私の好きな長編は「枯葉色の街で」だったかな。
ポケット文春で出てたやつ。ちゃんとハードボイルドしてて感心した
覚えがあります。話の中味を少しも記憶していないのは問題ですが(^^;
短編は、本当は「かあちゃんは犯人じゃない」なんだけど、
みんなが入れてるので、へそまげて
猫ものの「一匹や二匹」にしておきます。まあ、「はずれ」がない人
なので、なんでもいいようなものですが(^ー^)
森英俊氏の受賞祝賀パーティー、お誘い頂いたのに研修で行けなくて
落ち込んでいるkashibaでした。<羨ましいぞ、成田さん!!
下の発言は、あんまり真剣に心配しないで下さいね(笑)
と言いながら、昨夜も掲示板が壊れてしまいました(泣)
仁木悦子の好きな作品は、フクさんや黒白さんと重なってしまいますが・・・。
長編では、中期以降のハードボイルド・テイストのある作品の方が好きですね。
三影潤ものの『冷えきった街』は、中でも個人的に一番好きです。
『枯葉色の街で』や『灯らない窓』『青じろい季節』も傑作と思います。
それぞれ発表当時は高く評価されていたと思うのに、最近は仁木悦子と言えば二木雄太郎・悦子の兄弟ものばかり評価されているような気がして残念です。
短編集では、やっぱり『粘土の犬』になってしまいますか。その中から挙げる作品も「かあちゃんは犯人じゃない」。
フクさんと同じになってしまいました。
あとは、『聖い夜の中で』の中の「聖い夜の中で」も強烈に印象に残っています。
作品のできももちろんですけど、仁木さんの訃報を聞いて、すぐ後に発売された雑誌に掲載されていて、仁木さんの死が惜しまれたものです。
小林文庫オーナーです。
最近は、全くご応対をしていない状態で、大変申しわけ有りません。
そのあいだも、皆さんに書き込んで頂いて、掲示板を盛り上げて頂いて、ありがとうございます。
あきらかに私に向けて振って頂いた話題にも、返事出来なくてすみません。
その他、ご返事や、お礼をしなければいけない方々に、ご返事をしていないケースが多いと思います。
この場を借りて、お詫び致します。 本当にごめんなさい。
最近は仕事が忙しくて、精神的に余裕がないんですが、その上掲示板がらみの「心労」が重なって・・・(苦笑)。
テレホタイムには、掲示板を壊すのが怖くて書き込めないし、朝には掲示板の修復をしなければいけない事が多いし・・・(泣)
酒でストレスを解消しようにも、テレホタイムの前に、バックアップを取らなければいけないので、落ち着いて飲みにも行けないです。
思いっきり、飲みに行きたいよーぉ(笑)
いろいろご迷惑をお掛けしていますが、徐々に復活して行きたいと思ってますので、今しばらく暖かい眼で見守って下さいませ。
葉山 様
私のお勧めは、講談社文庫「緋の記憶」です。仁木兄弟に比べ、あまり人気がない私立探偵三影潤物の短編集ですが、なぜか私には愛着があるシリーズです。
角川文庫からも「夏の終る日」という短編集が一冊出ていますが、あとは各短編集にバラバラに入っています。どこが酔狂な(笑)出版社が一冊にまとめてくれないものかと思っています(出版○○社、どうですか?・笑)
葉山さま:
たぶん、まだ半分以下しか読み切っていないので、その範囲から選びます。
長編は『灯らない窓』、短編集だと『かあちゃんは犯人じゃない』が所収さ
れている『粘土の犬』
あんまりオーソドックスじゃないですが、仁木悦子では、雄太郎悦子兄妹作
品より、子供視点作品が好きですので。
私も他の人の意見が聞きたいです。
成田様
名前誤記の件、全然OKです。
でも、これからは葉山でお願いします(^^)。
さて、ついでに皆さんに質問。某所の原稿の計画を立てているときにふと考えたのですが、『猫は知っていた』以外で仁木悦子の本をひとつだけ挙げるとしたら、皆さんは何を選びますか?(短編集も可)
ある意味、仁木悦子は代表作が特定しにくい作家だと思うので、皆さんのご意見を聞いてみたいと思うのですが……
初めまして、すごい情報量ですね。
私はあまり最新刊は読まないのですが、興味深いです。
無謀にも英語で日本の探偵を紹介するHPをつくってしまいました。
菅浩江の「鬼女の都」を読了しました。
ようやく入手したら(これで菅浩江の小説本は完集!)、
なんとこれって、推理小説ではないですか!!
