黒猫荘
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これがワテのお勧めやねん!!
PLMS : mys016  
オーナー:SAMANA 
SINCE 1999.5.4
ようこそ16号室へ!! 私がこの部屋でやろうとしていることは、

1)ミステリ未経験・経験少ない人にミステリ好きになってもらおう!!
2)ある程度の経験者にはまだまだこんなミステリがあるってことを知ってもらってますますミステリ好きになってもらおう!!
3)ミステリどっぷり者には、DEEPな情報をお互いに提供・体験してもらって「アッシャー家」のように泥沼に沈んでもらおう(笑)!!

と、要は「ミステリを好きになる人が増えればいいな」ってことです。
皆さん、「お勧め本」のご紹介よろしくお願いします。「お勧めダブり」は大歓迎。集計して「お勧め人気度」もだしたい(笑)。
でもネタバレはやめてね!!!

ウダ話OK。ミステリウダ話(ミステリにちょっとでも関係した雑談。例えば小ボケ・小ツッコミ・オフ話等)で
ミステリに興味を持ち始める可能性はあると思います。
ただしウダの内容は『皆様の良識』に期待!!

○ お勧め中間集計(1〜2250)はこちらからどうぞ。  ※次回集計は1〜2500の予定

○ 管理人継続企画 はやみね作品小ネタ集はこちらからどうぞ。

○ 管理人継続(?)企画 自己満足アンソロジーはこちらからどうぞ。

○ ここは私のサイトの掲示板であるだけではなく、ミステリ長屋「黒猫荘」の一室(16号室)にもなっています。
   スパム書込みほかの影響で今は長屋全体がさみしい状況になっていて、
   退室したほうが管理人さんにもご迷惑かけなくていいんだろうと思いつつ、いまだグズグズしております。
   申し訳ありませんがいましばらくお付き合いいただければ幸いです。


あなたは番目のお客様です。(since 1999/09/13)


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2556. 2024年06月02日 13時15分34秒  投稿:SAMANA 

 6/1。ひっさびさにオフ会に参加(といっても5人ぐらいだけど)。
10年以上お会いしていないみなさんの見た目が当時の記憶からほとんど
変わってなくて、ちょとびっくり。久々にこだわり系のよもやま話がた
くさんできて、とても楽しかったです。また機会があったらまったり遊
びたいですね。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年5月の読了本

  1.『死ぬより簡単』 大沢在昌
  2.『黄金の守護精霊』 H・R・ハガード
  3.『霧の鬼畜』 笹沢左保
  4.『大東京三十五区 冥都七事件』 物集高音
  0.『十角館の殺人』 綾辻幸人

 5冊読了等。
 とってもいいペース。でもうち1冊は読了再読なので減数にはならず。
メッタクソ残念ですっ!!<そんな大仰なことか?

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『死ぬより簡単』『霧の鬼畜』『十角館の殺人』

・普通
 『黄金の守護精霊』『大東京三十五区 冥都七事件』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1.はノーマルなハードボイルド短編集。
うんうん。大沢作品でこうい密度濃い目のストーリーが読みたかったんだ
よ、私は。久々に大沢短編に満足。んでもこの濃度のストーリーをユーモ
アハードボイルドで読んでみたいんだけれど、そもそもそれは無理な話な
のかなぁ…。
2.は約120年前の海外伝奇冒険小説。
当時は手に汗握るストーリーだったかもしれませんが、今の感覚だと起伏
のバランスが上手くとれてない感じ。直接的に思いっきり悪く書かれてい
るのに、なぜか悪役が悪役っぽく見えなかったのは、作者の根が上品だか
らとも思えたり(^-^;。
3.は昭和の御大作家の長編推理。
質的には正直、量産型ミステリの匂いが漂ってますが、それでも冒頭部分
からミステリの骨格はしっかり押さえられてるよなぁと読後すぐに感じた
ので「楽しめた」にしました。不思議なのは旅情サスペンスものではない
のに取材旅行による記述がそこかしこにみられること。これって取材旅行
はしたもののそれに適したストーリーが思いつかず、やむなくこの作品に
無理やりねじ込んだんじゃないかと邪推していたり(^-^;。
4.は昭和初期の登場人物が、更なる過去も含めて起きた不思議な出来事
の謎を解く短編集。
いかにも日本的な抑揚文体や、時代考証を反映させた内容には手間がかか
ってるとは思うものの内容としては……。ごめんなさい。正直、「普通」
だったと思います<(_ _)>。
読了再読の0.は、日本ミステリ年表が作られれば、まず間違いなく記載
されるであろう平成新本格の誕生を劇的に印象付けた本格ミステリ長編。
再読のため驚愕度はないものの、やはり楽しめました。再読での感想とし
ては
・齟齬がでないよう記述に相当注意してるように感じた
・エラリイが思っていた以上に常識人だった(奇人レベルではなかった)。
・メインネタ以外で全く記憶になかったとあるネタのキレが良かった。
・江南と守須を思い切り取り違え記憶していた(^-^;。
といった感じです。

2024年5月の購入本等

  1.『冬期限定ボンボンショコラ事件』 米澤穂信

 1冊購入等。
 本当はもう1冊購入予定でしたが、末日刊行ながら残業で営業時間中に
本屋に行けず、来月回しに。正直、買い残しは精神的にキツいなぁ〜。ま
だ1冊だったからよかったけど、これがもし3、4冊だったら……。考え
るだけで寒気がっ!!<そんな大仰なことか?

 今月も定番作家信頼買い。このシリーズ、まだ1作も読んでない(^-^;。
 米澤穂信といえば、評判のいいアニメ「氷菓」をとても見たいんだけれ
ど、アニメ化された話は先に原作を読みたい派なのに古典部シリーズはま
だ2冊しか読んでないので視聴できず。いつになったらアニメが見れるん
だろうか……┐('〜`;)┌ヤレヤレ

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/125.0.0.0 Safari/537.36]

2555. 2024年05月05日 13時22分53秒  投稿:SAMANA 

 今年のゴールデンウィークも仕事はカレンダー通りで、休みも残すところ
1日半となり、気持ちは絶賛超ブルー。このまま仕事辞めたいなぁ…(^-^;。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年4月の読了本

  1.『都会のトム&ソーヤ 21 神々のゲーム』 はやみねかおる
  2.『受精』 帚木蓬生
  3.『七人の軍隊』 草野唯雄

 3冊読了等。
 2が700ページ超の分厚さだったことを考えると、そこそこのペースのはず。
 んでもやっぱり4冊はいきたかったなぁ……。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『七人の軍隊』

・普通
 『都会のトム&ソーヤ 21』『受精』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『都会の〜』は、ゲーム作りにはげむ内人と創也の中学生コンビが主人公の
エンタメシリーズ長編。
2人の初ゲーム完成までの過程はとうに過ぎ、新作ゲームを発表し続ける展
開が多くなりそうな今&今後の話作りはキツいように感じました。ずるずる
続けるよりいったん「ゲーム」を幕引きさせて、新たなテーマでのまちトム
が出てくれないかなぁと、無責任に思ってみたり(^-^;。
『受精』は、失った最愛の人との「受精」を行うなかで事件に巻き込まれて
いくミステリ長編。
序盤の疑惑全開の誘導手法を、女性たちがそのまま受け入れることに鼻白み、
最後までモヤモヤした心情のまま読了した感じ。世界視野サスペンス的ネタ
は楽しめたものの、紹介文にある「愛と生命の物語」の風合いは全く感じら
れなくて残念でした。
『七人の〜』は、地上げで老人ホームを狙う暴力団に戦いを挑む入居爺い七
人の姿を描いたエンタメ長編。
冒険小説的なサスペンス風文章でなく社会推理小説的淡々風文章のため、血
沸き肉躍るような味わいは皆無。その分、昭和推理作家らしいひねくれたス
トーリーには軽く驚かされて楽しめました。

2024年4月の購入本等

  1.『白鳥とコウモリ(上)』 東野圭吾
  2.『白鳥とコウモリ(下)』 東野圭吾
  3.『おまえは生きなければならない』 太田忠司

 3冊購入等。
2作品とも定番作家信頼買い。
東野作品のタイトルは、鳥同士かつ正反対の色&イメージなど、2つの結び
つきが強いのに、なぜか脳内に『(解剖台上の)ミシンと傘』の語句がひん
ぱんに浮かぶという謎状態。「コウモリ」から「傘」を連想したのかもしれ
ません。

そいでは!!
[153.192.75.85][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/124.0.0.0 Safari/537.36]

2554. 2024年04月07日 14時03分48秒  投稿:SAMANA 

新年度に入り退職後の自由な人生の謳歌まであと2年……とはいかない
んだろうなぁ。食べていけないもんなぁ。あ〜あ。嫌だなぁ……って
58歳にして駄々っ子化( ノД`)シクシク…。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年3月の読了本

  1.『老女の深情け 迷宮課事件簿 []』 ロイ・ヴィガーズ
  2.『銀座探偵局』 大沢在昌
  3.『魔男』 笹沢左保
  4.『高層の死角』 森村誠一
  5.『凍りつく骨』 メアリ・W・ウォーカー

 5冊読了等。
 よく読めました。"はなまる"です!

