黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計

床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。

  97〜100件 
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279. 2006年02月12日 21時47分22秒  投稿:砂時計 
「僕のテーマは真相を知ることにあるので、分かった時点で一見落着です」
こんばんは、砂時計です。
『時効警察』での霧山のセリフが初期の明智小五郎チックだったので「おっ」と思いました。

その『時効警察』第五話。ギャグの質には違いがあるものの一話・二話に雰囲気が近く、「十文字が捜査している事件」などのお約束も復活していて、これこそ自分がハマッた『時効警察』。
「死のキッス」のネタが最近報じられた実話に依る部分が大きすぎるのはちょっとどうかと思うんですが、それをあの馬鹿馬鹿しい真相に持っていったことで良しとしましょう。満足。

しかし、あの事件、時効になろうがなるまいが殺人として立件するのは無理だよなあ。

■2/12の購入本

・祥伝社文庫
『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 ●『とんち探偵・一休さん 謎解き道中』 鯨統一郎――親本積読中。
・文春文庫
『レイクサイド』 東野圭吾 ●『詩歌の待ち伏せ 1』 北村薫 ●『モラルの罠』 夏樹静子

『連殺魔方陣 天才・龍之介がゆく!』 柄刀一 (祥伝社ノン・ノベル)

『Invitation』3月号――『時効警察』の特集(横地プロデューサーと三木監督の対談、出演者インタビュー)と小西真奈美グラビア目当てで購入。
278. 2006年02月09日 23時25分33秒  投稿:砂時計 
「ヤなDNAだな〜」
こんばんは、砂時計です。

年末年始の名探偵ドラマラッシュの中の一つで見逃し&録り逃していた『相棒』元日スペシャルですが、ある方のご厚意によって観ることができました(感謝!)。
『相棒』らしい入り組んだプロットで、美味しい部分がいろいろありましたが、一番惹かれたのは最後に明かされた真相。『相棒』今シーズンの他のエピソードにも、また最近観た別のミステリ作品にも通じるところがある犯罪の形。ネタバレになるので詳しくは触れられませんが、こういう傾向のネタが自分は好きなんだなあ、ということに気づきました。
その関係で頭に浮かぶのが、昔読んだクリスティーの某作品。当時はあまり感心しなかったんですが、今になってジワジワと感じてきた、あの犯人の特異な存在感。
今度読み返してもう一度味わってみようかな。

ところで、このドラマを観ていたら、見覚えのある建物が。
劇中の「畑山邸」として使用されていたのが、鎌倉の旧華頂宮邸なんですね。
70号室・つなさんのサイト「かまくらのとも」の中でも詳しく紹介されているこの建物、ドラマのロケ地の定番でもあるようですが(最近では『アンフェア』でも使われてたそうで)、自分にとっては『ミニモニ。でブレーメンの音楽隊』の洋館なんですよねー、何といっても(『ブレーメン』、この先NHKでの再放送の可能性は消えたかな……)。

■2/9の購入本

・光文社文庫
『江戸川乱歩全集 <第29巻> 探偵小説四十年(下)』――乱歩全集、完結。時間があったら一巻から順に全巻読み通してみたいところです。 ●『能面殺人事件 新装版』 高木彬光――角川文庫版も双葉文庫版も持ってるけど実は未読だったり。今出すんだったら、作中の海外古典のネタばらしについて注意を喚起する文を冒頭に付けてもらいたかったなあ、という気も。 ●『密室の鍵貸します』 東川篤哉――解説・有栖川有栖。 ●『猫はこたつで丸くなる 猫探偵 正太郎の冒険(3)』 柴田よしき ●『閉ざされた夏』 若竹七海 ●『蝉の誤解』 佐野洋
277. 2006年02月09日 00時31分25秒  投稿:砂時計 
「陽子、愛するがぞね。海を。鳥を」
こんばんは、砂時計です。
四代目スケバン刑事は加藤夏希あたりが良かったなあ。
ま、それはともかく4月から『名探偵モンク3』放映決定の知らせにウキウキなこの頃です。

もう一週間以上前の話になりますが、林海象監督の映画『探偵事務所5″』を観てきました。
川崎にある探偵事務所。黒縁メガネと黒のスーツ姿という揃いのユニフォームを身にまとい、お互いを5で始まる3ケタのコードネームで呼び合う探偵たち。
かの少年探偵団の小林少年の孫という(名前も祖父と同じ「ヨシオ」)新米探偵・591(成宮寛貴)がメインの第1話「私立探偵591 〜楽園〜」、浮気調査専門の探偵522(宮迫博之)をメインとした第2話「私立探偵522 〜失楽園〜」の二話構成で、ある美容整形外科病院に絡んだ事件を描くストーリー。

世界観、キャラクター、音楽。『アイフル大作戦』『バーディ大作戦』『俺たちは天使だ!』『探偵物語』『プロハンター』といったドラマが好きだった自分にとって堪らない空気が味わえる作品で、終始ワクワクしながら観てました。
ネットシネマのほうもチビチビと楽しもうかと思ってます。

