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赤石建設株式会社 一級建築士事務所
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KT寺仁王門改修工事


江戸期建立の仁王門の屋根・内部改修及び耐震補強が完成しました。 






『屋根銅板平葺き』

既存屋根撤去後引き渡し勾配を緩やかに変更、軒反りや妻蓑甲も新規にやり替えての改修工事でした。






『大鬼』


棟の両脇に取り付けた大鬼は既存と異なり、経ノ巻の鬼に変更して新たに設置されました。






『蓑甲と軒反り』

引き渡し勾配を変更したため蓑甲部分の位置が上り破風形状も変更が必要でした。
唐草を3段取り軒反りに生かします。






『隅廻し葺き』


隅部分の銅板は蛤と呼ばれる廻し葺きをしています。手の込んだやり方ですが綺麗に納めることができます。






『破風板と懸魚』

破風板は既存の形状に少し手を加え勾配に合わせ、懸魚は既存のものの損傷がひどく、新たに作り変えたものを取り付けました。






『妻側全景』


妻面を遠方から見たところです。
化粧垂木部は既存のままで野垂木から上が新たに改修されました。






『虹梁と嵌め彫刻』

木部全塗装の他、嵌め彫刻は新たに彩色が施され、創建時の色彩が蘇りました。






『隅角部見上げ』


化粧隅木部分を見上げたところです。
柱上の斗供飾りが彩色により際立って見えるようになりました。






『耐震補強』

親柱の部分にはこれまで同様たすき掛け筋違を欅材で表しとし、胴板壁部にもSUSブレースや筋違を新たに入れ直しました。






『改修全景』


屋根・木部全塗装の改修を終え、江戸期の楼門が新しく蘇りました。






『仏像棚』

2階には閻魔様や奪衣婆など十三仏の木像が安置されいます。
その仏棚も新たに新調されました。






『2階格天井』


2階の天井は格天井で組み上げられました。
ヒバの白木仕上げになっています。




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これまでに手がけた社寺建築は関東を中心に60件を数えます。伝統技術を身につけた社員大工により、
時間と手間を惜しまずに造り上げられる伝統建築は様式美の極みともいえます。
そしてその裏には伝統的な規矩術(きくじゅつ)と気への深い造詣とともに耐震・免震等の先進技術、
新たな構法への探求がかくされています