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『魔男』『高層の死角』『凍りつく骨』

・普通
 『銀座探偵局』

△あまり楽しめなかった
 『老女の深情け』

×楽しめなかった
  なし

『魔男』は、友人の妹の死亡調査に駆り出された主人公が14人の女性を
己の妖しい魅力の虜にさせて真相を探っていく推理小説。
本格ミステリでは「奇想」という言葉がよく使われますが、今作の設定
は本当に笹沢佐保っぽい奇想。よくまぁこんな生臭い奇想を思いつくも
んだと感心します。
『高層〜』は江戸川乱歩賞受賞作長編推理小説。
密室&アリバイというミステリ二大素材を盛り込んだ長編推理小説。
密室系は盲点的トリックで「もうこんなのすぐ思いつくやん」と思う人
もいるかもしれないけれど私は好き(^-^;。「盲点」ってやっぱりくすぐ
られます。アリバイ系もある視点は面白かったけれど、少しくどい?と
の印象。
『凍り〜』は、女性ドッグトレーナーを主人公にしたサスペンス系長編
ミステリ。
事件の構図は複雑でなく個人的には「ちょうど良い」レベル。これぐら
いがいいんです。複雑すぎて袋小路の置いてけぼりになるよりよっぽど
良いです( *˙ω˙*)و グッ。あと、無理やり一つに作り上げなかったのも
いい感じ。こんなこともありますよ、うん。
『銀座〜』は、ユーモア系ハードボイルド短編集。
当時のハードボイルド系界隈背景は知らないけれど、今読む限り、個人
的にはやっぱり「フツー」でした。
『老女〜』は、海外倒叙ミステリ短編シリーズの第3集(日本版で?)。
とにかく読みづらく、表題作ほか1,2作は理解できたような気がしてま
すが、ほかはほとんど理解できず、結果、あまり楽しめず。
私の海外作品苦手意識要因の全部が詰めこまれたかのような短編集でし
た。ヴィカーズ作品、こんなに読み辛かったかなぁ( ノД`)シクシク…。

2024年3月の購入本等

  1.『ぐるぐる、和菓子』 太田忠司
  2.『都会のトム&ソーヤ 21 神々のゲーム』 はやみねかおる
  
 2冊購入等。
 当初は1だけだったけど終盤で2の刊行を知って結果2冊に。冊数的に
いえば増えてちょっとショック<その考え、確実に間違ってます(^-^;。

2冊とも定番作家信頼買い。1にいたっては非ミステリ(らしい)だけれ
ど、世界観が好みなので購入。歳のせいかハートウォーミング系を好みが
ちですo(^-^)o

そいでは!!
[122.29.37.69][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/123.0.0.0 Safari/537.36]

2553. 2024年03月07日 09時20分14秒  投稿:SAMANA 

 仕事は忙しさが一山超えつつあるけれど、予断を許さない状況が続い
ているので油断できない…と思ったそばからあれこれ単発物が舞い込ん
で苦しくなってきた…。あ〜あ。『ヒートアイランド』のアキや柿沢の
ように"できる男"になりたいなぁ…(^-^;。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年2月の読了本

  1.『眠れるスフィンクス』 ジョン・ディクスン・カー
  2.『名探偵は千秋楽に謎を解く』 戸松淳矩
  3.『悪魔のラビリンス』 二階堂黎人
  4.『ヒートアイランド』 垣根涼介

 4冊読了等。
仕事忙殺下なのにそこそこいいペース。現実逃避で通勤途上に没頭して
いたのが功を奏したようです( ノД`)シクシク…。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『ヒートアイランド』

・普通
 『眠れるスフィンクス』『名探偵は千秋楽に謎を解く』
 『悪魔のラビリンス』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1.は、強盗グループがヤクザから奪った大金をストリートギャング
が手にしたことから繰り広げられるアクションエンタメ。
ストギャ、強奪グループ、ヤクザそれぞれに"できる男"たちが魅力的
で、一つ一つの行動がかっこいい。シリーズものらしいけど続編を持
っていないので、買うか買うまいか迷うぐらい楽しめました。
2.は、フェル博士物の長編。ミステリ的によく理解できなかったり
物足なさを感じたり。
3.は、相撲部屋とその近しい町民たちによるユーモア下町ミステリ。
世界観は好ましいけど、ミステリとしてあまり納得できず。
4。は怪人「魔王ラビリンス」の犯罪を名探偵、二階堂蘭子が解き明
かす2中編+1掌編。
こちらはミステリとして楽しめた(特に列車密室の中編)が、作者の
意図する世界観に入り込むことが出来ず。


2024年2月の購入本等

  1.『パラダイス・ガーデンの喪失』 若竹七海
  2.『或るギリシア棺の謎』 柄刀一
  3.『黄土館の殺人』 阿津川辰海
  4.『幽霊絵師火狂 筆のみが知る』 近藤史恵

 4冊購入等。
 3はネット等世評信頼買い。
 他は定番作家信頼買い。
 積読.若竹18冊。柄刀27冊。阿津川3冊。近藤48冊。しめて96冊。
 目指せ、100冊!<絶対に違う。
 絶対に死ぬまでには読了するぞっ!<言い聞かせ

そいでは!!
[122.29.34.19][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/122.0.0.0 Safari/537.36]

2552. 2024年02月04日 17時33分30秒  投稿:SAMANA 
2024年初書き込み。皆様、新年おめでとうございます(^-^;。
ただ、ただいま多忙中につき書き込みは最小限。趣味で楽しんで書くん
だから、「多忙だからこそ書けよ!」って話なんですが、そこはそれ。
仕事に戻ります… o(; ;)o。՞。゚՞ブクブク

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2024年1月の読了本

  1.『狩りのとき (上)』 スティーヴン・ハンター
  2.『狩りのとき (下)』 スティーヴン・ハンター
  3.『十字路に立つ女』 逢坂剛
  4.『闇の女王』 半村良
  5.『十八の夏』 光原百合

 5冊読了等。
 ただ、読書記録で1冊誤読了カウントしていたので記録的には読了数は
4冊( ノД`)シクシク…。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『狩りのとき(上・下)』『十字路に立つ女』『十八の夏』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 『闇の女王』

×楽しめなかった
 なし

『闇の女王』は40年以上前の作品ながら2024年でやっと追いついたような
素材で、この素材をもとに小説化するのは日本SFジャンル&半村良ならで
はなんですが、いかんせんストーリーが雑に感じられて面白く感じられず
残念。半村良は絶対にこんなものじゃないことは知ってるつもり。
『十八の夏』は短編集で、全作が根底はハートウォーミングもの。そのな
かでも2話目「ささやかな奇跡」は幸せ度が高く癒されました。

2024年1月の購入本等

  1.『孤島の来訪者』 方丈貴恵
  2.『受験生は謎解きに向かない』 ホリー・ジャクソン
  3.『南海ちゃんの新しいお仕事 階段落ち人生』 新井素子

 3冊購入等。
 信頼作家&世評信頼シリーズ買い。3冊ですんだのは嬉しい予想外。

そいでは!!
[122.29.42.220][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/121.0.0.0 Safari/537.36]

2551. 2024年01月01日 14時30分32秒  投稿:SAMANA 
んでは、2023年読書で面白かったミステリ系エンタメ小説の再掲ご紹介。
とは言っても、文庫派&積読派なので相も変わらず旧作ばかり(;^_^。
何かの足しになれば幸いです。
ではどうぞ!


