G・ESC DIYな部屋(8)



DIYとはdo-it-yourselfの略で、とりあえずなんでも自分でやってみようって事です。
もちろん、自分の技術では出来ない事も多々あると思いますが、少しずつ経験を積んでDIYレベルをあげて自分の愛車を仕上げていきたいと思います。

【お願い】
以下に書かれている事は、車両の安全に関わる可能性がありますので各自、自己責任のもとで実践して下さい、私にわかる範囲であればメール頂ければお答え致します。また、ここに書かれている情報は全てのグランドエスクードという車両に対応するものではありません、あらかじめご了承ください。
また、間違った情報や危険と思われるDIYに付きましてはメール等でご指摘頂ければ幸いです。


2002.11.17 ブレーキマスターシリンダーストッパー作成(素人作業時間:1.5h)
2003.1.4 車内灯設置(素人作業時間:1h)
2003.3.23 インパネ間接照明化(素人作業時間:2h)
2003.5.18 ワンオフマフラー装着(素人作業時間 40分) ※注(今回のパートナーはわりと熟練者です)


ブレーキマスターシリンダーストッパー作成(素人作業時間:1.5h)

かねてより、やろうと思っていたG・ESCへのマスターシリンダーストッパーを作成しました。
マスタシリンダーはブレーキのマスターバックシステム(倍力装置)の働きによりエンジンがかかった状態で強く踏み込んだ際に
ブレーキブースターが直づけされているエンジンルームと車内を仕切る隔壁(バルクヘッド)がゆがみ若干動いてしまう為、これを抑制する仕組みを作ろうと考えた訳です。

文章で書くとなんかこ難しい事の様ですが。
要は、ブレーキを踏み込むと動いてしまうマスタシリンダーをなんとか押さえつければ良しってなモンです。
まず材料なんですが、エンジンルームをながめているとマスターシリンダーに一番近く、丈夫なパーツというと。そうです、ラダーフレーム車ならではの標準装備なタワーバーを利用する事にしました。

タワーバーは円柱なのでより結合面積が高く丈夫なモノとして工事現場の足場の固定に使われる金具(名称失念(-_-))を利用します。
後は、なるべく剛性の高いL字型の金具とそれらを固定するボルト&ナットを用意しました。
これが、G・ESCのマスターシリンダーです。
エンジンを掛けない状態でブレーキを強く踏み込んでもたいして動きませんが、エンジンがかかった状態でブレーキを踏み込むと4mm〜6mmぐらい(目測)動きます。

※1人だとわかりずらいので友人等にブレーキを踏み込んでもらうとよくわかります。
タワーバーは付け根部分が微妙に変形していますが、足場を固定する金具なら少しクッション等を挟めばがっちり固定出来そうです。
とりあえず、試行錯誤を繰り返してこんな感じに組み付けました。結構簡単にいきそうだったのですが、ここに大半の時間を費やしています。(^_^;)
仮当てをして、金具の位置を微調整します。足場のパイプの方が若干太い為、少しクッションを噛まさないと位置がずれてしまいそうです。
クッション材を巻いてしっかりと固定出来る様にします。
クッション材を巻いた分、マスターシリンダーと固定金具のクリアランスが空いてしまった為、マスターシリンダー側と固定金具側それぞれを太くしました。

マスターシリンダー側はともかくとして固定金具側は要、再検討かもしれません。
とりあえず、完成です。

装着後、実際に踏み込むとだいぶ踏み込み具合が固く良い感じになりましたが実際に、家内に踏み込んでもらい確認すると、L字金具の強度が若干足りていないようでたわんでしまっています。

より、一層の改善が必要ですね。
更新:2003.1.11
上記のマスターシリンダーストッパーですが。クリアランスの微調整にテープやらプラ版を利用したのが災いして、ハードな雪道走行でストッバーの位置が微妙にずれて隙間が出来てしまい。
走行時突き上げがある度に「ゴンゴンゴン」と異音が発生する様になってしまいました。

幸い、EOSをはじめとした各諸先輩方のアドバイスがきっかけでディーラーに見て貰う前に無事に原因判明となりました。
とりあえず、現在は取り外しておりますが、また、折りをみて対策を行い装着したいと思います。


車内灯設置(素人作業時間:1h)

G・ESCに車内灯を設置しました。
以前より、夜、車内でコンビニ弁当を食べていると純正の室内灯だけでは「暗いな〜」というのがあり、室内灯を付けたいという希望はあったのですが、サイズが大きすぎてスマートじゃなかったり。
結構、値段が高かったり等でなかなかいいものが見つかりませんでしたが初売り(というか処分品)で手頃なものが見つかったので購入しました。

