G・ESC DIYな部屋(9)
DIYとはdo-it-yourselfの略で、とりあえずなんでも自分でやってみようって事です。
もちろん、自分の技術では出来ない事も多々あると思いますが、少しずつ経験を積んでDIYレベルをあげて自分の愛車を仕上げていきたいと思います。
【お願い】
以下に書かれている事は、車両の安全に関わる可能性がありますので各自、自己責任のもとで実践して下さい、私にわかる範囲であればメール頂ければお答え致します。また、ここに書かれている情報は全てのグランドエスクードという車両に対応するものではありません、あらかじめご了承ください。
また、間違った情報や危険と思われるDIYに付きましてはメール等でご指摘頂ければ幸いです。
・2003.10.26 デッドニング(素人作業時間:1日(しかも2人がかり))
・2003.11.10 ステアリング交換(素人作業時間:2時間)
・2004.5.30 フロントグリル脱着&グリル加工(素人作業時間:3時間)
・2004.6.5 ホットイナヅモ装着(素人作業時間:2時間)
・デッドニング(素人作業時間:1日(しかも2人がかり))
まずは、デッドニングを行う前に用意したのがコチラ。
エーモンから発売しているデッドニングKitです。 これ1っでドア2枚分という事ですが、結構余るんじゃないかなと考え、このKit+銀色シート+吸音シート各1枚を継ぎ足してドア4枚分にチャレンジする事にしました。 |
銀色の制振シートです |
まずは、ドアの内張りはずしから行います。
内張りのはずし方につきましては、2001.7.28 リアスピーカー交換も合わせてご参考下さい。
ポイントとしては、2箇所のネジをはずした後。ドアオープナーを横にスライドさせて片方だけプラプラさせておき、内張りピンを剥がすときに全体を上に持ち上げて逆側をはずす事でしょうか。(スイマセン(^^ゞ文章では説明しにくいかも) この際に、内張りピンでスピーカーを傷つけない様注意して下さい。 |
内張りを剥がすことが出来ましたら。 スピーカーと、写真の金具をはずして、ビニールを全てはぎ取ります。 次に、ビニールをはぎ取った後に残る粘着物質を綺麗に取るのですが、σ(^_^;の場合は時間短縮と手抜きでマスキングテープを貼ってしまいました。(そのまま、作業されるとベタベタ貼り付いてしまいますので注意して下さい) |
次に、Kitの中にあったデッドニング前処理材という名のウエットティッシュを取り出し表部分とスピーカー の裏の部分を綺麗にします。 綺麗に拭いておかないと、デッドニングの際に貼り付けるシートがくっつきにくくなりますので気を付けて下さい。 |
前処理が終わりましたら、スピーカーの裏の部分(アウターパネル)に制振シート其の一を貼り付けます。 事前にドライヤーで暖めておくと、柔らかくなると同時に粘着力が増すとの事です。 σ(^_^;の場合は、携帯ストーブを利用しました。 |
制振シートを貼ることが出来ましたら、その上に吸音シートを貼り付けます。 スピーカーの後ろ回りを重点的に行うと良いそうです。 (σ(^_^;は1/4ぐらいしかしませんでした・・・) その際に、窓が本来降りてくる部分に干渉しないようにして下さい。 サイドドアビームなどは、ドアのアウターパネルの中で非常に干渉しやすいので注意が必要です。 |
アウターパネルの施工が完了したら次に、インナーパネルへの作業を行います。 インナーパネルには、制振シート其の二(銀色)を貼り付けます、Gエスクの場合はドア1枚に付き制振シート1枚あれば十分の様です、適当に切ってベタベタ貼っていきましょう。 |
ただし、ドアノブピンやドアオープナーに繋がっているワイヤーは制振シートで固定してしまうと動きが悪くなってしまいますので、付属のコルゲートチューブで包んで固定します。 ドアオープナーの場合、内側に隙間が発生してしまいますので、1cm程度のクッション材を挟むと動きがスムーズです。 σ(^_^;の場合、手頃なクッションがあったので流用しました 本来は、スピーカーまわりこそ重点的に行わねばならないのですが2001.8.2 フロントスピーカー交換の理由により内張りとスピーカー本体に隙間がほとんどないので、付属の防音テープを3分割して貼り付けるのみにとどまりました。 装着後、動作がぎこちなくないか確認しましょう クッションの部分等、音が気になる場合はシリコンスプレーを吹いておくと効果的です。 |
最後に、内張りの隙間に防音テープを貼り付けて、準備完了です。 写真の様に、内張りに突起がありますので、その分のスペースを空けるようにしましょう 全て完了しましたら、元に戻して作業完了となります、上で説明した金具は取り付けし忘れがちなので注意して下さい。 また、窓は作業完了後に全開して確認しておいた方が良いと思います。 |