法月綸太郎の推薦文に、京極夏彦の装丁。
同人誌界と京都と能という得意の素材を使って仕立てた懐石の如き
佳編でありました。探偵のキャラも立ってるし、もう絶賛しちゃうぞ。
オーナー様、新本格を1作しか書いていない井上雅彦をリストアップ
するのであれば、菅浩江だって十分に資格ありだと思いますよん。
ではでは
kashiba様、黒白様、ストラングル・成田様、西尾様
「家屋消失もの」ご教示有り難うございました。
小谷龍一郎の作品を再読しましたが、このトリック(?)は
かなり豪快ですね。
「消える総生島」の場合、(確かに家も消えたけど、)家屋消失もの、という表現をする(「神の灯」と並べる)こと自体、ネタばれになってしまう気が……。
気にしすぎかな?
葉月さま→葉山さまの誤りでした。フクさんの掲示板にも、誤記が多いって書かれていたのに。すみません。
葉月さま
拙文読んでいただき、お返事ありがとうございました。「死体は二度消えた」の作者は、最初私も山村正夫に当たりをつけてみたのですが、文体がかなり違う。
その後、某筋からの噂として訊きましたが、多分、葉月さんのいう「その人」と同じ人物ではないかと思います。覆面作家の全貌が明らかになる日を待ちたいと思います。
消える家
芦辺拓氏の「探偵宣言」のあとがきで、家屋消失ものとして、「神の灯」、「砂蛾家の消失」「鬼面村の殺人」「ロシア館の謎」と並んで、
○小谷龍一郎「闇に浮かぶ家」が挙げられていました。
(オーナーさまとのトレードした鮎川哲也編「殺人設計図」でようやく読めました)
これらに挑んだのが、
○芦辺拓「殺人喜劇の迷い家伝説」(「探偵宣言」所収)
です。ほかに、思いつくところとして
○津島誠司「山頂での出来事」(山小屋の消失)(「A先生の名推理」所収)
○都筑道夫「 」(寺の消失)(「新顎十郎捕物帖」)
かなり違う違うけど、「神の灯」のバリエーションを使っていて、ほほえましいのが、
○山田風太郎「泥棒御入来」(「青春探偵団」所収)
海外だと
○ウィル・スコット「消え失せた家」(「これが密室だ」所収)
くらいかな。
でも、がっかり度も高く、あんまり「優」を挙げられそうなのはありません。
他の作品、個人的事情で(笑)私も知りたいです。
って、書いてたら黒白さんに先を越されてた。
う〜ん、「これが密室だ」に入っているウィル・スコットの「消え失せた家」って
いうのがあるけれど、しょぼすぎ(笑)ですなぁ。
家屋消失ものには、印象に残る作品があんまりないような気がします。クイーン
の「神の灯」があまりに傑作過ぎるからでしょうかね?
須川様
うーん、砂蛾家くらいしか思いつきませんねえ。
カーの「ニューゲートの花嫁」は、家が消える訳じゃないですし。
ベロウの「The Three Tiers of Fantasy」では、人が消えて、
部屋が消えて、街路が消えるらしいですが、家は消えないみたいだしなあ。
あ、あれはどうでしょう!
