中さま
いっつも眺めているだけなのですが、たまには。
(この前伊勢丹で買ったばかりなのにすっかり忘れていたのでした)
恐怖館 残酷ミステリー集
【発行日】昭和51年10月5日
【発行所】青樹社
【編】山村正夫
【収録】芋虫 P82-102
【典拠】初版等の記述なし。新書版で表紙絵が杉本一文だったりします。
あと役に立つ情報か分かりませんが、手持ちの東都書房の新書版で山田風太郎
の妖異小説『女人国伝奇』のカバー見返しに乱歩の写真入りで推薦辞が付いて
いました。詳細情報とか必要ですか?
>中相作さん
とりあえず本日、暇でしたので調べてきました。
文学時代・1・第一巻一号(昭和四年五月)五月創刊号
【発行日】1995年9月14日 印刷 / 1995年9月24日 発行
【発行所】株式会社 ゆまに書房
【収録】私の十年前の囘顧 十年後の豫想
【典拠】初版、第一刷などの記載なし(「大阪市立中央図書館」で確認)
【その他】
監修:関井光男
発行者:荒木秀夫
印刷:株式会社 三進社
製本:東和製本株式会社
第一回配本全17冊揃い(←これは裏表紙に記載)
[※残りのデーターは収録以外全て奥付による。また表紙などでは当然《文學時代》だが、奥付のみは《文学時代》。
文学時代・3・第一巻三号(昭和四年七月)七月特輯探偵小説号
【発行日】1995年9月14日 印刷 / 1995年9月24日 発行
【発行所】株式会社 ゆまに書房
【収録】探偵小説座談會
探偵小説の流行と時代的意義――アメリカニズムと探偵小説――探偵の實際と探偵小説――科學の進歩と犯罪の變遷――探偵小説家の用意――探偵小説とモデル――トリツクとテーマ――私の好きな探偵小説と作家――探偵小説の將来
【典拠】以下、上と同じ。
それと、昭和六年十月号以降についても、聞いてみました。
するとまとめ買いのために架蔵予定は厳しいとしたあとで、他の図書館を調べてくれ、なぜかそれ以降の号は、東大阪の大阪府立中央図書館に置いてあることが判明しました。(実はインターネットでも調べられました)
ということで、後日(九月中ばくらい=来週〜再来週)でよろしければ、34巻につきましても、チェックして来ることが可能になりましたので、もしよろしければ残りの「文学時代」を読みにいくついでに、調べて参ります。
中さん
乱歩関連本、いくつか持っております。データーは今しばらくお待ち下さい
カセットブックに関してはこちら(僕のページ)をどうぞ。
http://plaza22.mbn.or.jp/~kunikikuni/kikuni/z.ranpo.c.html
『探偵作家江戸川乱歩の事件簿 ミイラと旅する男』を買ってきました。
内容は面白そうですが、あまりにも文章が……なので……です。
全然面白くなくても小説らしい文章の方が僕は好きです。
中さん
パンフの件はお察しのとおりですので、『脱獄囚』のデータだけお知らせ
します。
【発行日】1959.3.20
【発行所】同行社出版株式会社
【著】楠田匡介
【収録(帯)】「江戸川乱歩氏推奨」とあるだけです
■桜様
いわゆるカセットブックは、先日も記しましたとおり『江戸川乱歩著書目録』の対象外としております。何より「本」ではなく、またこうしたいわば二次使用と呼ぶべき分野のものは、同じく乱歩作品の二次使用にあたる乱歩原作の映画、テレビ・ラジオドラマ、演劇、講談、舞踊、その他もろもろとともに体系化したほうがいいのではないかと考えるからです。
乱歩のカセットブック自体は結構出ているようで、ご指摘の三本は「推理小説シリーズ 江戸川乱歩」(全十巻)の一部かと思いますが、手許には一本もありません。
ほかには、われらが白石加代子さんの「百物語」がカセットブックのシリーズになっており、発行は劇書房。シリーズ「其の四」に、「押絵と旅する男」と夢野久作「瓶詰地獄」がライブ録音で収録されています。
新潮 Pico 文庫でおなじみの新潮社からは「新潮カセットブック 名作ミステリー」なるものが出ていて、乱歩作品では白石加代子の朗読による「人でなしの恋・芋虫」、柄本明の「屋根裏の散歩者」、寺田農の「D坂の殺人事件」、佐野史郎の「人間椅子・押絵と旅する男」といったあたりが手許にあります。
『探偵作家江戸川乱歩の事件簿 ミイラと旅する男』は、いまだ手にしておりません。