『金塊船消ゆ』 多島斗志之 講談社文庫
戦中の東南アジアで命令された謎の行動をめぐり、金塊探しに巻き込まれた
当事者たちを描いた冒険長編。
灼熱というよりは青白い炎、血沸き肉躍るというよりは地味目というか土台に
しっかり根を張ったストーリー展開。荒唐無稽な設定なのに実際に起きうるこ
とかのように感じさせる書きっぷりは、いかにもこの作者らしいと思ったり。

『都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ 』 はやみねかおる 講談社YA! ENTERTAIMENT
まちとむシリーズ21作目(20なのに21作目になるところに、ただではすませ
ないミステリ作家魂を感じるのは私だけ?)。
本編も面白かったけど、特筆は坂田先生がみんなに残したメッセージ。正直、
これだけでもう「とても楽しめた」に決まりました。本当に胸がいっぱいにな
って泣きかけましたから。電車の中だったので我慢しましたけど。●を前にして
のこの心持ち、私には絶対に無理…( ノД`)シクシク。

『超・殺人事件 −推理作家の苦悩−』 東野圭吾 新潮文庫
極私的感想としては「超極上の本格ミステリ」短編集。
当時(今も?)の小説業界の状況を素材として、シニカル&誇張のブラック的ユ
ーモア(あくまでも"的"。ブラックと言い切るには否定感が感じられず、むしろ
"笑い飛ばす"感じがする)を基盤にすえて、本格ミステリで活用される各種テク
ニックを、東野流に惜しげなくぶち込んだ各話は、まさに至高の作品群。こんな
に作家の"手練れ"を感じさせる短編集を読んだのは初めてかも。絶品でした。

『念力密室』 西澤保彦 講談社文庫
超能力の秘匿前提での存在事実及びその犯罪対応世界の設定。
密室の超能力による新たな謎アプローチとロジック主体推理。
非現実的世界ゆえの萌え・クールビューティ・一般人名探偵による更なる
魅力的作品世界。その全てが超好みですが、各話で示されるロジックがひ
ときわ素晴らしい。よくぞここまで複数の見事なロジックが生み出せるも
のだと、感嘆しかありません。

『喪服のランデブー』 コーネル・ウールリッチ ハヤカワミステリ文庫
海外長編サスペンスミステリ。
70年以上前に書かれた作品ですが、平成時代でもテレビのドラマ化や原
案などで使われていたイメージがあります。いわゆる複数人への復讐劇
ですが、この著名なパターンの元祖作品のような気がするし、復讐の一
つ一つにミステリ的細工があって、これらがまたとても良い(これまた
よく知られた1つの有名ネタの元祖のような気がする)。何よりも素晴
らしかったのは地の文。場面場面の描写表現が本当にウィット&メロウ
で感嘆。その影響か、会話のウィット表現も登場人物たちの肉声でなく
作者が生み出したセリフとして認識してしまうようなこともチラホラ。
登場人物たちの魅力が秀でた、いわゆる「キャラもの」とは全く異なる
作品世界で、個人的には、この作品の主人公はあくまでも地の文による
「場面」。順番で行くと「場面」>「設定&細工」>>「キャラ」とい
った感じ。とにかく楽しませてくれました。繰り言になりますが素晴ら
しかったの一言です。

そいでは!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Safari/537.36]

2550. 2024年01月01日 14時28分08秒  投稿:SAMANA 

明けましておめでとうございます。今年はガシガシ本を読んでいきます!
いきたい。いければ。いけるかな? いけないかも? いけないよな。いけない。
いけるはずない。いくもんか。いってたまるか。いかないぞっ!

……これだけ挙げればたぶん今年どれかにあてはまるはず(;^_^。


 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年12月の読了本

  1.『悪魔たちの誘拐』 笹沢左保
  2.『2024年版このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
  3.『2024本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
  4.『絵が殺した』 黒川博行
  5.『絶対安全エージェント』 大沢在昌

 5冊読了等。
 冊数は多いけれどムック本2冊あるので、作品読了数としては少なめ。
もう1冊ぐらい読了したかったのが本音。毎年毎年、後悔しながら年越ししてる気が
する……(^_^;。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『悪魔たちの誘拐』『絵が殺した』

・普通
 『2024年版 このミステリーがすごい』『2024本格ミステリ・ベスト10』
 『絶対安全エージェント』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『悪魔〜』は、長編誘拐ミステリ。
よくもまぁ毎作毎作、水準以上のミステリネタを思いつくもんだと感心しきり。四
半世紀前、その名称から日本ミステリ界の頂上的な賞と伺える「日本ミステリー文
学大賞」の第三回受賞者が笹沢左保と報道されたとき、未読だった私は「へ? な
んで? 多作だけじゃないの?」と思ったんですが、今はその不明を恥じるばかり。
作品の暗い世界観は正直苦手なところはあるものの、それを上回るほどのミステリ
愛が素晴らしいです。
『絵が〜』は、長編大阪府警会話絶妙ミステリ。
独断ですが、関西色豊かな世界観ながら正面切っての人情要素はあえて入れ込んで
ない(素直じゃないこっけいな表出はある)ように思ってる黒川ミステリですが、
この作品の動機の説得力にはやられました。せつないっすねぇ…。
『絶対〜』は、ユーモアサスペンス短編集のシリーズ2冊目。
何といいますか、ユーモアサスペンスとして良くもなく悪くもなく、「フツー」と
しか言いようがない印象。これまた独断ですが、作者自身が全く興にのらずに書き
あげたように感じました。
『このミス』『本ミス』は、年末恒例ベストテン本。
『このミス』は間口広げてエンタメに徹した感じで、読んでいて楽しいひと時。
『本ミス』は研究会編だけあって少し硬い印象。エンタメ系各ジャンル作品に内包
された「本格ミステリ」の面白さを世に広めようとする意図は汲み取れるものの、
各内容が多数の作品を紹介してるだけで、そこに熱量が感じられなかったのが残念。
熱量は問題にしてなくて、あくまでガイドに徹してると言われればグゥの音もでま
せんが…(;^_^。

2023年12月の購入本等

  1.『2024年版このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
  2.『2024本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
  3.『福家警部補の考察』 大倉崇裕
  4.『執行』 深谷忠記

 4冊購入等。
 年末恒例本があるにも関わらず4冊でおさまったのはラッキーでした。この幸運が
今年も続いてくれたら嬉しいなぁ〜。でも買うんだろうなぁ…… (-。-*)ボソッ

1&2は年末恒例ベストテン企画本。
読んで気になった作品は文庫化された時に買おうと思って買い続けてますが、2023年
度版は果たしてどうなりますことやら。私の頭の中だけの記憶なので忘れてしまって
る可能性は200%ぐらいなんですけれど( ノД`)シクシク…
3.は定番シリーズ信頼買い。
倒叙モノとして既に5作目。1作目未読なのはいつものこと。絶対死ぬまでに読んで見
せます<何の宣言だ?
4.定番作家信頼買い。ノンシリーズ作みたい。
最近のタイトル漢字二文字作品はかなり重めのミステリの印象。気力が充実してると
きに読書順番が回ってきたらいいなぁ。でもその時はたぶん後期高齢者だから、そも
そも気力があるかどうかわからない…(;^_^。

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/120.0.0.0 Safari/537.36]

2549. 2023年12月03日 16時29分22秒  投稿:SAMANA 

 今日は寒いけれど、冬にしては比較的あたたかな日がまだでてくるよ
うな予報を聞いて、これも今年の夏の異常な暑さの影響かなぁと、どお
おぉぉぅぅぅでもいいような感想しか浮かびません。ほんと、ジジィに
なったなぁ〜、私( ノД`)シクシク…。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年11月の読了本

  1.『復讐するは我にあり(上)』 佐木隆三
  2.『復讐するは我にあり(下)』 佐木隆三
  3.『無病息災エージェント』 大沢在昌
  4.『喪服のランデブー』 コーネル・ウールリッチ

 4冊読了等。
 月半ばから忙しくなってペースダウンしたのが悔しい。仕事って
どうしてやってっもやっても終わらないんだろう( ノД`)シクシク…・。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 『喪服のランデブー』

