゃっていたのですよね。
 
 協会賞は懐が広過ぎて、殊に「評論その他の部門」では、作者がミステリーや推理小説を意識しているとは思えない作品まで候補とする傾向が有り、納得いかない場合も有るのですが、今回は諸手を上げて賛同。
 理由は、ミステリーファンである私が、純粋に感動し「眼から鱗」を実感できた著書だから。
 末永さんの調査の成果が、正当に評価された事を、嬉しく思います。
 願わくば、受賞と言う結果が出る事を、お祈りします。
 
 「評論その他の部門」で云うと、以前から疑問に思っていたのは、何故、書誌が候補とならないのか?、と言うこと。
 山前譲さんのお仕事や、中さんの「乱歩リファレンスブック」は、候補となって当然と思いますが、如何?
 (末永さん、中さんは、本掲示板にも登場してくださる方ですが、その事は上の意見に関係していない事を、付け加えておきます)

 桜さんの紹介されている、井家上隆幸さんも、協会賞「評論その他の部門」の受賞者ですね。
 『ここから始まる量書狂読』は手に入れていませんが、元になった「噂の真相」の連載は、雑誌で読んでいます。
 その中で、切りぬいて取ってあるのが、「噂の真相」1988年3月号の連載「ジャーナル読書日記」。

 気になった部分を抜き出してみると…。
 「関口苑生、長谷部史親ら、本大好き人間と企んだ『戦後ミステリ・冒険小説全目録』の作業もいよいよ本格化しそうで、楽しみもある。乞う、御期待!である。」
 雑誌「幻影城」で予告された、島崎博の「日本推理作家書誌(全4巻)」を始め、予告だけされた書誌は数ある中で、ここにも実現しなかった書誌があるようです。
 切り抜いていたくらいで、期待していたのですが…。
 
 
 ゴールデンウイークも、今日で終り。
 また、掲示板に登場する間隔が長くなってしまうかと思いますが、ご容赦下さい。


No.351 (2002/05/06 11:17) title:幸運を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

  末永さん、ありがとうございます。
 また、いい結果がでれば、いいですね、3本の
 なかの一本ですから。

  英字表示、ということで、すこしおどろきましたが、
 著者権を松本ナヲさんが所有されておられるということ
 でしょうね。
  


No.350 (2002/05/05 13:26) title:2001年12月31日以前の書き込みを、過去ログへ移動しました
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.68])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。

 掲示板をメンテナンスし、2001年12月31日以前の書き込みを、「小林文庫のゲストブック過去ログ」へ移動しました。

 発言番号が変わってしまいましたが、ご了承下さい。

 これからも、ご投稿よろしくお願い致します。


No.349 (2002/05/05 11:06) title:久生十蘭
Name:はやみ。 ([Mozilla/4.78 [ja] (Win98; U)][218.44.113.128])
Email:hayami@hayami.net
URL:http://www.hayami.net/

久生十蘭はまだ初心者に近く、三一の全集すら持っていないというお恥ずかしい状態ですが、それだけに、久生十蘭のお話がきけるこのサイトは、とても楽しく読ませていただいております。

ところで前に書いたと思いますが、横溝正史の初心者向けサイトをやっていて、某社とも横溝の話をしているのですが、「横溝正史の総合的な研究家っているんですか」ときかれて、はたと困りました。今のところ、プロの方ではいないようです。サイトを開いている方では、非常に広く詳しい方がいらっしゃいますが。
生誕100年が今ひとつ盛り上がらないのも、そのせいでしょうか。


No.348 (2002/05/05 09:22) title:続編
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.169])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

各所で続編にご期待いただいており、ありがたく思っています。
「あれもやってみたい、これも入れればよかった」と思わないでもないのですが、今のところ(関連書籍を出す計画はあるのですが)あれの「続編」を出す予定はありません。
映画でもなんでも「続編」はあまり評判よくないというのもありますし。
というわけですので、もしも今度何かやるとしたら、まったく別の新しいテーマでやろうと思っています。
ご期待にはお応えしなければならないかとは思うのですが、ここはワガママを言わせていただこうと思っています。すみません。

桜様
本日発送いたします。ありがとうございます。
「Nao Matsumoto」は著作権継承者の「松本ナヲ」夫人のことだと思います。

あなたま消滅以来、ブックマークをいちいち巡るという「石器時代」に逆戻りしました。
失ってしまって、その恩恵に改めて気付いたという次第。


No.347 (2002/05/05 07:25) title:すでに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][61.214.97.188])

 定期的に、他の掲示版に訪問する、時間ごとの
 更新がなされる、リンクがなくなり、すでに
 とりあげられていたことは、末永さんの本の
 ことでした。
  やはり、誰もが期待されておられるのですね。

  下のことでは、新刊案内ではなくて、「彷書月刊」の
 広告です。発行されたのは、2000.8.15で、
 1983から1988までのものを収録したもので、
 「噂の真相」に連載。

  徳間文庫で、「京都ミステリー傑作選」の、第2弾。
 奥付けでは、松本清張の、英語表示が、
   Nao Matsumoto 2002
 とされており、クレジットかな、と思う。
 


No.346 (2002/05/04 12:02) title:調べて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

 末永さん、ご送付よろしくお願いします。
 
  私としては、末永さんの、次の、「貸本
 小説」の続報を期待したいです。

  「彷書月刊」、新刊案内で、白告星社、
 「ここから始まる量書狂読」井家上隆幸
 を知り、注文。

  小林さん、まだまだ、全国には知られていない
 文献があるのでしょうか、いろいろ調べることが
 ありそうですね。


No.345 (2002/05/04 03:41) title:ありゃりゃすみません
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.154])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

オーナー様
いやはやすみません。
おっしゃる通り『エスエス』は東宝です。『東宝』の姉妹誌ですし、宝塚の話なのですから。
こういう細かいところでボロが出ます。
いずれ『新青年』研究会HPでも訂正させていただきますが、ここで訂正させていただきます。

総目次は、「読んで面白く」と考えたのでああいう形式にしてみたのですが、改良すべき点があればお知らせいただけるとありがたいです。次回から、ちょっとした大物を扱う予定です。今回は「小手調べ」ということです。

「顎十郎」にしても「平賀源内」にしても、満州で出版されたのが久生十蘭名での最初の単行本、というか、初めて覆面を脱いだということなのでしょうか。
たしかに「象の腹」には「天下祭」という言葉が出てきますね。
あとは『安永密訴状』ですか。さて……
現物が出てきたとしても、私には手がでないと思います(弱気です)。


No.344 (2002/05/04 01:58) title:ゴールデン・ウイーク後半突入
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.69])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 昨日(3日)は、5/1より日比谷図書館の児童書を引き継いだという、都立多摩図書館に行ってきました。
 連休前半には、国会図書館や、新装なった日比谷図書館にも、久し振りに出かけました。
 5/5に新装オープンする、国際子ども図書館にも行く予定。
 6月になったら、ミステリー文学資料館にも行ってみなければ…。
 と云うことで、今期(?)は、図書館通いを復活したいと思っています。
 
 同じく昨日、「『新青年』趣味」第9号と、「K file 渡辺啓助を偲ぶ」を受領しました。
 「『新青年』趣味」は、あまりに特集、研究が盛り沢山すぎて、私のキャパシティーでは、1度に読みきれないほど。
 「第二期『ぷろふいる』細目」のエッセイや、書評の内容への言及は、良いですねぇー。
 各特集毎に、噛み締めて読ませていただきます。
 1点気付いた事。「エスエス」は「松竹系」ではなく「東宝系」の雑誌だと思いますが。いかがでしょう?

桜さん
 大阪圭吉の、専攻や卒業年、そこまでは調べていませんでした。 (汗)
 …と、ご返事も書かないうちに、もうご確認されたんですか!
 その行動力と、調査力を見習わなければ。

やよいさん
> 大東亜出版社による久生十蘭の本、私が知る範囲では「稲妻草紙」というのもあります。
 わぁ! まだまだ十蘭の満州本は有るかもしれないのですね。
 本当に、奥が深そうです。
 本気で調べたくなってきた…(笑)
 
 「大阪圭吉掲示板」で教えていただいた圭吉の著書の件とも併せて、新聞広告なども調べてみたいと思います。
 一応私の目に入った範囲で、大東亞出版社の出版リストは作って見たのですが、『稲妻草紙』は入っていませんし、「とある作家」として思い当たるような本も入っていません。
 「とある作家」とは、一般的にミステリー作家として認知されている人でしょうか?

末永さん
> よくわからないのですが、十蘭にはこれまでに知られていないペンネームと作品群がある、
> ということだとタイヘンなことになってしまいますね。
> 現物が見つかればいいのですが。
 ひそかに、十蘭の著書3冊で、顎十郎捕物帖・全24作を揃えた、最初の出版かと思っていたのですが、そんなに単純ではないようですね。
 末永さんはお気づきだと思いますが、「稲妻草紙」は平賀源内捕物帖の1作らしいし、「江戸天下祭」も平賀源内捕物帖の「象の腹」かもしれません。
 そうすると、各著書はシリーズで纏まっていないのかもしれません。
 現物も見ないで、タイトルだけから想像を逞しくしていても、仕方有りませんが…。
 ここは、末永さんに「目録に載りますように載りますように、…」と祈っていただくのが、一番確実ではないでしょうか!?(笑)


No.343 (2002/05/04 01:04) title:リタイア、おめでとうございます。
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.73])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

岩堀 さん

 リタイア、おめでとうございます。
 これから、悠悠自適のご生活、羨ましい限りです。
 
 もし私だったら、図書館巡りをしたいですね。
 荒俣宏さんがやったという、国会図書館の目録を端から1枚づつ調べて、面白そうな本が有ったら借出してみるとか、日本各地の歴史の古い図書館を訪ねて、所蔵書を調べてみるとか…。

 それには、先立つものが……。
 それ以前に、ハッピーといえるリタイヤを、迎える事が出来るのか…。
 あ、あぁー、だんだん寂しくなってきた(笑)
 
 乱歩や鮎哲の再読、羨ましいです。
 人生経験を重ねた後の再読では、きっと若い時とは違った見方ができるはず。
 バリバリ新刊の『見えない精霊』を、もう読了されているという若さも、羨ましいです。
 新たな、ご感想もお聞かせ下さい。
 
 「山田風太郎展」は、コンパクトながら非常に充実した企画展です。
 ぜひ、お出かけ下さい。
 
 岩堀 さんのリタイアをお祝いし、湘南オフ是非やりましょう。


No.342 (2002/05/03 22:31) title:「『新青年』趣味」
Name:須川 毅 ([Mozilla/4.5 [ja] (Win98; I)][210.131.51.29])
Email:tsuyoshi.sugawa@nifty.ne.jp

末永さん
別途メールでお願いしましたがご案内いただいた
2冊お願いします。

岩堀さん
落ち着かれたらまた湘南オフ会の相談をさせて
ください。


No.341 (2002/05/03 12:52) title:ご注文ありがとうございます
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.204])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

おかげさまで「『新青年』趣味」第9号、好調です。ご注文いただいた皆さま、ありがとうございました。
先ほどDMを発送したのですが、メールアドレスが変わっている方が意外に多いですね。ずいぶん宛先不明で戻って来ました。

桜様
どうもご注文はいただいていないようです。
1冊お送りしていいでしょうか?

いつまでたっても雑誌を探す人はいなくならないでしょうね。
でも、出版事情から考えると、戦前や戦後すぐの雑誌と最近の雑誌では難しさが段違い(見るだけなら何とかなるものが多い)なので、コレクションの仕方は多少変わるのではないかと思っています。

岩堀様
では、こちらでご注文いただいたということで、1冊お送りいたします。

定年をお迎えで悠々自適、読書三昧とは、実に結構ですね。
フリーの私は、老後が不安で……(笑)。
湘南オフ会、またお誘いください。

やよい様
よくわからないのですが、十蘭にはこれまでに知られていないペンネームと作品群がある、ということだとタイヘンなことになってしまいますね。
現物が見つかればいいのですが。


No.340 (2002/05/03 11:25) title:やはり
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

 30年経ち、その頃の本を探す人がいたら、現在、
 40年前の本を探す人が多いということは、さらに
 10年前の本を探すことになるのでしょうか、と
 考えてしまいます。
  
  約1年半まえに、この掲示版ででました、雑誌
 「話題と読物 オールロマンス改題」。実はこれが
 通巻59号で、それならば、ふたつの号数が
 ダブルことになり、あれぇ、と思ったものでした。
 (いわいさんの話題より)。
  この程、これらを古書目録で入手して、確認しました。
 やはり、ダブり。
   それで、全体の通巻数も、2号ほど、加えなければ
 なりません。実物をみないといけないのですね。

  小林さん、大阪さんの卒業については、確認できそうです。
 ここに書いてから、電話でききましたので。


No.339 (2002/05/03 08:29) title:必ずきます
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.123])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 もぐらもちさま

 >私も定年を迎えたら絶対岩堀さんのような時間の使い方をしたいと思います。
 >楽しみだなあ。
 >あと30年くらいあるんですが。ちくしょい。

  まあまあ…。健康でさえいれば必ず「その日」はきますから。
  私も若い頃は、会社で定年退職する人は異星人に見えたものです。
  自分がそうなったら、「ついにゆく道とはかねて聞きしかどきのう
  今日とは思わざりしを」(伊勢物語)に似た心境です。

  次回湘南オフ会、まだ具体的な話は出ていませんが(なにかの
  飲み会で日にちが決まったようなのですが、しらふになったら
  誰もよう覚えていなかったという不思議な話あり)、決まったら
  必ずご案内しますので是非ご出席ください。


No.338 (2002/05/02 16:39) title:いいなー
Name:もぐらもち ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][218.45.96.22])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

岩堀さま

私も定年を迎えたら絶対岩堀さんのような時間の使い方をしたいと思います。楽しみだなあ。
あと30年くらいあるんですが。ちくしょい。

こんど湘南オフをやる時には私も誘って下さい。
初読と再読で感想が変わった作品のお話など、是非伺ってみたいです。


No.337 (2002/05/02 12:06) title:ご無沙汰でした
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.212.218])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 ご無沙汰しております。

 4月末付けで会社生活リタイアしました(リストラにあらず、満期
 定年です)。3月から飲み会ラッシュで夜、休日はグッタリでゲスト
 ブックの方さぼってしまいまして、申しわけありません。久しぶりに
 開いてみましたが、相変わらずの古書誌的話題の高さ、深さには感嘆…、
 それとは全く関係ない駄文ですがお許し下さい。

 定年生活(当面なにもしません)で読書時間が大幅に増えるのが一番の
 楽しみです。それと古書展(店)巡りも…。
  読書計画??
   1)ツンドク消化
    「そのうち…」、「定年になったら…」読むぞという気で買ったのが
    あちこちに文字通りツンドク…。まずは何がどこにあるのかの確認
    作業から始めなければ…。
   2)乱歩再読
    若い頃はやみくもに筋だけ追って読んだので、これからはじっくり
    味わって読んでみたいです。
   3)鮎川哲也再読
    長編はほとんど全て傑作の印象をもってはいますが、中身は殆ど忘れて
    いるのでこれまたじっくりと…。
   4)クイーン、カー、クリスチーの長編読破
    ミステリ好きと自称するくせに、恥ずかしながら意外と読んでいないん
    ですよ。クイーンなどは国名シリーズとレーン四部作のみ…。
    でもこの歳になって彼らの長編を初読みする楽しみを持っているのは幸せ
    かもしれません。
   
   …と思いつつも定年後最初に読んだのは、林 泰広「見えない精霊」
  (カッパ・ノベルス)でした。騙される快感!泡坂さんの賛辞通りですね。
   これだから幾つになってもミステリはやめられません。

  太平洋戦争の真っ只中、ミッドウエイ海戦の頃に生まれた私のこれからの
  スローガンは「ボケラレマセン ヨムマデハ」(盗作標語、すいません)
  です。 
 
  オーナー様
   世田谷文学館の「山田風太郎展」良かったようですね。私も今月中旬に
   行くつもりです。

  末永昭二様
   『「新青年」趣味』最新号お待ちしております。よろしくお願いします。
     


No.336 (2002/05/02 06:54) title:いくつか
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 知らない作家でした、田郷虎雄さんの本。
 ネットで調べて購入。
  『嵐をくぐって来た女』昭和21、日本出版社
 (大阪市)。あとがきでは、それまでに、二十冊
 あまりだされておられるようでした。
  いくつか、おもしろそうな作品があります。

  小林さん、大阪圭吉さんの、日大卒
 あるいは、正確な専攻名などは、書き物以外で、
 卒業名簿で確認できるのでしょうか。


No.335 (2002/05/01 23:31) title:あ、ありがとうございます!
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.233])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

>ストラングル・成田さん

 さっそく調べてみます。事件の内容は、私の記憶薄弱に加えまして妄想がだいぶ入っている可能性があります。そうか、なるほど、エイメとは……。意外に新しい年代の翻訳なのですね。ともあれ、本当にありがとうございました!


No.334 (2002/05/01 23:02) title:謎の短編にはあらねど
Name:ストラングル・成田 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)][211.135.139.28])
URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~s-narita/new/index.htm

御無沙汰しています。

芦辺さん、お尋ねの短編に関連して、
マルセル・エイメ「ツファール事件」(HMM'74.3月号)
犯人が○○ネタです。
探偵の王者オデュポワと助手ジュパンが挑む億万長者と家族
12人殺し。オデュボワは「犯罪から利益を得るものを探せ」と
いうモットーに基づき真犯人を推理します。
事件の内容がまったく異なるので、御照会のものとは別な作品
だと思われますが、参考になればと思い書いてみました。


No.333 (2002/05/01 19:06) title:Re:満州の十蘭本
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.132.247.20])

>末永さま、小林オーナー

大東亜出版社による久生十蘭の本、私が知る範囲では「稲妻草紙」というのもあります。

十蘭ではないのですがとある作家の本も出版されています。ところが、著作リストにはそのタイトルでは見当たらないので何かの改題かなとも思うのですが、確認する術がありません。名前の一部が正字表記になっているのでもしかしたら別人かもという可能性も考えられます(他ではその表記のものは見かけません)。うーむ……


No.332 (2002/05/01 06:54) title:届いて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、資料拝受しました。いくつか、疑問の著書
 の刊行が確認されました。
  また、最近の目録で、入手できなかったように思われる
 著書も確認。
  久しぶりにあった原稿の締め切りには間にあいません
 でしたが、今後、生かしたいと思います。ありがとう
 ございます。
  大阪圭吉、資料、2点、次週、お手元に届くように
 お送りしますので、お待ち下さい。

  末永さん、『「新青年」趣味』第9号海野特集号
 は以前申込んだ記憶があるのですが、念のために
 近々、申込みます。

  芦辺さん、何処で、どんな本を入手したかのかは
 覚えているのですが、ストーリーと書名はむつかしそう
 ですね。

  久しぶりに、古書目録について。今年、一月、23冊、
 二月、21冊、三月、30冊、四月、26冊。計100
 冊届く。例年よりも、少しおおめ。四月入手のものは、
 中島編、「ポケット・ミステリィ」と「戦線文庫」二冊。


No.331 (2002/05/01 03:02) title:満州の十蘭
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.178])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

オーナー様
>大東亞出版社からは
>『江戸天下祭』、『安永密訴状』、『幽霊遠島船』の、(少なくても)3冊の、久生十蘭の著書が出版されているようです。

具体的なタイトルは初めて知りました。
『幽霊遠島船』はともかく、前二者には頭を抱えますね。どの作品だかわかりません。
ただし、なぜか満州本、特に矢留本には奇妙な改題がなされている場合が多いイメージ(あくまでイメージ)があるので、「突飛な改題」なのかもしれません。しかし、「新しい作品(昭和10年代の十蘭はいくつもの変名を使っています)」の可能性なきにしもあらず……。
現地調査の結果は、あまり芳しくなかったということなのですが。


No.330 (2002/04/30 23:41) title:謎の短編についてお尋ね
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.126])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

 どうにもこうにも調べあぐねた件がありまして、こちらでうかがうことにいたしました。昔、何かで紹介記事を読んだ海外の短編?のことです。

 架空のある国家で、国の富の大半を保有している一族が次々と殺される。重要人物だというので警察や軍隊が十重二十重に警護するが、そのかいもなく凶行は続き、ついに一族は根絶やしになってしまう。実は犯人は○○で、一族の莫大な財産を××することにあったのだった。

 ――というもので、ネタバレを恐れて伏字にしたのでわかりにくいと思いますが、とにかく「意外な犯人」「異様な動機」の極端な例で、ある企画のための作品の著者とタイトル、翻訳の有無についてご教示願いたいのです。どうかよろしくお願いいたします


No.329 (2002/04/30 07:45) title:しかも
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、資料送付ありがとうございます。
 こちらはまだ入手していなくて、お役にたち
 そうにないので、大変心苦しく思います。
  私も、その頃の、「出版社目録」を入手して
 いますが、国内で刊行されたものです。しかも、
 いろいろな本が出されていて、刺激的です。

  森下さんが作成されたCD-ROM版の資料、
 「ミステリマガジン」に掲載されていました。
 掲示版では、話題にはされていませんが、渾身の
 仕事ですね。

  末永さん、『「新青年」趣味』第9号海野特集号
 完成、おめでとうございます。


No.328 (2002/04/30 01:21) title:ゴールデン・ウイーク前半終了
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.72])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 昨日、世田谷文学館の「山田風太郎展」に行ってきました。
 思っていた以上に充実した展示。 殊に、大量の自筆原稿、創作ノート、スクラップには、感動しました。
 ほとばしる奇想と、無頼派のイメージとは裏腹に、克明に資料を整理し、膨大な知識の裏付けの元に創作されていた事には、感銘しました。
 「図録」も充実していて、風太郎ファンは必見、とお勧めします。

日下三蔵 さん
 わざわざ、ご登場、OKUさんへのお答え、ありがとうございます。

 日下 さんでも未所有とは、『通史資料』をバラで購入するのは、相当困難なようですね。>OKUさん
 お互い気長に探しましょう。

 日下さんの、「海野十三忌 講演会」の盛会もお祈りします。(盛会に決まっているでしょうが)

 ところで、某2ch の話題の続きですが…
 「大阪圭吉に怪奇探偵もの」、文庫本1冊くらいは有るかと思います。
 といっても、探偵ものでは無く「新青年」に昭和17,18年ころに執筆していたような、異境、秘境ものですが。
 圭吉としては、意外な作品群となりますが、ぜひ第五期くらいに、ご検討下さい。
 (続刊を予想したのは、私では有りません)

小西昌幸 さま
 「海野十三忌 講演会」のご案内、ありがとうございます。
 そうそうたる方々がお集まりになるようで、気楽に出かけられないのが残念ですが、大成功をお祈りします。
 お近くの方は是非出席下さい。
 講演のご感想なども、教えていただきたいと思います。

末永昭二 さん
 ご無沙汰しておりました。

 「新青年」研究会の、『「新青年」趣味』第9号海野特集号も完成されたようですね。
 こちらは予約していますの、到着するのを、楽しみにお待ちしています。
 また、よろしくお願いします。

桜さん
> 土屋光司は単なる誤植であると推測しています(根拠はありません)
 私も、間違いであろうと想像しています。
 私も根拠はありません。
 
 お約束していた、巻末広告の写しは、27日に発送しました。
 お役に立てば、幸いです。

やよい さん(& 末永昭二さん)
 満洲の久生十蘭本の件、まだ何も調べていない段階で、早まって書きすぎました。
 新聞については、まだ何も調べていません。
 さすが、やよいさんは幅広く調査されています。
 新聞広告も出ているなら、そちらも調べてみたいと思います。(時間は掛かるでしょうが…)

 私の見た資料でも、確かに「"十郎捕物帖"傑作集」となっています。
 現物をあたりたいですが、非常に困難でしょうね。
 ただ、同じ出版社の書籍は、たま〜に目録に載るようですので、絶対不可能では無いのでしょう。
 川崎賢子さんに目録で見かけられたのなら、何冊も有るのかもしれません(ゴキブリの法則?)
 または、「満洲国立中央図書館」の蔵書の行方を追えば良いのでしょうか…!?
 
 この際ですから、私の知ったことを明かにしておきますと…。
 以下、2次資料による、「かもしれない」「らしい」という程度の情報であることを、お断りしておきます。
 大東亞出版社からは
  『江戸天下祭』、 『安永密訴状』、 『幽霊遠島船』の、(少なくても)3冊の、久生十蘭の著書が出版されているようです。
  (典拠は、「満洲読書新聞」の現地出版物紹介と、「資料公報」の満洲国立中央図書館・納本月報)
 『幽霊遠島船』は、出版されているならタイトルからしても、出版紹介の収録作からも、まず「顎十郎」ものに間違いないと思われますが、 ただし、ここでも「十郎捕物帖」と紹介されています。
 『江戸天下祭』と『安永密訴状』も顎十郎ものであるなら、全24作がほぼ揃うと思うのですが、顎十郎のどの作品に当たるのか解りません(それらしい作品が見つかりません)。
 と言って、別の短編集とも思えませんし…。

 『幽霊遠島船』の紹介は次の通りでした。(「満洲読書新報」74号)
 「 昼下がりの静かな海面に入ってきた格子造りの大きな遠島船、囚人達
   や付添役人は一瞬海原にその姿を消し不気味な船には幽霊の姿がみえる
   と云う「幽霊遠島船」「鎌いたちの謎」「咸臨丸騒動」「千賀春の死」
   「金座凧合戦」「氷献上騒動」「酒屋姫君」「猫眼の男」等粒よりの
   "十郎捕物帖"傑作集 」
 少なくてもこの本は、「顎十郎」ものに間違いないでしょうね。

 桜さん、末永さんをはじめ、識者の皆さまの、ご教示、今後のご研究をお待ちします。


No.327 (2002/04/30 00:03) title:遅くなりました
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.177])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp
URL:http://members.tripod.co.jp/sinseinen8/top.htm

お久しぶりです。
No.1067で小西さんのおっしゃる通り、難産に苦しんでおりました「『新青年』趣味」第9号ができあがりました。ご予約の皆さま、お待たせして申し訳ありませんでした。
ご予約の方へは、順次発送しておりますので、近日中にお手元に届きます。
ご予約がまだの方は、上のURLに目次などがありますので、ご覧のうえご注文いただければうれしいです。
渡辺啓助先生の追悼本『K file 渡辺啓助を偲ぶ』も発売中です。併せてご注文をお待ちしております。

小西様
私も講演会に参ります。よろしくお願いいたします。

やよい様、オーナー様
十蘭の満州本は、何年か前古書市場に出たということを川崎賢子さんに伺いましたが、現物は確認できなかったということです。顎十郎で間違いないようなのですが。
海野さんの『無人島菌の秘密』の例もありますし、気長に待てばいつか目にすることができるかと思っておりますが、現実は厳しそうですね。


No.326 (2002/04/29 10:01) title:5・12日下三蔵氏講演会(徳島・海野十三忌)にご注目下さい
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.253.142])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

小林様
掲示板、毎日拝見しております。
中さんの「名張人外境」の掲示板でごぞんじと思いますが、
5月12日の日下さんの講演会(演題「海野十三・再々評価に向けて」、会場:阿波観光ホテル)には、
末永昭二さん(『新青年』研究会)、神戸の野村恒彦さん(畸人郷)、
うまく行けば中相作御大まで来て下さるということになりそうです。
会場では、完成したばかりの『「新青年」趣味』海野特集号も販売します。
昨日末永さんと、渡辺啓助先生の追悼の集まりで配布された資料集も販売しようという相談をいたしました。
皆さん、四国近辺でお知り合いがいたらぜひご案内下さいますよう、よろしくお願いいたします。
おじゃまいたしました。


No.325 (2002/04/29 07:41) title:さらに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

同じく、「彷書月刊」5月号、何と、通巻200号。
  「古本屋奇人伝」として、平井通、が登場。
 奇の右には、田が付く。
 いくつかのエピソード、とともに、
 写真も掲載されています。

  何かの本からでしょうか。歓談中の写真のよう
 でもあります。


No.324 (2002/04/28 09:58) title:ひいきに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

  本当に、こんなに、数冊しか古書を入手していないのは
 久しぶりです。
  新刊で、文庫を購入の日々。

 「彷書月刊」5月号、「特集 古書のへそ」。そのアンケート
 には、例えば、佐伯さん、下川さん、末永さん、山中さん。
  同じところに、注文され、ひいきにされておられます。

  日下さん、すばらしい仕事、読者にはありがたく思います。


No.323 (2002/04/27 18:53) title:『通史資料』
Name:OKU ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][218.41.99.15])

日下様
いつもいろいろなところで文章を読ませていただいているご本人にまで
お答えいただき感激しております。

日下さんも持っていらっしゃらなくて、手に入る可能性が少ないと
おっしゃるのなら仕方ないですね。
気長に探してみます。ありがとうございました。


No.322 (2002/04/27 18:06) title:満州の久生十蘭本
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.132.247.20])

>小林オーナー

大東亜出版社から出ている久生十蘭はタイトルや収録作を見ると、「顎十郎」シリーズのようなのですが、新聞広告等では「十郎シリーズ」と紹介されています。
顎十郎のことなのか、はたまた別の主人公のことなのかは現物をあたってみなくてはいけないようですね。


No.321 (2002/04/27 18:02) title:別巻など
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.73])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

OKUさま
私も「別巻」は持っていません。それ以外のミステリ関係の巻は、バラで
あつめて何とかそろいましたが、別巻をバラ売りしているのは一度も見た
ことがありません。可能性がゼロとは言いませんが、よほどの僥倖がない
限り、これを店頭で拾うのは極めて困難かと思われます。

桜さま
>いつも連載をたのしみにしていますので、残念。
ありがとうございます。今月は、半村良さんの追悼ブックガイドに力を
入れすぎて、通常の連載分が間に合わなくなってしまいました。お詫び
いたします〜。


No.320 (2002/04/27 14:03) title:『通史資料』
Name:OKU ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][218.41.99.15])

小林さん、桜さんお返事ありがとうございます。
全集の最後の巻だけ見つけるのは確かに難しいですね。
ネット上で探しても、「全巻揃い」または半端物は見つかるのですが、
『通史資料』だけはないですよね。

図書館を探してみることにします。

都内の古書店に詳しい方がありましたら、また、お教え下さい。


No.319 (2002/04/27 13:50) title:いつも
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; .NET CLR 1.0.3705)][210.249.94.38])

  OKUさん、小林さんが書かれておられますように、図書館
 にあるので、私も購入していません。
  いえ、大衆文学大系、バラででているのを古書店で見ますが、
 いつも素通りしています。月報があれば、購入するのですが、
 ないことが多いようですね。以前、揃いで25で出ていました。
 単位は万です。

  小林さん、書かれました内容、大変勉強になります。
 土屋光司は単なる誤植であると推測しています(根拠はあり
 ません)。

  「SFマガジン」6月号。コンテンツに、日下さんの連載が
 あるようになっていますが、そこには、広告がありました。
 「編集後記」には、休載、とあります。
  いつも連載をたのしみにしていますので、残念。
   


No.318 (2002/04/27 12:58) title:『通史資料』は…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.78])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

OKU さん
 はじめまして。
 小林文庫においで頂き、ありがとうございます。
 これからもよろしくお願いします。

 『通史資料 大衆文学大系別巻』は、手元に置きたいと思いながら、私も所有していません。
 図書館には置いてあることが多いので、もっぱら図書館で利用しています。
 
 全集の中の最後の1巻のうえ、探している人も多いので、バラで見つけるのは、かなり難しいのではないでしょうか?
 都内の古書店事情や、相場については疎いので、良く解りません。
 定価が7800円ですから、1万円くらいなら購入しても良いのではないですか?(全く根拠なし!)
 
 神保町あたりの事情に詳しい方、教えて下さい。
 


No.317 (2002/04/27 12:38) title:H.W.ベレット『沈黙の環』から…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.78])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 「ミステリマガジン」6月号を立ち読み。
 最近私が調べている事とシンクロするエッセイが載っていたので驚き、久し振りに購入しました。

 エッセイは、新保博久さんの「ミステリ再入門」。
 新保さんは、「海外ミステリで日本人が重要な役割を果たす」最初期の作品として、H.W.ベレットの『沈黙の環』と言う作品を紹介しています。
  ◆ 『沈黙の環』 H.W.ベレット作 伊東鋭太郎訳 日本公論社 昭和12年発行?
    『武士の子』と改題して、昭和16年再刊(日本公論社)

 実はこの本は、大阪圭吉の『人間灯台』『香水夫人』を出版した、満州の出版社・大東亞出版社から、『日東選手』と改題されて出版されているらしいのです。
  ◆ 『日東選手』ベレット作 土屋光司訳(?) 大東亞出版社 康徳10年(昭和18年)4月ころ発行

 同一の作品と判断したのは、作品紹介がほぼ一致しているから。
 大東亞出版社版の作品紹介は、次の通り。
 「盟邦日本人を主人公として我が武士道精神を謳歌した異色ある独逸探偵小説、深夜の
  ベルリンに現れる殺人魔に対しオリンピックの日本の青年選手は決然として
  如何に戦いを挑んだか、秘密は誰の手によって − 手に汗握る一大圧巻。」
 ただし、訳者は土屋光司となっています。
 (土屋光司と伊東鋭太郎が、同一人物と言うことはないですよね?)

 大東亞出版社からは、もう1冊 F.W.クロフツ作の『都会の奇蹟』という作品も、発行されているようです。
  ◆ 『都会の悲劇』F.W.クロフツ作 土屋光司訳 大東亞出版社 康徳10年(昭和18年)3月ころ発行

 こちらは、作品紹介から、『船から消えた男』が原作と思われます。
 『船から消えた男』は、日本公論社から土屋光司訳で発売されているので、おそらくこの作品の再刊に間違い無いでしょう。
  ◆ 『船から消えた男』F.W.クロフツ作 土屋光司訳 日本公論社 昭和12年発行
    『ガソリンの悲劇』と改題して、昭和15年再刊(日本公論社)

 大東亞出版社は、耶止説夫=矢切止夫が起こした出版社で、私の興味は、何故大阪圭吉は満洲で出版したのか?、耶止説夫と大阪圭吉の関係は?、というところにあります。
 耶止説夫と大阪圭吉は面識が有ったはず、と考えていますが、それなら大東亞出版社から書籍を出している他の著者と耶止説夫の関係も知りたい、と思っています。

 日本公論社と言えば、怪訳『魔棺殺人事件』をはじめ伴大矩訳のミステリーを出版した版元。
 大東亞出版社の2冊の翻訳書が、日本公論社から出版されたものの再刊だとすると、耶止説夫と伴大矩の関係にも、新たな光を当てられそうな、気がします。

 「かもしれない」「らしい」ばかりですみませんが、私は翻訳書には全く弱い上、大東亞出版社版はもちろん、日本公論社版も、確認したわけではありません。
 上のようなこと考えていたら、新保博久さんのエッセイを読んだので、まだ何もわかっていない状況ながら、書いてみました。
 耶止説夫については、桜さんが研究されているので、どこかで整理、発表してくださるのではないかと、期待しています。

 ついでに書いておくと、大東亞出版社からは、日本人作家のミステリーも出しています。
 探偵小説ファンとして興味の有るところを挙げてみると、南沢十七や久生十蘭の著書も出版しているようです。
 久生十蘭の本は少なくても3冊有るらしいですが、これが「顎十郎捕物帖」くさいのです。
 こんなところにも「顎十郎」が、と言う事で戦前の「顎十郎捕物帖」刊行の謎はまだまだ有るようです。


No.316 (2002/04/26 21:02) title:感謝!
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.249])
Email:magic@moon.email.ne.jp

>おどるさん

まず、訂正から。
おっしゃる通り、抜けています。
EQMMに載ったビーストンの短篇を、二編、書き漏らしていました。

The Sensation Club (EQMM 1952-02 )
Volturio Investigates (EQMM 1951-10)
[初出 Detective Story Magazine 1921-04-20]

ですから、総数は11編、掲載されたのですね。

ぼくが利用しているMystery Short Fictionは下記URLでも
確認できます。EQMM本国版は創刊号からのすべての目次があります。
ただし、いくつかの間違いはあるようです。

http://users.ev1.net/~homeville/msf/0start.htm

ビーストンの親戚の話、興味深いですね。

>藤原さま
情報、ありがとうございます。
「怪毛」はやはりThe Hairでしたか!

今後ともよろしく。


No.315 (2002/04/26 12:53) title:訂正
Name:藤原義也 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.188.177.238])

気になったのでちょっと調べてみたら、
Try and Stop Meのベネット・サーフと
「イ*ン・フレ*ミ*グ」のクリストファー・ベネット・サーフは
別人でした。曖昧な記憶で書いてはいけませんね。


No.314 (2002/04/26 11:15) title:『通史・資料大衆文学大系別巻』
Name:OKU ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.199.121.44])

初めておじゃましました。探偵・推理小説を含み大衆小説大好きなOKUと申します。よろしくお願いします。

 さて、この掲示板でも話題に出ていた『通史・資料大衆文学大系別巻』を探しているのですが、なにしろ田舎住まいなもので、近所に大きな古書店もなく、なかなか見つかりません。
 今度、東京へ行く機会がありますので古書店巡りをして探したいと思うのですが、売っていそうな古書店が分かりましたら教えていただけないでしょうか。
 また、相場はどの程度なのでしょうか。いくら程度でしたら「買い」でしょうか。

 この掲示板には場違いな発言でしたらお許しください。


No.313 (2002/04/26 07:14) title:できなくて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 おどるさん、そうですね、そのリンクのことです。
 話題にされていないようなので、おそるおそる、ここに
 とりあげてみたのですが、巡回がリアルタイムででき
 ませんね。
  わたしは、ここの文庫にあげられている個々の
 リンクからはいっています。更新がやはりリアル
 タイムにされたものから、はいりたいですね。

  文献の探索、勉強になります。おどるさん、下の
 長谷部さんの本、ネット上にありますので、購入
 できますね。私は、何度も読んで、文献の出し方
 などの書きかたを学びました。とても参考になります。

  はやみ。さん、新刊もだされたのですね。巡回方法
 勉強してみます。ありがとうございます。
  


No.312 (2002/04/25 21:56) title:その先には
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.85])

森下さん

お疲れさまでございます。ぼくも引き写しです。しかも、ビーストンについて調べるにはたまたま手元にあった本とインターネットを活用しただけで、汗を流して調べるということさえしませんでした。長谷部史親氏の「探偵小説談林」は遺憾ながら読んでおりませんでしたので、入手したいと思います。森英俊氏の「世界ミステリ作家事典[サスペンス編]」期待したいですね。

「The Pipe」の初出誌を参考にしたサイトは以下の通りです。森下さんはEQMMに9編が掲載されたと紹介されていましたが、このサイトには5編しか掲載されていませんでしたので、ぼくが見たサイトは完全ではないのでしょうね。ちなみに森下さんのリストになく、下記サイトでEQMM掲載作品として載っていた作品に「Volturio Investigates」(EQMM1951年10月号)がありました。この作品は森下さんのリストでは初出は1921年とありますね。

http://members.tripod.com/~rimes12/eqmmA.html

また、森下さんのリストに含まれていなかったビーストンの作品として、「A Star Fell 」(初出 1904年)がありました。こちらはEQMMに掲載されたものではないようですが。

最後にビーストンの義弟の件ですが、アメリカのウェストヴァージニア州カナワ郡を紹介したサイトで、地元の著名人の略伝を紹介しているところがあるのですが、そこに記載されていました。ビーストンは文中の最後から二行目に「a well-known English author」として紹介されています。中島河太郎の「推理小説展望」には、作家として活躍していた当時も人名録に載っていないと書かれていましたが、決り文句であっても「よく知られている」と表現されるとうれしくなります。EQMMの効果でしょうか。
ちなみに妹さんのお名前が文中最後から三行目に記載されています。正確にいうと、Delco Light社の経営者が7歳以上年上の姉さん女房を迎えていたら、義兄になるのかもしれませんけどね。アドレスは以下のとおりです。

http://ftp.rootsweb.com/pub/usgenweb/wv/kanawha/bios/stapp.txt

でも、ここまでくると、これ以上先になにが待っているのか、果たしてそれはビーストンの作家活動にどれくらい関係があるのか暗黒面が広がっておりわけがわかりません。

蛇足ながら、森下さんのリストになく、ぼくが把握しているルヴェル作品の英題は以下の通りです。ご参考まで。

「The Cripple」 原題「L’infirme」 (初出誌:Le Journal 1919年)
「The Look」 原題「Le Regard」 (初出誌:Le Journal 1906年)
「Night and Silence」

桜さま

最近「あなたまミステリ系掲示板」が繋がらなくなってしまい、困っているのですが、「HP巡回の手段がなくなった」とはその件でしょうか。どなたも話題になされていないので、不思議に思っていたのですが。


No.311 (2002/04/25 17:30) title:原題
Name:藤原義也 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.0.198])

森下さま

原題情報、とりあえずすぐわかるのは下記の2点。
ご参考になりましたら幸いです。

マイクル・アレン(Michael Arlen)
  「アメリカから来た紳士」The Gentleman from America
A・J・アラン「怪毛」The Hair

ベネット・サーフ(Bennet Cerf)は「イ*ン・フ*ミ*グ」名義で
「アリゲーター」を書いた人でしたっけ(うろ覚えですが)。


No.310 (2002/04/25 09:53) title:うーむ。
Name:はやみ。 ([Mozilla/4.78 [ja] (Win98; U)][218.44.113.110])
Email:hayami@hayami.net
URL:http://www.hayami.net/

横溝正史の話題でこれだけ盛り上がる掲示板も少ないようで(関連サイトは別として)、ファンとしては有難い限りです。
それも、日下さんのおかげです。日下さん、企画、本当に楽しみにしています。発表された際には、ありとあらゆる手段を使って宣伝し、微力ながらも売り上げにご協力致します。もちろん自分でも買います。ついでに日下さんの他の本も、もっともっと買います。

>桜さん

HPを見ていただいたようで、恐縮です。
ただ、企画というほどのことはしません。できるだけ多くの横溝正史に関連するサイトを紹介することと、初心者に入りやすいサイトを作ることだけです。
あとは、今、「サスペリア・ミステリー」誌で、「不死蝶」の連載が始まるので、それに絡めて簡単な解説を書きますが、同誌の担当者氏はかなりのミステリファンですし、今後も金田一耕助のコミカライゼーションをしたがっているので、焚きつけ、煽り、できれば私も混ぜてもらう――といったところですか。
有難いもので、HPを開いたところ、国語の授業で推理小説について調べている、という女子高生から、横溝正史についての質問が来ました。もちろん丁寧に答えたのは、相手が女子高生だからではなく、十代にも読んで欲しいからであります。はい。

ところで、HP巡回の手段がなくなった、とは? 私は、とりあえずmamimiで、不完全ながらも読み込みは可能になりました。これから更に、カスタマイズの予定です。

>芦辺拓さん

竹中労聞き書きの「鞍馬天狗のおじさんは」(ちくま文庫)を読んで以来、比佐芳武氏には興味津々です。「三本指の男」が見られるのは、私にとっては特別の意味があります。ああ、CSに入っていてよかった。


No.309 (2002/04/25 06:38) title:大横溝つながりで比佐芳武氏も顕彰を!
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.174])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

>桜さん

 ある書店で、初老の紳士が私の目の前で『少年探偵王』を本棚から抜いてレジに向かっていかれたのを見たときにはうれしかったです。ちゃんと買ってくれたかまでは確認しませんでしたが。

 ところで、最近、片岡千恵蔵主演の多羅尾伴内シリーズおよび金田一耕助シリーズの脚本家、比佐芳武氏のご遺族とかかわりが生じまして、いやもう東映京都に君臨した大脚本家のエピソードの面白いの何の。

 実は若き日の横溝氏が店頭にいた薬局の前を、神戸に来てちょっと不良がかっていた比佐氏がしょっちゅう行き来していたのだそうで、それがはるかのちの戦後、「宝石」の広告に『本陣殺人事件』のタイトルを見出して、連載終了はおろか中身も読まずに映画化権を手に入れることで再び縁がつながったとか。

 どうも、比佐氏のアダプトになる横溝映画(来月、CSの東映チャンネルでやるそうですね。ことに『本陣』の映画化「三本指の男」はご遺族がフィルムは残っていないのではと思っておられた作品だけに、見たい!)の脚本がどこかに残っているらしく、これを何とかできないか考え中です。


No.308 (2002/04/25 06:05) title:本当に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、情報にはしびれてきますね。
 日下さんの企画、全体がみえてきましたが、
 実現してほしいです。

  森下さん、得られたその他の情報も公開
 されて、本当に敬服致しています。

  芦辺さん、「少年探偵王」好調、うれしく思います。

 HPを巡回する手段がなくなり、本当に困惑のこの頃
 です。
  


No.307 (2002/04/25 05:13) title:ルヴェル問題
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.145])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

>森下さん

 昨日調べたときには、確かにFinal kissとした目録があったように思ったのですが……確かにLastみたいですね。

 ただ、グラン・ギニョール劇の英訳版脚本集みたいなのがあって、そこではFinalとなっていました。小説の訳題としては「ラスト・キス」なのでしょうか。


No.306 (2002/04/25 00:57) title:原題調査に感謝!!
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.241.96])
Email:magic@moon.email.ne.jp

>みなみなさま
数々の情報提供、まことにありがとうございます。

>桜さま
>>私も、ある雑誌のもので、暗礁にのりあげています。

いや、桜さまとはたぶん、暗礁のレベルが違うような気が……。
桜さんの暗礁は、もっと大変なものかと推察します。
はやくまとまることを期待しております。

>芦辺さま
失礼をしたのは、当方も同じです。恐縮しております。
情報、ありがとうございます。
ただ、「暗中の接吻」の英題 The Last Kiss ではありませんか?
Crime Fiction III で確認すると、The Fainal Kiss という題名はないのですが。

>おどるさま
おどるさまにも、失礼をしたのは私です。(もう、穴があったら入りたい!)

