黒猫荘
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ときどきしか来れませんが・・・
オーナー:さとし

コメントを入れようと思ったら消えてしまいました。その後、時間がなくてブランクとなってしまいました。
  73〜76件 
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207. 2000年05月01日 12時29分06秒  投稿:さとし 
こんにちは、さとしです。

蓮沼さん、ご来室ありがとうございます。「酩酊感」、なんとなく分かるような気がしますが、「夏と冬の奏鳴曲」は、私にはいまひとつでした。
私は本格ミステリというものは、割り切れるものだと思っています。だから、割り切れない謎が残る作品は実は肌があわないんです。
カー「火刑法廷」もそのような点では私には世間一般の評価のような傑作とは感じられませんでした。

でも、余剰というか余韻が残る雰囲気というものもきらいではありません。あくまで「本格ミステリ」にこだわったら、ということです。

さて、美夜さんおひさしぶりです。「ハンニバル」ですね。上下巻なので、実はまだ途中です。連休中には読み終えられると思います。
でも、よく新潮社があの作品を文庫で刊行してくれましたね。うれしい限りです。
映画化も決まっているようですが、クラリス役をジョディ・フォスターが降りてしまったとか。ラストに嫌悪感を持ったということですが、どのようなラストが待っているのか?読むのが楽しみです。
アンソニー・ホプキンスはレクターをやってくれるのでしょうか。同じアンソニーでもパーキンスのように「サイコ役者」としてイメージが定着してしまわないといいですね。

それでは。
206. 2000年04月29日 23時31分18秒  投稿:美夜 
どうも、お久しぶりでございます。

イマイチ、最近の「新本格」にはついてゆけない私なので、「ハサミ男」とか
「美濃牛」とかは全く読んでおりません。
ですが、蓮沼様のおっしゃる酩酊感というのは、わかるような気がします。
「夏と冬の奏鳴曲」は私には合いませんでしたが(よくわからないので、笑)、
「ハンニバル」はよかったです。
シリーズものは安心して読めますね。
さとし様は読まれましたか?
読まれたら、ご感想などお聞きしたいものです。

205. 2000年04月28日 18時39分36秒  投稿:蓮沼 
25号室の蓮沼です。
書き込みありがとうございました。

なるほど。
二十面相とは「vs明智」ではなく「vs少年探偵団」という対立構造なんですね。
そう言われれば、確かにそうですね。

私は今「美濃牛」を読み始めるところです。
「UNKNOWN」は逆にもう読み終えました。
そうですか…ハサミ男の方が切れ味がありましたか。
確かにハサミ男を読み終えた時は、グラグラきましたからね。

今の新本格に期待するのは、まさに読後の酩酊感だったりします。
麻耶雄嵩の「夏と冬の奏鳴曲」を読み終えたような、あの読後感です。
まぁ、ああいう作品はなかなか出てはこないのでしょうけどね。

では、また遊びに来ます。
204. 2000年04月26日 13時44分03秒  投稿:さとし 
こんにちは、ごぶさたしていますさとしです。

先日、「美濃牛」を読み終わりました。いいろな要素が混在している作品、という印象でした。
「ハサミ男」と比べてどうか、と聞かれたら、私は「ハサミ男」の方が切れ味がするどくて好きだと答えます。もちろんしゃれではなく。

「美濃牛」の場合、作品の長さというのもありますが、導入部分で少々もったりします。作品の構成上必要なのでしょうが、展開のスピーディーさを損なうという欠点になっているようです。
さらに、作品のミソとなっているあの部分。某作家の某作品を連想しましたが、ウーム。

引き続き読んでいる「UNKNOWN」の方が、まだ途中ではありますが、切れ味が鋭い端正な作品の印象です。こちらの作品の文章は大変読みやすい。好感が持てます。本職の方なのだと思いますが、よくここまで、という感じの描写もありました。
「美濃牛」は実は読了に一週間もかかりましたが、こちらはなかなか本を読む時間がとれない私でも2日間くらいで読めそうです。
「探偵趣味」傑作選はまだ先になりそうです。

それでは。

[NAGAYA v3.13/N90201]