ブツはこんなヤツです。
「光るん棒20」とか書いてありました、あか○○市場で購入です。
大抵、この手のネオン管は色が青もしくはパープルなのですが、この「光るん棒20」は白/ピンクの2色切り替え。(^^;

他にも、音に反応してネオンがついたり消えたりとか、ピンクと白を交互に点滅させたり等、機能満載でしたがもちろん、ただの蛍光灯代わりとして使います。

他にも「光るん棒25」というのがありましたが、こちらはあいにく1個しかなかったのでパス。
お値段は、処分品で1個1,000円(税別)でした。
もともとは、シガープラグに差し込んで使うタイプでしたが、サブバッテリーから電源をとりたかったので、配線をぶった切って使用しています。
シガープラグの中にはヒューズは入っていませんでしたが安全の為0.3Aのヒューズをかましました。

音を感知するセンサー兼、点灯スイッチはまったく使う予定がありませんので、皆まとめて後ろのラゲッジボックスへ押し込みます。
手元で操作する為のスイッチはたまたま工具箱に入っていたあり合わせのSWを利用しました、何処か内張りに穴を開けて装着するのもなんなので3列目のシートの隙間に挟んであります。
遠目に見るとこんな感じです。

配線は内張りと天井の隙間にグイグイと押し込んでいったので、目立ちません。

ネオン管自体は強力両面テープで固定しているだけなので、剥がれてしまうかもしれませんが剥がれたら何か対策を考えようと思います。

発光機器そのものはアルミボディーという事もあり、見た目よりたいして重くありませんので多分大丈夫でしょう。

暗闇で実際に点灯してみると、乾電池で光る蛍光灯ぐらいの明るさでした。
まぁ2個付いているので弁当のおかずも良く見えるってもんです。

ただし、その場合。車外からは中丸見えなので注意して下さいね(笑)

インパネ間接照明化(素人作業時間:3h)

インパネを何とかしよう第2弾として、せめて真っ白でなく淡いブルーな照明に出来ないものかと、今回思いきって2個で3,000円もするLEDバルブを買ってしまいました(嗚呼ムダヅカイ(;´д`))

今回、購入したのがコレ。
HIDでおなじみのBELLOFのLEDバルブです。
通常、LEDだとハロゲンバルブ(ウェッジ球)に比べて光が収縮しやすくインパネなどに使用する際には光のムラとなってしまいますが、照射角140度のこのバルブならばそういった問題もなし。

お店で点灯デモ機があり、色もかなり白に近い青色なのでこれならインパネを淡いブルーに出来ると思い6,000円という大枚?をはたきました。
で、早速インパネをガポッとはずして交換してみたのですが・・・(--;)うう、やっぱり青が濃い様な感じ。

インパネのバラし方についてはコチラを参照の事。

実際に夜間、50km程走行してみましたが、明るさはそれほど気にならないもののやはりタコメーターやスピードメータの針が紫?の様になり見にくくなってしまうのは変わりませんでした。

パカッとはずして
それならそれで、針の部分だけ何か白い光を当てて。うまく表示させれば良いんじゃないかとインパネをはずして家に持ち帰り早速バラしてみます。

インパネはワゴンRと作りはほぼ同じなので今回は楽勝です。
メーターのはずし方も、ワゴンRと同じく。全てプリント基板による接続でした。
後ろのビスは通電も兼ねておりますので無くなさい様注意してください。

そして早速、白い光を当てる部分を色々と模索したのですが・・・・どーにも隙間がないというか針自体が透明なプラスチック反射(集光)で光るタイプなので色々試行錯誤を繰り返したのですが結局うまく行きませんでした。

(--;)しょぼーん

クリスマスの飾り物みたいです^^;

貼り付けは、両面テープとお手軽配線
で、苦肉の策って事でメーターの光の集光をヒントにインパネのケース部分にLEDを当て間接照明にする事を思いつき、思うがままにLEDを取り付けて見ました。

※LEDには極性がありますので半田付けする前にテストをしましょう

パネル自体にはLEDを強力両面テープで貼り付けました、LEDそのものに重さはないので問題はないでしょう。
実際の点灯シーンです。
電源は、オーディオのイルミネーション配線から分岐して取りましたのでポジションランプに連動して点灯します。

デジカメで撮影すると、ちょっと野暮ったく写ってしまいますが実際はもう少し神秘的に点灯しております。

実際に点灯させて50km程走行してみましたが、最初は青が眩しいかなとか思いましたけどしばらくすれば直ぐ慣れました。

まったくの偶然の産物ですが、結構気に入っております。
いずれどこぞのメーカーで商品化されるかもしれませんね(笑)