みなさまの情報や、ほかでも教えていただした情報は以下の通りです。

********************

「世界連邦」The Meadow レイ・ブラッドベリイ
「選択」 The Choice ヒルトン・W・ヤング Hilton w. Young

ルヴェル
「碧眼」Nes Yeux (Le Journal 1904) 英題 All Saints' Day [または Blue Eyes]
「暗中の接吻」Le Baiser dans la Nuit (Le Journal 1912) 英題 The Final Kiss[The Last Kiss]
「犬舎」Le Chenil (Le Journal 1906)  英題 The Kennel ←題名からの類推

*******************

L・J・ビーストンについて
おどるさんの発言にもくわしいですが、ほかにルシアン・デイヴィス、リチャード・キャムデンの別名が
あること、セクストン・ブレーク譚を執筆したこともあること、1890年代から《チャムズ》などの新聞・雑誌
に子供向け探偵小説を書いたことがあること、などが長谷部史親氏の『探偵小説談林』に書かれています。

>おどるさま
>>社会福祉団体であるキワニスクラブの初期メンバーでもあったアメリカのDelco Light社の社長は義理の弟。
この情報の出所はわかりますか?

なお、中島河太郎の「ビーストン傑作集」(1970年 創土社刊)には原題等の情報は載っていません。
たぶん、『新青年』に翻訳されたときから、原題は不明だったはずです。
とりあえず、わたしが調べた部分を報告しておきます。

《別冊宝石》掲載時に原題がついていたのは一作のみ。
「洞窟の蜘蛛」The Cavern Spider

本国版EQMMに掲載されたビーストンの短篇は以下の通り。
すべて、Mystery Short Fiction の引き写しです。
邦訳の題名は、原題からの類推ですが、まず間違いないでしょう。

The Pipe (EQMM 1951-06)[初出 The Strand 1924 -09]「パイプ」
Loveday's Secret (EQMM 1952-03)[初出 The Strand 1922-10]
The Human Leopards (EQMM 1952-09)[初出 The Strand 1923-11]「人間豹」
In the Pincers (EQMM 1953-03)[初出 The Strand 1919 -06]
The Mark of the Flail (EQMM 1954-10)
The Hand in the Dark (EQMM 1955-03)[初出The Strand 1918-11]
L5000 for a Confession (EQMM 1955-12) 「五千ポンドの告白」(原題のL5000のLはポンド記号)
The Return of Backshaw (EQMM 1966-10)
Melodramatic Interlude (EQMM 1967 -04)

The Pipe の初出誌がおどるさんの情報と食い違っているけど、とりあえずそのままにしてあります。

Crime Fiction III による英米での著作は以下の通り。

Every Night About Half-Past Eight, and other stories (Hutchinson, 1923, hc)
Happy Ever After (Nicholson, 1932, hc)
The Secret of St. Udolph's [as by Anonymous]
The Spy at Sedgemere School [as by Anonymous]

で、上記の短篇集に収録された短篇の題名は以下の通り。

The Bartlebee Case
The Beckoning Finger
The Chessways Pearls
Chips of One Block [初出 Hutchinson's Magazine Apr '22]
The Crawling Glare
Denise
Every Night About Half-Past Eight
The Fiendish Laugh [初出 The Grand Magazine Nov '21]
Loveday's Secret
Philistrina Listens
The Rivers of Paradise
The Sapphire-Blue Brilliant
The Six Blind Mastiffs
The Spirit of Night
Ten Years Deep
The Terrible Celsus
A Treasure from the East  「東方の宝」
Volsham the Crook 「 悪漢ウォルシャム」
Volturio Investigates [初出 1921 ]
The Vulture's Swoop

わたしは、引き写すことしかできません。(泣)
この辺りは森英俊氏の『世界ミステリ作家事典[サスペンス編]』で明らかになるのではと、
期待しているのですが。

一方、ルヴェルは英米で発行された短篇集、アンソロジー、雑誌などに掲載された短篇は以下の通り。
もちろん、すべて英題で、ほとんどフランスの原題が不明です。
英語題名と邦題はたしかによく似ていますが、訳者は田中早苗なので、たぶんフランス語からの
翻訳だと思います。英題がフランス原題に忠実だったのではないでしょうか?

Thirty Hours with a Corpse
The 10.50 Express「10時50分の急行」←題名からの類推
The Bastard「生さぬ児」←題名からの類推
The Beggar「乞食」←題名からの類推
The Confession
The Debt Collector 「集金係」←題名からの類推
The Empty House   "La Maison vide", Le Journal 1909.
Extenuating Circumstances「情状酌量」←題名からの類推
Fascination
The Father「父と子」???←題名からの類推
For Nothing
Illusion
In the Light of the Red Lamp   Le Journal 1906.
In the Wheat   "Dans les bl市", Le Journal 1904.
The Kiss
The Last Kiss   Le Journal 1912.
The Man Who Lay Asleep
The Maniac 「或る精神異常者」
A Mistake
Porisette
The Taint
The Test   "Confrontation", Le Journal 1902.
That Scoundrel Miron
Under Chloroform「麻酔剤」???←題名からの類推
Who「誰?」←題名からの類推

今後ともよろしく!!!


No.305 (2002/04/24 22:35) title:またもミス
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.92])

ビーストンの「The Pipe」の再録は「EQMM」の1951年7月号ではなく、6月号でした。


No.304 (2002/04/24 22:21) title:ビーストンについて
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.163])

小林オーナーさま、桜さま
コメントありがとうございます。原題がひとつしかわからなかったのに、題名を間違えて恥ずかしいです。

森下さま
「ミスダス」の充実楽しみにしております。ご協力はできませんでしたが、個人的にはビーストンの調査が進むといいと願っております。
ポーを別格にすれば、ビーストンはある意味でドイルやヴァン・ダイン以上に日本の探偵小説に影響を与えた探偵作家であると思うのですが、経歴や書誌については、自分自身なにも知らないことに気づき、前に少し調べたことがあります。新潮社の「海外ミステリー事典」にも、九鬼紫郎の「探偵小説百科」にも、乱歩の「海外探偵小説作家と作品」にも触れられておらず、かろうじて中島河太郎の「推理小説展望」にも“経歴不詳”と記されているだけでしたが、わかったこととして、

・L・J・ビーストンと表記されていることが多いが、正確にはLeonard John Beestonである。本名もビーストン(Leonard Johnかは調べがいきとどいていません)。
・生年は1874年で、1963年に死去。
・乱歩の指摘がきっかけとなり、本国版「EQMM」の1951年7月号に「The Pipe」が掲載される。「The Pipe」の初出誌は1924年の「Short Stories Magazine」。以後、1967年までに計5編が再録される。
・社会福祉団体であるキワニスクラブの初期メンバーでもあったアメリカのDelco Light社の社長は義理の弟。

ここまで調べたところで、プライバシーのダークサイドに曳きこまれそうになり、中断しました。社長の名もわかっているのですが、記さなくてもいいですよね。それにしても、Delco Light社ってなんの会社でしょう。
いずれにせよ、本国のイギリスで忘れ去られても、日本においては記憶にとどめておく必要がある作家ではないかと思います。
小舟勝二の「ビーストンの研究」(「探偵趣味」掲載)や中島河太郎の「ビーストン傑作集」(1970年 創土社刊)などを調べてみたら、経歴はともかく書誌情報はもう少しわかるのでしょうか。

ところで、「闇のカーニバル」しか読んでいないので、書き込みを遠慮していたのですが、この掲示板にはどなたもお書きになっておられないので、我慢できず書きこみますが、中薗英助氏が4月9日にお亡くなりになられましたね。中学校時代の師である渡辺啓助氏と間をおかずして逝ってしまったのは、なにか不思議な感じがします。


No.303 (2002/04/24 22:16) title:横溝企画
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.186])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

ご声援をくださった皆さま、ありがとうございます。
特に風々子さま、半分当たりです(笑)

というか、少し前に大ざっぱに企画を立てて放っておいたものが、
風々子さんのサイトを拝見して、あっという間に細部が固まった
のです。改めて御礼を申し上げます。

連休明けの企画会議に向け、明日版元へ行ってプレゼンしてくる
ことになりました。頑張ります。経過はまた報告します。


No.302 (2002/04/24 21:30) title:待ってました
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.56])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

山名です。

横溝生誕百周年企画に関する日下様の発言を待ってました。
早く、日下様の企画が実現することを願うばかりです。


No.301 (2002/04/24 18:46) title:横溝本企画!
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.133.184])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp
URL:http://www.ht-net21.ne.jp/~gouya/index.htm

日下さん>
おお、そんな企画が考えられているとは。
ぜひ企画が通って欲しいと、切に願っています。

ついつい妄想してしまったりして。
『横溝正史少年小説・時代小説選集』 全?巻
収録作品:「南海の太陽児」、「まぼろし曲馬団」、「笑う紳士」、「鋼鉄魔人」、
「菊水兵談(全)」、「不知火奉行」、
他に、捕物バラエティと称していろいろな捕物主人公から1編ずつ。
あるいは歴史的意義を重視して「不知火捕物双紙」全編とか。

お粗末さまでした。


No.300 (2002/04/24 09:42) title:N鑚 Yeux
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)][138.107.10.1])

芦辺さんの書き込みを拝見して、再度手元資料を確認したところ、「Blue Eyes」の原題が「Les Yeux」ではなく、芦部さんのご指摘どおり「N鑚 Yeux」でした。私のタイプミスです。


No.299 (2002/04/24 07:29) title:1ヵ月後が「横溝正史生誕百年」!!
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.73])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 失礼しましたぁ!
 カッコ悪ゥ〜。

 日下さんの企画、期待しております。
 どんな、内容でしょうか!?


No.298 (2002/04/24 06:35) title:なくなり
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  昨日、『別冊シャレード 64号 天城一特集 5』を
 拝受。見開きには、「特急あおば 香住春作の思い出に 
 KTSC を回顧して」とある。

  天城さんは、鮎川さんより、一ヶ月あまり年上で、83
 歳。山澤さんの文もあります。

  小林さん、四月はなぜか目録も少なく、入手の
 古書も激減。唯一、「戦線文庫」を二冊、手に
 いれたぐらいです。

  おどるさん、「幻影城」を調べることも有効なのですね。
 はやみ。さん、HP、拝見。企画、成功を祈念しています。
 日下さんの楽しみな企画、是非、とうって欲しいです。

  巡回する手段がなくなり、困惑。皆さん、どのように、HP
 を巡回されているのでしょうか。


No.297 (2002/04/24 06:34) title:なんですと
Name:はやみ。 ([Mozilla/4.78 [ja] (Win98; U)][218.44.113.67])

>オーナー様

サイトのご紹介、ありがとうございます。
これは漏れ聞いたところですが、今、ミステリに触れる若い人の中には、「名探偵コナン」(コナン・ドイルに非ず)さえ知らない人もいるとかで、横溝正史についても、一から分かるよう、目指しております。

>日下さま

おおっ、そういう企画があるのですか。それはぜひ、成立して欲しいものです。楽しみにお待ちしております。


No.296 (2002/04/24 06:33) title:わかる範囲で……
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][211.2.89.200])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

 森下さんには、さる会で大変失礼なことをしてしまったので、せめてものことにと必死で調べたのですが――

 まず「世界連邦」レイ・ブラッドベリイは、原題"The Meadow"、「草地」の訳題で『太陽の黄金の林檎』に収められています。

 またルヴェルについては、「碧眼」が1904年にLe Journalに載った"Nès Yeux", 英題All Saints'DayもしくはBlue Eyesであること、暗中の接吻」がLe Journalに1912年発表の“Le Baiser dans la Nuit”、英題 The Final Kissであるぐらいしか、わかりませんでした。

 なお、後者はグラン・ギニョール劇場で上演されています。ある仏文学者がパリで見たという芝居の筋書きが、まさに「暗中の接吻」だったのでびっくりしました。


No.295 (2002/04/24 01:44) title:えーと
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.121])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

オーナー、来月です!

えー、これだけでは何なので、横溝関連予告編。

角川の記念企画に出してほしかったものがぜんぜん入っていなかったので、
自分で編集してしまいました。企画が正式に通ったら発表いたしますが、
横溝ファンには絶対喜んでいただけると確信しています。


No.294 (2002/04/24 01:06) title:今日が「横溝正史生誕百年」! 
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.75])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 横溝正史生誕百年 おめでとうございます。

 小林文庫です。

 はやみ。 さん、こんにちは。
 はやみ。さんには、白梅軒川口さんのオフ会でお目にかかった事があります。
 
 白梅軒さんでの、はやみ。さんの投稿も拝見しています。
 記念サイトも15日に投稿で紹介させていただきました。
 
 風々子さんをはじめ、ネットでも記念サイトが開設されているようです。
 「横溝正史の生誕百年」、盛り上がって欲しいものです。
 角川書店の、記念出版も楽しみです。

おどる さん
 原題の情報、ありがとうございます。
 私は、翻訳物については全く疎くて、どうやって原題を調べたら良いかも良く解りません。
 
森下祐行 さん
 おどるさんの他にも、情報をいただけたでしょうか?
 皆さん、ぜひご協力をお願いします。
 ご協力が、より完璧な「宝石書誌」に繋がるはずです。
 (ですよね)


No.293 (2002/04/23 22:23) title:ルヴェルの原題はフランス語ですよね
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.243])

森下さん、いつぞやは失礼しました。
モーリス・ルヴェルの「誰?」は、「新青年」に翻訳されたものを「幻影城」に再録されたものを読みました。「幻影城」には原題が記載されておりませんでしたので、少し調べたことがあります。
「誰?」の原題はわかりませんでしたが、そのときにいくつかの作品の英題はわかりました。そのタイトルと森下さんが挙げられた邦題とつきあわせると、これかな、と思ったのがいくつかありました。内容をあたったものではありませんので、ご了承ください。括弧内は発表年です。しかし、ルヴェルはフランス人のため、原題はフランス語のはずですが、以下に挙げたのはいずれも英語なので、役に立ちませんよね。
ちなみに「Blue Eyes」だけは原題が「Les Yeux」のようです。邦題と英題と原題を並べてみると、英訳から和訳した雰囲気もしますが、実際にはどうだったのでしょう。

「或る精神異常者」A Maniac (1910) 別題「A Madman」
「碧眼」Blue Eyes (1904)  別題「All Saints’Day」
「犬舎」The Kennel (1920)
「暗中の接吻」The Last Kiss (1912)

「暗中の接吻」とThe Last Kissでは、Kissしか合っていないですね。これは別作品でしょうね。勇み足です。「或る精神異常者」も違っているかも。

L・J・ビーストンについても「新青年」に訳された「黄昏」が、「幻影城」に再録されているのを見て、原題を調べてみました。そのときいくつかの作品の原題はわかりましたが、そのなかに森下さんが挙げられた作品に該当しそうな作品名はありませんでした。


No.292 (2002/04/23 09:38) title:はじめまして。
Name:はやみ。 ([Mozilla/4.78 [ja] (Win98; U)][218.44.112.193])
Email:hayami@hayami.net
URL:http://www.hayami.net/

「白梅軒」さんから流れてきました、早見裕司と申します。思う所あって、「はやみ。」と名乗っております。
さて、横溝正史の生誕百年を記念しまして、ささやかながらサイトを作りました。
http://www.kindaichi.info/
角川書店の、横溝正史百年関連書籍の情報も、載せております。
乱歩百年のときに比べて、横溝正史はいかにも淋しいので、なんとか盛り上げようと思っております。よろしくお願い致します。


No.291 (2002/04/23 06:15) title:奥付けで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 以前、ここで話題になった、現代教養文庫、小栗
 虫太郎の一冊、『紅毛傾城』。
  やはり、奥付の昭和52年が、昭和53年の
 ミスプリントであることが判明。丸c1978、
 が正しかった。
  長谷川卓也『面白本念入りガイド』徳間書店、
 1982、の、p204では、
 
 第5回配本で購入、この昭和53年の時点
 (原稿がかかれた時)で、
 「ミスプリント」とされていました。
  
  やはり、誰かが書いているものなのですね。

  森下さん、調査、むつかしそうですね。私も、
 ある雑誌のもので、暗礁にのりあげています。
  進展を祈念します。


No.290 (2002/04/22 06:51) title:それまでに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 最近、古書目録から入手した雑誌。
  価格に訂正印がおされていました。
  昭和二十一年二月に、新円への切り替えがおこなわれ
 たためと知りました。それまでに、通貨価値の下落がもたら
 したためであるようです。長谷川卓也「念入りガイド」
 より。
  小売店へのヤミ価格とされていました。
 


No.289 (2002/04/20 16:41) title:原題を教えて下さい
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.149])
Email:magic@moon.email.ne.jp

別冊宝石に掲載された海外短篇小説で、以下の作品の原題が
わかりません。
もし御存知の方がいらっしゃれば、教えていただければ
助かります。

--------------------------------------------------------------------

「屍体の謎」ロイ・ヴィカーズ        別冊宝石9号
「二重自殺事件」ピエール・ボアロオ     別冊宝石77号 ★《新青年》1936年新春増刊号の坂下二郎名義訳の再録
「落ちたエレベーター」ベネット・サーフ   別冊宝石95号 ★短篇集 Try and Stop Me より
「危険な交叉点」ベネット・サーフ      別冊宝石102号
「世界連邦」 レイ・ブラッドベリイ     別冊宝石102号
「五ドル紙幣」ベネット・サーフ       別冊宝石103号
「落ちたエレベーター」ベネット・サーフ   別冊宝石107号
「アメリカから来た紳士」マイクル・アレン  別冊宝石108号  ★作者名原綴りも不明
「怪毛」A・J・アラン           別冊宝石108号
「清潔な運動会を」P・G・ウッドハウス   別冊宝石109号
「選択」ヒルトン・W・ヤング        別冊宝石122号  ★作者名原綴りも不明
「三人の殺人者」クレイグ・ライス      別冊宝石126号

L・J・ビーストン 別冊宝石31号
「緑色の部屋」
「鬱陶しいプロログ」
「夜の雨」
「過去の影」
「軋る階段」
「地球は硝子」
「約束の刻限」
「決闘」
「犯罪の氷の道」
「敵」
「頓馬な悪漢」
「決闘」

モーリス・ルヴェル 別冊宝石32号
「或る精神異常者」
「麻酔剤」
「犬舎」
「誰?」
「生さぬ児」
「碧眼」
「乞食」
「青蝿」
「暗中の接吻」
「ペルゴレーズ街の殺人事件」
「情状酌量」
「集金係」
「父と子」
「10時50分の急行」
「父と子」
「犬舎」
「青蝿」
「暗中の接吻」

------------------------------------------------------------------

毎度のあつかましいお願いで恐縮です。


No.288 (2002/04/20 11:44) title:3人も
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

宿題だった、鈴木五郎。以前、入手した『山のコント集』
 昭和十八、北光書房。
  3人の鈴木五郎がいます。
 ・探偵作家、「宝石」入選。中島河太郎さんと東京大学で
  同期。昭和十六年卒業。「推理文学」29号、1985
  より。
 ・登山家、鈴木五郎、北海道生まれ、上の鈴木さんと同年で、
  上の著書あり。
 ・飛行機関係の著書あり、鈴木五郎。

 同姓同名の人、おられるのですね。

 文庫『推理日記 VI』佐野洋。6、ではなく、VI、と訂正。


No.287 (2002/04/19 09:47) title:ドイルとベル
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.196.103])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/syuppannkyoku.htm

小林さん、

ドイルとベルが学生友達で…というのはまったくありえない話ですので、これがドイルの談話だとして海外の雑誌にのっていたから紹介する、というこの一文はまったくのマユツバです。もしかしたらその海外の雑誌も存在しないかもしれません。とすると、ドイルの登場するパロディということになりますね。今度海外の友人にとい合わせてみるつもりです。


No.286 (2002/04/19 07:15) title:一冊を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 新刊で、講談社文庫「推理日記 6」佐野洋、を
 購入。単行本の方は、あと一年半ぐらいで、十巻
 になるという。
  それまでは、続けられるのでしょうか。

  「鳩よ!」が今月号で一応、終刊(休刊)。
 終りには、冊数がすくないようで、これも
 あとであつめるのが大変そうです。
  書店をまわるものの、一冊のみかろうじて
 ありました。


No.285 (2002/04/18 06:23) title:やっと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  通じました。

  小林さん、ありがとうございます。私も、お譲り
 できるものがありますので、よろしくおねがいします。

  島田さんの「満洲日報」連載短編、二篇、昭和十年、
 二十八歳の頃の作品があります。
  この頃のはあるのでしょうか。

 短くてすいません。


No.284 (2002/04/18 06:19) title:困難な
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 すいません、練習です。

 通信が不可です。


No.283 (2002/04/18 01:43) title:いろいろ…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.78])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

桜 さん
 それでは、巻末広告のコピーをお送り致します。
 もちろん、交換などして頂かなくても構いません。
 少し調べたい事もあるので、ちょっとお時間を下さい。

平山雄一 さん
 もちろん、実吉達郎さんにつては存じ上げています。
 歌手のさねよしいさ子さんの、お父様ですよね (^_^;;;
 「シャーロック・ホームズの決め手」は、読んでいます。

 「戦前日本のホームズ・ドイル 第一集」は、「立ち読み版」を拝見させていただきます。
 ドイルとベル博士がリアルな世界でも、密室殺人を解決した、と言うのは大変興味深いですね。
 これこそ、ミステリーの種になりそうです。

やよい さん
 追加情報、ありがとうございます。
 私は、大阪圭吉と満洲の関係から調べ始めて周辺に広げて行きたいと思っているので、(満洲日報は)昭和18年まで揃っていれば充分です。
 それ以前に、先ずは復刻されている出版物の閲覧から、始めたいと思ってます。
 (復刻される以前に、原本を国会図書館で閲覧していますが…)

その他
 横溝正史生誕百周年記念として、角川書店から正史の随筆集や、現役作家によるトリビュート・アンソロジー、ムックなどが発行されるようですね。


No.282 (2002/04/17 15:10) title:補足など
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.132.247.20])

先の書き込みの訂正と補足。大新京日報は新京で発行されていたものです。
この新聞もそうですが、満州で発行されていた新聞は経営者の変更や
合併等が頻繁に行われ、名前も変わっています。国内では国会図書館
やいくつかの大学図書館に所蔵があるのですが、欠号が多く、満州日
報ですら国会図書館では昭和18年までした見ることができません。


No.281 (2002/04/17 09:56) title:電子書籍
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.197.40])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/syuppannkyoku.htm

小林さん、
「戦前日本…」の初出など詳しい解説もHPに載せたいとはおもっているのですが、どうも思うように行かないので…。とりあえず「立ち読み版」をダウンロードして読んでみていただけますか。それにはT-TimeとQuick Timeをダウンロードしなくてはいけないという大手間がかかってしまうので申し訳ないのですが。とりあえず一篇と全体の解説は読めるようになっています。心霊関係のものは「心霊と人生」という雑誌が初出です。ちくま文庫の新井さんの文献目録にはのっていません。

「実吉全集」は、「シャーロック・ホームズの決め手」「シャーロック・ホームズと金田一耕助」などを書き、最近は「たけしのテレビタックル」などに出演している実吉達郎氏の未発表原稿が沢山あるというのを聴いて始めたプロジェクトです。むしろ、この全集を出すために電子書籍を始めたというべきでしょうか。全九巻、毎月新刊を出しています。

先日国会図書館で、偶然またドイル関係の変な文章を見つけました。ドイルとホームズのモデルのベル博士は学生同士の友達で、イートン校の密室殺人を解決した…というのが実話だといってのっているのです。いずれこれも復刻する予定です。


No.280 (2002/04/17 07:34) title:そのとき
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、達成という言葉がふさわしいほど
 すばらしいことです。

  大阪圭吉『人間燈台』の巻末にある、出版社の広告
 もちろん、のどから手が出るほど、ほしいのです。
  そのために、今出しているものが抽選にあたれば
 それと交換でお願いします。
  多くのことがわかると思いますので。
  
  加納一朗さんが満洲で目撃されたという、
 露天での探偵小説の山、現地で出版されていたようですので、
 16、17歳の加納さんの、このあたりの証言をさらに
 くわしくしりたいものです。

  小林さんも出されたところ(?)、当たらなくても、
 葉書で連絡があるようです。私は当たらなくて、
 オークション価格がかかれていました。どれも、価格の
 二倍以上でした。
  いばらの道ですね。
 


No.279 (2002/04/17 01:31) title:40万アクセス御礼
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.74])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 昨日16日(火)、小林文庫トップ頁のアクセスカウンタが40万を超えました。
 HP開設依頼、ほぼ6年。 訪問して下さった皆様に、感謝いたします。
 ありがとうございました。
 
桜 さん
>  携帯に連絡があり、そこにFAXでおいかけてきて、
> 目録の一部がコピーされていました。
>  書店に出る前の、コピーの一部でした。
 日頃の、古書店さんとのお付き合いが大切ですね。

>  おそらく、小林さんも必要な資料だと思います。
> 葉書で出しました。当たるかどうか。
>  当たれば、コピーでお渡しします。
 何だか解りませんが(期待!)、是非ともお願いします。
 他にも、資料が有りましたら、お願いします。 m(_._)m

やよい さん
 大新京日報。全く知らない新聞ですが、そんなところまで調査されていますか!
 満洲の新聞雑誌には、まだまだ興味深い発見が有りそうですね。
 調査の結果が発表される事を、楽しみに待っています。
 
 以前、大阪圭吉に投稿していただいた際に、あちらにもレスしましたが、私も大阪圭吉関係で、満洲での出版に興味を持っています。
 もう一度、少し調べなおしたい、と思ってるところです。
 満洲で発行の新聞、雑誌を所蔵している、図書館はどこかに有るのでしょうか?
 ご存知の方は、教えて下さい。
 とりあえず、週末は国会図書館に行ってみようかしら…。

平山雄一 さん
 「しょうそう文学研究所出版局」で、電子出版を始められたのは知っていましたが、最近チェックを怠っていました。
 「戦前日本のホームズ・ドイル 第一集」は、面白そうですね。
 それぞれの初出が何処なのか、気になります。
 「実吉達郎シャーロッキアナ全集」も面白そうで、気になります。

ふたたび 桜 さん。

 一部オークション採用の目録、今日現在何も届いていないところを見ると、私は全部外れたようです。 (;^_^;)
 
> どうやら、小説の巻末にも、その当時の広告もあるようで
> このあたりも興味があります。
 大阪圭吉『人間燈台』の巻末には、出版社の広告が掲載されていました。
 興味お有りですか?

その外
 MYSCONの際、廊下での立ち話に出た詩集、私の手元に来てしまいました。

 『少年探偵王』の解説で、乱歩の小説形式の推理クイズについて触れられていたので興味を持っていたところ、中さんの「人外境通信」で
解説されていて、驚きました。
 推理クイズは代作だとか。まぁ、そうでしょうけど。
 「少年」以外の雑誌にも、乱歩名義の推理クイズが掲載されていたようです。
 たとえ代作でも、この辺りの情報、作品リストなどを、明らかにしていただきたいものです。
 できれば、再録も。


No.278 (2002/04/16 07:19) title:じつに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 先月末には波が一度におしよせましたが、
 目録が掲載された雑誌では、3点のうち、一点のみ。
 それぞれの目録では、実に、10点のうち、すべて
 あたらず。 昨日は、はがきで、一部オークション
 採用でも、あたらず。
  
  やよいさん、大新京日報にも広告、あるいは満州日報にも
 広告。島田さんの小説連載、どこに消失されてしまった
 のでしょうか。
  どうやら、小説の巻末にも、その当時の広告もあるようで
 このあたりも興味があります。

  平山さん、おもしろいラインアップですね。今後さらなる
 充実を祈念します。


No.277 (2002/04/15 21:09) title:電子書籍
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.197.46])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/syuppannkyoku.htm

今年になってから、電子書籍の出版というものを始めました。いまのところ主にホームズ研究ばかりでしたので、ここで宣伝するのも控えていたのですが、今回皆さんに興味を持っていただけそうなものを一つつくりましたので、お知らせに上がりました。

戦前日本のホームズ・ドイル 第一集
平山 雄一 編
定価400円
戦前にドイルやホームズについて論じられた文章を集めてみました。
コナン・ドイルの事  甲賀三郎
緑柱石の宝冠   小酒井不木 (講談への翻案)
*特集・コナン・ドイルの死と復活*(ドイルが死去してから各地の交霊会に出現した様子のレポート)
コナン・ドイルの逝去 浅野和三郎
コナンドイル卿の葬儀 岩田宗一郎
コナン・ドイル卿の存続 岩田宗一郎
ドイルの通信      編集子
ドイル卿から通信
大阪便り     中村弘治(なんとドイルが大阪に出現!)
コナンドイルの通信 岩田宗一郎
探偵小説に就いて 萩原朔太郎
麻畑の一夜 岡本綺堂

なお、「実吉達郎シャーロッキアナ全集1,2,3,5巻」、「ホームズと大予言」「漢訳ドイル作品論考」も発売中です。最後のものは、百年ほどまえにホームズがどのようにして中国で受け入れられ、また数多くのパロディがかかれたかという内容です。
詳しくは上記のリンクのHPをご覧下さい。どうぞよろしくお願いします。


No.276 (2002/04/15 13:08) title:満州ミステリ事情
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.132.247.21])

大新京日報という大連の地方紙に昭和10〜11年にかけて木蘇毅の「血の掌形」という探偵小説が連載されているのを見つけました。光文社文庫「『探偵』傑作選」の解説によると、同じタイトルのものが昭和2年の「面白倶楽部」に連載されていたようです。再録だったのかなぁ?
満州で発行されたミステリ等含めて調べていきたいものです。


No.275 (2002/04/15 07:15) title:ながくて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 風々子さん、HP拝見しました。
 人形佐七、分野が違いますが、書影に目をうばわれました。
 すばらしい。

  小林さん、40万、気のとおくなる数字です、
 一足先にいいましたが、今週ですね。

 先週の木曜日に、明日、といいましたが、その日に
 立ちました。
  携帯に連絡があり、そこにFAXでおいかけてきて、
 目録の一部がコピーされていました。
  書店に出る前の、コピーの一部でした。
  おそらく、小林さんも必要な資料だと思います。
 葉書で出しました。当たるかどうか。
  当たれば、コピーでお渡しします。

  そこは、出してから、当たれば、忘れた頃にくるので、
 一ヶ月がながいです。


No.274 (2002/04/15 01:42) title:横溝正史生誕百年まで、あと10日
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.66])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

小林文庫です。

 桜さんがお忙しそうなので、その間は、私が応対させていただきます。
 …って、そうじゃないだろう!(ゴメンナサイ)
 
 いつも、不定期に黙り込んでしまって、申し訳ありません。
 2週間連続の泊り込みオフも終り、(仕事上の)年度も変わったので、ようやく余裕が出来てきました。
 今週から、少しずつ掲示板にも復帰したいと思っています。
 掲示板に投稿すると言いながら書いていない事項も幾つかありますが、ゴールデンウイーク明けまでには、なんとかしたいと思っていますので、長い目で見てください。
 
桜さん
 40万アクセスのお祝い、ありがとうございます。
 と言っても、まだまだ40万アクセスには達していません。(笑)
 1日、300〜350アクセスくらいの頁なので、19日前後に到達すると思います。

 「まんだらけZENBU」の「戦前小説単行本」入札は、欲しい本が沢山出ていました。
 私だったら、乱歩の少年物3冊が一番なのですが、懐具合と相談して止めました。(泣)
 (値段的には、けっして高くはないと思うのですが)
 書影が掲載されているので、資料として保存しておきます。

風々子 さん
 おっ!、ついにHP公開ですか!!
 早速、拝見に行きました。
 書影満載で、素晴らしいHPですね。
 資料としても充実なので、「しばらくしたら消すつもり」などとおっしゃらず、公開を続けていただきたいものです。
 資料はこれからも集まりますよ、きっと。

 風々子 さんと同時期に、早見裕司さんも「横溝正史メモリアル」(http://www.fukushi3.org/~yokomizo/)とゆうHPを公開されて、ネットでは、「横溝正史生誕100年」お祝いの機運が出ている様ですね。
 もっと、盛り上がると良いですね。
 ゴールデウイークの頃には、山田風太郎展を見に世田谷文学館に行きたいと思っていますが、正史も偲んで来ようと思っています。


No.273 (2002/04/14 21:12) title:お粗末さまでございます
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.132.197])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp
URL:http://www.ht-net21.ne.jp/~gouya/index.htm

↑こんなファイルを作りました。
横溝正史生誕100年を記念して、
というわけでもないですが、
テキストの入手に一区切りついたので。

今後更新の予定もないですし、
何度も観て面白いものでもありませんので、
しばらくしたら消すつもりです。

お暇ならちょっとだけでも覗いていただけたら嬉しいです。


No.272 (2002/04/11 07:36) title:一足先に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 古書店で、『ポケット・ミステリィ』中島河太郎編、
 入手。昭和34、光書房。帯がついています。
 「巧妙きわまる本格トリック (略)」

  ここで知り、ようやく入手しました。

 明日より、3、4日、沖縄へでかけます。

 小林さん、一足先にですが、40万アクセス、
 達成、おめでとうございます。


No.271 (2002/04/10 07:08) title:見本を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「まんだらけZENBU」No.14、葉書入札による
 150冊以上の戦前の小説、昨日が締切。
  すでに、すべてに、入札があることを電話で
 きいて、目録をながめるだけにする。
  どれぐらいの値段になるか、不明。

  そういえば、他の目録でも、入札可、という
 ものもありました。時代の流れでしょうか。

  友人から電話。「世界大ロマン全集」内容見本、
 には、数種あるので、君の表紙の絵柄は、ときかれる。
  金網のようです、僕のは、女性。
 必要ないので、彼に送ることにする。


No.270 (2002/04/09 07:47) title:幻の
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

河出文庫「鮎川哲也名作選」日下三蔵編、を
 昨日、拝受しました。ありがとうございます。

  鮎川さん自身の書かれた、作品ノートをみますと、
 「黒い雌蕊」が、週刊誌創刊にあたり渡したものの、
 出ないことになり、そのままになっている、ということ。
  文脈からすれば、「朝めしご用心」昭和30年10月、
 の項にかかれていることから、その出されなかった週間誌
 が推測されます。「探偵小説四十年」には、昭和31年4月
 創刊予定であった、「火曜ミステリー」隔週刊、の顛末が
 かかれています。それにあたるかもしれません。
  読みたくなります、幻の短編。


No.269 (2002/04/08 07:31) title:付きで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 鮎川さんの、角川文庫、短編集は、カバ、帯つきで
 ですが、長編(一部のぞく)には、カバ付きで、帯つきで
 ないことを知りました。下の、新刊より。

  所有しているものでは、一部、「角川文庫フェスティバル」
 という、赤帯があります、これはおそらく、あとで
 つけたものでしょうか。


No.268 (2002/04/07 10:06) title:新刊で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

 新刊で、河出文庫「鮎川哲也名作選」日下三蔵編、購入。
 初出は、月号表示で、統一。完璧。

 雑誌に再録された、「マガーロフ氏の日記」が「他殺
 にしてくれ」(「探偵実話臨時増刊」昭和三十四)に
 なっていたことを思い出しました。
  単行本収録時に、改題されたのが、これらふたつの
 題。翌年の再録が混乱をあたえたのでしょうか。


No.267 (2002/04/06 09:50) title:それでも
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

戦後のカストリものを目録で入手して、
 それに続編があることを知ることがあります。

  昨日書いたものには、決闘篇、があるようです。

 そういえば、以前入手した『宝島騒動記』黒木鶴三、
 昭和21、が続編であり、あとから入手した
 『黄金千一夜』黒木鶴三、昭和21、が前編
 でした、2冊で、話が完結します。それでも、入手には
 手まどりました。


No.266 (2002/04/05 07:08) title:いろいろと
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

驚いた例です。
  三月はじめ、突然、FAX で、まだ支払われていないので
 至急支払いください、という内容。
  あれ、と思い、手帖をみると、支払い済みと、その日が
 2月はじめ。1月末日に入手した本一冊。
   念のため、見ると、1年保管の郵便振り込みの端券あり。

  連絡すると、何と、振込み済みの用紙が、二枚重なり、
 その下にあった、という。のりでかさなったようです。
   互いに、被害がないことに。

  しかし、ある人から送られる予定(?)の本、1年まえの
 ことですが、とどいていないので、いや、あるいは郵便事故
 かもしれないので、いまだに、言い出せないでいます。
  送り主は、何の返事もないので、失礼な人だ、とおもって
 いるかもしれません。こんな場合、どうすればいいのでしょう
 か。

  平山さん、様々な例があるのですね。

  「バラモンの洞窟」田村武敦、昭和23、民芸社、目録
 より入手。はじめから火星探索機が登場。続編もあるようです。
 鉄仮面対銀仮面。

  古本まゆさん、「朱夏」13号、せらび書房。加納一朗さん
 の記事が参考になります。1999年刊行。


No.265 (2002/04/04 20:19) title:犯罪と探偵
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.197.13])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

御久しぶりです。以前乱歩関係で御世話になった平山です。

郵便事故といえば、以前一件ありました。
郵便ではなく宅配便メール便なのですが、文庫本を一冊古書店に注文して、とどきませんでした。いろいろ調べてもらったのですが、結局のところとどけたはずだ、いや届いていないで終ってしまいました。メール便だとハンコをもらわずに郵便受けに突っ込むだけなので、事故も起こりやすいかとも思います。その件以来注意して見て見ると、うちの近所だけかと思うのですが、メール便の配達のひとは郵便受けにきちんと全部をいれるのではなく、けっこう頭だけつっこんで、のこりは外にはみ出している場合が多かったです。もしかしたら子供がいたずらして持っていってしまったのかもしれませんね。

ところで、乱歩事典もあと一息というところにきていますが、またまたよくわからない項目がでてきました。皆さんの御力ぞえを御願いしたいのでよろしくおねがいします。
「赤い部屋」で言及されている「犯罪と探偵」という遊技はいったいどんなものなのでしょうか? またこれは「ぺてん師と空気男」に登場する「マーダー・パーティ」と同一のものなのでしょうか? 起源は海外にあるようですが、そこいらへんも御存じでしたら御教授ください。よろしくおねがいします。


No.264 (2002/04/04 12:36) title:本の配送
Name:古本まゆ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.211.131.67])
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp

桜さま

> 結局、本も来ずに、お金は支払いのままでした。

 ちょっと納得のいかない話ですね。古本屋のことではなくて、少しホッとしてお
りますが。

 本の発送は3キロまでなら、郵便局の冊子小包が一番安いですが、配達証明がつ
かないので不安です。ただ、日本の郵便局の信用は高く、事故がおこったという記
憶はありません。
 高い本は、配達証明のつく一般小包を利用しています。書留なら一番間違いない
のですが、送料はさらに高くなります。
 お客さんからいただく送料をそうそう高くする訳にはいかないので、なかなか難
しい問題です。

 事故なく本がお客さんの元に到着して、喜んでいただけることを、日々祈るばか
りです。

 NHKの放送は視ておりませんが、日本人が、台湾や満州に造った建物には、な
かなか心惹かれるものがあります。
 


No.263 (2002/04/04 07:00) title:途中で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 よしださん、野火に、二冊あるとは知りませんでした。
 それでも、きちんと、本がくるなんて、いいニュース
 ですね。

  古書店からではないですが、HP で知りました人から、
 何回かやり取りがありまして、前金で、支払い、まちました
 が、本が来ません。三週間ののち、連絡しましたら、
 その方がびっくりされていました。
  結局、本も来ずに、お金は支払いのままでした。
 その方も、郵便局などに連絡され、また、こちらの近くの
 郵便局からも連絡があり、配達された人にも聞き取りされた
 ようでしたが、配達までにはいたらず、途中で紛失という
 ことでしょうか。
  そんな郵便事故でした。

  芦辺さん、名探偵Z、芦辺さんの、あらたな根拠地になる
 ことと信じています。


No.262 (2002/04/03 16:16) title:『少年探偵王』お詫びとお知らせ
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.2.89.228])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

 先刻、光文社文庫からのアンソロジー『少年探偵王』あとがきで、テキスト借覧や収録作の選定でお世話になった方々への謝辞を織り込むのを忘れていたなと気づいて、編集部に電話をしましたら、「今日まさに降版しました」とのこと。

 というわけで、申し訳ない結果となりましたが、難航に難航をきわめ、遅延に遅延を重ねた『少年探偵王』もぶじこの月半ばの発売が決定したということでもあります。

 ここに皆様に向け、その次第をお詫びとお知らせ、そして何より感謝を込めて書き込みさせていただくことにしました。ありがとうございます。そして、乞うご期待!


