数年前から探しているんですが、『犯人はダレだ』はありませんねえ。
が、この本はミステリー文学資料館の地下倉庫ではじめて見ました。
”犯人”に”ほし”というルビがふってあったのが印象的でした。
棚に並んでいたら、絶対見逃さないだろう、強烈な印象を与える本
でしたね。
古書展も秋の陣にはいるのでしょうか。
越沼探偵の視点は深い教養にうらずけられておられるのですね、説明が納得できます。
>私が一押しの花鳥画の絵師・小原古邨(こそん1945年没)の木版画紹介
花鳥画、どのような雰囲気なのでしょうか。
末永昭二様
幅広い交流、うらやましく思います。
>かわじさんは文士の追悼記事とか奇人伝・・・水島についても、書物や絵などからの興味ではなく、スカトロジーからの興味
そうでしたか、それで、渡辺一夫さんが書物にでてくるのですね、
ありがとうございます。もう一度、書物中の書影などをみてみます。
石井様
H さんではなく、K さんでした。つい、日が頭にうかびましたので。
由布菊様
>今度上野から高崎、横川経由で軽井沢へ各駅電車の旅・・・線路が舞台となっているミステリーを読みながら旅
便利なものがありまして、ミステリーに登場の鉄道を入力した人がいますので、たちどころに、わかるようです。
急がれない様でしたら、明日にでもお知らせします。
暑くなりそうですが、旅にはいい季節です。
はじめまして。由布菊と申します。
今度上野から高崎、横川経由で軽井沢へ各駅電車の旅をすることになりまして、
その線路が舞台となっているミステリーを読みながら旅したいな〜と思ったのですが、
検索かけてもちょっとわかりませんでした。
そこで、どなたか、そういうミステリーをご存知ないでしょうか?
是非ご教授下さい。
推理小説にも、こういった分野のHPに疎いもので、
Yahooのクールサイトからやってまいりました。
内容が不適切な書き込みだったらスミマセン。
宜しくお願いします。
桜様
『水島爾保布 著作書誌・探索日誌』が話題になってますね。
かわじさんは文士の追悼記事とか奇人伝(についての研究)とか、なかなか変なことを調べておられる方です(本も数冊出されています)。水島についても、書物や絵などからの興味ではなく、スカトロジーからの興味だということです。現在、お墓について調べておられます。最近の『日本古書通信』に『水島爾保布 著作書誌・探索日誌』のことを書かれています。やはりあの内容ですから、好評だったとのことでした。書店では手に入らない本なので、版元にどしどし直接注文していただければと思います。
大東書房の九鬼さんの話ですが、時代ものだけでなく、『犯人はダレだ』という現代探偵物があるようです。私は持っているという人を知りませんが。いかにもなタイトルです。
石井春生様
ご無沙汰しています。
何か旧悪が暴かれたでしょうか(笑)。
多分中野でかと思いますが、私は仕事がフリーでなのでいくらでも古書展に行けそうなものですが、実ははほとんど出かけないので、なかなかお目にかかれませんね。たまには顔を出してみようかと思っています。とはいえ、ここのところ全然本を買う気が起こらなくて、よく考えたら、この2か月でたった3冊(それも1000円以下)しか買っていないというお寒い状況です。現場復帰するには時間がかかりそうです。
末永昭二様 レスをありがとうございます。私は実に脳天気な者ですので、大事なポイントを見逃すこと、しばしばです。今回もそうでは、と懸念しています。それで思い出しました。ばからしいことですが、能天気と脳天気は違うのかしら。どなたが使い始めたのかしら。「ゴマンとある」と使うゴマンは北杜夫氏が小説で使ったのが最初のようですが。
それはさておき。手元に2年前に出た『浮世絵の歴史』美術出版社があります。現在までの流れがわかる最新のものですが、先日取り上げた楊洲周延は載っていません。また、『七十五羽の烏』では芭蕉の俳句が出てきます。この俳句、いただき!
