G・ESC DIYな部屋(4)



DIYとはdo-it-yourselfの略で、とりあえずなんでも自分でやってみようって事です。
もちろん、自分の技術では出来ない事も多々あると思いますが、少しずつ経験を積んでDIYレベルをあげて自分の愛車を仕上げていきたいと思います。

【お願い】
以下に書かれている事は、車両の安全に関わる可能性がありますので各自、自己責任のもとで実践して下さい、私にわかる範囲であればメール頂ければお答え致します。また、ここに書かれている情報は全てのグランドエスクードという車両に対応するものではありません、あらかじめご了承ください。
また、間違った情報や危険と思われるDIYに付きましてはメール等でご指摘頂ければ幸いです。


2001.8.16 ヘッドライトバルブ交換(素人作業時間:0.25h)
2001.8.18 ホーン交換(素人作業時間:2h)
2001.9.8 無線機取り付け(素人作業時間:6h)
2001.10.14 マッドフラップ取り付け(素人作業時間:6h)


ヘッドライトバルブ交換(素人作業時間:0.25h)

HIDが当たり前になりつつある、この世の中でG・ESCのヘッドライトは割と暗いので、ステッピに付いていた90/100W相当品の社外品ヘッドライトバルブに交換いたしました。

※純正ワット数は55/60Wです、ヘッドライトバルブには専用のリレーハーネスを利用してワット数を上げているタイプもありますので配線を交換せずバルブのみの交換を行う場合はかならず〜W相当品を使用してください。純正ハーネスに高出力のバルブを使用しますと最悪配線が溶けたり、車両火災に繋がるおそれがあります。

特に、カー用品店の安売り等で。相当品に混じって高出力バルブがたたき売りされている場合が多いので注意してください。
G・ESCのバルブ交換は至って簡単。
ボンネットを開けて、ヘッドライトのコネクタを引っこ抜きカバーをはずして球を入れ換えるだけです。
写真の様に、ヘッドライトのコネクタはただはまっているだけですので力任せに引っこ抜きます。

カバーはずす

引っかけてある金具を押して

手前にスライドさせます
カバーをはずしたら、ヘッドライトバルブを抑えている金具を手前にスライドさせます。
左が純正、右が今回交換したIPFの高効率バルブです(バルブは一般的なH4タイプです)。

交換したら、逆の手順で元に戻します。
バルブのコネクタや、ヘッドライトのゴムカバーは水が入らないように確実にとりつけましょう。


ホーン交換(素人作業時間:2h)

G・ESCに限らず純正ホーンてホントにしょぼい音がしますよね。
そこで、ステッピに付いていた社外品のホーン(BOSSH ラリーストラーダー)を取り付けました。

まずは、純正ホーンの配線取り外しですが。
純正ホーンはフロントグリルの運転席側にレイアウトされています。

しかしフロントグリルはワゴンR同様、フロントバンパーを取り外さないとはずれない構造になっており脱着は容易ではなさそうでした。
更新:2002.7.11
フロントグリルはバンパーをはずさなくても脱着可能との事です。thanks 章弘#280さん
しかし実のところホーンの配線だけ取り外すのならば、ボンネット側からラジエターの隙間に詰めてあるスポンジに手を突っ込むとホーンの配線に手が届くことが判明。

これならば、バンパーもグリルもはずさずに配線のみ取り外す事が出来ます。


BOSSHラリーストラーダーは高音と低音部の2つのホーンを持っていますので配線を2つに分岐します。
この時、+とマイナスを明確にするためにラインの色を赤とか黒とか分けると配線する際にわかりやすいです。
また、純正ラインに分岐タップをかませても良かったのですが、分岐タップ代がもったいないのでラインを自作しました。(^^;
(ラインが出来たらテスターで導通確認をすれば完璧)
次に、ホーンの取り付け位置を決定します。
私の場合は、エアクリーナーとヘッドライトの間の空間に設置する事にしました。
とりあえず、仮止めをしてちゃんとホーンが収まるかどうか、ボンネットを閉めたときに上部分が干渉しないかを調べます。
分岐ラインが完成したら純正ラインに接続します、取れたり水が入らないようにビニールテープで固定するのもお忘れなく。