はやみねかおる「消える総生島」。
確か館が消えたような気がします。
風々子さま
へいへい、メールは頂いております。
念のため、黒白さんも、良知さんも届いてますから、
安心して下さい。はい(<完全に私信モードだなあ)
秋田方面で新版横溝正史読本第2弾の企画が進行中
という情報は、私のところにももたらされました。
なにやら人形佐七がどうのこうのと。楽しみです。
以下私信
kashibaさん>
ROM106号が届きました。
レビュウを読むと面白そうで、でも読みたくても読めない、
欲求不満が募ります。
ところで、「ROM届きました」のメール届きました?(^^)
お久しぶりでございます。正味十三日間に渡る上京期間を経て(途中で思いっきり風邪をひいてしまいましたが)、やっと家に帰ってまいりました。で、
ストラングル・成田さま、折角お言葉を頂きましたのに御挨拶が遅れて申し訳ありません。鷹見緋沙子についての論考、興味深く拝読させていただきました。あれだけの考察を積み重ねるのはさぞや大変だっただろうと思います。楽しませていただきました(因みに後日、僕も真相らしき情報は聞きました。『死体は二度消えた』の作者は山村かこの人に違いない、と思っていたら、やっぱりその人のようです)。
今後ともどうぞ、宜しくお願い申し上げます。
それにしても、ROM加入者多いなあ。僕も入りたくなってしまう。
スチュアート・パーマー『ペンギンは知っていた』読了。うーむ、期待は大き過ぎたか。島田『涙流れるままに』は下巻に突入。
(ちょっと話題を変えて、クイズです)
知人から『家屋消失もの』は「ロシア館の謎(二階堂黎人)」と
「鬼が来たりてホラを吹く(折原一)」以外に何かあるか?』と聞
かれました。質問の主旨は「神の灯(E・クイーン)」型の謎を中
心とする小説のことですね。
私の思い付いたのは
@砂蛾家の消失(泡坂妻夫 [亜愛一郎の転倒]
A消えた家(日影丈吉) [牧神社 華麗島志奇]
B幻の家(J・フットレル [創元推理文庫 思考機械の事件簿II]
Cキリオン・スレイの生活と推理の第四話(都筑道夫)
くらいなのですが、もっとありそうですね。でも思い出せません。
(Cは厳密には違いますが)
博識な皆さん、思いついたら教えて下さい。(賞品は出ません)
しかし、こんな事を考えていると「類別トリック集成」なんて良く
作ったな、と感心してしまいました。
Dupinさま
はじめまして。ROM、楽しんで頂けて何よりです。
以前から黒猫荘を拝見して、濃い方だなあ、と感じてました。
今後ともよろしくお願いします。
須川様
うひゃあ、「スーパースター」は勘弁して下さい(^^;>
私は「退屈<派>」が苦手なので(というか、同じ時間を原書に
割くなら、オカルトっぽい奴に走ってしまうので)次回はパス
でしょうか。
古書Dですが、遂にやってきました大阪圭吉「海底諜報局」!!
うーん、これが「ん万円」かああ。(しみじみ)
前回の「宝石揃い」同様「まさか買う奴はいないだろう」という看板本
だったのでしょうねえ。よくみたら、一つ前のカタログにも載って
ました(^^;
他にも結構買い物をしてまして「推理界」の揃いも当りました。
創刊当初はヌード写真なんかも入ってて、なんとも中間誌!
宝石の横に積みました。
で、「瓢庵先生捕物帖」は誰の手におちたのかなああ?
