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小林文庫の新ゲストブック

過去ログ 2000年07月01日〜2000年12月31日



総発言数:872件 
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No.72 (2000/07/19 07:25) title:古書
Name: ()

宮澤様
「乱歩を偲ぶ会」オフ会・・・7/29(土)の乱歩の命日の次の日にゆかりの池袋
 そろそろ、また乱歩全集をだしてほしいものです。

いのり様
>加納朋子のインタビュー・・・プータオ2000年夏季号(白泉社)
 楽しみですね。

浅井 秀明様
>>石が付く字に山・・で郎でした
>誰でしょうか
 少し、ヒントはありますか・・・、岩ではないですね・・・

と言うことで、夏だぁ・・・。

 「古書目録」は元気です。「陳書」2号がきて、7月のみで、24点。今年にはいり、156点目です。
 「空魔鉄塔」大下 昭和14   20
 「探偵少年」6冊揃い 昭和23 18
 「暗黒公使」久作 昭和8    12
 「荒野」甲賀三郎 昭和4   9.5
などがあります。

 夏がきて、古書展にでかける。うーん、レジは何とかなりませんでしょうか・・・(あとが大変です) 


No.71 (2000/07/18 20:49) title:オーナー様
Name:いのり ()

加納朋子のインタビューが、プータオ2000年夏季号(白泉社)に掲載されています。
好きな少女漫画についてです。
他の方と違って、加納っちだけ妙に濃ゆいのが必見です。
まだアップしていないだけでしたら済みません。


No.70 (2000/07/18 17:59) title:「乱歩を偲ぶ会」のお知らせ
Name:宮澤@探偵小説頁 ()
Email:GCH02173@nifty.ne.jp
URL:http://www.inv.co.jp/~naga/

 こんにちは。
 最近は特に口を挟むのが惜しいくらい濃い掲示板になっていますね。
 島崎博に中井英夫ときたら、私にとっても思い入れの深い方々です。

 さて、私のページの5万アクセス記念で「乱歩を偲ぶ会」という名目でオフ会を開きます。7/29(土)の乱歩の命日の次の日にゆかりの池袋で飲もうというものです。ちょっとした企画も考えてはいますが、多分普通の飲み会になってしまうかと思います。
 小林文庫オーナーさん他、須川さん岩堀さんなどこの掲示板の常連さんにもご参加していただける予定です。
 詳しくは私のページを参照の上、メールでお申し込み・お問い合わせください。
 よろしくお願いします。


No.69 (2000/07/18 12:29) title:名前
Name: ()

越沼正様
>中井英夫氏からもらった不完全本『とらんぷたん』・・・世界に3冊

 これはすごい。掲示板訪問者はおどろきます。

浅井 秀明様
>石が付く字に山・・で郎でした
 
 誰でしょうか。

>東北のある村・・・子供を産む伏せ字だらけの小説・・・旅芸人が人さらい・・・昭和20年代の雑誌に名前

 どの雑誌でしょうか。

ということで、夏がきたので、考えましょう・・・(考える桜です)


No.68 (2000/07/18 11:33) title:教えてください。
Name:浅井 秀明 ()
Email:hyouhaku@geocities.co.jp
URL:http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/1901/

はじめまして、浅井と申します。
いつも、楽しく拝見しております。

今回、とある方からのメールのやり取り中、
どうしても名前が分からない作家が出てきたので、ここならわかるかなと思い、
書き込みさせてもらいました。
もしかしたら、ミステリ関係ではないかも知れません。
どうか、よろしくお願いします。

(以下、全文)
 沼津市の古本屋の爺さんです。
 20年も前のことなので、名前は忘れてしまいました。
 すみません、決してもったいを付けている訳ではないんですが珍名と言うか、妙な名前でした。石が付く字に山・・で郎でした。
「私は自称ニヒリストだから編集者に嫌われた」
「自分でニヒリストなんて言うなよ、第一じいさん本に載ったことあんのかよ」
「これが読めるかな・・・」
 東北のある村で、未亡人が黒い子供を産む伏せ字だらけの小説でした。
 あと旅芸人が人さらいをする、短編。
 昭和20年代の雑誌に名前が載っていました。


