黒猫荘
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蜥蜴蜉蝣−とかげろう−
オーナー:よつや

本を読むのも好きですが、それ以上に買うのも好きという困った習性を持っています。
そのため読んでいない本が貯まっていくばかりで、家人に白い目で見られております。
・・・でも今日もまた本屋に足を運ぶのは何故?
それは、そこに本があるから。

  65〜68件 
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317. 2005年04月20日 19時18分56秒  投稿:よつや 
>みわっちさん

おひさしぶりです。
『X』は本格ではないのですが、面白かったことを記憶しております。
そのイメージがあったので、『フライアーズ・バートンの謎』が
実にオーソドックスだったので、ああいった感想をもらしてしまいました。

次に読もうと思っているのはキングの『海のオベリスト』ですが、
はたして予告通り読了できるかどうか・・・

書き込みのない間も本は購入しております。

<新刊>
・『橋本五郎探偵小説選I』橋本五郎 論創ミステリ
・『裁かれる花園』ジョセフィン・ティ 論創海外ミステリ
・『断崖は見ていた』ジョセフィン・ベル 論創海外ミステリ
・『プリーストリー氏の問題』A・B・コックス 晶文社ミステリ
・『最後の審判の巨匠』レオ・ペルッツ 晶文社ミステリ
・『しっかりものの老女の死』ジェイニー・ボライソー 創元推理文庫
・『もつれ』ピーター・ムーア・スミス 創元推理文庫
・『春期限定いちごタルト事件』米澤穂信 創元推理文庫
・『江戸川乱歩全集17 化人幻戯』江戸川乱歩 光文社文庫
・『明治探偵冒険小説集1 黒岩涙香集』伊藤秀雄編 ちくま文庫

<古本>
・『探偵小説あるいはモデルニテ』ジャック・デュボア 法政大学出版局 2100円

ちょいと買いすぎですな・・・これは。
論創は日本ものは全部買ってますが、海外ものは本格を中心に購入することに。
晶文社はすでに信用買いです。

ちくま文庫は・・・中身は『幽霊塔』と短編が1つ、
しかし次回刊行の快楽亭ブラックというのは・・・
(そこの人、『美味しんぼ』のブラックさんを想像してはいけませんぜ)
「幻燈」が文庫で買える時代がこようとは・・・ありえない!

古本の評論は何やら難しそうな内容です。
フランスミステリを中心に記号論やらなんやらと、
私の頭で理解できる内容とは思えませんが、
この手の本がリサイクルショップで買えるのは珍しいので衝動買い。

しかし・・・『春期限定いちごタルト事件』はおじさんには似合わない本だな・・と。
でも、すでに何刷りもしている人気本なので、創元バカとしては押さえておかなくては。
でも、ちょっと面白そうな感じもしていたりして・・・
316. 2005年04月13日 08時13分38秒  投稿:みわっち。 
おひさしぶりです〜。13号室のみわっち。です。

SAMANAさんを見習ってちょいと他の部屋へも顔見世に来ました(爆)。

>P・マクドナルドの本は『Xに対する逮捕状』に続いて2冊目の読了ですが、
>今回は実に端正な本格ものでありました。

 『フライアーズ・バートン館の謎』はこの間購入したんですが、そう聞くと読むのが楽しみになってきます。実は『迷路』しか読んでないので(『鑢』や『X』は積んでいます)いつになるのかわかりませんが(爆)。

315. 2005年04月11日 21時23分48秒  投稿:よつや 
と、調子にのって投稿すると誤字を発見したりして・・・

×『悪魔祈祷所』夢野久作
○『悪魔祈祷書』夢野久作

ですね・・・

ついでにせっかくなので『フライアーズ・バートン館の謎』の感想でも。

P・マクドナルドの本は『Xに対する逮捕状』に続いて2冊目の読了ですが、
今回は実に端正な本格ものでありました。
物語の半分までは登場人物の紹介と怪奇現象の伏線に使われ、
事件も殺人が1件のみという地味な展開。
ところが、その殺人が昔からいわくある「死の部屋」で、
部屋に水がまったくないのに溺死で密室と魅力たっぷりの謎。

でもこの小説の面白さは、その謎の解明より、出てくる人物の味なんですね。
私にとっては英国ミステリらしい逸品で、読んでて楽しい時間をすごせました。

こういうじっくりと読ませる小説は結構好きなもので。
積んである『鑢』や『迷路』もつい読んでみたくなります。
(『ゲスリン最後の事件』はもう少し後で読んだ方がいいのかな)
314. 2005年04月11日 20時59分35秒  投稿:よつや 
またもや書き込みまでに日をあけてしまいました。

>キリさん
うーむ、この書き込みを楽しみにと言われても、
本の購入メモにしかなってないような・・・

>SAMANAさん
実はMYSCONというもの自体、よくわかっていない人間だったりします。
話などはいろんな所で聞いてはいるんですが・・・
何せ出不精の「ぐーたら」人間ゆえ、ご勘弁を。

それに人様の前に出られるようなモノではないので、
こっそりと36号室に生息しているのが似合っているような気もしたりして・・・

>紅さん
いや、源氏のリストを出すのも遅くなってすいません。
なんだか、ぐうたらが加速度を増しているような気も・・・

一応、本日のお買い物はこれ。

・『探偵怪奇小説集 棺前結婚』橘外男 広論社 100円
・『探偵怪奇小説集 鏡地獄』江戸川乱歩 広論社 200円

かつて新書でこういうシリーズが出版されたらしいのですが、
当時としてはマニアックすぎたのか途中で頓挫した叢書です。
現物に当たっていませんが、『日本推理小説辞典』(中島河太郎著)によると、
昭和50年に全28巻を予定していたものの7冊出したところで中絶、とあります。
気になるラインナップは以下の通り、

『緋紋谷事件』鮎川哲也
『車井戸はなぜ軋る』横溝正史
『棺前結婚』橘外男
『悪魔祈祷所』夢野久作
『鏡地獄』江戸川乱歩
『完全犯罪』小栗虫太郎
『美少年の死』戸板康二

刊行されなかったものは以下の作家の作品集

土屋隆夫/笹沢左保/山村正夫/山田風太郎/仁木悦子/夏樹静子/都筑道夫
島田一男/久生十蘭/アンソロジー戦前/アンソロジー戦後/高木彬光/香山滋
角田喜久雄/木々高太郎/海渡英祐/大坪砂男/大下宇陀児/甲賀三郎
日影丈吉/海野十三

当時の第一線で活躍中の作家と、戦前戦後のクラシックを網羅した叢書で、
なんで「怪奇」が最初に付くのかはよくわかりませんが、
全巻刊行されていればなかなかのものだったはず。

クラシックは日下三蔵氏がちくま文庫などで刊行されているシリーズとかぶりますが、
当時はこういうものはそれほど売れなかったのでしょうか。
(今でも売れる本ではないと思いますが、ちくま文庫のは15冊で完結しています)

とはいえ、乱歩が200円、橘外男が100円とは・・・
どう考えてもレア度が高いのは橘外男でしょうねえ。
まあ、どっちにしても安いので私的にはOKなんですが。

[NAGAYA v3.13/N90201]