No.261 (2002/04/03 12:27) title:古本屋さんのミス
Name:よしだ まさし ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.211.5.214])
Email:PXM04577@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/

郵便事故ではないのですが、富田常雄の『野火』を注文したら大岡昇平の『野火』が送られてきたということがありました。あわてて古本屋さんに連絡をすると、代金は不要(当然です)で、本も送り返さなくていいとのことでした。
その古本屋さんから数日後に「富田常雄の『野火』が出てきたのだが入り用ですか?」という問い合わせがあり、もちろん注文をしました。
かくして我が家には2冊の『野火』が並んでいます。大岡昇平の『野火』は不要なんですけどねえ。


No.260 (2002/04/03 06:47) title:一年前に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

このような郵便事故の一例。

 あたっているかどうか、わからなかったのですが、
 他のHPに、入手報告があり、残念、ということ。

  翌日、他の本が気になり、電話したところ、それも
 ないが、あなたに、送付したはず。

  届いてないというと、おかしい、という。調べると、いわれ、
 夜、電話があり、7名の抽選でしたが、ビニールのなかに、
 郵送先を書いて、たしかに、そこに、あなたの名前を書いたはず、
 という。納品書にも。

  翌日、また、私に連絡があり、ある人から、納品書
 に、別の人(あなたのことですが、という)のなまえがある、
 という連絡。
  ミスでした、ということ。
  結局、その人も、欲しいということで、返却は無理だ、
 ということで、あきらめてください、
 ということでした。 九州の古書店での話です。

  次の回では、申込んだもの、5点を入手しましたが、
 そのような事故もあるのですね。

  もう1つ例がありますが、それは明日に。


No.259 (2002/04/02 07:23) title:これには
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小西さん、次の資料刊行がまたれます。「再々評価」
 とは出版のながれから考えられた巧みな題ですね。
  ご成功を祈念致します。
  少しまえにここにかきましたが、二、三冊あった、
 本、メモリアル・ブック、売りきれでした。

  古本まゆさん、ご存知かと思いますが、先日、NHK
 の再放送で、三年前(?)の放送でしたが、登録
 された本の出版社があった、あたりの日本人街が
 うつされていました、「世界わが心の旅 旅人
 ちばてつや 漫画家」のなかででしたが。
  まだ、あの辺りはあるのですね、これには
 驚きました。


No.258 (2002/04/01 20:07) title:5・12日下三蔵氏講演会のお知らせ
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.23])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

以下、告知させていただきます。ご支援いただけると幸いです。

●海野十三の会から「海野十三忌」の催しのお知らせ
日下三蔵講演会「海野十三・再々評価に向けて」
日時◎2002年5月12日(日)14時から16時
会場◎阿波観光ホテル4階ホール(JR徳島駅から徒歩1分)
   徳島市一番町3ー16ー3 電話088・622・5161
入場料◎無料
主催◎海野十三の会 
問い合わせ◎小西昌幸(電話088・698・2946)
後援◎出版芸術社、筑摩書房、『新青年』研究会、朝日新聞徳島支局、徳島新聞、
   NHK徳島放送局、四国放送、毎日新聞徳島支局、エフエムびざん

■日下氏は、34歳・気鋭の研究家である。昨年氏が編集解説を担当したちくま文
庫の『海野十三集・三人の双生児』では、定番作品と共に全集未収録作品も押さ
えるなど、その斬新な視点と手堅い編集手腕がファンの注目を集めた■講演では
海野が生前交流した江戸川乱歩、横溝正史、小栗虫太郎、蘭郁二郎など探偵作家
たちとの友情に触れつつ、海野の作品集出版の動向と、没後50年の歳月の中で作
品評価がどのように推移してきたかを徹底検証。新たな視点から海野十三の魅力
を語る■会場では『「新青年」趣味』海野特集号、『海野十三メモリアル・ブッ
ク』等の書籍資料も販売。多数ご来場下さい。


No.257 (2002/04/01 13:22) title:やはり
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  古本まゆさん、その1冊、たしかに、確認しました。

 4がついていましたが、四月一日に登録されるなんて、
 驚きました。

  しかし、その本、発掘されたのは、やはり名古屋でしょうか、
 満洲の出版社からですが、引き揚げ時に、持参された方が
 いらしたのですね。


No.256 (2002/04/01 12:51) title:うちも気をつけないと
Name:古本まゆ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.211.131.67])
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp

桜さま

 そのお話は人ごとではありません。

 朝、インターネットとFAXの注文を確認して、本によってはなかなか見つから
ず、あっちにドタバタ、こっちにドタバタ。やっと見つけて返事を送り終わると、
入金確認分の発送が待っています。本ごとに、傷む事のないよう重くなって送料が
オーバーしないように考えて梱包してから発送。ほとんど一人でやっている本屋で
は、かなりの時間を取られる仕事量です。インターネットでの売り上げも増えてお
りますので、間違いのないように、よっぽど気をつけないと。
 未整理の本はかなりあるのですが、時間のとられる「日本の古本屋」へのデータ
の登録もなかなか進みません。一昨日、ふと思いついて、普段インターネットには
UPしないクラスの本を一冊、冗談で登録しておきました。その日はエイプリルフ
ールではないので、冗談ではあっても、嘘ではありません。


No.255 (2002/04/01 07:35) title:あるのです
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

郵便事故の一例。

  送られて来て、開封した中には、知らない宛名と
 本。
  古書展の名前で請求がありますが、伝票には、
  古書店のなまえのみ。事故、だと気付いて、古書店を調べるが、
 ここは葉書のみで、電話などがないことがわかる。

  古書展のひらかれた場所に電話するが、

  知りません、わかりません、毎回違う展覧会があるので
  そちらで、処理してください

 と返事。てがかりは、その宛名の A さんの住所、と電話。
  
  そうか、このときのために、それぞれの古書店がはさみこみに
 当選者の住所と電話があるのですね。

  相手に電話したら、FAX兼用。留守。
 2時間後、A さんより電話あり。当選なのにこない
 理由がわかった、といわれる。

  今日、Aさんにおくることになります。

 こんな郵便事故の一例でした。

  私の場合、当選しても、こなかったのは、知らない人
 におくられたためか。


No.254 (2002/03/31 11:22) title:再版をみて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

 小林さん、「白蟻」昭和16、再版として、
 四六版函、のほかに、カバー付、が熊谷書房版
 にはあります。カバー付は珍しいようです。

 小栗虫太郎の戦後のものはややこしいです。
 ・高志書房版「黒死館殺人事件」(正)(続)
  には、(正)が5種類、(続)が2種類、あります。
  昭和二十三年には、(正)の三刷があるようですので、
  探しています。
 ・福屋出版部からは、この本が昭和二十四年に、(正)、
  (続)の各一冊が出ていますので、さらにあるのでは
  ないか、とこれも探求中です。

  それと、「謎の刺青」が三版ですので、二刷が何か
 これも探しています。
 


No.253 (2002/03/30 17:16) title:とんだ粗相を、
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.158])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

山名です。

 ○桜様
 早速回答していただきありがとう御座います。『二十世紀鉄仮面』を再度
 見直してみれば、確かに『謎の刺青』の記述がありました。とんだ、粗相
 をしてしまい赤面の至りです。申し訳ありませんでした。


No.252 (2002/03/30 11:31) title:小栗、そして風太郎ほか
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

 山名さん、高志書房で、あの『屍体七十五歩にて死す』
 の、三版、です。おそらく、初版が、上の題で出て、
 その二版は、どのような題であるのか、確実には
 私はつかめていません。
  収録は上のものと同じで、見開きでは
 上の題のまま、表紙をはりかえたものでした。
  二版が『地蟲』ならば、おもしろいな、と思います。
   体は、旧漢字です。

  日下さんは、すでに、山名さんがあげられた文庫の
 リストに、あげられていたように思います。

  今日、午前7時20分ごろ、NHKのTVに、日下さんが
 登場されて、

 山田風太郎さんの「創作メモ」、20冊以上でしょうか、
 
 について、話されていました。さらに、その内容が知り
 たくなります。数分間でしたので。


No.251 (2002/03/30 10:45) title:謎の刺青について
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.142.174])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

山名です。
久しぶりに覗いてみれば...

 ○桜様
 はじめまして、山名と申します。
 桜様の入手された『謎の刺青』について、扶桑社文庫『二十世紀鉄仮面』
 に掲載してある著作リストをみまして、さがしてみましたが、見当りませ
 んでした。一体どのような作品が収められているのでしょうか?やはり発行
 元は高志書房でしょうか?気になります。おしえて頂けないでしょうか?
 以上よろしくお願いします。


No.250 (2002/03/29 07:23) title:月日がなくて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 その後、梓林太郎さんの、単行本「走行超過」への言及
 があるかどうか、山前さんや中島さんの、梓さんの文庫本で
 の解説を、B-OFFなどでみても、ないようですが、新人賞受賞
 と同じ、1980にだされたと考えた方がいいので
 しょうか、WEB-OPACでみると、書誌では、年度のみ、
 1981、とされています。月日が記載されていま
 せんので、不明です。どれも、1981、です。
  
  「男の隠れ家」五月号、新刊で。うつ伏せ書き、という
 スタイルをはじめてしりました。本が床まであふれて
 います。


No.249 (2002/03/28 07:44) title:でかけて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「彷書月刊」四月号で、末永さんの、「城田シュレーダー」
 のこと。複雑なことになりつつあるようです。
  さらなる真相がまたれます。

  博多にでかけて、初版の角川文庫、夢野久作のいくつかを
 入手。見かけないような気がしています。

  『謎の刺青』小栗虫太郎を入手して、これが三版、昭和
 二十三年三月五日でありますので、二版は、いつの出版か、
 追求したくなります。初版は昭和二十二年二月五日です。

  中様、月曜日に拝受しています。ありがとうございます。
 博多にでかけて、返事が遅れてもうしわけありません。


No.248 (2002/03/25 10:00) title:ミステリ・オペラのほうかな
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)][210.88.56.23])

大塚様

「小城魚太郎」は小栗虫太郎が「白蟻」等でご自分を作中人物と取り扱う際に使った名前だと思います。ちなみにルビは「こしろうおたろう」とあります。
岡村雄輔の創造した探偵、秋水魚太郎はそこから影響を受けているようです。

でも、主要登場人物としてなら、山田正紀の「ミステリ・オペラ」のほうかな。


No.247 (2002/03/25 07:35) title:ただし
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

創元推理文庫、鮎川さんの二冊、新刊で購入。
 「名探偵登場30」には、明智小五郎登場。新刊案内とは
 別に、ひさしぶりのパンフレツト(リーフレット)。

  均一棚で、梓林太郎の「走行超過」蝸牛社、1980
 として、クレジット、されています。短編集で、最初の
 単行本のようです。ただし、印刷日、発行日、記載無し、
 帯にかかれていたのでしょうか。
  「日本ミステリー事典」には、1981、とある。
 初版ははたしてどちらでしょうか。

  奈良さん、筆名のこと、準、とおもっていました。


No.246 (2002/03/24 22:43) title:小城魚太郎
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.185])

中様 ありがとうございました。
仰せの通り、単なる素朴な疑問に過ぎません。ご指名をしたわけでもないのに、お忙しいところ、お手を煩わせてしまったようで、かえって申し訳ないくらいです。

PS.素朴な疑問ついででいうと、小城魚太郎というのは、何かの主人公だったかなと、ふと頭をかすめました。(それだけの話です)


No.245 (2002/03/24 21:44) title:準?・凖?どっち?
Name:奈良泰明 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.0; Windows 95)][157.120.133.253])
Email:ykatp@kamakuranet.ne.jp

瑣末です。水谷準のジュンですが本日「虎の王冠」の表紙を見ていたら(凖)と表記してありました。えっと思い検印を見るとやはり(凖)でした。手持ちの他の本は作者名は(準)ばかりで検印は(凖)でした。本当は(凖?)だったということを知らなかった恥ずかしい話です。 


No.244 (2002/03/24 07:53) title:うちら陽気なかしまし娘
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.153])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 おはようございます。さしたる用事はないのですが、昨日の投稿に誤字脱字がありましたので(あれお恥ずかしい)、ちょこっと訂正をば。最初の「●大塚俊一様」の前に一字アキが抜けておりました。三段落目の「訊いたみた」は「訊いてみた」の誤り。同段落の末尾には句点が必要です。誤字脱字には充分注意しているのですが、やはり万全ではありません。それにいま読み返してみましたところ、昨日の投稿にはなんだか怒りながら書いたような気配が感じられます。何を怒っていたのかは自分でもよくわかりませんが、怒りながらキーボードを叩くと誤字脱字が生じやすいようです。気をつけなければいけません。それでは。


No.243 (2002/03/24 02:15) title:シュピオとの出遭い−日本近代文学館−
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.111])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

小林様
今日はじめて、日本近代文学館へ行って参りました.私にとってはカードで検索したりコピーを依頼するといった事が全て生まれて初めての経験で、体中が緊張感でプルプル震えました。そして、お目当ての「シュピオ」を全巻手に持ったときの感動もひとしおでした。早速、編集後記から虫太郎が担当した部分を全部ノートパソコンに手入力しようとした矢先バッテリー切れの警告が....仕方なくコピーを依頼しようとしたところが給料日まえで、お金がなく七枚しかできませんでした。でも、暫くは日本近代文学館通いが続きそうです。貴重な文献と触れ合えることがいまの私にとって限りなく楽しいひと時となりました。きっかけを与えてくださいまして有難う御座います。(内容が幼稚ですみません)


No.242 (2002/03/23 22:11) title:焚き付けられているのですね
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.87])

よしださま

いつもお気づかいありがとうございます。ああ、でも、これは書誌の制作を焚き付けられているのですか。


No.241 (2002/03/23 11:45) title:来まして
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

「未来趣味」第九号、来ました。
 この号から、編集人、発行人があたらしくなっています。
 横田さんの入手の本、昭和17,18年辺りが、競争
 になっていることがわかり、あれとこれは、横田さんの
 手元にいったことなどと、思い至りました。

 「ヒストリア」177号、掲載の「米田三星論ノート」細川
 を読む。鮎川さんの小説、「王を探せ」にあらわれた登場人物
 のひとり、とわかり、おどろく。

  中様、いろいろとありがとうございます。


No.240 (2002/03/23 08:11) title:ちょいと出ました浪漫ショー
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.206])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

●大塚俊一様
 お尋ねの件、名義は「小城魚太郎」でした。慶應義塾大学推理小説同好会編『宝石作品総目録』をひもとくと、「宝石」昭和35年12月号(15巻14号)に次の記載があります。
 
新刊展望台           小城魚太郎
 「長い長い眠り」結城  ほか
 
 まだこのあと、「新刊展望台」と中公文庫版『長い長い眠り』の解説とを突き合わせてみる作業を経なければ、両者が同じ文章かどうかを確定することはできないのですが、そこまでは手が回りません。それにそもそも、まことに失礼な話ながら、ご質問には当方にそこまでの作業を強いるだけの切実さないし重大さは感じられず、ただ思いついたからなんとなく訊いたみたといった程度のお尋ねであるとお見受けいたしますので、まあこの程度のお答えで充分ではないかと判断いたします。なんとも傲慢不遜で申しわけありません
 それから中島河太郎先生の変名に関しては、先生から頂戴した書状に次のとおり記されておりました。
 
 お尋ねの件、小城魚太郎も石羽文彦も私のもので、「幻影城」には玉井一二三というのがあります。
 
 きのう思い出せなかったもうひとつの変名は、石羽文彦というものでした。こうした事実を知っている人間は、機会があればそれを公開してその知識を公のものとしなければならないという、大袈裟にいえば文学史的責任を担っていると思われます。むろんこの場合はじつに些細な問題で、石羽文彦が中島先生の変名であると判明したところで本邦探偵文学史には蚊が死んだほどの変化もないわけですが、それでもやはり公にされるべき事実ではあると愚考されますので、中島先生から教えていただいた個人的知識をこの「小林文庫の新ゲストブック」で公のものとさせていただく次第です。
 
 ●桜様
 巽昌章さんの変名の件ですが、「ぎょたろう」と読むというのは巽さんにかなり近しい方からお聞きした話で、近しいと申しますか要するにまあ巽さんのご令室からお聞きした話なのですが、ご令室はたいへん気さくで面白い方でいらっしゃるのですが、何と申しますかちょっとちゃらんぽらんなところがないでもないような観がまったくないでもなく、それにだいたいこのお話をうかがったのはたしかどっかの酒席だったはずで、と申しますか私はご令室とは酒席以外の場所でお会いした記憶がなく、つまりこれは世間でよくいう酒のうえの話でありますので、「ぎょたろう」という読みに関して私は文学史的責任を担いうる立場にはないような気がいたします。ご本人の自己申告がなければ「ぎょたろう」かどうかは確定できない、と申しあげておきたいと思います。


No.239 (2002/03/22 10:56) title:気がして
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 中さん、巽昌章さんの作品リストには、小城魚太郎名義
 がありまして、ながく、中島先生とおなじだ、と思い
 読み方まで気付きませんでした。

  芦辺さん、単行本のほうも読んでいます。また、アンソロジー
 もこの春ということで、内容もさる事ながら、編集される
 苦労がとてもあるような気もしてきます。
  
  大塚さん、鷹見緋沙子、見当がつきませんが、私は勝手に、
 「高みの見物」からきたのかな、と思っています。
 


No.238 (2002/03/22 08:29) title:毎度皆様おなじみの
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.185])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●大塚俊一様
 おはようございます。中島河太郎の懐刀と呼ばれたことなど一度もなかった私ですが、お尋ねの件、調べればわかると思います。お尋ね前段の分です。鷹見緋沙子に関しては皆目見当もつきません。
 試みに新潮社『日本ミステリー事典』で中島河太郎先生の項を引きますと、小城魚太郎、玉井一二三というふたつの変名が記されています。前者は「宝石」、後者は「幻影城」で使用された名前です。同事典によれば『長い長い眠り』は1960年の刊行ですから、当該の新刊紹介はおそらく「宝石」に掲載されたものかと推測されます。「宝石」の目録で『長い長い眠り』の新刊評を調べれば、答えは一発で判明するはずです。「宝石」の目録(慶應大の推理小説同好会がつくったやつです)にそこまで詳しいことが載っていたかどうか、いささか疑問ではありますけれど。
 ところが中島先生は、「宝石」誌上で小城魚太郎以外の変名も用いていらっしゃったと記憶します。それがなんという名前であったのか、にわかには思い出せないのですが、中島先生の変名に関しては先生からおたよりで教えていただいたことがありますので、その書状を探してくればたちどころにわかります。中島先生から頂戴したおたよりはすべて、へっへっへ、しばらく寝かしといて売りさばいたるねん、へっへっへ、と思って大事に保管してありますから、すぐに見つかるはずです。しばらくお時間をいただければと思います。
 ちなみに、小城魚太郎という変名は巽昌章さんも学生時代に使用されており、中島先生の場合は「うおたろう」、巽さんの場合は「ぎょたろう」と読むと聞いたことがあります。


No.237 (2002/03/21 23:32) title:お楽しみに!
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.2.90.53])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

>桜さん

 ご期待いただきましてありがとうございます。『少年探偵王』は4月発売確定です(のはずです)。季節に合わせ、往年の少年雑誌にならって「進学・進級大躍進号」と銘打ってお届けいたします。


No.236 (2002/03/21 14:38) title:中島河太郎
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; Q312461)][61.203.21.188])

このところの論争とは関係ないですが、いくつか。
まず、このところ個人的にはハマッテいる結城昌治。彼の文庫解説を、珍しく中島氏が担当している「長い長い眠り」(中公文庫)の解説の中で、(初版刊行当時)別名義で新刊紹介の欄を担当していたとして紹介文を引用しているのですが、このときの名義をご存知の方はいらっしゃいますか。
それから、鷹見緋沙子名義の徳間文庫を結局買ってしまい、創元推理文庫の「わが師はサタン」の新保氏の解説を傍らに置きながら、中島氏の解説文を読んでいますが、改めて仕掛け人、狂言回しとしての中島氏の存在を認識させられました。ところで、鷹見緋沙子の名前の由来をご存知の方はいらっしゃいますか。


No.235 (2002/03/21 08:39) title:楽しみに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

先日、小西さんに教えていただいた、「サライ」掲載
 の「今日泊亜蘭」のインタビュー。昨日発売。
  九十一才で、とても元気そうです。
 「桜田門」、「河太郎帰化」
 読んだことがないような気がします。

  芦辺さん、いよいよ、光文社文庫から発売でしょうか、
 「少年探偵王」、こちらも楽しみな新刊です。


No.234 (2002/03/20 23:48) title:江戸川乱歩・原作『魔術師』が講談に!
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.2.89.231])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

 以前も告知させていただいた上方講談師・旭堂南湖さんの「名探偵ナンコ」第四弾のお知らせです。なんと、今度は乱歩の通俗長編『魔術師』が講談化されます!

《第四回 名探偵ナンコ〜よみがえれ!探偵講談〜》
3/24(日)開場/6:00 開演/6:30
会場/デジタルエイト=旧関西テレビ=地下一階、Team火の車稽古場
(JR大阪駅・地下鉄梅田駅下車徒歩十五分程/北区西天満6-5-17)
料金/1000円

会場への地図:http://www5b.biglobe.ne.jp/~jax/map/team.jpg

 旭堂南湖「長講一席 探偵講談 魔術師・序」(原作・江戸川乱歩)、旭堂花鱗「幸助餅」

 前回、前々回に引き続き、私は南湖さんとの対談「探偵講談と探偵小説あれこれ」でおしゃべりをします。ぜひみなさんおいでください!


No.233 (2002/03/20 12:51) title:書誌と著作権
Name:よしだ まさし ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.211.1.149])
Email:PXM04577@nifty.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/GARAKUTA/

おどるさん

著作権が保護する対象となる著作物については、著作権法第2条1項
1号に「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学
術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と定義されています。この定
義に従えば、雑誌の書誌を作るという作業は、廃刊になった雑誌であ
れ現行の雑誌であれ、著作権侵害にはあたりません。ただし、目次を
そのままコピーして掲載するだけだと、それは著作権侵害に該当しま
す。目次の内容は著作権が保護する対象ではありませんが、目次のレ
イアウトは著作物と言えます。

ですから、雑誌のバックナンバーをひっくり返して書誌を作るという
ことは、なんら著作権法の問題にはひっかからないはずです。

ところで、書誌というものは「思想または感情を創作的に表現したも
の」ではありません。通常、著作権が発生する著作物には、単に事実
を記しただけのものは含まれないのですが、じゃあ書誌には著作権が
発生しないかというと、そんなことはありません。著作権法第10条
1項に具体的な著作物の内容が列記してあり、いわゆる書誌のたぐい
はこの中に含まれていないのですが、10条1項に含まれていないも
のでも「二次的著作物」「編集著作物」「データベースの著作物」に
著作権が認められるというのが通説となっています。

ただし、オリジナリティ(創意、工夫)がないものには、著作権は発生
しません。先に書いた目次をコピーしただけのものなどがこれにあた
ります。著者別リストなどのオリジナリティがあって、初めて保護さ
れる対象となります。
さらに付け加えると、著作権が発生するためには公表されているとい
う事実が必要になります。

というわけで、遠慮なく書誌を作成して、その成果を公表してくださ
い。期待しています。


No.232 (2002/03/20 12:51) title:中間小説誌の書誌
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)][138.107.10.1])

森下さん、こんにちは。
森下さんの書きこみをもう一度拝見すると、なるほど非難されているわけではないですね。こちらこそ失礼しました。掲示板のようなところに書きこみをはじめて、二ヶ月弱になるのですが、ネットにおける人との距離の取り方は、実生活と異なり、戸惑います。過剰反応する傾向があるようです。

中島書誌、完璧でないことがよくわかりました。この掲示板の過去ログも再度読み返してみましたが、そういった記述を発見しました。見落としていたようです。

ちなみに、このあいだ中間小説誌など、現役で続行中の書誌を整理していくことも必要ではないかと記述しましたが、実際にそういったことに着手されているサイトをみつけました。

「てつの本棚」 http://homepage2.nifty.com/te2/index.html

です。小林文庫オーナーが先月にサイト上の探偵小説書誌を整理なさいましたが、EQMM、ミステリマガジン、別冊クイーンズマガジンの書誌として紹介されていました。


No.231 (2002/03/20 07:48) title:感謝いたします
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 中様、早速、ご教示ありがとうございます。
 めずらしく、締切の仕事で、夕方まででかけています
 ので、今日夕方、私への送り先などをおくりますので、
 ご送付のほど、お願い致します。
  お忙しいなか、もうしわけありません。

  中島先生には、いくつかのことをおそわりました。
 1 まず、資料の存在をしること
 2 その次に、コピーで入手する機会があれば、それで
   てもとにおくこと
 3 さらに、次には、原本や掲載誌などを手に入れる

 ということをいわれていました。

  中様、本当にありがとうございます。感謝します。


No.230 (2002/03/20 07:25) title:ご報告にあがりました
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.240.186])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●小林文庫オーナー様
 昨19日、名張市の定例市議会が開会され、総額約二百十六億円の平成14年度一般会計予算案など四十四議案が原案どおり可決されました。名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』の予算も認められました。とりいそぎご報告申しあげます。

 ●桜様
 お尋ねの件、三つ折りA5サイズのごく簡略なリーフレットで、外側の面には「故中島河太郎(中嶋馨)先生お別れの会」という表題らしきものと「自筆略歴」「中島河太郎(中嶋馨)先生 その生涯と業績」、内側には北方謙三、戸川安宣、山村正夫諸氏らの追悼文が掲載されています。お入り用でしたらコピーをお送りいたします。お申しつけください。

 ■中島河太郎先生の思い出その一
 もう六年も前の話になります。上京して初めて中島先生にお目にかかったときのことです。正宗白鳥の研究者でもいらっしゃった先生は、こんなことをおっしゃってました。
 「いまでも暇があると、国会図書館に通って、新聞や雑誌を調べて、白鳥の文章を探しているんです。そうすると、やっぱり出てくるんだよね、見落としていたものが。出版のあてはないんだけど、これはやっておかなくちゃいけない仕事だと思ってね」

 ■中島河太郎先生の思い出その二
 『江戸川乱歩執筆年譜』が、調査に手間取ったため予定をかなり遅れて完成に近づいたとき、刊行の遅延をお詫びする手紙を添えて、最終校正をお送りした。
 折り返しおたよりが届いて、なかにこんな一節があった。
 「こういう種のものは、簡単に再刷もできませんから、やはりお気にさわらぬ程度で我慢する他はなさそうです」
 書誌の編纂には、じつは終わりというものがない。
 もう少し待てば、新しい発見があるかもしれない、不明だったものが判明するかもしれないと、例の「おいでおいでのデーモン」が手招きをするからだ。
 ひとたび刊行されてしまえば、不備や遺漏は消しがたい烙印となって残ってしまうのだし、それを訂するための増刷の機会もあまり望めない。
 しかし刊行されなければ、そもそも書誌は意味をなさない。
 だからこそ、まさに「気にさわらぬ程度で我慢」して、不完全は百も承知で上梓するしかないのである。
 書面を眼で追いながら、先生はこれまで、いったいどれほどこうした我慢を経験し、断念を重ねてこられたのかと思い返さずにはいられなかった。


No.229 (2002/03/20 07:08) title:気がして
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 中島さんには、手紙を出して、交通していたことを
 おぼえています。
  いくつか、贈呈された雑誌をいただいたこともあり
 ました。
  
  一度、ここにも書いたのですが、偲ぶ会で、中島
 さんの、追悼集のような、業績記載のものが配布された
 らしいことを聴いているのですが、その本(?)の名前は
 何でしょうか、誰かおしえてください。
  いや、そのようなものはない、ということでもいいの
 ですが、探求していますので、ぜひ、知りたくなります。

  中島さんの、膨大な、文庫などへの「解説」は今では
 まとめて読みたいものの一つです。これはかなわぬ夢なの
 でしょうか。

  よしださん、手にいれているのは、本当に必要なもので
 ないような気がしていまして、何とか、ランク1、のものを
 購入したいものです。
  このところ、ランク4、5のものが多くて、悩みの種です。


No.228 (2002/03/20 01:07) title:何を今更ですけど。
Name:戸田 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][202.214.234.85])

 創元の新刊で出る鮎川さんの「憎悪の化石」で、トリック部分に一つ改変がある、ということですけど、これって、天城さんが昔から言っている、鮎川さんは、時刻表の読み方を知らなかったとしか思えない、という有名な(?)ネタに関する部分なのでしょうかねぇ。
 そうだとすると、直していただくことは嬉しいんですけど、逆に言うと、今までそのままにしていたことの方が不思議なくらいな点ではあるんですけど。

 まあ、「呪縛再現」の時刻表トリックも不自然だと思うし、これはこれで、鮎川さんの一つの世界、と思うべきなのかなぁ、と思ったりもするんですが。

 ……って、全然違う部分だったら、どうしよう?


No.227 (2002/03/19 21:39) title:お騒がせしました
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.188])
Email:magic@moon.email.ne.jp

>おどるさま
わたしの方こそ、おどるさんを非難したつもりはなかったです。
おどるさんの文中に、中島氏を軽んじるような意味をうけとった
わけではありません。

一部で、中島河太郎氏の業績が軽んじられているような気がして、
おどるさんの発言に便乗して、自分の不満を述べたにすぎません。
ここに載せるべき発言ではありませんでした。

こちらこそ、お詫びします。

>戸田さま
わたしが「取りこぼしが多いので信用できない」という文を見たのは具体的に
どこだったのか、はっきり覚えていません。
「デマ」にのって雷同する輩となってしまい、反省しております。

>>そのリストを見るにあたっては、大体は揃っているだけに、信用してかかる
>>と失敗することがある、くらいは認識しておかないといけないんじゃないか、
>>とは思っています。如何でしょうか。

全く同感です。島崎書誌についても同感です。
しょせん、どんなものにも完璧はないのですから、ミスを見つけて鬼の首を
とったような言動はせず、先人の業績をもとに、ひとつずつ完璧に近づける
作業がただしいと思います。

もちろん、戸田さんやおどるさんが「ミスを見つけて鬼の首をとったような言動」
をしたということではありません。戸田さんの文章にうかがえる冷静な態度こそ
見習いたいです。

お騒がせしました。


No.226 (2002/03/19 16:34) title:中島書誌について
Name:戸田 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][202.214.234.85])

> 中島書誌を「取りこぼしが多いので信用できない」という文を目にしたことが
> ありますが、とんでもないことです。前人未到だということを考えてください。
> この基礎的な書誌がなければ、後に続く人の作業労力がどれほど大変か。

 多分、ちょっと趣旨は違うと思いますが、私も“中島書誌をは取りこぼしが多い”くらいは書いたことがあるように思います。ただ、“信用できない”という表現はした記憶がなく、“注意が必要”くらいのつもりでしたが。
 実際、私も、中島書誌をもとに作品収集を始めた者の一人ですが、一通り収集を終えた後で、ひょんなことからリストに漏れている作品を見つけたことがありました。だから、そのリストを見るにあたっては、大体は揃っているだけに、信用してかかると失敗することがある、くらいは認識しておかないといけないんじゃないか、とは思っています。如何でしょうか。
 島崎リストについても同様で、やはり完全なものとは限らない(実際、宝石に載ったリストに漏れがある作家がいる)ことは認識しておく方がいいだろうとは思っています。

 順序は逆になりましたが、そういったことで、中島書誌にはそれなりに漏れがあり、基礎的な資料としては十分に機能しますが、網羅的なものと考えることはやめた方がいいとは思います。勿論、その後の補完も、十分ではありません。(>おどる様)

> 中島書誌に抜けているのは、あとに続く人たちが補完して、より完璧なものに
> していけばいいのです。

 こちらは、同感です。逆に言えば、漏れがある前提で見て、抜けていることに気付いたら、順次追加していくことを心がけるのが、後に続くものとして、行うべきだと思っています。
 思っているだけで、なかなか出来ないのが、自分ながら情けないとも思っているのですが……。

 以上、森下氏に反論したような表現になってしまいましたが、他意はないことをご理解ください。


No.225 (2002/03/19 12:59) title:名前の入力間違えてごめんなさい
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)][210.88.56.23])

すいません。No.965の発言の名前ですが、入力を間違えて登録してしまいました。
「おどる」の発言でございます。
お詫びの発言だったのに。ごめんなさい。


No.224 (2002/03/19 12:57)
Name:ODOR ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)][210.88.56.23])

森下祐行様

いつも大変お世話になっております。
先の中島書誌に対する書き込みについて、誤解が生じているようです。
ぼくは中島河太郎の業績が抜けがあるから、信用できないというような意味で書き込みをしたのではなく、単に「どの程度完全なものなのだろうか」という疑問を書いただけに過ぎません。中島書誌を「取りこぼしが多いので信用できない」という文があったということも知りませんでした。中島河太郎の業績が前人未踏ということも十分認識しているつもりでおります。特定の作家や雑誌の書誌は、今後出てくる可能性はあっても、こうした網羅的な仕事は出てこないでしょうね。
文章のコミュニケーションというのは難しいものです。

ところで、森下さんがおっしゃっているように、インターネット上に点在している作家や雑誌の書誌をまとめるだけでもすごいものになりそうです。どこに空白があるかということがわかると、あとに続く人がどこを埋めるべきかわかりますので、加速度的に充実していくような気がします。誰も中島河太郎にはなれないかもしれませんが、インターネットが後を継ぐかもしれません。
著作権の切れた小説等を公開する「青空文庫」というサイトがあったかもしれませんが、推理小説関係の書誌をまとめて公開するサイトがあったらいいですね。古い推理小説に対する関心が盛り上がれば、最近の復刊ブーム(?)が定着するかもしれません(甘いですか?)。

ITの普及で、データベース機能を装備したソフトが当たり前のものになっていることも、インターネットの普及で発表が容易であることも好条件です。問題は、初出誌をあたる雑誌の入手が、益々困難になっていることが挙げられますが、図書館を利用すればある程度は困難が回避できるかもしれません。インターネットにより、どこになにがあるかがわかりますし。
しかし、「新青年」や「宝石」など、古のビックネームにチャレンジしなくとも、もっと簡単にできて、有益な書誌があるような気がします。例えば、現役で続刊中のハヤカワミステリマガジンや小説推理など、あるいはオール読物や小説現代のような中間小説の書誌を、せめて今後発行される分からコツコツとつくりはじめれば、将来的には大変な財産になっているような気がします。
現役の雑誌の書誌については著作権上問題はないのでしょうか。


No.223 (2002/03/19 12:26) title:購入の基準
Name:よしだ まさし ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.211.1.149])
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

桜さんの購入の基準を10分の1にしたら、見事に自分の基準となりました(笑)
桜さんがしばしば凄い本を入手し、一方で自分のコレクションは一向に充実していかないというのも納得できる数字でした。


No.222 (2002/03/19 11:15) title:中島書誌のこと
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)][61.194.39.66])
Email:magic@moon.email.ne.jp

>おどるさま

 中島河太郎氏の偉業は、とにもかくにも「日本の推理小説の全体」をフォロー
しようとしたところにあると思っています。
 個々の作家について細かく見れば、取りこぼしはけっこうありますが、それは「全体」をフォローしようとした作業の前には、しかたがないことだと思います。いわゆる基礎資料として、中島書誌は前人未到の偉業です。

 中島書誌を「取りこぼしが多いので信用できない」という文を目にしたことが
ありますが、とんでもないことです。前人未到だということを考えてください。
この基礎的な書誌がなければ、後に続く人の作業労力がどれほど大変か。

 中島書誌に抜けているのは、あとに続く人たちが補完して、より完璧なものに
していけばいいのです。

 で、代表的な作家の書誌は、個別に作成されて、散見されます。単に利用したい
だけのわたしなどの希望をいえば、それをまとめてもらえると助かるけどね。
日本版の Crime Fiction III みたいなのが欲しい。


No.221 (2002/03/19 07:43) title:継続して
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

  新刊で、光文社文庫の「黒いトランク」、3刷を確認。
 増刷されています。

  おどるさん、初出誌、やはり、丁寧に調べていくことに
 なるのでしょうか、これが随筆、評論などになると、また
 もれも出てくるのでしょうね。
  「推理小説研究」、さらに継続して欲しいものです。

  土田さん、ありがとうございます。まとめて出されて
 おられるのでしょうか、「SFマガジン」をみて申し込んだ
 ので、その分遅れているのでしょうね、以前は、葉書で
 知らせていただいていたのでした。


No.220 (2002/03/19 00:47) title:未来趣味は
Name:土田裕之 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)][210.253.195.41])
Email:pooh@02.246.ne.jp

ぼくも届くまで1ヶ月近くかかりましたので
かなり不安になりましたが
ちゃんと届きました。


No.219 (2002/03/18 22:24) title:「戦後推理小説総目録」はどの程度、「総目録」か
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.32])

入手したばかりの「推理小説研究」の「戦後推理小説総目録」を見ながら気が付いたのですが、中島河太郎氏のこの偉業はどの程度完全なものなのでしょうか。こまめに補遺されており、「総目録」とあるので、かなり網羅的なものであると認識していたのですが。
気がついたものを列挙すると、海野十三の「夜毎の恐怖」、横溝正史の「車井戸は何故軋る」「百日紅の下にて」、大下宇陀児の「剣と香水」、城昌幸の「絶壁」など、いくつかの作品の初出誌が欠落しているように思います。
未所持の第四集にまとめて補遺されてる、なんてことはないでしょうね。


No.218 (2002/03/18 07:40) title:すでに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

単行本があるので、文庫は所有していませんでしたが、
 『推理日記 V』佐野洋、構談社文庫
 1995.8月。揃うまで、あと一冊。
  この VI が新刊で出るようですが、実に、文庫では
 七年ぶりです。
   この V、単行本二冊分で、パートV(1988)、
 パートVI(1992)からです。
 
  「未来趣味」、送金してから、はや、3週間。来ません。
 


No.217 (2002/03/17 10:12) title:一瞬の
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

 昨日、驚愕の一冊を入手。いずれ、どこかで公開
 すると思いますが、この本が昭和17年に出ていたとは、
 しかも、大阪圭吉とも関係のある出版社でした。
  もう少し、資料をさがして、確実にしたいと思います。
 驚愕しました。
  最近は、なぜか、本にめぐまれているような気が
 していますが、これは、一瞬の出会いにより決まりますので、
 多くの機会をうしなっていることは確かでしょうか。

  新刊で、『土屋隆夫推理小説集成 7』、創元推理文庫。
 初出の雑誌が小説のあとにあるので、戸惑いますが、一点のみ、
 「暗い部屋」の初出について。
   「裏窓 臨時増刊 第7集」昭和33.5月、とされた方が
 いいと思います。「裏窓」から独立して、印刷のものになった
 のは、昭和33年9月。

  おどるさん、古書価、気になりますが、喜びは、均一棚で入手
 すると嬉しくなりますね。

  末永さん、雑誌で、引越しを知ったので、大変だな、と思い
 ました。


No.216 (2002/03/16 22:20) title:年鑑と古書価について
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.33])

日本推理作家協会賞は再受賞ができないせいか、必ずしもその作家のベストの作品が受賞しているとは限らず、オールタイムベスト10級の作品で、協会賞を受賞しているのは、「不連続殺人事件」「大誘拐」など少ないのではないかと思います(私見ですが)。横溝正史の受賞作「本陣殺人事件」より、後に発表した「獄門島」のほうが評価が高いというのは再受賞ができない(当時はそういう規定はなかったようですが)ので仕方がないですが、高木彬光も鮎川哲也も対抗馬が強かったなどという事情はあったにせよ、「刺青殺人事件」「黒いトランク」は受賞していません。
協会賞は、受賞しても本の売上増には結びつかず、受賞したことを帯に印刷されないことがあるということを昔聞いたことがあります(その話を耳にしたのは、新本格隆盛以前のことでしたので、現在はそういったことはないのでしょうか)が、そうした理由もあるのでしょうか。
同じように再受賞ができない芥川賞、直木賞も受賞作より、その人の過去の候補作のほうが面白かったりする場合があるような気がします。こういった性格の賞は、作品が受賞するというよりも、過去の業績により人が受賞するという傾向になってしまうのは、やむを得ないと思います。大下宇陀児が受賞した際、関西探偵作家クラブから「タライ廻し」と揶揄されて怒ったという話があったかと思いますが、そう考えると怒ることもないのかと。

再受賞を許し、さらに、優秀な作品を順位をつけず複数選定すればある程度、同時代の作品について“正当な”評価を下すことも可能なのではないかと思い、それは即ち「年鑑」なのではないかと思ったのが、「年鑑」について考えをめぐらすようになったきっかけです。そのわりには、協会賞の受賞に比べて、「年鑑」への選定が注目されていないのはなぜだろうかと不思議に感じました。その後、「年鑑」も知るほどに“正当な”評価ができているかは怪しいと思うようになりましたが。

同時代の作品について“正当な”評価を下すというのは、難しいことなのだと思います。作品について“正当な”評価を下すことができるのは、時を経るしかないのかもしれませんね。

新刊書籍の価格は発行部数に関係しており、需要がある本ほど安いという傾向があるのではないかと思います。一方、古書は(珍しい本であれば)、需要がある本ほど高いという傾向があると思います。上記の理論を当てはめると、古書のほうが時間軸の評価をくぐり、より“正当な”評価がされているのでしょう(作品の評価が高ければ、再版され、いつまでも現役を保つのでしょうが、それでも初刊の古書価は高くなるのではないかと思います)。したがって、オーナーやよしださんのおっしゃるとおり、古書価の高いことは決して悪いことでないかと思います。

ぼくは某古書店の価格が高いとこぼしたのは、古書価が高いことをこぼしたのではなく、欲しい本が、買いたいと思う価格よりも高いことを嘆いたに過ぎません。いわば総論賛成各論反対という、極めて小人的な意見でした。申し訳御座いません。


No.215 (2002/03/16 18:42) title:復帰のご挨拶
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.214])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

ごぶさたしています。

今年になって、引っ越しはしなければならないわ、仕事は立て込んでくるわ、体調はよくないわで、書き込み自粛していました。
引っ越しがこんなに大変とは、想像以上でした。もう二度としたくない(笑)。
まだ全然未整理なので、いろいろ支障があるのですが、またボツボツ書き始めますので、これまで通りお仲間に入れてください。よろしくお願いします。

古書価の件、ある程度高いのはしかたないですね。
私は目録買い中心なので、目録に載る値段になってくれたほうがありがたいです。


No.214 (2002/03/16 09:39) title:しばしば
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

よしださんが書かれた話題、私なりに最近の購入
 の基準を。
  ランクにわけています。私なりの価値基準にあわせて、
 優先順位1(是非ほしい) 10万(単行本) 1万(雑誌)
   2(できるだけ)    2万(単)  5千(雑)
   3(あればなぁ)    5千(単)  3千(雑) 
   4(いずれほしい)   2千(単)  2千(雑)
   5(とりあえず)    1千(単)  1千以下(雑)
 として、ランクのものがその価格(まで)なら、葉書を
 だしているように思います。
  一度だけ、10万の古書がありました。
  しかし、HPB、文庫は、基準をもうけていないような。

  しばしば、そのような基準はみずからやぶります(笑)

 先の、古書店、そのリストを見ているだけでも、楽しい
 ものですね。
  あの古書目録のまえには、しばらくは、私家版のものがあり、
 そのリストは垂涎のものでした。


No.213 (2002/03/15 22:58) title:申し訳ございません
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.95])

小林文庫オーナー様

はじめまして。お世話になります。「年鑑」についての詳しい調査、ありがとうございます。お手を煩わせ、大変恐縮しております。
年鑑については「推理小説研究15号 日本推理作家協会三十年史」の記述を読むと、経緯についていろいろ想像してしまいます。探偵クラブ賞と連動をとり、書誌も充実させようという「年鑑」派と、そういったことにはこだわらない「傑作選」派という図式がうかがえるようです。
かねてより初期の年鑑に採られている顔ぶれを眺めていると、どの号も同じような名前が並んでいるのに気づき、「作家が少ない状況もあったかもしれないが、仲間内の馴れ合いという要素もあったのだろうか」と想像していたのですが、「日本推理作家協会三十年史」には中島河太郎がそうした部分にも言及しており、疑問も氷解しました。
中島河太郎は「年鑑」派のようですが、乱歩はどちらだったのでしょうか。乱歩にしてみれば、心情的には「年鑑」の立場を取りたかったのかもしれませんが、立ち上がったばかりの探偵作家クラブの内情を考えると、「傑作選」派の意見をないがしろにできなかったのではないかと思います。乱歩の死後に創刊された「推理小説研究」は、「年鑑」の書誌部分が分離したという見方もできるような気もします。
年鑑と推理作家協会賞との関係は、現在では連動が図れているようですが、文庫化され、広く普及されるようになると、タイトルが変更され、前年回顧が省略されるなど、営業政策的な意味もあるとは思いますが、「傑作選」派の流れが強くなっているようにも見えます。
もう一方の作家団体の「年鑑」である日本文芸家協会の「年刊創作傑作集」は、その後、純文学、時代小説、エンタテインメント、戯曲、エッセイと拡散・分化していきましたが、「推理小説年鑑」は今後どのような形で続いていくのか気になります。

