岩掘さん、出版数、乱歩も影響を受けた
のでしょうか。
良く行く古書店で、探偵小説を収集して
いる、そこの書店員の方が採用されて以来、
先取りで入手したものを見せられるのには
正直、まいった、と声をあげたくなります。
先日も、乱歩の一冊を見せられました。
通販で購入したところ、ある古書店では
「コンビニ」でも支払い可能の、振込み用紙
が同封されていました。
はじめての経験です。時代ですね・・・
昨晩、乱歩リファレンスブック3「江戸川乱歩著書目録」拝読しました。
新保さんが巻頭で言っておられるように、80年にわたって読み継がれて
いる乱歩の偉大さをまのあたりに見る気がします。
新保博久さんの「池袋十二年」で、桃源社版全集の頃の乱歩の記憶状態は相当
疑わしい云々…というのは非常に興味深いですね。その全集を買いたくて
バイトをした私にはある意味ではショックでした。「盲獣」の自作解説などは
一番印象に残っていたものです。なんにしても、ここに述べられている
新保さんの思いは現在進行中の光文社版乱歩全集に具現化されている
わけでしょうから、「池袋十二年」は、本全集の基調報告と言ってもいいかと
思います。中さんの「ふるさと発見五十年」では、乱歩が「発見」した時の
地方紙に載った記事が珍しいですね。乱歩の生身の感動が伝わってきます。
この記事が、刊行本の中で公開されたのは初めてではないでしょうか。
年度別の著書・収録数を見てみると、戦中を除いては、昭和40・41年が
2と続けて最小になっています(あと57年度も2)。これは、乱歩の没年
との一致は偶然であって、むしろ、さしもの推理小説ブームもその頃は完全に
下火になっていた事と関係があるのでは…と愚考しますが、いかがでしょうか。
識者の見解を伺いたい気もします。
中 相作様
さっき外出先から戻ったら「江戸川乱歩著書目録」届いておりました。
有難う御座いました。桜さんのおっしゃる通りですね。
今開いたばかりですが、今夜じっくり拝読・拝見させて頂きます。
本当にご苦労様でした。
簡単ながら、とりあえずのお礼まで。