私が一押しの花鳥画の絵師・小原古邨(こそん1945年没)の木版画紹介に使える!彼もこの本に載っていません。西洋では凄く高い評価の人。東京国立近代美術館にも昭和になってから名乗った祥邨時代のつまらぬ作品しかありません。ミステリの埋もれた作品を発掘するのと同じですね。
石井春生様ですから、すぐにここにかきこみます。
手に入れられたら、本当に楽しい情報がたくさんありますので、お得かと存じます。
いまでは有名な編集者 Hさんが、本名Mさんで、出てきます。意外な交流が書かれてあり、また、楽しい文献探しもあります。
ということで、石井さんと久しぶりで、桜も嬉しくなりました。
下の発言で自分の名前を間違えました。まだ夏バテ中みたいです。
どうもご迷惑をおかけしました。
どうもご無沙汰しておりました。怒濤のデパート展に加え、仕事等が
忙しかったために、このところキーボードを触る気力も湧かず、
しばらく沈没しておりましたが、桜さまの
>「水島爾保布 著作書誌・探索日誌」かわじ もとたか編著。
……を見て、活が入りました。ああ、こんな本が出ていたんですね。
それは是非欲しい! ということで、早速連絡をしてみようかと思います。
嬉しい情報をどうもありがとうございました>桜さま
ちなみに、水島爾保布と今日泊亜蘭が親子だったとは。実は、今日泊も
好きな作家の一人でしたので、これもまた知ることが出来て大変嬉しい
情報の一つでした
ところで、昨日都内某古書市にて、末永さんのお知り合いの方と
お話する機会を得て、楽しい一時を過ごしてきました。
最近、古書市でこうした人との出会いが増えてきましたが、これも
また収穫の一つと申しましょうか。大変嬉しい出来事でした。
何かいろいろに掲示板同志、活発になってきました。
これが本来の姿でしょうか。
宮澤様
>アンドロポフ軍団/筑波昭/大陸書房/1983.1
>猟奇事件/筑波昭/大陸書房/1983.1
これらがリサーチにかかるとは考えてもいませんでした、ありがとうございます。
中さんも注文されるようです。在庫があればいいのですが。
筑波昭名義には、むつかしそうな2点が残りました。目録に出にくそうですね、しかしなぜか、掲示板に登場すると、出てきますので、注目します。
末永昭二様
>このたび新青年研究会のオフィシャルホームページ・・・一般公開の運び
おめでとうございます。楽しみがまたひとつふえました。
このところ、8月にはいり、目録からは数点にとどまりましたが、その他に・・
「水島爾保布 著作書誌・探索日誌」かわじ もとたか編著。1999年6月、杉並けやき出版、2000。
を手に入れました。昨年のものですが、まだ在庫があるようです。爾保布の長男は、今日泊亜蘭。爾保布の著作数は200点をこえているようです、それらが示されています。
小林さん、いかがですか、いいものでした。FAX;03−3380−9584、です。
という夏の終り・・・(風はどことなく軽いようです)
一部で予告していましたが,このたび新青年研究会のオフィシャルホームページ(正式名「Pub Antiqarian」)一般公開の運びとなりました.
これまで非公開で会員間の意見交換をしていたため,カウンターは進んでおりますが,本日より公開です.
コンテンツの拡充も予定していますので,皆様よろしくお願いいたします.
今のところリンク集は作っていませんが,リンクをご希望の方は末永までご一報をお願いいたします.また,私はウェブマスターではないのですが,暫定的に窓口となっておりますので,ご意見などは私あてにお送りいただきますとありがたいです.
越沼正様
私は,『朱漆の壁に血がしたたる』は読んだことがないのですが,『きまぐれ砂絵』で「野ざらし」の「季違い」について神経質(?)に言及している都筑さんのことですから,なにか意図的な仕掛けがあるのではないかと思いますか,いかがでしょう.読んでないのにレスするのもなんなのですが.
桜さん
> 本当に、手に取るまでは知りませんでした。
>驚きました。
> 是非、読まれてください。中味は読んでの・・・、
うーん、そそられますねえ。
例によって国会図書館Web-OPACで検索したら筑波昭名義の本はこれだけありました。
津山三十人殺し/筑波昭/草思社/1981.9
昭和四十六年、群馬の春/筑波昭/草思社/1982.11
アンドロポフ軍団/筑波昭/大陸書房/1983.1
猟奇事件/筑波昭/大陸書房/1983.1
惨殺!/筑波昭/旺文社/1985.10 (『津山三十人殺し』改題文庫化)
巣鴨若妻殺し/筑波昭/草思社/1987.3
>越沼正様
天海祐希さんではないでしょうか?(グスン)
いつも拝見させていただいております。
都筑さんの凄さをもっと教えてください(笑)。 では。
越沼探偵もこのところ異なる視点からの読み方。大変参考になります。
>明治期の絵師の中に「楊洲周延(ようしゅう・ちかのぶ)」・・・数年前は私の知らなかった絵