こんな感じに引き込んでます
後、直接関係ないのですがインパネバラシついでに時計&電圧計をセンターの小物入れの部分に引き込みました。

トレーはもちろん取り外しております、時計のイルミネーションも上記同様ポジション連動となっております。

ワンオフマフラー装着(素人作業時間 40分)

造ってもらったマフラーは、見た目は派手ですが音量も静かですし一見なんの問題もなさそうですがJASMAも何も付いていないので、ちょっと難癖付けられると車検も通りません

当然取り付けも、カー用品店では嫌がられる事請け合い。
まぁそれだけではないのですが、今回は、チームスノブラの4駆王。我らがクロカンランナーのnakaがマフラー交換のお手伝い(と、いうか主査ですな)をしてくれるというのでDIYで取り付ける事に致しました。

触媒後からのマフラーは2ピースになっていますが、とりあえず後輪だけ持ち上げればなんとか交換出来そうです。
※走行後にマフラーを交換する場合は、マフラーを冷ます為に最低でも40分ぐらいは放置しておきましょう。

マフラーが冷めたのを確認したら、固くなったボルトにCRC556をタップリと吹きかけて10分ぐらい放置します。

(年数がたてば年数が経つほど、ボルト類ははずしにくくなりますのでこの作業は重要です、Gエスクの場合はまだ2年ぐらいでしたので結構楽にはずれました)
造ってもらったマフラーです。

オールステンゆえの、この輝き!(喜)。ワンオフゆえもちろん手曲げですが溶接は非常に綺麗です。

ショップの方も「いいのが出来ましたよ」と自信作なだけあって仕上がりも上々。
ガスケットとボルトも付属しておりました。(だてに10諭吉+1新渡戸は致しません\( ̄ロ ̄l)ムダヅカイー)
とりあえずnakaより。
持ってこられる道具は「全て持ってこい」との指示頂きましたので、ラチェットメガネレンチ2tジャッキを用意して前日に下回りを念入りに洗浄しました。

あとCRC556(クレ556)とシリコンスプレーもあった方がよいと思います。
CRC556は結構有名ですがシリコンスプレーは知らない方も多いかも・・・CRC556298円ぐらい、シリコンスプレー198円ぐらいなので買っておいても損はないでしょう。
今回は天気も良かったと言うことで、土の上で交換作業をしてしまいましたが、下回り等の作業などジャッキで車を持ち上げる場合はなるべく平坦なアスファルトの上で作業される事をお勧め致します。

※ジャッキなどで持ち上げたまま、馬など使わずに作業されるのは言語道断ですよ!
(命あってのなんとやらってヤツです)

安い、2tジャッキではコレが限界
(赤いヤツが3tジャッキです)
Gエスクのマフラー交換作業はとりあえず後輪部分だけ持ち上げればなんとかなります。
前輪についてはサイドブレーキ等は効きませんので万が一の転がり防止策で車輪止めをしておきます。

まずは馬を噛ませる為に、ジャッキで車を持ち上げますが、やはりσ(^_^;)の2tジャッキではリフト量が全然足りず馬を掛ける事さえ出来ませんでした(汗)

そこでnakaの3tジャッキをデフケースにかけて一気に持ち上げます。
※デフケースがアルミの車は、ここにジャッキを掛けないように注意してください
馬は、とりあえずラダーフレームのジャッキポイントの直ぐ後ろにかます事にしました。

Gエスクは頑丈なラダーフレーム車ですので、まぁそこいらのモノコック車よりジャッキを掛ける場所は選ばなくても良いと思います。
マフラー脱着にはずすボルトは5本、ブラケット(マフラーを吊っているゴム)は3っです。
触媒後の中間パイプ結合部分とその後ろの結合部分は14mmのボルト、テールエンドでマフラーを吊っているブラケット部分には(必要ないかもしれませんが・・・)12mmのボルトが使われておりました。

ボルトの脱着にはラチェットがあった方が作業は楽ですがメガネレンチだけでも出来ない事はなさそうですね。




問題といえば、この後ろのブラケット部分。

本来は吊っているマフラーをブラケット部分から抜けば良いだけのハズなのですが、何故か知らねどトルクスネジが使われておりました。
トルクスネジは、本来。素人さんがいじっちゃいけない様な場所に付ける?星形の特殊なボルトの事です。