林海象監督の探偵映画といえば「私立探偵 濱マイク」三部作ですが、自分は三作とも未見なんですよね。レンタルビデオで観ようとしたことはあったんですが、どうもタイミングが合わなくて。
テレビドラマ版は観てました。十二人の監督が一話ずつを担当し、それぞれの個性を発揮した一話完結のシリーズ。自分は何となくノリきれなかったんですが、それなりに好きでした。EGO−WRAPPIN’「くちばしにチェリー」が流れるオープニング・タイトルは本編より気に入ってたかも。たしかDVDは全話ディレクターズ・カット版で、このタイトルバックは入ってないんですよね(ビデオ版にはあり)。テレビ放映バージョンのDVD−BOXとか出してくれたらいいのになあ。

そのドラマと同じように脚本・監督競作スタイルをとっている『時効警察』
三木聡脚本・監督の第一話・第二話は完璧にツボだったんですが、主人公の上司・熊本役で出演もしている岩松了脚本・監督の第三話はガラリとテイストが変わって、自分にはちょっと合いませんでした(三木版の刷りこみ効果のせいかも。『私立探偵 濱マイク』ドラマ版のデータを見直していたら、そちらにも岩松了脚本・監督・出演の回がありましたね)。園子温脚本・監督の第四話は個人的にOK、という感じで、回によって好みが分かれそうです。また三木作品もあるらしいので楽しみ。

■2/7の購入本

・講談社ノベルス
『円環の孤独』 佐飛通俊――著者のデビュー作。何となく良さげな匂いを感じて購入。登場人物にアンリ・バンコラン、H・Mといった名前が。 ●『聖域の殺戮』 二階堂黎人――蘭子シリーズ以外の二階堂作品は基本的に文庫化待ちなんですが、『円環の孤独』とこれがどちらも宇宙を舞台とした謎解き物のようなので、読み比べてみたい気持ちが湧いてきて購入。

『ダ・ヴィンチ』3月号
276. 2006年02月03日 00時39分16秒  投稿:砂時計 
「ついに わしにも まほうのカギを つくれたぞ! でも できがわるいのか いちどつかうと こわれてしまう。 こまったもんじゃ」
こんばんは、砂時計です。
『トゥルー・コーリング』第18話「隣人」の中の伏線の張り方の巧さには脱帽。

kanauさま
いらっしゃいませ。

>>個人的には大滝秀治さんに了然和尚を演じてもらいたい
>あぁー確かにイメージにピッタリですね。
>『病院坂』に関しても激しく同意です。

おおっ、賛同してもらえて嬉しいです。
大滝さんは市川映画版『獄門島』での儀兵衛役も良かったんですが、それよりも和尚役が見てみたいなあ、と当時から思ってたんですよね。
『病院坂』は原作のミソともいえる構想が生かされておらず、シリーズ最後の作品としては不満の残る出来だったので、こうして石坂金田一復活が実現の運びとなったのであれば是非やってほしいところなんですが、可能性があるのやらないのやら。

とにかく今回のリメイクが豊悦版『八つ墓村』の二の舞にならないことを祈ります。

書きこみ、どうもありがとうございました。

さて、4月発売予定のナムコのPS2用のリアル系野球ゲームに、かつてのグラフィックを再現した「ファミスタ」を最新データで遊ぶことが出来る「ファミスタモード」が搭載されると知り、長い間封印していた野球ゲームジャンキーの血が騒いでおります。
ああ、ファミスタ!思えば、『スーパーファミスタ3』以降の迷走ぶりがなあ。『スーパーファミスタ2』でスーパーファミコン用のファミスタとしてのフォーマットは完成していたのだから、一人用のペナントレースモードを追加して、あとは毎年チーム&選手データを変更するマイナーチェンジだけでよかったのに。スーファミ版の3〜5は望んでいない変化にガッカリさせられたものでした(それまでは絶妙だった対コンピュータ戦のバランスはメチャクチャ悪くなったし)。
そのあとのシリーズ展開では、PS用の「ワールドスタジアム」シリーズはどうも馴染めなかったし、ちょっと希望の持てる進化の方向性を見せた『ファミスタ64』『ファミリースタジアム2003』は、ハードの短命ぶりのせいもあったのか単発で終わっちゃう結果に(後者は画面写真を見ただけでもすこぶる魅力的だったんですが、さすがにこれのためにゲームキューブを買う気にはならず未購入・未プレイ)。結局ナムコの野球ゲームは、家庭用据え置き型ではリアル系のものが主流となり、携帯ゲームなどで生き残ったのは昔のままの「ファミスタ」なんですよね。

……ああ、場違いな話題を長々と語ってしまってすみません。つい興奮してしまいまして(何とかミステリにこじつけようと思ったけど、こじつけようがありませんでした)。

■2/2の購入本

・創元推理文庫
『間違いの悲劇』 エラリー・クイーン ●『ながい眠り』 ヒラリー・ウォー ●『怪奇小説傑作集1 英米編I』 A・ブラックウッド 他

『ホモホモ7』(完全版) みなもと太郎 (ブッキング)

[NAGAYA v3.13/N90201]