図書館については、できるだけ利用を図りたいと考えているのですが、家庭の事情で休日は自分の時間が満足にとれず、都立中央図書館など資料が充実している図書館に足を運ぶことができません。
ぼくは埼玉に住んでいるのですが、埼玉県は市立図書館から県立図書館への蔵書請求が可能になっており、県立図書館に蔵書がある古い本などは取り寄せております。会社の近くには渋谷区図書館があるのですが、東京都は区立図書館から都立図書館の蔵書請求はできないようで残念に思います。
いずれもっと歳を取り、休日に自分の時間がとれるようになったら、さまざまなところに足を運んで、調べものにいそしみたいと、年輪を重ねるのを心待ちにしています。

某古書店への記述については、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。実は、ごく最近にも他の掲示板でも同様の過ちを犯し、お叱りを受けております。十分反省をしたつもりなのですが、立て続けに似たような過ちをおかし、恐縮しております。大変申し訳ございませんでした。お手数をおかけすると思いますが、必要に応じ、発言を削除していただければと思います。


No.212 (2002/03/15 19:56) title:出版芸術社・原田さんの回想録が読みたい
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.253.189])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

ご承知の方も多いと思いますが、
以前、光文社文庫の《山田風太郎ミステリー傑作選》の第2巻『十三角関係』での、
「帰去来殺人事件」削除のことが話題になっていたようですが、
最新刊『達磨峠の事件』の解説・解題で日下さんが事情を詳細にお書きになっていました。
第4刷以降は元通りになっているようです。
日下さんは、8、9、10巻の出版中止も視野に入れて編集部と協議されたとのことです。(おそらく悲壮な決意を胸に秘めておられたことと思います)。
日下さん、どうもお疲れ様でした。

ところで、SFの分野には柴野拓美さんの『塵も積もれば』や
福島正実さんの『未踏の時代』のような編集者・出版関係者による貴重な証言記録があるのですが、
ミステリーの分野でもその種の本をもっともっと出していただけないかと考えています。
例えば出版芸術社の原田裕さんの回想録など、貴重で、一定部数は絶対売れると思うのですが。私は買います。
だって、山田風太郎さん追悼のときは原田さんがフル登場だったわけです。
柴野さんの本のようなインタビュー集成でもよいし、
古い同僚編集者による座談会というのも面白いと思います。
原田さんの薫陶を受けた日下三蔵さんは5月に徳島に来るので、
ちょっとけしかけてみようかな、と考えています。


No.211 (2002/03/15 14:16) title:横レスですが。
Name:とだ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][202.214.234.85])

> なお、「推理小説研究」は国会図書館や都立中央図書館には揃っていたと思います。
> 上に上げた資料は、都立中央図書館には総て所蔵していた「筈」と思います。

 私も記憶で書きますが、「推理小説研究」は、国会図書館には、最新はない(途中で終わっている)と思いました。一方、都立中央は、最新号まで入っていたように思いました。この資料に関しては、都立中央の方が、確実性は高いと思います。

> (当然「ミステリー文学資料館」には揃っているのでしょうが、私は訪館したことが
> 無いので未確認です)

 基本的には揃っていたと思いましたが、全巻揃っているかどうか、は確認していないなぁ……。資料館で「推理小説研究」を見るときは、河太郎編の書誌の号しか見ないもので(汗)。

 


No.210 (2002/03/15 12:41) title:古書価は高くていいと思うぞ
Name:よしだ まさし ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.211.1.149])
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

オーナー様

>>ちなみに、私は古書の価格が高額である事は、けして悪い事では
>>ない、と思っています。

この意見に全面的に賛成です。僕が賛成しても説得力がないんだけどさ(笑)

古書価が高いということは、その本があとまで残る可能性を高くしてくれるわけです。最近、サブカルチャーブームで、まさか古書価がつくまいと思っていたような本にまで値段がついていますが(SM雑誌とか)、そうなることでその本が後世に残る可能性が高まっているわけですよね。しかも、コレクターにとって「お金を出せば買える」存在となるわけです。
いわゆるジュニア文庫のたぐいは、どんなにレアな本であってもほとんど値段がつかず、どんどん市場から消えていっています。また、「かなりの額まで出してもいいんだ」と思う本であっても、そもそも古書価がつかないので見つけることができません。専門古書店があって、それなりの値段を出せば手に入るという状況であれば、嬉しいという人も多いはずなのですけど。

ただ、中途半端な知識でむちゃくちゃな値段をつけている古本屋をみると、むらむらと怒りがこみあげてきますね(笑)。「それなりの値段をつけるんだったら、きちんと勉強せんかい!」って。

あっ、古書価が高いと安く見つけた時の喜びが倍増するってことも、オーナーの意見に賛成するひとつの理由だったりもするんですけど(石を投げないでね)


No.209 (2002/03/15 07:46) title:多くて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

久しぶりに、六件も、目録からだしました。どれも、
 一軒ごとに一点です。そのなかでも、一点のみが
 入手したいものです。
  あとは、カストリ探偵実話関係です。戦前の一冊は
 勉強のためでした。
  詳しくは、当たれば。しかし、競争が激しそうです。

  書影のあるものはすでに入手済みの為に、他のもの
 をだしました。
   小林さんも恐らく見られましたでしょうか。
  もし、見られていないのならば、その目録を連絡します。

  休刊する、「三省堂ぶっくれっと」No153、たのしみな
 「本棚探検隊」も最終回。「休刊のごあいさつ」は小さな
 紙片で。


No.208 (2002/03/15 01:11) title:「探偵小説年鑑」そのほか
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.72])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 おどる さん
 色々なミステリーサイトへの積極的な投稿、拝見しています。
 小林文庫にも訪問していただき、ありがとうござます。
 これからも、書き込みをお願いします。

 「探偵小説年鑑」発刊の経緯について、私も手もとの資料を読みなおしてみました。
 確認したのは、おどるさんとほぼ同じですが、乱歩の『探偵小説四十年』、「推理小説研究15号 日本推理作家協会三十年史」、「探偵作家クラブ会報」、『探偵小説年鑑1948年版』です。
 『探偵小説年鑑』には、乱歩の「序」が書かれていますが、発刊の経緯には、それほど踏みこんだ記述はありませんでした。
 一番詳しいのは、中島河太郎の「三十年史」かと思います。
 したがって、おどるさんの記述とそんなに変わらないのですが、各資料をまとめるとこんな感じでしょうか。
 
  昭和21年6月15日 第1回探偵小説土曜会 開催
  昭和22年2月22日 「土曜会通信」第1号 発行
  昭和22年6月21日 探偵作家クラブ 設立
  昭和22年6月   「探偵作家クラブ会報」第1号発行
  昭和23年1月   「探偵作家クラブ会報」第8号発行 「報告四件」掲載
  昭和23年1月31日 昭和22年度探偵作家クラブ賞 決定
  昭和24年1月25日 『探偵小説年鑑1948年版』発行

 「クラブ会報」第1号の乱歩「クラブ設立の経過と今後の事業について」と「三十年史」によると、クラブ設立の時点で「年鑑」の発行は計画されていて、クラブ規約にも明記されていたようです。(おどるさん記述の通り)
 「クラブ会報」第8号の「報告四件」は、文字通り会員への報告で、その内1件として「年鑑」の編集方針について報告しています。
 これも、おどるさんの想像の通りなので、日付が逆転している事は無いかと思います。

 なお、「推理小説研究」は国会図書館や都立中央図書館には揃っていたと思います。
 上に上げた資料は、都立中央図書館には総て所蔵していた「筈」と思います。
 都立中央図書館には、ミステリー関係のレファレンス書はかなり揃っていて、出庫にも時間は掛からないので、図書館利用も考えてみてはいかがでしょうか?
 (当然「ミステリー文学資料館」には揃っているのでしょうが、私は訪館したことが無いので未確認です)

 最後に一言。
 おどるさんは、3月13日の投稿で、特定の古書店の固有名詞をあげて、批判的とも取れる意見を書いていらっしゃいますが、この掲示板では固有名詞をあげるのは止めていただきたいと思います。
 せめて、仮名にしてして欲しいですね。まぁ、あそこで仮名にしても、一目瞭然ですが…(笑)
 こんなHPは影響力があるわけでは無いのですが、ネチケットとして固有名詞の使用は禁止、本HPの方針として特定の個人・組織に対する批評は禁止(掲示板上部を参照)、でお願いします。
 どんな方が見ているか解りませんよぉ。
 ちなみに、私は古書の価格が高額である事は、けして悪い事ではない、と思っています。
 たまたま最近、古書価や古書店との関係について考えていたのですが、まだ纏まっていません。
 近いうちに、一度私の考えを投稿したいと思っています。

 それから(いつまでたっても終わりにならない:笑)…。
 「探偵作家クラブ会報」の復刻版を読んでいて思ったのですが、初期の号は文字を読み取るのが、非常に困難です。
 昭和20年代のガリ版刷り同人誌や、仙花紙本は、劣化が激しくて、消滅してしまう寸前ではないでしょうか。
 なんとかして、復刻や保存できないでしょかねぇ。
 (月曜日にも、某所でそんな話をしていました)


No.207 (2002/03/14 23:03) title:年鑑について
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.15])

藤本様、桜様、コメント、情報ありがとうございます。

小西様、ぼくも無事「推理小説研究」を手にすることができました。情報をありがとうございました。
早速、「日本推理作家協会三十年史」を繰り、「年鑑」について調べてみました。それによると、探偵小説年鑑の刊行は、昭和二十三年一月に、乱歩の「報告四件」によってはじめて公開されたとありました。
中島河太郎の記述を読むと、中島河太郎(と江戸川乱歩)が「年鑑」に相応しいこだわりをもって運営しようとしていたことが窺えます。
ところで、探偵作家クラブは昭和二十二年六月二十一日の例会にて設立され、同日、会員総会にてクラブ規約が承認されたとあります。その規約の第三条七項に「探偵小説年鑑の編輯並に出版」と記されていますが、日付が逆転しているのが不思議です。この項はあとから追加になったのでしょうか。それとも、「報告四件」によって公開された内容は探偵小説年鑑の編集方針等についてでしょうか。よくわかりません。


No.206 (2002/03/14 12:11) title:再び中樣に御礼。および『推理小説研究』入手
Name:藤本 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98) Opera 6.01 [ja]][218.140.166.17])

>中樣
重ね重ねありがとうございます。
『国光』も現物の確認というより、どのような雑誌なのかまったく情報が無いので、
突っ込みようがありませんね。しばらく別の方を突こうと思っています。

>小西様
はじめまして。
小西様の情報を拝見しすぐに推理作家協会のほうに注文しました。
現金書留で入金後、翌々日には到着しました。
いや、すごい情報ありがとうございました。

>おどる樣
はじめまして。
1948年の『探偵小説年鑑』にはその類の記載はなかったと思います(やや虚覚え)。確かに「前年回顧」は見ているだけで面白いですね。あれは残すべき。


No.205 (2002/03/14 06:43) title:底無沼をたずねて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

と、書いて、話は喜国さんの本にはじまります。

 なぜ、「底無沼」角田喜久雄、は「妖奇」オール・
 ロマンス明記の原稿用紙にかかれていたのか、以下の
 ことからではないでしょうか。

 1)これは「妖奇」に掲載されていない
   (予定だったかもしれない)。なぜか
 2)「スバル」昭和23年十月、に再録されたから。なぜ
 3)「スバル」編集人、後藤竹志は、「妖奇」編集人、
   本多喜久夫に頼んだ。なぜか
 4)二人の編集人と、都筑道夫は知合い、また角田喜久雄も
 5)十月には、「秋の亡霊」角田、が「妖奇」に再録され、
   後藤さんの「スバル」にわたされて、こちらに再録
   (後にも角田さんの作品は「スバル」に再録、あり)
 6)「妖奇」原稿用紙があとにのこる
 
  雑誌「スバル」には気付きませんでした。

 おどるさん、下の古書店では、1点ねらいで出すようにして
 いますが、なかなか当たりません。
  1948年版、入手は余り困難ではないように思います。
 先頃も、他の目録にでていました。仮説、どれも真実の
 ようにも思われますね。


No.204 (2002/03/13 19:26)
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)][210.88.56.23])

桜様

アドバイスありがとうございます。H文庫という手がありましたね。H文庫は総じて高いので、乱歩文庫収集の最後の一冊を注文したとき以外、購入したことはなかったのですが、探求書を一冊決め打ちで購入するときには便利だと思います。

ところで、日本推理作家協会から刊行されている推理小説年鑑は、前年に発表された秀作短編を編集委員会によって選定し、さらに「年鑑」の名に相応しく書誌などを添えて、刊行、その印税(の一部)を作家団体の運営資金に当てるというアイデアが秀逸だと思います。なにより「年鑑」という名が魅力的に映ります。協会の経済基盤を支える大きな力になっているのもこのアイデア故なのではないかと推測します。
このアイデアにはなにか元があるのでしょうか。書誌を添えるというのは中島河太郎の提案だったというには聞いたことがあるのですが。自分なりに幾つか仮説を考えてみました。

仮説1.探偵作家クラブはアメリカ探偵作家クラブを参考に設立されたので、アメリカ探偵作家クラブが刊行している「年鑑」を参考にした。MWAは「年鑑」を刊行している(いた?)という話を聞いたことがあるのですが、不勉強ながら詳細はわかりません。日本の年鑑のような形態でしょうか。
仮説2.探偵小説年鑑より一年早く、日本文芸家協会から1947年より刊行された「年刊創作傑作集」を参考にした。書誌を添えるというアイデアは、やはり日本文芸家協会が刊行している「文芸年鑑」から採った。
仮説3.戦前に探偵小説趣味の会が刊行していた「創作探偵小説集」を参考にした。
仮説4.当時、「EQMM」や「幻影城」のようなアンコール雑誌を発行し、印税を作家団体に寄付するというのが流行っていた(江戸川乱歩の「探偵小説四十年」にそのような記述あり)ため、上記のアイデアは当たり前のものだった。設立まもない探偵作家クラブは資金難だったため、誰ともなくそういうアイデアが沸いた。

1948年の探偵小説年鑑は実際に拝見したことはないのですが、そのあたりの記述はないのでしょうか。

刊行元が講談社に移ってからは、単行本のあと、文庫化されますが、古い作品が並んでいるというイメージを払拭するためか、巻末の前年回顧の頁が省略されているのは残念に思います。


No.203 (2002/03/13 07:49) title:手に入れて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

なぜか、このところ、終刊のものが気になりますが、
 偶然以下をみていますと、ありました。

 古書店で、ひとくくりの「週刊朝日別冊」、昭和
 34年4月から、昭和37年3.1(これが終刊で、
 4月14日から「文芸朝日」となる)まで。

  「発光妖精とモスラ」中村真一郎、福永武彦、堀田善衛
 が、昭和36年1月1日発行にありました。珍しいような
 気がします。

 昭和34年の号では、
  目次には著者の名前は無いのですが、「アンケート」
 という項目。
  ここには、江戸川乱歩が答えています。

 一(お宅ではテレビを)茶の間に置いています
 一(ダイヤルをどなたが)私の孫の小学二年の男の子が
 一(番組への注文)スポーツの放送は結構です
  という三問に答えています。
 
 おどるさん、H文庫にはときどき出てきますので、
 注目されたらいいですね。


No.202 (2002/03/12 12:58) title:コメントありがとうございます。
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)][210.88.56.23])

小西様、大塚様、コメントありがとうございます。
「推理小説研究19」にはそのうち出会うこともあるかと、気長に探そうかと思います。


No.201 (2002/03/12 07:43) title:まだ
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『絶版文庫嬉遊曲』2002.2.16、青弓社、
 新刊で購入。
  タイトルに惹かれて、このシリーズを手にしてい
 ます。

  「推理小説研究」は、著者目録で止っているので、
 さらに他の内容で継続を期待したいです。

  某所には、『JU通信・復刻版』が二ヶ月前には、
 二冊ありました。書店のフロアーが他の場所に変った
 ので、確認していませんが、行ってみます。


No.200 (2002/03/12 00:21) title:『JU通信・復刻版』も版元品切れなんですよ
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][61.215.253.189])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

『推理小説研究』の件、定価で買える分(在庫分)は
ぜひ推理作家協会にて注文入手してあげてください。
『JU通信・復刻版』はすでに版元品切れになっております。
未入手の方は、店頭で見かけたら速攻でお買い求め下さい。
何しろ、まだ版元(小西宅)に在庫がたっぷりあった頃から一部古書店では、
3000円とかの値段がついておりました。ちょっと複雑な心境でした。

日下三蔵さんの講演会(5・12)は、
本日、日下さんに企画書の文章チェックもしていただいたので、
もうフル回転で突き進みます。
皆さん、ご期待下さい。


No.199 (2002/03/11 22:45) title:とんだ誤報で申し訳ありません
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.60])

誤解を与えてしまったようで申し訳ありません。
見たのは「JU通信」の方です。


No.198 (2002/03/11 22:25) title:「推理小説研究」はどこに
Name:おどる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][211.133.85.209])

この掲示板にははじめて書きこみいたします。お世話になります。
「推理小説研究」バックナンバー在庫ありの報を知り、早速、日本推理作家協会へ連絡をとって注文いたしました。小西様、情報をありがとうございました。
しかし、「推理小説研究19 戦後推理小説・SF総目録(第五集)」が品切れとのことだったので、残念に思っていたところ、「渋谷のブックファーストに推理小説研究が置いてある」との大塚様の書きこみを目にし、流通在庫があるかもしれないと、ブックファーストへ赴いて捜しました。が、ありません。店員に問い合わせたところ、電話であれこれ問い合わせてくれたのですが、「当店では扱っておりません」とのつれない答え。のこのこ昼休みに行ったので、売り切れでしょうか。

落書きのような書きこみですいません。


No.197 (2002/03/11 17:02) title:不木の話なので横レス
Name:もぐらもち ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][218.45.96.226])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

古本まゆ さま

いち小酒井不木ファンのもぐらもちと申します。
不木資料の出品の件、そのニュースを聞いて以来ずっと気になって
おりましたので、書き込みをとても興味深く読ませて頂いてます。
拙サイトの日記にてシロウトの勝手なつぶやきをちまちま記録する
だけにして、縁のない世界の話と冷静に受け止めているわけですが……
不木家関係一括、正直なところちょっとでいいから拝んでみたかった。

この資料の行く末も勿論気になりますが、私としては来し方も
実は気になって仕方がありません。どこからどういう風にして
やって来た資料なんでしょう……


No.196 (2002/03/11 10:06) title:「小酒井不木関係一括」のことなど
Name:古本まゆ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.211.131.67])
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp

風狂さま

 全連の大阪の大市会以来でしょうか。全連の大市は出品数が多すぎて、時間的な
余裕がないのが、どうもいけません。

 「小酒井不木」は、正確には「小酒井不木家関係一括」でしょうか。メインは作
家から不木への書簡で、封筒付で数通ありました。短冊や色紙もあったのですが、
状態はあまりよくありません。海外の雑誌が40冊くらいあったので、この値踏み
で勝負が決まるとみました。

 「山中峯太郎」は8冊ではなくて、一箱で出品されており、値踏みをしていくと
かなりの値段になってしまうのですが、当店の力からいって売るのが難しいものが
多いので入札は見送りました。

 小酒井不木は地元の作家ですので、なんとか名古屋に残しておきたいと頑張った
つもりですが、結果はどうなのでしょう? 昨日はマラソンと重なって名古屋市の
交通が分断されてしまう為、仲のいい本屋で出かけた人が少ないので確認できませ
ん。今日の昼から商品の引き上げにい行って訊いてきます。

 日本の古本屋は、商売にしようと思うと本の在庫を増やさざるを得ず、在庫場所
の確保と、在庫置き場が不十分な為、本の管理に四苦八苦しております。

 それではまた、宜敷くお願いします。4月の全連の大市会は、勉強だと思って出
かける予定です。


No.195 (2002/03/11 07:57) title:あるとは
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 鑑定団をみていたら、その分野のみ有効な
 判断ができるようなので、他の分野には応用が
 できそうにないですね。
  市にはお宝がありそうで、判断がむつかしそうですね。

 「改造」の昭和14年のバックナンバーを調べても、
 該当のものがないのはつらいものです。無いものをさがして
 いるような気分にさせます。

  大塚さん、あのあたりの選集や叢書は大きな書店を
 さがしたら、ありますね、しかし、「推理小説研究」
 もあるとは。


No.194 (2002/03/10 22:58) title:早すぎる埋葬
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.60])

>それはともかく、同誌のバック・ナンバーが
>古書店で3000円とか5000円で売られているのを目録などで見かけますが、
>協会事務局にはバックナンバーの在庫がまだあって、定価で買えるようですよ。
今日は渋谷のブックファーストに寄りましたが、確かに現役で置いてありますね。
他にも古書価の付いてそうなもので行くと、日影丈吉選集、橘外男ワンダーランド、国枝伝奇集成、叢書新青年、あやつり裁判、中井英夫全集なんかもまだまだ十分ありました。そういえば、先日八重洲で買った「続幻影城」も古書店の乱歩文庫よりもずっと安い。


No.193 (2002/03/10 17:42) title:お宝いっぱいの名古屋の市
Name:風狂 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.2.86.179])
Email:fwkw5195@mb.infoweb.ne.jp
URL:http://homepage2.nifty.com/huni/

ほぼ毎年顔を出していたんですがね、名古屋の大市は。
割といいものが出るので。
今回の小酒井不木関係の資料も欲しいところだけど、
まず東京の業者に持っていかれるのは目に見えています。
ウチでは肉筆ものは売れそうにないし、寝かせておく大金も無いし、断念。
「不木句集」だって売れなくて市場で処分したくらいです。

あの目録の写真、「不木句集」が7〜8冊あるんですかね。

昔神戸の市で古い資料類の中に小酒井不木の葬式の葉書を
見たのでかなり踏み込んで入札しましたが、僅差でとられて
しまったことがあります。

今回の目録で目に付いたのは山中峯太郎の「亜細亜のスパイ戦」
他8冊と、雑誌創刊号約420冊といったところでしたが。
雑誌創刊号はだいぶ減ってきたので補充したいところです。
特に戦前のものは。

今、「日本の古本屋」にデータを登録するのに四苦八苦しています。
メモ帳で作っているデータにカンマを入れていって、エクセルに
取り込んでCSVとかいうファイルに加工する訳ですが、ややこしい。

ネットで商いをするには一人では手が足りないというのを、
最近つくづく感じています。

またどこぞの市でお会い致しましょう。
僕は地元神戸には顔を出しませんけど。


No.192 (2002/03/10 16:32) title:名古屋の大市会
Name:古本まゆ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.211.131.67])
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp

 時間的に、そろそろ書き込んでもいい頃ですね。

 昨日・今日は名古屋の古本屋の年一回の大市でした。
 特に、大阪圭吉の「人間燈台」(おっ、久々)や、乱歩から小酒井不木への書簡
二通には興奮させられました。僕は昨日の下見会しか行ってないのですが、本の売
値と利益のギリギリの線を見切る厳しい勝負になりそうです。
 今年は、風狂さんにお会いできなかったのが残念です。

追伸:先日の書込で、何故かハンドルの後半がとんでしまいました。別にハンドル
   を変えた訳ではありません。


No.191 (2002/03/10 10:12) title:これからも
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

小林さんが書かれていた、竹内さんの香山滋の
 リストをみました。そこには、紙型流用雑誌として
 九冊がみとめられ、その中の一冊がネットでえたもの。
  「奇談世界」昭和26.7月、号数なし、奇談世界社
 とされているものの、住所なし、編集兼発行人は久世 
 吉雄。
  香山滋「獣人ゴーラ」
 「ロマン春秋」昭和23.12
 からの流用のようです。他の掲載作も、そうなのか
 不明。

  土屋さん、鮎川さんのは、さらにこれからも
 出て欲しいです。


No.190 (2002/03/09 06:51) title:東京創元社の刊行案内
Name:森 英俊 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][61.114.8.199])
URL:http://www.tcn-catv.ne.jp/~mystery/top.html

東京創元社の3月の刊行予定をアップしました。土屋先生の新作、鮎川先生の
『憎悪の化石』をめぐる件は、ちょっとしたニュースではないかと思います


No.189 (2002/03/08 09:15) title:きょうもきょうとて
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.21])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●桜様
 仰せのとおり、加茂川乱風が京都の人であった可能性は低くないと思います。加茂川の水で産湯をつかったか、加茂川近辺に住まいしていたか、とにかく加茂川に親近感を覚えていた人であったと判断されます。こうしたペンネームを考案する場合、自分に身近な川の名を採用するのが普通の感覚というものでしょう。私ならさしずめ名張川酔歩ですか。いつ川に転落して溺死してもおかしくない名前ですが。

 ●小林文庫オーナー樣
 ご丁寧にありがとうございます。アル中嘱託の名は伊達ではなく、きょうもきょうとて二日酔いです。いつか酔っ払ったあげく名張川に転落して溺死してしまうのではないかと怯えております。
 加茂川乱風の著書二冊、私がアル中嘱託を拝命したときにはすでに乱歩関連図書として名張市立図書館の蔵書となっておりました。なんか名前が乱歩に似てるからとりあえず購入しておこうか、みたいな感じだったのだと思います。
 『江戸川乱歩著書目録』の予算成立の暁には、またあらためてご挨拶にうかがいます。本日はこのへんで。

 ●藤本様
 どうも失礼いたしました。「国光」という雑誌は存在しておりましたか。適当なことを申しあげてしまいました。お詫びいたします。国光堂も大阪にあったようですから、ご指摘の「四国光宣場会」と何らかの関わりがあったのかもしれません。また、「国光」という名の雑誌が存在していたことが、くだんの年表に事実誤認が紛れ込んだ一因であったとも考えられます。
 Google で「加茂川乱風」を検索してみたところ、わずかに一件がヒットしました。下記のページです。

http://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/pen-name/a.html

 「ペンネーム図鑑」というサイトの一ページで、江戸川乱歩の項に加茂川乱風のことが記されています。よく調べてあるなと思って感心したのですが、よく考えてみればこのネタは、以前リンクの件でこのサイトの開設者の方とメールをやりとりしたとき、乱歩のペンネームにまつわるエピソードのひとつとして私がお教えしたものでした。すっかり忘れておりました。アルツハイマー嘱託の名は伊達ではありません。
 それから、きのう暇を見て調べてみましたところ、加茂川乱風のことは長谷部史親さんの「江戸川乱歩の名前──その模倣の二、三例」で言及されていました。初出は1987年3月の「地下室」、1995年4月刊『私の江戸川乱歩体験』(廣済堂出版)に収録されています。これによれば、きのう私が加茂川乱風のもう一冊の著書を『拳銃』と記したのは誤りで、正しくは『短銃』という著書名です。重ね重ね相済みません。長谷部さんは『短銃』のみご所蔵で、『捕縄』は未見とのこと。「加茂川乱風の正体や人となりについては、あいにくと何の資料も持ち合わせない」と記していらっしゃいます。
 今後ともよろしくお願いいたします。


No.188 (2002/03/08 08:32) title:『サライ』7号に今日泊さんのインタビューが掲載されるそうですね
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.98])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

徳島の小西です。
私は種村季弘先生の連載を読むために
小学館の雑誌『サライ』を定期購読しているのですが、
昨日届いた6号をぱらぱらめくって
ふと最終頁の次号(7号)予告を見ると、
今日泊亜蘭氏へのインタビュ−が掲載されるようです。
3月20日(水)発売だそうです。


No.187 (2002/03/08 08:28) title:ぜひ
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 このところ、すこし本があつまります。
 古書店で、すでにあつめ終っていた、苦労した最後の
 一冊、「月刊推理界」昭和45.7月、7月増刊号、
 4巻8号(終刊)。ふたたび遭遇し、入手。

  昭和39年5月号、雑誌「エロチック・ミステリー」
 5巻5号と、誰か交換していただきたいのですが、よろしく
 お願いします。

   小林さん、「黒いトランク」、完集ですか、おめでとう
 ございます。
  上の雑誌、それにあずかりたいです。


No.186 (2002/03/08 02:29) title:発言し忘れました
Name:藤本 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)][218.140.166.8])

>小林文庫オーナー樣
貴重なアドバイスがいただけました。
このようなすばらしい場を展開してくださっていることに感謝しております。ありがとうございました。
なお下にも書きました通り、当方学生であります。何かご報告できるように精進いたします。
蛇足ながら石沢英太郎、横正、風太郎、大藪などを好んで読んでおります。


No.185 (削除済)
No.184 (削除済)
No.183 (2002/03/08 02:03) title:ありがとうございます
Name:藤本 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)][218.140.166.8])

>中樣
懇切丁寧なご解説まことにありがとうございます。
加茂川乱風・・・初耳です。凄まじいまでの情報でまったく恐れ入りました。
『大年表』は斎藤昌三編なのである程度信用していたんですがね・・・今後注意します。加茂川について資料等必要になりましたらご厄介になるかもしれません。その際はよろしくお願いします。
なお『国光』ですが、色々調べた結果この雑誌は存在するようです。
大正13年8月創刊の月刊誌。大阪の四国光宣場会(内務省の手書資料のため判読難にて「光宣場」のところが極めて妖しい)、住田幹作編集で平均3000部刷っています。しかし国光堂という名前では無かったですねえ。その資料は昭和2年に内務省が新聞・雑誌の思想的傾向を調査したもので、確実性は高いと思われます(『新青年』『キング』も掲載されていました。さすがに『探偵趣味』はありませんでしたが)。「捕縄」が掲載された雑誌と同一かはいささか妖しいかもしれません。一応、当方の調査結果を及ばずながらご報告いたします。
飛び込みの質問者にここまでのご解答をいただき感動しております。ありがとうございました。

ちなみに当方、学位申請論文を探偵小説を題材にして書かんとしているものです(社会学専攻で、批評+社会心理史のようなものを目指しております)。
出来上がりは当分先でしょうが、形になりましたら必ずご報告申し上げます。
また皆様のご協力をお願いするかもしれません。その際にはよろしくお願いします。


No.182 (2002/03/08 00:55) title:まとめてご挨拶
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.66])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/


momomama さん
 はじめまして。
 小林文庫HPに遊びに来ていただいて、ありがとうございます。
 
 1年間で290冊、うちミステリーが70%とは、そうとうな読み手ですね!
 インターネットには、ミステリー系のHPはたくさん有ります。
 いろいろ訪問してみて、お気に入りのHPを見つけてください。
 面白い本を紹介されたり、読書がいっそう楽しくなるはずです。
 「小林文庫HP」も、お気に入りの中に入ることができたら、嬉しいです。
 小林文庫付属の「黒猫荘」にも、多彩なミステリーファンが集まっていらっしゃるので、遊びに行ってみて下さい。
 (この頁のタイトル部にリンクがあります)
 これからも、よろしくお願い致します。

カリスマ嘱託・中 相作 さん
 早速、ご回答ありがとうございます。
 さすが、と言うか、当然と言うべきか、一発回答ですね。
 カリスマの名前は、伊達ではない、ところを見せつけられました。(笑)

 江戸川乱歩と加茂川乱風は、エノケンとエノケソのような関係だった、と言うことですね。
 そういえば、どこかで名前だけは聞いたことが有るような気がしてきました…。
 
 その、加茂川乱風の著書が名張市立図書館に所蔵されている事にも驚きました。
 やはり、乱歩関連資料としてでしょうか?

 国会の審議を見ていると、中さんが嘆いていらっしゃる名張市の状況も、日本の縮図にすぎない、と思えます。
 名張市民の皆様の予算を、『江戸川乱歩著書目録』のような文化資産に使っていただき、市民以外の我々にも配布していただけるなって、有り難い事です。
 ということで、リファレンスブック予算の承認成立を、お待ちしています。
 正式決定の際は、またお知らせをお願い致します。

藤本 さん
 中 さんにご回答いただきました。
 きっと、お役に立ったことと思います。

 ご調査の結果が、纏まった際は、ぜひお知らせをお願いします。

海野十三の会 小西昌幸 さん

 海野十三忌講演会のご準備、着々と進行されているようですね。
 詳細が決定された際は、またお知らせください。

 『推理小説研究』の情報、ありがとうございます。
 中島河太郎さんの「戦後推理小説総目録」や、山前譲さんの「戦後推理小説著者別著書目録」など、非常に貴重な資料が収録されていますね。
 これが、まだ在庫が有って、定価で購入できるなら、興味のある方には、必携です。
 ぜひ、問い合わせて見て下さい。

「推理小説研究」が『日本書籍総目録』に載っているとは、驚きでした。

SAMANA さん
 敷居の高い、大家の掲示板にご登場ありがとうございます。
 そんなに、ドキドキしなくても…(笑)

 ヨコセイの話は、どこかで聞いた事があるよう気はしていたのですが、思い出せませんでした。
 記憶力の衰えは如何とも… (;^_^;)
 お陰さまで、疑問がすっきりしました。
 ありがとうございます。

大塚俊一 さん
 最近は、湘南周辺へまで出かけていらっしゃるのですか!
 「湘南オフ」のメンバーの方々に、怒られるかもしれませんよ(笑)
 結城昌治さんの(初期)作品は、本格ファンの人にもお勧めできますね。

最後に。
 ◆ MYSCON3 参加申し込みしました。

 ◆ 彩古さん、森下さんから、「黒いトランク」を譲っていただき、ようやく全部読めるようになりました。
   面白そうな資料が満載です。 休日に目を通します。

 ◆ 「大阪圭吉ファン頁」および、創元推理文庫『銀座幽霊』掲載の、大阪圭吉著書リストに誤りが有るようです。
 『海底諜報局』の初版発行日の誤りは、以前に掲示板で指摘いただきました。
 つい先日、『ここに家郷あり』についても、発行日の異なる異装版が有るかもしれないと、教えていただきました。
 この2冊については、もう一度、調査確認します。
 結果については、また発表いたします。
 また、調査に際して、ご教示をお願いするかもしれません。
 その際は、是非ご協力をお願い致します。

 


No.181 (2002/03/07 16:47) title:初めまして
Name:momomama ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)][61.211.209.80])

1週間前にパソコンヲ購入し読書そっちのけで、インターネットにはっまています。ミステリーが大好きですが、カタカナが苦手で専ら国産専門です。少なくなってしまった読書時間のなかで、素敵な本とめぐり合えたらと思います。どうぞよろしくお願いします。ちなみに昨年1年間で290冊の本を読みました。そのうちミステリーは70%ぐらいだと思います。


No.180 (2002/03/07 07:58) title:あれば
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

新規開店の古書店で、『夢野久作傑作選』現代教養文庫のシリーズ
 を手に取り、はじめは、V、II、をみる。巻末のふろくに、「白菊」
 がV巻に、収録されて4編、とある。 V巻には、あれぇ、3編で、
 しかも、「白菊」がない。II巻には「白菊」、と巻末ふろくに。
  となりにあったIII巻には、巻末ふろくに、以上3編、と訂正
 されていました。
  同一題名で、違う内容かな、と思いましたが、単なる印刷ミスで
 しょうか。

   はじめの2巻が、1994.8.30で、初版6刷、
 後者のものが、1994.8.30で、初版13刷、で巻末
 ふろくが訂正。かなり、そのままにされていたのでしょうか。
  それとも、収録がことなる巻が流布していた、ということは
 無いと思いますが、あれば、面白そうです。

  中さん、加茂川乱風、京都の人でしょうか。

  小西さん、続巻がのぞまれますね、とくに著作目録がほしい
 です。


No.179 (2002/03/07 06:50) title:馳せ参じました
Name:中 相作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.235.241.125])
Email:stako@e-net.or.jp
URL:http://www.e-net.or.jp/user/stako/frameset.html

 ●藤本様
 はじめまして。江戸川乱歩の生誕地、三重県名張市の市立図書館で乱歩資料担当嘱託のアルバイトをしている者です。人からはカリスマ嘱託だの大権威だのアル中だのアルツハイマーだの、いろんなふうに呼ばれて困り果てております。3月5日付のご投稿のことを知人からメールで知らされ、押っ取り刀ですっ飛んでまいりました。よろしくお願いいたします。
 お尋ねの「捕繩」ならびに「國光」の件(以下、漢字は新字体を用います)、「国光」という雑誌はたぶん存在しておりませんし、「捕縄」も乱歩名義で発表された作品ではありません。ご指摘の年表に事実誤認があるようです。誤認のもとになったのは、大正15年に国光堂という出版社から発行された、加茂川乱風なる著者の『捕縄』という単行本だと思われます。
 むろん可能性としては、国光堂が「国光」という雑誌を発行していて、その大正15年10月号に『捕縄』の一部が掲載されたということも考えられなくはないのですが、だとしても作者名は江戸川乱歩ではなく加茂川乱風であったはずですから、その大年表を編んだ人がわりといい加減な人間であったとか、あるいは酔っ払っていたとか気が触れていたとか考えるほうが自然だと思います。
 加茂川乱風という筆名は、申すまでもなく江戸川乱歩のもじりです。美空ひはりやポポ・ブラジルの類というべきか、あるいは日光猿軍団 vs 日本猿軍団の関係にさも似たりというべきか、いずれにしてもどんな人物であったのかはまったく知られておりません。また『捕縄』は犯罪実録ものとでも呼ぶべき内容で、純然たる探偵小説ではなかったように記憶します。
 加茂川乱風にはもう一冊、やはり犯罪実録ものの、たしか『拳銃』というタイトルの著書もあるのですが、筆名が乱歩の擬きであるという点を除けば、どちらもさしたる価値は認めがたい本です。二冊とも名張市立図書館が所蔵しておりますので、書誌データその他、お入り用でしたらお調べしてご報告申しあげます。お申しつけください。

 ●小林文庫オーナー様
 ご無沙汰いたしました。現在開会中の名張市議会定例会に、名張市立図書館の江戸川乱歩リファレンスブック3『江戸川乱歩著書目録』を刊行するための予算案が上程され、今月19日の議会最終日に可決される見込みとなりました。正式に予算が成立してからご挨拶にあがろうと考えていたのですが、藤本さんのご質問にお答えしたついでにお知らせ申しあげる次第です。予算が獲れたら獲れたでなんだかこれから大変ですが、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。


No.178 (2002/03/06 21:02) title:『推理小説研究』誌のこと
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.98])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

徳島の小西です。
日下さんの講演会のための企画書作成やら、新聞社等への後援申請書類の準備にかかっています。
それから海野十三の会で毎年春に発行している
会報・第2期「JU通信」のノルマ分の原稿も書きはじめています。
原稿を書いていて、ちょっと疲れたので気分転換におじゃまします。

当掲示板をごらんの皆さんは日本推理作家協会が出している『推理小説研究』誌のことはご存じと思います。
ここ数年出ていませんが、理事の方々は超多忙なので、今後の刊行は難しいかもしれませんね。

それはともかく、同誌のバック・ナンバーが
古書店で3000円とか5000円で売られているのを目録などで見かけますが、
協会事務局にはバックナンバーの在庫がまだあって、定価で買えるようですよ。
私は、たまたま『日本書籍総目録』を眺めていて発見し、問い合わせたら「ある」ということだったので、
事務局への直接注文でまとめて10冊以上買いました。
1年以上前のことですが、まだあるはずです。
協会の事務局へていねいに電話をかけ、在庫分の目録をファクシミリで送っていただき、
郵便振替で送金すればよいわけです。けっこう古い号もあったと思います。


No.177 (2002/03/06 07:29) title:さらに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

さらに、『OH の肖像』竹内博編、飛鳥新社、昭和63、
 の、大伴昌司書誌、をみますと、「伴陀韻」名義を
 含んで、例えば、昭和34年の「SRマンスリー」には、
  十九篇もかかれています。
 「SRマンスリー」の時期と「宝石」でのインタビュー
 の時期が重なっていました。

  SAMANAさん、まさし、せいし、まさはる、しょうじ、
 音読みの方が作家の名前のような印象を与えますね。

  茅原健さんの『蔵書定年』非売品、送られてきました。
 広告では、定年が「定本」とされていましたが、「定年」
 です。引越しの際、蔵書の3分の1を処分されたようです、
 その他、調査にうらずけられた記事が掲載されています。


No.176 (2002/03/06 00:03) title:横溝正史はマサシ? セイシ?
Name:SAMANA ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.224.52.76])
Email:sadafuji@warp.or.jp
URL:http://www3.wind.ne.jp/kobashin/cgi-bin/nagaya/nagaya.cgi?room=016

小林オーナーさんの賃貸マンション経営物件である黒猫荘の
16号室をお借りしているSAMANAです〜。
大家さんの本宅にお邪魔するのは久しぶりなのでドキドキしてます(苦笑)。

横溝正史さんの本名に関する話をどこかで目にしたことがあるぞ・・・と
思って『真説 金田一耕介』角川文庫(横溝さんによるエッセィ本)をめく
ったら、「本名と筆名」というエッセィがありました。
そのエッセィによると、小林オーナーのおっしゃるとおり、本名の読みが
「マサシ」、筆名の読みが「セイシ」とのこと。
以下、そのエッセイから要点を抜粋。

森下雨村氏の家によく集まっていた人たちが、妙な呼び方で相手を呼んで
いたそうで、そこに横溝さんがお邪魔したときにたちまち呼び名が「ヨコ
セイ」(正史をセイシと読んで、姓名の各一字を省略した模様。愛称です
ね。名付け親は平林氏)になったそうです。
そんなことがあって、横溝さんはそれ以降アンケート等で名前を書く時、
本名のところの振り仮名には「マサシ」、筆名のところには「セイシ」と
ルビを振ったそうです。

長くなっちゃいました、すみません(汗)。
そいでは!!


