>いわゆる昔ながらの「貸本屋」は全国的にごくごく少ないようです
北海道のがそのひとつです。
「北海道に」というよりは、たまたまその店だけが生き残ってしまったんだと思い
ます。
>マンガではなくて、三橋、高木、山田さんのが貸し本屋さんにならんでいたのですね
マンガで言えば白土三平みたいな貸本マンガは置いてあります。
山田さんのは新書版が多いですが(「白の恐怖」も同じく札幌でゲットした箱入
バージョンとは違って新書版)、
他は大体均一的に、(正確には何版というのかわかりませんが)新潮選書とか筑
摩選書の大きさで、パラフィン紙がかけられています。
ただ、どの本を見てもこの数年(数十年?)借りられた形跡がないのが不思議。
ある時点で在庫の回転が止ってそのまま凍り付いてしまったような感じです。
札幌市営地下鉄「円山公園」駅下車。出口から南に向ってすぐの左側にあります。
私も何回となく前を通っていましたが、全く気がつきませんでした。都会のブラ
ックホールのような店です。
最近の収穫は『未来趣味 コナン・ドイル特集』と
『『新青年』趣味 江戸川乱歩特集』ですね。
商業出版でない雑誌で(だから)このレベルです
からね。僕は今、『ROM』の編集を手伝っていますが
負けないようにしないとね。(^。^)
末永昭二さま また邪魔しに行きますが宜しく。
時間と場所だけ教えてください。(私信です)
大塚俊一さま お願いメールを出しましたが
見ていただけたでしょうか? (もっと私信です)
よしださん
>29軒。けっこう残っているものですね。
でも、それらって昔ながらの店じゃないのでは? ウチの近所にも一軒ありますが、チエーン店があるのですよ。出来たときに一度のぞきましたが、ベストセラーと流行作家とコミックしかなくてガッカリしました。掘り出し物があったら、上手いこと言って売ってもらおうと思ったのですが、世の中そう甘くはないということですね。
よしだ まさし様
>東京の貸本屋さん・・・29軒。けっこう残っているものです
雑誌の特集などで、読みたいものです。
雑誌「アミューズ」になりますか・・・ぜひ、編集者の人、取り上げてください。
その頃は懐かしの時代、ということなのでしょうか、見てみたい世界です。
そういえば、「貸本屋は僕の図書館」と言う本もありました。貸し本屋さんの息子さんがかかれていた・・・(ワクワクしてきます夕暮れ時)
末永昭二様
>貸本のお話・・・推理小説の掲示板
昭和30年代、何かがうごめく・うごめきはじめる頃だったのでしょうか、探偵・推理でもそうでした・・・しかし、この頃のは入手困難です。
>小林様 誌名は正しくは「『新青年』趣味」です。
そうです・・・桜もなぜか不思議な感じがあったのです、雑誌のサイズです。
>「『新青年』研究」という雑誌もかつてはあった
これです、3号まで所有しているのは、でも、探すのが大変です。
桜も、その雑誌のことのように、思っていました。
桜には、それでは、特集 江戸川乱歩 が最初のものということになります。次号が楽しみな雑誌になりました。
>棚が常に新陳代謝・・・三橋本・・・「並ぶ」ということはなかったのではない
常に読者がもとめていたのですから、言われる通りです。
>本の処分・・・廃業時の処分本・・・廃棄に費用がかかる・・・だれかに半ば押し付けるように託す
父の仕事の取材先の、その近所にあつた貸し本屋さんが気にかかり、それらを入手したようです。今では、移動するように言われています。
>中野実ではなく、中野俊介です
そうです。中野姓のためか、この人も、春陽文庫の作家と思っていました。
>「城戸シュレイダー」はまず問題ないのですが、「城田シュレーダー(シドニー)」については、拙著でも断定していない
そうです、後者のはかかれていますように、文体が異なるような気がします。
本当に、最後まで、新書で書き下ろしされていましたので、あれっ、と思ったものです。
>>「松本清張研究」・・・5号
2年間、あいている・・・よろしくおねがいします。
