須川様
>廣済堂文庫で押さえておく・・・山田風太郎の推理小説
文庫は継続されることを祈りたい。これらは購入済。「小説city」もだいぶ前に休刊。
小林様
>K文庫の書籍は・・・殊に嬉しかったのは「畸人郷」セット・・・ これは、今 までK文庫から譲っていただいた本の中でも、一番嬉しいかも。
そう思います。これはすばらしい。
桜も5日に到着。さて、その中味は・・・。後で報告予定。Kさんの、相手先への配分は相当苦労した、と思われます。しかし、未到着の人もいる。
小林です。
4月から閑になる筈が、残務整理や、歓送迎会などで、思うように時間がとれません。
ご返事が遅れてスミマセン。
近況報告としては、別冊シャレード『砧自身の事件 ダミープロット』(山沢晴雄)は、一昨日入手しました。
K文庫の書籍は、昨日受け取りました。
殊に嬉しかったのは「畸人郷」セット。(「Qujinkyo」の方は外れ)
これは、今までK文庫から譲っていただいた本の中でも、一番嬉しいかも。
桜さんご推薦の『戦後「翻訳」風雲録』は、私も読了。
これは傑作、お勧めです。
私も「以前かかれた宮田さんの本を探したくなりました」。
K文庫入手本の詳細や、皆様へのご返事は土日までお待ち下さい。 <m(__)m>
あ〜廣済堂文庫が???
廣済堂文庫で押さえておくべきものって何ですか?
取り敢えず僕は山田風太郎の推理小説だけ持って
いるんですが・・
須川様
>・・・オークションはなかなか愉快な情報・・・「夜の疑惑」が・・・もう1冊 買っておくんだった
そう思います。最近、ある雑誌で、オークションにだしての経験がかかれていました。それを読んで驚愕、その記事が頭にこびりついています。
廣済堂ニュース、愕然。K文庫からの第1報報告あり・・・(待ち人来らずの桜)
akawasさま
横溝の「たぬき汁」は春陽文庫「人形左七捕物帖」の第2巻に収録されていると思います。
仁木悦子「虹の立つ村」は角川文庫「現代ミステリー傑作選−独り笑う殺し屋−」にも収録されています。
その他、新たに見つけた植物ミステリとして鷲尾三郎「文珠の罠」、山村美紗「呪われた密室」がありました。この山村作品は桔梗屋という旅館の水仙の間という部屋を舞台にしたものです。
(「探偵実話」も「植物ミステリ」も全く話題に
ついて行けないので・・・)
Yahooオークションはなかなか愉快な情報が多いのですが
今日見ていたら「夜の疑惑」が\50,000で逆オークションに
出てました。あの時、もう1冊買っておくんだった(+_+)
岩堀様
>「探偵実話」の情報・・・写真がいっぱい載っていたのも間違いなくこの号で
しょうね(乱歩、甲賀、小栗の写真はよく覚えてます)
誰かが「宝石」のように整理しないと、消えていくのでしょうか。
akawas様、やよい様
>植物ミステリ・・・
おもしろそうですね。桜も植物にひかれていますが、桜の下での、ツアー、すまされましたか。
「戦後「翻訳」風雲録」宮田昇をよんで、生年と没年がかかれた登場人物の姿には心うつものがありました。以前かかれた宮田さんの本を探したくなりました。
いつも古い話ばかりだとヒンシュクを買いそうなので
少し書きこみを自粛しようと思ったのですが・・・
桜様
「探偵実話」の情報、感激の極みです。昭和27年3月号
でしたか。写真がいっぱい載っていたのも間違いなくこの号で
しょうね(乱歩、甲賀、小栗の写真はよく覚えてます)。
小学4年になった年です(もう完全に歳がばれるけど
かまわない)。その頃「恋愛曲線」とか「死後の恋」等を
読んでいたとは我ながら恐ろしい(笑)。
>それにしても、岩堀様の記憶はすばらしい。
少し自信回復しました。でも古いことは出てくるのに、
ごく最近何を読んだかすぐに出てこないんですね。ボケの
始まりかと不安になるこの頃・・・。
やよい様
早速会心のご返事をいただき、嬉しくてなりません。
横溝正史の「たぬき汁」が、何に入っているか見当がつきませんが、ほかは手もとにあるはずです。それなのに教えられないと気がつかない始末。
たのしみが増えました。まだまだありそうですね。
