三橋さんの件、No.879で「三人」と書きましたが、パソコンの人を忘れていました。すみません。
だから、「小説家(われらの)三橋」「庭師の三橋」「音楽・トンデモの三橋」「パソコンの三橋」の4人という気がしますが、いかがでしょう。国会図書館の『著社名典拠なんとか』の本を見たら明記していあるかもしれません。それに『国会図書館蔵書目録』の著者名欄には生年と没年が書いてあるので、それで見分けるというのも一法かと。どちらにせよ、web OPACでは無理みたいですね。
「みつはしかずお」って結構平凡な名前なのでしょうか。私の知人にも同姓同名(漢字違い)の方がいらっしゃいます。
それにしても『Ninja(忍者)3実戦活用術』って紛らわしいタイトルですね。「(われらが)三橋さんの武道本がJICCから出ている!」と思って、あわてて詳細を見たら、Ninjaってデータベースだったのですね。
私も先日、「神社配置から古代史を読む」シリーズを数冊大井町のブックオフで目にしましたが、奥付によるとジャズ評論家ということで、トンデモ歴史家=音楽評論家ということは言えると思います。年齢は70代位だったのでひょっとしたらとも思いましたが、やはり別人でしょう。
一段と暑くなります。
WEBOPCで、三橋一夫を調べていますと、わからなくなりました。
越沼正さん、音楽評論家以外にも、さらにでてきました。11冊あまりあります。
庭師でしょうか、9冊あまりあります、「庭のデザイン実例集」など
歴史家でしょうか、4冊あまりあります、「神社配置から古代史を読む」など
ワープロ関係者カ、4冊あります、「新・日本語入力術」など
健康本は、じつに、50冊ありました
誰か、まとめてください。三橋一夫は、3人よりふえて、4人あるいは5、6人でしょうか・・・
それにしても、古書展の報告が気になります・・・(暑いです)
『ふしぎなふしぎな物語』が出た時、へえー、三橋一夫って音楽評論だけでなく小説も書くんだ、と思いました。別人と知ったのはかなり後でした。
思い違いといえば、昨日去年の暮れから気になっていた短編集『象と耳鳴り』に偶然出会い、買いました。作家名を忘れていたのですが、恩田陸なら、最近よく見かける作家だ、まではいいのですが、実は男と思い込んでいました。恥かくところだった。本の最初の短編が「曜変天目の夜」ときては読ますにいられるか、です。私のK美術館の目玉は北一明「耀変」茶碗ですから。国宝曜変茶碗の再現が陶芸家のひとつの夢ですが、『やきもの鑑定入門』(新潮社とんぼの本)15頁に「再現された曜変天目」の写真があり、作った安藤堅の名がありますが、これを発表後しばらくして彼は行方不明になったと、骨董屋から教えられました。ここには陶芸業界の複雑怪奇なミステリがあるようです。その写真に並んで北一明氏の「虹彩による色のシンフォニー」という写真があります。説明無しのこれまたミステリ。
「週刊文春」の記事、ハヤカワ・ミステリ100、登場した本格推理作家、誰でしょうか、千田さん、森さんもかかれていました、あまり意外ではないですが、有名な哲学者のコメント、これは意外でした。
末永昭二様
>海野さんや小栗さんの本・・・小栗さんのご長男が勤務・・・例の『地獄の影』のモデルになった
勤務されていたのですね。
>海野さんは小栗さんのご遺族救済という意味(たぶん)で出版
ありがとうございます、納得できます。
>桜様 北町一郎さんの件、資料から転載 『北町一郎集』現代ユーモア小説全集(14)昭和28年駿河台書房刊の「著者後記」)・・・たいていこれが典拠
2年前にこのことを雑談の中で聞いたのですが、そのときはあれっ、と思うだけでした。もちろん、彼に聞きなおしたのですが、すでに話したことすら、忘れていました。
>私ではありませんでしたか・・・拙著でもこの話・・・黒白さんの掲示板でも書いた覚え・・・北町一郎について言及されたものがあるなら、ぜひともご教示