No.175 (2002/03/05 07:45) title:さらに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

しょうじ、で暗合ですね、大塚さん、最後のあたりで、
 文庫本を読んでいたことを思い出しました。

  大伴昌司さんに関して、「SR マンスリー」にも
 書かれていることなので、「SR INDEX]1952.8−
 1981.12、をみました。
  「密室(季刊SR)」には、No27(昭和35)、No29
 (昭和36)、No30(昭和36)、に秀司、栄、秀司
 の名義でありました。「SRマンスリー」にはないよう
 でした。

   乱歩と別名義、中さんがご存知でしょうか。


No.174 (2002/03/05 02:50) title:乱歩「捕繩」について
Name:藤本 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)][218.140.166.8])
Email:trotskyist@to.707.to

>皆様
去年の夏辺りに何度か書込みさせていただいたものです。
今回も皆様にご教示願いたく書き込みいたしました。

タイトルにも書きましたが乱歩「捕繩」という作品が、
『國光』1926年(大正15年)10月号
に掲載されたようです(中島氏『総目録』には記載なしです)。
典拠は『現代日本文學全集別巻 現代日本文学代大年表』(改造社/1931)。
同書には「蜃気楼」も乱歩名義で掲載されておりますので、おそらく「捕繩」も
代作だと思いますが、どなたかこの実作者および『國光』という雑誌をご存知でしょうか。
当方、戦前の探偵小説の状況を調べており、いささか気になりますもので。

まったくの闖入でまことに恐縮ですが、御存知のかたがいらっしゃいましたらご教示ください。よろしくお願いします。


No.173 (2002/03/04 23:05) title:しょうじ
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.60])

最近、湘南周辺の非ブックオフ店を巡っていると、結構古い角川文庫、新潮文庫等に出会います。その中で意外と百円均一で束で入手しやすいのが結城昌治。
彼の、ペンネーム「昌治」は都築氏のアドバイスで、二通りの読み方ができるものを採用したそうです。その方が売れやすいそうです。


No.172 (2002/03/04 07:06) title:なかには
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

竹内博さんの『元祖怪獣少年の日本特撮映画研究 四十年』を
 本屋さんでさがしていたのですが、売りきれていることが多く、
 本屋さんに注文しました。
  はじめて、幻影城の島崎博さんとの関係や写真をみました。
 また、大伴昌司さんが、「宝石」の「ある作家の周辺シリーズ」
 を昭和36年6月号から、昭和39年4月号まで、初期には
 「大本俊司」名義でインタビューしていることも知りました。

   ここでは、「まさし」ではなく、「しょうじ」ですが、小林
 さんの言われるように、「暗合」ですね。
   知らないことばかりでした。

 先の本の、p166には、「掲載誌880冊」を収集されている
 ことがかかれていますが、中には、島崎さんからのコピーもある
 ようです。


No.171 (2002/03/04 00:51) title:「探偵王」や「譚海」も…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.250.5.74])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

こしぬま さん

 横溝正史は、本名が「まさし」、ペンネームが「せいし」なのではないでしょうか?
 私は、そう思ってました。
 自信はないですが。

桜 さん
 竹内博さんの『元祖怪獣少年の日本特撮映画研究 四十年』は、まだ書店で目にした事がないのですが、竹内さんは香山滋の掲載誌を、ほぼ完全収集されているのですか!!
 凄いですね。

 手元に有る竹内博さん編の「香山滋書誌」を見てみました。
 先日桜さんと話題になった、紙型流用の「探偵雑誌」(「猟奇館スフィンクス」再録)も、ちゃんと掲載されています。
 山田風太郎の作品掲載紙入手で日下さんが苦労されている、「探偵王」や「少年少女譚海」などの少年誌、「太陽少年」や「学年誌」なども、所有されているんでしょうか?
 うぅー、凄い!!


No.170 (2002/03/03 08:33) title:読んで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

竹内さんの本を読んでいました。やはり、香山滋の項では、
 付箋がおおくつきます。
  そのなかでも、やはり、香山滋さんの掲載誌が880冊
 もほぼ完全収集にちかく、収集されているのには敬服します。

  先の全集では、少年ものはまだ半分しか再録されていなく、
 またその後、新資料も発見されているようです。
 
  ある雑誌を頂いたことを思い出しました。

 下に書いた、清田正弘、せいた まさひろ、とよみますが、
 正弘は 昌弘 でした。変換を間違えました。


No.169 (2002/03/02 09:44) title:よくにています
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

2月の終わりを、金曜日とまちがえていて、あせって、
 くろねこ便時間指定でだすが、木曜日でした。これなら
 間に合います。
  何かややこしい一日。

  新刊で、『石塚友二伝』清田正弘、沖積舎
      『元祖怪獣少年の日本特撮映画研究 四十年』
               竹内博、実業之日本社
 入手。あと、非売品ながら、入手が難しい、
      『蔵書定本』茅原健、非売品
  を交渉中。
 このあたりの本が好きです。

  こしぬまさん、小林さんも書かれた暗合のようです。
 木村生死さんは、きむら しょうじ
 と読みますが、せいし、ではないようです。


No.168 (2002/03/01 11:46) title:横溝正史
Name:こしぬま ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.120.246.48])
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

実に初歩的なギモンですが。図書館放出本の「オール讀物」1998年12月号を読んでましたら、横溝正史のルビが「まさし」でした。せいし以外にまさしとも読むのでしょうか。


No.167 (2002/03/01 07:02) title:昨年に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、昨年、ということですので、郵便小為替で
 直接おくりたいと思います。
  そのなかの記事では、木村生死はおもしろそうですね。

 小林さんも、入手されていないということであれば、
 葉書による連絡がないということでしょうか。

  とくに、サインでは献呈先がかかれていないと、真贋に迷います。
 大河内さんのサインのある本を入手したときには、映画化された
 脚本家へのものでした。「九十九本の・・」の映画化のものです。
  すこしまえ、均一棚で入手した戸川昌子さんの随筆にかかれた
 サインのうまさには、感服しました。
 
  小西さん、講演会、そして、次の本、とご成功をお祈りいたし
 ます。


No.166 (2002/03/01 01:08) title:海野十三忌講演会 盛況をお祈りします
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.141])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆ 小西昌幸 さん
 海野十三忌・講演会の情報ありがとうございます。
 「再々」評価 というところが、良いですね。
 日下三蔵さんの講演、聞きたいですが、徳島県となると、気軽には行けません。
 遥か北関東から、ご盛況をお祈りしています。
 今後も、自由に情報を書き込んでください。
 
 「日下さんからもお知らせの書き込み」もお待ちしています。
 よろしく。

◆ 桜 さん
 「未来趣味」第9号は、昨年末には発行されていたようです。
 SF関係の方のHPには、入手報告がありました。
 たしか、土田館長のところにも…。
 
  申し込み方法は
 「★森下一仁のSFガイド★」( http://plaza5.mbn.or.jp/~SF/ )に掲載されています。
 そう言う私は…、まだ入手していません。

 「日記賞」、私の持っている本も、『悪人志願』でした。
 これは、以前書きましたね。
 博文館の書籍がプレゼント対象となるのは理解できますが、そこに何故森下雨村のサインが…?

 そう言えば、森下一仁さんは、森下雨村の縁戚なんだそうですね。(暗合)

◆ 森下祐行 さんの投稿は、カットアンドペーストして、ワープロに取りこんで、文書化しました。
  保存用。

◆ フクさんのHPで、高城高の話題が。
  驚きました。


No.165 (2002/02/28 20:52) title:日下三蔵さんの講演会の演題が決まりました(徳島 5・12)
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.25])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

小林様

徳島の海野十三の会・小西昌幸です。日ごろはお世話になっております。
今年の海野十三忌の講演会は、以前にも書き込ませていただいたように、
日下三蔵さんを講師にお迎えして開催することになっているのですが、
本日、日下さんと協議した結果、演題が正式に決まりましたのでお知らせさせていただきます。

日時●2002年5月12日(日)14時から16時
会場●阿波観光ホテル4階ホール(徳島駅から徒歩1分)
講師●日下三蔵氏(ミステリ・SF研究家、日本推理作家協会会員、日本SF作家クラブ会員)
演題●海野十三・再々評価に向けて
入場料●無料
主催●海野十三の会

みなさん、どうかご支援下さい。
日下さんからもお知らせの書き込みがあると思います。お楽しみに。
それでは失礼いたします。


No.164 (2002/02/28 13:53) title:第9号で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

下の書き込み、第8号がでてきました。
 まぎれてしまっていました。
 
 最新号は、第9号です。

 「未来趣味」第9号はすでに発送されている
 のでしょうか。


No.163 (2002/02/28 07:19) title:待つならば
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「SFマガジン」4月号で、「未来趣味」最新号を知る。
 これは第8号のように思われますが、確かではありません。
  手元には、3年前に拝受した、第7号まであります。
 それにしても時間が経過しているので、前号は未入手かも
 知れません。

  いつもは、葉書がくるのですが、雑誌にかかれたところへ
 郵便小為替を送付すればいいのか、あるいはもうすこし
 まって、葉書を待ちましょうか。
  葉書も貴重に思われるので。
 限定200部であったことを奥付けで知る。


No.162 (2002/02/27 08:01) title:日記賞では
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「日記賞」については、以前、小林さんも書かれていました。
 大正15年の「当用日記」の懸賞がそれにあたるようですが、
 その書影をみますと、文庫などは、この時点では対象になって
 いませんでした。
  所有しているのは、
 「世界探偵小説全集」博文館、昭和4、雨村のサイン入り
 「探偵随筆 悪人志願」江戸川乱歩、昭和4
 の、ふたつには、「地」、見開きに、「日記賞」と印がおされて
 いました。
  時間の経過ととともに、書籍がふくまれたのでしょうか。

 小林さん、それについては、お待ち下さい。
 


No.161 (2002/02/27 01:03) title:「新発見」とは!?
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.159])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

森下祐行 さん
 「「地下室」書誌関係記事」の投稿、ありがとうございます。
 「地下室」はさすがに歴史のある会の会報、素晴らしい充実ぶりです。
  これだけ纏めるには、かなり時間も掛かったかと思います。
 このリストは資料として本当に役に立ちます。重ねてありがとうございます。

 桜さんもおっしゃっていますが、谷口俊彦さんの文については、また書籍に纏めていただきたいものです。
 それまでは、もう一度、国会図書館に閲覧に行かなければいけないですね。

桜さん

 わぁ!「新発見」の大阪圭吉資料とは、どんなものでしょう!!
 「驚きました」とまで書かれると、期待に胸が膨らみます。
 ぜひとも、よろしくお願いします。

 大阪圭吉の資料といえば、某目録に圭吉の檄文が掲載されているという「戦線文庫」s19.10 緊急増刊(海の少年兵 海軍志願兵特輯號)らしき雑誌が掲載されていたので、喜び勇んで注文したところ、見事に抽選洩れになってしましました。
 サブとして注文していた、山田風太郎の作品掲載雑誌の方は当り。 後ほどストラングル成田さんにご報告しましょうか。

 「彷書月刊」の末永さんの文章は、本日拝見。
 どうも、桜さんのところより、1日遅れて着くようです。
 城戸シュレイダーについては……、見事に良いところで次月号に繋げていますね。
 真相は…如何に!?

 「黒いトランク」については、彩古さんと密談成立。
 全号集まったら、森下さんにならって、主要な書誌情報などを、整理して公開します。


No.160 (2002/02/26 07:47) title:これには
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、3週間前に、大阪圭吉の資料を
 見つけました。おそらく、新発見、と思われます。
  資料を使用した後、しばらくかかりますが、
 お送り致します。
  これには驚きました。連絡まで。

 「彷書月刊」三月号、「日記賞」の書影がでており、
 「博文館「当用日記」」につけられた、「答案用紙」
 としての問題に解答して、あたれば、この「日記賞」
 がもらえるのでしょうか、文庫などに、この印が
 押されているのは、そのせいでした。
  昨年の宿題が解決されました。
 
  同じ雑誌には、末永さんが引越されたことが、
 ご自身の文章に書かれています、今号と次号で、
 「城田シュレーダー」のことがあらたな展開を見せる
 ようです。


No.159 (2002/02/25 07:19) title:ある長さで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『明治の探偵小説』伊藤秀雄、双葉文庫、新刊で購入。
 渾身の仕事を読むことができ、あらためて、収集
 50年の長さに感服しました。
  伊藤さんの小説について、山前さんが「あとがき」
 であげておられますが、ひとつ、もれているのが
  「ある男の手記」
 でした。
  
  森下さんが下に上げられたリスト、長谷部さんの
 仕事にも感服します。

  資料消失を考えれば、時間との勝負のようにも思われ
 ますが、「芳林文庫古書目録」第十二号で述べられた
 「日記」の発見、どのくらいの長さのものでしょうか。


No.158 (2002/02/25 00:30) title:「地下室」書誌関係記事4
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.209])
Email:magic@moon.email.ne.jp


●叢書・体系篇

○ポケミス刊行予定リスト 大久保良三 38号(1979.01)
     ★昭和30年に出た刊行予定350冊リスト/実際に刊行されなかったもの多数
○『怪の会』読書会テキスト一覧 横井司 84号(1982.11)
○大ロマンの復活・年表 縄田一男編 100号別冊付録(1984.03)
○文芸推理アンソロジー(リスト) 山前譲 115号(1985.06)
○旧聞雑話/ある一全集の処遇 奥木幹男 182号(1991.01)
     ★東方社版《新編現代日本文学全集》書誌(推理作家の巻のみ)
○旧聞雑話/現代大衆文学全集に見る“大衆”の字義 奥木幹男 187号(1991.06)
○旧聞雑話/現代大衆文学全集に見る“大衆”の字義《続》 奥木幹男 188号(1991.07)
     ★平凡社版《現代大衆文学全集》解題
○二見書房サラブラッド・ブックス版 刑事コロンボ・シリーズ ノヴェライズ・リスト
   横井司 編  260号(1997.07)
○旧聞雑話/『世界大衆文学全集』ノート 奥木幹男 266号(1998.01)
     ★改造社版の配本・巻数・発行年月リスト
○旧聞雑話/『少年小説体系』目次 奥木幹男 280-281号(1999.03-04)
     ★三一書房版の作品リスト
○紙の虫談林282/サックス・ローマー今昔 長谷部史親 293号(2000.04)
     ★フー・マンチュー映画化リスト
○歴史・時代ミステリ脚年譜(海外編) 横井司 294号(2000.05)
○欧米ミステリ作家小事典I[〜1954] 大倉尚実編 295号(2000.06) 〜連載中
○紙の虫談林288/櫻井鴎村という作家(2) 長谷部史親 299号(2000.10)
     ★叢書《世界冒険譚》(明治33年〜) 作品・原題リスト
○旧聞雑話/くらしっくミステリーワールド 奥木幹男 305号(2001.04)
     ★作品リスト
○旧聞雑話/ポピュラーミステリーワールド 奥木幹男 306号(2001.05)
     ★作品リスト/付「もだんミステリーワールド」「現代ミステリーワールド」
○紙の虫談林295/チャーリーズ・エンジェル(4) 長谷部史親 306号(2001.05)
     ★「チャーリーズ・エンジェル」ノヴェライズ邦訳リスト
○MWAジュブナイル部門・ヤングアダルト部門受賞作・候補作リスト
     森下祐行 307号(2001.06)
○紙の虫談林295/鬼警部アイアンサイド(2) 長谷部史親 308号(2001.07)
     ★「鬼警部アイアンサイド」ノヴェライズ邦訳リスト
○紙の虫談林299/マイアミバイス(2) 長谷部史親 310号(2001.09)
     ★「マイアミバイス」ノヴェライズ邦訳リスト

---------------------------------------------------------

以上です。


No.157 (2002/02/25 00:29) title:「地下室」書誌関係記事3
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.209])
Email:magic@moon.email.ne.jp


●作家篇

○泡坂妻夫書誌 広瀬久晴&『地下室』編集部・共編 29号(1978.04)
○紙の虫談林30/江戸川乱歩の外国語訳・他 長谷部史親 41号(1979.04)
     ★江戸川乱歩の外国語訳リスト
○泡坂妻夫書誌  42号(1979.05)
○日影丈吉著書目録 山前譲 90号(1983.05)
○鷲尾三郎著書目録―初刊本のみ 山前譲 95号(1983.10)
○大沢在昌著書目録・作品目録 山前譲 106号(1984.09)
○岡嶋二人書誌(作品目録・著書目録) 山前譲 118号(1985.09)
○小泉喜美子書誌(作品リスト・著書リスト) 山前譲 121号(1985.12)
○顎十郎捕物帖について 奥木幹男 122号(1986.01) ★顎十郎の作品配列の異同について
○泡坂妻夫書誌(作品目録・著書目録) 山前譲 124号(1986.03)
○日本におけるG・K・チェスタトン書誌(抄) 芝隆之編 127号(1986.06)
○大河内常平作品目録 山前譲 129号(1986.08)
○鮎川哲也氏の少年少女向け推理小説 山前譲 133号(1986.12)
○少年版・神津恭介 浜田知明 133号(1986.12)
○金田一耕助の「女」シリーズ 浜田知明 139号(1987.06) ★発表誌・改題リスト
○本岡類書誌(作品目録・著書目録) 山前譲 142号(1987.09)
○山田風太郎著書目録 縄田一男・細谷正光・山前譲 編 145号(1987.12)
○地下室サロン/星影龍三登場作品 山前譲 150号(1988.05)
○地下室サロン/加賀美警部登場作品 山前譲 150号(1988.05)
○着せ替え人形の“意匠”箪笥 浜田知明 174-177号(1990.05-08)
     ★横溝正史の改稿の書誌資料
○旧聞雑話/補遺・久生十蘭著作目録 奥木幹男 215号(1993.10)
     ★三一版全集以前の十蘭の著作目録
○旧聞雑話/全集以後の十蘭作品 奥木幹男 216号(1993.11)
     ★三一版全集以後の十蘭の著作目録
○旧聞雑話/少年版江戸川乱歩選集 奥木幹男 228号(1994.11)
     ★昭和45年講談社版のリストと解題
○ピーター卿シリーズ邦訳リスト 横井司 243号(1996.02)
○モンタギュー・エッグ・シリーズ作品リスト 横井司 247号(1996.06)
     ★セイヤーズのシリーズ・キャラクター
○紙の虫談林238/大下宇陀児の『黒星団の秘密』 長谷部史親 249号(1996.08)
     ★大下宇陀児の少年向き作品のリスト(抄)
○紙の虫談林246/島田一男の『怪人翠ぐも』 長谷部史親 257号(1997.04)
     ★島田一男の少年向き作品のリスト(抄?)
○旧聞雑話/ポケットに入る個人全集 奥木幹男 261号(1997.08)
     ★江戸川乱歩推理文庫 発行年月・刊行順・巻末エッセイ執筆者リスト
○旧聞雑話/戦後『顎十郎』の配列 奥木幹男 271号(1998.06)
○旧聞雑話/傑作選以後の久生十蘭 奥木幹男 272号(1998.07)
     ★作品リスト
○ジェームズ・ハドリー・チェイス著書リスト 横井司 286号(1999.09) 
     ★同映画化リスト(森下祐行・作成)
○高木彬光映画化作品リスト 森下祐行 287号(1999.10)
○悪党パーカー/人名事典 森下祐行 288-289号(1999.11-12)
     ★スターク&ウェストレイク映画化リスト
○仁木悦子著書リスト・短編初出目録 森下祐行(山本広喜・協力) 292号(2000.03)
○エド・マクベイン短篇リスト 森下祐行 306号(2001.05)


No.156 (2002/02/25 00:28) title:「地下室」書誌関係記事2
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.209])
Email:magic@moon.email.ne.jp

次はその他の原稿から。

●雑誌篇

○紙の虫談林85/実業之世界社と『探偵雑誌』 96号(1983.11)
     ★『探偵雑誌』目次(一巻六号・二巻六号の二号分のみ)
○怪の会会報『地下室』総目次 創刊号〜第99号 横井司 100号(1984.03)
○古書再見4/『トップ』発禁処分後の続刊について 若狭邦男 156号(1988.11)
○古書再見5/『ウィンドミル』付録「まんが傑作集」について 若狭邦男 157号(1988.12)
     ★『ウィンドミル』2巻7号の付録と『ウィンドミル』創刊一周年記念号(2巻8号)の目次
○古書再見6/幻の雑誌『別冊假面』は存在した 若狭邦男 159号(1989.02)
     ★『別冊假面/大家花形捕物競艶集』目次
○『別冊・幻影城』『幻影城ノベルズ』『幻影城ミステリ』リスト 浜田知明・編 165号(1989.08)
○一九七九「幻影城」作家別総索引 浜田知明・編 166号(1989.09) ★1979年発行の四冊分のみ
○古書再見8/紹介されなかった『犯罪実話別冊』と『犯罪』 若狭邦男 168号(1989.11)
     ★『犯罪実話』創刊号/『犯罪実話別冊』/『犯罪』1号-2号/各目次(抄)
○旧聞雑話/科学小説第一号 奥木幹男 178号(1990.09)
     ★「科学小説」第一号 目次
○旧聞雑話/科学小説第2号 奥木幹男 179号(1990.10)
     ★「科学小説」第二号 目次
○怪の会会報『地下室』総目次 創刊号〜99号 横井司 200号(1992.07)
○怪の会会報『地下室』総目次 100号〜199号 森下祐行 200号(1992.07)
○「雑誌探検」(幻篇) 幻の雑誌「ロック」別冊「ミステリー」 若狭邦男 271号(1998.06)
     ★「ミステリー」掲載作品リスト
○『EQ』主要掲載作品目録 横井司 284号(1999.07)


No.155 (2002/02/25 00:27) title:「地下室」書誌関係記事1
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.209])
Email:magic@moon.email.ne.jp


地下室の書誌関係資料をとりあえず、拾い出しました。
疲れた……

雑誌関係だけでなく、その他の書誌関係も出来るだけまとめました。
これらのうち、年代的に古いものは、すでに最新版またはその後の
研究によって補完されたものもあります。

まとまったもとのしては谷口俊彦氏の「地下室資料館」がもっとも
資料価値があります。

----------------------------------------------------------

地下室資料館 谷口俊彦
  (1) 「マスコット」総目次 63号(1981.02)
  (2) 非公刊・SF作家個人書誌の解題 64号(1981.03)
  (3) 世界ユーモア全集・全12巻 内容細目(付・月報細目) 65号(1981.04)
     ★改造社版・昭和7年〜8年の叢書
  (4) 《文芸推理小説選集》内容細目および解説 66号(1981.05)
  (5) 芸術社版《推理選書》内容細目 67号(1981.06)
  (6) 昭和二十年代前半「一号雑誌」の目録と解題 68号(1981.07)
     ★「影(SHADOW)」「探偵趣味」「探偵読切」「おんどり・みすてりい・まがぢん」「スリーナイン(999)」
  (7) 1980年度前半主要書評リスト(上) 69号(1981.08)
  (8) 1980年度前半主要書評リスト(下) 70号(1981.09)
  (9) 『探偵と奇譚』『奇譚と実話』『探偵怪奇・恐怖街』総目次・その他 71号(1981.10)
  (10) 平凡社版・江戸川乱歩全集内容細目(上) 付・『探偵趣味』『犯罪図鑑』総目次 72号(1981.11)
  (11) 平凡社版・江戸川乱歩全集内容細目(中) 付・『探偵趣味』『犯罪図鑑』総目次 73号(1981.12)
  (12) 主要各紙に見る横溝正史氏追悼記事 74号(1982.01)
  (13) 平凡社版・江戸川乱歩全集内容細目(下) 付・『探偵趣味』『犯罪図鑑』総目次 75号(1982.02)
  (14) ナイオ・マーシュ追悼/リーダーズ・ダイジェスト名著選集内容細目(その1) 76号(1982.03)
     ★ナイオ・マーシュ邦訳書誌
  (15) リーダーズ・ダイジェスト名著選集内容細目(その2) 77号(1982.04)
  (16) リーダーズ・ダイジェスト名著選集内容細目(その3) 79号(1982.06)
  (17) リーダーズ・ダイジェスト名著選集内容細目(その4) 80号(1982.07)
  (18) リーダーズ・ダイジェスト名著選集内容細目(その5=完) 81号(1982.08)
  (19) 春陽堂版《日本探偵小説全集》内容細目・付〈探偵通信〉総目次(その一) 82号(1982.09)
  (20) 春陽堂版《日本探偵小説全集》内容細目・付〈探偵通信〉総目次(その二=完結) 83号(1982.10)
  (21) 雑誌『真珠』総目次(その一) 85号(1982.12)
  (22) 雑誌『真珠』総目次(その二) 86号(1983.01)
  (23) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その1) 87号(1983.02)
     ★附《世界探偵小説名作選》
  (24) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その2) 88号(1983.03)
  (25) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その3) 89号(1983.04)
  (26) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その4) 90号(1983.05)
  (27) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その5) 91号(1983.06)
  (28) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その6) 92号(1983.07)
  (29) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その7) 93号(1983.08)
  (30) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その8) 95号(1983.10)
  (31) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その9) 96号(1983.12)
  (32) 別冊宝石版《世界探偵小説全集》内容細目(その10) 99号(1984.01) ★未完

----------------------------------------------------------


No.154 (2002/02/24 07:41) title:同じ2冊で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][218.43.227.35])

 立ちよる古書店に、古いものが並んでいますので、
 目が離せません。
  迷うと、なくなりますが、やはり、購入しないと、
 翌日にはなくなります。
  表紙を見たときには、何かの本で見た書影と思い
 ましたが、入手してみたら、表紙、題名、内容も同じで、
 著者のみが異なる仙花紙本でした。
 ・昭和21年8月発行、著者は、あの、久我壮多郎
 ・昭和21年10月発行、著者は、日本国憲法制定
  にもその名を連ねる、元検事で、弁護士

 なお、同じ出版社からでており、しかも、2ヶ月後
 でした。
  このようなことはあるのでしょうか、違いはその他には、
 奥付けで、著者名が異なるのみ、見開きには後者には、
 友人へ捧げる、という一行が加えられています。

  訳がわからない本の一冊です。まさか、後者は前者のを
 黙して使用したのか、それにしても、同一出版社からです
 ので、わかりません。 
  どのように分類すればいいのでしょうか。 


No.153 (2002/02/23 08:11) title:3冊を
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][61.207.243.21])

最近入手した3冊、今でも、購入可能。

 ・もぐらもちさんのHPより、「米田三星論ノート」
  を知る。2001.11、細川氏
  なぜか担当者は米田さん。
 ・「探偵小説とハンセン病ー国枝史郎、小栗虫太郎、
   橘外男」2000.5、雑誌「仏教」、細川氏
 ・「常陽芸文」1998.7月号
   特集・渡辺温
   執筆者名なし 
   ただし、渡辺済氏が登場

 以上、読んでいます。今でも、入手可能なのがうれしい
 雑誌です。

  金光さん、以下の、ミステリマガジンインデックス、
 古書店で入手しましたが、見たら、ミステリマガジンの
 ものを製本したものでした。みた形跡はなく、これは
 かなりの部数でているのでしょか、しかし、部数の
 の表記がなく、ただ単純に、読書が製本したように
 思いました。


No.152 (2002/02/23 05:07) title:思ったことなどメモ代わりに書けば
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.200.40.158])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

『幻の探偵小説 「新青年」傑作選』(光文社文庫) をみて。
珠瑕というにも当たらないことだけど、はしがきなどで、本の友社か
ら合本復刻刊行中であること触れておいたらもっと親切でよかったか
も。

むかし、「幻想文学」に載った松山俊太郎氏インタビューで、
 「「ぷろふいる」を集めています、揃ったら復刻したいのですが」
と語っておられたが、実現すればなあ。木々高太郎の全集も編みたい
といっておられたような。『後方見聞録』(学研M文庫)解説によれば、
いまは「黒死館殺人事件」原稿と格闘中の毎日との由。こちらのお仕
事の実ることを期待するべきか。

「ミステリマガジン1〜500号掲載作品総目録」、掲載時の原題・著作者
名の誤記や綴り間違いなど、分かる限り訂正されているようです。
ただ目次を写しただけではなくて、未記載の細目も拾ったし、裏付けも
取った。
すばらしい! これはなかなかできません。('70年 6月号通刊170号掲載
の「サクノスの剣」の作者はラヴクラフトとなっていますが、本当は
ロード・ダンセイニの作品です。私が気がついたのはこれ一点だけ。
まあ珠瑕というにも当たらないことだけど)


No.151 (2002/02/22 22:29) title:ありがとうございます。
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.14])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

日下さま、小林さま
早速の情報ありがとう御座います。シュピオのセット価格が50萬円ですか...ローンをくんででも欲しいですね。でも、家内の猛烈な反対が想像できるので、図書館にてコピーすることに致しました。本当に有難う御座いました。


No.150 (2002/02/22 06:17) title:限定30部
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

バスにのれませんでした(笑)、42号から59号まで、
 と別冊1冊ですから、19冊。のこりは、42冊。

  ということで、「芳林文庫古書目録 探偵趣味」第八号
 平成11年12月、にでた39冊+1冊、の「黒いトランク」
 をみていきます。番号を追うと、
  昭和56 七冊、昭和57 十冊、昭和58 十冊
  昭和59 十二冊+一冊 昭和60 八冊
  昭和61 五冊  昭和62 三冊 昭和63 二冊
  平成2  一冊 平成5 一冊
 これに、0号が加わる。昭和56年の刊行でしょうか。

  どのくらいの確率で、現存しているかをみていきますと、
 10%から30%といわれているので、
  最初の2号まで、限定30部、次が限定40部、
  15号まで限定50部、16号から限定60部、
 ということで、各号の現存は最低3部から18部ですので、
 集めるとなると、大変な作業です。

  先の目録では、1冊2千円でした。


No.149 (2002/02/22 00:53) title:「黒いトランク」仲介します
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.173])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。

彩古 さん
 「黒いトランク」59号の件、了解しました。
 私の持っていない号のコピーとバーター、という事でよろしいですか?
 詳しくは、土田さんの「1万冊記念オフ」で、お会いできたら、そこで密談しましょう。
 もし、会えなかったら、詳細はメールで。

 ただし、59号はバインダー用の綴じ穴が2つ開いています。
 それから、私の持っていない号は、21冊もあるんですけど…(汗)
 正本1冊と、コピー何冊が釣り合うか、検討して下さい。

森下祐行 さん
 「黒いトランク」59号のコピー、で良ければ、了解しました。
 メールで教えていただいた、森下さんの「欠け号」は、いくつか所有しています。
 私の持っていない号については、彩古 さんとご相談してみます。

という事で、また彩古 さん
 森下さんも含め、三人で持っていない号を融通しあう、という事で構わないでしょうか?
 (私が、持っていない号が一番多いので、一番美味しそうですが…)
 よろしければ、私が仲介します。
 彩古 さんの必要な号など、メールでお教え下さい。


No.148 (2002/02/21 12:30) title:ぼ、ぼくも……
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)][61.194.39.66])
Email:magic@moon.email.ne.jp


>小林文庫オーナー様、彩古さま
「黒いトランク」59号、ぼくも欲しいです。
ぼくはコピーで十分です。

で、当方も、二、三号抜けている他はありますので、
お互いにコピーできましたら、やりますです。

あと、「地下室」の書誌関係資料は、調べるのに少し
時間下さい。こちらは、全冊あるハズですが。


No.147 (2002/02/21 10:37) title:59号!
Name:彩古 ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][211.6.224.249])
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

小林文庫オーナー様
>ちなみに、59号はダブッて持ってます。(笑)
ううっ。それ欲しいです。「黒いトランク」のなかで必要な号があったらコピー
しますから、譲っていただけると嬉しいです。
といっても、「黒いトランク」は2,3冊欠のはずですが。


No.146 (2002/02/21 08:05) title:「黒いトランク」、持っている人がこんなに多いなんて!
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.131])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 以下の書きこみは、桜さんと重なりますが、昨日の夜書いたので、お許し下さい。
 書きなおすと、時間がかかるので…(汗) ゴメンナサイ。

彩古 さん
 掲示板では、お久し振りです。
 「黒いトランク」、「探偵クラブ」について、教えていただいてありがとうございます。
 「黒いトランク」に0号が有るのですか!、知らなかった…。

彩古 さん、桜 さん、森下祐行 さん
 「黒いトランク」は、59号(平成5年・1993年6月20日発行)までは発行されています。
 本当に最後の号かは解りませんが、この号をお譲りしていただいたときに「次号発行の際はお譲り下さい」とお願いしているので、まず(現在のところ)最終号に間違い無いのではないでしょうか。
 後記によると、「この号より不定期刊行にする」として、購読料の残金を返還したようです。
 桜さんの書かれたのが、この号でしょうか?
 ただし、同じく後記には、次号60号には掲載予定も書いてあるので、まだ次号発行の可能性は有るのかもしれません。
 ちなみに、59号はダブッて持ってます。(笑)
 
 「別冊黒いトランク」の方は、1冊だけなのでしょうか?
 1号には、2号の予告が出ていますが、2号は発行されていないのですか?
 「別冊黒いトランク 1号」(昭和59年・1984年10月31日発行)には、「黒いトランク」1〜30号の目次も掲載されています。
 確認してみたら、「推理界索引」も掲載されていました。下の「レファレンス書リスト」に追加しておいてください。

 60号まで発行すると切りが良いので、60号を発行し「黒いトランク」総目録を掲載誌ませんかね。
 復刻して合本を発行していただけると、とても嬉しいなぁ。
 それとも、どなたか私の持っていない号をコピーさせてくれませんかね…。

山名耕作 さん
 「シュピオ」は、日本近代文学館に全冊揃っています。
 ちなみに、前身の「探偵文学」の方は、神奈川近代文学館に全冊揃っています。
 どちらにお住まいかわかりませんが、こちらを利用した方が、安い(笑)のでは。
 どちらの文学館も、空いているので1日で全冊閲覧も可能かもしれません。
 コピーサービスも有ります。

「探偵クラブ」
 リアルタイムで買いました。
 「幻影城」の便乗出版のイメージが強い、内容の薄い雑誌でした。
 どこに有るのか、見つかりません。(笑)

金光寛峯 さん、森下祐行 さん
 「レファレンス書リスト」の補遺、教えていただき、ありがとうございます。

金光寛峯 さん
 「ミステリマガジン1〜500号掲載作品総目録」、確認していませんでした。
 買っていないのかなぁ (^_^;;;

 『通史・資料大衆文学大系別巻』は基本ですね。
 これを持っていないのも、ナイショです。

森下祐行 さん
 「黒いトランク」26号、33号、両方とも未見です。
 やっぱり、「黒いトランク」の総索引が欲しいですね。

 ところで、怪の会会報の「地下室」は、全くチェックしていないのですが、他に書誌情報は掲載されていませんか?
 重要な物が有ったら、教えていただきたいです。


No.145 (2002/02/21 06:58) title:59号
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 彩古さん、私は42号から「黒いトランク」を所有して
 いますので、明確ではありませんが、この掲示板で確かめる
 ことができれば、うれしいです。その他に、
  1993.6月発行の59号
 があります。「編集後記」では、60号を出したい、と
 ありますが、この時点で、小為替で残金が返却されたので、
 これ以後、確かめようがありません。
  また、ご存知とおもいますが、
 別冊黒いトランク、の「編集後記」にも、2号の発行が
 予告されています。
  それで、下の書き込みからすれば、全部で61冊、と
 確認できますが、それらが発行されていれば、さらに
 増えそうです。

  すでに、日下さんが書かれていますが、「探偵クラブ」
 コバルト社、については、中島さんが、ある資料で、
 1号で終刊、と書かれていました。資料は特定できません
 が、そのような記述がありました。記憶で、もうしわけ
 ありません。


No.144 (2002/02/21 02:39) title:探偵クラブとシュピオ
Name:日下三蔵 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][210.131.91.94])
Email:CXX06677@nifty.ne.jp

日下です。

彩古さま

>1975年にコバルト社から「探偵クラブ」創刊。
>ただ、2号を見たことがありません。1号雑誌なのでしょうか?

1号しか出ていないようです。

山名さま

>シュピオ全巻を入手することは可能でしょうか?

バラでそろえるのは、ほぼ不可能なので、専門古書店で
一括購入するしか手はないと思います。

H林文庫の目録には、13冊揃いで50万円というのが
載ってました。ご参考までに。


No.143 (2002/02/21 00:43) title:雑誌シュピオ全巻について
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.108])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

山名と申します。
小林さんのホームページのおかげで、『日本の古書店』の存在をしり、念願の小栗の『黒死館』の新潮版(S10)を入手できそうです。すごくハッピーな気分です。まえまえから、小栗が活躍中のリアルタイムに刊行されたものが、欲しくて仕方がありませんでした。
ところで、私は小栗のホームページを作成しています。(とても皆様にみていただけるような代物でありません。)現在、シュピオに掲載されている虫太郎の全記述を調査してみたいのですが、シュピオ全巻を入手することは可能でしょうか?
ご教示願いします。

以上失礼します。


No.142 (2002/02/20 14:30) title:「探偵クラブ」
Name:彩古 ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][211.6.224.249])
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

書き忘れました。
1975年にコバルト社から「探偵クラブ」創刊。
ただ、2号を見たことがありません。1号雑誌なのでしょうか?


No.141 (2002/02/20 11:59) title:「黒いトランク」
Name:彩古 ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][211.6.224.249])
Email:yashima@venus.dti.ne.jp

「黒いトランク」は90年7月に出た58号は確認できました。
57号が88年7月ですから、2年も間があいてます。
「黒いトランク」は0号が最初なので、別冊1を加えて60冊でしょうか。


No.140 (2002/02/20 07:12) title:夢のように
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『明治の探偵小説』伊藤秀雄、双葉文庫、新刊で購入。
 解説は、山前譲さんです。
  「あとがき」で、伊藤さんは、「夢かなと思った」と
 書いていますが、やはり、そのような時には思うもの
 なのですね、小林さんも「夢の古本屋」と書かれています
 が、私も、
  「夢か、幻か」と
 思いました。昭和三十年代の探偵小説、五十冊あまりで、
 二万五千円でした。平均500円でした。 
  まだ、文庫、HPBの古いものなどがあったので、再度
 訪れる予定です。友人には、共に、と言っていますが、
 少し心配しています。
  黒岩さんの、文庫を手に取り、春陽文庫の山を素通り
 しましたので、「見たら買!」ということが思い出さ
 れます。

  森下さん、「黒いトランク」を見ましたが、後半
 から入手したので、不明です。最終回では、確か、山前
 さんより、「幻影城」とおなじ番号までではからずも終刊、
 となりましたので、ということで、小為替で、残金が送ら
 れてきたことを思い出しました。
  私も最終号を明らかにできません。
  


No.139 (2002/02/19 21:20) title:瑣末な補遺
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][211.122.242.181])
Email:magic@moon.email.ne.jp

「黒いトランク」の中の雑誌書誌の瑣末な補遺です。

ホリディ創刊号目次 (「黒いトランク」山前譲 26号) 1983.10
『ロック』総目次 (「黒いトランク」山前譲 33号) 1984.06

こうなると、「黒いトランク」総目次がほしくなりますね。(笑)
今回、押し入れの中をひっくり返して、何号か抜けていることに気がつき、
オーナーさまと同じに、「ショックでした。(-_-;)」
当時、毎月、購入したはずなんだがなあ? どこかにまぎれこんだの
でしょうか?

ところで、「黒いトランク」って、結局、何号まであったのでしょうか?