それにしても、この分野は未開拓なのですね・・・(こうして読んでいくのが楽しみです、感謝いたします)
貸本の話が出ているので、ふと気になってインターネットタウンページで
東京の貸本屋さんを調べてみました。すると、29軒。けっこう残ってい
るものですね。
子供の頃、貸本屋さんで本を借りたことがあるのですが、さて、何を借り
たものやらまるで覚えておりません。間違いなくマンガだったと思うので
すが。
長いので分割しました。
>>専門の市もありました・・・再生する業者
>短期間にこれらはある仕組みが設立されていたのです、ある種の、香具師システムです。
香具師というと、聞こえがあんまり良くないかもしれませんが、似たようなものかもしれません。上野がメッカでした。ただし、突然できたシステムではなく、これは特価本業界から派生したものなのです。現在、ほとんどの書籍は「取次」されて流通しますが、それとは別に「卸売(買い取り)」で流通する本があります。その業界のことです。今でも、全国出版卸商業共同組合という団体があり、専門出版社もあります。「卸売」は「取次」より、はるかに歴史のある(こちらの方が正統?)流通形態です。江戸時代から連綿と続いていますから。
>三橋一夫、中野実の書影
些末なことですが、中野実ではなく、中野俊介です。この人は10冊以上の著書があるにもかかわらず、貸本出版社だけに書いているので、図書館には1冊もありません(今のところ)。私も検索が好きなので、いろいろ探しますが、どこにもないですね。内容は、異常にお粗末です。
出版社別に検索できるようになって、非常に助かります。国会図書館に1冊もない出版社も、けっこうたくさんありますね。『出版年鑑』にも資料はないです。
>「城戸シュレーダー」にはまいりました。
ありがとうございます。「城戸シュレイダー」はまず問題ないのですが、「城田シュレーダー(シドニー)」については、拙著でも断定していないように、別の人の手が加わっている可能性があります。調べていくと、なぜか快楽亭ブラックと宮武外骨にたどり着きました。城戸禮と快楽亭ブラック(外骨)との点と線をつなぐのが、これからの仕事です。
>「松本清張研究」は、書店・・・購入
>5号まで…今年継続…末永昭二様には、発表される人と知り会いですので、何号まで出ているのかきいていただければ、幸いです。
おやすいご用です。わかったらお知らせいたします。
末永です。お褒めにあずかって、恐縮しています。本業の合間に貸本のお話ばかり書き込んでいます。お許しが出たようなので、もう少し。皆様にも貸本のお話をお聞かせいただければと思います。でも、ここは推理小説の掲示板でしたね。
小林様
ギプスがとれた由、何よりです。二重投稿、お手数をおかけしてすみません。
お読みいただいて感謝します。誌名は正しくは「『新青年』趣味」です。「『新青年』研究」という雑誌もかつてはあったので、失礼ながら訂正させていただきます。
大塚様、いわい様
私は貸本を借りた経験がありません。なぜ、貸本のことなんか調べているのかよくわかりません。ノスタルジーではないです。
桜様
>マンガではなくて、三橋、高木、山田さんのが貸し本屋さんにならんでいたのですね
>北海道のがそのひとつです。
確かにその札幌のお店は貴重です。「ネオ書房」系ですか。まだ何軒かあるんですね。しかし、山手樹一郎や城戸禮などの人気作家は別として、当時の貸本屋に三橋本などがずらっと並んでいるとは、あまり想像しないほうがいいかもしれません。三橋さんの本が出ている出版社は貸本専業あるいはそれに近い零細出版社ばかりで、そこで初版だけ(貸本に再版は少ないです)しか出なかったものが、全国に2万とも3万とも言われる貸本屋に行き渡るとは考えにくい、そして、昨夜も書きましたが、棚が常に新陳代謝していたので、三橋本に限らずB級作家が「並ぶ」ということはなかったのではないかと考えています。