それでも今は、大きいカー用品店でしたら置いてありますが結構お値段もするし。値段の割にはさほど使用頻度も高くありませんので借りられるなら借りた方が良いと思います。

しかも今回の場合は、ブラケットに大量にシリコンスプレーを吹きかけてブラケットをウニウニ動かしていたら取れてしまいました
(つまりはトルクスレンチいらなかった・・・わざわざ職場から拝借してきてくれたnakaゴメン(汗))
純正も2ピースにわかれているぶん脱着作業も楽です(ステッピは1本ものでした)
中間のボルトにはスプリングが付いておりました(一応はずれにくくなるのかなぁ〜)

ボルトをはずして、ブラケットから抜けばマフラーは落ちてきます。
ただ、構造が2ピースに別れている為、ボルトをはずした後は1人が後ろ部分を押さえていないとブラケットからマフラーを脱着するのに手間取ってしまいます
やっぱ2人がかりでやった方が良いですね。

よく、マフラーはお腹の上に落とすなんて言いますが・・・こんな重いモノ落としたら「うげ〜」ですね(笑)
σ(^_^;)の表情からマフラーの重さが伝わりますでしょうか・・・。

オニューなマフラーと比べてハンパやなく重いです、これだけでも重量が軽くなった分より軽快になる感じがします。

マフラー出口部分も、太鼓の部分ほどではありませんが軽いです。やはりオールステンは違いますねぇ〜(o^^o)
純正脱着時に注意して欲しいのがココ

このわっかの様なものが、ガスケットの役割を果たしております。
基本的にはマイナスドライバーなどでこじらないとはずれないぐらいしっかりしまっておりますが、これがないと純正に戻したときに排気ガスがだだモレになってしまいます。

Gエスクにかぎらず純正マフラーでは、このタイプのモノが多いそうです。
はずした、ブラケットですが再び取り付ける前に。シリコンスプレーをタップリと吹きかけ綺麗に磨いておきます。こうする事で、取り付けを容易にしまたシリコンの保護成分でブラケットが劣化するのを防ぎます。

市販の強化ブラケットを使うって手もありますが、マフラーの重量は軽くなりましたし、まだ2年程度ということもあって純正のものをそのまま使うことにしました。

なかなか、車屋さんでの交換はここまでマメに出来ないので(というかやって貰えない)DIYって大変ですがそれに見合う価値はあるのではないでしょうか。
例のトルクスが使われていたブラケットです。

ここだけ12mmのボルトが使われています、でもこのボルトははずさなくても良かったかもしれません、が、取った方が楽に作業出来る様な気がします。
後は、脱着と逆順で取り付ければOKです。

本来はトルクレンチを使い規定トルクで取り付けを行う必要がありますが、正直適当です。

しばらく走行した後に増し締めをすればOKだと思います。
さて、ほとんどのメイン作業をnakaが行っているときにσ(^_^;)は何をしていたかといいますと・・・出口磨いてました(笑)

・・・こういった時は頼りになる仲間がいるとありがたいですね。ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
最後に、再びジャッキで持ち上げ馬をはずして降ろせば作業完了でしたがココでちょっとトラブルといいますか3tジャッキの最低リフト量が足りなくて(と、いうかGエスクの車高が低い)ジャッキが抜けなくなってしまいました。

再びホーシングの部分に2tジャッキを掛けて3tジャッキを抜き取り、2tジャッキを降ろして作業完了です。

これから3tジャッキを買われる方は最低リフト量を調べてからの方が良いかもしれません。(最低値が190cmでは純正車高Gエスクのデフケース下に入りません)
※未確認ですが2.25tジャッキで150cm〜530cmぐらいのものならば問題ないと思います。

before



after
そんなわけで40分足らずで無事に装着完了、オリジナルなテールエンドはまさにσ(^_^;)好みです。

アイドリング音量は消して爆音ではなくどちらかと言うと少し物足りないぐらいです。(カミさんはこちらの方がいいらしいですが・・・^^;)

装着して軽く50km程走ってみましたが。2000rpm〜3500rpmぐらいが非常にレーシーな低音で室内の音も結構大きいので(そういう意味では若干、音がこもり気味なのかも・・・)

外はうるさくなく、室内はレーシーな低音というσ(^_^;)にはまさにピッタリといった所です。
後は、Gエスク特有の排気ガスがタマゴ臭く無くなりました
(やはり、あれはやたらと重たいマフラーの2次タイコに秘密があったんですね^^;)

しかし、どこのメーカーでも良いのでGエスク対応の社外マフラーは発売されないもんなんですかねぇ〜(--;)

マフラー装着前(MOV形式:287KB)
マフラー装着後(MOV形式:173KB)
※ちょっと重たいです、スイマセン。