そして、上のことだけが記憶に残りました。そして、形を変えて、戦前と戦後というように・・・、これらの著書も収集することが必要ですね。
ご指摘、ありがとうございました。
>三橋一夫と言う名前で単行本・・・3人確認できています。健康本で皆さん迷われる・・・タイトルや内容ですぐに見分け・・・力道山の伝記を書いたといっても、ボブ・ディランの評伝は書かない
後者の伝記などは知りませんでした。
健康本も何冊かありますが、伝記は手にいれていませんが・・・。
9月、朝晩、風はすずしくなります・・・(蝉取りの子供がいます)
驚きました。K−1の、愛すべき人、スイスに住んでいたのですね。
かなしみです。
喜国雅彦さん、ありがとうございます。
おいそがしそうですね、古書展、秋の陣です。
8月、目録の数、少なくて、ひとつ、ふたつと・・・、成果は少々でした。
喜国雅彦さん、末永昭二さん、 彩古さんのおかげで、同光社版推理小説 31冊が確認されています。また、訂正箇所がありましたので、訂正しておきます。
パラフィンカバー、函、帯が完本です。
1 朝山蜻一『女の埠頭』『キャバレー殺人事件』 済 2
2 永瀬三吾『白眼鬼』 未入手 1
3 大下宇陀児『自殺博士』未入手 『虚像』『危険な日曜』済 3
4 高木彬光『大前田探偵局事件簿』未入手 1
5 宮下幻一郎『暴力地帯』済
『太陽をぶち落とせ』『無法地帯の男』未入手 3
6 楠田匡介 『脱獄囚』『殺人計画』済
『密室殺人』『犯罪の眼』『連続完全殺人』『完全犯罪』未入手 6
7 岡田鯱彦『予告殺人』『黒い断崖』済
『黒い疑惑』未入手 3
8 鷲尾三郎 『青の恐怖』『結婚式殺人』『裸女と拳銃』済
『鉄路の恐怖』『恐怖の扉』『闇から来た男』『仮面の死神』未入手 7
9 香山滋 『魔境原人』済 1
10 角田喜久雄 『黄金の罠』済 1
11 九鬼紫郎 『地獄の影』済 1
12 大河内常平 『腐肉の基地』済
13 山村正夫 『曲り角の眼』 未入手(喜国さんによる) 1
参考:時代小説 九鬼紫郎『若殿京四郎』
未入手は彩古さんの情報によるものです。まだありそうですね、よろしくおねがいします。
桜さん、こんにちは。
同光社の本ですが、ウチの本棚にこんなのが並んでました。
『曲り角の眼』山村正夫 S34 函
ここで話題になるまで忘れてたことから分かるとおり、当然内容は知りません。目次を見ると殺し屋とか出てくる、いかにもこの時代っぽい話みたいです。
本日『彷書月刊』9月号到着。皆様に刺激されてさっそく5冊ばかり注文。リハビリみたいなものです。
桜様
北町一郎さんの件、資料から転載します。
「(前略)それまでは詩や評論や新短歌や、時には翻訳を本名(会田毅)や筆名(鏃劉一郎)で発表していたが、どうも名前がかたいので、この時から北町一郎と名乗るようになつた。これは友人N君が童話を書く時に使つていたのを、ハンコといつしよに貰いうけたのである」(『北町一郎集』現代ユーモア小説全集(14)昭和28年駿河台書房刊の「著者後記」)
ということです。誰かがこの話をしたとしても、たいていこれが典拠になっているはずです。でも、それって私ではありませんでしたか? 拙著でもこの話には触れましたし、黒白さんの掲示板でも書いた覚えがあります。北町一郎について言及されたものがあるなら、ぜひともご教示いただきたいです。
ただし、古書に非常に詳しい方にお伺いしたところ、「北町一郎」名の童話など、見たことがないし、市場に現れたという話も聞かない、ということでした。ちょっとまゆつばな話なのかと思っています。
北町といえば石井様……いかがでしょうか。
三橋一夫と言う名前で単行本が出ている人は3人確認できています。健康本で皆さん迷われるようですが、タイトルや内容ですぐに見分けがつきます。
いくら力道山の伝記を書いたといっても、ボブ・ディランの評伝は書かないでしょうから。
天瀬さんのご本はそんなに厚くないです。リストが主でエッセイは少しです。
彩古様