また、BOSSHラリーストラーダーの場合、ホーン自体には+−等の極性はありませんが、かならず赤と黒それぞれを1っのホーンに接続する様にして下さい。
取り付け完了、若干ホーンが他のラインに干渉するのでナットをかましてホーン同士をずらしてリーチを稼ぎました。
また、ホーンのラッパ部分が1部エアクリーナーのBOXに干渉するのでビニールテープで保護してあります。
後は余ったラインをタイラップ等で縛り付ければ作業完了です。

無線機取り付け(素人作業時間:6h)

ようやくようやくG・ESCに無線とアンテナを取り付けました。
無線機自体は電源取り出しBOXがありますのでレイアウトをどうするかぐらいでたいして苦労しなかったのですがアンテナをどう付けるかでさんざん悩んでしまい、こんなに時間が掛かってしまいました。

金具を取り付ける場所
はこの位置に決定、
一応さびないように
クレ556をタップリ
吹いておきます。
G・ESCに無線を取り付けるにあたって一番考えたのがアンテナの位置です。
G・ESCは予備タイヤがリアゲートに直付けになっているので、テラノの様に予備タイヤを固定しているバーとかもありませんし、バンパーはリアゲートを開ける際に、いっぱいに展開されてしまうのでバンパーにアンテナを固定するのもNG(-_-;)。リアゲートに専用金具で固定も考えましたがなんかボディーに錆が出そうで恐い。
かといって、バンパーが鉄で出来ているわけじゃないのでマグネットの台も設置出来ず。
だからといって、屋根の上にマグネットやルーフレールに固定では車の全高が高くなってしまい、2.2mの高さ制限に引っかかる(群馬は割と2.2mの高さ制限の建物多し・・)ので何とか避けたい。
 
と、言うことで予備タイヤを止めているマウントに金具を組み合わせて固定することにしました。
金具はこんな感じに組み合わせました、もともとステッピに付いていた金具をバラして組み直したのですが1本足りなかったので近所のホームセンターで買ってきました。
エーモン製の汎用タイプです、曲げたり切ったり等の加工はしないので厚さ3mmぐらいの丈夫なモノを選びました。
 
取り付けるとこんな感じです。
後はタイヤがはまったときに金具が押されなければOK。
でもやっぱり、ちょっと隙間が足りなくて。予備タイヤに金具が押されてしまいボディーに干渉しそうだったので、コレまた近所のカー用品店でスペーサーを買ってきました。
980円+Taxという予想外の出費(-_-;)
厚みは5mmのモノです。とりあえず1枚かませばなんとかクリアランスを確保出来ました。
 
ただ、若干金具が押されているのでボディーに接触しそうな部分にクッションテープをあらかじめ貼っておきます。
とりあえず、取り付けしてタイヤもはめて。完了完了!なんて思っていたら実はリアゲート全開時にバンパーの端に金具が干渉する事が判明!。
写真の時点では数ミリ程余裕がありますが、実際にアンテナ設置の際にはぶつかる事請け合い。(T_T)
で、ちっと考えて。アンテナが付く金具をクリッっと内側に回して写真の様な感じになりました。
予備タイヤに少しだけアンテナが押されてしまいますが、まぁ何とかなるでしょう(^〜^)
アンテナ引き込み部分は残念ながらコードに余裕がないので固定はせずにそのままです。
もうちっとコードの細い部分が長ければパッキンの内側に押し込めたのですが、まぁ、これでもドアを閉めれば細い線の部分がちょうど挟まれるので問題ないと考えています。
(※挟まれる部分はビニールテープで補強しておきます)
後はケーブルそのものを助手席したの本体まで引き回ししました。
本体と外部スピーカーは運転席下のパンタグラフジャッキの近くにマジックテープで取り付けました。
車載工具の取り出しの際は少し苦労すると思いますが、自分で作業する際には車載工具なんか使わないのでまぁ大丈夫かと思います。
 