鑑賞したいような絵のように感じられます。
>阿川省吾様
事務所開きのあとも、多くの人が訪れられ、ひとまず、安心ですね。
夏はあっという間に終わりそうです。
黒猫荘15号室の阿川省吾ことま さと申します。
このたび、こちらをリンクいたしましたので
ご報告します。
紹介記事等にご意見のある場合はおっしゃってください。
では、とりあえず用件まで。
宮澤様
本当に、手に取るまでは知りませんでした。
驚きました。
果たして、木々さんへの作者のインタビュぅは本当かどうか調べていません、流れからすれば、本物のようです。
そのインタニュウで、江戸川乱歩の弟さんが、その登場人物と関係している・・・
>筑波昭名義の『津山三十人殺し』はノンフィクション・・・同じ版元の『巣鴨若妻殺し』はどっちの系統になるんでしょうか
ノンフィクションの3作目です、どうやら、この名義では最終作品である、と考えています。
>浅井さんの原稿によると、まだ取り寄せ可能かもしれないということなので、注文してみますか
1400円です、まだ在庫があるかもしれません。
なにしろ、作者が彼にインタビュしているわけですから、本当ならば、貴重な資料です。
是非、読まれてください。中味は読んでの・・・、
ということです。もちろん、中さんも驚かれるでしょう・・・(蝉の声も響きが少ないようです)
桜さん、こんにちは。
筑波昭『巣鴨若妻殺し』のこと始めて聞きました。そこに平井蒼太の情報があるのですか。
筑波昭=黒木曜之助は『名探偵乱歩氏 実録・千駄ガ谷パス屋殺し』(春陽文庫)を読んでいます。
謎宮会の葉山さん原稿が黒木の実録推理と銘打った3冊を取り上げていましたが、どうやら実在事件からスタートしてなるべくかけ離れた所に着地しようというのが黒木の実録推理もののようです。『名探偵乱歩氏』についてもそれでようやく納得がいきました。
筑波昭名義の『津山三十人殺し』はノンフィクションの労作だそうですが、同じ版元の『巣鴨若妻殺し』はどっちの系統になるんでしょうか。浅井さんの原稿によると、まだ取り寄せ可能かもしれないということなので、注文してみますか。
もし小説だとすると、名張市立図書館編『乱歩文献データブック』にも載っていない乱歩小説ということになります。人外境主人こと中相作さんにお知らせした方がよさそうですね。
都筑道夫氏の博学には舌を巻きます。『七十五羽の烏』には明治期の絵師の中に「楊洲周延(ようしゅう・ちかのぶ)」の名があっておどろきました。数年前は私の知らなかった絵師ですが、日本の市場にはもう無いでしょう。知人の画廊主が美品を何点か入手した、それで終わりみたい。
角川ホラー文庫だと思うのですが、『狗神』(作者忘れた)が東映で映画化されます。そのロケが私の住む三島市の古刹であさって行われます。エキストラででない?と昨日、市会議員からきかれました。天海裕希(こういう字だっけ)と一緒、とか。ああ、暇がない。
8月にはいり、古書目録、21日で、9点のみ。1月にはいり、昨日まで、175点。
今年の夏は、少ないようです。
そして、目録から1冊。前払い、珍しいですね。
しかも、千円の本に対して、宅急便で・・・。冊子小包ではないのです。
これでは、2倍になります。
あるいは、あらかじめ、返還のための書類を同封した古書店もあります。
一度もあたることのない古書店もあります。
目録掲載時に、うれたものもあります。
蔵書印の記載をしないところもあります。このところ、Aさんの蔵書が多量に出まわるのはどう言う理由からでしょうか。気になります。
というように、いろいろな古書店があります・・・(蝉はしずかです)
他の掲示板もいつものようになりつつありますね。
夏は終ったのでしょうか。
越沼正様
>『朱漆の壁に血がしたたる』・・・起(むく)り屋根
そのようによむと、おもしろさが倍増しますね、内容を忘れているのがつらいところです。
都筑さんのは、ミステリマガジンの連載をよんでいます。行間がひろいので、実際の枚数は少ないのでしょうか、しかし、筆力はあいかわらずあります。
末永昭二様
> 桜様 九鬼さんの話・・・巻末広告・・・九鬼さんの単行本を出した出版社
これには気付きませんでした。
16冊あります、推理ものは。1冊は異なる題名のため、実際は15冊ですが・・・。
>大東書房・・・特価本問屋(通称「上野畑」)の直系・・・貸本漫画の出版社・・・横溝本や城昌幸本
横溝本や城昌幸本ですか、手もとのものを調べればありそうですね、時代ものですか、何となく装丁が思い浮かべられます。
出版社に焦点をあてるのはおもしろそうですね。
気になる出版社は、小壷天書房です、ここは講談社の近くに設立されていたようですね、いくつか江戸川乱歩賞の候補作品が出版されていました。この出版社はどのような経緯で設立されたのでしょうか、気にかかります。
という日です・・・(風はすずしい)
他人様のお休みの時期がいちばん忙しいという商売なもので,しばらく忙しくしていました.
