安政年間に創業以来代々受け継がれた本格的木造建築の伝統と技術に加えて、最新の建築技術にも精通し、設計段階はもちろん、
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赤石建設株式会社 一級建築士事務所
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 エコ志向と国の積極的な施策によって『住宅のオール電化』化が進んでいます。
 当社での最近の新築住宅でもほぼ100%近くがオール電化住宅です。オール電化といっても冷暖房をエアコンで行いIHヒーターに エコキュートを併用すればOKですから、あとは東京電力と『電化上手』なる契約を結べば深夜電力9円ちょっとの電気代で 済むということになっています。できれば太陽光発電を設置して自家発電によりゼロエネルギーを目指せれば御の字ですが、 太陽光は全国平均でまだ50棟に1棟の割合に留まっているようです。
 国も将来的には2棟に1棟、あるいは義務化に向けて躍起になっているという話も漏れ聞きます。 唯、石化燃料なしに電気だけでCO2を出さない取り組みは良いのですが、住宅構造自体が省エネ住宅、つまり高断熱化・高気密化 していないとその意味は薄れてしまいます。断熱性を高めることにより家の熱負荷を下げてやることで初めて電気代を低く抑えることができるからです。 『FPの家』のような断熱性の良い家にオール電化という組み合わせでなくてはなりません。
 そんな川下での電気消費低減の意義を考えさせられたのも、川上での電気を作る側の所を見てきたからです。
 先日新潟にある柏崎刈羽原子力発電所を見学する機会がありました。 平成19年7月に起こった新潟県中越沖地震により 全号機が運転停止したこの発電所で、このたびやっと7号機が先行運転の運びとなりました。
 私たちが行った時は7号機が運転再開される前日で、大変物々しい雰囲気の中での見学となりました。9・11以来らしいのですが、 その出入りに対してのセキュリティは何重にもチェックがされ、ネズミ1匹も逃がさない厳重さでした。
 原発についてはある程度は知識としてありましたが、いざ行ってみて、その原理、安全管理のセーフティネットなど初めて知ることも 多かったのも事実です。柏崎原発が沸騰水型原子炉で核分裂により発生した熱で水を蒸気に変えてタービンを回して発電し、 使い終わった蒸気は海水によって冷やされ水に戻される。つまり同型の原発は海に近いところでないと作れないということを 初めてしりました。そして放射性物質を閉じ込める壁が5重構造になっていて、第5の壁の原子炉建屋の壁は厚さ1m以上の コンクリート壁になっていて、現物を見てその厚さに驚かされました。
 セキュリティ・安全確保・保守とやらなければならないことは山積みで、ここで働く人数は地元の刈羽村の人口より多いと聞きました。 その分膨大な費用がかかっていることになりますし、しかもここで発電した電力を首都圏に送るコストや送電減衰をも考えた時、 1kw当たり昼間21円、夜間9円の電気料が安いのか高いのか判断に迷う状態に陥りますね。
 我々日本人は原子力を使うことに被爆国のトラウマもあって抵抗感があることも事実ですし、その使用に反対されている方々が いることも承知していますが、現実として今使っている電気の約4割は原発からだという事実も考えなければなりません。 安全性さえ担保できれば火力や水力に比べて環境にやさしい方法であることも事実です。問われているのは我々使う側の電気の使い方 なのではないでしょうか。菜種油を燃やす時代には戻れない以上、少しでも電気を節約できる生き方、住まい方をしていかないと原発が いくつあっても足りません。
 『夜景が美しい』と称えるのは罪なことになってしまいますが・・・・・・。






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群馬県太田市に創業し、社寺建築・住宅建築を手掛けている赤石建設株式会社です。
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