10冊目の光文社文庫版、都筑道夫コレクション
が出て、これで終わりの巻になるのでしょうか、
いつまでも続きそうですね。
新保博久氏の解説を読みますと、探している
雑誌「幕間」には、どうやら同名のものがある
ようです。
都筑氏は、「プログラム雑誌」とされています
ので、べつものでしょうか。
実は、都筑氏が言及されている雑誌「スバル」
にも、同名のカストリ誌があります。
紛らわしいのですが、最初の「スバル」がでて
(都筑氏が関与しています)、別の雑誌が
その「スバル」に改題しています。
この翌年の昭和22年の「スバル」は有名ですが、
その都筑氏の関与した、昭和21年の4冊の「スバル」は
いわば「幻の雑誌」でしょうか。
探し出すのが難しい。
書誌的には、スバル社版「スバル」昭和21、6月
創刊、A5、p32、3.50円。新月書房と同一住所
です。
ちよっと言葉に行き違いがあったようで、ごめんなさい。
講談社のロマンブックス、あれは最初期のカバーがあるようでないような、
フランス装と呼ばれることもありながら、厳密な意味ではフランス装ではないころのものを対象としました。
なぜかというと、ちょとそのころのロマンブックスが見てて心地よかったからです。
後のカバーがついて倍以上に厚くなったロマンブックスも嫌いではないのですが、タイトル数が多すぎてどうにも全体が把握できないのが現状です。
まあ、後期のロマンブックスに、初期の探偵小説がほとんど顔を見せなかったことも、最初期にこだわった次第です。
ようっぴさん、ありがとうございます。山前氏
が刊行された私家版にプラス、ということでしたか。
「読物市場」所収の短編が付録であればいいな、
と思います。
『装丁探索』大貫伸樹、平凡社を注文。
楽しそうな本のようです。