末永さま
さっそくのご返答、ありがとうございました。春陽文庫版は所持して
いなかったものですから、山前さんの解説も未見でした。本自体は一見
して「おやっ!?」と思うほどのチープな造りだったもので、思わず「こ
んなのがほんとに初刊本?」と疑問にとらわれてしまったのです。
峯島正行さんが書かれた『評伝・SFの先駆者 今日泊亜蘭』青蛙房、を購入。日下さんの文献も巻末にあげられていました。
峯島さんがあげられた、年月、掲載誌の未確認の、3点では、昭和27、28年の、探偵実話にはないようでした。それでは、オール読切かもしれませんが、これは分かりませんでした。
その帰り、天瀬裕康さんの(本を出されていたのですね、知りませんでした)、『停まれ、悪夢の明日』近代文藝社、1988年4月、均一棚にて入手。SFマガジン、宇宙塵などに執筆、1931年11月生まれ。
なぜか、本が本を呼ぶ一週間でした。
末永さん、そうです、「闘魂」、「進撃」では、海野さんの記事はその採録記事のなかの一部でした。
森様。
春陽文庫版の山前氏の解説ではNHK版について触れられていますが、新潮社版には言及していませんね(會津さんの年表には3種とも出ています)。私はNHK版が初刊だと思ってます。
改めて驚いたのですが、山前氏の解説を読むと、これって「朗読」だったんですね。ずっとラジオドラマだと思っていました。
先日、地方旅行したさいの話ですが、浜尾四郎の『博士邸の怪事件』
の戦前版を見かけ、状態はあまりよくなかったものの、文庫本をひと
回り大きくした珍しい判型に惹かれ、値段も安かったので購入してき
ました。これが昭和6年の4月に社団法人日本放送協会(NHK)の
東海支部が編集・発行したもので、同協会の「はしがき」が添えられ、
表紙には「浜尾四郎先生」の「放送探偵小説」と刷られています。
この何ヶ月かあとに新潮社からも刊行されている(長篇文庫)ようで
すが、NHK版についてはあまりふれられている資料もないようなの
で(「はしがき」には、講演集の第四巻第四号として刊行する、とあ
ります)、NHK版のほうが本来の初刊本というべきものなのかどう
か、いまひとつよくわかりません。
このあたりの経緯についてご存じのかたがいらっしゃいましたら、
ご教示をお願いいたします。
日下様。
そう言えば捕物作家クラブは年鑑がありましたね。
『SPA!』の件、知りませんでした。早速買ってきました。ありがとうございます。
今週は、何だかいろいろ取り上げていただきまして、『本の雑誌』『噂の真相』『文学界』『女性セブン』『日本古書通信』『TV Bros.』『毎日新聞』(本日付け、こしぬまさん、ありがとうございました!)に載りました。
編集部経由などで書評をお願いしたところはだいたい把握できるのですが、コラムなどの場合は、どこで取り上げられるかわからないので、お気づきの方はこれからもお知らせいただければありがたいです。書評は書店営業の「武器」になりますので、よろしくお願いいたします。
でも、そろそろ平積みじゃなくなりかけていて、惜しい気がします。書評が出るころになると返品が始まるというのは、どの版元も悩みのタネらしいですね。
岩堀様。
オフ会の件、了解いたしました。なんか恥ずかしいですが。
幹事団の皆さま、よろしくお願いします。
横浜〜品川沿線ということは、石井さんお膝元?
桜様。
海野さんのが300円とは安いですね。よく見る本なのですが、やたらと高いことがある不思議な本です。海野さんはごく一部しか書いてないし、ほかでも読めるものだったのではないでしょうか(確認しておりませんが)。
奈良さん
ご教示ありがとうございました。7巻、けっこう豪華な顔ぶれですね。
このシリーズ、現物にお目にかかるまでまったく知らなかったので、ノー
マークでした。
又々 「小林文庫 湘南オフ会」を行うことにしました。
詳細はこれからですが、とりあえず人数を把握したいと思います
ので、参加ご希望の方は10月25日頃まで上記宛て又は幹事団の
どなたでも結構ですからご連絡下さい。
場所:横浜〜品川沿線
開催日:11月10日(土)
時間:詳細は未定ですが、イベント行う場合は午後2〜3時頃集合、
大宴会は6〜8時頃
*詳細は参加の方にDMでお知らせします。
前回(鎌倉)よりは東京に近いですから是非どうぞ!
