黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計
床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。
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304. 2006年03月23日 01時45分19秒
投稿:砂時計
「じっちゃんの顔にかけて」
こんばんは、砂時計です。
三月下旬にして今年初の読了本は大倉崇裕『丑三つ時から夜明けまで』(光文社)。
「やはり、犯人は幽霊以外にはありえません」
幽霊の仕業としか思えない不可能状況の犯罪を担当する幽霊犯罪専門セクション・静岡県警捜査五課。幽霊の存在を前提とした「本格ミステリ」の短編集。
一番気に入ったのは表題作。思わず膝を打ちました(「最後の事件」を読んでいて「あれ?」と思った記述があるんですが、これは自分の読み違いかな?あるいは2刷以降で直されているのかもしれませんが)。
機動捜査隊や所轄の刑事たちの名前は、ある刑事ドラマが好きな人間にとってはたまらないネーミング。笑みがこぼれてしまいます。
加藤元浩『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』[01](講談社コミックス)読了。
『Q.E.D.―証明終了―』の姉妹編的な新シリーズで『ロケットマン』とは違い一話完結方式。この巻には殺人事件ものとそうでないものが収録されてますが、これも『Q.E.D.』みたいに交互に描かれるのかな。
一作目の「擬態」は……うーん、犯人があんなことをする必然性がないんだよなあ。
二作目の「幽霊博物館」も作品全体にはそれほどの驚きはないんですが、中に出てくるサブトリックには「おおっ」と思いました。
主役は『ロケットマン』とは違い陽性のキャラクター。「入館料を払って下さい」は気に入りました。
加藤元浩『Q.E.D.―証明終了―』[23](講談社コミックス)読了。
「ライアー」…航行中のクルーザー内で起こった殺人。容疑者全員にアリバイが。
『Q.E.D.』らしさ全開の証言パズル。この手の作品はバッチリ決まると快感なんですが、ちょっと当然検討されて然るべき可能性が考えられていないようで説得力が今一つかな……好きではあるんですけど。
「アナザー・ワールド」…謎の四行詩と絵画を残して消えた数学者。150年間解けていない数学の問題「リーマン予想」をモチーフにした作品(「リーマン予想」といえば『容疑者Xの献身』の中で湯川と石神の会話にも出てきましたね)。読者に推理しろというのは無茶な感じの作品ですが、逆にその推理の難解さと飛躍に魅力を感じました。
■3/22の未購入本
●『小説現代』4月号――清水義範&西原理恵子『独断流「読書」必勝法』、今回は「王道ミステリーの楽しみ」。清水氏が古典ミステリーの中から好みで選んだ「王道ミステリー」十作の紹介。『毒入りチョコレート事件』が入っているのが嬉しいぞ。で、サイバラなんですが……ああっ、ツッコミを入れたい!(でもそういうわけにはいかないもどかしさ)。
303. 2006年03月21日 00時16分03秒
投稿:砂時計
「仕事させろ!なんかさせろ!」
こんばんは、砂時計です。
雑誌連載ではいよいよ、という展開になってきて、ハマッていた頃ほどではないにしろ、ちょっとだけワクワク感復活のマンガ『DEATH NOTE』ですが、映画版の公式サイトが出来てますね(なんかアドベンチャー・ゲームみたいな)。キャストについてはネット上の非公式情報で判明しているうちの一部しか載ってませんが、ミサミサ=戸田恵梨香は確定のようで。
金子修介監督のサイトにも撮影情報が。なんにせよ、楽しみです。
■3/20の購入本
●『第三の時効』 横山秀夫 (集英社文庫)――解説によると、全作品が加筆改稿されてるそうで、親本と読み比べてみたいです。このF県警シリーズ、TBS系の『月曜ミステリー劇場』枠のドラマ版シリーズもいい出来だったんですが、渡辺謙さんの都合で朽木が出なくなってしまったのが心残り。完全な形で観てみたかったなあ。
●『びっくり館の殺人』 綾辻行人 (講談社ミステリーランド)
●『Q.E.D.―証明終了―』[23] 加藤元浩(講談社コミックス)
●『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』[01] 加藤元浩(講談社コミックス)
●『金田一少年の全事件簿』 監修/天樹征丸・さとうふみや&週刊少年マガジン編集部(KCデラックス)――作者による全ストーリー&トリック解説。ザッと目を通したけど金成陽三郎氏の名前は出てないみたいですね。わはは、「異人館村殺人事件」のメイントリックは「いわば、トリックのサンプリング」なんだと。よくここまで肯定的に書けるもんだ。
●『IN★POCKET』3月号
302. 2006年03月18日 00時09分49秒
投稿:砂時計
「その先は言わないで!」
こんばんは、砂時計です。
4月スタートの刑事ドラマは『富豪刑事デラックス』を含めて3本(他にも弁護士物や検事物など広義のミステリー・ドラマが多いみたい)。
テレビ朝日系の『警視庁捜査一課9係』も、TBS系の『特命!刑事どん亀』も深沢正樹がメイン脚本(かな?少なくとも名前はトップで書かれてる)なんですね。
■3/16・3/17の購入本
●『ホラー・ジャパネスク読本』 東雅夫・編/宮部みゆき 津原泰水 岩井志麻子 福澤徹三 加門七海 京極夏彦 三津田信三 (双葉文庫)
・講談社文庫
●『鳴風荘事件 殺人方程式II』 綾辻行人――親本&光文社文庫版積読中。光文社文庫版のあとがきに書かれていた『土曜ワイド劇場』でのドラマ化の顛末は面白かったんですが、再録されてはいないんですね。 ●『QED 竹取伝説』 高田崇史 ●『増加博士と目減卿』 二階堂黎人――親本積読中。 ●『真夜中のユニコーン 伊集院大介の休日』 栗本薫――親本積読中。 ●『牙をむく都会』(上・下) 逢坂剛 ●『新版 サイキック戦争(I) 紅蓮の海』 笠井潔 ●『新版 サイキック戦争(II) 虐殺の森』 笠井潔 ●『殺意の北八ヶ岳』 太田蘭三
●『小説すばる』4月号――総力特集「伊坂幸太郎 解体全書」目当てで購入。
301. 2006年03月15日 22時02分10秒
投稿:砂時計
「はい?」
こんばんは、砂時計です。
祝!『相棒』DVD化決定!
これだけですが、思わず書きこんでしまいました。
[NAGAYA v3.13/N90201]