久しぶりに書き込みさせていただきます.
大塚俊一様
『彷書月刊』お買い上げとのこと,それも私の名前で選んでいただくとは.本当にありがとうございます.これからも精進しますので,どうぞご贔屓に願います.
また何か書いたら,こちらでもお知らせしますので,お読みいただければうれしいです.
桜様
九鬼さんの話ですが,巻末広告などを参考にして,九鬼さんの単行本を出した出版社をリストアップ(というほど厳密ではありませんが)してみました.かなりいろんな出版社に書いていますね.
中でも大東書房という出版社に興味があります.所在地からみて,特価本問屋(通称「上野畑」)の直系ではないかと思われるので.
貸本漫画の出版社と問屋との関係はかなり研究されているらしいのですが,小説本ではよくわからないので,調べてみようと思っているところです.
大東書房は横溝本や城昌幸本なんかも出していますね.詳しいことがわかればと思います.どなたか調べていらっしゃるとありがたいのですが.
他の掲示板に書いたのですが、無反応なので、ここで改めて。『朱漆の壁に血がしたたる』は、起(むく)り屋根という専門用語がさりげなく使われていて、流石、都筑道夫と(昔は判らないまま読み飛ばし)感心しましたが、そんな彼だから、第四章冒頭「秋晴れの空から、」は意味があるんだろうと思うのですが、この小説の時季は「若葉」の頃なんですね。ただのまちがいではないと思うのです。
ところで、てりむくり屋根は、日本独自のかたちだそうです。お神輿などの波型の屋根です。
何かが呼ぶものなのでしょうか、実はもう一冊、入手していました。それは、筑波昭の「巣鴨若妻殺し」草思社、1987年。700。飛鳥高よりも高い。
戸田さんや、浅井さんもかかれていました、黒木曜之助。彼のは集め終っていますが、筑波名義のものを、浅井さんが言及されていた、上記の本。
おどろきました、そこには、筑波さんがインタビュした、木々高太郎の記事、そして、木々さんから語られる、江戸川乱歩の弟のかかわり、
蒼太さんと、ある人物のこと、
エピローグでは、蒼太さんが筑波さんと語る内容がしめされる。
どのようなかかわりがあるのか、それは読んでもらうとして・・・
驚きました。 このことは話題にされたことがないように思われます。
宮澤さんがこのところ、この蒼太さんを気にされていましたが、この本はご存知でしょうか。
これで、黒木さん関係は集めたことになるのでしょうか、筑波昭名義のは,3冊でいいのでしょうか・・・,気にかかります。
ということで、9月はやってきます・・・(夏の1日)
大塚俊一様
北海道より戻られたということでしたので、その後の近況を知り、安心しました。
>熱くて(×暑くて)思うように行動・・・この一か月分について近況報告
本当に夏は大変です。行動範囲をきめることがいいものに出あえるかもしれません。定点観測が一番ですね。
でも、いろいろと、いいものをひろわれていますね。
>特に港区の貸出券はミステリー、SF関係が充実・・・実家のある神奈川県央、相模原から厚木にかけての図書館
図書館を基点として、情報を探索できるのも現代ではなくてはならないものですね。
戸田様
>島田一男のリスト作成・・・その出版社から出たのは間違いないけれど、それが初刊・・・「この本は、×年×月××から出たものを文庫にしたものです」という表現だと、それが初刊だとは一言も言ってないんです
そのあたりがむつかしいものですね、とくに、改題あるいは訂正加筆したものでは手に入れたくなります。
ときには、奥付けに困惑することもあります・・・(涼しくなりそうです)
>「七十五羽の烏」の場合、80年に角川で文庫化されたのは間違いなく(私は、
>この時にこの本を読んだ)
ついでにレスしておきますが、手元にあります。
……今の文庫の、刊行情報は、信用はできないことが多いようですが。
ただ、光文社の表記が間違っている、という訳でもないと思います。「七十五羽の烏」の場合、80年に角川で文庫化されたのは間違いなく(私は、この時にこの本を読んだ)、今度の光文社は、この角川で文庫化されたものを、もう一度文庫にした(この時、多分、初刊版にはあたっていない)という手順だったのではないでしょうか。
少し前、島田一男のリスト作成のお手伝いをした時に感じたのですが、大体書かれている年月の時に、その出版社から出たのは間違いないけれど、それが初刊かどうかは疑問、というケースが沢山ありました。でも、「この本は、×年×月××から出たものを文庫にしたものです」という表現だと、それが初刊だとは一言も言ってないんですよね……。
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