誤解のないようにしておきたいのですが、貸本屋さんで「稼ぐ」本は、やっぱり世間のベストセラー、すなわち松本清張とか都知事とかの本あるいは漫画、雑誌(『平凡』が稼ぎ頭です)で、貸本出版社の本は売り上げを底で支えていたものだったのです。したがって、当たり外れがなく(ベストセラー狙いということではなく)、どれもが平均的な面白さであることが要求されました。一度読んで「外れ」だったら、お客さんはもう借りてくれません。この点が、貸本小説を当たりさわりのない微温的なものにし、いわゆる「文学研究者」や「読み巧者のファン」にそっぽを向かれたのだと私は考えています。
本の処分については、また書き込むこともあると思いますが、ご尊父のご蔵書は廃業時の処分本ではないでしょうか。廃棄に費用がかかるし、これまで稼がせてもらった本を捨てるには心が痛むので、だれかに半ば押し付けるように託す、ということは聞いたことがあります。
小林様
>桜さん・・・感謝
桜には、小林様に出会うこと、また、この掲示板を通じて、たくさんのすばらしい人たちに出会うことができて、とても幸せです。
興味の分野がひろがり、とても、毎日がたのしいのです。ありがとうございます。
>ようやく昨日、足のギブス・・・ご心配・・・お見舞の言葉
安心しました、これで、回復時には、いい知らせがありますように、祈ります、
古書の収穫がたのしみです。
>「城戸禮 人と作品」・・・城戸禮について・・引用されている文献・・・読物
思わず、すばらしい、と思いました。「城戸シュレーダー」にはまいりました。鮎川さんもそのことを他の文章で述べておられました。
鮎川さんの作品、今年は是非、読みたいものです。
>「貸本屋」・・・「彷書月刊」
桜も、末永さんの書かれたなかで、三橋一夫、中野実の書影をみながら、今後のさらなる、研究を待ちたいと思いました。
>桜さん 「松本清張研究」は、書店・・・購入
思わず、そう思いましたが、やはり、後ろの、雑誌掲載目録の誘惑に勝てず、購入してしましました。
5号までですか、ありがとうございます。
でも、これは、今年継続するのですね。末永昭二様には、発表される人と知り会いですので、何号まで出ているのか(最後の(?)5号は2年前でしたから)きいていただければ、幸いです。
「ユリイカ」総特集 田中小実昌の世界、これも、後ろの、年表、書籍目録のために、購入しました。
>図書館派の私としては、「奔馬性検索症候群罹患」・・・ネットと図書館、図書検索についても話をしたい
調べるにはかかせません。そして、そこにでかけて、読む。24時間体制で、閲覧できれば、なお、いいです・・・(桜もその一人です)
末永昭二様
>末永です・・・もうちょっとだけ貸本のお話
すばらしく、興味がつきませんので、教えてください。
>桜様 拙著・・・改訂版・・・現在、新青年研究会のホームページ
朗報ですね、是非、立ち上げてください。
「新青年」趣味、バックナンバーがないようですね、せめて、書影をその際にはおねがいします。
少し前、1号から3号まで入手しましたが、今、行方不明です・・・残念。
>新事実もありますし、単行本も(漫画化作品も含めて)10冊以上追加されている
楽しみです、著書を読んで、驚きの、連続でしたから。
>現代もの専門の出版社・・・「新研社」という出版社の時代もの・・・この会社は完全なる貸本出版社で、もちろん国会図書館には納本されていません。
ありましたか、昭和30年代の出版ですね。
>春陽文庫『男装の女子高校生』(園生義人)の元本(同題)や若山三郎(『爆笑たけのこ娘』や『痛快たつまき娘』など)
春陽文庫のものです・・・いや、これらもやはりそうでしたか・・・元本の表示がないので・・・
見分けるのは、その題名のつくりかたにあります。やはり何となく、題名がすべてである、ということでしょうか。
>いわゆる昔ながらの「貸本屋」は全国的にごくごく少ないようです
北海道のがそのひとつです。
>専門の市もありました・・・再生する業者・・・地方には・・・配下の何軒かの貸本屋の商品を定期的・・・顧客に品揃えの新鮮さをアピールしていたのです