尚、小林オーナー、「貸本小説」の末永昭二さんにもご出席頂く
予定です。
幹事団:石井春生、須川、奈良、岩堀
日下です。
捕物作家クラブに関しては、↓こちらのページに詳しい解説があります。
http://member.nifty.ne.jp/yoshifumi_noji/
>捕物作家クラブ(とりものさっかくらぶ)
>1949年(昭24)創立。1947年(昭22)に探偵作家クラブ創設の際、捕物作家も入会
>するはずだったが、木々高太郎の反対にあい、実現しなかった。そのために江
>戸川乱歩が横溝正史、城昌幸に助言をおこない、捕物作家クラブ設立にいたる。
>その際、横溝正史の肝いりで、浅草花やしきにて、岡本綺堂の半七塚の除幕式が
>おこなわれた。
>会長は野村胡堂が就任。副会長は土師清二、城昌幸。
>1955年(昭30)には遠山金四郎祭を催す。
>1964年(昭39)には書記長の佐佐木杜太郎が作家と内紛を起こして去ると、クラブ
>は解消し、日本作家クラブとして発足する。
岩谷書店から昭和二十八年度版と昭和三十年度版、二冊の年鑑が出ていて、巻末に
名簿も付いています(この二冊以外に見たことがないのですが、その後の分は出て
いるのでしょうか?)
転記しようと思いましたが、昭和三十年度版で160人もいるので断念。会長は
野村胡堂、副会長が土師清二、城昌幸、書記長が陣出達朗。探偵作家では、潮寒
二、江戸川乱歩、大倉てる子、大坪砂男、九鬼紫郎、楠田匡介、島田一男、高木
彬光、角田喜久雄、永瀬三吾、日影丈吉、水谷準、夢座海二、横溝正史といった
面々が参加しています。
捕物作家クラブ編のアンソロジーとしては、他に東京文芸社から出た『捕物絵図』
があります。私が所持しているのは昭和二十八年版(函入)ですが、同一内容の
二十九年版もあるようです。
奈良さま
鮎川さんのコピー送っていただき、ありがとうございました。無事、届いて
おります〜。
末永さま
今週の「SPA!」書評欄で『貸本小説』が紹介されていました。チェック済み
かもしれませんが、念の為。
森さん未見のこの第七巻には9人の作家が書いています。
岡田八千代、北園孝吉、九鬼紫郎、笹本 寅、高木彬光、長田幹彦、橋爪彦七、
村上元三、山手樹一郎です。
胡堂の序文“同人の愛児”によると京都新聞に連載され、その別働隊の合作は
面白倶楽部に掲載されたとなっています。
第八巻の帯にはこの中の連作「黄金弁天」は松竹で映画化と書いてあります。
版元は桃源社でこの社主は捕り物作家クラブのメンバ−ですね、
この方(奥付では森本元一氏)が編集に関わったのかも知れません。
森様、桜様。
捕物作家倶楽部については、同倶楽部の根城(?)となっていた『捕物倶楽部』という雑誌を見るといろいろわかってきます。
同誌は昭和29年に『読切小説集』から派生したもので、荒木書房新社の発行。編集長は(ごく初期は荒木社長ですが)後に白峰社を興す那須万弘さんです。
創刊はわかるのですが、終刊が不明です。いつまで発行されていたご存じの方はいらっしゃいませんか?
