「聖底無沼の惨劇」はつぎのような経緯をたどった。
目録に掲載された「底無沼」原稿以外の他のものを確認しつつ、電話越しに、その人(仮に、Aとしておく)に尋ねた。
「では、「底無沼」原稿はありますか」
「あります」
ということで、連休があけに送つてもらうことにする。いままでに送付されるということで、手元に来ないことはなかったので、安心する。電話番号と住所を確認して、桜への送付を確実にする。しかし、電話では・・・、と言う気持ちが最後までのこる。
しかし、とどかない。そして、5月の第2週になり、尋ねることにする。
「とどいていませんが・・・」
電話の人(Aではなく、違う人であるので、Bとする)は言う。
「xxxさんのは送付予定になっています、ツノダ、ですね」
「そうです、原稿です」
ということだった。つまり、こちらが角田の原稿と言つたので、Bさんも角田の原稿を確認しながら、答えているはずである。
しかし、届かないのだ。そして、昨日の午前中、確認したところ、今度は、女性がでてきた。担当の人、AかBか、「市」にでかけている、とのこと。
「目録からですか」
「先の目録xxから、です。ツノダのもの、です」しばらくして、
「カクダさんの原稿ですか」女性は目録を見ているらしい。
「いえ、カクダではなく、ツノダ、とよみます、その原稿です」
「とりのけしています」
「どうして・・・、送つてください」
・・・・
「ふたつ、あります、ツノダさんのは」
「え、何、ふたつ?」
「xxxと底無沼です」
「底無沼です」と言うと、調べた女性は次のように言った。
「ここには、xxxしか、とりのけていません」
ということで、担当者が帰ってからになる。「底無沼」はそこにはなく、異なる角田の原稿がある、という。これはどういうことだ・・・(電話を待つことにする)
芦辺様
>桜さん・・・登場人物中、探偵小説的由来がある名前は、『吸血鬼』から採った「三谷」、『悪魔の紋章』からの「川手」の二つの苗字ぐらいです
ありがたく、幸せです。いままで、継続して読んで来ました芦辺作品、これで、ひとつの世界がみえてきました。読書の幸せを感じます。今年、桜には、この作品が重要であるものとなります。作品にあらわれた、他の仕掛けも考えぬかれたものと思われ、桜には今年一押しの作品となりました。ありがとうございます。
>花筐探偵や有明少年は古風な作り物の感じをねらったのですが、お気に召したようで幸いです
新たに、名探偵の列に加わりました。
>もっとも「雅彦」の名は喜国・井上の二大雅彦さんを意識してはいます。
この名は探偵小説やアンソロジーのファンには避けて通られません。貢献されています。
>ついでながら滝儀一は森江以前の探偵役として高校時代に登場させていた警部補キャラ、来崎四郎
揃いふみですね、このような点からも、力のこもった「怪人対名探偵」です。読書の幸せを持ちます・・・(大きな世界のひろがりを前に桜です)
仰天の騎士様
>「はじめまして」 仰天の騎士 でございます
いつも、掲示板で拝見しています。ときどき、古書の報告をうかがいますと、競争しているようですね、今後ともよろしくお願いします。
黒白様の報告にもありましたので、改題のようですね。
>『怪人対名探偵』偕成社版ですが、黒白さんに貸し出し予定ですので、
詳細な報告は、黒白さんHPでやっていただけるでしょう
本当にありがとうございます。手元のものと比較します。
>収録作品は「怪人対名探偵」「ミレ−の少女」「ばら色の朝」「獅子舞の秘密」
です
4篇ですので、はじめのが改題ですか。本当に島田一男は一度昭和30年代を検討しなおさねばなりませんね・・・(少し安心の桜)
どもども、こちらでは「はじめまして」の 仰天の騎士 でございます。
『怪人対名探偵』偕成社版ですが、黒白さんに貸し出し予定ですので、
詳細な報告は、黒白さんHPでやっていただけるでしょう>ですよね?