○楽しめた
 なし

・普通
 『復讐するは我にあり(上・下)』『無病息災エージェント』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『復讐〜』は、直木賞受賞の長編推理(事件?)小説。
実際の事件を素材にして、人物描写は小説風、法律に基づく捜査手続き
描写・犯人を取り巻く通俗描写は超現実ノンフィクション風といった構
成。ノンフィクション作品を読んだことがないので、そのジャンルでこ
の構成が一般的かどうかよく判らないのですが、作品世界にすぐ惹きつ
けられたので、よい手法(特に堅物系社会経験あるような読者)だと思
いました。ただ、逃亡中の犯人の犯罪が多すぎて、途中から正直、飽き
てしまったのが残念。もちろん実際には金を得ないといけないので余罪
多発してるはずだけれど、それにしても細かすぎに感じました(^_^;。
『無病息災〜』は、諜報界の大物の二世ながら、度重なる失敗で二度と
ミスが許されないところまで追い詰められた遊び好きイケメンダブルが
主人公のユーモアサスペンス短編集。
言葉悪くて申し訳ないけれど、琴線に触れるところがなかった、普通の
ユーモアサスペンスものでした。ちょっとドラマ性を求めすぎなのかも
しれませんが。
『喪服〜』は海外長編サスペンスミステリ。
70年以上前に書かれた作品ですが、平成時代でもテレビのドラマ化や原
案などで使われていたイメージがあります。いわゆる複数人への復讐劇
ですが、この著名なパターンの元祖作品のような気がするし、復讐の一
つ一つにミステリ的細工があって、これらがまたとても良い(これまた
よく知られた1つの有名ネタの元祖のような気がする)。何よりも素晴
らしかったのは地の文。場面場面の描写表現が本当にウィット&メロウ
で感嘆。その影響か、会話のウィット表現も登場人物たちの肉声でなく
作者が生み出したセリフとして認識してしまうようなこともチラホラ。
登場人物たちの魅力が秀でた、いわゆる「キャラもの」とは全く異なる
作品世界で、個人的には、この作品の主人公はあくまでも地の文による
「場面」。順番で行くと「場面」>「設定&細工」>>「キャラ」とい
った感じ。とにかく楽しませてくれました。繰り言になりますが素晴ら
しかったの一言です。

2023年11月の購入本等

  1.『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』 東野圭吾
  2.『invert 城塚翡翠倒叙集』 相沢沙呼
  3.『刑事何森 孤高の相貌』 丸山正樹

 3冊購入等。
 全て信頼作家の信頼買い。3は最近、シリーズもの3作文庫衝動一気
買いしましたが、今月途中にスピンオフ作文庫化を知って、急遽購入。
未読の信頼作家信頼買いの道はまだまだ増えそう&続きそう…(^_^;。

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/119.0.0.0 Safari/537.36]

2548. 2023年11月01日 11時38分54秒  投稿:SAMANA 
 床に置いた積読本スペースを少しでも小さくしようと、ある程度読了
したら机下や本棚空きスペースにも置いている、大きい輪ゴムでとめた
積読束を少しづつ(読書順並びに)移動させているんですが、最近これ
がかなりの負担になってます。以前は「床が広くなる〜」と嬉々として
やっていたのに、今はあぐらがかけないほど股関節がヘタってるので、
床上ゴソゴソ作業が痛くて痛くて。そのせいで時間も若いころの倍以上
かかってるし……。あああ歳をとるってほんとヤダッ!!( ノД`)シクシク…

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年10月の読了本

  1.『名無しの探偵事件ファイル』 ビル・プロンジーニ
  2.『悪人海岸探偵局』 大沢在昌
  3.『ホシは誰だ? <犯人当て推理アンソロジー>』  文藝春秋編
  4.『ゆがんだ光輪』 クリスチアナ・ブランド

 4冊読了等。
 あれ? 国内3冊海外1冊の読書順にしてるはずなのに、順番が崩れ
てる。きっと縦に重ねた積読束が崩れた時に、適当に束ねてしまったの
か……って我ながら呆れるほど、どおぉぉぉおでもええ話っすね(^_^;。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『悪人海岸探偵局』

・普通
 『名無しの探偵事件ファイル』『ホシは誰だ?』『ゆがんだ光輪』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『名無しの〜』は、日本読者向けに企画された珍しいオリジナル短編集。
各作品いずれも及第点・平均点レベルだしキャラも魅力的(何たってあ
の"名無し"ですから)だから、いつもなら「楽しめた」なんですけど、
これからは少し厳しめにしていくつもりなので「普通」に。この思いが
いつまで続くかわかりませんが(^_^;。
『悪人〜』は、海辺のシティを舞台に元不良の私立探偵が活躍するライトハ
ードボイルド短編集。
東京近郊の街のようですが、バブル期前あたりに書かれたようで、ホイチョ
イ・プロダクション世代の関西人からすると、千葉よりも湘南・茅ヶ崎っぽ
いイメージしか浮かばない(^_^;。平均的な出来で「普通」にするつもりでし
たが、最終話「人形の涙」の苦い結末がとても良かったので「楽しめた」に
変更。探偵が"背負う姿"はやっぱりジーンときます。
『ホシは誰だ?〜』はタイトルが示す通り、犯人当て短編アンソロジー。
参加してる作家は鮎川哲也・三好徹・飛鳥高・佐野洋・高原弘吉・結城昌治
・樹下太郎・島田一男・都筑道夫・笹沢佐保・菊村到・陳舜臣・筒井康隆・
戸板康二・生島治郎・海渡英祐と、昭和の名だたる推理作家ばかりで物凄い
(筒井康隆はSFだけど)。仁木悦子と松本清張が参加してたら文句なしじゃ
なかろうか。正直、高原弘吉の名は知らなかったです。ただ、このメンツ
なのに全体的な内容は普通レベル。問題編で文庫15ページ程度の短さなので
楽しめるレベルにするには難しそう。でも佐野洋・結城昌治・笹沢佐保は
楽しめました。というか、この短さなのに「笹沢佐保はやっぱり笹沢佐保」
と感じさせる出来にちょと驚き。凄いです。
『ゆがんだ〜』は、名探偵コックリルが活躍した『はなれわざ』の舞台だ
ったあの孤島に、なんと今度はコックリルの妹が主人公として活躍する海
外はちゃはちゃミステリ的長編。
ブランド作品はやっぱりだいぶ読みづらかったんだけれど、ミステリ的ネタ
はよかったし、そのネタが生み出したドタバタ加減も楽しめたし、癖の強い
シニカルさも含め思ったより面白く感じたのはラッキー。でもあの読みづら
さを考えると、個人的にはやっぱり「普通」かなぁ<何様?

2023年10月の購入本等

  1.『厳冬之棺』 孫沁文
  2.『メグレとマジェスティック・ホテルの地階』 ジョルジュ・シムノン
  3.『夜の向こうの蛹たち』 近藤史恵
  4.『メルカトル悪人狩り』 麻耶雄嵩
  5.『神保町の怪人』 紀田順一郎

 5冊購入等。
定型パターン以外の購入、いわゆる私を鬼畜外道にまで堕としこませた悪魔
の書は2冊のみ?? 先月と比べてよく我慢したぞ! 自分っ!!
誰も褒めないから自分で褒める(^_^;。

1は、その悪魔の本。中国語で書かれた、いわゆる華文ミステリで密室モノ
とのこと。Xのポストで作家の大山誠一郎さんがかなり褒めていて、その褒め
言葉に誑かされて購入。
なんだ。大山さんって「誑か師」なんだ<絶対に違う。
2も悪魔本。フランスの名探偵でポアロと双璧をなすメグレ警視の長編作。
シムノンは5冊くらいしか読んでなくて、思い浮かぶメグレ像は西村京太郎
作によるものしか浮かびません(^_^;。これはネットで見つけた瀬名英明さん
の書評にあった「成熟した王道展開、娯楽の基本がしっかり提示」との文に
拐かされて購入。
なんだ。瀬名さんって「拐か師」なんだ<確実に違う。
3と4は定番作家信頼買い。
近藤作品は8年以上、麻耶作品にいたっては12年以上も読書順番が回ってき
ていない様子。私の積読山はどないなっとんねん。
5は、創元推理文庫既刊4冊は読了してるので、せっかくだからと購入。
んでも実はその凄さや面白さがよく判っておらず、既読作も全く覚えてない
っす……(^_^;。

そいでは!!
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2547. 2023年10月01日 15時12分44秒  投稿:SAMANA 

 10月なんだから、もう最高気温30度は超えないで…(;´ρ`) グッタリ。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年9月の読了本