エアコンの吹き出し口については助手席同様、ポテチの筒を加工しました。

収納時です。一旦
はずしてしまい込みます

セット時です。
蓋はしまりません(笑)
無線機はKENWOODのTM−732という機種(要:4級アマチュア無線免許)なのですがこのTM−732はコントローラーがセパレートするタイプなので。
コントローラー部分をコックピット右側の運転席の小物入れに設置しました。
 
本当は開けるとそのまま無線が使える様にしたかったのですが若干コントローラーの寸法が大きく、蓋を閉めるとスイッチ類が挟まってしまうので普段ははずしてしまっておき使うときだけ写真の様にセットする様にしました。
マイクは写真の位置に取り付けました。
途中のソケットはマジックテープで止めましたので使用しながら使いやすい位置に調整するつもりです。
 
最後に電源を入れて動作チェック
最近は携帯電話が普及して430MHz帯はほとんど空きチャンネルばかりなのですね、最初は全然音声が入らないのでどこか断線しているんかと思い心配しました。
アンテナ施工後のリアビューです。
予備タイヤに隠れてすっきり収まっています。
金具もホームセンターで手に入るものばかりなので、専用のアンテナ取り付け台よりは安く上がるのではないでしょうか。
(アンテナ取り付け部分は割と加工が大変です)
 
取り付け後、試しに近所をぐるっと走ってみましたが特にアンテナがボディーに接触している様子は今のところなさそうです。
しばらくはこれで様子見たいと思います。
 

マッドフラップ取り付け(素人作業時間:6h)

G・ESCに自作マッドフラップを装着しました。
フロント部分はボディーに穴空け等の加工が必要なので、とりあえず無加工でつく後ろの部分だけ装着しました。

まずは、材料なのですが僕の場合はホームセンター等に売っているトラックの泥よけ等に使われる4mm厚の塩ビシート(2,800円ぐらい)を買ってきました。
今はカー用品店で、汎用のマッドフラップも発売されている(止め付け金具つき)のでそちらを使用しても良いかと思います。

塩ビのシートが手に入ったら、まずマッドフラップの型紙を作成します。
型紙は加工のしやすい厚紙で作りました、厚みのある段ボール等が良いと思います。
※型紙は、マッドフラップが破損した時にまた必要になりますのでとっておきましょう

長い?

短い?

こんなもん?
型紙を、ガムテープや両面テープで取り付けたい位置に仮止めして、全体の寸法や長さを決定します(好みがあるので自分の好きな長さに調整します)
※仮止め後はかならず、少し離れた場所から見て。全体が曲がっていないかどうかも確認します
位置が決定したら、穴の開いている場所をマークします。

段ボールや厚紙ならば上から強く押せば、穴の跡が残りますので簡単です。
僕の場合はこんな型紙になりました。

穴の位置は(※特に下側)この時点ではかなりイイカゲンです(^^;)
型紙が出来ましたら、買ってきた塩ビのシートに線を引きカッターで切断します、
さすがに4mm厚だと、簡単には切れませんが何度も何度もカッターでなぞって切断します。

カッターで切断した断面だと割とざらざらしているので、元々切断されていた面を利用してなるべく綺麗な断面が表に出るようにカットしました。
カット出来たら、強力両面テープを2箇所ぐらい貼り付けて仮止めし穴を開ける位置を再度確かめます。
ここでの位置が、最終的なポジションとなりますので慎重に合わせてください。