>黒白さん(^o^)b
収録作品は「怪人対名探偵」「ミレ−の少女」「ばら色の朝」「獅子舞の秘密」
です。
>桜さん、ご指摘ありがとうございます。いささか興ざめかもしれませんが、
作者側からネタを割りますと、登場人物中、探偵小説的由来がある名前は、
『吸血鬼』から採った「三谷」、『悪魔の紋章』からの「川手」の二つの苗字
ぐらいです。もっともっと乱歩作品から借りてきたら面白かったのですが、
たぶんやりかけて忘れてしまったのでしょう。あとは語感とか字面を考えて
つけました。花筐探偵や有明少年は古風な作り物の感じをねらったのですが、
お気に召したようで幸いです。もっとも「雅彦」の名は喜国・井上の二大雅彦
さんを意識してはいます。ついでながら滝儀一は森江以前の探偵役として
高校時代に登場させていた警部補キャラ、来崎四郎も(これは名前だけですが)
新聞記者キャラとして考えていたものでした。
5月もなかば、6月の雨のまえぶれか、雨は冷たいです。
『怪人対名探偵』の口絵を見る、喜国画伯のすごさを感じる、これが必要なのですね、少年探偵には。ここからよみはじめるのですから。ふと思う、三谷駿って、水谷準のこと、それでは、村下玲美は森下雨村からか、有明雅彦は明智小五郎と喜国雅彦の合さったもの、畔柳友助は岡村雄輔から、千々岩建樹は木々高太郎か、稲賀剛士は稲並昌幸か、丘村志麻は岡村か、川手隆介は神津恭介か、小山田満は山田風太郎か、仁礼真彦は仁木か、滝儀一は霞流一か、来崎四郎は浜尾四郎か・・・。美しい探偵、森江春策はご存知・・・、です、またも最高に美しい名前の名探偵 花がたみ(変換できずごめんなさい)城太郎は法水や秋水と同じくいい名前ですね。
ということで、これはすでに知られていることか、少し不安です(もし、そうならば、お許しください)。
芦辺様
>それで、島田一男氏の『怪人対名探偵』のこと・・・偕成社版を手に入れた話が 載っていました
でしたが・・・次のようです。
>>そうですか・・・これは探し物はあと1点ということになります、と書いて、ふと思う。このタイトルのよこに、黄金孔雀と魔人 一角仙人、怪人対名探偵の登場、をうたう、「黄金孔雀」の横書きのことかもしれない
と予想しましたら、
黒白様から答えがありました。
黒白様
>桜 様 「怪人対名探偵」は「黄金孔雀」の改題で間違いありません
そうですか、改題のいうことは、あとで出た版ですか、それで全集の24巻となっていたのですね。名探偵 香月俊太郎(または俊輔)と怪人ということですね・・・、島田一男の少年探偵シリーズも深いです(あらたに改題で悩む桜)
桜 様
「怪人対名探偵」は「黄金孔雀」の改題で間違いありません。
出勤前ですので、愛想のないレスお許し下さいませ。
ではでは
「聖底無沼の惨劇」かどうか、わかりませんが、問い合わせてみます。基本的には、古書展や古書店には電話しないことを原則としていますので、待っていたのですが・・・。
xx体については、kashibaさんの御指摘のように、その通りですので、適切でない、と桜も思います・・・今後とも、よろしくおねがいします。
「続 趣味の日本刀」大河内常平、古書目録で知る。またしても、深い森へ。
芦辺様
>それで、島田一男氏の『怪人対名探偵』のことなんですが、どこかの古本関連掲示板で偕成社版を手に入れた話が載っていました
密室アンソロジーのなかの1点、完成されましたか、楽しみです。
そうですか、少年探偵の、ポプラ社版ではなく、偕成社版ですから、これは探し物はあと1点ということになります、と書いて、ふと思う。このタイトルのよこに、黄金孔雀と魔人 一角仙人、怪人対名探偵の登場、をうたう、「黄金孔雀」の横書きのことかもしれない。それをタイトルと間違えたのであろうか。しかし、島田一男さんは、昭和30年後半から40年撃ノは、上のような直接的なタイトルをつけていたから、ありうる小説ですね、これで、また、桜は深い森の中にはいりこんでいきます。
HPB「人の死に行く道」ロス・マクドナルド 3版を手にとり、あとがきへ。ここには、同じ訳者の中田さんの新訳。え、大幅に手をいれている、と。わからなかった、ミステリ文庫ならば、わかるのだが・・・、入手してHPBのところへ、全冊そろえてから、このようにあらたに追加して、集めることになるとは・・・、それにしても、書物の森は実に深いものです・・・(もうひとつ悩む桜)