No.67 (2000/07/18 10:12) title:3冊の本
Name:越沼正 ()

桜さんの書き込みは、世界は広い!と実感させますね。私は古本はあまり買わないので珍本はありませんが、中井英夫氏からもらった不完全本『とらんぷたん』(たんがない!)は世界に3冊しかないうちの1冊。本文に3行欠落や誤植があり、3冊残して廃棄。中井氏は、出版社から渋沢竜彦と英文学の高橋康也と私に献本させたのですが、渋沢と高橋に間違って送られ、仕方なく面識のない二人が会って交換した、と中井氏から電話で聞きました。


No.66 (2000/07/18 06:56) title:短編
Name: ()

梅雨はあけましたが、デパートでの古書展は花盛り。

 「名探偵の憂鬱」鮎川監修・山前編、鮎川さんの巻頭随筆、力強いものです。これで、短編が読めないのが不思議です。
 島久平さんの伝法探偵「x の殺人事件」、まとめて読みたいものです。
 
 J・D・カー「海水浴場殺人事件」宇野訳、「別冊文藝春秋」58号掲載、昭和32年6月、ふと手にとり、入手。

という昨日でした・・・(夏なのですね)


No.65 (2000/07/17 15:54) title:写真
Name: ()

越沼正様
>中井さんと私が一緒の写真は、最期の誕生日にベッドでとった一枚だけ

 これも言葉で言い表せません。
いままで、Hさんだけか、と思っていました。

 あれはいいアルバムでしたから・・・(うなる桜です)


No.64 (2000/07/17 15:14) title:中井英夫
Name:越沼正 ()

きょうは休館日ですが、展示変えで、一人呑気に絵を動かせています。気分転換に掲示板を見て、つい書きたくまりました。中井さんからは、20冊近く本をもらっています。氏の日記には、「三島のk君」と書かれています。寺山修司や親友が亡くなった後、会いに行った時のこと。思うに中井さんから喧嘩を売られなかった者は自分だけだった気がします。中井さんと私が一緒の写真は、最期の誕生日にベッドでとった一枚だけでしょう。


No.63 (2000/07/17 14:34) title:2冊
Name: ()

越沼正様
>葉書には、「今夜発って流薔園へ赴き、かりに雨であっても天体望遠鏡覗くつもり。」差出人は流薔園園丁が線で消され、月蝕領主に

 うーん、すごい。

 手元には、「幻想博物館」初函 署名入り
のほかに、全集版の、有名な小説に、署名入り
の2冊です

>上笙一郎の味戸ケイコ・・・味戸さんの5年ぶりの個展が新橋駅近く、ヤクルトホール横のギャラリースペース21で21日から。また、東京へ
 何かが呼んでいるのでしょうか

 ということで、いまだ、梅雨あけず・・・(本は持つと重いです) 


No.62 (2000/07/17 11:46) title:月蝕
Name:越沼正 ()
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

昨夜は双眼鏡の月蝕が妖しく。不吉なことがなければいいな。78年9月の中井英夫氏からの葉書には、「今夜発って流薔園へ赴き、かりに雨であっても天体望遠鏡覗くつもり。」差出人は流薔園園丁が線で消され、月蝕領主に。
上笙一郎の味戸ケイコ論は、首かしげるわ、と味戸さんが話したことがあります。
味戸さんの5年ぶりの個展が新橋駅近く、ヤクルトホール横のギャラリースペース
21で21日から。また、東京へ。
洋子と朋子、どちらも読んだことないなあ。


No.61 (2000/07/17 07:19) title:読書
Name: ()