●乱歩作品のカセットブック
ついでですから行きがけの駄賃といいますか勿怪の幸いと申しますか、この際データを調べられればたいへんありがたく、乱歩作品の朗読が収録されたカセットブックをご所蔵の方、ご一報いただければ幸甚です。
■古本まゆ様
重ね重ねありがとうございます。『角田喜久雄氏華甲記念文集』の件、了解いたしました。奥付に「発行」とだけ書かれていて版数が示されていない場合は、「初版」とすることにしております。春陽文庫あたりには明らかに版を重ねた本なのに版数が書かれていないものがあり、そうなると奥付上では初版としか見えぬ次第で、たびたび頭を抱えます。『現代怪奇小説集』は、残念ですが致し方ありません。どうもお手数をおかけしました。
■桜様
ありがとうございます。『ミステリー入門 死神のテクニック』の件、よくわかりました。異装版に関しては手も足も出ないという感じです。
■日下三蔵様
ご多用中ありがとうございます。やはりありましたか異装版。しかし手も足も出ません。
■森英俊様
ご丁寧にありがとうございます。『江戸川乱歩著書目録』では、本の帯やカバーに配された推薦文のたぐいは対象外としております。ただしこれらは既刊の『江戸川乱歩執筆年譜』の守備範囲ではあり、しかし楠田匡介『脱獄囚』はたぶん見落としていたと思います。下記の点、お知らせいただければと思います。
脱獄囚
【発行日】
【発行所】
【著】楠田匡介
【収録(帯)】(無題の推薦文でしょうか)
大学祭のパンフレットなども、商業出版かどうかということには関わりなく、「本」ではないからという理由で『江戸川乱歩著書目録』の対象外としております。お知らせいただきましたパンフは、乱歩の「ワセダと推理小説」が収録された「ワセダミステリクラブ33年度早稲田祭プログラム」でしょうか。これなら『江戸川乱歩執筆年譜』に記載してあるのですが、もしもほかのものでしたらきっちり見落としております。よろしくご教示ください。
■ iizuka 様
ありがとうございました。また何かのおりにはよろしくお願いいたします。
■金光寛峯様
神奈川近代文学館のデータ、非常に参考になりました。何度もありがとうございます。
■小林文庫オーナー様
といった次第で、『角田喜久雄氏華甲記念文集』に関してはお手数をおかけしなくても済むことになりました。たぶんもう同書を引っ張り出すなどのお手数をおかけしたあとであろうと拝察いたしますが、ともあれ今後ともよろしくお願いいたします。
●乱歩著書目録アンソロジー篇
下記のアンソロジー、ご所蔵の方はお知らせください。
残酷な戦慄
昭和五十二年四月■日 青樹社
きょうは一冊だけです。
古書目録、今年、1月から8月まで手元にきたのは、186冊でした。
例年と同じです。昨年は、この時期、182冊でした。最近入手の古書など。
・久我荘多郎「監視消〔右が口)の女」立誠社、大阪 昭和18.6.20初版
これで、戦前のものは、9冊目です。
・岡戸武平「恩讐蜻蛉斬」昭和17.5.20 近代小説社
・探偵新聞22号 昭和23.4.5
これには、東 震太郎「素敵な双曲線」トナミ書房 昭和23.3、の短編集の広告が記載されていました。山前譲編の「推理小説研究21」に記載されていません。
この新聞の入手は久しぶりでした。
中さん、下の私の書き込み(No.994)で、うまく、行が取れず、字がとんでしまい、よみずらくなり、もうしわけありませんでした。
日下さん、カイガイ・ノベルスのご教授ありがとうございます。やはり、異装版はありましたか。私の所有のものは、2冊とも、オレンジ色でした。
連続書き込みになってしまいました。失礼します。
>確か「猟奇の鉄人」でかなり前に話題になっていた記憶がありますが、刊年まで触れていたかは…。
気になったので探してみました。
猟奇蔵より ログ6番
http://homepage2.nifty.com/kashiba/bbs006.htm
1999年9月19日 黒白さん 〜 21日 Kashibaさん
20日の日下三蔵さんの書き込み。
「一瞬、復刊を考えた」
一瞬、えっっっと思わされたのはこっちである :-)
むしろあとがきを読むためだけに復刊…… だったら『夢想の研究』で
簡にして要を得ているじゃないか! あぁ墓穴!!