宮下さんのタイトルは『太陽をぶち落とせ』が正しいようです。
こうして見ると私はほとんど持っていませんね。時代ものは結構ありますが。
読んだ中では『キャバレー殺人事件』が好みでした。
今日の九鬼紫郎
川津書店の『犯罪街の狼』カバーの表紙や背の著者名が「九鬼柴郎」となっていて、結構笑えます。
彩古さん、ありがとうございます。
ここまでのものを、桜の、済、未入手に分けて書いてみます。
彩古さんのおかげで、同光社版推理小説 30冊が確認されています。
1 朝山蜻一『女の埠頭』『キャバレー殺人事件』 済 2
2 永瀬三吾『白眼鬼』 未入手 1
3 大下宇陀児『自殺博士』未入手 『虚像』『危険な日曜』済 3
4 高木彬光『大前田探偵局事件簿』未入手 1
5 宮下幻一郎『暴力地帯』済
『太陽をブチ落とせ』『無法地帯の男』未入手 3
6 楠田匡介 『脱獄囚』『殺人計画』済
『密室殺人』『犯罪の眼』『連続完全殺人』『完全犯罪』未入手 6
7 岡田鯱彦『予告殺人』『黒い断崖』済
『黒い疑惑』未入手 3
8 鷲尾三郎 『青の恐怖』『結婚式殺人』『裸女と拳銃男』済
『鉄路の恐怖』『恐怖の扉』『闇から来た男』『仮面の死神』未入手 7
9 香山滋 『魔境原人』済 1
10 角田喜久雄 『黄金の罠』済 1
11 九鬼紫郎 『地獄の影』済 1
12 大河内常平 『腐肉の基地』済 1
こうしてみますと、楠田匡介さんと鷲尾三郎さんのが入手の難しさを示しているようです。
彩古さん、まだありそうですね、よろしくおねがいします。
同光社でまだ書名のあがっていないものを書き出してみます。
朝山蜻一『女の埠頭』
永瀬三吾『白眼鬼』
大下宇陀児『自殺博士』
高木彬光『大前田探偵局事件簿』
宮下幻一郎『暴力地帯』『太陽をブチ落とせ』←題名ウロ覚え
楠田匡介『密室殺人』『犯罪の眼』『連続完全殺人』『完全犯罪』
岡田鯱彦『予告殺人』『黒い疑惑』
鷲尾三郎『鉄路の恐怖』『恐怖の扉』『闇から来た男』『仮面の死神』
このほかにも、まだあると思いますが、気付いたらまた書きます。
由布菊様
いい旅をしてきてください。夜は少し寒そうですね、山峡は・・・。
越沼正様
>桜様 小原古邨の木版画 知り合いの日本画家が来館した時、さりげなく見せましたら、肉筆画と見間違えました
木版画ですね、肉筆画のようでした。ありがとうございます。
末永昭二様
>桜様 杉並けやき出版のアドレス
石井さんも連絡されたようです。
>天瀬裕康氏の『梶山季之 総仕事 全方位 解析 事始』 今年の5月に西日本文化出版から刊行された限定200部の私家版
以前でました、梶山さんの奥さんのものよりも厚そうですね、あるがとうございます、上の出版社にきいてみます。
>「腐肉の基地」
なかなかあたりませんね、でも、このところ、このあたりの昭和30年代のものが出てきますので、楽しみです。
掲示板を見て、目録作成に生かされているようです、聞いたところでは・・・。
>同光社は国会図書館 「大出版社」なので、私が興味を持つ「零細出版社」・・・意外にほぼ全部国会図書館に納本・・巻末広告に「同光社の推理小説」という括りで掲載されている一連のもの
そうですね、何となく昭和35年頃、と限定できそうですが、明確には規定していません。
>北町一郎や宮下幻一郎、三橋一夫等々といった本の話ばかりしてました。
ところで、宮下幻一郎と水上幻一郎は別人です。
また、三橋一夫、よくまちがえて、パソコン関係の三橋さんの人のを何点か、もっています。
しかし、ある人が、
北町一郎は二人いるんですよ、
といいましたが、よくききますと、
戦前の北町さんと銭後の北町さんがいるらしい
のですが、本当ですか、ふと思いだしました。
本当だろうか
誰か教えてください・・・(気にしている桜です)
石井春生様
> 旧悪だなんてとんでもない。ほとんど、
北町一郎や宮下幻一郎、三橋一夫等々といった本の話ばかりしてました。
(たぶん、これでどなたかはお分かりになられたのでは?)