梅雨明けが近いのでしょうか、夏の古書展は繁盛しています。
 目録でいくつか手に入れましたが、やはり、現場でのが成果がおおいようです。

 読書がはかどりません。

 「本の雑誌」8月号、エンターテインメント・ベスト10。どれも、読んでおらず、愕然。
 「文化学院児童文学史 稿」上 〇一郎(〇は 竹に生)、文化学院の79年。
登場人物の姿、どれもうならせます。奥さんを山崎洋子さんと思っていましたが、山崎朋子さんなのですね。

 という週末でした・・・(九州の一部は梅雨あけのようです)


No.60 (2000/07/16 12:13) title:収集
Name: ()

末永昭二様
>桜様 紙を貼って訂正・・・春陽堂の修正なんかが妙に記憶に残ってしまう
 大変な仕事ですね・・・訂正は。
 
>別の紙貼り訂正・・・野村敏雄の『夜を賭けろ』(昭和35年章書房)の奥付は「鷲尾三郎」

 これは珍本ですよ・・・、手にしてみたいものです。

 これと同じものが創元文庫にもあります。

 「39階段」ジョン・バカン 小西宏訳が正しいのですが、奥付けには、フレドリック・ブラウン 訳者 小西弘(ママ) 

 ということで、著者名、訳者もまちがいです。

 桜はこれを「文庫トマソン」、とよんでいます。

>3人の「かつて伝説の高校生と言われた人」と、個人的におつきあいがありますが、みなさん、さすがです

 これは、楽しみですね、成果をいずれおねがいします。
とくに、Aさんは、このところ、横田さんとの仕事がすくないので、心配しています。科学小説あたりの、まとめの仕事を期待しています。

越沼正様
>東京堂書店へ。山尾悠子、まだ3冊サイン本
 買われましたか。

最近のものを少し示します。
 南沢十七「人類風俗史」昭和8 発禁本
 海野十三「撃滅」昭和18
 三谷祥介「手袋をぬぐ男」昭和22
 雑誌「傑作読物集」慰問版 年月不明
 「傑作科学探偵小説集」昭和16 蘭、渡辺、南沢ほか
 「傑作スパイ小説集」 昭和16 蘭、渡辺、南沢ほか
 平林初之輔遺稿集「船中雑記」 これには驚愕しました

そのほかに、収集対象のものはこのところあつまります。

 梅雨明けは近いようですが、古書展は花ざかり・・・(集まる人はすごいです)


No.59 (2000/07/16 11:09) title:東京だ
Name:越沼正 ()

昨日、急用で大金(私にとって)を持って東京中野まで行ってきました。約束まで
時間があったので東京堂書店へ。山尾悠子、まだ3冊サイン本が。買ってしまいました。手に取ったら買わすにいられなく。曾我佳城も、買ってしまうなあ、いずれ。文房堂はバーゲン中、目をつむって4階のギャラリーへ。私が期待する画家にアーダコーダと勝手なことを言っちゃった。貧乏町、いや神保町、浦島太郎気分でした。
誤植。この欄では、私、かなり誤字を連ねていますが、ご容赦を。


No.58 (2000/07/15 13:25) title:紙貼り訂正と伝説の高校生
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

桜様
私も出版社勤務のころ、致命的な誤植をやって、泣きながら紙を貼って訂正したことがあります。だから、春陽堂の修正なんかが妙に記憶に残ってしまうのです。気の毒に思えこそすれ、笑う気にはなれません。
そこで、別の紙貼り訂正の例。
野村敏雄の『夜を賭けろ』(昭和35年章書房)の奥付は、著社名が「鷲尾三郎」になっており、紙を貼って訂正しています。もしも、訂正していないもののを発見しても(未修正のものが流通している可能性は大です)、お間違いなきよう(って、間違えようもないでしょうが)。
余談ですが、奥付で著者の名前を間違えている(誤字ではなく、組版流用の際に別の著者名が残ってしまうんでしょう)ものって、かなりありますね。気を付けなければ(自戒)。検印代わりの凸版だって、間違っていないとは限らないので。

