スラッグ射撃 3


スラッグのリコイルショックは、疲れてくれば大抵の
人はフリンチングを起こしたり、肩を痛める結果になる。

これは肩に装着するアンチリコイルパッドなのだ。
値段も安くないモンなんだけど、中のパッドがある程度
までリコイルを軽減してくれるのだ。
特に12番スラッグを撃つ時にワタシは使ってるのだ。

え?100円ショップで厚めの靴の中敷と、それを包むヤツ
とかを買って、組合わせて利用すればい〜じゃんって?
・・・それ言ったらズバリ、その通りなんだけどさ〜ぁ。
でも、便座カバーに靴の中敷入れたヤツを首から肩に
垂らして射撃するのはイヤでしょ、ア〜タ?
・・別に、嫌じゃなかったらそれでもイイけどさ。
・・・合わせてもたったの¥210だしね。
・・・・射撃場に忘れて来ちゃっても惜しくないしね。
ただ、拾った人は、何じゃコリゃっ!?って思うけどね・・。










 




この白いタマのホルダーをどっかで見たって人もいるはずだ。
これは、工場装弾の45ACPの箱に入ってる中敷きなのだ。
45口径がピタッと収まるこのホルダーは、410番にもピッタシだ。
このホルダーはワタシが海外でファクトリーアモの45AUTOを
撃った時の土産にと持ち帰ったものだ。

こうやって、射撃場の台の上に410番を並べておくと非常にカッコ良い
とアタシゃ勝手に思うんだから、誰になんて言われようと良いのだ!
何!?このホルダーが欲しい!? あーげないっ♪
だって、国内で手に入る30口径ライフルの中敷や3006のタマケース
なら410に使えるから、わざわざ45ACPじゃなくても問題ないのよ。
でも、こうしておけばタマの残数が一発で判るから便利なのだ。


グリスはスラッグ射撃の必需品だ。

ショットガンでスラッグを撃つ人はバレル内
の鉛のこびり付き防止に使う人が多い。

写真は、今は無きアンクルマイクの”LUBE”
ずはり、潤滑油。「るぅ〜ぶ」と発音する。
たま〜に、「るーべ」と言ってる人もいたけど、
意味が解るので良しとしよう。
ラベルには、”100%アメリカ製”と恩着せがま
しく書いてある。
これは本来、マズルローダーに使うグリスなん
だけど、スラッグ用として日本で売られていた。












このLUBE、何が凄いって臭いがスゴイっ!
肩凝りに効く”タイガーバーム”の匂いなのだ。
「タイガーバーム貸してくんない?」と言えば、
このLUBEの事だと解ってしまうほどだった。

今は、バレル内の鉛のこびり付き防止には、ホーム
センターで売ってる機械用グリスを使う人が多い。
実際の効果はと言うと、グリスをつけた方がバレル内
の鉛の付着は確実に少ないのだ。

ただ、数を撃つ人にはイチイチ一発ずつグリスを塗る
のが面倒臭い作業なんだよね・・。



そんな時、やってみたら以外に好結果だったのがこれ!
金属表面に皮膜を作るガンオイルだ。

撃つ前にバレル内とスラッグにシュッと一吹き。
あらま!バレル内の鉛の付着がLUBE使用並み。
何がイイって、とにかく楽チンなのよ。
手も汚れないしね。
今度は、クルマのオイルをスポイトで試してみよう。
熱と摩擦に強いヤツだったら、案外いいかもしんない・・。

でも、どんなに潤滑を完璧にしても、スラッグをバンバン
撃つとバレル内は鉛が付くのを防ぎきれないんだよね。
どうせ防げないんだったら、如何にこびり付きを少なく
するかってのが、スラッグ射撃の際の潤滑なのだ。
だけど、グリスでも、オイルでも、付け過ぎちゃダメね。
無駄なだけじゃなく、グルーピングが悪くなったりする事
もあるから・・。












ショットガンの鉛落とし。

ショットガン用の鉛落としは色々あるけれど、ワタシが強くお勧め
したいのがこのタイプだ。
螺旋状のタフなヤツで、今まで試したどんな鉛落としよりも確実
にバレル内の鉛やカーボンを落としてくれるのだ。
ただし、作業は結構力が要るけどね。

例えば、真鍮ワイヤーがキノコ型に固まったタイプでこれ以上
無理!ってトコまで全力で鉛を落とした後にコイツを使えば、
今鉛落とし作業を始めたのか?ってくらいに、さっきまでの作業時間
と、さっきまでのワタシの労力をまるで無かった事にしてくれるのだ。
アタシゃ過去にキノコ型を使った直後、こっちを使って22LR一発分
くらいの鉛をバレル内から落とした事があるのだ。
ちなみにクリーニングセットについてる真鍮ブラシあるでしょ?
あれ、スラッグを撃った後のバレルには全く無意味だからね〜。




このカゴは、ショットシェルの墓場だ。
ライフルのエンプティーケースはペール缶が墓場だ。
この時は射場のスタッフの方が片付けた後とみえて、
エンプティーケースの数は少なかった。

このカゴからリロード用のシェルを漁ってる人の姿を
見る事もある。
何を隠そう、ワタクシもその1人なのだ。
何故かと言えば、ロールクリンプをやりやすいシェルと
そうでないシェルがある。
そして、色んなシェルを集めては研究するのだ。












3社のエンプティーショットシェル。

左から、アポロ、Winchester、Remingtonのスラッグ。
一目で判ると思うけど、リロードする際にRem以外はロールクリンプ
には向いてなさそうだ。
でも全く向いていないかと言うと、スリコギとかを突っ込んで
熱湯をかければ、ある程度はちゃんとした口になってくれる。
ただ、ロールクリンパーとの相性は悪いので、折角丸い口に戻しても
クリンプする際に失敗する事が多いのだ。
ワタシが一番欲しい空のショットシェルは3.5インチマグナムの
ものなのだ。
2-3/4インチにカットすれば、切り口は未使用シェルだからだ。

何かと使い勝手を考慮すれば、結局は散弾用のシェルを再生した
方が楽なので、多くのリローダーはWinのAAなどを好んで使う。



これは相当前に、ワタシが軽井沢で撃った的だ。
GUNはメイド・イン・ジャパンの、SKB-M1900。
運が良かったのか、立撃での結果だ。
・・・ホントは6発撃ったんだけどね。

ま、そんな事はいいや。
何が言いたいかって言うと、スラッグを撃てるショ
ットガンを持ってて、尚且つスラッグに興味がある
けれど、なかなか始められないって方は是非やって
みましょうよ〜♪って事。
「射撃じゃ当たんね〜けど、山でモノが出りゃ俺は
当たるんだ!」ってな事を言うハンター様がたまに
いますが、鵜呑みにしちゃダメよ!
そ〜ゆ〜人って、50mも先は撃たないから〜!
大体、ここを読んでる人なら腰ダメで当てられる
距離の事だからね〜。










かつて軽井沢のライフル射場でバックストップの岩に当たって
跳弾となって、60〜70m跳ね返りワタシの足元に落下したタマ。

アタシゃトリガーを引いて強いリコイルを受け止めたと同時に
ターゲットへの命中を確認してウットリ♪
そしたら、何か上空でキラリ〜んっ!と輝く物体が!?
一瞬、脳ミソは上空の物体を解明出来ずに回転が止まった。
そしたら!足元に、銀の物体がボテッーんっ!  ビビった・・・!
なんと、今自分で撃ったタマなのよね・・・。 
軽井沢射撃場では、他にも跳弾を経験された方がチラホラと・・。
そんな軽井沢射撃場は、現在はスケート場だそうです。







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