大倉さんは『読切小説集』別冊時代から「新吉捕物帳」シリーズをいくつか書いているようで、当時は会員だったのだと思います。
捕物作家倶楽部の正式メンバー名簿というのが発表されているかどうかは知りませんが、当時の雑誌や山村さんの本などを見ると、結構意外な人物も入ってますね。海野さん(「くろがね天狗」)だとか城戸さん(別名義で発表した「お雪捕物帳」シリーズ)だとか。
『捕物倶楽部』のグラビアページは、捕物作家倶楽部の運動会やら講談会やら作家の女装写真(笑)なんかの写真が多く掲載されています。なかなか楽しい団体だったようですね。このころは景気が良かったから余裕があったのか。
伝七については、光文社文庫版の解説に何か書いてあったような気がしますが、例によって本が行方不明です。面白い試みですが、作家によって温度差がありすぎるような気がします。共同作業しなくても単独で充分稼げる作家は、どうしても気合いが入らないようですし。『修羅桜』にしても、陣出さん以外の作家は「企画会議に参加した」程度の関わりではないかと推測しています。
桜様。
漫画雑誌については現代マンガ図書館に(多少の欠号はあるものの)揃っていますが、総目次などは作っていないということでした。
来週20日、推理作家協会の「土曜サロン」で貸本ミステリのお話をさせていただくことになりました。私は会員ではないのでどんな会か知らないのですが、おっかなびっくりお引き受けしました。
実は、キャリアの長い方々が参加されるそうなので、正体不明の作家の消息がつかめるかもしれないと、密かに期待しています。
森さんがかかれた中にある、大倉てる子。探偵小説は有名ですが、ほかに、時代小説がアンソロジーに採用されているのですね。
編集者(クラブ)はだれか、気になります。
先ごろ、再開した、古書の会報。前回から、香山、海野、小栗などのものが出ています。高くて、2千円、やすくて、300円のものがあります。状態を問わなければ、競争がありますが、入手できる確率は古書店の目録に比べて少しだけ高いようです。
海野さんの関係で、『闘魂』、『進撃』、『赤道南下』の3点。各300、400円。昭和17年の、ラバウル行き以後の作品でした。
「黒門町の傳七」といえば、陳出達朗の創出した時代劇ではおなじみの
キャラですが、桃源社からこのキャラを借りた大競作アンソロジーが出
ているのをつい最近、知りました。『黒門町傳七捕物百話』として、第
1巻から8巻まで出ていますが、おのおのの収録作家は
1巻:大林清、大倉てる子、邦枝完二、戸川貞雄、野村胡堂、松波治郎、
榊原緑風
2巻:土師清二(全作)
3巻:城昌幸(全作)
4巻:島田一男、瀬戸口寅雄、高桑義正、谷屋充、玉川一郎、角田喜久
雄、横溝正史
5巻:佐々木杜太郎(全作)
6巻:陳出達朗(全作)
7巻:山手樹一郎・他(未見)
8巻:野村胡堂連作集──野村胡堂が問題篇を書き、他の作家が解答篇
を書くといった趣向。城昌幸、陳出達朗、土師清二、佐々木杜太郎、高木
彬光、三好一光が参加
これとはべつに2冊の合作があります。
女郎蜘蛛:陳出達朗、野村胡堂、土師清二、城昌幸
人肌千両:陳出達朗、野村胡堂、土師清二、城昌幸、佐々木杜太郎
捕物作家クラブの会員が中心でしょうが、いずれにせよ、かなりユニーク
な試みですね。
戦後、北海道で出版されていた本や出版社のことが書かれている、雑誌がでていましたが、創刊号と2号はすでに所有しているので、その続刊はどうなのか、と思っていたところ、7号まで出ていました。
その5、6号には、札幌の出版社のことが本道出版ブームと地元出版社の活動として書かれているとのこと。
サッポロ堂で入手可能で、昨日連絡しますと、在庫があるようでした。
りえぞんさま、
重ね重ねありがとうございます。まるで魔法のように情報を教えて下さるので、もうただびっくりするばかりです。
ラストスパートということで、この際なりふり構わずみなさんのお助けを乞います。「人魚攻め」という拷問を御存じありませんでしょうか。「大暗室」にあった拷問具なんですが、これだけがわかりません。どうぞよろしくお願いします。
末永さん、漫画雑誌の推理小説は、「推理小説研究」をみても、かなりあるようですね。HPが何処かにないのでしょうか。
『別冊シャレード Vol.62 山沢春雄特集4』2001.9月、送られてくる。年に1度の山沢さんです。
今回は、13、と表誌にかかれた魅力的な短編集の、砧シリーズ。最後の事件はのびているようです、二年余りも。須川さんの2ページの文章もあります。
その他に、関連記事・書籍リスト(1954−2001)も掲載されていました。
小林さんが書かれていた「くろがね叢書」。その第6集、昭和18年5月、をある目録で入手。非売品で、毎月出されていたようです。
古書店カタログとウェブサイトからの情報なのですが、
Ellis,Havelock. : The Criminal (London, 1890)
Ferri,Enrico. : Sociologia Criminale (Torino, 1884)
Wulffen, Dr. Erich.: Kriminalpsychologie (Berlin, 1926)
Birnbaum, Karl. : Kriminalpsychopathologie und psychobiologische Verbrecherkunde (初版不明、増補改定版(第2版)はBerlin, 1931)
Kraft-Ebing, Richard von : ?