逆側はこんな感じになりました。 やり方については、運転席とまったく変わりません(左右対称なだけです)こちらもドアオープナーのワイヤーが若干、内寄りになりますのでクッションをかます等しないと施工後に動きがぎこちなくなってしまいます。 |
後ろのドアです。 内張りのはずし方については運転席とまったく同じです。 制振シートの張り方もほとんど同じですが、ドアオープナーとロックピンのワイヤーは運転席ほど内寄りになっていませんので、制振シートが覆いかぶさる部分は、防音テープを貼り付けるだけでOKだと思います。 |
後部ドアについては、自作バッフルボード使っておりませんので、スピーカーまわりも制振シートを張りつけました。 防音テープは結構、多用しますので余分に買っておいても良いかもしれません。 |
後部ドア左右です。 Gエスクの後部ドアは意外にサービスホールが少ないので、制振シートは1枚余分に買い足すだけで十分でした。 逆に、吸音シートはKitの中身だけで十分でした(まるまる余りました)。 吸音シートの代わりに防音シート買えば良かったな〜なんて思いました。 |
作業は(ビニールの部分もマスキングしただけだし)かなり簡略化してやったつもりですが、カミさんに協力してもらっても1日掛かりの作業となってしまいました。 じっくりと作業されるのであれば、1日2枚ずつぐらいが良いかと思います。 デッドニングについては、既にある程度認知され、カー用品店等でディスプレイされていますので効果はσ(^_^;の所で論じる所ではありませんが、低音の部分がよりしっかりと聞こえる様になり、ボリュームを大きくしても、音がビビル様な事がなくなりました。 ただ、普段からあまり音を大きくして聞かないので、低音の強調と、中高音分のメリハリの良さぐらいしかσ(^_^;の場合は恩恵に授かれないかもしれません。 Gエスクの場合は、Kit+制振シート1枚追加でドア4枚分出来ますので結構安上がりかもしれませんね。 |
・ステアリング交換(素人作業時間:2時間)
Gエスクのステアリング交換を行いました。
Gエスクには全車種、SRSエアバックが装着されておりますがエアバック付きでないステアリングに交換する場合はあらかじめ保険の契約内容を確認し必要であればエアバック特約をはずす必要が生じます。
エアバック特約を付けたまま、ステアリング交換を行い万が一事故を起こした場合、最悪、保険金が支払われないケースもあり得ますのでご注意願います。
まず、ステアリングを交換する前に、バッテリーの配線を取り外します。 通常、ステアリング交換ではホーン配線をはずすぐらいでも大丈夫ですがSRSエアバックユニットを取り外す場合は誤爆を防ぐ為にもバッテリーをはずしておいた方が無難です。 ※エアバックはバックアップ機能があるのでバッテリー配線を取り外してから10分程度置いた後に作業をされると良いと思います。 |
助手席側 | 運転席側 | ↑使えない事はないです | 結構固いです↓ | |
バッテリーをはずして10分程度たちましたら、まず純正のステアリングについているエアバックユニットの取り外しを行います。 エアバックユニットは、T−30のトルクスネジで固定されていますので専用の工具が必要になります。 σ(^_^;が購入したステアリングボスにはトルクスネジ用の、トルクスレンチが付いて来ましたがあまり精度が良くなく、また、ネジ自体が固着材の様なものでしっかり止まっていますのでラチェットで使用出来るトルクスを購入して来ました(230円)。 |
トルクスネジは、完全に取り外す事は出来ません(途中で軽くなるだけ)がある程度まわせばエアバックユニットをはずす事が出来ます。 線を切断しないように慎重に取り外して下さい。 黄色い線がエアバック配線で赤に青のストライプがホーン配線です。 |
エアバックのコネクタは左の写真の様にはずします。 ホーンのコネクタはよくあるタイプですね。 ※スズキ車の場合は同じ車種でも製造時期によって微妙に部品が異なるらしいので参考程度と言うことでお願いします。 |
はずしたエアバックユニットです。 エアバックユニットは万が一誤爆した場合を考えて常にSRSの文字が上に来るように保管しておきます、下向きに置いておき誤爆した場合は、火薬の勢いで15m近く上空まで舞い上がるそうです。 車の中で誤爆した場合は、さぞかし天井の見晴らしが良くなる事でしょう(爆) |
今回のステアリングボスのキットの中に入っていたコネクタ類です。 左から、エアバックダミープラグ1、エアバックダミープラグ2、ホーン延長コード1、ホーン延長コード2です。 このうち、プラグ2とコード4は使用しませんでした。 スズキの場合は、製造時期によって微妙にコネクタ等が異なるのでこの様な状態になっているみたいですね(^^;。 |
エアバックユニットを取り外したらセンター位置をマジック等でまーキングして、センターナットを取り外します。 ハンドルロックさせないでボルトを取り外す時は写真の様に”あんよ”で押さえて思いっきり反時計方向に回せばはずす事が出来ます。 この時に完全にナットをはずさないようにして下さい。 |