わかりました。ゆうべご本人から電話をいただきました。マメに展覧会にいらっしゃる方ですから、これからも時々お会いすることと拝察します。ユーモア明朗ものではライバル、というところでしょうか。
桜様。
杉並けやき出版のアドレス、ありがとうございました。国内じゃなかったので検索できなかったようです。
かわじさんのご著書が話題になったので改めてネタ振りしますが、新青年研究会にも参加しておられる天瀬裕康氏の『梶山季之 総仕事 全方位 解析 事始』という本はご存じですか。今年の5月に西日本文化出版から刊行された限定200部の私家版(?)です。とんでもなく詳しい作品リストです。かわじさんのご本と似た感じなのでご紹介する次第です。
「腐肉の基地」は桜様のところですか。「この値段じゃ注文殺到なので、どうせダメだろうな」と思ったのですが、格安なので私も色気を出して注文していました。
同光社は国会図書館でもめちゃくちゃに点数が多い「大出版社」なので、私が興味を持つ「零細出版社」とはちょっと違う感じです。意外にほぼ全部国会図書館に納本されているのではないでしょうか。桜様のおっしゃるのは、巻末広告に「同光社の推理小説」という括りで掲載されている一連のもの、ということでしょうか。時代小説の多さに比べて、現代ものは少ないですね。ただ、当時の読者ニーズはそんなものだったのかもしれません。
高志書房は、(文献で確認したのではないので断定はしませんが)戦前、お堅い出版社として活動していた出版社が戦後のドサクサまぎれに仙花紙本を出したものではないでしょうか。国会図書館にある一番古い本は亜炭の本ですから。つまり、特価本などのルートではなかったでしょう。経営者が変わったのかもしれませんし。当時は素人が出版に手を出して、大儲けをしていた時代ですから。
なぜ、海野さんや小栗さんの本が出たのかというと、小栗さんのご長男が勤務していたからです。例の『地獄の影』のモデルになったという人ですね。だから小栗さんの本はどんどん出せるし、海野さんは小栗さんのご遺族救済という意味(たぶん)で出版させていた、と私は考えています。乱歩さんもバックアップしていたようなのですが、後にご長男は乱歩邸出入り禁止になったということらしいです。どんな「事件」かはわかりませんが。
ここらへんは『探偵作家クラブ会報』の消息欄を丹念に追いかけるとわかると思います。それから、高志書房ですが、めまぐるしく所在地が変わっているみたいなので、所在地はあまりあてにならないのではないかと思います。
No.865では「金薗社」と書きましたが「金園社」の間違いです。文字が小さいので見落としました。それから一箇所「松木書店」とありますが、「マツキ書店」のこれまた変換ミスです。すみません。正確さは常に心がけているのですが。
石井春生様
> 旧悪だなんてとんでもない。ほとんど、
北町一郎や宮下幻一郎、三橋一夫等々といった本の話ばかりしてました。
(たぶん、これでどなたかはお分かりになられたのでは?)
