黒猫荘
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オーナー:kanau

ミステリーと紅茶とお菓子が大好きです。
ここではミステリー以外にも紅茶やお菓子、日常のことなんかも書いていこうと思っています。
国内外問わずおすすめの物があったら教えて下さい。
  85〜88件 
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59. 2004年11月30日 00時33分48秒  投稿:kanau 
kanauです。
急に冷え込んできました。ますますお茶が手放せません。

花井さん
>僕のお薦めを覚えていただいてくれてたのには感激しました。

そんな風に言って頂けるとは、こちらこそ恐縮です。
今すごーく気になってるので、時間が許せば今週末にでも読みたいと思ってます。
これからも是非いろいろとお薦め作品の紹介をお願いします m(_ _)m


『紅玉の火蜥蜴』読了。
とある県で起こる連続放火殺人事件の犯人を追うというもの。
放火犯の独白のような物から物語は始まります。

一言で言うなら「イマイチ」でした。
まず、登場人物の心理が理解しかねました。
この話より前の作品を読んでいないので、本作で述べられている人物達の過去などが分からないという事もあるからかもしれませんが。
前述の放火犯の独白がヒントと同時にミスディレクションにもなっているようです(違う可能性もあります)が、あまり効果はないと思います。
話の途中でまず放火犯も真犯人も推測できますし、何より母親が自分の目の前で焼死した人がある地域で何人も登場するという不自然さが気に障って仕方がありません。
物語の進行上、仕方ないのかもしれませんが、それで登場人物の1人に偶然・必然について語られても、と思ってしまいます。

何やら批判ばかりになってしまいました。
これの前の作品は恐らく読まないような気がします。



58. 2004年11月29日 11時57分24秒  投稿:花井圭太 
こんにちは、20号室の花井です。

僕のお薦めを覚えていただいてくれてたのには感激しました。
いや、そんなことは、どうでもいいや(笑)。
是非、楽しいひとときをお過ごしください。

それでは。
57. 2004年11月28日 21時27分10秒  投稿:kanau 
kanauです。

今日は久々に買い物に出かけました。
目的は手帳です。
祖父に頼まれたついでに自分の自分の分も買ってきました。
ついでに余計な出費までしてしまいましたが・・・

本日の購入本
『Q.E.D.―証明終了― ザ・トリック・ノート』監修・加藤元浩&月刊少年マガジン編集部
『巷説百物語』 京極夏彦 角川文庫
『氷菓』 米澤穂信 角川スニーカー文庫

『Q.E.D.』
本当は19巻を買った時に一緒に購入したかったのですが、なかったので今日ようやく手に入れる事ができました。
裏話や対談などに加えて未公開作品も収録されていてページ数の割には充実した内容です。

『巷説百物語』
図書館で借りて何度も読んだお気に入りの1つ。懐と本棚の事情で文庫で購入しました。
4話目の「芝右衛門狸」に出てくる狸合戦は子供の頃に良く聞いた話という事でも親しみがわきます。(徳島には金長狸のお菓子もあります)

『氷菓』
32号室の紅さんにお薦め頂いた1冊。できるだけ早いうちに読みたいです。

これとは別に古本も購入。
『火曜クラブ』 アガサ・クリスティー 早川文庫
『犯罪文学傑作選』 エラリー・クイーン編 創元推理文庫
『中国怪奇物語 妖怪編』 駒田信二 講談社文庫

『火曜クラブ』
20号室の花井さんにお薦めいただいた短編(表題作)も収録されている1冊。ミス・マープルものです。
私はミス・マープルの方が好きなのですが、図書館にはほとんどなく半ば諦めていた本です。
私の好きな連作短編集のようなので、更に嬉しいです。

『犯罪文学傑作選』
本当になんとなく手に取った1冊(笑)。特に目当ての作家もいません。
目次を見てみると純文学の作家というイメージの人の名前もあってちょっとした驚きと興味にかられてはいます。

『中国怪奇物語 妖怪編』
これも特に意味はありません。単なる趣味です。
子供の頃からいわゆるお化けの話が好きだったというだけです。
他に「幽霊編」と「神仙編」があるようです。

しかし、どんどんと本が溜まっていってしまってます。
年末の大掃除の前に本棚だけ掃除をするハメになりそうです。


56. 2004年11月28日 01時32分51秒  投稿:kanau 
kanauです。
今日はお休みだったので、読みかけていた本を一気に読みました。

『ハリウッド・サーティフィケイト』読了。
島田荘司は久々です。

ハリウッドの大女優が殺害され、遺体からは子宮が持ち去られていた。
同じく大女優で彼女の親友、松崎レオナが犯人究明に乗り出す。
一方、レオナの前に腎臓と子宮を取られたという記憶喪失の女性、ジョアンが現れ、彼女を引き取る事になる。
「子宮がない」殺害された親友とジョアンの2人の奇妙な符号は?

主人公は松崎レオナ。どちらかというとハードボイルドです。
ハードボイルド系統はほとんど読まないのですが、これは軽めだったという事もあり、すんなり読めました。
内容や殺人鬼の正体などはある程度予測はつきますが、それがどのように展開していくのか、という点において興味を惹かれました。
しかし、章のタイトルの1つが、ある分野に関する関心や知識を持っている人が見たら真相の1部を察してしまうので、そういう意味では不満が残るという感じです。
ハリウッドの実態にケルト神話、コナン・ドイル、細胞工学まで様々な分野の知識が書かれていますが、それがうざいという感じは受けませんでした。

かの名探偵も少しだけ登場するので、彼のファンにとっては嬉しいのではないでしょうか。
彼がレオナに細胞工学に関して講義しているシーンで、学部生時代の事を思い出しました。
文章のみの説明にしては分かりやすく書かれてあって、良く調べてあります。
知識のない方でもある程度は理解できるのではないでしょうか。

これを読んで私は怖いと思いました。
この本に書かれてある事は決して小説だけの事ではありません。
恐らく世界のどこかで同じような事を行っている人たちがいるという可能性は否めません。
技術とこれを行って欲しい人とこれを研究してみたい人、需要と供給が成り立てばいつでも起こりうるのです。
実際、行ったという人の報道もありました(証拠がないので実態はわかりませんが)。

何やら思わぬ所で真面目に色々と考えてしまいました。


[NAGAYA v3.13/N90201]