センターのナットがゆるみましたら、写真の様に抱え込んでガンガン引っ張ります。 引っ張る前に左右にガタガタ揺すれば簡単にはずれます。 この時に、ネジが止まっていないとハンドル抱えて後ろに仰け反ること請け合いです。 また、取り外し作業にはイボイボ付き軍手が便利ですので買って置いても損はないでしょう。 |
はずした後に残るこの部分なんですが(スパイラルケーブルと言うらしい)実はグリグリ動くんですが動かしてはいけないそうです。 写真では見にくいのですが左斜め下に位置を合わせる印が付いていますのでずれてしまったらあわせて下さい。 ステアリングと、ボスの形状を確認して一致していればグリスを塗布して取り付けます、形状が一致していない場合は静かに箱に戻して返品しましょう。(^^; |
エアバックキャンセラーはボスの内側か外側で固定するのですが、ワークスベルのボスの場合は写真を通して内側から通した方がキャンセラーの置き場に困らなくて良いです。 ボスの取り付けの際はトップマークとウインカーキャンセルピンの位置に注意して下さい。 |
取り付け位置の確認が出来ましたら、ボスに付属しているワッシャとナットで仮止めします。 ワゴンRのステアリングと違いさすが高級品、ホーンは無加工で取り付け出来ました(あたりまえか・・・)エアバックキャンセラーはなるべく奥に押しこんでおきましょう。 バッテリーが繋がっている状態で、キャンセラーがはずれてしまうとエアバック警告灯がつきっぱなしになる場合があります。 (ディーラーでリセットしないと駄目らしいです) 無事に取り付けが出来たらバッテリーを繋いで、キーをひねって見ましょう、エアバック警告灯が点滅した後に、消灯すれば作業完了です。 |
もともとインパネがウッド調なので、ぐっと引き締まった感じがします。 エアバック割引もOFFですのでバッチリOKです。 はずしたステアリングはSRSの文字を上向きにして保管しましょう。 |
更新:2003.11.9 ステアリング交換した際に若干、センターの位置がずれてしまっていて(ボスでは調整出来ない範囲)最初はあまり気にしていなかったのですが、微調整キットがそんなに高くなかったので購入してみました。(1.5K円) P・S おそらくディーラーに持って行けば調整はしてくれると思います。ステッピ(前車)の時はディーラーで調整してもらいました(無料) |
作業はいたって簡単、ステアリングをはずして穴位置を微調整し取り付け後、スペーサーにステアリングを止め付けるだけです。 ただし、非常に細かい角度まで調整出来るので結構凝り性の方は大変かも・・・ 後は横から見たときの見た場が悪いですね。 これは後でウッド調シールでも貼ってごまかすとしましょう。 |
・フロントグリル脱着&グリル加工(素人作業時間:3時間)
Gエスクのフロントグリルをはずして、中にメッシュの網を入れました。
フロントグリル脱着については、通常バンパーをはずさないと難しいそうですが、仕組みがわかればバンパー脱着なしでも取り外す事が出来ますので参考にして下さい。
まず、フロントグリル上部分のプラスチックのクリップをはずします。 プラスチッククリップのはずし方についてはコチラを参照して下さい 次にタイヤハウス内の内張りを押さえているクリップとボルトを取り外します。 ※タイヤハウス内のボルトは砂等を噛んでおり非常に取り外しにくいので事前に水洗いしたりエアを吹いたりして砂を落とした方が良いです |
内張りをめくれる様になりましたら、割り箸を2/3ぐらいに切断して写真の様に手を押し込み裏側からグリルを押さえ込んでいるクリップを「グイグイ」と押します。 ※クリップは写真中央の隙間から目をこらすとなんとか見えます 手が柔らかければ、押さえのクリップに手が届くかもしれませんが中に敷居があってなかなか手が届きません(^^; クリップが半分ぐらい押し込めれば、グリルが浮いてきます。 同様の方法で左右の一番端のクリップを浮かせたら、正面からグイグイ引っ張れば両脇がはずれます、後はグリルが割れないようにジリジリと引っ張ればOKです。 ※グリルとバンパーの間にタオルを敷いておかないと、バンパーがはずれた瞬間にグリルの下部分でバンパーに傷が付く可能性がありますので注意して下さい |
はずした、グリルです。 Gエスクのグリルは写真の状態まで一体型となっております。 クリップは写真の形状で5ヶ所です。 |
こちらは、フロントグリルをはずした状態です。 止まっている箇所はこの様になっており、ネジ止め等はされておらずクリップのみで装着されております ※フロントグリルをはずしても、ポジションバルブの交換はこちら側からは行えない様です |