本人も嫌っていた作品なので、となるとやはり遺族の了解も難しいの
でしょうね。千円で買った人もいるし、お互いぼちぼち探しましょう
>岩堀さん
あの司馬がどんなミステリを書いたのだろうか。
やはり脱線しまくりなんだろうか。
手を抜いて、図々しくも神奈川近代文学館のデータをそのまんま使用。
いいのか?
角田喜久雄氏華甲記念文集
【発行日】昭和四十一年五月二十五日
【発行者】角田喜久雄氏華甲記念文集編集委員会
>著 編 者 = 角田喜久雄氏華甲記念文集編集委員会[編]
>出版事項 = 東京 角田喜久雄氏華甲記念文集編集委員会 1966.5.25(昭41)
>形態事項 = 283p(図版共) 22cm(菊判)
>一般注記 = 編集委員 大河内常平,千代有三,中島河太郎,日影丈吉,山田風太郎,山村正夫
> 限定500部
*
『豚と薔薇』ですが、借りてでもいいのでしたら公共図書館の相互貸し出し
を利用する手がありますよ。近郊の図書館にない本でも県外の館から取り寄
せてくれます (閲覧のみ、貸し出し不可)。国会図書館には所蔵されている
のでその旨告げれば、一週間とかからず取り寄せてくれると思います。
*
>水谷準のゴルフ書は数が多いですね。小生はゴルフ歴が古いので何冊か
>持っていますが、一番有名なのは球聖ボビ−・ジョ−ンズ(ゴルフ史上初
>のグランドスラマ−でアマチュア)の「ダウン・ザ・フェアウエイ」という
>ゴルフ書の聖典を訳しています。
父が愛読していたのはたぶんその方だと思います。なんとかジョーンズだった
とおぼろに覚えていますので。
末永さん
『貸本小説』、ようやく東京堂でゲットし、さっそく読ませていただき
ました。(おそらく)日本一早いレビューを、ホームページのほうに書か
せていただきました。といっても、うちの近所にあった貸本屋さんの思い
出話になってしまいましたが。おそらく若い読者には貸本屋自体がなじみ
が薄いと思いますので、店内風景のようなイラストがあればさらによかっ
たのではないかという気もします。でも、デジタル系の出版社がアナログ
系の出版物を出す、そのあたりにロマンを感じます。
岩堀様
「豚と薔薇」は昭和35年に週間文春に数回に渡り掲載されたようです。
所持本(東方社函版)の奥付には昭和38年とあり、重版表示はありません。
この間に増し刷りされたとは少し考え難いと思います。
文春から同年に出たのでしょうか?
確か「猟奇の鉄人」でかなり前に話題になっていた記憶がありますが、刊年まで触れていたかは…。
中相作 様
新潮Pico文庫の「屋根裏の散歩者・D坂の殺人事件」ですが、
A6版で93ページあります。装幀者の名義はありません。
…というような事でよろしいのでしょうか?
何か不明点があるようでしたらお尋ね下さい。
では。
奈良様
司馬遼太郎さんの「豚と薔薇」東方社版、情報ありがとう御座います。
ただ、金光寛峯さんも書かれていますが、発行年は諸資料では1960年
(昭和35年)となっていますから、昭和38年、45年に再版が出たと
いう事でしょうか。
奈良さんのお手元に「豚と薔薇」あるようでしたら、ついでの折是非お借り
したいです。
中さん
このあいだ同光社の『女の埠頭』のことが話題に出ていましたが、
同社から出た楠田匡介の『脱獄囚』には帯の裏面に乱歩の推奨文が
掲載されています。
それからかつてわがWMCの大学祭用展示パンフのために乱歩が
特別に寄せてくれた言葉とかもあるようですが(OB会のときに、
当時現役だった先輩からコピーをいただきました)、こちらは商業
出版ではないので対象外でしょうか。
日下です。
ピンポイントで一点だけ。
> もしかすると、異装版があるかもしれません。
このシリーズ、オリジナルはオレンジ色のカバーですが、白いカバーの
異装版があります。
中さん、以下のようになります。
・ミステリー入門 死神のテクニック
【発行日】昭和五十一年十一月二十五日
これには、初版、第一刷など書かれていません
【発行所】カイガイ出版部
【編】山村正夫
【収録】トリックの話
p.281−311
【典拠】初版
の表記はありません。新書版、カバ付きです。カイガイ・ノベルス、
とされています。カバーや本体には、シリーズの表記、番号などかかれて いません。