Lenz, Adolf.: Grundriß der Kriminalbiologie (Wien, 1927)
Matthews, W.H.: Mazes & Labyrinths their history & development (London, 1922)
Alexandre Dumas : Crimes célèbres (全8巻 Paris,1839-1841)
フェルリの本はイタリア語原著タイトルが分かったのでそれに訂正しました。英訳は不完全版が1896年にロンドンとニューヨークで、完全版が1917年にボストンで出ているようです。)
なお最後のデュマの本の一部は、例の平凡社の世界猟奇全集で横溝正史が「ボルジヤ家犯罪史」と題し訳しているようです。
>管理人様
前回の投稿がダブってしまったようです。お手数ですが折を見て削除いただければ幸甚です。
さすがりえぞんさんは素晴らしい!
ありがとうございます。
ついでといってはナンですが、それぞれの本の出版年と出版地はおわかりになりますか。いやしかし、こんなにすぐわかるなんて、本当にびっくりしています。
おやすい御用です、といっても分かる範囲でですが…
Ellis,Havelock. : The Criminal
Ferri,Enrico. : Criminal Sociology
Wulffen, Dr. Erich.: Kriminalpsychologie
Birnbaum, Karl. : Kriminalpsychopathologie und psychobiologische Verbrecherkunde
Kraft-Ebing, Richard von : ?
Lenz, Adolf.: Grundriß der Kriminalbiologie
Matthews, W.H.: Mazes & Labyrinths their history & development
Alexandre Dumas : Crimes célèbres
クラフト-エビングの書名原題は残念ながら分かりません。またフェルリの原著はイタリア語で上記はその英訳です。デュマは父の方です。
「化人幻戯」の大河原侯爵の蔵書についてまたおしえてください。
犯罪者」(ハヴロック・エリス)
「犯罪社会学」(フェルリ)
「犯罪心理学」(ウルフェン、ビルンバウム、クラフト・エビングそれぞれ)
「犯罪生理学」(レンツ)
「迷路の歴史」(W・H・マシューズ)
「予審判事必携」(ハンス・グロース)
「著名犯罪物語集」(デューマ)
とその著者について(グロース以外)御存じありませんでしょうか?デューマは親子どちらでしょう。どうぞよろしくお願いいたします。
締切が迫らないと仕事をしないことでは定評ある(?)末永です。
漫画雑誌の小説連載は気になっていたんですよ。というのは、城戸禮さんの小説(たぶん『野良犬二匹』の原型になったもの)が漫画週刊誌(誌名失念)に連載されていたからです。ほかにも面白そうなネタがあるのだろうとは思うのですが、私は漫画には興味がないのでほったらかしているところです。私がやらなくっても、漫画だったら誰かが調べてくれるものと思っていますし、今さら週刊誌を集めるのもナンですし。
オーナー様。
「某誌」というのは本日発売の『MJ無線と実験』で、真空管式のギターアンプ特集でした。珍しく署名で回路解説などを書いてます。『無線と実験』と言えば海野さんですね。いまだに私の真空管の教科書は海野さんの『おはなし電気学』と『僕らのラヂオ』です(実にわかりやすい!)。
畑違いとはいえ、やっぱり「古い物件」を扱うというのは私の宿命なのでしょうか。
『貸本小説』書評は、私の把握している範囲では、『週刊大衆』(日下氏)、『サンデー毎日』(岡崎武志氏)、『週刊現代』(無署名)です。あと数誌掲載予定で、文芸誌や新聞も取り上げてくれるらしいです。それから、『週刊朝日』10月19日号の高橋源一郎氏のコラムでは1ページまるまる使って紹介されており、びっくりしました。ありがたいありがたい。
