黒猫荘
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オーナー:kanau
ミステリーと紅茶とお菓子が大好きです。
ここではミステリー以外にも紅茶やお菓子、日常のことなんかも書いていこうと思っています。
国内外問わずおすすめの物があったら教えて下さい。
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136. 2006年03月31日 21時27分16秒
投稿:kanau
kanauです。
久々の書き込みとなりました。
一週間に一度のペースが一ヶ月に一度になりそうです。
読了本更新
『容疑者xの献身』
第134回直木賞受賞。
いろいろと話題の本でもあり、「探偵ガリレオ」シリーズは今までも読んでいたこともあったので読みました。
ガリレオ」シリーズの中では1番良かったと思います。
トリックは途中怪しいと思うところがあったにも関わらず、完全にわかったのは残り1/3くらいのところでした。
わかりそうなのにわからなかった、というのが悔しいですね (-"-)
難を言えば石神の人物描写。
ネタバレになってしまうのであまり言えませんが、このトリック作中で湯川が言うとおり石神のような性格でなければ成立しないもの。
人によっては彼の性格を理解できないのではないでしょうか。
ラストはまあ何となく想像ついたんですが、やっぱり
「犯罪は隠蔽したとしても自分だけは知っている。罪の意識からは逃れられないし、罪を償わなければ幸せにはなれない」
ということでしょうか。
読みやすく面白かったですが、今まで読んだ(少ないですが)東野作品の中で1番」というものではありませんでした。
135. 2006年03月04日 23時23分47秒
投稿:kanau
kanauです。
遅々として読書進まず、といったところでしょうか。
なかなか読書がはかどりません。
読了本更新
『摩天楼の怪人』
御手洗潔シリーズ
「ミステリーズ!」に連載していた長編を単行本化したものですが、連載途中から購読を始めたため、雑誌では我慢して読みませんでした。
タイトルからして『オペラ座の怪人』を彷彿とさせられますね。
トリックも舞台も相変わらず、というかさすがというか「島田荘司」といった仕上がりです。
久しぶりに1日で読み終わった本です。
(ネタバレだったらごめんなさい)
ある章が非常に気になるのですが、これは何だったのでしょう?
ミス・リーディング?
134. 2006年02月20日 20時02分09秒
投稿:kanau
kanauです。
無事に修論が終わりました。
これから色々と読んでいきたいと思います。
読了本更新
『あなたが名探偵』
「ミステリーズ!」に掲載されていた懸賞付き犯人当て小説を単行本化したもの。
私がミステリ雑誌で唯一購読しているのが「ミステリーズ!」ですが、1番最後の霞流一の作品が掲載されていた号から購読し始めたのでほとんど未読状態で楽しめました。
問題編と解決編にわけられているので、うっかり解決編を読んでしまう心配もありません。
1番好きな作品は法月綸太郎の「ゼウスの息子たち」。
解答がシンプルかつ明快なところが好きです。
『QED 神器封殺』
今度は「三種の神器」にまつわる謎で前作から続く形となっています。
今回は、というか今回も、というべきなのかはわかりませんが、殺人事件の謎解きよりも袋とじになっている歴史考察の方がメインのようです。
しかし、これまでと違って明快な解答というのが最終的に出ていないような気がして不完全燃焼です。
言ってることはわかりますが、「じゃあ、それが何なの?」と言いたくなります。
テーマがテーマだけに今後また出てくるのでしょうか?
今回登場したキャラが非常に個性的でタタルとのユニゾンのようなやり取りが楽しめたので、まあよしとします。
133. 2006年01月29日 23時24分39秒
投稿:kanau
kanauです。
短編集になった途端ペースがあがってきたような気がします。気のせい?
読了本更新
『腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿』
西澤保彦の新シリーズ短編集
「日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください
個人的なお悩みもお気軽にどうぞ」
大学、病院はては警察署にまで出張し、「個人的な悩み」を解決してくれる、謎の公務員が探偵役。
探偵は謎解きのヒントを与え、そこから相談者が真相を導く、という構成で展開的には作者の『完全無欠の名探偵』のような印象を受けました。
ミステリ要素はやや薄めです。
7話あるうちの多くが人物だったり店だったりが本編と関係なく微妙にリンクしている所も面白かったです。
お気に入りは「化かし合い、愛し合い」
[NAGAYA v3.13/N90201]