  1.『蘇る金狼 野望篇』 大藪春彦
  2.『蘇る金狼 完結篇』 大藪春彦
  3.『薄氷の沼』 笹沢左保

 3冊読了等。
 1&2が分厚めで通常文庫本3冊分はあるので、3とあわせて文庫
4冊分読了と考えてます。………自分が惨めなだけだな( ノД`)シクシク…

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『蘇る金狼』『薄氷の沼』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1&2は、昭和推理小説時代のハードボイルド大御所作家の代表的長編
の一つ。
野望編の中盤までは、派手な動きがあっても単に起きている事象のみを、
感情を排して事務的に淡々と書き進めてる印象。個人的にはなんだか松
本清張作品を読んでいるかのよう。中盤から徐々に名のある登場人物た
ちの姿が見えはじめ、ストーリーに入り込むことができ、非情な展開を
楽しむことができました。圧巻は銃と車に関する描写の熱の入りよう。
作者の「無条件の熱さ」が否応なしにあふれでていて凄いとしか言いよ
うがありません。
3.は昭和推理小説時代の推理大御所作家の、男性向け通俗サービスに
満ちた推理長編。
若い時だとエロのほうに気を取られて「ふざけんな」と侮蔑してたろう
けど、笹沢佐保の凄さを味わった今では、ここまでのエロ過激さは男性
読者の期待に応えるためのサービスはもちろん、ミステリの真相からの
目くらまし効果もあわせて仕込んだんじゃないかとすら思ってしまうの
ですが、さすがにそれは贔屓目。でも、ミステリとしての骨格がしっか
りた良作だと思います

2023年9月の購入本等

  1.『アンデッドガール・マーダーファルス 4』 青崎有吾
  2.『今昔百鬼拾遺 月』 京極夏彦
  3.『アンと愛情』 坂木司
  4.『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』 丸山正樹
  5.『龍の耳を君に デフ・ヴォイス』 丸山正樹
  6.『慟哭は聴こえない デフ・ヴォイス』 丸山正樹
  7.『炎上フェニックス 池袋ウエストゲートパークXVII』 石田衣良
  8.『道化師の退場』 太田忠司
  9.『ナイフをひねれば』 アンソニー・ホロヴィッツ
 10.『時空旅行者の砂時計』 方丈貴恵

 10冊購入等。
 やあああぁぁぁぁっっっっぃぃぃいいいまあああぁぁぁっっっったあ
あぁぁぁぁぁっっっっ〜〜〜〜〜!!!!!!!
1は、信頼作家買いながら刊行見落としに気づいて慌てて購入。
ちょうどアニメ化された時期なので買えないかなと思ったのですが、運
よく1冊だけ書店にありました。
2は、17年ぶり新作長編刊行の情報を見て購入意欲がムクムク。
京極堂シリーズ所有有無を調べたところ、連作小説集のうち、いわゆる
「雲」「風」「陽」「月」が未所有とわかったので、検討の結果「月」
を選択。wiki調べで「陽」はホラーらしいし、「雲」は的外れ推理パタ
ーンで読書意欲がわかないし、「風」は榎木津がメインらしいので体力
がもたないと判断しての結果です(^_^;。
3は、信頼シリーズ買いながら刊行見落としに気づいて、検討した結果、
購入。
シリーズ途中での購入見合わせも多々ありますけど、ハートフルっぽい
作品は、継続購入しがちです。
4〜6は、1〜3の新刊以外の複数冊購入の動きに歯止めが利かなくな
ってしまって勢いで購入。
でも前々から気になってたシリーズだし、決して期待を裏切らない、も
しくは期待以上の出来に違いないと根拠のない自信に満ち満ちているの
で、全く悔いはありません。
………お願いっ! 外れないでっ!!
7〜9は、信頼作家作品買い。見逃さなくて良かった……(^_^;。
10は、ネット世評評判信頼買い。もう一人の評判信頼買い作家、夕木
春央となぜかよく混同してしまいます。四文字以外、共通点が全くない
んですけど 。。。o(゚^ ゚)ウーン

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/117.0.0.0 Safari/537.36]

2546. 2023年09月03日 12時37分12秒  投稿:SAMANA 

 9月に入って朝晩は比較的涼しくて比較的涼しくなったものの、昼
日中はまだまだ暑く、上半身裸でヒーヒー言いながら書き込む姿はリ
ビングの開けっ放しの窓を通して外から丸見え。軽犯罪法違反や迷惑
防止条例違反でしょっぴかれるかもしれない(-_-;)ニヒッ

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年8月の読了本

 1.『心やさしい女 フランスミステリ傑作選(2)』 カトリーヌ・アルレー他
 2.『蟹喰い猿フーガ』 船戸与一
 3.『怪盗クイーン  NYでお仕事を バトルロイヤル 前編』 はやみねかおる
 4.『怪盗クイーン  摩天楼は燃えているか バトルロイヤル 後編』 はやみねかおる
 5.『念力密室!』 西澤保彦

 5冊読了等。「よく読んだ!」と無理やり自画自賛しておこう……。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 『念力密室!』

○楽しめた
 『蟹喰い猿フーガ』『怪盗クイーン  バトルロイヤル』

・普通
 『心やさしい女』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『念力〜』は、チョーモンインシリーズ短編集。
超能力の秘匿前提での存在事実及びその犯罪対応世界の設定。
密室の超能力による新たな謎アプローチとロジック主体推理。
非現実的世界ゆえの萌え・クールビューティ・一般人名探偵による更なる
魅力的作品世界。その全てが超好みですが、各話で示されるロジックがひ
ときわ素晴らしい。よくぞここまで複数の見事なロジックが生み出せるも
のだと、感嘆しかありません。
『蟹喰い猿フーガ』は長編ロードもの冒険小説。
以前に読んだこの著者作『夜のオデッセイア』とかなりよく似たキャラ設
定ですが恐らくこれは意図的で、『夜の〜』から政治謀略要素を排除して
より大人のお伽話を提示してみたかったんじゃないかと勝手に想像。『夜
の〜』より今作のほうが断然楽しめた(メッキー最高です!)ので、よけ
いそう思ったり。
『怪盗クイーン〜』はシリーズもので今回はニューヨークが舞台の長編作。
ものすごく大量のキャラが登場してるのに、その一人一人の心の在り方な
どの滲みだしが今作ではすごく感じられて、輻輳した設定世界の把握さ加
減にかなり驚きました。なので群像劇というよりは個々集合体による展開
劇といった感じ。今後、他シリーズも含めてどんな大団円が待ち受けてる
んだろうと興味が深まりました。
『心やさしい女』は、フランスミステリ短編アンソロジー。
最初に収められたノエル・カレフ「ロドルフと拳銃」がベスト。フランス
ミステリでちょっとほっこりするとは思わなかった。あと、御大ボアロー
&ナルスジャックの各単体名義(ピエール・ボワロー。トーマ・ナルスジ
ャック)作品がそれぞれおさめられていたのが印象的。面白い短編・そう
でない短編の玉石混合だったのがちょと残念。

2023年8月の購入本等

 1.『盲剣楼奇譚』 島田 荘司
 2.『怪盗クイーン 摩天楼は燃えているか バトルロイヤル後編』 はやみねかおる
 3.『修羅の家』 我孫子武丸
 4.『サーカスから来た執達吏』 夕木春央

 4冊購入等。
1〜3は、信頼買い作家作品。1は超御大作家作品ですが、ミステリかど
うかすらわからずちょと不安(^_^;。
4は、世評の高い『方舟』が文庫化したら購入予定なので、デビュー作?
から買っておこうという、未読信頼買い。吉と出るか凶と出るかちょと不
安(^_^;(^_^;。

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/116.0.0.0 Safari/537.36]

2545. 2023年08月06日 12時22分59秒  投稿:SAMANA 
 暑くて暑くて死にそうです。現場からは以上です<何のレポだ?

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年7月の読了本

  1.『惜別の宴』 横田順彌
  2.『ぼっち・ざ・ろっく! TVアニメ公式ガイドブック-COMPLEX-』  まんがタイムきらら編
  3.『神のふたつの貌』 貫井徳郎
  4.『されど修羅ゆく君は』 打海文三

 4冊読了等。
 まぁまぁの冊数と思ってしまっているけれど、そもそもの読了数目標は、購入
数を差し引いての「5冊」。もっと精進せねば…ではなく、当初の目標が今の状
況では厳しいから下方修正しようかなぁ…と後ろ向きになってる今日この頃(^_^;。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『神のふたつの貌』

・普通
 『惜別の宴』『ぼっち・ざ・ろっく!』『されど修羅ゆく君は』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

1.は、明治時代の快男児小説家、押川春浪とその取り巻きたちの活躍を描いた
SF小説。
少しだけ「いとあわれ」の感情がわいたものの、それ以外は特になし。
2.はタイトル通りの企画本。
編集が原作連載の出版社なので、欲を言えばアニメ版ガイドといえどもう少し原
作との相違等の独自性があれば嬉しかった。あと、エンディングのアニメに関し
てほとんど(全く?)触れていないのはものすごく悲しい。エンディングがすご
く好きで、公式ガイドブックというからには取り上げてくれるだろうと思ってい
たので、無茶苦茶残念&悔しい( ノД`)シクシク…。
3.は、プロテスタント牧師にまつわるクライム・ストーリー。
とあるトリックに対して読了後すぐは「だからどうなの?」という想いで疑問が
残っていたけど、解説で示された「連鎖」の語句でプロットの一つの構図に気づ
かされ、面白く感じることができました。あと、貫井徳郎の文章は作品世界に読
み手を巧みに誘って本当に上手い、と思うのは私だけ?
4.は女性死体遺棄事件に巻き込まれた登校拒否中の女子中学生が、出会った男
を救うべく奮闘するハードボイルド。
登場人物たち全員が魅力的に描かれているのに、決め手のエピソードが全員に欠
けている気がして、結果、印象に残らず。私はベタを望みすぎなんだろうか…?

