■ スラッグ射撃 ■
もしアナタのショットガンが、"スラッグ弾"の発射が可能な 銃ならば、ライフルのように標的射撃を楽しむ事が出来る。 ただし、チョークはシリンダー、又はインプシリンダーより 大きいものが都合が良い。 現実問題ではフルチョークでも普通のスラッグは撃てて しまうけど、決して銃にも人にも良い事はないはずだ。 もしこれから始める人は、スラッグを撃つかどうかも考慮に 入れたショットガンの選択をして欲しい。 それでも、スラッグの豪快なリコイルはそんじょそこらの ライフルの比じゃない。 かと言って、繊細なブルズアイ・シューティングまで楽む事も 出来ちゃうのがスラッグ射撃の良いトコなのだ。 写真のナガ君が撃っているのはスラッグガンのMSS-20だ。 実猟でも使えるし、スラッグ射撃大会なら上位を狙えるGUNだ。 最初からライフルが持てなくても、こういった選択もあるのだ。 |
実にカラフル!まるで信号みたい! それぞれ410番、20番、12番のスラッグ。 弾頭は、全て釣鐘型のフォスター弾だ。 12番の「24g7.5号」を上下二連のトラップ銃で発射したリコイルを、 ”1アウチ”と言う単位にしたら、写真のスラッグの体感リコイル度は、 410番=0.4アウチ 20番=1.5アウチ 12番=3.5アウチ と言った感じなのだ。 ・・・あくまでもワタシの体感リコイル度なんだけどね。 |
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一方こちらはブリネッキ弾だ。 ブリキにメッキしたワケではない。ブリネッキ製のタマ。 こちらもそれぞれ、410,20,12番を撮ってみた。 こちらのヒレは、さっきのより高くハッキリしているけど これは発射されたタマが空気抵抗を受けて回転する ようになっている。このタマは、出来るだけチョークの ないシリンダーバレルで撃つのが良いらしい。 ところで12番の弾頭は、さとうさんて言う友人がモス バーグのM695でインチキリロード弾を発射した際に パウダーが燃え切らずにライフリングに噛んで止まっ たタマを貰ったもの。微かにライフルマークが見える。 このブリネッキ・ゴールドはライフルバレルにそのまま 使用出来るのだ。しかし、ヒレの向きが左の2つと逆だ。 |
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ライフルドバレル専用弾のサボット。 サボーに包まれているけど、弾芯のみが標的をとらえる。 20番のフェデラルのもの。弾頭は銅っぽく見えるけど、 鉛に銅のコーティングがされているだけなのだ。 この手のタマは普通のスラッグとは一線を画し、ワタシ の持ってたモスバーグM500のハーフライフルで適当に 撃っても50mで握りこぶし大にまとまってくれた。 でもさぁ〜、このタマ、高いのよねぇ〜・・・! サボットは、安くても一発当たり¥300はする。 高いものだと一発¥500以上もする! 「あっ、鹿だっ!BANG,BANG,BANG!」だけで、 外れりゃ〜リッチなランチ代が飛んでいってしまう・・・。 |
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12番のスラッグ弾頭が透けて見える。 スペインのRIO社製のタマ。 弾頭はインチキ・ブリネッキだ。 このタマは、ヒレがやや大きく隆起しているので バレル内でのガタが少ない。 が、径が大きい為に若干でもチョークのある バレルには負担がかかるタマかもしれない。 |
おなじみのウインチェスターとレミントンのスラッグ。 ウィンチェスターの弾頭は、レミントン製より幾分か 重く感じる。そして、リコイルもキツイ。 弾頭だけで、見分けるのは簡単だ。 Winのは弾頭の先に小さい星印があって、 レミントンのは真ん中が小さく凹んでいる。 実射の感覚では、レミントンの方が銃にも人にも優しい。 レミントンが3.5アウチなら、Winは4アウチだ。 |
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一緒に撮ると、レミントンのケースだから 弾頭もレミントンのはずだと思ってしまう。 実は、弾頭はAPOLLOのもの。 APOLLOが一番良く当たると言う人も多いが、 アタシゃ12番に関してはレミントン派だ。 アポロのケースの色は黒から青に変わった。 黒い時はもう少し良い印象だったのは、 気のせいだろうか・・・。 噂によると、かつては国内で生産していた APOLLOのスラッグも今では海外生産と なっているらしい。 |
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APOLLOとWinchesterとJaguarのスラッグ。 どの箱も「子供の手の届かないところ・・」とか 「火気厳禁」とか、タマげるほど当たり前の事が 書いてある。しかし「ダマスカス銃身は使用不可」 と、納得する事も書いてあったりする。 Jaguarは何とデッカイBB弾だ! 単発の鉛のボールが入っている。 まさに12分の1ポンド(番径の単位)なのか!? しかし、精度は悪い。ホップがかかってるみたいだ。 ホップ・ステップ・ジャンプってな感じなのだ。 何?意味わかんない?・・・ワタシだって解んない。 |
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Remingtonのスラッグは2種類売っている。 他に3インチ等もあるが、この2種類が一般には 手に入りやすい。 ”ターゲット・ロード”と”フィールド・ロード”。 つまり、射撃用と狩猟用だ。 オレンジの箱が狩猟用で水色の箱が射撃用。 大きな差はない気がする。 「射撃用は反動が軽い」と言っていた人もいたが、 アタシゃそんな事はなかった気がする。 むしろ、射撃用の方がリコイルがキツかった。 ・・・タマの直径の違い? 装薬量? 弾頭重量? タマも、見た目は変わらないのに。 何が違うんだ!? |
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日本装弾が力を入れているスラッグが、”RED BIRD”だ。 性能はと言うと、「良い!」と言う人もいれば「わかんない・・」 という人もいるが、悪い話は聞かない。 ワタシも良いタマだとは思うが、ただ、12番の弾頭は何故か Winと同じに見えるのはワタシだけだろうか・・・。 それと、20番はロンデルの径が大きいのか、MSS−20だと ローディングがキツイ事が度々あった。 写真の赤いシェルの実弾は12番のもので、20番はお決まり の黄色いシェルになっている。 20番が黄色なのは世界的に統一されている。 誤って20番のタマを12番に入れちゃう事故防止の為だってさ。 実際、12番で黄色のシェルはアタシゃ見た事ないしね。 20番のタマが写ってないのは、実は手持ちが無かったのだ・・。 |
▲ハンドガン弾頭、ライフル弾頭、エアライフルペレットとスラッグ弾 |
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