固定位置は、純正のマッドフラップ取り付け穴2箇所と、タイヤハウス内側にある穴1箇所の計3箇所に決定しました。

僕の場合は、この位置合わせで40分ぐらいかかりました。


取り付け、穴の上の2箇所が確定したら、まず穴を空けます。
(下の1箇所はまだ、印を付けない)
ドリル等で穴空けしても良いかと思いますが、私はドリル持っていないので半田ゴテを利用して穴を開けました。
半田ゴテで穴の部分を溶かして、盛り上がった部分を冷ましカッターで削ります(裏表ともに)、3〜5回ぐらいで6mm程度の穴が開けられると思います。
半田ゴテの場合、ドリルの様に大きな音がしないので、夜遅くや朝早くにカミさんを起こさずに作業出来るのがいいですね。
溶かす際には、臭い煙が出ますので吸いこんだりしないよう換気には十分注意して下さい。
目的の位置に両面
テープを貼る
奥の部分を仮止め 表側の上部分の
穴位置を合わせる
押し付けて両面テープ
を貼り付ける
貼り付いた後 両面テープのまわり
をマジックで型取る
正確な位置の決定
上の2箇所の穴を開ける事が出来ましたら、最後の穴の位置を決定します。
最後の穴の位置がずれてしまうと、最終的にマッドフラップの下側部分が平らになりませんのでなるべく正確な位置を出さなければなりません。

私の場合は写真の様に穴を開けたい場所に両面テープを貼り付け、マッドフラップを1箇所仮止めして穴の位置を合わせた上で両面テープに押しつけ穴を開ける位置を決定しました。
後は両面テープの回りにマジックで印をつけ両面テープを剥がしてその位置に、再び半田ゴテで6mm程度の穴を開けます。
(写真上部分のマジックで「チョン」と付けた位置が初期の穴空け予定位置だったのですが大分ずれて来ていることがわかります)
穴が3箇所開きましたら、マッドフラップを固定する金具を取り付けます。
最初、マッドフラップ固定金具は車用品のところで捜していたのですが結構高いですよね。
そこで、他にも何か代用になるものはないかとホームセンター内をあちこち物色して、金物タンスを固定する金具を発見しました。
これなら4枚も入って、200円程度なのでぐっと安く済みます。
色も白と黒の2種類があったので車体の色に合わせて白を購入しました。
ちょっと、薄いので耐久性がどうかはわかりませんがしばらくこれで様子みたいと思います。
そして、コレが取り付け後です。

金具そのものは両面テープで固定しました。
次に、車体側にマッドフラップを止め付けるナットを設置します。ところが、この止め付け穴がクセもので後ろからナットを固定できないので少し考えたあげくナットは10mmのものに平べったいリングを組み合わせてアロンアルファで固定、その後両面テープで車のマッドフラップ取り付け穴に貼り付けました。
※ナットは閉まってしまえば、固定の必要がないので両面テープで済ませました。
同じように2箇所とも固定します。(左右で計4箇所)
※タイヤハウス奥の所は後ろから手が回せるので通常のナット、ワッシャー、リングの組み合わせでOKです

クリップはずす

手がとどくじゃん
と、ここまでやってから気がついたのですが。
下の純正マッドフラップ取り付け穴は使わずに、写真の位置にあるプラスチックのクリップをはずしてそこに固定すれば両面テープなんて面倒くさい事しなくても良かったこと判明(-_-;)

後はスズキのディーラーに行けば、純正のマッドフラップ用のクリップが(多分、コの字型)安く手に入るかもしれません。
そんな訳で、割と苦労しましたが取り付け完了です。
こうして写真でみるともっと幅広く作ってもよかったかもしれませんね。(^-^;
タイヤハウス内も、ぱっと見、既製品のような出来映えに(自画自賛^^;)大変満足しています。
最後に、マッドフラップにマジックで印を付けた部分や切断の為に引いた線を消します。

ここでも僕は「レインX」を使っています。う〜ん、「レインX」ってとても便利(。_+)☆バキ!\(--)使い方違うやん!