パソボラ・サポート群馬シンポジウム
**テーマ:IT社会と視覚障害者**

(後援:社団法人 群馬県視覚障害者福祉協会)



日時:2000年10月29日(日)午後1時半から午後4時半
場所:群馬県社会福祉総合センタ B01会議室
主催:パソボラ・サポート群馬
後援:社団法人 群馬県視覚障害者福祉協会
参加費:1000円(但し、付き添いは無料)
内容:
講演1 「点字新聞からユニバーサロンへ」
    毎日新聞総合メディア事業局企画室委員 岩下恭士
講演2 「視覚障害者の就労とパソボラ活動」
    川崎パソコンサポートボランティア 副代表 林英幸
パネルディスカッション「IT社会と視覚障害者」
    毎日新聞総合メディア事業局企画室委員 岩下恭士
    川崎パソコンサポートボランティア   林英幸
    群馬県立盲学校理療科 教師      新楽和則



目 次

PSG、平田代表の挨拶

社団法人群馬県視覚障害者福祉協会副会長、田島福二郎さんの挨拶

毎日新聞総合メディア事業局企画室委員、岩下恭士さんの講演

川崎パソコンボランティア副代表、林英幸さんの講演

パネルディスカッション

(テープ起し:山口 浩 & 校正・編集:桜井 一男)

PSG、平田代表の挨拶
PSG平田代表の写真

司会者:
大変お待たせいたしました。
ではこれから「IT社会と視覚障害者」ということで、シンポジウムを始めたいと思います。
本日、司会を務めさせていただきます、私、パソボラ・サポート群馬、視覚障害マネージャーの阿部です。
何分、不慣れなところがありますので、皆様にはご迷惑をおかけすると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、大会にあたりまして、主催者「パソボラ・サポート群馬」代表平田健司より、挨拶をいたします。

平田:
今日は雨が降っていて足元の悪い中、ご参加いただきましてありがとうございます。
パソボラ・サポート群馬は、2年ほど前に発足しまして、2年前から視覚障害者のサポートをやっています。
現在、健常者、肢体不自由の障害者、聴覚障害者、視覚障害者、全部合わせて80名の会員になっている団体です。
それで、今日はですね、群馬でも視覚障害者のパソコン利用を積極的に行ってますが、それを支援して行こうということで講演会を企画しました。
メンバーですが、県内外からパソコンを使っている方、その中で視覚障害者のみならず、福祉だとか、バリアフリーだとかの情報発信を行っている毎日新聞の岩下さんに来ていただきました。
今日の講演会では良い話が聞けると思いますので、これからご自身のご動向、活動の助けになるようなお話が聞けると思いますので、よろしくお願いします。

(会場、拍手)

社団法人群馬県視覚障害者福祉協会副会長
田島福二郎様の挨拶

田島福二郎様の写真

司会者:
続きまして、後援をいただきました社団法人群馬県視覚障害者福祉協会副会長、田島福二郎様よりご挨拶をいただきます。
よろしくお願いします。

田島:
こんにちは。

会場の観客:
こんにちは。

田島:
ご挨拶ということで来たんですけど、いっぱい集まってくれて驚きました。
本来は会長が挨拶する訳ですけれども、ちょうど身障者スポーツ富山大会で、盲人野球の一行と行きまして、「おまえ、代わりに出ろ」ということでやって来ました。
今から2400年位前、孔子が「4頭だての馬車に言葉は及ばない」そう言った訳ですけども・・・、それから2400年たった今、「IT」。
この社会には視覚障害で、しかも老人には、非情に恐怖を感じるものですけれども、このメディアを手に入れれば、誠に便利なものだから、人間交流においても知識の獲得においても全くバリアフリー、お買い物もそのうち、「送付管」という物が自宅に設置、届いて「何と言うお店にある、何と言う製品が欲しいと言えば、ポンと届く」ような、そのような時代が来れば非情に便利なんですけれども。
そのお、機械の操作となると、パソコンとか、ITとか聞いただけで、私は恐怖を覚えます。
(会場から、笑い)
私のような1本の指でしか機械をいじれない者でも、そういうものが手に入るのかどうか、今日は皆さんに混じって聞いていきたいと思います。
そして、まもなく到来する21世紀、その前半、僅かな間でも便利な世の中にして行きたい、そんな願いを持っています。
皆さんと一緒に、よろしくお願いします。
以上です。
(会場から拍手)

司会者:
ありがとうございました。






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