短期間にこれらはある仕組みが設立されていたのです、ある種の、香具師システムです。
>最近の三橋人気・・・人気が突出・・・他にも個性的な作家はたくさんいるので、これからどんな人が注目されるか、楽しみです
本当にそうです・・・次が城戸禮さんで、すでにそうですから・・・
末永昭二様、一冊の本を読むような展開になりました、ありがたく読ませていただいています・・・、さらに続きます・・・(感謝しています)
大塚俊一様
>>成田さんからご紹介・・・本当にどのくらいの貸し本があるのでしょう
成田さんが交渉された店ですね(と、日記に書いていたような)、この店構えはぜひ写真などに記録しておかねばなりません。
貸し本屋さんということで、ある貸し本屋さんに出かけたところ、それなりの風情がありましたが、そこは夜のご商売の、おxxさんたちのご用達の、店でした。何もありません。新刊の「週刊大衆」「週刊アサヒ」などの週刊誌がありました・・・こういうこともありますね。
>>貸し本屋さん向けの、ミステリはどのような経路で、そこにおさまることになったのでしょうか
>モロ昔のママ・・・本もおじさんも30年代・・・タイムマシーン
これはすごい・・・言葉もありません。うーん、行きたい。
>山手樹一郎とか三橋一夫・・・風太郎忍法帳や高木彬光
「ネオ書房」のハンコがおされているのでしょうか・・・おそらく、この掲示版に訪れておられる方は、一度、味わいたいと思われるでしょう。すごい。
いわい様
>桜さま「小説ヒッチコック」・・・整理番号
散策のたのしみの、ひとつです。実はいわいさんからの影響なのですが・・・。
「テレビアニメ」シリーズを入手したら、終りにしようと思いながら、集めています。
>貸本屋、数年前には近くにもあったようです
そうですか、本はどのように処分されていくのでしょうか、知りたいですね。
>知らない話ばかりで興趣がつきません
桜には、未知の世界です、マンガではなくて、三橋、高木、山田さんのが貸し本屋さんにならんでいたのですね・・・これは当時の魔界への入り口でしょうか。
大塚俊一 さん
くま文庫の内容紹介ありがとうございます。
この話題にも、もっと絡んで行きたいよぉー。
それにしても、札幌の貸本屋さんは凄いですね。
私もすぐ駆け付けたいくらいです。
今ごろは、せどり屋や古本屋が押しかけていたりして…。
ちなみに、群馬県の電話帳で「貸本屋」を検索したら、1軒も有りませんでした。
桜さん
「松本清張研究」は、書店で立ち読みして「これは私の購入する本ではない」と思って、購入を止めてしまいました。
桜さんに書き込まれると、やっぱり買っておくべきだったかと思ってしまいます。(笑)
ですから、何号まで発行されたか、私がお答えできる立場にないのですが、少し調べてみました。
ネットでは、図書館の蔵書を調べるのは簡単で、「松本清張研究」を所蔵している図書館は多数あるのですが、どこも5号までしか所蔵していません。
したがって、最新刊は5号で間違いないと思います。
図書館派の私としては、「奔馬性検索症候群罹患」の皆さんと、ネットと図書館、図書検索についても話をしたいのですが。
小林です。
すっかり、桜さんにボードリーダーになっていただいてしまって… (;^_^;)
桜さんには、大変感謝しています
ようやく昨日、く足のギブスが取れました。
ご心配をおかけして、申し訳有りませんでした。
お見舞の言葉を下さった皆様、ありがとうございます
今まで、不自然な歩き方をしていたので、疲れることが多かったのですが、そんな事もなくなるはずです。
これで、掲示板への応対も回復と行きたいです。 (^ー^)゛
末永昭二 さん
2重投稿に付いては、削除しました。 ご迷惑をお掛けしてすみません。
「『新青年』研究」ほぼ読了しました。
流石に充実した内容で、感嘆しました。バックナンバーが無いのが残念です。
「城戸禮 人と作品」には、桜さん同様感服しました。
城戸禮についてここまで調べられるとは、驚嘆です。