それから、私は3人の「かつて伝説の高校生と言われた人」と、個人的におつきあいがありますが、みなさん、さすがです。年期が違うし、お若いときからの記憶なので曖昧なところが少なく、正確なような感じがします(あくまで「感じ」ですが)。お話を伺っていると勉強になります、というよりなにより、昔話が面白すぎます。
もう、ずいぶん前から、本を読むよりも、そういったお話を伺うフィールドワーク(?)の方が面白くなって、できるだけ、いろんな方に実際にお目にかかってお話を伺うようにしています。
作家、評論家はもとより、印刷(都知事の文選さんもそうですね)や流通関係の方のお話もいいですよ。


No.57 (2000/07/15 11:58) title:誤植
Name: ()

akawas様
>春陽堂の探偵小説全集・・・越沼さんと桜さんの話がかけちがっている

 その通りでした。
 このところ、このあたりの全集を集めることを終えたからでしょうか、細かいところに気付きませんでした。

>桜さん・・・同じ春陽堂の<長篇探偵小説全集>・・・三六判に近い縦長で、明るいグリーンの表紙、函入りです
 
 まさしくこれです。

>『化人幻戯』は春陽堂の乱歩全集・・・第12巻小栗の巻が、第1巻として刊行

 そうです。

>12 小栗虫太郎  白蟻・秘密結社他
 13 永瀬三吾   満月殺人事件(書下ろし長篇)
 14 楠田匡介   いつ殺される(書下ろし長篇)
 15 岡田鯱彦   樹海(書下ろし長篇)
 16 鷲尾三郎   屍の記録(書下ろし長篇) 
  13以下の書下ろし・・・はたして刊行された

 このラインアップの予定でしたが、全14巻になりました。前の13巻が出ていないのですね。

末永昭二様
>春陽堂・・・ハコだか表紙だかに致命的な誤植があって,紙を貼って訂正

 そうです、そのように一部の字が誤植され、はられていました。これが形なのですね。前の所有者が修正したのか、と思っていました。
 ありがとうございます。

 これで、何か、すっきりしました。

そして、昨日も目録ひとつ。
 九鬼 「変貌伝」68枚揃い             5
 高木彬光 「悪魔の火祭」200字詰 131枚未完 30
 宮本幹也 「風流曲屁x」44枚揃い         5
 島田一男 「特派事件記者 凶運の星」200字詰 151枚揃い  30
とありました。

 という。古書展、にぎあう人・・・(感動の桜です)


No.56 (2000/07/15 11:34) title:確率
Name: ()

越沼正様
>創元文庫の中井英夫作品集は全文収録・・・絵本『マッチ売りの少女』の推薦文
 このところおくれ気味なので、そろえるのが大変です。

 世界推理小説全集 100巻などの、企画があれば、うれしいです。

よしだ まさし様
 昨日は、午後の便がないので、さては・・・、と思いましたが、いい収穫のようですね、ひとごとながら、嬉しいものです。

>横溝正史と連れ・・・をしたって話もでた
 やはり、伝説の高校生です。

 といいながら、古書目録におわれています。
探求のものが入手される確率は小さいのです・・・(梅雨明けでしょうか)


No.55 (2000/07/14 23:41) title:いろいろ
Name:末永昭二 ()
Email:ssuenaga@tt.rim.or.jp

末永です.

須川様,オーナー様
委細了解しました.お待ちしています.

春陽堂のこの虫太郎って,ハコだか表紙だかに致命的な誤植があって,紙を貼って訂正しているという話を聞いたことがありますが.