もうひとつ、追加。中島河太郎篇の『「新青年」所載作品総目録』が
立風書房版の『新青年傑作選5 読物資料編』にあります。
国書刊行会や『日本推理小説史 第二巻』と同じものがと思いますが。


No.138 (2002/02/19 18:27) title:ホームズの読書順
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)][61.194.39.66])
Email:magic@moon.email.ne.jp

フジさま

ホームズ・シリーズの第一作は「緋色の研究」です。
次が「四つの署名」。
で、そのあと、「赤毛組合」を含む「シャーロック・ホームズの冒険」
という短編集になります。

でも、よむのは順番どおりでなくてもいいと思いますよ。
とくに最初は第一作の「緋色の研究」よりも「赤毛組合」の方が
面白いと思います。

児童向けのホームズものは、原作の一部を書き換えている
ものもありますので、そのシリーズの第一巻から読むのも
ひとつの方法です。

あるていど、児童向けを読んだら、大人向きのもの、新潮文庫か
創元推理文庫のものをおすすめします。


No.137 (2002/02/19 18:18) title:みなさま。
Name:フジ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][210.251.23.89])
Email:nozawana00@hotmair.com

山名さん,岩堀さん,オーナーさん,金光さん。
アドバイスありがとうございました。
まずはホームズシリーズから読んでいきたいと思います。
で,前から思ってたんですが,ホームズシリーズの「第一巻」って,
「緋色の研究」ですか?「赤毛組合」ですか?
なんか,出版社によってちがうみたいで・・・。


No.136 (2002/02/19 12:50) title:恐るべきデータベース
Name:森下祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)][61.194.39.66])
Email:magic@moon.email.ne.jp

オーナーさま

推理雑誌の書誌リスト、壮観ですね。大変参考になります。
しかし、桜さんもいうとおり、山前氏のこの分野における功績は
はかりしれないものがあります。

しかし、山前氏の真におそるべきことは、これらの書誌を作成した
だけでなく、それをどうやら記憶しているらしいことです。

私が目撃したエピソードに以下のようなものがあります。

●エピソード1

 今から十数年前ですが、さる探偵小説愛好会で夏合宿で一泊したこと
がありました。夜、つれづれに、「ミステリの題名によるしりとり」が
はじまり、最初のうちは、みんなスラスラでてくるのですが、そのうち
苦しくなって、いいかげんな題名をあげてしまう状況になりました。

 そのときのレフリーが山前氏。われわれがあげるうろ覚えの題名に、

「それは云々で、どの雑誌に載っている」
「それは三つも作例がある」

と、フォローしてくれるのです。だから、氏が

「そんな作品はない」

と云えば、それは日本の推理小説としては実存が認められないことになり
ます。

●エピソード2

 昨年のこと。岩掘氏と同じで(笑)わたしも会社を休んでさる資料館に
行っていたのですが、そこで(めずらしく)女性の利用者がパソコンで
検索していました。しばらくたって、その女性は受付の女の人に

「これこれという作品を探したいのですが、題名をよく覚えてないのです。
なんとか分かりませんか」

とすがるように頼みました。すると、受付の方は、

「もうすぐ、何でも知ってるひとがきますから」

との返事。案の定、現れたのは山前氏。

「題名は?」
「わからないんです」
「長編?」
「いえ、雑誌で読んだだけで」
 さすがに山前氏も、たじたじとなりましたが、すぐに
「どんな筋でした?」
「たしかこれこれという人がでてきて、こうなって…」
「結末を覚えてます?
「ええ。たしか…」
「これかなあ?」

 そういって、いくつかのアンソロジーを探して、女性にしめすと、
「あ、これです!」

館内は拍手のうず。(と、これは嘘)

 題名がわからない作品、それも短編を、あらすじだけで探せるデータベースが
この世にあるとは思えません。

 山前氏の脳のクローンをつくって、冷凍保存し、我が家にもひとつ、ほしいです。


No.135 (2002/02/19 07:47) title:外見は
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、資料収集は時間がかかりますので、
 すこしずつ集めるしかないのでしょうか。
  それにしても、「黒いトランク」山前譲氏
 の仕事はすばらしいものです。

  あの本屋さん、外見はビデオ、CD、カードの
 本屋さんで、その昭和三十年代の本があるとは
 思いませんでした。女主人は、全然興味がない
 らしくて、どうやら、その連れ合い人が集めて
 いたようです。
  友人には、一部、昭和二十年代のが含まれて
 いたので、どのくらいのものがあったのか、
 知りたくなりました。

   今後は、ビデオ、CDに移行した本屋さんに
 気をつけたい、と思いました。

  金光さん、「幻影城」のような雑誌が今後でて
 欲しいと、心底思いますね。


No.134 (2002/02/19 05:32) title:クラシックのおすすめ
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.200.40.181])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

古典的名作のおすすめ、じつはそんなに読んでいない私ですが、
F・W・クロフツの『樽』 (創元推理文庫, 集英社文庫など) を
お勧めします。いかにもな、アイリッシュの不屈の魂。


No.133 (2002/02/19 04:41) title:探偵小説書誌の書誌ありがたし
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.200.40.181])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

ロックの総目次について、サイト「日本の探偵小説」までチェックされているのには
おどろきました。まぁなんてよく見ていることか。
あのページで言及されている「新発見の別冊 "ミステリー"」というのは、この掲示板
をごらんになっている方ならご存知のかたも多数おられるでしょうが、若狭邦男氏が
「日本古書通信」でご報告なさったものです。
情報の出典元を書いておいたほうが、より突っ込んで知りたいという人にとって親切
でしょうと、編者の極道さんにはメールしたのですが…

雑誌「幻影城」の20年代作家傑作選号 ('75.10, 実質は「探偵実話」特集) に掲載の
の浅井健「「探偵実話」誌について」には、発表回数 5回以上の作家にかぎったもの
ですが、索引が附されています。現在のところおそらくこれが唯一の資料ではないで
しょうか。読んでみると、第 1巻第 6号より誌名から「実話と講談 増刊」の文字が
とれて、「探偵実話」となった由。
若狭氏が進められている『戦後探偵雑誌総目録』が結実するのを期待したいですね。
「探偵倶楽部」は増刊も含めて完集、「探偵実話」は第 1巻第 2号, 4号, 第 2巻が
数号というところまでこぎつけられたそうです。

それから、「探偵倶楽部」って昔の共栄社のとはべつで、もうひとつありませんでし
たでしょうか? 何回か古書市で見かけたことがあるのですが。たしか城昌幸や日影丈
吉が載っていたと記憶しています。

あとは…… 「ミステリマガジン1〜500号掲載作品総目録」ミステリマガジン1997年
11月号には作者別・邦題別の索引が完備されています。目次未記載の F・R・ストック
トン作品 (「女か虎か」の作者による "解答編") なんかもちゃんと拾われている労作
ぶりには頭がさがります。また、この目録にも「別冊クィーンマガジン」分は併録さ
れていたかと。

あとは本当になんだろう…… "探偵雑誌" をどこまでふくめるかで、『通史・資料
大衆文学大系別巻』(尾崎秀樹他, 1980.4, 講談社) に収録の作品目録も視野に入っ
てくるでしょうか。
 主要雑誌総目次 (いずれも戦前までにかぎって収録、索引なし)
  講談倶楽部/面白倶楽部/新青年/キング/大衆文芸/オール読物/日の出

ぱっと思いうかんだのは以上です。


No.132 (2002/02/19 02:19) title:3)昭和30年代以降の探偵雑誌
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.217])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」 1956.07〜 早川書房
 「ハヤカワミステリマガジン」 1966.01〜
    『ミステリマガジンインデックス』 法政大学推理小説研究会編 法政大学推理小説研究会発行 1976.10 [索引]
    「ELLERY QUEEN'S MYSTERY MAGAZINE & HAYAKAWA'S MYSTERY MAGAZINE INDEX」 松井美幸編集 1982.02 [索引のみ?]
    「ミステリマガジン1〜500号掲載作品総目録」 ミステリマガジン1997年11月号 1997.11
    「翻訳作品集成 ミステリマガジン」(AMEQ LAND http://www.ameqland.com/ )
    「翻訳アンソロジー/雑誌リスト EQMM/ミステリマガジン」(てつの本棚 http://homepage2.nifty.com/te2/index.html )

◆「耽奇小説」 1958.02〜1959.02 久保書店
    「推理小説関係目次総覧 耽奇小説」 山前譲編(「黒いトランク」山前譲 15号) 1982.09

◆「マンハント」 1958.08〜1963.07 久保書店
 「ハードボイルド・ミステリ・マガジン」 1958.08〜1963.07 久保書店
    『マンハント総目次・索引』 森下裕行編 泰西書院発売 1991.05 [索引]
    「マンハント総目次・索引(WEB版)(MISDAS ミスダス http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm ) [索引]
    「翻訳作品集成 マンハント」(AMEQ LAND http://www.ameqland.com/ )

◆「ヒッチコックマガジン」  1959.07〜1963.07 宝石社
    『ヒッチコックマガジン総目録』 鈴木清一編 鈴木清一発行 1981.09 [索引]
    「ヒッチコックマガジン・インデックス特集」荻巣康紀(「マイナーインデックス通信」第2号) 1997.03 [索引]
    「ヒッチコックマガジン総目次・索引(WEB版)(MISDAS ミスダス http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm ) [索引]
    「翻訳作品集成 ヒッチコックマガジン」(AMEQ LAND http://www.ameqland.com/ )

◆「別冊クィーンマガジン」 1959.10〜1960.07 早川書房
    「推理小説関係目次総覧 別冊クィーンマガジン」 山前譲編(「黒いトランク」山前譲 14号) 1982.08
    「翻訳アンソロジー/雑誌リスト 別冊クイーンズマガジン」(てつの本棚 http://homepage2.nifty.com/te2/index.html )

◆「エロティック・ミステリー」 1960.08〜1962.05 宝石社
 「旅と推理小説」 1962.06〜1964.05 宝石社

◆「ホリディ」 1961.12 早川書房
    「ホリディ総目次・索引(WEB版)(MISDAS ミスダス http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm ) [索引]

◆「推理ストーリー」 1961.12〜1969.08 双葉社 (1969.09以降「推理」→「小説推理」改題)
    「推理ストーリー総目次」 山前譲編(「黒いトランク」山前譲 16号〜57号(途中休載有り)) 1982.10〜1988.07

◆「推理界」 1967.08〜1970.07 浪速書房
    「推理界インデックス」 編集者・江○川○歩(俵谷滋人) 資料協力・今朝丸真一(「別冊 畸人郷 102」) 1976.12
    「推理小説関係目次総覧 推理界」山前譲編(「黒いトランク」山前譲 1号〜13号) 1981.05〜1982.07

◆「推理文学」 1970.01〜1985.05 新人物往来社→推理文学会
    「推理文学総目録」 推理文学27号 1980.12

◆「幻影城」 1975.02〜1979.07 絃映社→幻影城
 「別冊幻影城」 1975.09〜1978.03
    探偵小説専門誌「幻影城」と日本の探偵作家たち(http://members.tripod.co.jp/tanteisakka/ )

◆「EQ」 1978.01〜1999.07 光文社
    『EQインデックス 創刊号−100号』 荻巣康紀編 1994.11 [索引]
    『EQインデックス 創刊号−130号休刊まで』 荻巣康紀編 2000.04 [索引]
    『EQ総目次・索引』 森下裕行・横井司編 森下祐之発行 2001.10 [索引]
    「EQ総目次・索引(WEB版)(MISDAS ミスダス http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm ) [索引]
    「翻訳作品集成 EQ」(AMEQ LAND http://www.ameqland.com/ )


No.131 (2002/02/19 02:17) title:2) 昭和20年代の探偵雑誌
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.217])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆「ロック」 1946.03〜1950.04 筑波書林
    「ロック総目録」島崎博編(「幻影城」昭和50年12月号) 1975.12
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]
    「「ロック」総目次」(日本の探偵小説 http://www8.plala.or.jp/detective/ )

◆「宝石」 1946.03〜1964.10 岩谷書店→宝石社
 「別冊宝石」 1948.01〜1964.04 岩谷書店→宝石社
    『宝石作品総目録』 慶応義塾大学推理小説研究会編(「推理小説論叢」第三十七輯) 1973.03 [索引]
    「宝石総目録」中島河太郎編(『宝石推理小説傑作選』第3巻 いんなあとりっぷ社) 1974.06

◆「トップ」 1946.05〜1949.06 前田出版→トップ社→東京書籍
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「ぷろふいる」 1946.07〜1947.12 熊谷書房→ぷろふいる社
 「仮面」 1948.02〜1948.06 ぷろふいる社
    「「ぷろふいる(戦後版)」総目次」 山前譲編(「黒いトランク」 30号) 1984.03
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「探偵よみもの」 1946.11〜1945.08 新日本社→国際文化社→協和出版社
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「黒猫」 1947.04〜1948.09 イヴニング・スター社
    「黒猫1〜11・インデックス」 編集者・江○川○歩(俵谷滋人) 資料協力・今朝丸真一(「別冊 畸人郷 103」) 1977.01
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「真珠」 1947.04〜1948.08 探偵公論社
    「「真珠」総目次」 谷口俊彦編(「地下室」 85号,86号) 1982.12〜1983.01
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「新探偵小説」 1947.04〜1948.08 新探偵小説社
    「新探偵小説1〜8・インデックス」 編集者・野村恒彦 資料協力・今朝丸真一(「別冊 畸人郷 104」) 1977.04
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「小説」 1947.05〜1949? かもめ書房
    「長編小説雑誌「小説」目次」(小林文庫 http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/ )

◆「妖奇」 1947.07〜1952.10 オール・ロマンス社
 「トリック」 1952.11〜1953.04 オールロマンス社
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「Gメン」 1947.10〜1948.11 Gメン社→中央雑誌社
 「X」 1949.01〜1950.03 中央雑誌社→文映社
 「エックス」 1950.04〜1950.05 エックス社
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「フーダニット」 1947.11〜1948.09 犯罪科学研究所
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「ウインドミル」1947.12〜1950.01 極東出版社→みやこウインドミル出版部
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「マスコット」 1949.01〜1949.09 銀柳書房
    「マスコット1〜7・インデックス」 編集者・小稲津良室 資料協力・今朝丸真一(「別冊 畸人郷 105」) 1978.03
    「「マスコット」総目次」 谷口俊彦編(「地下室」 63号) 1981.02
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]

◆「探偵倶楽部」 共栄社 1950.05〜1959.05

◆「探偵実話」 世界社→世文社 1950.07〜1962.08

◆「探偵新聞」「影」「探偵趣味」「探偵と奇譚」「推理」「探偵読切」「奇譚と実話」
 「恐怖街」「おんどり・みすてりい・まがじん」「スリーナイン」
    『推理小説雑誌細目総覧T』 山前譲編 推理小説文献資料研究会・発行 1985.08 [索引]


No.130 (2002/02/19 02:16) title:1)戦前の探偵雑誌
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.217])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

◆「探偵雑誌」 1916.07〜1918.?? 実業之世界社

◆「新青年」 1920.01〜1957.07 博文館→博友社
    「新青年」所載主要作品総目録 中島河太郎編(復刻版「新青年」別冊付録 図書刊行会) 1985.02
    「新青年」所載主要作品総目録 中島河太郎編(『日本推理小説史 第二巻』 東京創元社) 1994.11
    「『新青年』全巻総目次」『新青年』研究会編 (『新青年読本』 『新青年』研究会編 作品社) 1988.02
    「「新青年」作者別作品リスト」山前譲編(『「新青年」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2002.02 [索引のみ]

◆「新趣味」 1922.1〜1923.11 博文館
    「「新趣味」総目次」山前譲編(『「新趣味」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2001.11 [索引]

◆「秘密探偵雑誌」 1923.05〜1923.09 奎運社
 「探偵文藝」 1925.03〜1926.12 奎運社
    「「秘密探偵雑誌」総目次」山前譲編(『「探偵文藝」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2001.02 [索引]
    「「探偵文藝」総目次」山前譲編(『「探偵文藝」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2001.02 [索引]

◆「探偵趣味」 1925.09〜1928.9 探偵趣味の会
    「「探偵趣味」総目次」山前譲編(『「探偵趣味」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2000.04 [索引]

◆「探偵・映画」 1927.10、11 京都探偵趣味の会
    「「探偵・映画」総目次」山前譲編(『「探偵」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2002.01 [索引]

◆「猟奇」 1928.06〜1932.05 猟奇社
    「「猟奇」総目次」山前譲編(『「猟奇」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2001.03 [索引]

◆「探偵」 1931.05〜1931.12 駿南社
    「「探偵」総目次」山前譲編(『「探偵」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2002.01 [索引]

◆「探偵小説」 1931.09〜1932.08 博文館
    「「探偵小説」総目次」山前譲編(『「探偵」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2002.01 [索引]

◆「ぷろふいる」1933.05〜1937.04 ぷろふいる社
    「「ぷろふいる」所載主要作品総目録」中島河太郎編(『日本推理小説史 第三巻』 東京創元社) 1996.12
    「「ぷろふいる」作者別作品リスト」山前譲編(『「ぷろふいる」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2000.03 [索引のみ]

◆「探偵文学」 1935.03〜1936.12 探偵文学社
 「シュピオ」 1937.01〜1938.04 古今荘
    「探偵文学総目次/探偵文学総索引」山前譲編(「黒いトランク」山前譲 59号) 1993.06 [索引]
    「「探偵文学」「シュピオ」総目次」山前譲編(『「シュピオ」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2000.05 [索引]

◆「月刊探偵」 1935.12〜1936.07 黒白書房
    「「月刊探偵」総目次」山前譲編(『「探偵」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2002.01 [索引]

◆「探偵春秋」 1936.10〜1937.08 春秋社
    「「探偵春秋」総目次」山前譲編(『「探偵春秋」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編) 2001.01 [索引]

◆「探偵クラブ」「探偵趣味」「クルー」
    『「探偵クラブ」傑作選』(光文社文庫) ミステリー文学資料館編 2001.12 [索引]


No.129 (削除済)
No.128 (2002/02/19 02:14) title:探偵小説雑誌のレファレンス
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.217])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 光文社文庫「幻の探偵雑誌」シリーズの完結を機会に、主要な探偵小説雑誌のレファレンスを整理して見ました。
 あらためて整理してみると、殆どの(主要な)雑誌に付いては、何らかの書誌が作成されているようですね
 残るのは、「探偵倶楽部」、「探偵実話」、「エロティック・ミステリー」、「旅と推理小説」くらい。

 なお、ここでは「レファレンス書」のリストアップを目的にしています。
 各雑誌の、出版社、発行期間については、確認が不十分で、信頼性は低いので、めやす程度にしてください。
 会誌、会報、同人誌、発行期間の短い雑誌は、対象にしていません。
 原物(書誌)を確認していない本も多数有ります。
 「黒いトランク」については、半数程度誌しか確認していません。
 「推理文学」に、持っていない号が複数有ったのは、ショックでした。(-_-;)
 
 間違いや、リストアップしていない書誌など、お気づきの点を、是非教えて下さい。


No.127 (2002/02/19 01:56) title:その他の皆さんへ
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.217])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

山名耕作さん、はじめまして。
 さっそく、フジさんにもお薦めを教えていただいて、ありがとうございます。
 
 探偵小説ファンにとっては、現在は本当に幸せな時代ですね。
 「草双紙趣味」の作品出版は、そんなに売れるとは思えませんが、実現すると嬉しいです。
 やはり、挿絵の復刻は絶対必要ですね。
 眺めても楽しい本が欲しいです。
 
 これからも、宜しくお願いします。

風々子 さん
 「横溝正史クロニクル」に行ってきました。
 霧島クララ は、そう云うペンネームだったのですね。
 

桜 さん
 まだ、そんな古本屋さんが有るのですね。
 まさに、「夢の古本屋」さんです。
 ウラヤマシー。

 ※ 大阪圭吉ファン頁を更新しました。
   「初出誌コレクション」に、「ぷろふいる」など10誌を追加。珍しい探偵雑誌の書影もあります。
   「全エッセイ」に、「椰子の実」(「くろがね」より)と「停車場狂ひ」(「旅行サロン」より)を追加。
   「男子出生」と併せて、大阪圭吉が私生活について語ったエッセイが揃いました。
   大阪圭吉に興味の有る方は、ご訪問下さい。
   
 ※ 週刊文春で知った、『マンガ古書マニア』江下雅之著を読了。
   最後の言葉「とことんマンガと付き合おうと思ったら、行きつくところは雑誌しかないのである。」は、強く同感。
   その割には、「漫画雑誌」や「絵物語(の掲載された雑誌)」などについて、殆ど触れていないのが残念でした。
 
 ※ 「日本古書通信」2月号の、「『新青年』時代の矢切止夫」は、興味深く読了。
   大阪圭吉と矢切止夫の関係にも、言及されていて、私にとっても刺激的でした。
   この論考については書きたい事も有るので、また後程・・・。


No.126 (2002/02/19 01:55) title:またまたフジさんへ
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.217])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 フジさん、こんにちは。
 山名耕作さん、岩堀さんから、お勧めを教えていたきましたが、私からもお勧めを。
 
 乱歩の『少年探偵団シリーズ』と『シャーロック・ホームズ・シリーズ』をまだ読んでいないようでしたら、できるだけ早い時期に読むべきです。
 ミステリーの基本ですから、最初に読んでおいた方が良いですよ。
 『少年探偵団シリーズ』は、ポプラ社からシリーズで出ています。図書館利用の方が良いかも知れません。
 『シャーロック・ホームズ・シリーズ』は、色々な出版社から出ていますが、最初から大人向けの本を読んだ方が良いですね。
 創元推理文庫が見つけやすいと思います。
 「モルグ街の殺人」など、ポーの作品も基本です。
 
 「欧米の古典的な名作」は、山名耕作さん、岩堀さんのお勧めの通りです。
 青い鳥文庫や、ポプラ社文庫、フォア文庫などに収録されている、海外のミステリーは、名作ばかりですから、解説などを読んでみて、面白そうなものから手に取れば良いと思います。
 私のお勧めは、エラリー・クイーンの「Xの悲劇」「Yの悲劇」「Zの悲劇」「最後の悲劇」の4部作(これが、私がミステリーに嵌った作品ですね)、アガサ・クリスティーの「アクロイド殺人事件」「ABC殺人事件」「そしてだれもいなくなった」「オリエント急行殺人事件」などです。
 ミステリーの傑作は、創元推理文庫、ハヤカワ・ミステリ文庫で探して見てください。
 
 基本的な名作や、ベスト10については、
   「ミスダス」 http://www.ne.jp/asahi/mystery/data/index.htm
   「みすべす」 http://homepage2.nifty.com/mysterybest/
 の2つのHPに、たくさんの情報が有ります。 参考にどうぞ。
 ただし、フジさん段階では、そんなにベスト10にこだわる事はないでしょう。
 お薦めされた作品や、解説などから、「面白そう」と思った作品から読んでください。
 それに、古典的名作は、今読むとそんなに面白くないことも有りますから、もし面白くなくても、別の作品を読んでみて下さいね。


No.125 (2002/02/18 23:51) title:同じくフジさんへ
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.114.207.191])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 山名さんが書かれている他にあげると

 ポー:「盗まれた手紙」「お前が犯人だ」「黄金虫」、
 ドイル:ホームズ物「バスカービルの犬」、短編集「ホームズの冒険」
 (ソア橋事件、まだらの紐、赤毛連盟…etc)、
 チェスタートン:短編集「ブラウン神父の知恵」(見えない人…) 
 ヴァン・ダイン:「僧正殺人事件」
 クイーン:レーン4部作「Xの悲劇」「Y…」「Z…」「レーン最後の事件」、
  国名シリーズでは「エジプト十字架の謎」「シャム双子の謎」、
 クリスチー:「そして誰もいなくなった」
 メイスン:「矢の家」、ベントレイ:「トレント最後の事件」、
 カー:「ユダの窓」「皇帝のかぎ煙草入れ」
 アイリッシュ:「幻の女」

 カーについて言えば、個人的には「ユダの窓」を真っ先に読んでほしいなあと
 思います。「三つの棺」は私はよくわからなかったです(山名さん、すみませ
 ん)。

 山名さんもあげておられるフィルポッツ「赤毛のレッドメーンズ」は乱歩が
 激賞しているものです。近来 乱歩がいうほどのものではないという見方も
 あるようですが、たしかに最近のとてつもない作品からみると刺激度・迫力
 度は少ないかもしれませんが、私は古き良き時代の名作と思っています。 

 乱歩の少年探偵団物は講談社の文庫版乱歩全集にありますが、これは絶版で
 古書展(店)でも千円以上のお値段です。少年・子供向けのものが入手しや
 すい(図書館にもあるのでは…)のではないでしょうか。

 あと、蛇足かもしれませんが乱歩の大人物長篇では「孤島の鬼」を最初に
 読むことをお薦めします。乱歩の長篇は、どれを読んでもある水準以上の
 面白さで、最初に読んだものが一番面白いという人も多いようですが、
 一般的には「孤島…」が最高傑作と目されています。私は、乱歩の長篇と
 して最初に「孤島…」を読んだ(高校時代でした)のは、生涯の幸せと
 思っています。この作品は、創元推理文庫で挿絵入りで読めます。
 ちなみに、「虚無への供物」の中井英夫は、「孤島…」を世界最高の
 ミステリーと行っていますが、これはやや褒め過ぎかも…。


No.124 (2002/02/18 22:52) title:フジさんへ
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.178.20])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

山名です。
ポーの作品は創元推理文庫もしくは、新潮文庫で読めると思います。

また、欧米の古典名作といえば、クイーンの『Yの悲劇』、クリスティの『アクロイド殺し』、クロフツの『樽』、ヴァン・ダインの『グリーン家殺人事件』、フィルポッツの『赤毛のレッドメイン家』、カーの『3つの棺』、チェスタートンのブラウン神父シリーズ、ルルーの『黄色い部屋の秘密』くらいしか私の貧しい知識では思いつきません。すみません。また、上記の作品は創元推理文庫で読むことが出来るとおもいます。では、失礼します。


No.123 (2002/02/18 06:43) title:驚いて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

思わず歓声をあげました。そこには、惹きつけるオーラが
 出ていました。昭和三十年代のミステリーがずらり。
  最初に、九鬼さんの『犯人はダレだ』昭和33年、ホシ、
 とルビがうたれています。帯があります。
  それから、『からくり三万石』。これならば、ということで、
 岡田鯱彦、二冊、そして、土屋隆夫、うーんこれならば、という
 ことで、並んで、木々高太郎、大下宇陀児、鷲尾三郎、横溝、
 江戸川乱歩、高木、香山、大坪、甲賀。
  下の段には、鮎川、飛鳥、そして、野口赤赤宙の、『黒い真層』
 帯には、紙ナイフで切り取り、とある。
  五十冊余りを入手。

 友人は、東光出版社の、『海野十三全集』ほか、南洋一郎、
 山中峯太郎、星山静雄、寒川光太郎、など、三十点余りを入手。
  ふたりで、分野をわけました。
 あの店は、と最初に言ったのは友人でしたので、彼の方の希望
 に従いました。

  ある地方都市での、古書店での出来事です。昨日の事が
 夢のようです。あります、昭和三十年代のミステリーが新刊の
 ように並んでいる店がまだ地方都市にはありました。


No.122 (2002/02/17 22:58) title:岩堀様,山名様へ。
Name:フジ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][210.230.132.197])
Email:nozawana00@hotmair.com

岩堀さん,山名さん,アドバイスありがとうございました。
『モルグ街の殺人』と『乱歩の少年探偵団シリーズ』読んでみたいと思います。
文庫でありますか?あったら教えてください。
あと,欧米の古典的な名作ってどんなものがあるんですか?
なるべく先に読んでしまいたいので・・・。


No.121 (2002/02/17 15:16) title:草双紙趣味の件
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.114.206.234])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 山名耕作様

  No.860のご提案、私も大賛成です、是非どこかの出版社で企画して
 欲しいですね。出来れば、円朝の怪談物とか、乱歩が紹介している
 快楽亭ブラックの指紋小説(口演速記)なども入れて欲しいなあと
 思います。
 


No.120 (2002/02/17 08:46) title:珍しく
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][61.214.95.213])

覚えている作者名というものがあるのでしょうか。
 深く追求することもなく、ただ印象に残るだけですので、
 霧島クララも、私にはそのうちのひとつです。
  ある雑誌に、「木村竜彦」という名前をみて、どこかで
 みた記憶があります。
  『明日を探して』胡蝶掌本39
 「19歳で作家として探偵小説を書いた」と紹介されていた
 ので、これは「別冊宝石」の「新鋭三十六人集」昭和23年
  「弥太ッペ君の絶対」木村龍彦
 の木村さんかな、と思いました。一字違い、竜が龍です。
  そうならば、現在73歳です。
 限定本のようなので、あの「宝石」に掲載された人ならば、
 素性が明らかにされそうな、珍しい例かもしれません。
 
  山名さん、娯楽性を重視した文庫本、出てほしいですね。


No.119 (2002/02/17 03:33) title:草双紙趣味
Name:山名耕作 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][202.247.142.139])
Email:whiroshi@t3.rim.or.jp

はじめまして。私は戦前の探偵小説を好むものです。しかし、皆様からみれば、赤子のようなものです。ところで、昨今の虫太郎はじめ最近不木といった人たちの作品が簡単に入手できる時代が到来して本当に嬉しい限りです。

ところで、私が個人的に気にかかっている事が御座いまして、それは、何かといいますと、戦前派の作家の人たちの作風の基底に、草双紙趣味なるものがプンプンと香ってきて、言い知れぬ郷愁を感じる事です。できれば、これらのルーツとなる人たちの作品(南北とか)を、文庫本で、岩波さんのような学術的な形で出版されるのではなく、もっと娯楽性を重視した視点で復刻していただければなぁなんて夢みています。(挿絵なんかも重要ですね)とりとめのないこと書いてすみませんでした。
あとフジ様へ
偉そうにいえる身分では、ないのですが、数学的な興味をもっとも擽るいみでは、エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』がお勧めできます。とくに冒頭シーンなんか(デユパン探偵が”私”の考えている事をいいあてるところ)感激して、全身が鳥肌たった思い出があります。

では失礼します。


No.118 (2002/02/16 18:41) title:クララが立った!(意味なし)
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.133.145])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

桜さま>
霧島の名前は、正史と渡辺温がビーストンを共同で翻訳したときの訳者名義のようです。
詳しくはこちら↓
http://member.nifty.ne.jp/jiichi_kakeya/incomplete/ys_study_kirishima_clara.html

蘭郁二郎に関しては何も知りません。

自分で調べたわけでも確認したわけでもなく、
ただ情報を横流ししているだけですので、
気がひけます(こそこそ)


No.117 (2002/02/16 18:35) title:クララが立った!(意味なし)
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.133.145])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

桜さま>
霧島の名前は、正史と渡辺温がビーストンを共同で翻訳したときの訳者名義のようです。
詳しくはこちら↓
http://member.nifty.ne.jp/jiichi_kakeya/incomplete/ys_study_kirishima_clara.html

蘭郁二郎に関しては何も知りません。

自分で調べたわけでも確認したわけでもなく、
ただ情報を横流ししているだけですので、
気がひけます(こそこそ)


No.116 (2002/02/16 11:37) title:すみません
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.165])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 下のタイトルの前半、カタカナ変換忘れました。すみません。
 どうも、最近は凡ミスが多いなあ。


No.115 (2002/02/16 11:34) title:おーなー様 フジ様
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.214.165])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様
 
 >失礼なことを言っていませんよね?
 >失礼がありましたら、お許し下さい。

  失礼なんてとんでもありません。お気になさっているようでしたら、
  こちらこそ申しわけないです。
  まあ、私どもの年代のサラリーマンで、せっかくの年休に、わざわざ
  ミステリー文学資料館に行くなんて、我ながら相当変わっているとは
  思います。正規分布で言えば、中心値から5σくらいは外れているの
  では…。中心値を本道と置きかえれば、オーナーのおっしゃるとおり
  ですよ(^o^)。

 フジ様

  フジさんの書き込みを見て、自分のその頃を思い出しています。
  図書室に子供向けの世界名作全集があって、「ポー名作集」とか、
  ホームズもの(たしか「バスカービルの犬」)とか読んでました。
  今でも、挿絵が目に浮かんできます。あとは、本屋で乱歩の少年
  探偵団シリーズを立ち読みしてましたね。2〜3時間で1冊読んだ
  ものです。中学時代は、友達に大人向けのホームズ物を持っている
  のがいて、みんなで回し読みしたのもなつかしいですね。

 アドバイス出来る柄ではありませんが、欧米の古典的な名作は早めに
 読んでおいた方がいいのでは…。他の作品中に引用されたり、ネタ
 (犯人)バレ記述があったりしますから。
 前にも書いたことありますが、クリスチーの「アクロイド…」、クイーン
 の「Yの悲劇」を読まないうちから、別の作品でその真犯人を知ってしまい、
 一生の悔いになっています。高木彬光「能面殺人事件」を「アクロイド…」
 より先に読んではいけません、絶対に…。角田喜久雄「Yの悲劇」(短編)
 は、ずばり本家を「解説」しています。
 
 


No.114 (2002/02/16 10:09) title:霧島は
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

風々子さん、横溝さんとのかかわりも
 指摘されているのですか。
 先の光文社文庫では、464頁の
 渡辺温のほかに、458頁には
 蘭郁二郎にも霧島クララが書かれていた
 ので、このあたりはすでに知られている
 ことかな、と思いましたが、誤植でしょうか。
  ご教示おねがいします。

  末永さんはご存知かもしれません。


No.113 (2002/02/15 19:16) title:霧島クララ
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.133.154])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

霧島クララの名義には、横溝正史も関わりがあるみたいですね。
「横溝正史クロニクル」さんの、「横溝考古学・事始」No18の項
には、そこら辺のことが書いてありました。

情報を右から左へ流すだけの書き込みで恐縮ですが。


No.112 (2002/02/15 17:48) title:サンクス!
Name:フジ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][210.251.14.172])
Email:nozawana00@hotmair.com

オーナーさん。アドバイスありがとうございます。
もう少しで,「そして五人がいなくなる」読み終わりそうです。
夢水清志郎シリーズを全部読んで,
そのあともう1回パスワードシリーズを
読み返してから,コナン・ドイルとかアガサ・クリスティとか
エラリー・クイーンとかを読んでみたいと思います。


No.111 (2002/02/15 11:43) title:続いて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、以前ここに書いた、紙型流用雑誌
 (雑誌「探偵雑誌」)は目録でのミス(もう1度
 確認)でしたので、さらにそれが発行され続けら
 れたのか、確認できませんでした。

  霧島クララ。光文社文庫には掲載されて
 いないコント、小説(?)には、
  「十年後の十字街」昭和4年一月号
 がありました。『叢書 新青年 渡辺温』
 1992、の「渡辺温年譜」より。 


No.110 (2002/02/15 02:03) title:フジさんへのお薦め(その2)
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.139])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

フジ さん、こんにちは。

 夢水清志郎シリーズ、もう読んでいますか!
 おもしろいですか!!
 充分、ミステリーマニアになる素質が有りますね。(笑)
 それでは、まずは夢水清志郎シリーズを全部読んでしまいましょう。
 どれを読んでも、満足してもらえるはずです。
 はやみねさんの作品では、さり気なくミステリーの名作について触れているので、チェックしておいてくださいね。
 後で、それを探して読む楽しみも有ります。
 
 ホームズシリーズは、「青い鳥文庫」で良いと思います。(ポプラ社文庫とか、偕成社文庫でも良いでしょう)
 まず、1、2冊読んで見てください。
 他にも、アガサ・クリスティとかエラリー・クイーンとかの作品がが有ったら、そちらも読んでみましょう。
 1、2作読んで見て気に入ったら、その作家の大人向けの作品(と言うか、少年少女向けに書き直していない、元の作品ですね)に兆戦してみませんか?
 ホームズ物や、クリスティの作品は、中学生なら充分楽しめるはずです。
 創元推理文庫や、ハヤカワミステリ文庫、または図書館などを探してください。

 何作か読んでみたら、また感想をお待ちしています。
 はやみねかおるさんは、HPも持っているので、気に入ったらそちらに感想を書いても良いかも知れませんよ。
   → Hayamine Kaoru@ver3.0 http://www.tcp-ip.or.jp/~t0123/hayamine.html
   → はやみねかおるの『拡がるプラレールの世界』 http://www.kinsan.ne.jp/~je7onh/waradakumihobby/KHtop.htm

桜 さん
>  ここにも以前書きましたが、本屋さんで、中学生の
> 人が、創元推理文庫を手に取り、購入に首をかしげて
> いる時には、つい、口出しをしたくなります。
 私も、そんな時が有ります。

> 小林さん、紙型流用雑誌、私のほうは、全然すすんで
> いません。入手できなくて、残念なことです。
 残念でした。
 でも、桜さんなら、必ず入手できるはずです。
 それでは、私の持っている雑誌の内容紹介をして行きましょう。(近いうちに)


No.109 (2002/02/14 20:55) title:オーナーさん,桜さんありがとうございました。
Name:フジ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][210.251.23.177])

ありがとうございました。
さっそく,夢水清志郎シリーズ
「そして五人がいなくなる」読んでます。
おもしろいです!

あと,ホームズシリーズとかも読んでみたいんですけど,
どこの出版社のがいいですか?
たくさんありすぎてよくわからなくて・・・。
パスワード,夢水清志郎シリーズといっしょの
「青い鳥文庫」にしようかと思ってるんですけど。

あと,「大人のミステリー」で,初心者でも入り込めるようなのって,
なにかありますか?教えてくださいっ!


No.108 (2002/02/14 07:44) title:見ていると
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『「新青年」傑作選』の巻末は、100頁をこえて
 いますから、つい見てしまいます。
  成田さんと同じように、池田さんには、あれっ、と
 思いました。
  その他、気になるのは、霧島クララ。
 458、と464頁には、異なる人が、この霧島クララ、
 ということで記載されています。
  そうでしたか、ということで、少し気になります。

  ここにも以前書きましたが、本屋さんで、中学生の
 人が、創元推理文庫を手に取り、購入に首をかしげて
 いる時には、つい、口出しをしたくなります。
  フジさん、本を読みたい時には、思いきり、はまって
 ください。
  小林さん、紙型流用雑誌、私のほうは、全然すすんで
 いません。入手できなくて、残念なことです。


No.107 (2002/02/14 02:01) title:フジさんへのお勧め作品、皆さんも宜しく
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.195])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

フジ さん
 はじめまして。
 小林文庫にようこそ。これからもよろしくお願いします。
 
 13歳ですか!? これから面白いミステリーを沢山読めて、うらやましいです。
 パスワードシリーズを読んいるのなら、お勧めは、"はやみねかおる"さんの「名探偵夢水清志郎シリーズ」です。
 『いつも心に好奇心(ミステリー)!』で競演しているので、ご存知ですよね。
 ミステリーの楽しさが満載で、大人も楽しめる、強力お勧めシリーズです。
 
 私も、大人のミステリーを読み出したのは、中学生の頃でした。
 エラリー・クイーンや、アガサ・クリスティーを読んで、ミステリーに嵌ってしまい、今のようになってしまいました。(笑)
 大人のミステリーを読むなら、この辺りの作家を読んで見てください。
 日本人作家なら、綾辻行人の館シリーズや、有栖川有栖の学生アリスシリーズなどを、お勧めします。
 そんな本はもう読んでるよ、という場合は、また投稿してください。
 「黒猫荘」の方には、中学生の方も部屋を持っているので、そちらにも、遊びに来て下さい。
 

もぐらもち さん
 『怪奇探偵小説名作選 1 小酒井不木集』(ちくま文庫)の発刊、おめでとうございます。
 もぐらもち さんのお気持ちは、よぉーーーーーく、解ります。
 少し前の、大阪圭吉が文庫化された時の、私の気持ちが全く同じですから。
 どんどん、PR活動を行ってください。

古本 さん
 角川文庫の「鮎川哲也名作選」の謎、まだ解答が出ていませんね。
 私は、理由を聞いたことはないのですが、角川文庫と同じ時期に、立風書房から「鮎川哲也短編推理小説選集」全6巻が発行されています。
 これが6巻なので、角川文庫は7巻からになったのでは、と想像していました。
 ただし、収録作の重複などは、チェックしていません。
 どなたか、正しい情報をご存知の方は、教えて下さい。

岩堀 さん
> う〜ん、キビシイお言葉…。でも、リタイア間近になっては今更本道には
> 戻れないですね。これからは、踏み外した先の道を本道として生きていくと
> しますか…(^o^)。
 失礼なことを言っていませんよね?
 失礼がありましたら、お許し下さい。
 「踏み外した先の道を本道として生きていく」のは、羨ましいですね。
 早く、その境地にたどり着きたいです。

 ちょっとだけ予告しました、探偵雑誌の書誌の整理、週末にでも掲示板にupします。


No.106 (2002/02/13 20:56) title:初めまして。
Name:フジ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][210.251.11.109])

初めまして。フジともうします!
この頃,パスワードシリーズを読んで
推理小説がすごく読みたくなりました。
初心者なので,なにか読みやすいシリーズものを知りたいんですけど,
なにかオススメの本ありますか?
ちなみに13歳です。よろしくお願いします!


No.105 (2002/02/13 17:41) title:不木・他
Name:宮澤@探偵小説頁 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.141.242.225])
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

>もぐらもちさん
 何だか私の早とちりのようでした。済みません。

>桜さん
 お言葉ありがとうございます。
 リストづくりは好きでやっているので苦にはなりません。また新しく読めるものが加わったとなるとわくわくします。読む方がなかなか追いつかないのが困りものですが。


No.104 (2002/02/13 07:35) title:続々と
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「小酒井不木集」がでて、さらに続々と文庫で
 読めるようになるのを期待したいです。

  光文社文庫の「「新青年」傑作選」もでました。
 また「明治時代は謎だらけ」横田順弥、平凡社
 を新刊で購入。2002.2.6。
   「新青年」は、雑誌「自治機関 公民之友」
 をルーツとしている、ということ。驚きました。
  それで、「日本ミステリー事典」で書かれている
 ように、「地方青年を対象にする啓蒙雑誌として誕生」
 となるのですね。

  宮澤さん、九万アクセス、おめでとうございます。
 私は、+3でした。追加、訂正を文庫などの発刊ごと
 に加えられることに頭が下がります。
 


No.103 (2002/02/12 20:06) title:私信兼PR活動
Name:もぐらもち ([Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; ja-JP; rv:0.9.4) Gecko/20011128 Netscape6/6.2.1][61.121.26.19])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

小林オーナー、どうぞ御容赦。

宮澤さま

「二重人格者」の件、舌足らずな表現で申し訳ないです。自分で自分の文章力の
低さを証明するようでお恥ずかしいですがご説明致しますと、あれは、

1、ちくまのラインナップからは「二重人格者」「赦罪」は外れると思っていた。
2、「赦罪」は大傑作だと思うので、収録されなかったら是非翻刻で紹介しようと
  思ったが、「赦罪」は短いし一編だけではさびしいので、念のため「二重人格
  者」のテキストも用意しておいた。
3、ちくまのラインナップ発表。国書の『人工心臓』に収録されているのに今回も
  「二重人格者」が採用された。(これが私の勘違い)
4、「二重人格者」なんてただのオヤジギャグコントじゃないか、もっと怪奇な
  「手紙の詭計」とか「姐妃の殺人」とかあるじゃないかと、ちょっと思った。
  (不木読書ガイド参照)
5、本を買ってよくみたら「二重人格者」は入ってなかった。(オレのバカ)
6、このままだと「二重人格者」のテキスト公開のタイミングがとれないので
  ちくまに入っていないのを良い事に記念公開テキストとして追加。

という文脈なのです。面白いから公開したかったけれど、今回の文庫版で読めるように
なったので未公開とした「血友病」とは全然逆。とてもくだらないからいまのうちに
公開したというわけでした。
ともかくも皆様、今回の『小酒井不木集』は代表作「恋愛曲線」「愚人の毒」などは
もとより、今まで入手が難しかった「卑怯な毒殺」「血友病」「ある自殺者の手記」
など、まさに小酒井不木ワールド! といった作品群が一冊で楽しめる好著です。
是非一度お手にとってみて下さい。


No.102 (2002/02/12 12:39) title:小酒井不木
Name:宮澤@探偵小説頁 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.141.242.225])
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 >もぐらもちさん
 ちくま文庫の『恋愛曲線』の発刊おめでとうございます。また新しい読者が増えるといいですね。

 ところで「二重人格者」は国書の『人工心臓』に入っていますよ。確かにオヤジギャグですね、これは。読んだとき脱力してしまいました。


No.101 (2002/02/12 07:13) title:帯には
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 鮎川さんの、光文社文庫『黒いトランク』、2刷も出て
 います。
  いつもならば、帯に、初版1刷には、「今月の新刊」
 と印刷されていましたが、印刷されず、再版は予定
 通りでしょうか、2刷にも同じ帯でした。

  こしぬまさんの書き込みで、本棚で確認しました。
 2刷や、先の書きこみでの創刊など気付かないもの
 ですね。


No.100 (2002/02/11 09:56) title:創刊15、17周年
Name:こしぬま ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.120.243.45])
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

本棚の光文社文庫の2シリーズを眺めていて気がついたのですが。「幻の探偵雑誌」1(2000年4月刊)の帯には「創刊15周年」とあり、「山田風太郎ミステリー傑作選」5(2001年9月刊)の帯には「創刊17周年」とあります。ウーム。


No.99 (2002/02/11 07:58) title:よろこびで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][218.43.229.64])

もぐらもちさん、いくつかの情報をありがとう
 ございます。
  最近は、文庫本で読むことがよろこびに
 なっています。幻影城でよむことも楽しいもの
 でした。

  『改造目次総覧』ということ、大変助かり
 ます。昭和14年の号にある記事のようなので、
 その本で、該当号の記事が探り出されそうです。
 ありがとうございます。先の本にはないよう
 なので。

  古本さん、鮎川さんの本は、是非、出してほしい
 と私も思います。


No.98 (2002/02/10 16:10) title:訂正情報
Name:もぐらもち ([Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; ja-JP; rv:0.9.4) Gecko/20011019 Netscape6/6.2][61.124.47.192])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

重ねて『小酒井不木集』初出データの訂正です。
私のところでリストをまとめる時に一年間違って入力してしまいました。
日下さんにもご連絡済みです。ご迷惑をおかけしてすみません。

「猫と村正」
(誤)「週刊朝日」昭和2年7月特別号 → (正)「週刊朝日」大正15年7月特別号

昭和2年の初出じゃ、大正15年刊行の『恋愛曲線』に入っているわけないです。
何故今まで気がつかなかったのか。本当にお恥ずかしい限りです。


No.97 (2002/02/10 14:52) title:愚人の毒
Name:もぐらもち ([Mozilla/5.0 (Windows; U; Win98; ja-JP; rv:0.9.4) Gecko/20011019 Netscape6/6.2][61.124.47.212])
Email:mogura-mochi@nifty.com
URL:http://homepage1.nifty.com/mole-uni/

桜さま

「愚人の毒」初出の、「改造」秋季特大号は大正15年9月号です。
日下さんにもメールでお知らせしておきました。増刷されて、訂正が反映されると
良いのですが。
今回のシリーズから定価がちょっと上がってますが、部数を維持できれば
第三期・第四期が期待できますから、是非とも応援したいと思います。

ちなみに「改造」の総目録というのは、総目次と執筆者索引の二巻になっている
『改造目次総覧』というやつのことだと思います。図書館のリファレンスで
存在は知っていましたが、出版社等詳細は存じ上げておりません。私も専ら
『雑誌「改造」の四十年』の方にお世話になってました。


No.96 (2002/02/10 13:18) title:鮎川哲也名作選
Name:古本 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.211.131.3])
Email:mayu2@sb.starcat.ne.jp

 鮎川哲也さんの話が出ているので、便乗する形になりますが、角川文庫の「鮎川
哲也名作選」は、唐突に7巻から出て13巻で終わっているような形になっていま
すが、1巻から6巻はどんな予定だったのでしょうか? 以前調べても判らないま
まになっていたことを思い出しました。

「白樺荘事件」はずっと待っています。何とか鮎川哲也さんに最後まで書き上げて
欲しいです。


No.95 (2002/02/10 09:50) title:文庫が出て
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

 新刊で、『小酒井不木集』、購入。日下さんの
 渾身の仕事が続いています。
  もぐらもちさんのHPへの言及もあります。

 「改造」のリストを調べることがあり、
 「雑誌「改造」の四十年」を見ていますが、
 それ以外にも、「改造」の総目録がある、ということ
 を、古書店主に聞いたのですが、その本の名前を
 教えていただけないでしょうか。
   よろしくお願いします。

  ところで、その「改造」です、未見のため、確認
 できていないのですが、「愚人の毒」大正15年
 秋季特大号は、9月号、あるいは10月号でしょうか、
 気になりました。

  岩堀さん、鮎川さんには、もうひとふんばりして
 いただきたいですね。


No.94 (2002/02/10 09:24)
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.132.61.148])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


桜さま

>鮎川さんの「貨客船殺人事件」
 >が収録されていまして、大正8年、と書かれてい
 >ます。昭和52年の刊行です。

  拝読して、「貨客船殺人事件」たしかツンドクであったなあと
  引っ張り出したら、光文社文庫の、犯人当て推理傑作集(昭和61年)
  という副題ついてるものでした。これには生年は書かれてませんでした。
  昭和52年というと鮎川さんも還暦間近という頃ですから、お年の方も素直
  に…という心境になってきたのでしょうか。若い頃は覇気満々・稚気満々で
  生年の方も楽しんでおられた…?