わかりました。ゆうべご本人から電話をいただきました。マメに展覧会にいらっしゃる方ですから、これからも時々お会いすることと拝察します。ユーモア明朗ものではライバル、というところでしょうか。
桜様。
杉並けやき出版のアドレス、ありがとうございました。国内じゃなかったので検索できなかったようです。
かわじさんのご著書が話題になったので改めてネタ振りしますが、新青年研究会にも参加しておられる天瀬裕康氏の『梶山季之 総仕事 全方位 解析 事始』という本はご存じですか。今年の5月に西日本文化出版から刊行された限定200部の私家版(?)です。とんでもなく詳しい作品リストです。かわじさんのご本と似た感じなのでご紹介する次第です。
「腐肉の基地」は桜様のところですか。「この値段じゃ注文殺到なので、どうせダメだろうな」と思ったのですが、格安なので私も色気を出して注文していました。
同光社は国会図書館でもめちゃくちゃに点数が多い「大出版社」なので、私が興味を持つ「零細出版社」とはちょっと違う感じです。意外にほぼ全部国会図書館に納本されているのではないでしょうか。桜様のおっしゃるのは、巻末広告に「同光社の推理小説」という括りで掲載されている一連のもの、ということでしょうか。時代小説の多さに比べて、現代ものは少ないですね。ただ、当時の読者ニーズはそんなものだったのかもしれません。
高志書房は、(文献で確認したのではないので断定はしませんが)戦前、お堅い出版社として活動していた出版社が戦後のドサクサまぎれに仙花紙本を出したものではないでしょうか。国会図書館にある一番古い本は亜炭の本ですから。つまり、特価本などのルートではなかったでしょう。経営者が変わったのかもしれませんし。当時は素人が出版に手を出して、大儲けをしていた時代ですから。
なぜ、海野さんや小栗さんの本が出たのかというと、小栗さんのご長男が勤務していたからです。例の『地獄の影』のモデルになったという人ですね。だから小栗さんの本はどんどん出せるし、海野さんは小栗さんのご遺族救済という意味(たぶん)で出版させていた、と私は考えています。乱歩さんもバックアップしていたようなのですが、後にご長男は乱歩邸出入り禁止になったということらしいです。どんな「事件」かはわかりませんが。
ここらへんは『探偵作家クラブ会報』の消息欄を丹念に追いかけるとわかると思います。それから、高志書房ですが、めまぐるしく所在地が変わっているみたいなので、所在地はあまりあてにならないのではないかと思います。
No.865では「金薗社」と書きましたが「金園社」の間違いです。文字が小さいので見落としました。それから一箇所「松木書店」とありますが、「マツキ書店」のこれまた変換ミスです。すみません。正確さは常に心がけているのですが。
桜様
小原古邨の木版画は、常設展示ではありませんので、お電話いただければ、用意しておきます。以前、知り合いの日本画家が来館した時、さりげなく見せましたら、肉筆画と見間違えました。20世紀前半の日本美術で、世界水準で語れるものは、版画だけです。油彩画、彫刻はまるでだめ。国内評価は逆ですが。その点、探偵小説はどうなんでしょう。
桜様
>友人のファイルからは観光地もでてきますが、とりあえず、上の路線からみますと、・・・
ご親切にありがとうございます!
早速のご回答、感激しております。
>旅をお楽しみ下さい。
はい!お蔭様でとても楽しい旅になりそうです♪
やよい様
>西村京太郎、種村直樹などが思い出されますね。
レスありがとうございます!
皆さんとてもお優しい方ばかりでとても嬉しかったです。
この掲示板を少し拝見させて戴いたのですが、
ミステリーって奥が深いんですね。
びっくりしました。
皆さんの書き込みを拝読しているだけでも、
昔読んだ江戸川乱歩の小説の雰囲気が漂ってくるようです。