桜様
私は肉筆には興味がないのですが,城戸さんの肉筆はつらいですよ.最晩年も執筆意欲はあったらしいのですが,城戸さんの字を判読できる文選工さんが定年退職してから,刊行ペースががっくり落ちてしまったという話を聞きました.
昭和20年代の字はそれほどでもないのですが.
昔は,悪筆の作家には担当の文選さんがいたのですが,今ではほとんどないでしょう.第一,たいていワープロですから.
私が印刷をお願いしている印刷屋さんの社長は,かつて現都知事(有名な悪筆)の文選をやっていました.

よしだ まさし様
>ということは、横溝正史と連れションをしたって話もでたでしょ(笑)
そこまではさすがに(笑).今度聞いてみましょう.


No.54 (2000/07/14 23:02) title:春陽堂探偵小説全集ラインナップ
Name:akawas ()
Email:akawas@mail.goo.ne.jp

春陽堂日本探偵小説全集
(『小栗虫太郎篇・完全犯罪他一篇』袖の記載の「総内容」より)
1 甲賀三郎   姿なき怪盗
2 江戸川乱歩  三角館の恐怖
3 浜尾四郎   鉄鎖殺人事件
4 大下宇陀児  石の下の記録
5 木々高太郎  わが女学生時代の罪 
6 小栗虫太郎  完全犯罪・白蟻他一篇
7 横溝正史   蝶々殺人事件他一篇
8 角田喜久雄  木家の惨劇
9 坂口安吾   不連続殺人事件
10 島田一男   昼なき男他一篇
11 香山滋    ソロモンの桃他三篇
12 木彬光   刺青殺人事件
13 城昌幸    猟銃他十九篇
  小酒井不木  恋愛曲線
14 山田風太郎  天国荘綺談他三篇
  夢野久作   押絵の奇蹟
15 渡辺啓助   偽眼のマドンナ
  海野十三   電気風呂の怪死事件他四篇
16 水谷準    ある決闘他三篇
  大坪砂男   私刑(リンチ)他四篇        

春陽堂長篇探偵小説全集全十六巻内容予告
(第2回配本・横溝正史『女が見ていた』に挿入の「探偵通信2」より)
1 江戸川乱歩  化人幻戯他  
2 大下宇陀児  誰にも言えない他
3 木々高太郎  十二の傷の物語他 
4 横溝正史   女が見ていた
5 角田喜久雄  虹男
6 香山滋    遊星人M他
7 島田一男   野獣の夜他
8 木彬光   復讐鬼
9 山田風太郎  満員島他
10 甲賀三郎   支倉事件
11 浜尾四郎   博士邸の怪事件他
12 小栗虫太郎  白蟻・秘密結社他
13 永瀬三吾   満月殺人事件(書下ろし長篇)
14 楠田匡介   いつ殺される(書下ろし長篇)
15 岡田鯱彦   樹海(書下ろし長篇)
16 鷲尾三郎   屍の記録(書下ろし長篇) 

13以下の書下ろしは見たことがありません。
はたして刊行されたのか、どなたかフォローをお願いします。
(ああ、オーナーは春陽堂の図書総目録をお持ちだったんだ。お手数ですが・・・)


No.53 (2000/07/14 22:53) title:春陽堂の探偵小説全集
Name:akawas ()
Email:akawas@mail.goo.ne.jp