桜さん、ありがたきお言葉に感謝感激です。それで、島田一男氏の『怪人対
名探偵』のことなんですが、どこかの古本関連掲示板で偕成社版を手に入れた
話が載っていました。
せめて内容を紹介してくれれば……。というか、どこの掲示板だったかぐら
い覚えておけばよかったですね。トホホ。
よしだ まさし様
>きゃー、恥ずかしいですぅ。照れちゃいますぅ。商業誌に文章を書く場合、僕のような素人がどこまでおちゃらけていいのか、いまだ迷ってるんですけど
いえ、いえ、迷いのないネット文体です。・・・をいれるのができないものです。前回にもまして、今回もたのしく、読めました(いえ、読むというより、見ました、もしかしたら、映像をあたえる文体かもしれません)。
>それよりも『底なし沼』、早く結末を知りたいですぅ。いったい、いかなる結末を迎えるのであろうか
ということで、先週、手にはいる予定でしたから・・・、一抹の不安があります。底無沼にしずんでいるはずはない、とおもいますが、と書いて、まさか、この書きこみをみて、電話して、桜をよそおい・・・、それを誰かが手にいれた、ということはないでしょうね・・・、うーん、「聖底無沼の惨劇」か・・・、いや、不安になります・・・(ああ、どうしょうか桜)
桜さま
>>よしだ まさし さん、いよいよ技とも言うべき、ネツト文体が完成しつつあります、すごいです。
きゃー、恥ずかしいですぅ。照れちゃいますぅ。商業誌に文章を書く場合、僕のような素人がどこまでおちゃらけていいのか、いまだ迷ってるんですけど。
それよりも『底なし沼』、早く結末を知りたいですぅ。いったい、いかなる結末を迎えるのであろうか?!
迷い子になったのでしょうか、不安です。まだ、届きません。
「怪人対名探偵」芦辺拓さんを読み始める。口絵からはいりこみますと、その世界の入り口のように、住人になりました。芦辺さんの独壇場です。192頁で、あらたに、作中の芦辺拓さんが登場。ここで、全体の絵が知らされる。そうです、乱歩の世界を踏まえながら(ここが最初のアイデア)、そして、あらたな芦辺さんの作の登場(次のアイデア)。ここで、芦辺さんの意図に安心して、あとがきへ(すいません)。
そうですか、島田一男さんには同名の作品がある、ここで、少し考える。昭和30年代には、あったのだろうか、と・・・、本棚から、偕成社の、島田さんの少年ものを見る、「黄金孔雀」黄金孔雀と魔人 一角仙人、怪人対名探偵の登場、「まぼろし令嬢」怪盗紅水仙が活躍、「七色の目」七色に変わる怪人と名探偵 香月、「謎の三面人形」怪盗三面人形と名探偵 香月、「魔王の使者」白衣の怪盗と海太郎少年の活躍。うーん、これ以外にあるのか、これは大変です、揃いではなかった。怪人はどの怪人でしょうか、名探偵は香月でしょうか。
そして、読書進行中です・・・(少年探偵の世界は深いです)
いのり様
>幻冬舎・・・バックナンバーは一冊だけ無料・・・ナンバーを一冊200円で郵送してくださるそうです。
ナンバーが在庫しているのですか、これはいいニュースですね、ありはとうございます。
>まだ届いてはいませんが、楽しみにしています
一連の作品がよめます。
>待っている間に単行本が出てもいいのです。ファンはそういうものです
読むペースを楽しめますね。感想をお待ちしてます。
岩堀様
>宮野叢(村)子「柿の木」の初出が「シュピオ」とはびっくりしました
本当に驚きます、改稿がされているのですね。
>東都書房のの「日本推理小説大系」では山田風太郎等といっしょに「昭和後期集」に入っているので、戦後登場の作家とばかり思っていました
初めは、別人かかと、思いました。
>解説にはきちんと書かれてますから・・・
そうでしたか、気つきませんね。単行本はなかなか集まりません、苦しんでいます。
「本の雑誌」。牧さんは夫婦で収集。もう少しよみたいインタビュウでした。よしだ まさし さん、いよいよ技とも言うべき、ネツト文体が完成しつつあります、すごいです。巽 孝之さんの「日本SF論争史」、出るのですか(嬉)。ひそかに愛読している三角窓口、書店でのできごと、ニュース、三島さん、他のHNでのHPもいつも拝見しています。他の雑誌での、KashibaさんのQ&A,これももうひとつのネツト文体、すでに完成の域でしょうか・・・(雨か桜)