ところで「諸兄」という呼びかけはmale-orientedな表現であったと反省しています。「諸兄姉」と訂正させていただきます。
>akawasさま
はじめまして。お尋ねの植物ミステリですが取り急ぎいくつかご紹介しましょう。
クリスティの作品には植物性の毒を扱ったものが多いのですが、「青いゼラニウム」、「毒草」、「四人の容疑者」(「火曜クラブ」に収録)「ポケットにライ麦を」などがあります。これらは全て違う植物が登場します。
クリスティ以外では「修道士の頭巾」エリス・ピーターズ、「たぬき汁」横溝正史、「浮かれ鱈」シャーロット・マクラウド、「藩拉布」久生十蘭などはいかがでしょう。
小林様
カフェ「白梅軒」ツアー、無事終了。成果が気になります。でも、楽しそうな報告が各処でみられますので、それを読んで楽しみました。
須川様
>『別冊シャレード 砧自身の事件 ダミープロット』が僕の手元に届きました。 桜さんに遅れること10日
でしたか。このところ、多くの読者に上記の雑誌はささえられているのですね。
11月はじめ以来、3月一杯で120冊の古書目録。3月だけで、28冊・・・いよいよ、K文庫・・・(花粉に涙の桜です)
akawas様
>日本の探偵小説の黄金時代・・・‘30sは、歌謡曲の黄金時代
このあたりの探偵小説、文庫本で読むことができるのはありがたいです。でも、その当時のものの、書影には目をうばわれます。
岩堀様
>「柘榴」は載っていませんでした・・・「全て」探偵実話に再録されているとい うのは怪しくなってきました。
ファイル調査をしらせていただきました。それによると、
江戸川乱歩「柘榴」ではなくて、「押絵と旅する男」です、
以下の著者・作品は記億通りに、
小栗虫太郎「聖アレキセイ寺院の惨劇」、
小酒井不木「恋愛曲線」、甲賀三郎「琥珀のパイプ」、夢野久作「死後の恋」
久生十蘭「黒い手帳」
になっています。ここにあがった作品はすべて「探偵実話」昭和27年3月に再録されているようです。江戸川乱歩の作品は「探偵倶楽部」昭和33年4月にも再録された、ということのようです。
それにしても、岩堀様の記憶はすばらしい。
お名前を間違えてしまいました。
須川様→岩堀様です。
すぐまえに投稿があったので、うっかりひきずられてしまいました。
あんまり間違えるので、おおいに自戒して、先ほどの長い投稿など2度も3度も読み直して、クリックしたのですが。
こんどは短いので油断しました。
大変失礼致しました。
須川様
>「蓄音機」という綽名をつけられてました。
わたしは「人間ジュークボックス」を自称していました。
植物学者の探偵といえば、仁木悦子のお兄ちゃん探偵、仁木雄太郎がいました。
わたしは、四半世紀も前に『猫は知っていた』を読んでいるのですが、雄太郎が植物学科の学生であるということは、まったく記憶していませんでした。
いまになってそれを知って調べてみると、悦子・雄太郎コンビ、および雄太郎単独で、長編が4(『猫は知っていた』『林の中の家』『棘のある樹』『黒いリボン』)短編が7(「黄色い花」「灰色の手袋」「弾丸は飛びだした」「赤い痕」「暗い日曜日」「虹の立つ村」「白い部屋」)があるようです。
長編は『棘のある樹』が手もとにありません。短編は初めの三つが講談社文庫の『粘土の犬』に入っていましたので読むことができましたが、「赤い痕」以下は、それぞれ収録している文庫を現在鋭意捜索中で、未読です。
そこでオーナー初め、「いきじびき」のような諸兄に質問なのですが、『棘のある樹』および「赤い痕」以下の短編に、植物がプロットやトリックと関わりがある(「黄色い花」などまさにそのかっこうの例ですが)ものがあるでしょうか。
さらに仁木悦子以外にもそうした作品があれば、(長・短編、国内・外を問わず)教えていただけないでしょうか。さもないと、山村美紗の花シリーズ(『花の寺殺人事件』『京都紅葉寺殺人事件』『胡蝶蘭殺人事件』『向日葵は死のメッセージ』)を読むはめになってします。(もうすでに一つ読んでしまいました。)
加納朋子の「白いたんぽぽ」なんかそうですね。(なんか自分で返事しているようですが。)たんぽぽでは、もりたなるおの「真贋の構図」もありました。ほかにももっと読みたい!