 小林さま

  >わざわざ会社を休んで、「ミステリー文学資料館」に行くのは、道を踏み
  >外しかけているような気がしますが…(笑)

   う〜ん、キビシイお言葉…。でも、リタイア間近になっては今更本道には
   戻れないですね。これからは、踏み外した先の道を本道として生きていくと
   しますか…(^o^)。
   古書展の初日がウイークデイでも、開店前に必ず最前列に並ぶ会社勤めの方
   もおられますね。似たもの同士でしょうか…(^o^)。


No.93 (2002/02/10 08:22) title:もう一度資料見直しせねば
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][218.47.38.154])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp
URL:http://ushigome.bird.to/bbs/gensou0032.html#gensou20011027215239

>『戦後雑誌発掘』などの福島鑄郎氏は、発掘の時間を作るため、敢えて
>夜間勤務の仕事をされていたとか。
>もしかして、金光さんも同じですか!?
い、いや、たまたま就職したところが昼夜二交代制だったんで、はじめ
から志向したわけでは。そこまでの根性はあらしまへん(苦笑)
# 夜勤もあるのに気が付いて「ラッキー」と思ったのは事実 :-)

>ぷろふいる社の『新人傑作探偵小説選集』は自社の雑誌「ぷろふいる」に
>掲載した作品から選んだ、年間傑作選集です。
>ですから、「新青年」初出というのは、違うような気がします。
すみません、そのとおりです。私の勘違いでした。ご指摘感謝します。
たった今著作リストを確認しました。「土蔵」の初出は「ぷろふいる」
です。お恥ずかしい…… なにを見間違えたのかなぁ。
それにしても、早いうちに気が付いてよかった。ほんと、感謝しており
ますです。
ところで「新青年」作品リストを確認すると西尾「試膽会奇話」(1938.11)
なる作品が。これは知らなかったなぁ(このザルめが)。
すると西尾作品は…… 総計30作品か。
(リンク先に作品リストがあります。これに「試膽会奇話」と、「奎子の
 場合」(「ぷろふいる」1935.11)の 2篇を加えてください。計30作)


No.92 (2002/02/09 12:03) title:確かに
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

小林さん、『「新青年」傑作選』、新刊で購入。
 作家別作品リスト、103ページ、もあります。
  これで、調べもののとき、新青年のリストを
 見なくてもいいですね。
  傑作選が左、女性は右向き、動物はフクロウ
 でした。
  あれを見て、幸せな人生を送られている、
 と思いました。確かな情報でしょうか。

  均一棚で、中島さん編集の『血ぬられた海域』
 を入手。岩堀さん、鮎川さんの「貨客船殺人事件」
 が収録されていまして、大正8年、と書かれてい
 ます。昭和52年の刊行です。
  彷書月刊の特集号(2000)や山前さんの
 「日本ミステリーの100年」2001、には
 やはり、そのようでした。


No.91 (2002/02/09 11:16) title:『幻の探偵雑誌シリーズ』は超便利
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.191])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

金光寛峯 さん
 『戦後雑誌発掘』などの福島鑄郎氏は、発掘の時間を作るため、敢えて夜間勤務の仕事をされていたとか。
 もしかして、金光さんも同じですか!?

> そうでしたか、ぷろふいる社『新人傑作探偵小説選集 9年版』に掲載の西尾
> 作品は「土蔵」だったのですか。「新青年」初出の作品が選ばれたというと
> ころがポイントでしょうね。てっきり、自分のところの雑誌に出た「海よ、
> 罪つくりな奴」を採ったとにらんでいましたが、とんだ見くびりだったよう
> です。
 私の書いた投稿を確認していませんが、何か誤解があるような…
 ぷろふいる社の『新人傑作探偵小説選集』は自社の雑誌「ぷろふいる」に掲載した作品から選んだ、年間傑作選集です。
 ですから、「新青年」初出というのは、違うような気がします。
 
 『新人傑作探偵小説選集 昭和九年版』に収録されている西尾正の作品は、間違いなく「土蔵」です。
 こんな時、買ったばかりの光文社文庫『幻の探偵雑誌シリーズ』が超便利。
 確認してみると、「土蔵」は「ぷろふいる」の1935年1月(昭和10年1月号)に掲載されています。
 「新青年」には、西尾正の「土蔵」という作品は無いようです。
 雑誌「ぷろふいる」と『新人傑作探偵小説選集』の「土蔵」が同じ作品化は、あとで確認してみますね。
 それとも、私が何かヘンな事をかいていたのかなぁ…。

 『幻の探偵雑誌シリーズ』の完結を記念して、探偵雑誌の書誌(作品目録)の所在を、整理してみたくなりました。
 連休に間に、やってみますね。

岩堀さん
 わざわざ会社を休んで、「ミステリー文学資料館」に行くのは、道を踏み外しかけているような気がしますが…(笑)

桜 さん
> 残るのは、世に出るまでの職歴や、原田さん
> が解説で書かれていた、もうひとつの事でしょうか。
 とは、あれの事でしょうか?(笑)
 私も、あと1点、気になる証言がありました。


No.90 (2002/02/08 07:23) title:均一棚で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 岩堀さん、鮎川さんの誕生日、あんなに異なる
 なんて、思いもよりませんでした、
  残るのは、世に出るまでの職歴や、原田さん
 が解説で書かれていた、もうひとつの事でしょうか。

  均一棚で、『殺し屋テレマン』ウィリアム・ハガード
 杉浦安 訳、1963.5、入手。荻巣さんの評価では
 超A、のようです。ひさしぶりの、桜ふぶき、でした。


No.89 (2002/02/07 17:08) title:鮎川さんなど
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.212.80])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


  話題に乗り遅れた感なきにしもあらずですが…

  「黒いトランク」、光文社文庫版はすぐ買ったのですが、創元推理
  文庫版は数日前やっと購入しました。
  鮎川哲也さんの生年月日は「大正八年(一九一九年)ニ月十四日」
  で確定したようですね。

  手持ちの本で見てみると、鮎川さんの生年に関する記述は以下のように変遷?
  しています。
  同じ昭和41年発行なのに、「リラ荘…」では「人それ…」より1年早くなって
  いること、それより3年あとの「鍵孔…」では「リラ荘…」より3年遅くなって
  いるのが面白いですね。やはり作者が確信犯的に読者を惑わせて楽しんでいる
  ようですね。

 1)東都書房 日本推理小説大系13巻
     「鮎川哲也・日影丈吉・土屋隆夫集」昭和35年10月第1刷
    東京に生る。(注、鮎川氏は経歴不詳で有名である)…
 2)講談社 ロマンブックス 「砂の城」 昭和40年10月第1刷
    大正5年、東京に生まれた。
 3)    同     「人それをを情死と呼ぶ」 昭和41年2月第1刷
     大正5年、東京に生まれた。
 4)日本文華社 文華新書「リラ荘殺人事件」  昭和41年10月第1刷
    著者は大正四年に東京に生まれ、…
 5)光文社 カッパ・ノベルス 「鍵孔のない扉」昭和44年6月 初版
    大正七年(一九一八年)東京生まれ、。
 6)角川書店 KADOKAWA NOVELS 「王を探せ」 昭和56年初版
    大正の生まれ。

 ミステリー文学資料館 土曜日も開館とは「一般的に」いいニュースですが、
 私は複雑…。「ウイークデイでも気兼ねなく行けるのが定年生活の特権、その日は
 もう近い…」とわくわくしていたのに…。

 森下 祐行様

  私は、会社を休んで行ったことありますが、それでもまあ「まっとうな」
  会社員と思っていますが…(^o^)。


No.88 (2002/02/07 07:05) title:深くて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

扉野さん、森ミヨシさんのこと、知りませんでした。
 「ぷろふいる」には、記事を書いているのでしょうか、
 光文社文庫の目次が注目されますね。

  創刊号では、東京支社の住所、2号では、編集部の
 住所が、九鬼さんの住所でした。2号で、東京支社は
 書かれていませんので、最初だけのようです。
  3,4号で、支社の住所が、松富町になり、5号の
 昭和22年、12月では、神戸市になるようです。

  小林さん、似顔絵はそこからきていたのですか、
 「小説」にも、おもしろいことが分かりそうで
 刺激的です。

  金光さん、紛失する、と言うことがやはりある
 のですね、除籍印のない本を入手した時には
 とても気になります。


No.87 (2002/02/07 02:02) title:自社媒体ばっかりから選んでいないのは善し
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.200.40.195])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

ミステリー文学資料館土曜解禁 (は、ヘンか) は慶事ですね。
今まで夜勤シフトのときに眠い目こすりながら閲覧していたのが、かなり
楽になりそうです。

それから。
すみません、金光の風眼を許してください。小林さん、西尾正のこと御教示
ありがとうございました (昨年11月11日書きこみ)
そうでしたか、ぷろふいる社『新人傑作探偵小説選集 9年版』に掲載の西尾
作品は「土蔵」だったのですか。「新青年」初出の作品が選ばれたというと
ころがポイントでしょうね。てっきり、自分のところの雑誌に出た「海よ、
罪つくりな奴」を採ったとにらんでいましたが、とんだ見くびりだったよう
です。
自分のところだから、とかじゃなくて、作品主体で選ぶようにしていたの
ですね。
あの後、じつは『新人傑作 探偵小説選集』も調べようと国会図書館行った
のです。そうしたらなんと、この本紛失している! だーれーだー。


No.86 (2002/02/07 01:28) title:熊谷市郎の似顔絵は
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.167])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

トビラノラビット さん
 「sumus」8号の、池内素江さんインタビュー「熊谷市郎さんの横顔」、拝読しました。
 今まで断片的だった熊谷市郎さんの生涯が、インタビューにより繋がって、探偵雑誌との関わり方も、良く解りました。
 トビラノラビットさんと池内素江さんの、不思議な縁が、ここまで熊谷市郎さんの生涯を発掘する事に繋がったと思うと、感慨深いものがあります。
 
 たまたま手元に本が有ったので、ご質問にお答えします。
 『探偵小説百科』に引用されている、熊谷さんの似顔絵は、「探偵春秋」第一巻二号(昭和11年11月号)の、「らくがき」というコラムに掲載されていたものです。
 「らくがき」は、「探偵春秋」に不定期に掲載されていた、探偵作家を紹介する1頁のコラム。
 大阪圭吉ファン頁の、大阪圭吉の似顔絵も、別の号の「らくがき」から、転載したものです。
 
 ついでに、戦後版「ぷろふいる」の2巻2号(昭和22年8月発行)に掲載された、九鬼澹のエッセイ「誰彼のこと」によると、この時点で堀場慶三郎さんは亡くなっていた様です。
 池内素江さんインタビューで、雑誌「小説」に日本画家の絵が表紙として使われていた理由が、納得行きました。
 熊谷家に有ったという林武の絵が、熊谷さんの関わった雑誌の表紙に使われいないか、捜してみたくなります。

とだ さん
 ミステリー文学資料館のニュース、ありがとうございます。
 やっと、土曜も開館するようになりますか!
 これで、ミステリー文学資料館へ調査に行かない言訳が出来なくなってしまう…(笑)
 月−金しか開館していないと言うことは、まっとうなサラリーマンや一般人を相手にしていないと云う事で、それではいけません。
 6月になったら、絶対に行ってみます。


No.85 (2002/02/06 21:25) title:池内素江さんインタビュー
Name:トビラノラビット ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)][210.153.137.28])

去年の夏にした、熊谷市郎さんの長女、
池内素江さんのインタビュー、ようやく
活字にすることができ、少しずつですが
熊谷市郎さんの追跡をすすめています。
すでに桜さんが言及してくださっていますが
小さな事実からまた判ってくることがあれば
うれしいです。
今回のインタビューでも触れていますが、
私の祖父と素江さんとに不思議なつながりがあり、
そのことが私にとって熊谷市郎さんを調べようという
大きな推進力でした。
これからも、こつこつと判明した事実を報告していくことが
できればと思います。
思いあたる調査は『ぷろふいる』
創刊に深く関わったと思われる都新聞の編集者だった
森ミヨシが、新聞紙上に『ぷろふいる』に関連した記事を
書いていないか、など調べる予定でいます。
ところで九鬼紫郎氏の『探偵小説百科』に清水昆描くところの
熊谷市郎さんの肖像が掲載されており、以前そこから私の拙文にも
孫引きさせてもらったのですが、この肖像は『ぷろふいる』誌上
に掲載されたものなのでしょうか? 小林文庫さんの大阪圭吉のページ
で用いられている肖像も清水昆が描いたものだと記憶しているのですが、
同じ出典なのか気になっています。御教示いただければと思います。


No.84 (2002/02/06 07:10) title:まだまだ
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 古書店で、青木喬介著『子猿の猿吉』、北信書房、
 昭和21、を入手。
  少年探偵小説がある著者ですが、童話があるとは
 知りませんでした。

  手元にあるのを見ますと、昭和22年、二冊、
 昭和25年、一冊。
  まだまだ、出てきそうです。  


No.83 (2002/02/05 09:58) title:迷子です。
Name:佐藤弘二 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)][211.127.126.10])
Email:km3k-stu@asahi-net.or.jp
URL:http://www.asahi-net.or.jp/~km3k-stu

googleの検索で偶然辿り着きました。折角ですから、汚して行きます。
実は掲示板とゲストブックの違いを探していました。
此方は探偵小説の会議室ですか。場違いでしたらご容赦下さい。
ボストンの探偵は好きです。犬を飼ってる女プロレスラーの続刊は待ち遠しいです。最初に読んだのは、Yの悲劇、学習雑誌の付録でした。


No.82 (2002/02/05 09:31) title:土曜日はありがたい
Name:森下 祐行 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)][61.194.39.66])
Email:magic@moon.email.ne.jp

ミステリー文学資料館の土曜日開館はありがたいですね。
これまでは、まっとうな(笑)会社員が利用しようとしたら、会社を
休んでいかなくちゃ行けなかったですから。

もっとも、まっとうな会社員はあそこを利用しないか?


No.81 (2002/02/05 07:34) title:生誕102年
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

新刊で、『新樹 −山手樹一郎生誕102年記念号ー』
 小池書院、2002.2.11を購入。
 雑誌のように、「号」がありますが、同人誌があった
 ため、このようにされたのでしょうか。厚くて、800円。
  年譜もあります。
 小林さん、「くろがね 会報」の編集兼発行人の記載は
 年譜にはありませんでした。しかし、その頃、他の雑誌
 の編集もされていたのですね。
  実際は、生誕103年のようです。

 とださん、土曜日も開館になるということ、利用者がます
 ように思われますね。


No.80 (2002/02/04 22:04) title:ミステリー文学資料館
Name:とだ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)][202.214.234.82])

土曜日開館のお知らせ

ミステリー文学資料館では、2002年6月1日(土曜日)より、土曜日を開館する運びとなりました。
5月1日、年末12月27日〜1月5日と、日曜、祝日の閉館日を除いて、毎週土曜日を開館日といたします。(祝日にあたる土曜日も)
開館時間は通常と同じ午前10時〜午後5時(入館は4時半まで)。
どうぞ、ご利用ください。

……というお知らせが掲示されていました。さて、入館者数はどうなるでしょうか?


No.79 (2002/02/03 12:12) title:そんな折
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

下と同じ雑誌には、趣味誌のことが書かれて
 いました。
  また、「発禁本 III」平凡社には、「戦後
 の趣味誌状況」が掲載されていて、刺激的です。
 「琥珀」、「マイコレクト」などは当時のミステリ
 同人の方の出された雑誌でしょうか。
  そんな折、戦後すぐのミステリに造詣の深い
 人から、当時出していた趣味誌をいただきました。
  これらはどのくらいあるのか検討がつきません。


No.78 (2002/02/02 07:46) title:熊谷市郎さん
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.214.94.144])

 小林さん、お役にたててうれしいです。
 ところで、書き込みの時間、2が並んでいます。
 確率的に起こりそうにないですね。
  出ました「sumus 8」。「熊谷市郎さんの
 横顔ー池内素江さんに聞く」聞き手 扉野良人、
  池内・それそれ、九鬼さんの家だ。
 ということで、東京支社の住所が確認されています。
  昭和21年のあと、3号のでた、昭和22年には、
 中野区鷺宮から、神田区松富町に移転。これは誰の
 住所でしょうか。九鬼さんは、昭和30年6月調べ
 でも、鷺宮におられます。新たな疑問ですね。
  扉野さんの関係者も登場し、展開に驚きます。


No.77 (2002/02/02 02:02) title:訂正
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.169])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

受け取ったのは、31日でした。

 「くろがね 会報」の写し、昨日(31日)に受領しました。

一応訂正しておきます。


No.76 (2002/02/02 01:57) title:「くろがね 会報」ありがとうございました
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.169])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

桜 さん
 ご連絡が遅くなってすみません。
 「くろがね 会報」の写し、昨日(30日)に受領しました。
 大変ありがとうございます。
 これで、大阪圭吉のエッセイ蒐集も、かなりのところまで進んで来ました。
 近いうちに、「大阪圭吉ファン頁」で、公開させていただくつもりです。
 本当にありがとうございました。
 
 遅れ馳せながら、創元推理文庫版『黒いトランク』を購入。
 光文社文庫版では帯に、創元推理文庫版では裏表紙に、同じ乱歩の推薦文が書かれているのが、なんとも。
 そこまで同じにならなくても…。
 桜さんが確認された、鮎川哲也の生年月日や経歴も、拝見しました。
 今まで、あえてあやふやにしていたものを、明らかにした。
 それは、良いのですが、ご本人の口から(文で)明らかにして欲しかったような気がします。
 解説鼎談を読むと、決定稿と言うのも、編集者が大枠を決めて、鮎川哲也に承認してもらった、と云う風ににも読めて、何か素直に喜べないものが、有ります。
 (妄言失礼)

やよい さん
 日経新聞 エッセイ、読みました。
 ご紹介、ありがとうございます。
 一応正しい日本のサラリーマンとして、日経新聞は自宅購読していました。
 乱歩の土蔵は、山前さん新保さんが調査していたと思ったら、その後浜田雄介さんや横井司さんも調査して「乱歩の手紙の写し」を発見。
 その他に、江戸文学については長島教授が調べている、と言うことなのでしょうか?
 それぞれ、分野毎に、別の専門家に調査を依頼している、のでしょうか?
 いずれにせよ、充分な調査をして、完璧な蔵書目録を発行して欲しいものです。

 その「乱歩の手紙」の原本(実際に横溝正史が受け取ったもの)が展示されている、世田谷文学館「江戸川乱歩と横溝正史・大藪春彦・仁木悦子」展に行って来ました。
 乱歩の手紙は、やはり熱く海外の探偵小説について語っている物でした。
 常設展に併設という形だったので、規模が小さいことと、カタログ/パンフレットが作成されていないのが残念でしたが、仁木悦子の創作ノートや、乱歩の情熱に接することができ、満足でした。

 藤原編集室HPで、井上良夫の『探偵小説のプロフイル』未収録エッセイの公開が始まっています。
 これは、嬉しいです。


No.75 (2002/02/01 07:09) title:紙ではなくて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

いくつか入手していますが、そのなかでも、
 「慰問文庫」と表紙に印刷された、
 「武芸の極意」行友李風、昭和18
 は、第1輯。他に、あるのでしょうか。

  『海底トンネル』東水社、昭和18
 のある著者の、『最後の魔天楼』
 六合書院、昭和19、も購入。

  乱歩の土蔵、蔵書目録の完成は近いので
 しょうか、できれば、紙ではないほうが
 いいですね。
 


No.74 (2002/01/31 07:51) title:乱歩の土蔵
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 4.0)][4.17.136.6])

今朝の日経新聞 文化欄に「幻影城の書物蒐集狂−江戸川乱歩が残した江戸文学の蔵書を調査」と題する長島弘明教授のエッセイが掲載されています。
江戸文学が専門の著者は平井家の依頼を受けて調査を行っているとのこと。
収蔵品は後の作品に影響を与えているものも多いようです。


No.73 (2002/01/28 07:41) title:お手元に
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

下のことを正確にかいておきますと、
 「日本ミステリー事典」所収の、山前さんによれば、
 鮎川哲也の項で、1919.2.14?
 とされているので、?を除くだけで済みます。 
  原田さんによる、光文社文庫の、エッセイでは、
 「三歳も」とされているので、こちらは1919年
 生まれとなります。月日までは触れられていません。

  小林さん、水曜日にはお手元に届きます。


No.72 (2002/01/27 08:01) title:年月日について
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][218.43.230.86])

創元推理文庫「黒いトランク」がでて、いくつかの
 ことが確認されていました。

  やはり、生誕日は、いくつかありましたが、山前さん
 が書かれていたのが正しい年月日でした。
  もちろん、その前にでた、文庫での原田さんの文章は
 それに関して、本当に正確な情報を与えていたのですね。
  


No.71 (2002/01/26 07:17) title:杉並二郎
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][218.43.229.163])

末永さんの渾身の仕事が続いています。「彷書月刊」
 2月号。那珂良二さんについてのインタビュ。

  杉並二郎の登場。「実話雑誌」での筆名のようです。

 あれっ、と思い、何年か前のノートを見ますと、これは
 どこかで見て、項目をメモしただけで、雑誌が手元にない
 のが残念です。雑誌をどこで見たのか、メモがありません。
  「杉並二郎」が登場しています。
 私は、柏木亘などの筆名を持つ、他の人と考えていたのですが、
 雑誌「月刊実話」には
  「犯罪実話 血染の魚有(一字です)切包丁」  杉並二郎
 とあります。昭和23年です。三角寛も書いています。
  これはおそらく同一の人でしょうか。そして、読み方によれば、
 南洋とも読める人も登場しています。南洋一郎の変名でしょうか。

  芦辺さん、本は購入しています、エピソードの発掘が大変そう
 ですね。

  民俗の方面から、依頼。何を示せばいいのでしょうか、悩みが
 たえません。
 


No.70 (2002/01/26 01:09) title:旭堂南湖さんの会・告知
Name:芦辺 拓 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.2.89.238])
URL:http://ashibe.hoops.ne.jp/

 こちらのゲストブックでご縁が生じました旭堂南湖さんの探偵講談の会が下記の通り開かれます。ぜひおいでください。演目は今回が完結篇で、いよいよ怪人対巨人の戦いとなる由。ぜひご参集の程を。

----------------------------------------------------------------------
 『第三回 名探偵ナンコ』―よみがえれ!探偵講談―

 日時 1/27(日)
 会場/Team火の車稽古場「デジタルエイト(旧関西テレビ)地下一階」
  (JR大阪駅・地下鉄梅田駅下車徒歩十五分程/北区西天満6-5-17)
 開場/6:00 開演/6:30
 料金/1000円
 出演/旭堂南湖「長講一席/探偵講談・ルパン対ホームズ 第二章」(原作/白雲斎楽山)
    旭堂花鱗「開口一番」

  「対談・探偵講談と探偵小説あれこれ」(with 芦辺拓)
----------------------------------------------------------------------


No.69 (2002/01/25 07:31) title:来週には
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、名古屋周辺、私も注目しています。探求している
 のも、名古屋でだされたものが多いのです。

  「物語」、私は、「ストーリー」と間違えていまして、最近
 ことなるものと気付きました。「物語」入手に苦しんでいます。

  「にっぽん」、これも間違えやすいもののひとつですね。店頭で、
 「別冊読物 1 探偵と捕物特集」にっぽん文化出版・別冊読物号、
 昭和23、の表紙には、見た目には、「にっぽん 別冊」と読めて
 購入。しかし、先の雑誌名でした。

  平山さん、お役にたてて嬉しく存じます。昭和20年代、注目
 していますが、探求はたいへんです。

  河出文庫、今週はじめに、「楠田匡介名作選」拝受しています。
 ありがとうございます。 
  小林さん、来週はじめに、送付する予定です。急ぎの仕事で、
 時間を取られてしまい、遅れてしまいました。


No.68 (2002/01/25 00:32) title:「にっぽん」など、圭吉作品の初出誌調査は…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.158])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 金光さんには、なんどか問いかけをいただきながら、ご返事できませんでした。
 ここで、私の大阪圭吉作品の「初出誌」の調査状況を、まとめておきましょう。
 「大阪圭吉の掲示板」の方に投稿していただいたことも踏まえています。

 まず、雑誌「にっぽん」の書影は、「大阪圭吉ファン頁」に2冊だけ掲載してあります。
 A4サイズの薄い雑誌でした。
 敗戦後にも「にっぽん」と言う雑誌が発行されていて、紛らわしいですが、圭吉作品の掲載されている、名古屋新聞社出版部発行の「にっぽん」は、目録でも殆ど見たことがありません。
 とは言いながらも、某同人誌には「弓太郎捕物帖」ものが1作、再録されています。
 こんなレアな雑誌を蒐集されている方がいらしゃる、ということですから、掲載誌が全く無いと言うことも無いはず。
 いつか手に入ることを期待して、待ちつづけます。

 ちなみに、私が大阪圭吉の作品の収録機関について調べたのは、10年以上も前。最近は時間が取れず、全く調べていません。
 国会図書館も電子化されていない時代でしたし、まだまだ調べ残した図書館もたくさん有ります。
 その後、収蔵された雑誌も有るかもしれません。
 じっくり調べれば、初出誌を所蔵している機関は、見つかる可能性もあります。
 
 当時調べた機関は、
   国会図書館、 都立中央図書館、
   日本近代文学館、 神奈川県立近代文学館
   阪急池田文庫
   豊橋市立中央図書館、 新城市文化会館(図書館)、 名古屋市立鶴舞図書館、
 くらいです。
 阪急池田文庫には、「エスエス」や「映画ファン」などの、戦前の古い芸能誌が揃っていて、大感激しました。
 その時の感激が、「小林文庫」というHP名に影響しているくらいです。
 池田文庫では「戦線文庫」なども定期購読していたはずですが、文芸誌は保存対象外だったので、残っていないようでした。
 非常に残念。
 でも、戦前からある図書館には、古い文芸誌が残っている可能性は有る、ということではないでしょうか。

 大体、大宅図書館、三庚図書館、ミステリー文学資料館には、1度も行ったことがない(だって、土曜日が休館なので…)くらいですから、調査の甘さは、お分かりと思います。
 東海3県周辺の図書館や、京都や、大阪の、市立・府立図書館も、調べて見たいと思いながら、行く機会が持てません。
  (一応、WEB上の検索システムでは、調べました)
 横溝正史の蔵書のある世田谷文学館や、城昌幸の蔵書が寄贈された大田区立馬込図書館も調べなければ、いけませんね。
 大学図書館や、文学館などは、全く手がついていません。
 全くダメな調査状況ですが、逆にまだ期待はある、と言うことですか?(苦笑)

 雑誌「にっぽん」に関して言えば、東海3県・愛知県、岐阜県、三重県の図書館の図書館を、まず調べなければいけない、と思っています。
 名古屋市立、愛知県立図書館には問い合わせたことも有りますが、所蔵していないとの事でした。
 愛知県で、古くから有る図書館はどこなのでしょうね?
 愛知県内の図書館に所蔵している、郷土資料の目録と言うものも有りますが、ここには記載されていませんでした。
 こんなところ「東海地区の文学資料(文学資料・資料館など)」(http://www31.tok2.com/home/kindaibungaku/shiryou.htm)も、調べなければいけないですね。
 「にっぽん」は、中日新聞の前身の「名古屋新聞」の発行ですから、中日新聞社にも問い合わせる必要がある、と思いながら、まだ実行していません。

 なお、「にっぽん」は名古屋新聞社出版部発行ですから、当時の「名古屋新聞」には、毎月広告が掲載されています。
 それを調べれば、他にどんな作家が掲載されていたかは、解るはずです。
 「名古屋新聞」は国会図書館には所蔵されていますが、マイクロフィルムなので、調べるのに非常に時間がかかります。
 私は、昔調べたのですが、圭吉の作品についてしか興味がなくて、他の情報は何も残っていません。(大汗)
 せめてコピーでもしておけば…。
 ついでに書いておけば、「モダン日本」や「ユーモアクラブ」、「奇譚」、「名作」、「戦線文庫」という、圭吉の作品の掲載された雑誌は、毎月、新聞に広告を掲載していましたので、新聞縮刷版を調べれば、掲載作品は解ります。

 他には、早稲田大学出版局発行であろう「新天地」に掲載の「門出の靴」(早稲田大学図書館には所蔵していないようです)、北方文化出版社か読売新聞社の発行であろう「新国民」掲載の「誓ひの魚雷」(「新国民」は、元は北海道の雑誌で、何度か改題して、「週刊読売(今はまた違うタイトル?)」に引き継がれた)、くらいは真剣に調べれば見つかりそうですがねぇ。

 と、調べなければいけない場所は沢山あるのですが、実は一番残っている可能性が有るのは、大阪圭吉のご遺族の手元ではないでしょうか?
 「自筆作品目録」を残す几帳面さからしても、自作の掲載誌は、保管していた可能性が高いと、想像しています。

 藤原さんは、大阪圭吉のご子息と賀状を交換されたとか。
 何かの機会に、問い合わせていただけないかなぁ…。(と淡い期待を抱いてみました)


No.67 (2002/01/25 00:28) title:大阪圭吉関連 色々公開中
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.158])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 小林文庫です。
 またまた、黙り込んでしまって、申し訳ありませんでした。

 遅くなりましたが、渡辺啓助さんのご冥福をお祈りいたします。
 私の住んでいる群馬県とも縁のある作家で、県内に残っている資料など調べて見たいと思いながら、未だ果たせませんでした。

 金光さん、群竹さんのご尽力で、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)に、大阪圭吉の「香水紳士」が公開されました。
 ありがとうございました。
 おそらく、圭吉ただひとつの少女物ジョブナイルですが、文庫未収録の作品の中では、間違いなくお勧めできる佳作です。
 創元推理文庫で圭吉を好きになって下さった方は、ぜひお読み下さい。
 
 「藤原編集室」(http://www.bea.hi-ho.ne.jp/ed-fuji/)では、大阪圭吉の第一作品集『死の快走船』に寄せられた、甲賀三郎の序「大阪圭吉のユニクさ」を、公開していただきました。
 同時に寄せられた、江戸川乱歩の「序」は何度も再録されていますが、圭吉の恩師でもある甲賀三郎の言葉は、『死の快走船』以外では初めて読めるようになった物だと思います。
 大阪圭吉自身のあとがきも、藤原さんのHPで公開されていますので、是非あわせて読んでみて下さい。
 
 これはもうずっと以前からですが、群竹さんのHP「圭吉の部屋」(http://osaka.cool.ne.jp/keikiti/index.html)では、大阪圭吉の幻の処女作である「人喰ひ風呂」を読むことができます。
 こちらも、ぜひどうぞ。
 
 もうひとつ、「東京「探見」・文学散歩」(http://www.icnet.ne.jp/~seikoh/)というHPで、大阪圭吉の東京での旧居を訪ねる、探訪記を公開していただきました。
 圭吉の住んでいた場所はどんなところだったのか?
 大阪圭吉と小石川(http://www.icnet.ne.jp/~seikoh/ohsaka.htm)で、公開されています。
 こちら「東京「探見」・文学散歩」は、文豪の旧居や、名作の舞台を探して、東京各地を訪ねた、探訪記の記録。
 文学好き、散歩好き(私もだ!)には、自分でも尋ねて見たくなるようなレポートが満載です。
 ぜひ、トップページからどうぞ。
 
 最後に、私が作成している「大阪圭吉ファン頁」(http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/oosaka/)でも、圭吉の未収録エッセイや、初出雑誌の書影などを、掲載しています。
 これからも、増やして行く予定です。
 一度遊びに来て見てください。

 藤原編集室の「編集日記」によれば、東京創元社から刊行された文庫は、出版元では在庫切れになったとか。
 早く増刷して、第3巻、第4巻が刊行されるようにならないでしょうか? なると良いですね。


No.66 (2002/01/25 00:24) title:2002年5月12日 徳島で日下三蔵氏講演会 開催決定です 
Name:徳島 海野十三の会 小西昌幸 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][210.142.254.73])
Email:hardstuf@mail3.netwave.or.jp

徳島の「海野十三の会」理事の小西昌幸です。
お世話になっております。
今年の海野十三忌講演会の日程と講師先生が確定しました。
5月12日(日)午後2時から
阿波観光ホテル4階ホールで、日下三蔵さんの講演会を開催します。
1月24日夜の最高幹部会でGOサインが出たので、
発表させていただく次第です。
もちろん日下さんにはすでにOKをいただいています。
詳細決まり次第お知らせいたします。
皆さん、どうかご支援ください!


No.65 (2002/01/24 21:21) title:お礼
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.195.10])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp
URL:http://page.freett.com/Shoso/index.htm

桜さん、
いただいた情報をHPに掲載しました。重ねてお礼を申し上げます。またおそくなってすいませんでした。


No.64 (2002/01/24 07:53) title:少しずつ
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『日満殺人事件』久我荘太郎(昭和11年)を「別冊太陽」
  で見て以来、久我名義をさがしていますが、行きつくのは
 昭和16から18年の本です。戦後もありますが、荘多郎
 となっています。
  目録で、戦前では、16作目、『疾風大村戦勝』昭和17
 を確認。
  荘太郎名義にいきあたりません。

 金光さん、「香水紳士」、その他、資料発掘、大変そうですが、
 いい仕事ですね。西尾正のもの、これは文章となるのでしょうか。
  「にっぽん」ではないですが、このところ、「くろがね」関係は
 少しずつあつめています。
 


No.63 (2002/01/24 00:19) title:大阪圭吉の少女ミステリ「香水紳士」をどうぞ
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][61.122.37.162])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp
URL:http://www.aozora.gr.jp/cards/osaka/kosui_shinshi.html

群竹さんもおっしゃられていますが、渡辺啓助さんが白珠楼中の人となられたその日、青空文庫に大阪圭吉「香水紳士」(ようやく)登録される。
約60年ぶりの復刻に、自分がいささか関われたのは光栄ではある。
逝く人があり、永く残ることを保証された作品が残る。

この次は「水族館異変」(「モダン日本」昭和12年6月号)を入力しなければなりません。忙しいことです。
こちらはまたがらりと変わって凄愴な作品で、初出以来、埋没したままなのは解せません。
それから西尾正もやらねばなりません、黒岩涙香「怪(あやし)の物」もあります。酒井嘉七はおもしろいのでしょうか?
日下さんや東雅夫さんらの活躍を見ていると「それじゃ俺も」とやってみたくなりますね。田舎物の厚かましさです :-)


No.62 (2002/01/23 07:22) title:古書展で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

雑誌「サライ」2002年第2号、愛好家7名登場。
 「古書蒐集入門」。横田さんの、昨年の、東急東横店
 でのひとこまがあります。
  2日目に行かれるそうです。
 
 私は、何も入手できず。

 写真を見ると、鮮明なので、あれっ、知らぬ間にとられた、
 と言う人がいるのではないでしょうか。
  古書展の写真は、近頃、ひさしぶりかもしれません。


No.61 (2002/01/22 06:35) title:全集で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 最新刊の本が行方不明のため、国書刊行会の『聖悪魔』
 1992.8月から、「偽眼のマドンナ」を読みました。
  短編が読みたくなる作家です。渡辺啓助さんの
 全集を文庫で読める日がきてほしいです。

  光文社文庫の『金田一耕助の帰還』2002.2月
 の奥付け、○Cでは、Takako Yokomizo、の方が
 いいのではないか、と思いました。

  大塚さんの考え、上下とは思いつきませんでした。
 二倍が説明できるように思われます。


No.60 (2002/01/21 22:46) title:訂正 渡辺啓助
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.76])

つづりを間違えました。謹んで訂正いたしますとともに、恐らくは最後の明治生まれの戦前派作家のご冥福をお祈りしたいと思います。


No.59 (2002/01/21 22:37) title:又々「海外探偵小説作家と作品」の箱
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.76])
URL:http://www.asahi.com/obituaries/update/0121/004.html

昼休みにふと思ったのですが、結局、ビニール装なので、上下や角が折れないように両側からはさむのが目的で、上下に余裕を持たせたのではないでしょうか。
ところで、渡辺啓介氏死去とのこと。


No.58 (2002/01/21 16:54) title:短編を読む予定です
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

東京創元社のHPを見て、驚き。

 全作品が文庫で出て欲しい、と思います。

 ご冥福を祈ります。


No.57 (2002/01/21 07:43) title:見たように
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

じねんさんの考えで、納得されてきました。箱には、
 なくてもいい、ということも多少ありますが、やはり、
 欲しくなります。
  大塚さんに、さきに測られてしまいましたが、たしかに
 そのくらいの隙間があります。
  ページ数と箱の厚さには関係があるならば、ページ数
 から、箱は決まりますので、箱の厚さのスタンダード
 があるようにも思いますね。ここから、ページ数は
 決まるのでしょうか。

  金光さん、最近、成果をあげられておられますので、
 「にっぽん」が見つかればいいですね。書影を見たように
  思えるのが、福島鋳郎さんの、大判の本です。
  うらやましく思うような本でした。情報でした。


No.56 (2002/01/20 23:36) title:昔の自分の発言読んで
Name:金光寛峯 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][210.232.179.10])
Email:KFF02766@nifty.ne.jp

「防衛資料館か各地の戦争資料館あたり行けば、遺族から寄贈された戦中発行物
残っているのでは。ひとつ行ってみるか」という旨、書いている自分の書き込み
があるのに気が付き、困る (いや、困るというか焦るというか)。
うーん、いつ行けるのやら。
ところで弓太郎捕物帖を連載していた「にっぽん」、だれか著名な作家が書いて
いたとか (大阪圭吉掲示板 No.333)、無いのでしょうか。それがあればなぁ。
ちなみに今日は大佛次郎記念館 (神奈川近代文学館のお隣り) を覗いてきたの
ですが「にっぽん」は無いようです。残念。


No.55 (2002/01/20 23:24) title:又々「海外探偵小説作家と作品」の箱
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; Q312461)][211.14.202.76])

>箱の内法(のり)と本体上端の差は10mmでした。
>5mmというのは微妙なところですね。
あくまでも目分量ですので。ただ、10o以内5o以上程度でしょうか。振ると上下に動いてカタカタなります。

>鷹見緋沙子
藤沢駅前で文庫を3冊見かけました。1冊千円以内でしたが、別名義とダブりなので買ってません。それから、幡ヶ谷では乱歩文庫のNO.59〜65がビニ本状態で揃っており、ダブってない分をバラ買い交渉しましたが、駄目だったのでこれも見送りました。


No.54 (2002/01/20 20:55) title:バカだ!
Name:じねん ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.165.154.15])
Email:sa-jinen@roy.hi-ho.ne.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend/6308/

だから、「珀」じゃなくて「伯」なんだってば!
オマヌケ野郎です(トホホ…)。


No.53 (2002/01/20 20:54) title:やっぱり…
Name:じねん ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.165.154.15])
Email:sa-jinen@roy.hi-ho.ne.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend/6308/

漢字間違ってましたね(笑)。「瑠珀」でした!

桜さん、いわいさん色々有り難うございました。かなりすっきりしました。
とにかくミステリ好きの友人達にかたっぱしから聞いてみたけど、全く手掛かりがなかったんですよ。
ちなみに私が持っているのは「創刊号」(問題小説SPECIAL)LUPIN 1980夏季号となっております。
そして非常に残念というかココロナイ仕打ちを受けており、なんと鷹見緋沙子『覆面レクイエム』が、そっくりノドから削り取られているんです(嗚呼…)。古本屋め、ビニール袋に詰めて売るなよなー!(怒)。

ところで私は印刷屋に勤めてまして、製本関係は少々ハタケ違いなんですが、箱と本の大きさの違いは、考えられるケースとして製本してしまってから落丁か乱丁を現場で「発見」したことも考えられると思います(実は結構日常的にあります)。
その場合、一旦製本したものを壊して、正しく刷り直した「折り」と差し替えてから、もう一度仕上げの断裁をし直すのです。
当然、当初の大きさより一回り小さくなりますね。
箱は恐らく箱専門の会社で造本設計書通りに造るわけですから、出来上がった本と大きさが食い違うのです。
もちろん、造本設計書を作成した営業のミスとか、受け取った箱制作会社の側で数字を読み違えたというケースもありうるでしょう。
いずれにせよ、本を刷っている会社と箱を制作した会社と両者に発注した出版社の営業とのコミュニケーションにどっか問題があったのではないでしょうか?