2023年7月の購入本等

  1.『ぼっち・ざ・ろっく! TVアニメ公式ガイドブック-COMPLEX-』  まんがタイムきらら編
  2.『立待岬の鷗が見ていた』 平石 貴樹
  3.『卒業生には向かない真実』 ホリー・ジャクソン

 3冊購入等。
1.は、ハマったアニメのガイドブック。値段も3.300円となかなかのですが、
当然文庫化されるわけがないので止む無し、と言い聞かせ。
2.は信頼作家定番買い。依存文字の「鷗」は「かもめ」。わかりやすい本格
ミステリだったらいいなぁと淡い期待。
3.は世評信頼買いしたデビュー作の、3部作最終作。ネット書き込みからあ
れやこれや想像したネタのどれかには当てはまりそうな気もするけど、絶対に
当てはまってほしくないっす<なら、そもそもネット見るなよ

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/115.0.0.0 Safari/537.36]

2544. 2023年07月02日 13時26分43秒  投稿:SAMANA 
 7月の異動で自分の部署の人員が1名減。その分の仕事が増えてかなり
しんどい状況になりそう。ホント嫌だよう〜と、いい歳したジジイの嘆きです(^_^;。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年6月の読了本

  1.『シャロウ・グレイブズ』 ジェフリー・ディーヴァー
  2.『蜃気楼の帯』 戸川昌子
  3.『出会いがしらのハッピー・デイズ 人生は五十一から』 小林信彦
  4.『ある化学者の殺人』 由良三郎
  5.『銀塊の海』 ハモンド・イネス

 5冊読了等。
 今月はよく読んだほう。月10冊読了が夢だけれど、まだまだ仕事と配信に
忙しい身ではまだまだ難しそうです<配信やめろよ(^_^;

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『蜃気楼の帯』『出会いがしらのハッピー・デイズ』『ある化学者の殺人』
 『銀塊の海』

・普通
 『シャロウ・グレイブズ』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『蜃気楼〜』は、1960年代のアフリカを舞台に3人の日本人が巻き込まれた諜報
サスペンス。
私の戸川ミステリイメージから遠くかけ離れたこのあらすじに少し不安を覚え、序盤で
ゴリラの掌がでてきた時は"あちゃ〜"と不安が増したものの、国際諜報モノとしてしっ
かりサスペンスしていたので、かなりびっくり。戸川昌子の実力に不明の自分を恥じ
るばかりです、ハイ。
『出会い〜』は、偏屈爺さんの文句100%に少しの芸事ネタが含まれたエッセイ。
相変わらずの厭世観が逆に安心できて面白いです。
『ある化学者〜』は、医学系トリックが目を引くミステリ短編集。
こちらは偏屈というより、「好々爺」のイメージがある作家で、「盗作の結末」「通じ
ない話」にそれが表れているように思います。ただ、あくまで「ミステリとして良くも悪
くも好々爺」であって、"○楽しめた"の評価は、ふんだんに私の贔屓目が入ってい
ます(^_^;。
『銀塊〜』は、罪を負わされた主人公が悪事を食い止める海洋冒険小説。
冒険小説のアドレナリンが分泌する要素と起承転結がしっかり描かれていて確実
に楽しめるけれど、すべて想定内のイメージだったのがちょと物足りない…というのは
きっと欲張りすぎに違いない(‘-’*)(,_,*)(‘-’*)(,_,*)ウンウン
『シャロウ〜』は、映画のロケハンコーディネーターの主人公が候補地で事件に巻き
込まれるサスペンス。話の展開や本国ではきっとウィットがきいていて面白がられて
るような多くの表現もほとんど乗り切れず、正直、モヤモヤした感覚のまま読了。
作者評判信頼買いでこのシリーズ作がいくつか積まれてるけど、このシリーズに関し
てはちょっと失敗したかも? と、ちょと悲しんでます。

2023年6月の購入本等

  1.『世界で一番透きとおった物語』 杉井 光
  2.『仮面幻双曲』 大山誠一郎
  3.『Another 2001(上)』 綾辻行人
  4.『Another 2001(下)』 綾辻行人
  5.『魂手形 三島屋変調百物語七之続』 宮部みゆき

 5冊購入等。
 綾辻・宮部の文庫本発行月は増えてもしかたないと、自分に言い聞かせ。

1は、ミステリ作家、綾辻幸人さんがツイッターで紹介していたつぶやきが気に
なりすぎて完全無知識ながら購入決定。ベストテン企画&ネット評判で買った
文庫は今までもあったけれど、ツイッターのつぶやき情報のみで買った本は、おそ
らくこれが初。吉であってほしいなぁ。
2〜5は、作家信頼買い。でも、宮部作品の怪談物はこのシリーズで見切り
をつけて、今後はミステリモノだけ購入しようかなと思案中。ファンタジーもので
未購読のものは実際にあるし。でも迷うところだなぁ…。

そいでは!!
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2543. 2023年06月04日 14時11分08秒  投稿:SAMANA 
 特になんてことない休日ですが、明日から出勤。今日のうちに仕上げないと
書き込みがまた1週間延びてしまう……という、完全に無意味な強迫観念に
襲われる心持ちを何とか解消したいなぁ……(遠い目)。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年5月の読了本

  1.『泡噺とことん笑都』 かんべむさし
  2.『夜のオデッセイア』 船戸与一
  3.『超・殺人事件 −推理作家の苦悩−』 東野圭吾

 3冊読了等。
 ううううん。もう少し読めたはず。何でこんなに読めなかったのかちょと
不思議です(^_^;。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 『超・殺人事件』
○楽しめた
 『夜のオデッセイア』

・普通
 『泡噺とことん笑都』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『超・殺人事件 −推理作家の苦悩−』は、極私的感想としては「超極上の
本格ミステリ」短編集。
当時(今も?)の小説業界の状況を素材として、シニカル&誇張のブラック的
ユーモア(あくまでも"的"。ブラックと言い切るには否定感が感じられず、む
しろ"笑い飛ばす"感じがする)を基盤にすえて、本格ミステリで活用される各種
テクニックを、東野流に惜しげなくぶち込んだ各話は、まさに至高の作品群。こ
んなに作家の"手練れ"を感じさせる短編集を読んだのは初めてかも。絶品でした。

『夜の〜』は、長編ロードもの冒険小説。落としどころが「お伽話」になって
しまったのが個人的にはかなり残念。ほんの少し明るさが感じられる他の結末を
味わいたかった(もしくはいっそダークなまま終了)です。

『泡噺〜』は、バブル期狂騒ドタバタ小説。
この作者の「くどさ」は嫌いじゃない(むしろ好きなほう)けど、ドタバタの部分
が少し弱くてくどさが中和されず、胃もたれした読後感だったのが惜しいと思いま
した。

2023年5月の購入本等

  1.『怪盗クイーン NYでお仕事を バトルロイヤル 前編』 はやみねかおる
  2.『赤い部屋異聞』 法月綸太郎
 
 2冊購入等。
 今月は少数でおさまって嬉し嬉し。

ともに定番信頼買い作家作品。
1は、後編刊行したあとに読書開始予定。
2は、過去のミステリ系?短編名作をオマージュした短編集とのこと。でも絶対
元ネタ短編は未読あるいは忘却の彼方なんだろうなぁ…(^_^;。

そいでは!!
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2542. 2023年05月07日 11時42分25秒  投稿:SAMANA 

 カレンダー通りのゴールデンウィーク5連休の最終日に、アタフタしながらこれを
せっせこと書き込んでます。あああ、明日から仕事かぁ……ハァ━(-д-;)━ァ

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年4月の読了本

  1.『金塊船消ゆ』 多島斗志之
  2.『都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ 』 はやみねかおる
  3.『ふざけた死体ども 《吉田警部補苦虫捕物帳》』 海渡英祐
  4.『ハリウッド殺人事件』 ジェームズ・アンダースン

 4冊読了等。
 もう少し読めた気がする。相変わらず気持ちユルユル。いつになったら張り切りだす
のか我ながら全く予想がつきません。ひょっとしたら死ぬまでこのペースか(^_^;?