先週の休み、古書店では、赤木駿介さんの『春砂』友人社、1990.10.27、を入手。赤木駿介傑作短編集、と帯にかかれています。
6篇のうち、書き下ろしが2篇。
「推理小説研究21号」では、『回転木馬』、『五冠馬の謎』があげられていますが、その後の著作集にあたるようです。
最近では、どうなのでしょうか、作品を見ていないように思われます。
土田さん、「増刊」について、その号数がない(カウントされていない)こと、ひき続き、ご教示感謝いたします。
目録ででても、もし集めるならば、増刊はどうなっているのかな、と思っていましたので。
それにしても、かなりの冊数ですね。
ミステリマガジンでも、何冊かの増刊号には苦労しましたので、増刊には、こころ動かされます。
SFマガジンは、雑誌の、掲示板で、入手したように思います。「小説ハヤカワ「ハイ!」No13」は、通巻426号ですね。
今年遭遇さた、SFマガジンの、乱丁には、驚きましたが、1冊だけ確保しています。
岩堀さん、1989年刊「『漫画読本』傑作選」、文春文庫ビジュアル版についてのこと、ありがとうございます。
桜さん
タイプミスしました。
>創刊は通巻には含まれず、出ていたのを知っているのは
正しくは「増刊は通巻には含まれず」です。
したがって増刊の通巻はないと思います。
>「タウンムック 平井和正スペシャル vol2」
いついてはご指摘のとおりでSFアドベンチャーが休刊になったからでしょう。
お持ちの大判の末期のSFAは比較的見ないように思います。
刊行当時も中途半端であまりお店に入らない上、季刊なので難儀しました。
買っていた人も少なかったのかもしれません。
増刊の刊行年月に関しては現物が全て実家にて確認不可能なため
後日確認可能でしたら、投稿させていただきます。
申し訳ありません。
桜さんは前にもSFマガジンに関してかかれてましたが、
SF雑誌までおさえていらっしゃるんですね。すごいです。
今日は弥生美術館(文京区弥生)に行って、「少女の友」昭和15年 5月号を閲覧・
複写することができました。大阪圭吉の少女ミステリ「香水紳士」掲載、詳し
くは大阪圭吉掲示板をご覧ください。単行本『ほがらか夫人』収録の作品です。
これは復刻したらおもしろいと思いました。
西條八十あたりとならべて「少女ミステリ傑作選」なんてぐあい。よくわかり
せんが、あのあたりの遺産はほとんど手つかずで放置されているのではないで
しょうか。
同館では 12月までの展示企画で昭和の少女雑誌を特集、初期楳図かずおの美
少女絵に影響をあたえた(?) 佐藤漾子(ナミコ)や、凛々しい糸賀君子など挿絵
の数々を見ているだけで飽きません。どうも私は "守ってあげたい!" なタイプ
より "凛々しい!" な方がツボなようです、って誰も聞いてませんかそうですか。
八十の少女ミステリ「なぞの紅ばら荘」 (「少女」昭30新年特大号掲載) が展示
してあって、うおぉ読みてぇぞお。全集に入っていたかなぁ。
森英俊さんでしたらさぞや面白いのではないでしょうか。
*
もぐらもちさん、はじめまして。
やっぱり好きな人が好きなことを語るのを見ているのはきもちがいいものだと
おもいました。まさに立て板に水といった調子で。名前をお挙げになった雑誌
も興味を惹かれますね。「科学と文芸」なんて、「すわ、早すぎた SF雑誌か!」
とおもわず目をむきそうです。
# 昔、大正時代の「電気と文芸」という雑誌を古書目録で見つけて "もしや"
# と思って注文したことがありました。ぜーんぜん、SFとは無関係なものでした。
# そうそう新発見てないのね ;-p
「漫画読本」の総目次、作りたくなりました。でもいつになるやら…。ああ。
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