なんか秋田の方で、
新・横溝正史読本の第2号の企画があるみたいですね(ぼそっ)。
日曜日にEQFCの例会で「Aunt Aurora」の4号を譲ってもらって
ご機嫌のkashibaでした。
黒猫荘17号室居住者のDupinと申します。
ここでのご挨拶が遅れてました。小林文庫さま、宜しくお願いいたします。おかげさまで書き込みも100を越えることが出来ました。
もう四十路ですので、リンドグレーンの「名探偵カッレくん」以来30数年のミステリ歴です。宜しかったら、黒猫荘17号室「モルグ街にようこそ!」を覗きに来てやって下さい。
kashibaさまへ
私もROMの会員です。先週末106号を拝受しました。編集ご苦労様でした。面白く読まさせて頂きました。アンケートを出さなかったのが悔やまれて成りません。
し、しかし、会費切れ通知とは、わ、私のことだった・・・
明日にでも振り込もうと冷や汗をかいております。
kashiba様(ほとんど私信)
ROM106号届きました。素晴らしい出来栄えでこれまでの
ご苦労をお察しします。収集と並行してこれだけの原書の
レビューができるなんてスーパースターですね。次回は私の
好きなGreat Humdrum特集だそうですのでkashibaさんを
見習って何か寄稿しなくっちゃ、と思っています。
それから古書Dの「大阪圭吉」おめでとうございます。
(大阪に行った時に古書Dのショーウィンドーで眺めていた
ものでしょうか。)私は古書Dで「街医者の推理小説(竹谷正)\1200をゲットました。(笑)
連日、書込み失礼します。
黒白 さま
ご丁寧にありがとうございました。BRUTUS図書館「風太郎千年史」の方は、早速、買い求めてまいりました。全然ノーマークだったので、まったく驚きです。単行本に一度収録されたきりで、乱歩や中島河太郎まで「達磨峠の殺人」と誤記していた、薄幸のデビュー作「達磨峠の事件」や、なぜか最近の「妖異金瓶梅」から抜かれている「銭鬼」、中学生時代の本当のデビュー作「石の下」まで収録されているとは。(「達磨峠」は、国会図書館でコピーしたのに(笑))
作品の背景年代順に並べたという構成も面白く、編者の新保博久氏の面目躍如。風太郎に関心ある方すべてにお薦めしたい1冊です。(水木しげる絵、京極夏彦着彩の忍法帖漫画も収録されているのでこちらも要チェック)
風太郎のミステリ短編は、ハルキ文庫・廣済堂文庫などで相当数読めるようになりましたが、単行本未収録の短編でも、面白いのがあります。幾つか読めた中では、エラリー・ヴァンス!とヴァン・ドゥーゼン博士が登場する怪作ミステリ「二つの密室」、純文学誌に載ったのが信じられないような奇抜なトリック「白い夜」、某有名作の設定を先取りしたような「真夏の夜の夢」など。すべての作品が単行本で読める日が早く来てほしいものです。
成田 様&kashiba 様
あまりお気になさらぬよう。届くことはわかっておりますので。こちらこそいらぬ心配をおかけしてしまって申し訳なく思っております。
話は変わりますが……。
マガジンハウスから出た「風太郎千年史」を購入しました。風太郎にはほとんど興味のない私ですが、「達磨峠の事件」の収録は嬉しかった・出る出るとは聞いていたものの、イマイチ信じられなかったので・・・・・。
って、本棚を見てみたら、「達磨峠」が収録された「宝石」があるじゃぁないかぁ! しかも「銭鬼」もぉ!
悔しいやらガッカリするやらで(笑)、夜も眠れない黒白です。
P.S. オーナー様
「鉄路のオベリスト」、無事届きましたでしょうか?
初めて書き込ませてもらいます。
このサイトの充実コンテンツはすごいですね。
全部見るのに結構時間かかりそうなんで
ちょくちょく来させてもらいますね。
黒白さま、他ROMの方
不用意な発言で、ご心配かけてしまいました。申し訳ないです。kashibaさんにも、大汗かかせてしまいましたし。お許しの程を。
もう少しの辛抱だと思いますので。今、まさに、オカルト・ミステリの扉がゆっくり開こうとしております(音楽高まる)。
あああ、ごめんなさーーい。>黒白さま、他ROMメンバーの方々
只今、ROM氏に確認とれました。
「ごめんなさい!
まだ、出してません。
会費切れ通知とかいろいろありまして、
今週末、遅くても今月中には・・・」
ということでした。
私は、編集特権で何冊か頂いた内の1冊を
成田氏にお送りしたのでありました。
ううう、まずかったかなあ。許してね(平身低頭&大汗)。
成田様、
誉めすぎ!(嬉しいけど)
後はメールにて(^^)v
ところで、黒猫荘の「古本館(笑)」で話題の古書Dですが、
また、洒落で申し込んだ大阪圭吉が当たってしまいました!!
1冊の本の値段としては、わたくし的記録更新です(^^;>
一気に倍以上だよーーん。
これで、オーナー様に1歩近づいた(?)
ではでは。
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