クループ(喉頭炎)

 

●クループとは…

喉頭の炎症により呼吸がくるしくなった状態をいいます。生後3ヶ月から6〜7歳の子どもにみられ、寒い乾燥した季節に多く発病します。かぜをひいたときにのどの奥(声をだすところ)あたりが腫れて、犬がほえるような咳がでます。声がかすれたり、出なくなったりします。息を吸うときに、ゼーゼー、ヒューヒューします。呼吸が早くなります。

治療の基本!

薬を蒸気にして吸入させ、のどの腫れをひかせます。飲み薬も処方します。息苦しいときには、入院する必要があります。

家庭で気をつけること!

  1. 室内の加湿…湯気をたてる、加湿器を使う、洗濯物を干すなど、いろんな手を使って空気を湿らせておくことが一番大切です。
  2. 水分の補給…咳き込むときは温かい飲み物を少しずつ何度も飲ませましょう。
  3. 食べ物…息苦しさがなくなったら、本人の好きなものを与えましょう。
  4. 入浴…高い熱のときや声がかれていたり、咳がひどい時は、入浴をひかえてください。

こんな時は早めに診察を!

  1. 息ぐるしそうになったとき。
  2. 強い咳で眠れないとき。
  3. 水分をあまりのまなくなり、よだれがたくさんでるとき。
  4. 熱が40度近くになったとき。

 

 この内容についてはパンフレットも用意してあります。もっと詳しく聞きしたい方は院長まで!