ただし、巻末をみますと、何となく、ミステリー入門2、のようです が、カバー、本体にはかかれていないようです。
もしかすると、異装版があるかもしれません。
中相作さま
> 『角田喜久雄氏華甲記念文集』は、奥付に「初版」「第一刷」といった記載が
> なされているでしょうか。
限定の非売品ですので、版数などの表示はありません。
> 『現代怪奇小説集』は最初三分冊で刊行され、のちに二巻本、さらに一巻本の
> 新装版が出たようです。二巻本が手許にありません。
すいません。当方の早とちりでして、手元にあるものは三巻本の方でした。
中さん、目録には、カセットブックなるものが掲載されていました。
・カセットブック江戸川乱歩 疑惑 朗読=川久保潔 初版 1988
・カセットブック江戸川乱歩 鏡地獄 朗読=藤本譲 初版 1988
・カセットブック江戸川乱歩 火星の運河 朗読=加藤精三 初版 1988
いずれも、アイビックより出版。
まだまだ、あるのでしょうか。
楠木誠一郎『探偵作家 江戸川乱歩の事件簿 ミイラと旅する男』。ここには、渡辺温さんも「温ちゃん」として登場。昭和三年が舞台ですが、博文館をこの年に退職しているので(日付けは不明)、少し気がかりです。翌年、ふたたび、編集に戻ります。
●『江戸川乱歩著書目録』における「典拠」の秘密
いわゆる著書目録のたぐいは、なんとなくあてになりません。全面的な信を置きかねる気がします。なぜか。その目録に記されたデータが当該の書籍そのものを見てそこから写されたものかどうか、そのあたりがなんとも曖昧だからです。
ですから現在編纂中の『江戸川乱歩著書目録』では、そうした曖昧さを完全に払拭し、目録としてどの程度あてにならぬかを明示することにしております。つまり記載したすべての本に、これは見ました、これは見てませんというデータを加えることにして、えっちらおっちら調査を進めておったのですが、ある日私は重大な事実に気がついてしまいました。
それは、見ましただの見てませんだのと書きつけておってはなんだか幼稚きわまりなく、端的にいってまるで莫迦みたいではないか、という一事です。たしかに莫迦みたいだ、これでは莫迦がつくった目録にしか見えない、と私は思いました。私個人はまあいいとして、名張市立図書館が世間様から莫迦だと思われるようなことになっては名張市民各位に申し訳が立ちません。『江戸川乱歩著書目録』の巻頭第一ページに「この本は莫迦がつくったのではありません」と大書してやろうかとも思案したのですが、それではいよいよ莫迦みたいです。
そこで私は、見ましただの見てませんだのと書くかわりに見た本の版数を掲げればいいではないかと思いつきました。この「版数」というのも適当にでっちあげた言葉で、いま調べたら小学館の『日本国語大辞典』にも立項されていないのですが(「立項」という言葉も立項されていませんが)、要するに奥付に「初版」とか「第二刷」とか書かれているあれのことだとお思いください。見たかどうか、ではなくて、何を見たか、というデータ確認の典拠を明示したいというわけです。
ついでのことにもうひとつ、記載された著書を名張市立図書館が架蔵しているかどうか、それをデータとして記すことにも思い至りました。
したがいまして、かりに■と●と▼で表すとして、『江戸川乱歩著書目録』ではこんな具合に記載データの典拠が示されることになります。
■初版
とあれば、その本の初版を名張市立図書館が所蔵していて、記載データはその本に拠っている。
●初版
とあれば、名張市立図書館は所蔵していないが、ほかの図書館あるいは個人の蔵書の初版でデータを確認した。
▼春陽堂書店発行図書総目録
とあれば、データを直接確認することはできず、『春陽堂書店発行図書総目録』から孫引きした。
ほかにもいろいろ細かいことはあるのですが、典拠に関する基本的な方針は上記に尽きております。この方針が決まったのはごく最近のことで、その結果すでに調査済みで「見ました」としてあった本でもその版数をもう一度確認する作業が必要になったのですが、まあ致し方ありません。百のうち九十まで調べが済んだ段階であることに気がつき、また一から調べ直す羽目になるなんてのは書誌をつくっているとよく経験することです。