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 『金塊船消ゆ』『都会のトム&ソーヤ 20 』

○楽しめた
 『ハリウッド殺人事件』

・普通
 『ふざけた死体ども』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『金塊船〜』は、戦中の東南アジアで命令された謎の行動をめぐり、金塊探しに巻き
込まれた当事者たちを描いた冒険長編。
灼熱というよりは青白い炎、血沸き肉躍るというよりは地味目というか土台にしっかり
根を張ったストーリー展開。荒唐無稽な設定なのに実際に起きうることかのように感じ
させる書きっぷりは、いかにもこの作者らしいと思ったり。

『都会の〜』は、まちとむシリーズ21作目(20なのに21作目になるところに、ただでは
すませないミステリ作家魂を感じるのは私だけ?)。
本編も面白かったけど、特筆は坂田先生がみんなに残したメッセージ。正直、これだけ
でもう「とても楽しめた」に決まりました。本当に胸がいっぱいになって泣きかけまし
たから。電車の中だったので我慢しましたけど。●を前にしてのこの心持ち、私には絶
対に無理…( ノД`)シクシク。

『ハリウッド〜』はジェシカおばさんシリーズの海外モノ中編2作所収。
2作ともおぉっ!というケレン味はなかったですが、ちょっとした本格テイスト意外味
は仕込まれていて好印象。海外モノにしては読みやすくてそれもナイス。それにしても、
ミステリ作家にとってハリウッドはやっぱり鬼門なのかと、エラリィ・クィーン作品の
印象とあわせて頭に浮かびました(^_^;。

『ふざけた〜』は、ダメダメ警部が活躍するユーモア短編ミステリ集。
発表当時としては珍しいタイプ作だったと思うのですが、中身はオーソドックスな推理
短編。
あまり驚きもなく、可もなく不可もなくという印象でした<何様だ?\(゚Д゚)コラッ!

2023年4月の購入本等

  1.『クスノキの番人』 東野圭吾
  2.『夢魔の牢獄』 西澤保彦
  3.『名古屋駅西 喫茶ユトリロ 龍くんは引っ張りだこ』 太田忠司
  4.『幽霊屋敷』 ジョン・ディクスン・カー

 4冊購入等。
 すべて定番信頼買い作家作品。このメンツだと買わないわけにいかず、これだけで
すんで良かったと逆に思うことしきり。たぶん1.はミステリというよりファンタジ
ー系なんだろうなぁ。あと、4.は自分にとって当たり外れが大きそうな予感大(^_^;。

そいでは!!
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2541. 2023年04月02日 13時21分24秒  投稿:SAMANA 

 2023年度を迎えてもあれこれ忙しく、気の休まる時がなくて本当にキツい毎日なのが
悲しい。う〜ん、直近に読んだ笹沢ミステリの影響のせいか、マイナスの内容しか思い浮
かばないです<いつもそうやがな┐( -"-)┌ ヤレヤレ

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年3月の読了本

 1.『中空』 鳥飼否宇
 2.『飛蝗の農場』 ジェレミー・ドロンフィールド
 3.『暗い傾斜』 笹沢左保

 3冊読了等。
 忙しさも相まって予想以上に読書進まず( ノД`)シクシク…。4月は無理でも5月には
読書ペースをあげたいものです……(・∀・)ウソツケ!!。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『中空』『暗い傾斜』

・普通
 『飛蝗の農場』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『中空』は横溝正史ミステリ大賞優秀作で長編デビュー作品らしい。
限界集落竹林歴史閉鎖ミステリ(何じゃそら?)で、多くのネタが盛り込まれていて、
自分が歴史に造詣深かったらより楽しめたんだろうなぁと思いました。
『飛蝗の農場』は、長編で「このミス」2003年版海外1位作品。自分には苦手な錯綜
サスペンス系で、案の定、理解が追いつかないまま終わってしまったのが残念。訳者の
功績かもしれないけれど、文章がすごく上手な作家だと感じました。
『暗い傾斜』は、仕事に生きる女性にまつわる事件を描いた長編推理作品。静かな
迫力を備えた笹沢ミステリですが、この作品はそのなかでもかなり沈痛ダウナーな内容
ですが、ネタはしっかり考えられていて安定のミステリ度がとてもいい心地でした。

2023年3月の購入本等

 1.『遺品博物館』 太田忠司
 2.『月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言』 倉知淳
 3.『たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説』 辻真先
 4.『都会のトム&ソーヤ 20 トムvs.ソーヤ 』 はやみねかおる

 4冊購入等。
1、2、4は定番作家信頼買い。1がミステリ度少し薄い感じがしてちょと心配。
3は、最初購入しない予定でしたが、「このミス」2021年版国内1位ほか、当時のラン
キング各種企画に名を連ねていたのを思い出して購入決定。相変わらずブランドに名
声に弱い私です(^_^;。

そいでは!!
[111.64.227.105][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/111.0.0.0 Safari/537.36]

2540. 2023年03月05日 11時43分35秒  投稿:SAMANA 

年度末のバタバタで忙しさがいつもの100万倍(体感)のため、今回は先月
よりももっと必要最小限の記載のみ。辺境の地の駄文をお読みいただいている
奇特な皆々様、なにとぞお許しくださいませぇ…<(_ _)>。
………と書込み後、最小限記載したらこれがとっても楽ちん。これからもこの書き
方で(遠い目)していこうかなぁぁ〜〜………(^_^;(^_^;(^_^;。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年2月の読了本

  1.『ハイヒールの死』 クリスチアナ・ブランド
  2.『『禿鷹城』の惨劇』 高柳芳夫
  3.『和時計の館の殺人』 芦辺拓

 3冊読了等。
 少ない。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『和時計の館の殺人』

・普通
 『ハイヒールの死』『『禿鷹城』の惨劇』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

 今年から評価厳しめ。
 『和時計〜』。楽しめたもののちょと盛りすぎ&ややこしめ。
 『ハイヒール〜』。タイムスケややこしすぎ。
 『『禿鷹城』〜』。2密室、1点だけ面白味あり。他は関心持てず。

2023年2月の購入本等

  1.『雪月花 謎解き私小説』 北村薫
  2.『サーチライトと誘蛾灯』 櫻田智也
  3.『蝉かえる』 櫻田智也
  4.『スノーバウンド@札幌連続殺人』 平石貴樹
  5.『名探偵のはらわた』 白井智之

 5冊購入等。
 1.は1月刊行分の買い残し。
 2&3.は3のネット評判買いに引きずられてシリーズ1作目も合わせ買い。
 4.は定番作家信頼買い。
 5.はネット評判買い。あまりグロくなさそうな感想が後押し。

そいでは!!
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2539. 2023年02月05日 12時28分08秒  投稿:SAMANA 

 今月は忙しいので最小限の書込みにしたいです。あああ、心の安定が
欲しい(^_^;。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2023年1月の読了本

  1.『ピンク・エンジェル』 ウィリアム・L・デアンドリア
  2.『真珠郎』 横溝正史
  3.『美の神たちの叛乱』 連城三紀彦
  4.『墜ちていく僕たち』 森博嗣

 4冊読了等。
 いきなり今年の目標「5冊読了」未達成。先行き不安だけど出来る範囲で
がんばろうっと。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『ピンク・エンジェル』『真珠郎』『墜ちていく僕たち』

・普通
 『美の神たちの叛乱』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『ピンク〜』は1900年代初頭(1890年代?)のアメリカを舞台にした
通俗的ミステリ。元大統領のルーズベルトも警察の指揮者として活躍。
本格系作家として知られるデアンドリアが書いたとは思えないほど通
俗的展開ですが、ストーリーとキャラが結構はっちゃけていて面白か
ったです。本格系と思わせる最終盤の犯人特定推理は、実はよく理解
できず。個人的にはこの犯人にはしてほしくなかったなぁ…(^_^;。

『真珠郎』は、目を引くミステリ的思考が1つあったものの、正直少し
物足りない感じ。同じ土着的テイストなら同所収の短編「孔雀屏風」の
ほうが楽しめました。事件を軽く処理してるところがかえって好印象。
それにあまり横溝作品らしくないハッピーエンドが気持ちよかったり。