なんだか皆さんとても面白そうな事をしてらして、
私も好奇心が湧いてきてしまいました。
先週、同光社の「腐肉の基地」大河内常平、昭和35、函、1500、入手していました。
No.783(8/2)では
「地獄の影」九鬼、「キャバレー殺人事件」朝山
で、ふと、同光社の推理小説は何冊あるのでしょうか、と思う。手元のは15冊であった。
「黒い断崖」岡田 「魔境原人」香山 「黄金の罠」角田
「暴力地帯」宮下 「脱獄囚」「殺人計画」楠田
「青の恐怖」「結婚式殺人」「裸女と拳銃」鷲尾三郎
「虚像」「危険な日曜」大下
の他に、朝山1冊、岡田1冊があった。楠田1冊、永瀬1冊、宮下2冊もあるらしい。
ということは、19冊でしょうか。
まだあるような気がします
と書きましたが、あらたに1冊。さらに増えました、どこまであるのでしょうか、底無し沼のようです。
彩古さん、この同光社のミステリ、把握されていますか。
越沼様
>小原古邨の企画展をK美術館・・。ホームページの目次をご覧下さい
ありがとうございます。実物を見たい気がいたします。
石井春生様
>桜さま 『水島爾保布著作書誌』も早速Faxにて注文しました
17年にわたる探索ですから、のこりの日誌の部分もよみたくなります。それ自体が、文献の探索の日々ですから。
着々と、成果、他のところでも、拝見しています。
秋の陣、頑張りたいとおもいます・・・(蝉の声は本当に小さくなりました)
末永昭二様
>出版社と問屋との関係を調べてみると、結構つながっている
大変勉強になります。ありがとうございます。
>「金鈴社」は小栗さんの仙花紙本・・・特価本(≒地本)のルート・・・金薗社・・・探偵本・・・特価本(≒貸本向け)業界のつながりで、九鬼
業界でのことなのですね。
では、「高志書房」も関連があるかもしれません。住所がてがかりですね。
この出版社は多くの仙花紙本を出していますが・・・。
>海野さんや十蘭さんの仙花紙本がある「鷺宮書房」も取次兼業
この場合もそうですか、ありがとうございます。
>九鬼さんの「青児シリーズ」・・・「川津書店」は同名の月遅れ雑誌卸店でしたが、後に出版にも進出
よく理解できます、入手困難です。
本当に理解できます・・・(昨日は処夏でした)
なぜか昨日は忙しく掲示板は動きました。
由布菊様
>上野から高崎、横川経由で軽井沢へ各駅電車の旅・・・その線路が舞台となっているミステリーを読みながら旅したいな〜と思ったのですが、
友人のファイルからは観光地もでてきますが、とりあえず、上の路線からみますと、
「軽井沢殺人事件」光文社文庫 内田康夫
「上野駅殺人事件」光文社文庫 西村京太郎
「特急「あさま」が運ぶ殺意」光文社文庫 西村京太郎
「北アルプス冬の罠」飛天文庫 梓林太郎
何か、そのものずばりで、あまり面白みがないですね。
旅をお楽しみ下さい。
やよい様
島田一男の文献、某所でのもの、筆名が異なっていますが、続編を期待しています。 古書展での成果、いかがでしたか。
秋の陣もはじまります。
ご無沙汰していました。
桜さまがお書きになっていた「ミステリに登場する鉄道リスト」私も大変興味があります。横レスで恐縮ですが、横川−軽井沢が舞台の鉄道ミステリだと
西村京太郎、種村直樹などが思い出されますね。(タイトルがちゃんと思い出せません、あしからず)
>桜さま
ご無沙汰な私にすばやいレス、こちらこそ感激しました。『水島爾保布著作書誌』も
早速Faxにて注文しました。届くのが今から楽しみです。ああ、ホントに嬉しい情報を
ありがとうございました。
>末永さま
こちらこそ、ご無沙汰しております。旧悪だなんてとんでもない。ほとんど、
北町一郎や宮下幻一郎、三橋一夫等々といった本の話ばかりしてました。
(たぶん、これでどなたかはお分かりになられたのでは?)