引用されている文献も知らないものばかりで、読物としても楽しく読了しました。
「貸本屋」については、「彷書月刊」に発表のご研究を拝見した直後に、図書館で文献を調べたりしたので、話題に絡んで行きたいのですが、時間が思うように取れなくて…。(泣)
この話題は、もう少し続けていただきたいです。
二重投稿でした。
不慣れなもので、申し訳ありません。
原因は何だったのか、見当がつかないのですが。
桜さま
遅ればせながら「小説ヒッチコック」の件、ありがとうございました。整理番号はまだまだ不明なのが多数あります。
貸本屋、数年前には近くにもあったようですが今はもう。
知らない話ばかりで興趣がつきません。
末永です。もうちょっとだけ貸本のお話をさせてください。
須川様
先日はどうも。またお目にかかれればと存じます。
桜様
拙著をご覧いただいたとは。汗顔モノです。ありがとうございます。
改訂版を出版する機会はたぶんないと思うのですが、現在、新青年研究会のホームページが企画されているので、できればそこでフォローしたいと思っています。新事実もありますし、単行本も(漫画化作品も含めて)10冊以上追加されているので。
ところで、現代もの専門の出版社について、気になったのでいろいろ調べたところ、「新研社」という出版社の時代ものを見たことがないことに気がつきました。この会社は完全なる貸本出版社で、もちろん国会図書館には納本されていません。春陽文庫の『男装の女子高校生』(園生義人)の元本(同題)や若山三郎(『爆笑たけのこ娘』や『痛快たつまき娘』など)なんかを出しているところです。ともかく、資料が見つからない出版社です。私が知らないだけなのかもしれないので、どなたか時代ものがあるかどうか、ご存じの方にご教示いただければと思います。
>貸本屋さんの、全国マップ、と言うものはあるのでしょうか
まったくないです。先日、ある人が職業別電話帳で調べたという話を聞きました。結構な数があったらしいのですが、貸ビデオ店の隅に漫画本がちょこっとあるというようなものまでカウントされているらしいです。いわゆる昔ながらの「貸本屋」は全国的にごくごく少ないようです。
>桜には、膨大な量の本の、行く末が知りたいのですが・・・、どのような結末で貸本文化は消滅(?)したのでしょうか、
『全国貸本新聞』を見ると、店の活性化のために「とにかく捨てろ」と書いてあります。で、新しい本(必ずしも新刊ではない)が入荷すると人気のないものは処分されました。専門の市もありましたし、ボロボロになったものを再生する業者もありました。また、地方には「親玉(元締)」がいて、配下の何軒かの貸本屋の商品を定期的に入れ替えるというようなこともあったようです。そうやって、いつも顧客に品揃えの新鮮さをアピールしていたのです。
そこまで使った本は、古本屋さんだって引き取りたくないでしょう。ヒモが掛けてあったり、ビニルカバーが貼り付けてあったり、スタンプがあったりの本ですから。
貸本屋さんが廃業するとき、無料で配ったという話も聞きますが、廃棄したというのが多いみたいですね。
それから、作品の人気がなかったということも、本が残らなかった理由でしょう。最近の三橋人気には驚いています。特殊な作家ではありますが、人気が突出してますね。他にも個性的な作家はたくさんいるので、これからどんな人が注目されるか、楽しみです。
また、長くなってしまいましたが。では。
>成田さんからご紹介のあった札幌円山の貸本屋
本当にどのくらいの貸し本があるのでしょうか
貸し本屋さん向けの、ミステリはどのような経路で、そこにおさまることになっ>
>たのでしょうか
モロ昔のママ残ってるんです。本もおじさんも30年代から入れ替っていない。タイムマシーンで店毎やって来たような感じです。山手樹一郎とか三橋一夫、現役都知事の某氏などが目に付きますが、風太郎忍法帳や高木彬光も揃っています。
須川 毅様
>ありゃ、いつのまにか日本一の貸本サイト
貸本屋さんの、全国マップ、と言うものはあるのでしょうか