こちらが用意した、メッシュの網です。 目立つようにシルバーなモノにしました、フロントグリルの寸法に合わせてニッパ等で切断して行きます。 仮合わせしてみましたが、こんな感じもスパルタンな雰囲気が出ていて良いですね〜(o^^o) |
仮合わせで、寸法が合いましたら、強力両面テープで固定します、風圧や振動で万が一はずれた時もビビリ音がしないように接触しそうな箇所にはあらかじめクッションテープを貼っておきました。 両面テープはなるべくスポイラー等の外装を装着する接着力の強いものを使用しました。 |
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装着後、フロントグリルを装着しタイヤハウスのクリップとボルトを締めて作業完了です。 間近でみれば、一目瞭然で異なりますが、遠目に見ればご覧の通り(-.-) ・・・全く見えません(汗) いや〜自己満足パーツとなってしまいました。(^^ゞ まぁラジエーターへの虫詰まりを防ぐと思えば良いですかねぇ〜 もし施工される方がおりましたら車両本体でなくグリル側に網を取り付ける方法を考えた方が良いと思います。 |
・ホットイナヅモ作成&装着(素人作業時間:2時間)
巷で流行っている、「ホットイナズマ」と呼ばれるケミカル系のチューニングパーツがあるのですが、複数個の電解コンデンサで「ホットイナズマ」に近い効果が得られるという情報を頂きまして作成してみました。
(兵庫県のひろひろさん、情報ありがとうございます<(_
_)>)
※とりあえず、モドキなので名称を「ホットイナヅモ(笑)」としております(^^;
まずは電解コンデンサの購入なのですが、σ(^_^;の住んでいる地域は田舎でこういったパーツを取り扱いしているSHOPがありませんので通信販売で購入しました。 オーディオQ 創造科学有限会社で購入した。 電解コンデンサ 105℃(35V/4700μF)×4 電解コンデンサ 105℃(35V/2200μF)×4 電解コンデンサ 105℃(35V/470μF)×4 です。(μF=マイクロ・ファラッド) ※オーディオQでは最低購入価格が2,000円以上でないと購入出来ないので4セット分購入しました。(K車、Gエスク、バイク、予備の4台分です) 価格合計 2,160円+送料630円で計2,790円です。 |
まずは、HPで情報を収集し、配線図(笑)を書きます。 トルク向上を狙う場合は、静電容量の低いコンデンサ、パワー向上を狙うには静電容量の高いコンデンサを組み合わせれば良いらしいのですが上記金額の都合により、中間域の向上も狙い2200μFのコンデンサも追加しております。 全てのコンデンサを並列接続して+側にヒューズをかませば完成です。 車の電圧が11〜14Vぐらいですので、電圧は35Vまで対応してればとりあえず安心ですね ※24Vでも問題ないと思います。 Gエスクは熱量が大きく、ボンネット内は結構高温になりますので耐熱はなるべく高いものが良いでしょう。 |
コンデンサをテープで縛って空中接続でも良かったのですが、σ(^_^;はハンダごてを握り慣れていないので、メンバーズカード大のプラスチック板に穴を開けて基盤っぽく作りました。 既製品の「ホットイナズマ」はバッテリーの接点に8sq程度の太いケーブルを利用していますが、つながるのがコンデンサの細い足ですので写真サイズのコードで十分だと思います。 |
ホットイナヅモは、ボンネット内に装着しますので、コンデンサが水に濡れてショートしないように防水かつ、エンジンルーム内の高温に耐えられなければなりません。 本当はアルミケースが良いのですが、加工が大変なので100円SHOPで売っている電子レンジ対応のプラスチックケースにしました。 ※写真はコーキングされておりませんが、実物は水がはいらないようシリコンシーラントでコーキングしております。 ※線は見た目重視で太いケーブルにしました(効果的には関係ありません) |
テスター等で+と−の導通が確認できましたら、後は、Gエスクのバッテリーに装着するだけです。 装着時にはコンデンサに電気が溜まる為、「バチッ」っと火花が散る場合がありますが異常ではありません既製品の「ホットイナズマ」でも「バチッ」となるそうです。 装着後の感想ですが、トルク向上は???ですが、オーディオの音質は良くなりました。 但し、燃費的にみると改悪となっておりますので(オイルの変更もあるので一概には言えませんが・・・)しばらく使ってみてまた、変更してみたいと思います。 |
・【番外編】Joker90装着レポート
スクーターJoker90にも「ホットイナヅモ」装着しました。 Joker90は、バッテリーケースに余裕がありませんので4700μFと470μFの2っのみで作成しました。 水が入らないようにビニールパッキンでくるんでコーキングすれば出来上がりです。 Joker90の場合は、装着後体感できるぐらいトルクが向上しました、燃費は測っていないのでわかりません。 |