ちなみに、旧悪の数でしたら、私のほうが遙かに多いかも知れません。先日も某オフにて
大乱れしてきたぐらいですから…とほほ。
桜様 小原古邨の企画展をK美術館で去年催しました。ホームページの目次をご覧下さいませ。私はエッセンス主義なので、3点しか持っておらず、あとはいろいろなコレクターから借りました。私の周囲だけで百数十点あります。これも美品は日本ではもう、ろくにないでしょう。知り合いはインターネットでアメリカから取り寄せましたが、値段相応の2級品でした。
「脳天気」を一昨日新聞夕刊で森まゆみさんの文で見つけ、うれしかったのでした。そういえば、毎日夕刊の大沢在昌『新宿鮫ー風化水脈』が28日に完結します。1年あまりずーっと読んできたので、感慨深いです。どんな結末か?単行本は毎日新聞から9月4日発売。それにしても渋い。これほど渋い小説も珍しいです。
ちょっと煮つまっているので、無駄話を。
出版社と問屋との関係を調べてみると、結構つながっていることがわかります。
九鬼さんの『探偵小説百科』は「金薗社」いう出版社から出ていますが、戦中戦後に大衆本を出していた「金鈴社」と「金薗社」とは経営者が同じです。「金鈴社」は小栗さんの仙花紙本を出してますよね。これらは特価本(≒地本)のルートです。実用書ばかり(漫画もありますが)の金薗社で、なぜ探偵本かというと、特価本(≒貸本向け)業界のつながりで、九鬼さんとつながっているというわけです。両社の母体となったのは「マツキ書店(通版部門は玉泉堂)」という問屋で、創業者は博文館出身です。『新青年』系の作家(小栗さんなど)とのつながりはあってもおかしくはありませんね。ただし、戦前の博文館は大出版社だったし、多分松木書店の創立は『新青年』以前だろうから、直接つながりがあるとは断定できないのですが。
当時の出版社ではよくある話ですが、「桃源社」は「新泉社」という取次会社と同じです。海野さんや十蘭さんの仙花紙本がある「鷺宮書房」も取次兼業だったみたいです。現在有名なところでは「日本文芸社」もこの系統です。出版は「日本文芸社」、卸は「丸一特価書籍」、小売は「夜久書店」と「日本読書普及会」というように使い分けていたということです。
九鬼さんの「青児シリーズ」で有名な「川津書店」は同名の月遅れ雑誌卸店でしたが、後に出版にも進出しました。もちろん地本ルートです。だから入手しにくい。
で、川津書店は、戦中の統制時代(昭和18年)、「マツキ書店」など数社とともに「青年図書有限会社」として統合されていました。つまり、一時は同じ会社だったというわけです。
というようなわけで、九鬼さんの人脈をたどると、いろいろわかってくることもあるので、ここのところ九鬼さんを気にしているのです。作品のファンというわけではないというところがイヤハヤですが。
お退屈さまでした。
桜様wrote:
>便利なものがありまして、ミステリーに登場の鉄道を入力した人がいますので、>たちどころに、わかるようです。
>急がれない様でしたら、明日にでもお知らせします。
ありがとうございます!
お手数をおかけしますが宜しくお願い致します。
明日の掲示板を楽しみにしておりますね。
末永昭二様
今、某所にいまして、そこに資料がありますので、取り急ぎお知らせします。
>KさんことMさんが協力・・・卒論が今日泊亜蘭
そうでしたか、それで編集の本に生かされたのですね。
http://www.s-keyaki.com/
です。こちらのほうが連絡しやすいです。
越沼正様
正式なのは「能天気」みたいですが、どっちでもいいそうです。先日、某編集部でどっちが正しいか論争していたのを横で聞いてました。「脳天気」といえば唐沢俊一さんの「脳天気本」を思い出すのですが、たしかダイヤモンド社の本のどっちかに「脳天気」の話が出ていました。
桜様
かわじさんには、私が幹事をしているある勉強会(新青年研究会とは別です)のメンバーになっていただいており、先日は 水島爾保布について、スライドショーをしていただいた、という関係です。桜様のおっしゃるとおり、もちろん渡辺一夫さんもスカトロがらみです。KさんことMさんが協力されるのは当然ですね。卒論が今日泊亜蘭だったそうですから。
たしか『古通』に杉並けやき出版のホームページがあると書いてあったと思ったので、ちょっと検索してみたのですが、見つかりませんでした。『古通』は手許にないし。見つかればオンライン注文ができるかもと思ったのですが。
彩古様
やはりお持ちではなかったのですか。彩古様ならあるいは、と思ったりしていたのですが。現物を確認された(そうですか、「ほし」と読むのですか)ということは、出てくる可能性もあるということなので、気長に待ちます。ご縁があれば何とかなるでしょう。
ただし、前にも書きましたが「上野畑」の本ならばかなり難しいでしょうね。特殊なルートですから。横溝マニアの人は大東書房の本などはどうやって手に入れるのでしょうか。一般に流通したものを探すより、著者献呈本のほうが見つかりやすいような類の本だと思います。九鬼さんのご蔵書は、引っ越しのときに処分されたとのことなので、その中にあれば、めぐりめぐって出会えるかも。
例のもの、近日中にお送りします。遅れてすみません(私信)。
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