春陽堂の探偵小説全集をめぐって、越沼さんと桜さんの話がかけちがっているように思えます。
ひとごとながらじれったいので、僭越と知りつつしゃしゃり出てきました。
越沼さんの「文庫サイズでハードカバー」の<日本探偵小説全集>は、小栗虫太郎の『完全犯罪』を収録していますが、巻号の表示はありません。
赤い表紙で、カバーは黄色です。
大坪砂男は、水谷準と合わされ、私刑ほか4篇が収められています。
この叢書は以前に、文庫・新書サイズで出ていた<春陽堂探偵双書>の後継と考えていいかと思います。
桜さんがおっしゃっているのはおそらく、同じ春陽堂の<長篇探偵小説全集>ではないでしょうか。
三六判に近い縦長で、明るいグリーンの表紙、函入りです。
これには小栗虫太郎は、『秘密結社(青い鷺)』が採られていますが、桜さんのいう、巻数表示の書き換えというのは函のことでしょうか。
私のもっている『秘密結社』には函がないので、函のことはわからないのですが、本体には特に異常はありません。
このシリーズ、初め第1巻に乱歩の『化人幻戯』(『宝石』連載)が予定され、ラインナップも告知されていました。
しかし、ご承知のとおり、『化人幻戯』は春陽堂の乱歩全集のほうに入って、結局このシリーズから出ず、当初第12巻にあてられていた小栗の巻が、第1巻として刊行されました。
その混乱であるいは、函がまちがって印刷されたのかも知れませんね。
参考までに、<日本探偵小説全集>の書目と、<長篇探偵小説全集>の予定されたラインナップとをアップしておきます。


No.52 (2000/07/14 18:56) title:横溝正史と……
Name:よしだ まさし ()
Email:PXM04577@nifty.ne.jp

末永 様
>>昨日は、話題のMさんと電話でお話ししました。
>>テレビ出演(『若い広場』)のこともバッチリと。

ということは、横溝正史と連れションをしたって話もでたでしょ(笑)


No.51 (2000/07/14 16:49) title:不完全主義
Name:越沼正 ()

私は不完全主義者で、探偵小説全集も小栗虫太郎のものは持っていません。残念。
小泉喜美子さんも一冊欠けています。揃っているのは稲垣足穂大全、桃源社の小栗虫太郎シリーズ、中井英夫作品集くらいでしょう。創元文庫の中井英夫作品集は全文収録主義なので、さっき、元助手から電話があったので、絵本『マッチ売りの少女』の推薦文を知らせました。マッチと言えば、30年ほど前に集めたジャズ喫茶
のマッチを若い人が欲しがったので、少しあげました。


No.50 (2000/07/14 15:44) title:号数
Name: ()

越沼正様
>種村季弘さんの原稿数枚・・・出た・・・原稿料より高い
 貴重ですね、このあたりの値段ですね、この頃は・・・

>昭和30年頃の日本探偵小説全集(春陽堂書店)
 いいシリーズです。

 桜のものでは、小栗虫太郎の巻の、号数が、訂正のためか、小さく剥ぎ取られ、新しく、号数がつけられています。ならべていますと、少し気になります。

 越沼正さんのはいかがでしょうか・・・、桜のものだけか、とても気になります。

 近頃、菊池寛がはじめてこの名前を用いた時の原稿、480万円で、ある図書館におさめられた、ということ・・・(驚きました)


No.49 (2000/07/14 13:59) title:原稿
Name:越沼正 ()
Email:kbijutukan@thn.ne.jp
URL:http://k-artmuseum.hoops.ne.jp/

昔、種村季弘さんの原稿数枚が倒産した出版社から市場に出たことがあります。17万円だったかな。俺の原稿料より高い、と怒った氏はそれからワープロ原稿を編集部に渡すようにしたとか。
本らしい本というと、私は昭和30年頃の日本探偵小説全集(春陽堂書店)が好き。文庫本サイズでハードカバー。活字も読みやすく。これで大坪砂男を大好きに。後にホフマンの『砂男』を知り、頭が混乱しました。


No.48 (2000/07/14 13:29) title:草稿
Name: ()

>昨日、1点。ついに、7月のみで、20点。今年1月から数えて、152点目です。これはすごい
 と先ほど、書きましたが、こんなのもあります。

 城戸禮草稿 「拳銃の街」53枚揃い  45
 城戸禮草稿 「転落の花束」32枚揃い 20
 宮本幹也草稿「女の仙人」46枚揃い  10

単位は言わずと知れていますが・・・万が数字のあとにつきます。

 ということです。古書展がありますね・・・、本は本当に重いです。


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