■ スラッグ射撃 2 ■
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50mにターゲットをセットする。 このジャイアント射撃場のライフルレンジは、山を切り開いて 造ったレンジなのだ。 的を交換する時、普段はあまり見ない人間の造作をグルグル と見回しちゃうのはワタシだけじゃないだろう。 ターゲットの背後には、切り立った崖がそびえる。 さて、真ん中に青く見えるのは、ワタシの的なのだ。 戴き物の包装紙を広げて壁紙として貼ってみたんだけど、 他の的と違って見やすいから便利なのだ。 でも目立つ分、他の人がスポッティングスコープで覗いたり するから真剣に撃たなければ、恥ずかしかったりする・・。 でなきゃ、最初から当たらない時の言い訳を考える必要がある。 |
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的のセットは終わった。 レンジと周囲の安全は確認した。 他のシューターに射撃開始を伝たえると、いよいよ射撃開始だ。 暗黙のモラルってワケじゃないけど、ここでは的の交換や、誰も 撃ってない時の撃ち始めには「撃ちますよ〜」と他のシューターに 声をかける人が多いのに関心する。 それは、ここのライフルレンジの良い風習だとアタシゃ思ってる。 それに、全然顔見知りじゃない人同士でも、このライフルレンジに 来た時や帰る時に挨拶したりする人が多いのだ。 これは、お互いの存在を確認しないと安心して撃てないという、 ターゲット交換のシステムに理由があるとワタシゃ考えているが、 結果としてそれがお互いのモラルに良い方向で作用しているのだ。 |
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ここが50mレンジの監的壕の中。 丁度、電車一両分くらいのスペースなのだ。 こん中は銃声でうるさいけど、ラッシュの電車よりは快適だ。 特にライフルを撃たれると、ソニックブームに乗った銃声が頭上で 撃っているかのごとく響き渡るので、耳栓は必要だ。 このようなレンジは、ターゲット交換が他のシューターに気兼ねなく 自分の好きな時に出来るのが良いトコだ。 ただ、忘れ物をすると往復100mの余計な運動が待っているのは どこのライフルレンジでも一緒なのだ。 まさにターゲット交換をしようとしている人が、「あっ!」と言って 射座の方に戻って行く時は、大抵がタッカーとか画鋲とか耳栓とか の忘れ物をしたって思えば間違いなかったりする・・。 |
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ここは室内で撃つので圧迫感が常に付きまとうレンジだけど、 重厚なコンクリート造りが安心感を与えてくれるレンジなのだ。 隣りの射座とは、移動式のパーティションで区切られている。 オートを撃っている人のエンプティーケースは殆どパーティションが 受け止めてくれるが、たまに頭上から薬莢が降ってくる事もある。 仲間と行くなら、オートの人は自分の右側には仲間に入ってもえば、 よそ様に薬莢を当てる心配はないかもね〜。 このレンジ、前方で着弾の度に砂柱が上がるのが壮快だ。 足元から下を覗くと、色んな薬莢の大群がワンサとある・・。 画像では見られないが、長瀞ではスラッグはここでしか撃てない ので、シューターの前方にはコロスがいっぱ〜い散乱している。 |
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スラッグシューターに圧倒的人気なのは、何たって20番の MSS-20に他ならないとアタシゃ思う。 サボの方が当たるんじゃないかって? 確かに、サボットガンならライフル並みのグルーピングを期待 出来るし、射程も長いし、遠射でパワーもある。 だけど、コストパフォーマンスを考えると、サボは高すぎるのだ・・。 単純にスラッグならサボの半額、いや、半額以下なのだ! だけど、普通のスラッグじゃそんなに精度良くないじゃん! ・・・って思うのは当然かもしんない。 けど、MSS-20は安価なノーマルスラッグでスコープを必要とする 射撃を楽しめてしまうのだ。 それに12番はリコイルがキツ過ぎるが、20番なら快適なのだ。 |
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