といった次第ですので、典拠に関しましては上述のような事情をお汲み取りいただいたうえ、今後ともよろしくお引き廻しいただければまことにありがたく思う次第です。
なにしろ乱歩の著書目録です。乱歩は生涯にあれだけお引っ越しをくりかえした人ですから、その著書目録を編むに当たっても、やはりテンキョにはこだわりたいと思います。と見事に決まりました。座蒲団一枚いただけましょうかいただけませぬかさよですか。おあとの用意がよろしいようで。
■ iizuka 様
はじめまして。お知らせありがとうございます。
新潮 Pico 文庫、コンビニ販売用であるとは思いも及びませんでした。道理で見かけなかったはずだ、と得心いたしました。
むろん草深い当地にも最近は雨後の筍のごとくコンビニなるものが進出しており、つい先日には拙宅から徒歩一分のところにサークルKなるコンビニが開店いたしましたので(ちなみにこのサークルKが建つ土地の所有者は拙宅から徒歩五分のところに居を構えるKさんで、これはもう並びなき守銭奴として近郷近在に聞こえも高いお宅です。しかも私の従姉妹がこのK家に嫁いでおり、この嫁が采配をふるうようになってからK家の守銭奴ぶりにはいっそう拍車がかかったと近所ではもっぱらの評判です。まーあ肩身の狭いこと狭いこと)、私もサークルK開店を知らせる新聞折り込みのチラシに印刷されていた「五〇円割引券」を持参してお弁当を購入してきたような次第なのですが、日常的にはコンビニに足を運ぶ機会はほとんどありません。
何の話でしたか。新潮 Pico 文庫の話でした。いまだに見たことも聞いたこともありませんから、新潮社はコンビニ路線から早々に撤退したのでしょうか。正統的文芸出版の雄たらんとしているように見える新潮社がコンビニ販売をくわだてていたというのはなんとも意外なことで、試みはしたものの関係各方面から新潮社に対し、
「おまえは廣済堂出版かッ」
みたいなツッコミが入ったのかもしれません。
ほんとに何の話でしたか。新潮 Pico 文庫の話でした。恐れ入りますが下記のデータをご確認いただけますでしょうか。
屋根裏の散歩者・D坂の殺人事件
【発行日】平成八年三月十五日
【発行所】新潮社/新潮 Pico 文庫
【体裁】A6判 なし ■頁
【定価】一五〇円(本体一四六円)
【内容】屋根裏の散歩者/D坂の殺人事件
【典拠】初版
判型は普通の文庫本サイズ(A6判)でよろしいのでしょうか。ページ数もよろしくお願いいたします。装幀者の名義などは記されておりませんでしょうか。
ご親切にお声をおかけいただいて、たいへん嬉しく思います。今後ともよろしくお願い申しあげます。
えー、例によって字数が多すぎるとお叱りをいただきました。二分割でお送りいたします。
■桜様
いつもありがとうございます。『死神のテクニック』、下記のような感じでしょうか。
ミステリー入門 死神のテクニック
【発行日】昭和五十一年十一月二十五日
【発行所】カイガイ出版部
【編】山村正夫
【収録】トリックの話
【典拠】初版
そもそもこの「ミステリー入門」、新書判か何かのサイズでシリーズとして刊行されていたのでしょうか。その場合、シリーズの通巻番号みたいなものは附されておりませんでしょうか。
朝山蜻一の『女の埠頭 変貌する青線の女たち』は、未所蔵ながらデータ確認は済ませております。ご丁寧にありがとうございました。今後ともお気づきの点はお気軽にご教示ください。
■古本まゆ様
どうもありがとうございます。大切な商品をお調べいただいて、じつにどうも恐縮しております。下記の点、よろしくお願いいたします。
『角田喜久雄氏華甲記念文集』は、奥付に「初版」「第一刷」といった記載がなされているでしょうか。
『現代怪奇小説集』は最初三分冊で刊行され、のちに二巻本、さらに一巻本の新装版が出たようです。二巻本が手許にありません。
現代怪奇小説集 第一巻
【発行日】昭和四十九年八月二十日
【発行所】立風書房
【編】中島河太郎、紀田順一郎
【収録】人でなしの恋
【典拠】第一刷
現代怪奇小説集 上
【発行日】昭和五十二年■月■日
【発行所】立風書房
【編】中島河太郎、紀田順一郎
【収録】人でなしの恋
【典拠】■
現代怪奇小説集
【発行日】昭和六十三年七月十日
【発行所】立風書房