『墜ちて〜』は、SF的設定で変化男女の様子からジェンダーに対する
意識が芽生えてくるような短編集。「事象としてはなんでもよくて、
そこから派生するものが大事」的な森ワールドが感じられて楽しかった
です。最初2作のような雰囲気が続いた方がよかったかもしれない。

『美の神〜』は、主にパリを舞台にした美術ミステリ長編。連城反転
世界が冒頭から全開ですが、長めの長編(?)で多様な反転構造が各
所に描かれてるがゆえに反転構造そのものが埋没したような印象と、
各種恋愛の正解がない曖昧さから、中途半端に終わったような印象。
キャラは一番魅力的ながら生物学的にありえない状況に結局納得しき
れなかったのも残念。

2023年1月の購入本等

  1.『沈黙の目撃者』 西澤保彦
  2.『絞首商會』 夕木春央
  3.『濱地健三郎の幽たる事件簿』 有栖川有栖

 3冊購入等。
 1&3は定番作家信頼買い。死ぬまでには絶対に読むことをここ
に誓います。誓う事だけはできます(^_^;。
 2は、世評の高い『方舟』作者のデビュー作という事で信頼買い。
恐らく『方舟』が文庫化されたら買うでしょうけど、その先は不明。

そいでは!!
[111.64.227.105][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/109.0.0.0 Safari/537.36]

2538. 2022年12月31日 17時04分10秒  投稿:SAMANA 

 正直、最近はミステリ読書よりもアニメ視聴の方に時間を割いている状況。
そんななか、今年のベスト3は
『明日ちゃんのセーラー服』
『ぼっち・ざ・ろっく』
『その着せ替え人形は恋をする』
といったところか……って、60歳手前ジジイのマイアニメベスト3って気
持ち悪いだけやっちゅうねん☆(゚o゚(○=(`ε´○#

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2022年12月の読了本

  1.『狸はどこへ行った 大浪花諸人往来 第2集』 有明夏夫
  2.『螢草』 連城三紀彦
  3.『2023年版 このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
  4.『2023本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
  5.『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』 柄刀一

 5冊読了等。
 よく読んだほうです。終わりよければすべて良し!<無理やり感満載(^_^;。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『狸はどこへ行った』『螢草』『2023年版 このミステリーがすごい』
 『2023本格ミステリ・ベスト10』 

・普通
 『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『狸は〜』明治初期の大坂を舞台にした捕物帳短編集。
浪華の維新世話物との感じで楽しめたけど、コンプラセクハラパワハラモラハラ
の上っ面を褒めそやすこのご時世、ひょっとしたら眉ひそめる人もおるんかなぁ。
ふざけんな。
『蛍草』は各種愛憎の機微を描いた短編集。それぞれにミステリテイストがあっ
たので無骨な私でも楽しめました。ある意味『狸は〜』と真逆の世界観だけど根
つこは通じてると思いたい。
『このミス』『本ミス』は面白そうな作品が見つけられるのでやっぱり好き。気
にかかった作品は文庫化したときに買うつもりで毎年いるのですが、果たしてい
つまで覚えているのやら…(^_^;。
『アリア系〜』は、SFファンタジーミステリ短編集。ファンタジーは苦手分野な
ので、スゴイことをしている作品だと思ってはいるものの乗り切れず。損してる
なぁと思うことしきりですo(TヘT)oショボーン

2022年12月の購入本等

  1.『2023年版 このミステリーがすごい』 このミステリーがすごい!編集部編
  2.『2023本格ミステリ・ベスト10』 探偵小説研究会編
  3.『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』 西澤保彦
  4.『11文字の檻 青崎有吾短編集成』 青崎有吾
  5.『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 連城三紀彦

 5冊購入等。
1&2は、年末恒例ミステリ企画もの2大冊子。買わない選択肢は今のところあ
ありません。
3と4は、定番作家信頼買い。『腕抜』シリーズは7作全部積読中で、その面白
さをいまだ味わっておりません<(_ _)>。『11文字〜』も青崎ミステリすべて
未読で面白さ未体験。退職して時間できてから読書邁進するつもりだけど、本当
に死ぬまでに読めるか心配になってきた……。
5は、「単著未収録」の文字を目にして即購入決定。まだまだ連城未購入本たく
さんあるはずだから、そっちを先買えっ!て話なんですけど(^_^;。

で、2022年のお勧め本は2冊。あって良かった…(^_^;。
ここに再掲して今年の駄文は終了。

『標的』 ディック・フランシス ハヤカワミステリ文庫
競馬シリーズもの長編。
今作は主人公がサバイバル作家という、ストイックの面白さに満ちたフランシス
作品世界にうってつけの設定。のみならず他の登場人物も魅力的であるがゆえに、
真相究明後にそれぞれが歩む茨の道のりを想起させる苦い味わいがとても良かっ
たです。

『過去を連れた女』 笹沢左保 角川文庫
5作所収の短編集。
その最後をかざる「曇天」は、事件が起きないからこそ徐々に迫る不穏の影に対
する苦悩と、それゆえにありきたりな生活の尊さが本当に心に沁みこんでくる、
地味だからこその名短編。様々なミステリの有り様のうち、1つの正解作みたい
な印象を持ちました。

皆さま、来年もよろしくお願いいたします<(_ _)>。

そいでは!!
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2536. 2022年12月03日 16時06分52秒  投稿:SAMANA 
 12月に入り急に寒くなり、先月末に散髪した先で5.000円落としたことも
あって身も心も頭も財布も寒々しいことこの上ない師走はじめなのがとて
も悲しい( ノД`)シクシク…。

 さてさて。それでは積読本状況詳細報告。

2022年11月の読了本

  1.『相続人TOMOKO』 大沢在昌
  2.『長い腕』 川崎草志
  3.『暗黒童話』 乙一
  4.『横断』 ディック・フランシス

 4冊読了等。
 この作家メンツならもう少し読了数かせぎたかったところ(あああ、何度
も同じこと言ってるデジャブ感が抜けない…)ですが、まぁ『横断』が500
ページほどの厚め本だったので良しとします(^_^;。

極私的超アバウト評価

◎とても楽しめた
 なし

○楽しめた
 『相続人TOMOKO』『長い腕』『暗黒童話』『横断』

・普通
 なし

△あまり楽しめなかった
 なし

×楽しめなかった
 なし

『相続人〜』は、復讐に燃える女性主人公によるアクション長編。
書き込めば書き込むほどシリーズ化できそうな設定ながら、短めの長編
1作でケリをつけさせたようなイメージ。○○○・エンドでなかったの
が個人的には好みでした。
『長い腕』は、身の回りに起きた不可解な事件を追う女性主人公のサスペ
ンスもの。
起きた事件の大きさと事件の真相・犯人像との関係が今ひとつしっくりこ
ない気がするものの、ゲーム業界の裏側部分を描いた部分も含め、なぜか
読ませるストーリー運びなのが本当に不思議。なんなんだろうこのちぐは
ぐ感は……(^_^;。
『暗黒童話』はホラー・ミステリー長編。
ミスリードの仕掛けや諸星大二郎ワールドを彷彿させる男女キャラなど、
かなり満足いく出来だっただけに、犯人像と主人公の周辺キャラの話の中
での「薄さ」が残念でした。
『横断』は、競馬シリーズもの長編。
今作の主人公は、遺産で働く必要のない環境に甘んずることなく、競馬界
の調査員として生活する若い男性。北米を縦断する競馬列車に乗り込んで、
法の裁きを逃れ続ける悪党を拿捕しようとするストーリー。スリル感は所
々あるものの、主人公を襲う苦境・困難度合いが、今作では結構少ないよ
うに感じたのがちょと不満……って、フランシス作品にどんだけ高いハー
ドル課してんねん私は(;`O´)oコラー!


2022年11月の購入本等

  1.『喪を明ける』 太田忠司
  2.『ノッキンオン・ロックドドア 2』 青崎有吾
 
 2冊購入等。
 少冊数で嬉しや嬉し。
 共に定番信頼買い作家作品ながら、1はホラーらしいのでちょっと悩み
ましたが「冊数少ないからまぁいいか」とだらしなく購入決定。いかんい
かん。もっとシビアに考えないと…。┐( -"-)┌ヤレヤレ...

そいでは!!
[121.81.121.212][Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/108.0.0.0 Safari/537.36]

  1〜20件(保存数250件) 

[NAGAYA v3.13/N90201]