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黒猫荘
(mobile版)

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オーナー：kanau
ミステリーと紅茶とお菓子が大好きです。
ここではミステリー以外にも紅茶やお菓子、日常のことなんかも書いていこうと思っています。
国内外問わずおすすめの物があったら教えて下さい。
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71.　2004年12月30日 22時33分27秒　投稿：kanau　
kanauです。

先日、親戚から頂いたJuchheim'sのバームク－ヘンを食べました。
この時期になると必ず送ってくれるもので、子供の頃から我が家ではバームクーヘンといえば、ここのを指します。
割と甘さは控えめでコーヒーとも合うので、コーヒー好きで甘い物が好きな方にはお茶請けにいいと思います。

今日はクリスティの『死人の鏡』と倉知淳の『過ぎ行く風はみどり色』を読了しました。

本年も残すところ後1日。
あと1冊くらいは読めるでしょうか。

70.　2004年12月27日 21時52分32秒　投稿：kanau　
kanauです。

昨日妹弟が帰ってきました。
早くも妹とケーキを食べに行く話が進行してます。

本日の読了本
『喘ぎ泣く死美人』

角川から出ている横溝正史の未収録短編集です。山前譲の解説。
収録作品は割と怪奇的なものもが多かったです。
ショート・ショートはホラーのような物から思わず笑ってしまう物、ほのぼのするような物など面白いです。
解説も勉強になりました。

収録作品
　「河獺」
　「艶書御要心」
　「素敵なステッキの話」
　「夜読むべからず」
　「喘ぎ泣く死美人」
　「憑かれた女」

＜ショート・ショート・ストーリー集＞
　「桜草の鉢」
　「嘘」
　「霧の夜の放送」
　「首吊り三代記」
　「相対性令嬢」
　「ねえ！　泊ってらっしゃいよ」
　「利口すぎた鸚鵡の話」
　「地見屋開業」
　「虹のある風景」

「絵馬」

『夜宴』

愛川晶の美少女探偵、根津愛ものの長編。
新世紀謎倶楽部の『堕天使殺人事件』を読んだ時に1度、彼女が探偵役の話を読みたいと思っていたので、念願叶いました。

謎だけがどんどん増えていって特にメインの謎がどうなるんだろう？というカンジで読み進めていったのですが、最後は収束したのでそう心配するほどでもありませんでした。
メイントリックの解答については「なんじゃ、そりゃ」というカンジでしたが、写真を見て納得。
ただし、お話の条件で確実にこのような状況になるかは不明ですが。

しかし、愛ちゃんの博覧強記ぶりには脱帽します。
可愛くて料理上手で頭が良くて合気道も強くて、絵の才能まであるなんて・・・
作者がモデルがいるとの事でしたが、実在するならそっちの方がストーリーよりビックリです。

69.　2004年12月25日 23時00分05秒　投稿：kanau　
kanauです。

特に何事もなくクリスマスが終わってしまいます・・・
もちろん、ケーキは食べましたが。

本日の読了本
『明智小五郎対金田一耕介　名探偵博覧会Ⅱ』

「Ⅱ」とあるので当然「Ⅰ」もあるわけですが、「金田一耕介」の5文字でこちらを取ってしまいました。
芦辺拓のパスティーシュ集。

「明智小五郎対金田一耕介」
「フレンチ警部と雷鳴の城」
「ブラウン神父の日本趣味」
「そしてオリエント急行から誰もいなくなった」
「Ｑの悲劇　あるいは二人の黒覆面の冒険」
「探偵映画の夜」
「少年は怪人を夢見る」

表題作もそうですが、よくこれだけ設定できるものだなあと感心しました。
個人的には「フレンチ警部」と「少年は怪人を夢見る」が好きです。あと、「オリエント急行」はその後が気になります。

表題作は二転三転と真相が変わっていくのが面白いですが、タイトああルに「対」とある割には「対」じゃないじゃん、とツッコミたくなりました。
2人の探偵歴を考えるとこうなったのかもしれませんが、推理合戦を想像していた者としてはちょっと残念です。

「ブラウン神父」は小森健太郎氏との合作です。
ある趣向がありますが、これと似たものが『QED　式の密室』に出てきます。
読むとやっぱり、こういうのって悲しいなあと思います。

「Ｑの悲劇」は「作家」クイーンが探偵役になるというもので2人が事件に巻き込まれる所はユーモアがあって笑ってしまいました。

68.　2004年12月23日 12時07分43秒　投稿：kanau　
kanauです。

昨日は研究室の忘年会でした。
初めてちゃんこ鍋を食べましたが、すごく美味しかったです。

現在までの読了本

『まほろ市の殺人　春　無節操な死人』

友人がベランダから男を突き落とした、との電話を受けたけど、地上には何の痕跡もない。
しかも翌日、警察がやって来て友人が突き落とした男はそれ以前に殺されバラバラ死体として川に捨てられていた・・・

「幻想都市の四季」の第1弾。4冊揃って借りる事ができたので、早速読みました。
何というか最初の方からトリックの推測ができてしまいました。
物理的に可能なのかな？と思わないでもないですが、推測という形で謎解きをしているので、あまり違和感はありませんでした。
それよりも「真幌市街地図」が凝っててこれを見るだけでも楽しかったです。
さすがまぼろしの都市。

『まほろ市の殺人　夏　夏に散る花』

我孫子氏の本を読むのはかなり久しぶりです。
ミステリーなんだけど恋愛小説でもあるという感じですね。
サブタイトルで想像はついていたものの、やはりバッドエンドというのは悲しいです。
切ないお話です。

『まほろ市の殺人　秋　闇雲A子と憂鬱刑事』

真幌市在住のミステリー作家、闇雲A子と「メランコリー刑事」、略して「メランコ」が真幌キラーという連続殺人犯を追うというお話。

個人的にはこれが1番面白いと思いました。テンポが良くてスイスイ読めました。
身内を殺されたのにあまり闇雲A子が悲しそうに見えなかったのも、今思えば伏線のうちだったのでしょうか？

『まほろ市の殺人　冬　蜃気楼に手を振る』

これは犯人視点から描かれるお話。
クリスマスの頃になると現れる蜃気楼とその迷信を絡ませてあるのが面白いです。
ただ、設定的にどうなのだろうと思います。
そんなにも偶然が重なるのだろうかと。
偶然に頼り過ぎる設定にはちょっと疑問を持ちます。

[NAGAYA v3.13/N90201]