【編】中島河太郎、紀田順一郎
【収録】人でなしの恋
【典拠】第四刷(平成四年二月十日)
『現代怪奇小説集 上』の発行日とご所蔵の本の版数をお知らせいただければと思います。
というところで、私がどうしてかくも版数にこだわるのか、その点をご説明申しあげます。
中相作 様
新潮Pico文庫の「屋根裏の散歩者/D坂の殺人事件」を所有しています。
【発行日】平成8年3月15日
【発行所】株式会社新潮社
【収録】「屋根裏の散歩者」「D坂の殺人事件」
【定価】150円(本体146円)
カバーはなく、最終ページには
本書の作品は『江戸川乱歩傑作選』(新潮文庫)に収録されています。
と記載されています。
コンビニ販売用に新潮文庫を再編集したものであったように記憶しています。
日頃、こちらの掲示板には圧倒されっぱなしですが、ちょっとだけ協力できそう
なので、思い切って書き込んでしまいました。
では。
中相作さま
「現代怪奇小説集」も揃いで店にあります。多分個人でも持っているはずですので、何なりとお調べいたします。
小林文庫オーナーさま
割り込みRES、御免なさい。
古本まゆ
中相作さま
店に一冊ありました。
角田喜久雄氏華甲記念文集
【発行日】昭和四十一年五月二十五日
【発行者】角田喜久雄氏華甲記念文集編集委員会
【発行責任者】中島河太郎■
【収録】 「高木家の惨劇」序 25頁から28頁
【典拠】 限定500部の中238号
当店は、もう少し?安いです。
古本まゆ
中さん、以下、次のようです。
・死神のテクニック ミステリー入門2 、は
タイトルは、ミステリー入門 死神のテクニック 山村正夫編、です。
昭和五十一年十一月二十五日 カイガイ出版部
初版・カバー
収録作 「評論 トリックの話 江戸川乱歩」巻末掲載
・悪魔に捧げる犯罪 怪奇異常心理編、は
ミステリー入門 悪魔に捧げる犯罪 山村正夫編、でしょうか。
これは 巻末付録によります。
昭和五十一年■月■日 (十一月二十五日、か)カイガイ出版部
収録作 「人間椅子 江戸川乱歩」巻頭掲載
その他に、最近、朝山さんの文庫がでたので、「推理小説研究21」をみますと、
朝山X一(xは、虫に青、月は円) 「女の埠頭」昭和33.4.5、同光社
B6、カバー、285頁、280円
序 江戸川乱歩
があります。
岩堀さんも、巽さんのを読まれて、そう感じられましたか、評論の方もあるので、さらに、読みたくなります。
奈良さん、私も、あのカバー表紙に、その値段がついた、とうかがっています。
*司馬遼太郎さんの「豚と薔薇」東方社版は2種で、昭和38年04月20日刊行の函入りのハ−ドカバ−と昭和43年04月05日刊行のソフトカバ−があります。いずれも四六判で「兜卒天の巡礼」という作品が併載されています。あとがきに推理小説は合わないのでこれ一作で二度書かないと確かに書いてありました。
*水谷準のゴルフ書は数が多いですね。小生はゴルフ歴が古いので何冊か持っていますが、一番有名なのは球聖ボビ−・ジョ−ンズ(ゴルフ史上初のグランドスラマ−でアマチュア)の「ダウン・ザ・フェアウエイ」といゴルフ書の聖典を訳しています。
*運野十三の「麻雀の遊び方」はカバ−が麻雀の点数表になっているのでこのカバ−が極稀だとかいう話を聞いたことがあります。確かに目録に30万で出ていますね。
■小林文庫オーナー様
ありがとうございます。昨日も記しましたとおり、『角田喜久雄氏華甲記念文集』に乱歩の『高木家の惨劇』序文が収録されていると聞き及びました。次の点をご確認いただければと思います。
角田喜久雄氏華甲記念文集
【発行日】昭和四十一年五月二十五日
【発行所】■
【編】■
【収録】■
【典拠】■
「収録」には乱歩の序文のタイトル、「典拠」にはご所蔵の本の版数をお願いいたします。パソコンご本復ののち、おついでのおりにお知らせください。
●乱歩著書目録アンソロジー篇
下記のアンソロジーをご所蔵の方、いらっしゃいますでしょうか。
恐怖館 残酷ミステリー集
昭和五十一年十月五日 青樹社
現代怪奇小説集 上
昭和五十二年■月■日 立風書房
よろしくお願いいたします。
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