奥がふかそうですね
昭和30年代から40年代の初期というのは、やはり、松本清張などの、いわゆる社会派とかさなるのでしょうか・・・「社会派を考える会」の皆様。
フク様の掲示版で呼ばれていますが・・・、これはやはりその当時の出版物を通して考察しなければならないのでしょうか、今、そのときなのでしょうか・・・、それにしても、雑誌「松本清張研究」、果たして、何号まであるのでしょうか。
貸本文化、この響きは、それを楽しんだ世代がおられるはずですね、やはり、その年代・世代は限定されるのでしょうか
証言がほしいですね・・・
>桜さん、末永さんのお話
桜には、膨大な量の本の、行く末が知りたいのですが・・・、どのような結末で貸本文化は消滅(?)したのでしょうか、うーん、むつかしそうですね。
「本の雑誌」7月号、今日の散策の楽しみです、kashiba様、高いハードルを越えられました、おめでとうございます・・・(なぜか嬉しくなる桜です)
(ありゃ、いつのまにか日本一の貸本サイト?に)
いや〜桜さん、末永さんのお話は奥が深くて
すごいですね。驚くばかりです(^○^)
末永昭二様
「城戸 禮」に関する著作、すばらしく、感服しています。偶然手に入れて、
感動しましたので・・・。
書影は今後追加されるのでしょうか
春陽文庫リストはすでに完成されておられますか
先日、彼の文庫本、カバなしで、12冊、各30円で入手しましたが、三四郎シリーズに改題されているものもあるのですね、中味が同じのには驚きました。
>期間は短いものの、あれだけたくさん刊行・・・不幸な偶然が重なって・・・そっくり忘れられてしまった
どのくらいの数があるのでしょうか、どのように、明朗小説や探偵もの(?)は貸し本屋さんに流通していったのでしょうか
>昭和30年代の方がわからないことだらけ・・・「大著」とは長友先生のもの、「雑誌」とは『貸本文化』
「近世貸本屋の研究」東京堂出版、まだ現役で入手可能なのですね。
>昭和30年代の小説(ミステリ)とはちょっと興味の対象・・・強いて言えば、『街の図書館』という業界誌が小説本の最も有力な資料です
ありがとうございます。昭和30年代と言えば、個人的には、三橋一夫、城戸禮
のが入手するのには競争がたいへんですね
>>専門出版社はない、のではないでしょうか。
>なぜかというと、当時の主力商品は時代小説だったからです
ということですか、よくわかります。
父のものですが、何故か、貸本屋さんからひきうけたらしい、父によれば、時代物や、三橋一夫、城戸禮のがあります・・・明朗小説など、と書いてあるようですが、・・・、一度全体をみて見たいです。一部しか見ていないので、詳しくは言えません。
>章書房・・・著者からいう・・・国会図書館で検索・・・時代ものもありました
ありがとうございます、時代ものですね。
>著者から関係者への寄贈本・・・サイン・・・寄贈本の放出を待つのが最も現実 時間がかかりそうです。
貸し本屋さんと三橋一夫の作品、城戸禮の作品、どのような著作が読者にむかえられていたのでしょうか・・・(興味深い桜でした)
貸本の話題を振っていただいたので。
桜様
>貸本屋さんのこと、つきつめていけば、日本文化のある一面が見られるような気がします。
>ある大著によれば、貸本屋さんに関することも記述され、また、そのような雑誌も刊行されているのですね。
おっしゃるとおりです。期間は短いものの、あれだけたくさん刊行されていたものが、(不幸な偶然が重なって)そっくり忘れられてしまったというのには驚きます。ある意味では、中世や近世よりも昭和30年代の方がわからないことだらけというのも異常です。
「大著」とは長友先生のもの、「雑誌」とは『貸本文化』でしょうか。
でも、前者は近世、後者は漫画(ばかりではありませんが)中心なので、昭和30年代の小説(ミステリ)とはちょっと興味の対象がちがいます。
強いて言えば、『街の図書館』という業界誌が小説本の最も有力な資料ですが、残念ながら短命に終わっています。『全国貸本新聞』は、途中から漫画一色に変わってしまいます。