『別冊シャレード 砧自身の事件 ダミープロット』が
僕の手元に届きました。桜さんに遅れること10日、
桜前線の北上並の遅延ですね。
山沢晴雄ファンの方、(天城ファンの方も)ぜひお見逃しなく!
今年は、さらに『知恵の輪殺人事件』『砧シリーズ13の謎』も
予告されています。
akawas様
ナツメロの方でレス頂けるとはとても嬉しいです。実は今もナツメロCDで、
まさに「急げ幌馬車」「並木の雨」「別れのブルース」など聞いていたところ
でした。
>日本の探偵小説の黄金時代(といってよいのかな)の‘30sは、歌謡曲の
>黄金時代でもあったのですね。
全く同感です。なによりも歌詞にもメロディにも、詩情というか抒情というか
そういうものがありますね。最近のガチャツいた歌にはついて行けません。
>岩堀さん、まさかこれもリアル・タイムで(-_-;)。
まさかそんな歳ではありませんが、学生時代からカラオケ登場までは、
飲み会でよく歌ったものです(「蓄音機」という綽名をつけられてました)。
大半の歌手は戦後もラジオなどで歌ってましたから自然に覚えたのです。
無意識で口をついて出るとは、akawasさんも私と同じような世代と拝察
します。機会があったら是非一緒に歌いたいですね。
「30’s」じゃなくて、「’30s」ですね。
岩堀様
いま調べて見たら、昭和10年を中心とする前後5年間に、「島の娘」「東京音頭」「サーカスの唄」「十九の春」「急げ幌馬車」「並木の雨」「山は夕焼け」「赤城の子守唄」「国境の町」「無情の夢」「夕日は落ちて」「雨に咲く花」「旅笠道中」「野崎小唄」「明治一代女の唄」「大江戸出世小唄」「二人は若い」「緑の地平線」「花言葉の唄」「人妻椿」「東京ラプソディー」「男の純情」「ああそれなのに」「別れのブルース」「すみだ川」「流転」「妻恋道中」「裏町人生」「人生の並木路」といった曲が発売されています。どれも無意識に私の口をついて出てくる歌ばかり、名曲ぞろいです。驚きました、日本の探偵小説の黄金時代(といってよいのかな)の30‘sは、歌謡曲の黄金時代でもあったのですね。
岩堀さん、まさかこれもリアル・タイムで(-_-;)。
岩堀様
>あれらの作品が「全て」探偵実話に再録されている・・・両誌に戦前作品が再録 されていた・・・
そこで、ファイルからは見つかるか・・・
竹田様
>天城作品に出会ったのは・・・『寝台急行《月光》』で、この二編しか読んだ事 はありません
さらに、鮎川さんのアンソロジーを探してみてください。桜もファンです。
余り話題になりませんが、「アミューズ」日本の古本屋2000年ガイド、オークション86冊、そのなかに「暗黒公使」夢野久作。その結末は・・・
先立っては驚愕の余り、一言書き逃げの形になりましたが、改めまして小林
文庫にお集いの皆様に御挨拶申し上げます。
私は竹田 芳次と申します。東京在住で、ほんの少し、探偵小説のファンで
す。
先日は全くの別件を検索していて、こちらの「天城 一作品リスト」に遭遇
したのですが、実の所(ご多聞に漏れず)、天城作品に出会ったのは、カッパ
・ノベルズ「急行出雲」所載の『急行《さんべ》』です。次に読んだのが例の
『寝台急行《月光》』で、この二編しか読んだ事はありません。
鮎川氏の解説によれば、キャリアの古い方のようですし、1940〜50年代の
古本を探して読む気力も持ち合わせておりませんでしたので、これ以上の作品
に出会う機会は無いものと諦めておりました。
しかし、先掲のリストに拠れば《さんべ》以降も続々と作品を発表されてい
らしたようで、嬉しいと共に、自分の無知を悲しんでいる昨今です。今後はお
勧めいただいた「別冊シャレード」を初めとして、ぼつぼつ天城作品を復習し
て行こうと思います。誠に有難うございました!