No.52 (2002/01/20 20:10) title:又々「海外探偵小説作家と作品」の箱
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.132.55.59])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 大塚様

  大塚さんの書きこみ見まして、今スケールで計ってみました。
  箱の内法(のり)と本体上端の差は10mmでした。
  5mmというのは微妙なところですね。
  いよいよ奇々怪々というべきか…。箱については桜さんの見解も
  一理ありと思いますが、初版でありながら、本体の大きさが違う
  というのも不思議です。


No.51 (2002/01/20 18:44) title:「海外探偵小説作家と作品」の箱
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; Q312461)][211.13.95.199])

手元の復刻版も5mm位空いてます。


No.50 (2002/01/20 11:48) title:説明で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

岩堀さん、思わず、復刻版のものと比べてみました。
 箱の製造所のちがいというものはないでしょうか。
  カバーがなければ、コピーで満足し、箱がなければ、
 なぜか、さびしくなります。

  小林さん、「くろがね」について、すっきりしました。
 ありがとうございます。それにしても、通巻では、百冊を
 こえていますね。

  光文社文庫、9巻目の「「探偵」傑作選」がでて、あと
 一巻になりました。表紙には、もうひとつ、動物、または
 花、その他が小物として登場しています。気付きません
 でした。「傑作選」のタイトルと女性の向く方向には、
 巻ごとにちがうだけで、規則性はありませんでした。
  9巻では、女性は、こころなしか、うつむいています。


No.49 (2002/01/20 10:54) title:「海外探偵小説作家と作品」の箱
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][61.125.204.85])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 末永さん、桜さん

 先日、乱歩「海外探偵小説作家と作品」の箱について
 書きこみましたが、コメント有り難うございました。

 その後、ある古書店で同書(初版・箱入り)と、「続幻影城」
(再版・箱なし)が並んでいるのを見付けたのでその場で比べて
 みたら、「海外探偵小説…」の方が「続幻影城」より本体が
 明らかに大きかったです。それで、その「続幻影城」を購入
 して私の手持ちの「海外探偵小説…」と比べてみると本体の
 大きさは全く同じでした。
 つまり、その古本店にあった「海外探偵小説…」と私のもの
 (こちらも初版です)とは本体の大きさが明らかに違うという
 ことで、どうもこちら(私の方)の本体が「規格外れ」のよう
 です(箱は正常品なので隙間が大きい)。そう思って見ると、
 ページ本体より表紙カバー(人工皮革?)がやや小さめだし妙な
 本です。本来不良品として処分される筈のものが流出したのでしょうか。

 出版の世界では、そういことはよくるのかしらん…。
 


No.48 (2002/01/20 01:23) title:「くろがね会報」
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.149])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

桜 さん
 遅くなってすみません。

>   少し、時間がかかりますが、該当部分を送付いたします。
>  お待ち下さい。

 もちろん、余裕の有る時で結構です。
 いつでもかまいませんので、是非よろしくお願いします。

>   つまり、「くろがね」会報には、「くろがね」会報改題(1巻6号)
>  と、奥付にはかかれていて、また、表紙には、「くろがね」と横
>  書きで示されて、その下に、会報、とあります。会は旧字です。

 「くろがね会」の「会報」は、
 ◇ 誌名を「くろがね會報」として昭和16年10月に創刊(1巻1号)
   昭和17年2月に2巻1号を発行して終刊
 ◇ 昭和17年3月に発行の号から、誌名を「くろがね」に改題
   巻号を1巻1号から付け直したようです。
   手もとのコピーでは、改題後の「くろがね」には、「改題 第×巻 第×号」と書いてあります。
   桜さんのおっしゃる通り、表紙は 「くろがね」大きく書かれ、行を変えて「會報」となっています。

 ちなみに、「くろがね會報」の方の、1巻2号から2巻1号は、長谷川時雨が組織した女性運動(?)の会「輝く会」の機関誌「輝ク」と合併(合流)し、「くろがね會報」と「輝ク」のタイトルが併記されています。
 フェミニズム運動的にも、重要な資料のようです。
 
 ...などと書いていますが、以上はすべて神奈川近代文学館の「新聞雑誌目録」の受け売りです。
 詳しい事は、全く知りません。 (汗)

>   中さんのHPをみますと、「くろがね」が解説されています。
>  なぜか、波長が同期していて、勉強になります。

 そうですね。
 私も気付いていて、中さんのHPの記述とからめて、RESしようかと考えていたら、間に合いませんでした。(笑)
 乱歩もくろがね会の会員だったので、乱歩の逸文なども、有るかもしれないですね。
 私の手元には、大阪圭吉関係の部分のコピーしかないので、乱歩を始め他の作家の事は解りません。(大汗)

 以上、桜さんへのご返事と云うよりは、この際「くろがね会報」について整理するために書きました。


No.47 (2002/01/19 16:25) title:よくわからなくて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.126.144.7])

今度は、「戦線文庫」を何冊か入手して、昭和16,17年
 のもので、こちらは、大阪圭吉の作品はありませんでした。
  そのかわり、あれっ、という文献がありました。
 また、山手樹一郎の作品があったり、昨日紹介した「くろがね」
 会報については、「改題」という意味がよくわかりません。
  「くろがね」という雑誌から「くろがね」会報に改題された 
 のでしょうか。

  つまり、「くろがね」会報には、「くろがね」会報改題(1巻6号)
 と、奥付にはかかれていて、また、表紙には、「くろがね」と横
 書きで示されて、その下に、会報、とあります。会は旧字です。
  編集兼発行印刷人は、山手樹一郎です。このあたりも、よく
 わかりません。

  中さんのHPをみますと、「くろがね」が解説されています。
 なぜか、波長が同期していて、勉強になります。


No.46 (2002/01/18 08:02) title:くろがね
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

「瑠伯」は、一冊ずつ集めましたので、通巻6号
 + 一冊で、いいのかな、と思っていました。
 いわいさん、ありがとうございます。
  休刊の弁がないので、継続してはいないのでしょうか、
 少し心配ですね。
  同じような体裁で、こちらは、問題小説増刊、とのみ
 かかれた「西村京太郎読本」1985年。ルパン、がかかれ
 ていないので、どうなのでしょうか。これも気になります。
  徳間書店の場合、SFアドベンチャー、のように、とんでも
 ないものがあるので、知りたくなります。

  小林さん、「くろがね」といわれる、「くろがね」会報
 には、たしかに、大阪圭吉のものが掲載されていました。
  どうやら、「くろがね」ではなく、会報がついていました。
  少し、時間がかかりますが、該当部分を送付いたします。
 お待ち下さい。


No.45 (2002/01/18 02:36) title:瑠珀の号数
Name:いわい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)][210.132.149.46])
Email:iy-iwai@ra2.so-net.ne.jp

 お久しぶりにお邪魔します。計6冊です。
 収録作品の一部は以下の通りです。別の所に書いたものの転載ですが。

◎「瑠伯」問題小説SPECIAL 1980夏季号(1980.07)
 「覆面レクイエム」鷹見緋沙子
 「マーキュリーの靴」鮎川哲也
 〈名作推理館〉「蒲団」橘外男
 「裸の江戸川乱歩 その知られざる素顔」(座談会)
   中島河太郎+花屋治+岩田豊樹

◎「瑠伯」問題小説SPECIAL 1980秋季号(1980.10)
 「闇からの狙撃者」鷹見緋沙子
 「料金不足の死体」都筑道夫
 〈名作推理館〉「海豹島」久生十蘭
 「ミステリーのあとは「男と女」の話をしよう」(対談)五木寛之+中島梓
 「運命の一言」横溝正史(エッセイ)
 「緋沙子考」鮎川哲也(エッセイ)
 「出会いの一冊」中井英夫(エッセイ)

◎「ルパン」問題小説SPECIAL瑠伯 1981冬季号(1981.01)
 「干からびた犯罪」中井英夫
 「デュッセルドルフの白い密室」高柳芳夫
 「幻の作家の正体から批評家待望論まで」(対談)鮎川哲也+土屋隆夫
 「入るは易く極めるのは難し=ショートショート調理法」都筑道夫+阿刀田高
 「名探偵へのラブレター」泡坂妻夫(エッセイ)
 「拝復、鮎川哲也様」鷹見緋沙子(エッセイ)
 「わたしの「暗件」」藤本泉(エッセイ)

◎「ルパン」問題小説SPECIAL 1981春季号(1981.04)
 「びいどろの筆」泡坂妻夫
 「散歩する死体」都筑道夫
 「フランス式探偵法」日影丈吉(エッセイ)
 「出会いの一冊」天藤真(エッセイ)
 〈ファン・インタビュー〉土屋隆夫
 ルパン ショート・ショート コンテスト 第1回入選作発表(都筑道夫・選)

◎「ルパン」 1981夏季号(1981.07)
 「乾いた死体」都筑道夫
 「採点委員」天藤真
 「代理母」鷹見緋沙子
 〈ファン・インタビュー〉泡坂妻夫
 ルパン ショート・ショート コンテスト 第2回入選作発表(阿刀田高・選)

◎「ルパン」 1981秋季号(1981.11)
 「ひらかれた闇」連城三紀彦
 「マルチン・ベックのテーブル」藤本泉(エッセイ)
 ルパン ショート・ショート コンテスト 第3回入選作発表(都筑道夫・選)
   ルパン賞「消防車が遅れて」井上雅彦 

 それとは別に、「問題小説SPECIAL●ルパン 赤川次郎読本」(1983.1)
があります。こちらは通巻は入っていません。


No.44 (2002/01/17 07:44) title:手に入れて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 古書展に出していたのが、次々ときて、あわてました。
 なかでも、代引きには困ります、値段が二倍になるような
 錯覚におちいりました。

  じねんさん、『瑠珀』、何冊かあります。そんなに多くは
 ありません。

  光文社文庫、カバーの印刷、男性周期律が、ただしく、
 今月の新刊から、男性週期律、と修正されました。

 平山さん、今日、おくります。


No.43 (2002/01/17 03:03) title:二週間遅れですが…
Name:じねん ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 95)][210.165.154.75])
Email:sa-jinen@roy.hi-ho.ne.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend/6308/

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

年始めの雑事にぐーるりぐるり振り回され、やっとこさ一息です。
自サイトでちっぽけな企画モノ(ミステリ系の公開文学賞?)を開催中ですが、UPするのにそれこそアップアップ(←嗚呼オヤヂギャグ)でした。トホホ…。

ところで『瑠珀』(←漢字合ってマスカ?)って雑誌をご存知でしょうか?
手元に1冊あるんですが、一体何号で廃刊になったものやら?サッパリです。
結城昌治さんがE・Sガードナーから読書の幅を広げていかれたことが分かって興味深く、また共感も覚えました(実は私もその1人なので…)。
現在『時の娘』(小泉さんの訳!)を読み始めたところですが、これからも幅広く色々なものを楽しんで行きたいですね。
「メインディッシュはミステリー」なんかは、ミステリ好きの裾野を広げて行くには絶好の1冊だと思うのだけど、どこかで新装版出してくれないかなあ?


No.42 (2002/01/16 23:08) title:黒いトランク
Name:タカハシ ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.191.221.242])

私も、光文社文庫「黒いトランク」を買いました。鮎川先生の私生活は謎につつまれていましたが、巻末の原田さんのエッセイによれば、生年が1919年ということと
現在、芦川澄子さんと結婚しておられることが判明して興味深かったです。


No.41 (2002/01/16 15:29) title:ありがとうございます
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.196.137])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

桜さま、

峯太郎の本の情報をおおくりいただけるとのことで、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。


No.40 (2002/01/16 15:07) title:ドイルの幻の作品
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.196.137])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

ニューヨークでは円高のためほとんど本はかいませんでした。
ただベイカーストリートイレギュラースの企画した新刊で、ドイルの「バスカヴィル家の犬」の第十一章と、いままでどこにも発表したことのない未完戯曲「暗黒の天使」がファクシミリ版となって発売されたので、かってきました。後者はワトスン博士がアメリカにわたり、「緋色の研究」第二部のアメリカを舞台にした話にからむという内容だそうですが、まだ読んでいません。英語なもんで…。


No.39 (2002/01/16 07:50) title:見つけて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

『別冊太陽 発禁本 III』2002,2月、平凡社
 が出ていました。これで、3巻、最後のようです。
  書影が並べられています、探偵小説もあります。

 河出文庫『楠田匡介名作選』、初出一覧をみていて、
 日下さんの完璧さに敬服しました。
 ・ルビが、ひらがな、カタカナまで、本文に拠っています
 ・「推理小説研究」に掲載されていない、2点も文庫に採用
 ・目次の題名と本文の題名が一致していない場合でも、
   本文を見て、そちらを採用
 などが目にとまりました。

 森さんが探しておられた「ロマンス」1巻7号、については
 金光さんがこれも十分に書誌情報があたえられていますが、
 かかれていない情報として、印刷納本が11月21日、発行が
 12月1日、でした。
  未整理の本から見つけました。


No.38 (2002/01/13 11:43) title:印刷を見て
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

岩堀さん、箱といえば、「コナン・ドイル全集」、たしかに
 それぞれの巻の印刷があるのですが、箱を流用したのか、
 別のものが印刷されています。
  昭和初期のものですが、資源不足からくるのでしょうか。

 光文社文庫、鮎川さんの「黒いトランク」、戦前から昭和
 28年までのことが、山前さんの解説でよくわかり、感服。
  ところで、一頁17行で、山田さんの文庫とはことなり、
 1行分すくないですね。厚さを見て、角川のものより厚くて
 改稿がされたのでは、と思いましたが、1ページの行数で
 増えたように感じたのですね。


No.37 (2002/01/13 09:11) title:若山三郎氏のミステリ
Name:森 英俊 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][61.114.8.199])
URL:http://www.tcn-catv.ne.jp/~mystery/top.html

末永さん

 若山三郎氏の最初のミステリではないかと思われるものに遭遇しました。
豊書房から1961年に刊行された『浮気な愛情』で、前半が明朗小説、後半が
謎解きという、なかなか凝った構成。容易に見当がつくとはいえ、意外な
犯人も用意されています。ホームページの新コーナー「古書徒然草」に簡単
なストーリーを紹介してあります。


No.36 (2002/01/12 23:23) title:いろいろ
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.206])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

オーナー様。
「南洋 一郎」さんの話については、『彷書月刊』2月号(1月25日発売)に書きました。本当は、実際の作品を見つけてから発表すべきなんですけど、とりあえず問題提起です。ご批判はあるでしょうが、ともかくご覧いただきたいです。

岩堀様。
ハコの貼り直しは春秋社本にあったと思います。芳林文庫さんの目録に何か書いてあったかと思います。


No.35 (削除済)
No.34 (2002/01/12 19:12) title:「箱」3題?
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.132.53.12])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 つい先日の朝日新聞に、喜国さん「本棚探偵の冒険」の装丁など
 紹介の囲み記事載ってました。3回振ったら本体が出るように箱は
 3回作り直したとか…。「3回」の「3回」とは出来すぎてるなあと
 思ってやってみたら、たしかにサッ、サッ、サッーですぽっと出て
 きましたね。

 正月3日に新宿京王から銀座松屋の古書展回りました。どっちか忘れ
 ましたが、桃源社版小栗虫太郎「人外魔境」(箱入り・帯なし)が
 あって、いくらかなと思って本体を出したらこれが「黒死館…」、それに
 ついてる値段票は「人外魔境 3000円」…。箱と本体が入れ替わる
 のはわからないでもありませんが、本体についてる値段票まで違っている
 とは…。こんなのは古書では「よくある事」なんでしょうか。

 乱歩の「海外探偵小説作家と作品」(早川書房・箱入り 昭和32年4月
 初版、昭和40年代前半に古本で購入)を持っていますが、高さ方向が
 凄く隙間が空いています。1cm近くありますから、誤差とかクリア
 ランスとかいうものではありません。私が思うに別本の箱(「続 幻影城」
 か?)を流用したのではないかと思うのですが(箱の題名は、直印刷では
 なく紙貼付)…。こういうことも「よくある」のでしょうか?


No.33 (2002/01/12 07:51) title:思わず
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.214.94.76])

未整理本のなかから、確認しました。
 「スリーナイン」昭和25、11に掲載の
 沙原砂一の「パッションマーダーケース」が
 雑誌「読物雑誌」昭和26,4、に再録。
 単なる、再録のようです。
  しかし、似たような名前の著者は、これを
 自分の作品としていないのが、不思議です 
 (鮎川さんのインタビューより)。
   
  未整理のなかに、「りべらる」昭和24,6
 の表紙をはりかえて、「読物傑作集 愛憎編」という
 雑誌を確認。奥付けは、「りべらる」と同一で、
 同一内容。グラビアに、原節子の姿があります。
  表紙には「改造」とされていました。驚きました。
 思わぬ発見でしたが、「りべらる」まで、という思いが
 します。


No.32 (2002/01/11 07:31) title:見てみると
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 小林さん、「紙型流用雑誌」の「探偵雑誌」、まだ入手
 していません。「スリーナイン」掲載までも、含まれて
 いるのですか、驚きました。
  掲載作品も、多種多用ですね。ありがとうございます。
 このような流用雑誌、確認しただけでも、10種以上あるよう
 ですね。
  「スリーナイン」掲載作品が他の雑誌に再録されていましたが、
 これも、ある種の「流用雑誌」でしょうか。
  どこかにまぎれて、探し出せませんが、不思議な思いで
 見たことを思い出しました。

 青木喬介さんのこと、「南極探検物語」の序文で、かなり
 素性がわかりますが、略歴までは明らかでないようです、
  青山喬介からの借用かな、とも思いました。
 


No.31 (2002/01/11 01:37) title:年末年始のお休みも終わって…
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.137])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 通常の勤務体制に戻ったため、またまたお返事が遅くなってしまいました。
 これからは、すべての書き込みにRESするのではなく、対応できる話題にだけRESする事にさせていただきます。
 ご了承下さいませ。

 市内の書店を駆け巡って、光文社文庫『笑う肉仮面』『黒いトランク』『「探偵」傑作選』、河出文庫『楠田匡介名作選』を購入しました。
 古書価に換算すれば、ゆうに10万円超えるものですね。
 それぞれ、装丁や解説にも凝っていて、書きたいことも沢山有りますが、時間も無いので(笑)、ここでは一言、『少年探偵王』はどうなったのでしょうか?

 祝!
 創元推理文庫『銀座幽霊』『とむらい機関車』が、「2001年 猟奇の鉄人が選ぶ13の椅子」第1位に選出されました!

桜 さん
 「探偵雑誌」は、その後も刊行されているのですか!?
 きっと、1号雑誌だろうと、思いこんでいました。

 たしかに、香山滋「猟奇館スフィンクス」(「ロック」2巻9号より流用)は再録されています。
 他には、山田風太郎「みささぎ盗賊」(「ロック」2巻9号)
     横溝正史「蝙蝠と蛞蝓」(「ロック」2巻8号)
     水谷準「青春の悪魔」(「ロック」2巻6号)
     宮野叢子「哀しき錯誤」(「スリーナイン」昭和25年11月)
 なども掲載されています。
 これは、ネットでリストを公開している、あの方やあの方にも、お知らせしておかなければいけなかったですね。
 素性の解らない雑誌だったもので(汗)

> 他の目録で、「少年探偵小説 煙のごとき魔」のある青木喬介の、
 青山喬介とは、関係有るのでしょうか?

末永昭二 さん
 お帰りなさいませ。
 今年もよろしくお願い致します。

 帰省中も、沢山成果があったようで、成果の発表を期待しています。
 ところで、「南 洋一郎」と「南洋 一郎」の話は、どうなったのでしょう?

 で、「つくり本」と言うのですか!?
 確かに、上記雑誌も、頁によって活字が違ったりしています。

風々子 さん
> 駅前の古書展は買いたいと思うものは何もありませんでした。
  彩古さんが行ったから?

> 岡山のMについてはkashibaさんの掲示板の私の書き込みをご覧ください(笑)
  kashiba さんの掲示板を見たから、尋ねたのです(笑)
> ここでは春陽文庫未収録の人形佐七シリーズが一歩前進しました。
> これに関してはM2です。
  毎年、横溝正史の成果が有りませんか?
  一度は行ってみたい、古書店ですね。

 それにしても、皆さん購入した本をキチンと記録されているのですね。
 私は、記録を残していないので…… (>_<)

やよい さん
 昭和30年代のクラブ雑誌となると、全く解りません。
 9月号に11月号の予告広告、と言うところが気になりますが…。
 10月号か、もっと後の月の可能性は?
 どなたか、詳しい方はいらっしゃいませんか?

界王神 さん
 はじめまして。
 bk1 で調べてみると。

   『うちへ帰ろう』(文研じゅべにーる)
    著者: B.バイアーズ作、
        谷口 由美子訳、今井 弓子絵
    出版: 文研出版
    サイズ: 菊判 / 191p
    発行年月: 1983.1
    本体価格: \1,194
    利用対象: 小学3−4年生  小学5−6年生 

 近所の書店を見てみましたが、置いてありませんでした。 
 界王神 さんが、この利用対象年齢の方だとすると、紹介、上手いですね。
 読んでみたくなりました。
 ネット書店に、書評を投稿した方が良いのではないですか?
 いや、ホントです。
 


No.30 (2002/01/10 17:46) title:うちへ帰ろう(バイヤーズ作)
Name:界王神 ([Mozilla/4.77 (Macintosh; U; PPC)][12.234.113.67])
Email:blackhole@goo.ne.jp

俺がこの本を読んだのは去年の夏。極悪な親から離れてメーゾン養母に引き取られた、かわいそうな三人の子供、トーマス・Jとハービーとカーリーの話。その三人のうちの一人である少女カーリーが、俺は初めどうしても好きになれなかった。カーリーはとても口が悪く、もう二人の少年トーマス・Jとハービーに悪口ばかり言った。だが、その彼女の口の悪さの裏には、信じられない優しさがあった...。
この話は、涙なしには読めない。これを読んで涙を流さないやつは、まずいないだろう。本当の優しさとは何なのか、人間に本当に大事な物は何なのかを考えさせる、とても感動的な話であった。


No.29 (2002/01/10 09:10) title:あとで
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 平山さん、では、HPの書式に従い、2点の書誌を
 メールでお知らせ致します。少し、あとになりますので
 ご了解ください。

  他の目録で、「少年探偵小説 煙のごとき魔」のある
 青木喬介の、「南極探検物語」東京一陽社、昭和25
 と「怪奇冒険探偵 鉄仮面」一陽社(長野市)昭和22
 を入手。まだまだ、ありそうな作家です。


No.28 (2002/01/10 08:54) title:峯太郎
Name:平山雄一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)][210.135.196.100])
Email:hirayama@parkcity.ne.jp

桜さま、

おしらせありがとうございます。よろしければHPにデータとして掲載したいので、詳しい書誌データをお教えいただけないでしょうか。
戦後の作品はまだ手がまわらず、全然調べがいきとどいていません。雑誌は大正から昭和初期でうろうろし、現在は乱歩事典のほうで手いっぱいで休止状態。単行本も同様です。

今日からニューヨークのベイカーストリートイレギュラーズの例会に出かけますので、お礼のお返事が遅れるかと思いますが、御容赦下さい。

ではよろしくおねがいいたします。


No.27 (2002/01/10 07:23) title:山中峯太郎の著作
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

山中峯太郎の二点、個人の目録から。

 「少年少女時代小説 風雲龍虎陣」まひる書房、昭和24年10月
 「熱血小説 嵐に叫ぶ少年」鶴書房 昭和25年9月

 平山さんのHPをみますと、「敗戦から公職追放解除(昭和26年8月)
 まで」のリストには、ありません。

  前者には、龍の巻がなくて、しかも、1月ではなくて、10月発行
 でした。
  後者は、目録でみるものの、はじめて入手。
 HPには記載されていませんでした。
  
 このころの表紙は、仙花紙本にくらべて、ボール紙のようであり、
 ソフトカバー、というのでしょうか。カバーの端がひわっています。


No.26 (2002/01/09 07:58) title:帯がついて
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

やよいさん、今年も大きな成果が生まれそうですね。
 今年もご教示をお願いします。

 「別冊シャレード」二冊、刊行されました。「仁木
 悦子特集」59号、「西澤保彦 特集2」63号です。
 どちらも、読み応えがあります。

 個人の目録から、「地獄極楽」角南美貴、昭和23、
 「小市民街」北村小松、昭和22、入手。前者には
 帯があり、元判事で、現弁護士、とありますので、
 やはり、帯は重要な情報です。
  また、小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」の帯と同じように
 帯の、上下には、「赤線」がありますので、これは「何」を
 意味しているのでしょうか、気になります。


No.25 (2002/01/08 11:18) title:読切小説集
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 4.0)][4.17.136.6])

「読切小説集」の昭和30年9月号に掲載されていた11月号分の予告広告に、
怪奇探偵ものとして島田一男の「ハルピンギャング」なる作品が掲げられていました。偶々とある所に11月号の所蔵があったので見てみたのですが、当該作品は掲載されていませんでした。別な号に掲載されたのか予告だけだったのか。
このあたり、お詳しい方はいらっしゃいませんか?


No.24 (2002/01/08 07:33) title:つくり本で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

 末永さん、今年もよろしくおねがいします。
 「つくり本」ということ、いい得て妙ですが、 
 その通りですね。
  かなりありそうなのが分かり、これは面白そう、
 と思います。

  風々子さん、私はM(こちらは岡山駅からバスで
 30分あまり)に行くと、受付の後ろの棚を
 初めに見ますが、状態をすぐ調べ、あとで入手
 しなかったことを後悔します。あとで電話しても、無いことが
 多いです。やはり、見たら買い!でしょうか。


No.23 (2002/01/07 19:37) title:去年の総括
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.132.204])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

>毎年恒例?の、帰省途中の古本屋廻り、成果はいかがでした?
>郡山のデパート展は?
駅前の古書展は買いたいと思うものは何もありませんでした。
岡山のMについてはkashibaさんの掲示板の私の書き込みをご覧ください(笑)
ここでは春陽文庫未収録の人形佐七シリーズが一歩前進しました。
これに関してはM2です。

去年の購入本は約300冊でした。
一昨年の半分です。
購入量が減ったということは、
切実に欲しいもの以外の本を買わずに我慢できているということですから、
自分を褒めてあげたいですね。
とはいうものの、読了冊数はたかが60冊弱というていたらくですから、
積ん読が増えていることに変わりありません。
それに、金額では一昨年とほとんど変わらないというのがなんともはや。


No.22 (2002/01/07 11:36) title:帰ってきました
Name:末永昭二 ([Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)][202.247.158.142])
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

田舎から帰ってきて、一段落したところです。
今回の帰省では、大分方面から博多方面まで、日豊本線沿いを中心に絨毯爆撃(とまではいきませんが)してきました。やっぱり、大分は皆さんのおっしゃる通り収穫なし。福岡県内の方が古いモノはありました。
国道沿いのいわゆる「リサイクル系古書店」はだんだん古いものを置かなくなっている(ブックオフ化)とのことで、面白さは半減です。新しいお店ができている一方で、閉店して別の場所で別名で営業している店があり、なかなかヤヤコシイです。
一般の古書店については、行く先々の店のご主人にうかがったところ、主力をネットに移しているところが多いとのこと。九州は特にネット販売に力を入れているところが多いのだそうです。ということは、わざわざ足を運んだとて「掘り出し物」に遭遇する確率は低いらしいです。

貸本関係者にインタビューもできました。当てにしていた方とはあいにくお目にかかれなかったのですが、古書店のご主人が元貸本屋さんだったりしたので、思わぬお話がうかがえました。今の状況では考えられないような田舎(失礼なので場所は秘す)に、学術書までそろえた大規模貸本店があったという話など、驚くことばかり。素封家の没落(後継者不足)と蔵書の散逸というのも面白く思えました。地方の読書人と貸本屋というのも面白いテーマです。

さて、紙型流用の雑誌は表紙付け替え本などといっしょに「つくり本」などという言い方があるようですが、実態はかなりアヤシゲですね。例によって上野あたりで作っていたものが多いようです。
私も数冊持っていますが、見開きのイラストが見開きになってなかったり、身の上相談などの連絡先がハンダごてのようなものでつぶされたりしているのですぐにわかります。版面も揃っていませんし。
手許の何冊かは、どれも違う雑誌で、たいていが「創刊号」か「号数表示なし」なので、そのような紙型流用雑誌が「定期刊行物」として続いていたというのは面白いですね。


No.21 (2002/01/07 08:53) title:その後もあって
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)][133.41.203.55])

小林さん、「探偵雑誌」の情報をありがとうございます。
 これには、香山滋さんの「猟奇館スフィンクス」が再録
 されている、と思われます。

  紙型流用の雑誌、といっても、完全に流用されていない
 のですね。
  この「探偵雑誌」、その後も刊行されているようで、
 小林さんが書かれているように、ほとんど知られて
 いないようです。


No.20 (2002/01/06 22:55) title:「探偵雑誌」
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.135])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

桜 さん
 「探偵雑誌」という雑誌、実はたまたま所有しています。
 昭和26年12月号、ということは、桜さんの捜していらっしゃるものと、同じだろうと思います。
 ただし、表紙が大きく欠けているなど、保存状態はかなり悪いですが。

 そのものズバリの誌名なのに、乱歩『幻影城』(の再版)にも、山前譲さんの『推理小説雑誌細目総覧』にも掲載されていないので、氏素性の解らない、不思議な雑誌だなぁ、と思っていました。
 思っているだけで、何も調べないのが、私のダメなところですが。(汗)
 「怪奇夜話」については、見た事も聞いた事もなく、初めて知りました。
 
 簡単に書誌情報を書いておくと、
  「探偵雑誌」 全部読切 怪奇冒険名作集(表紙より)
  12月創刊号 昭和26年12月20日発行
  発行所 東海書房  編集兼発行人 佐野廣
  240頁 75円

 桜さんの書いていらっしゃる通り、「ロック」の紙型が流用されています。
 ロック以外の雑誌からも、紙型流用されているようです。

 どんな位置付けの雑誌か全く解らないので、桜さんの研究に期待します。
 桜さんが、無事入手できる事をお祈りします。
 (万一、桜さんが入手できなかった場合は、詳しく書誌情報を記述します)


No.19 (2002/01/06 22:53) title:日本ミステリーのガイド本
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.135])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

のぼる さん
 はじめまして。
 この掲示板の投稿者は皆さん、優しいですよ。(笑)

「海外ものの方が上」と言う人も少なくないですが、私はそういう立場は取りません。
 このあたりは、色々読んでみて自分のスタンスを見つければ良い、ということであまり踏みこむのは止めましょうね(笑)

 日本のミステリーのガイドとして近年出版されたものの中で、思い当たったものを挙げてみると、

  『このミステリーを読め!(日本篇)』郷原宏編 三笠書房王様文庫 2000年
  『ミステリーベスト201日本篇』 池上冬樹編 新書館 1997年
  『本格ミステリ・ベスト100(1974〜1994)』 探偵小説研究会編 東京創元社 1997年
  『ニューウェイヴ・ミステリ読本』山口雅也、千街晶之、福井健太編 原書房 1997年
  『ミステリを書く!』千街晶之編 ビレッジセンター出版局 1998年

 日本ミステリーのガイド本は、色々のしがらみがあるのか、まだ少ないですね。
 わたしのお勧めは、雑誌「幻影城」のベスト99、ファンクラブ「SRの会」の年間ベスト10、などでしょうか?
 私のHPや、宮澤の探偵小説頁(http://www.inv.co.jp/~naga/)、MysteryBest ???(みすべす)(http://homepage2.nifty.com/mysterybest/)を参照して見てください。

 ガイド本は鵜呑みにするのではなく、参考程度にして、自分の好きな作家や、ジャンルを見つけるために利用することだと思います。
 年間ベスト・ガイド本の作品を読んでみるのも良いと思いますが、ここ1,2年の結果は変な事になっているので、参考にしない方が良いかも。
 近年の作品だったら、インターネットのミステリーファン、書評頁の中から、自分の感性に合う方を見つけて、参考にする方が良いのでは?
 いずれにせよ、最初はベスト表や書評を参考に、幅広く沢山の本を読んで、自分の好みを見つけて行くのが一番だと思います。

 以上「初心者」と言うことを信じて、基本的な事を書いてみました。
 役に立たなかったら、ゴメンナサイ。


No.18 (2002/01/06 11:28) title:新年のご挨拶、ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.215])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

葉山 響 さん
 あけましておめでとうございます。
 忘れた頃でも構いませんので、時々は登場して下さい。
 今年も、見落とした作品や、隠れた名品を教えて下さいませ。
 今年もよろしくお願いします。

やよい さん
 あけましておめでとうございます。
 去年は、色々教えていただいて、ありがとうございました。
 「悪魔が岩」の件は、毎日新聞を取っていないので、やよい さんに教えていただくまで知りませんでした。
 三津木春影の中絶作の続編募集に、応募しようとしたもので、早大時代に書いたものだとか。
 学生時代の文が、今日まで残っている事にも感嘆します。
 本当に、まだまだお宝が出てきそうですね。

黒白 さん
 あけましておめでとうございます。
 この掲示板は、そんなに「真っ黒どろどろ」じゃないですよね? 皆様(笑)
 特にオーナーは、純情可憐、清廉潔白、明視水明ですので(笑)、安心して書きこんで下さい。
 
 「北関東オフ」と云うからには、群馬代表として参加しないわけには行きません。
 日程が決まったら、よろしくお願いします。

風々子 さん
 あけましておめでとうございます。
 毎年恒例?の、帰省途中の古本屋廻り、成果はいかがでした?
 郡山のデパート展は?

 年に数回などと言わず、今年も書きこみをお願いします。
 上京の際は、ご連絡下さいね。

 桜さんと、のぼる さんへのRESは、項をあらためて。


No.17 (2002/01/06 02:38) title:はじめまして
Name:大塚俊一 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; Q312461)][211.13.35.221])

>それとも、いいハンドブックみたいなものがあるでしょうか
講談社文庫で先月出たばかりの森博嗣「ミステリィ工作室」にもベスト100が出ています。と思ったら、洋物ばかりで、日本物はひねくれたものばかりですね。


No.16 (2002/01/05 18:37) title:はじめまして。
Name:のぼる ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][61.116.165.4])
Email:kotonoha@hkg.odn.ne.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7861/

お初にお目にかかります。この緊張感は何なんだろう。
どうか、お手柔らかにお願いします。
皆さんの話、早く加わりたいのですが、とてもボクの読書量では。
全くの初心者なので、何を読んだらいいのか、わかりません。
外国の方はハヤカワの「ミステリ・ハンドブック」に詳しいので、
それをコツコツ読んでゆくつもりです。
日本の方が困っています。何冊か読んだのですが、外国のものほど感銘を受けませんでした。ひょっとして、海外のものの方が上(不謹慎だったらスミマセン)なのですか。でも、日本のものも平行して読んでゆきたいものですから、
何を指針にして読んでゆけばいいか、アドバイスいただけますでしょうか。
やはり、受賞作から読むべきでしょうか。
それとも、いいハンドブックみたいなものがあるでしょうか。
新年早々レベルの低い質問ですみません。
どうか、よろしく、お願いします。


No.15 (2002/01/05 12:06) title:ある古書目録で
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

KIYOKA-CHAN、小林さん、年賀状、ありがとうございます。

 葉山さん、かなり、古書目録には、はがき、FAXなどを出しますが、
 あたりません。
  ときたま、これは、というものを古書店で手に入れています。

  昨日も、FAXでわざわざ、残念でした、という文面がきました。
 そして、28人の応募がありました、
 と、記されていました。

  先にあげた希望しているものが手に入れば、というこの頃です。

 ある古書目録で(とかきますが、すぐにわかりますね)、岡田鯱彦、
 山田風太郎の、キキメ、が一点ずつ出ています。
  その他にも、いいものが出ていました。


No.14 (2002/01/05 10:59) title:新年
Name:風々子 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][210.163.132.232])
Email:gouya@ht-net21.ne.jp

明けましておめでとうございます。
この掲示板の濃い話題はいつも楽しく拝見しております。
見るだけではなく、私でも口を挟める話題があれば
せいぜい書き込みもしたいです。
そんな機会は年に数回しかないでしょうけど(笑)

世田谷文学館の企画は面白そうですね。
4月までやっているのなら、
何とか上京の機会を作って訪問してみたいです。


No.13 (2002/01/05 00:00) title:遅ればせながら
Name:黒白 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90; T312461)][202.219.186.200])
Email:bwsepia@nifty.com

 明けましておめでとうございます>オーナー様、皆々様。

 最近はこの掲示版、真っ黒どろどろ(笑)で書き込みできなくなってしまいましたけれど、いつも楽しく拝見しております。今年もどうぞよろしくお願いします。

オーナー様
 今年、早いうちに北関東オフを計画しております。よろしかったらご参加ください。

 ではでは。


No.12 (2002/01/04 23:56) title:「悪魔が岩」発見!
Name:やよい ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)][210.139.252.163])

あけましておめでとうございます。

本日の夕刊に報道がありましたが、乱歩の幻の冒険小説が土蔵内から発見されたそうですね。立教大学への資料譲渡のための整理過程ではまだまだお宝が出てきそうです。今後も楽しみになります。


No.11 (2002/01/04 23:41) title:あけましておめでとうございます
Name:葉山 響 ([Mozilla/2.0 (compatible; MSIE 3.0; Windows 95)][210.165.78.242])

 オーナー様、たいへんな御無沙汰を致しました。忘れ去られた頃にしか出てこない不精者ではございますが、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

桜さま
 御返事が遅れましたが、藤岡真さんの情報ありがとうございました。「日本変倶楽部」掲載短編は確かに藤岡さんが執筆されたものと御本人から伺っております。藤岡さんには他に未発表の奇想短編がいくつかあり、一ファンと致しましてはいずれ藤岡さんの短編集が刊行されることを願ってやみません。まずは進行中と承っております、第三そして第四長編の刊行を期待したいところです。
 それにしても、「日本変倶楽部」まで入手された桜さんの凄さには、ただただ恐れ入るばかりの葉山でありました。


No.10 (2002/01/04 10:52) title:今年もまた
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)][210.154.145.51])

今年は、新年早々から、やはり、雑誌「探偵雑誌」があった、ということ
 を確認しました。
  
  この雑誌が古書目録に掲載されたので、問い合わせたところ、
 返事は、その名前です、ということ。
 抽選ですので、入手は難しいですが、確認できただけでも、うれしいこと
 でした。
  その、昭和26年12月号は、「ロック」の紙型流用で、
 また、「怪奇夜話」昭和27年5月号は、その「探偵雑誌」の、また、流用です。
 興味あるところです。
 
 小林さん、もし、入手できたら、該当の個所などを送ります。


No.9 (2002/01/04 08:51) title:是非とも教えて下さい
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.220])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 年末年始休暇も、もう6日経ってしまいました。
 怠惰に寝正月で過ごしているので、何ら報告できるような出来事もなし。
 HPコンテンツの追加もしようと思っていたのに、少しも進んでいません。
 正月2日から、朝一番で古書展に駆けつける方々のパワーは凄いですね。

桜 さん

> 小林さん、「くろがね」、3冊、入手できそうです。
 「くろがね叢書」ではなく、「くろがね」ですか!!
 「くろがね」は、市販されたものではなく「くろがね会」の会報の小冊子で、国会図書館にも所蔵していなかった筈。
 凄いですね。
 探偵作家の逸文など、見つかるかもしれないですね。
 (私は、「神奈川近代文学館」所蔵のものを閲覧しました。)

 △をつけた作品「椰子の実」が見つかりましたら、是非とも教えて下さい。
 圭吉のエッセイ蒐集が、一歩前進します。
 大阪圭吉はくろがね会会員だったので、リスト外の文章を書いているかもしれません。
 他にも気付かれましたら、教えて下さい。


No.8 (2002/01/03 10:44) title:古書展では
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][210.249.94.38])

古書展で手に取り、入手。書影が並んでいます。
  『雑誌の死に方』浜崎広(出版ニュース社)1998年

 昨年の6月以来の、宿題として、「第一読物」。
  「昭和23年創・復刊もの」には、「第一読物」として
 創刊   昭和23年12月
 休・廃刊 昭和24年12月
 とあります。創刊は、12月ではなく、11月ですが、終了時がかかれて
 おり、資料としては、はじめてでしょうか。
  しかし、休刊号(?)の後記には、その旨がないので、確認はどのようにして
 でしょうか、気になります。

  ハヤカワ・ミステリ文庫、『ロージー・ドーンの誘拐』のことでしたが、
 カバーでは、1912年生まれですので、89歳でした、
 本文では、1929年生まれですので、72歳です。訂正します。


No.7 (2002/01/02 11:24) title:よろしくお願いします
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)][210.154.145.52])

小林さん、「くろがね」、3冊、入手できそうです。
おそらく、目にされたのではないか、と思いますが、一冊は、三角がついていましたので、報告できるか、と存じます。
 「モダン日本」、収集しにくそうですね。

 「小説推理」2月号、目次の見開きのうち、右側が2枚ありました。購入して、
 読んでいて、気つきました。乱丁でした。

 ハヤカワミステリ文庫、12月の新刊、カバーと本文では、10何歳以上の開きがあります、著者の誕生日。
 おそらく、本文が正しいようです。1912年生まれであれば、79歳です。

 いずれの2冊も、偶然、気つきました。
 


No.6 (2002/01/02 10:59) title:ご挨拶ありがとうございます
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.136])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

KIYOKA-CHAN さん
 あけましておめでとうございます。
 遥かニューヨークから(ですよね?)、ご挨拶ありがとうございます。
 
 昨年は、ニューヨークで悲惨な事件が起き、大変な年ではなかったでしょうか?
 こちらでは、タイムズ・スクエアのカウントダウンも、中止された?、というニュースも流れていました。
 今年は平和な年に戻って欲しいと祈っています。

 パルプ雑誌集め、ですか?
 そちらでは、古い雑誌も見つける事ができるのでしょうか?
 アメリカでの探書の成果を聞かせていただけるのも、楽しみにしています。
 今年もよろしくお願い致します。


No.5 (2002/01/02 02:12) title:明けましておめでとうございます
Name:KIYOKA-CHAN ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][206.173.17.180])
Email:kiyoka@us2.so-net.com

新年明けましておめでとうございます。

タイムズ・スクエアのカウントダウンはあまりの人の多さとセキュリティ・
チェックの厳しさに断念いたしました。
去年の一番の収穫はNY(アメリカ)の警察の種類を覚えた事ではないかと
思います。色々ありますね、本当に。

日本の古本は当分おあずけですが、その分パルプ雑誌集めに精を出すことに
します。(円安が悲しいけれど)

何はともあれ本年もどうぞよろしくお願いします。


No.4 (2002/01/02 00:30) title:あけましておめでとうございます
Name:小林文庫オーナー ([Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)][210.235.159.216])
Email:kobashin@mail.wind.ne.jp
URL:http://www.st.rim.or.jp/~kobashin/

 新年あけましておめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 年賀状をいただいた皆様、ありがとうございました。
 
 私の年賀状は、まだ届いていないかと思います。
 12月30日に投函しました。推定配達日は1月3日。
 遅くなって、申し訳ありません。

 一応、出来るだけ早く届くように、新幹線に乗って、東京中央郵便局まで行き、投函しておきました。(笑)
 それに免じてお許し下さい。
 ホントは、当選した本が有ったので、ギリギリ最終日に新宿伊勢丹に行った「ついで」でした。(汗)
 ワザワザ行ったら、本は宅配便で配送された後でした。
 何のために新幹線まで使って行ったのか!? 依頼していないのに勝手に配送しないで下さいね。

 と云う事件がありましたが(笑)、昨年最後に買った本は、「モダン日本」7巻11号でした。
 この雑誌は、乱歩の『幻影城』で「諸雑誌の探偵小説特集号」として紹介されているものです。

岩堀 さん
 あけましておめでとうございます。
 
> 初日の出は少し残念でしたが…
 三浦半島は、曇りだったのでしょうか?
 こちら群馬は、快晴、ほぼ無風の、最高の天気でした。
 と云っても、一歩も外出しませんでしたが。
 
 「湘南オフ」など、今年もよろしくお願い致します。

桜 さん
 こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。
 
 大木至さんの『雑誌で読む戦後史』は、私も古い雑誌について調べる時に利用しています。
 「ロマンス」は売上げ好調で、「三百万読者」と謳っていたことも有るほどで、あやかり雑誌が多数出た、と有りますね。
 確かに「××ロマンス」というカストリ雑誌は、色々ありますね。
 

桐生未月 さん
 わざわざ、ありがとうございます。
 古処誠二の新サイト開設、おめでとうございます。
 やっと「黒猫荘」に復帰していただけますね。
 「黒猫荘」でも、よろしくおねがいします。
 ご挨拶は、またあちらでも。

 今日、中さんの「名張人外境」(http://www.e-net.or.jp/user/stako/index.html)で、知ったニュースですが。
 世田谷文学館で「江戸川乱歩と横溝正史・大藪春彦・仁木悦子」展が開催されるようです。
 先日発見された「江戸川乱歩から横溝にあてたカーボン紙の書簡」も公開予定。
 仁木悦子ファンとしても行って見なければ。
 
 開催期間は、平成14年1月12日(土)〜4月14日(日)
 詳しくは、世田谷文学館(http://www.setabun.or.jp/)ホームページを、ご参照下さい。


No.3 (2002/01/01 15:55) title:おめでとうございます
Name:桐生未月 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)][211.133.124.205])
Email:m-makida@nifty.com
URL:http://homepage2.nifty.com/the-truth/

明けましておめでとうございます。
そして遅くなりましたが36万人ご来訪、おめでとうございます。

やっと古処誠二氏オンリーの新サイトが出来、今まで不義理を欠いていた黒猫荘の方にも失踪から戻って来れました。まだまだ私は他の皆様に比べると、ミステリの事には詳しくありませんが、勉強していきたいと思いますのでよろしくお願いします。


No.2 (2002/01/01 13:04) title:今年も
Name: ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)][61.214.94.133])

 小林さん、皆様、よろしくお願いします。

 昨年来から気にかかります「ロマンス」を調べましたら、
 『雑誌で読む戦後史』大木至
 (新潮選書) に出ていることがわかりました。
  創刊昭和二一年六月
  廃刊昭和三一年六月 
 とあり、百冊は超えていそうです。さらに、途中にでた「モダンロマンス」も
 関係ありそうなので、複雑な様相です。
 
 ところで、その本文中に、

 4号でシムノン「情熱の空路」を新聞広告の目玉

 とあり、一巻四号(昭和二一年9月1日発行)に掲載されていたような箇所が
 ありました。
  この雑誌は、かなり多く出ていたことも書かれていました。
 


No.1 (2002/01/01 08:56) title:おめでとうございます。
Name:岩堀 ([Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Q312461)][211.13.146.154])
Email:dc8y-iwhr@asahi-net.or.jp


 オーナー様 皆様

  初日の出は少し残念でしたが…

  明けましておめでとうございます。

  面白い本格ミステリーを一冊でも多く読んで楽しい1年に
  したいと思っています。

  本年もどうか宜しくお願い致します。


[No.1〜502]

Powered by T-Note Ver.3.20