>明朗小説やミステリ専門の貸本屋さん向けの、出版社もあったのでしょうか・・・(これらの古書入手は大変です、ナカナカあたらない)
残念ながら、専門出版社はない、のではないでしょうか。
なぜかというと、当時の主力商品は時代小説だったからです。
章書房(『東京秘密探偵局』高木彬光など)は、著者からいうとかなりそれっぽいのですが、さっき国会図書館で検索したら、やっぱり時代ものもありました。それに、箱入り本もありますから、貸本専業ではなかったのではないかと思います。
本は残ってませんね。みんなで目の敵にして潰したのだから、仕方ないです。最後の頼みは、著者から関係者への寄贈本です。サインが入っている確率が高いので割高ですが、寄贈本の放出を待つのが最も現実的のようです。
長くなってしまいました。ごめんなさい。
その後も、創元推理文庫、ハヤカワミステリ文庫の収穫は続いていますが、入力メモをせずに、そばに置いたままになっています。収穫はまたあとで・・・。
いつ頃まで、創元推理文庫・解説目録は、文庫とともに、透明ビニールカバーに収められて、店頭で販売されていたのでしょうか。
1976年4月の解説目録のものですが、クリスチィ「謎のビック・フォア」初版には、帯がついていないような雰囲気です。
ビニールカバー装には、帯びつきはないのでしょうか。
解説目録のかわりに、創元推理コーナーの付録が、ビニールカバー装にはついているものもありますが・・・、この場合も帯はありませんでした。
ということは、ビニール装には、帯はないのでしょうか・・・
「週刊小説」6.23、依井貴裕さんは「長編の執筆を依頼されたはずだったが、そんな覚えはないと主張する出版社」と言う・・・
不思議な話ですね・・・(と、思うこの頃です)
このところ、イギリスミステリにいい作品が出るためか、読書の時間を取るのが大変です。
成田さんの、日記にも登場して、いつも拝見している掲示版には、ありがとうという、感謝の気持ちです。読書・探求の参考になります。
例の、短編も、すでに、読んでいます、いい作品です。
末永昭二様
>桜様 貸本は資料が少なくて困っているのです
貸本屋さんのこと、つきつめていけば、日本文化のある一面が見られるような気がします。
ある大著によれば、貸本屋さんに関することも記述され、また、そのような雑誌も刊行されているのですね。
明朗小説やミステリ専門の貸本屋さん向けの、出版社もあったのでしょうか・・・(これらの古書入手は大変です、ナカナカあたらない)
岩堀様
>>山門の前に、「牧 逸馬の墓」・・・裏山の広大な墓地
>>ということは、他の、三兄弟の墓もあるということでしょうか
>牧 逸馬一人のお墓です
ということは、他の人は、函館に(?)・・・、「文学者の墓誌」名前は正確ではない、これにあるのでしょうか。
>裏面の墓誌によると奥様が建立された
そこまで、みられましたか・・・、すごいですね、なぜそこにあるのでしょうか、やはり、晩年すんでおられたところであるから・・・、岩堀様、ありがとうございます。
いわい様
>桜さま 春陽文庫・・・林不忘の大学・・・大衆文学全集からの引用
ありがとうございます。引用されたものが記載されていないので、このように、文章のみが一人歩きするのですね・・・ありがとうございます。
>本当に他にも何かありそうです
他のところにも、あるようですね・・・、でも、昭和30年代の、雑誌群からの採用・・・これはすばらしい仕事ですね。ある年代の人には、倶楽部雑誌として読まれていたのでしょうか、それにしても、膨大な量の雑誌があるようです・・・父も、読書の友であった、と言っています。
いわい様
昨日、秋元文庫「小説ヒッチコック」草川隆、入手。番号は E44、でした。早見さんに依頼されていましたが・・・(気にしていたので)
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