嘔吐下痢症(はきくだし)

 

●嘔吐下痢症とは…

冬になると乳幼児は嘔吐下痢症(はきくだし)によくかかります。これは主にロタウィルスやアデノウィルスなどによってうつる病気です。突然吐き始め、続いて水のような下痢(レモン色〜白色)になります。せき・鼻水・熱が出ることもあります。1週間位でよくなります。

治療の基本!

薬も処方しますが、家庭での食事療法が一番大切です。吐き続けるときや脱水が強い時は、点滴や入院が必要になります。

家庭で気をつけること

  1. 吐いたら飲むな…吐き気が強い時は、しばらく何も飲ませない。
  2. まずは水分から…吐き気が落ち着いてきたら水分を少しずつ回数を多く与えてください。(イオン飲料、ソリタ顆粒、番茶、お湯、うすめたりんご果汁など)
  3. 下痢だけになったら…便の様子を見ながら少しずつ消化の良い食べ物を与えていきます。
  4. お風呂…嘔吐・下痢がひどい時は控えましょう。下痢のためにオムツかぶれがひどくなるので、お尻を何度もあらってあげましょう。

こんな時は早めに診察を!

  1. 病院から戻ってからも吐き続けるとき。
  2. 元気がなく、顔色が悪いとき。
  3. 唇が乾いて、おしっこが少ないとき。

 

 この内容についてはパンフレットも用意してあります。もっと詳しく聞きしたい方は院長まで!