御無沙汰しまして…、久しぶりの書き込みです。
遅ればせながら私も「シュピオ傑作選」本日入手しました。
宮野叢(村)子「柿の木」の初出が「シュピオ」とはびっくりしました。
東都書房のの「日本推理小説大系」では山田風太郎等といっしょに
「昭和後期集」に入っているので、戦後登場の作家とばかり思って
いました(解説にはきちんと書かれてますから単に私の無知という
ことですが)。
ところで2巻「探偵趣味傑作選」の帯には5月刊行「シュピオ傑作選」と
予告されてますが、「シュピオ」の帯には次回の予告がありません。
「幻の探偵雑誌シリーズ」はこれで終わり?…ではないでしょうね。
戦後編を待ちたいですね(待つのは日本探偵小説全集「名作集1」で
経験済み)。
お久しぶりです。大変遅れ馳せながら結果報告いたします。
幻冬舎にメールしたところ、バックナンバーは一冊だけ無料で郵送してくれ、
後は希望のナンバーを一冊200円で郵送してくださるそうです。
まだ届いてはいませんが、楽しみにしています。
待っている間に単行本が出てもいいのです。
ファンはそういうものです。
ありがとうございました。
そして、e-NOVELS。加納っち(心の呼び名)らしいといえば、
加納っちらしいですねー…。
アスキーの名のつく本は多くて、一応4月に全部目を通してしまいました。
や、でもいついつまでも待っています。
それでは。
待ち人、きたらずです。
>城戸 禮・・・これはすでにSさんが少し前にある一冊
「推進公子」城戸 禮入手。戦前のものです。三四郎以前のものですね。
「xxさん!」下川 ちくま文庫。これも単行本で読んでわすれていましたが、題名のわりには、登場するコレクターの群像には驚愕します。とくに、O文献には、あるとこにはあるのですね・・・(散歩中の桜です)
須川様
>「シュピオ傑作選」を買いました・・・「猪狩殺人事件」「白日鬼」一挙掲載
遅れ馳せながら購入。前回の2巻も再版になっていたのですね。文庫の厚さにするには、長編掲載が1番なのでしょうか。短編にすれば、あと9篇はのせなければならないから、作者ががぎられてくるからでしょうか。これで、山前さんの個人誌だった「黒いトランク」以来の仕事が完成したのですね。次の「全3巻」があるとしたら、何が出てくるのか楽しみです。
まだ、購入のものは着きません。申し訳有りません。迷い子か・・・。
「スムース」第3号 特集関西モダニズム。読ませます。書評で、「橋浦泰雄伝」を知る。白井喬二との交際を知る。
「朱夏」14号。城戸 禮(シュレイダー)の論考。これはすでにSさんが少し前にある一冊の本の中で紹介されていたのだが・・・(やまずみの本のまえで桜)
大塚様
>BOOK OFFとGEOも札幌ではかなり目に付くようになりました
全国的なのですね、これも文化のひとつでしょうか。
行方不明の、2点のうちの、1点、無事、手元に届く。あと、1点はまだです。届かないことも、ミステリのうちでしょうか・・・申し訳ありません、まだ報告ができません。
「室内」40年、文春文庫、単行本のときは気ずかなかったけれども、山本さんに語りかける、20代の女性編集部員の人は、山本さんをこえた技をもっている・・・しかし、山本さんがこの役割も演じている、としたら、山本さんはすごい人だ。そして、現在では45年。読みふけりました・・・(驚く桜)
橋詰様
>書物に対するいろいろな人のさまざまな思い・・・出版文化である
卓見ですね、参集する人の思い、勉強になります。
>知人でルパンを中心にした怪盗物を研究し同人誌・・・その人より探し物を頼まれました。(1)『オール読物』昭和30年 春期特別号 東西白波五人男特集としてルパンやラッフルズが収録されているらしい
もし、その人が H さんか、S さんならば、大阪在住の人がだされた「保篠龍緒著作目録」をお持ちだと、思いますので、そうであるならば、そこには『オール読物』昭和30年 の号は掲載されていませんので、あれほど完璧な目録でも、漏れがあるということなのですね。
ということで、少し調べてみます。
黒白様
>翻訳者は保篠龍緒です。ラッフルズの方は、「ラッフルズ邦訳目録」を見てみたのですが記載がありません。