蛇足ながら、その他、気の向くままにしかミステリには接していないので、
これと言った御贔屓の作家、と言う方はいないのですが、強いて挙げれば(こ
ちらでも話題の)島田 一男氏の「鉄道公安官」シリーズ、これは何やら着流
しの捕物帳の現代版みたいで大好きです。
海外物では「ブラウン神父」シリーズ、「マルティン・ベック」シリーズ
(<これはミステリとは言い難いですかね?)と言った所でしょうか?
それでは、今後もこちらにちょこちょこっと寄せさせていただきますと共に、
皆様の御活躍を楽しみにさせていただきます。
ぷろふいる傑作選読了!昭和10年前後のナツメロをBGMにして楽しく
読ませて頂きました。西尾正、西嶋亮、酒井嘉七は全くの初読みでした。
特に、西嶋亮、酒井嘉七は、「幻影城」や「探偵小説四十年」の人名索引にも
載っていない作家ですから大変貴重だと思います。
読み終わって、書店で付けてもらったカバーを外したら帯に、『以下続刊!
A「探偵趣味」傑作選、B「シュピオ」傑作選』と書いてありましたね。
これに続く戦後編も期待しています。その時は岡晴夫や美空ひばりのBGMで
読むことにしましょう(ナツメロ大全集「昭和の歌」全27巻揃えてます)。
芦辺様、是非是非宜しくお願いいたします。
小林オーナー様、桜様
「探偵実話」と「探偵倶楽部」の再録の件
乱歩の「探偵小説四十年」の巻末付録に乱歩の再録作品リストが載って
います。これによれば、「探偵実話」に4作品、「探偵クラブ(倶楽部)」
に3作品再録されています。
ただし3/29付けのコメントに私が書いた「柘榴」は載っていませんで
した。したがってあれらの作品が「全て」探偵実話に再録されていると
いうのは怪しくなってきました。両誌に戦前作品が再録されていたと
いうのは間違いなしですが。
なお「探偵小説四十年」の昭和25年5月の項に「怪奇探偵クラブ」創刊
の記事がありました。
>>大阪圭吉については残念ながら記憶にありません
>ということで、記憶通りでしょうか
上のようなわけで小生の記憶もあてになりませんよ(笑)。
ご無沙汰しております。
この度、都合によりURLが変わりましたので、ご連絡させていただきます。
新しいものは、http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/7897/ です。
以前、土屋隆夫氏の『推理小説作法』を紹介していただき、いま、それを読んでいるところです。「プロの作家の方でも、こんなに緻密なことをされているのだ」という感想を中心に、創作意欲を書きたてられながら読んでおります。
教えていただき、本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。
小林様
>輪堂寺耀の『十二人の抹殺者』・・・B生堂の人気一番間違いなしの本。
誰に当たったのでしょうね。
雑誌「EQ」掲載後、鮎川さんと共同でかかれた作者に連絡したところ、上記の作品は、江戸川乱歩賞に応募された作品である、ということ。もちろん、このことは知られていませんね。活字にもされていないことのようです。その作品を発行した出版社は他の応募作品も(どの作品でしょう、これらもさがされていますが、名前をふせます)、改題のうえ、刊行していましたが・・・
>EQの記事も含めて、98年10月ころこの掲示板でも話題に上っています・・・
ここはすばらしい情報プラザです。参考になります。
>帯が有るんでしょうか
この書影が「男の隠れ家」に掲載されたとき、帯がないものでしたね。なかなか出てこない著作です・・・(古書散歩にはいい日より)
芦辺様
>“幻の名作”もそろそろ目次づくりにかかりましょう・・・はずみが・・・
そうですか。懇意にしている書店員さんは一週間まえに言われてました。重版のかかった、唐沢さんの「・・・の逆襲」と同じですと笑いながら。
小林様
>「ぷろふいる」の性格が・・・感激しました。探偵小説が最も熱かった雑誌
です。今後の仕事が楽しみですね。
やよい様
>猛獣の写真が文庫に収録されていない・・・3冊とも揃えたくなってしまいま す。背景が山ではなく、民家であることが、桃源社版で確認できました。
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