K さんがだされた、「ラッフルズ邦訳目録」にも、黒白さんの書かれているように、ないようです。やはり、未見のものでしょうか。
>どうなるか分かりませんが、ちょっと調べてみますです
よろしくお願いします。完璧な目録の作成はむつかしいですね。
>(2)『電人M』が収録されている『少年』2月号・・・某所で雑誌自体は見たが、そこのところだけ切り取られていたそうです
昭和35年ですね。確か、芦辺さんも、他の用事で(?)調べられて、あるはずのものが、切り取られていた、ということを述べられておられました・・・少年誌はその保存と閲覧がむつかしいですね・・・(呆然の桜)
あと、BOOK OFFとGEOも札幌ではかなり目に付くようになりました。
今日帰りに立ち寄った電車通のBOOK OFFでは半額の新書も全部100円均一になっていましたが、全国的にそうなんでしょうか。それとも店じまいが近いのか。
今日は、二階堂さんの「人狼城の恐怖」が4部作揃って店頭に並んでいたので、4冊400円で買ってきました。この値段にしては結構な重量感でした。他に文庫では講談社文庫の「クリスティーの6個の脳髄」など。
橋詰久子 様
どうもご無沙汰しております。
お尋ねのうちの一点、(1)「オール読物」の件ですが、これは多分「オール読切」のお間違えではないかと思います。で、これに収録されている作品は「恋文騒動(「恋」は旧字です)。題名から想像するに、多分「ジョージ王の恋文」(新潮文庫版「バーネット探偵社」収録)だと思われますです、はい。ちなみに翻訳者は保篠龍緒です。ラッフルズの方は、「ラッフルズ邦訳目録」を見てみたのですが記載がありません。どうなるか分かりませんが、ちょっと調べてみますです。
ではでは
小林オーナーさま
開設4周年おめでとうございます。
ここを読んでおりますと、知識が増え勉強になるだけではなく、書物に対するい
ろいろな人のさまざまな思いがあってこその出版文化であるなあと改めて感じ入っ
ております。
さて、ここからはオーナーをはじめみなさまへのご相談というかお願いなのです
が。知人でルパンを中心にした怪盗物を研究し同人誌を作成している人がいるの
ですが、その人より探し物を頼まれました。それは以下の雑誌であります。
(1)『オール読物』昭和30年 春期特別号
東西白波五人男特集としてルパンやラッフルズが収録されているらしい。
(2)『電人M』が収録されている『少年』2月号
某所で雑誌自体は見たが、そこのところだけ切り取られていたそうです。
知人はネットには接続しておらず、今までは資料探しも書簡等で行っていたので
すが、私がネットではいろいろと情報が集まり大変よろしいと話すと、勝手なこと
を言うがこの2冊について尋ねてもらえないかと頼まれました。私自身日頃読ませ
ていただくばかりで、いきなりこのようなことを言って申し訳ありませんが、もし
この2冊について何かご存知の方がおられましたらお教え願えませんでしょうか?
よろしくお願いいたします。
大塚様
>「ゴルゴタの7」・・・すすきのの北海堂。・・・山田風太郎のハードカバーは充実しています。
>「虚無への供物」・・・北大前の弘南堂。・・・積んであるかも。
これらは今日なくなるかもしれませんね。
>北天堂・・・世界推理小説全集・・・ただし角川文庫の宝石と新青年のアンソロジー、大下宇陀児「奇跡の扉」春陽文庫等。
そうです、ここは充実しています、幻影城も、ありますね、真中の通路を愛用しています。もうひとつの北天堂もいかれますか。
>ブックス伊藤・・・「白の恐怖」をゲットしたのも南インター店。他に橘外男
でましたね、ここもいい処です。
本当にいい本屋さんがありますね、ありがとうございます。どれも、桜は利用さしていただいています。取りのけのもの、まだ、連絡していませんが・・・
まだ、到着していません。これもですが、あと、もう一冊も未到着。迷い子になってしまったのか、不安です。
「趣味の日本刀」大河内常平、柴田光男共著。初函、二重函。中に、月報「趣味の日本刀」宣伝のチラシです。ここには、江戸川乱歩(急いで調べたけれども、未見の文献か)と角田喜久雄(でましたね)の文章。大河内の紹介には、はじめて知ることばかり・・・(4度目でようやく入手の桜)
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