黒猫荘
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回廊亭
オーナー:のりりん
ようこそ、回廊亭へ!
読了本と一言感想を目的に間借りしています。書き込みはどなたでもお気軽にどうぞ。
自己紹介でも。
読書特徴・・・広く浅く、気にいった作家の本は徹底的に読む
欠点・・・忘れっぽい。内容を覚えている本は1割に満たない
好きなミステリジャンル・・・叙述トリック、ミッシングリンク、孤島や嵐の山荘などの閉鎖状況における連続殺人もの、変わった動機、青春もの、バラバラ殺人
苦手なジャンル・・・薀蓄たっぷり、歴史もの、描写が痛すぎる暴力シーン、官能もの、幻想系
追っかけ作家
綾辻行人・東野圭吾・麻耶雄嵩・歌野晶午・浦賀和宏・乙一・近藤史恵・貫井徳郎・本多孝好・北川歩実・法月綸太郎・黒田研二・谺健二・道尾秀介・三津田信三
そして…折原一&中町信&リチャードニーリー
中西智明『消失!』をマイベストにしています。
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387. 2006年03月24日 23時34分05秒
投稿:SAMANA
16号室SAMANAです〜。
>くまのプーさん
ふええ。どうしてくまのプーさんがでてくるのか、実はさっぱり判ってません(汗)。
お腹がつかえて悶絶しながらも次第に気持ちが高ぶり目がとろんとしはじめるプー
さんの話でもあるんでしょうか←このドひんしゅく者(爆)!!
>容疑者Xの献身
さっそくにレスいただきありがとうございますです〜。吐き気を催されなかった
かどうかがちょと心配(笑)。
石神の性格。確かに作品の構図上もトリックとしても、肝となる重要な要素の一
つだと思います。自分の部屋でこの作品をお勧めしたぐらいですからミステリと
して大好きな作品であることは間違いないんですが、最近、石神の造型にちょっ
と引っかかりを覚えつつあります。石神抱える「愛」とは「純愛」でなく「偏執
愛」と自分のなかで昇華してるんですが、それとラスト近くに描かれた母娘に対
する石神の独白から受け取られる様相は、どうしても「純愛」としか思えないん
ですよね。この2つが並存・成立している(ように私にはみえる)ところが、ど
うもしっくりこないんですよね。ちょとこの人格形成は無茶すぎないかなぁと。
ひょっとしたら、この「並存・成立」してるところに、この作品で人間が描きだ
された部分としての「恐い」ところなのかもしれない…とかも思ったり。
何を言ってるのか判らなくなってきたし、ミステリ的にネタバレしてないつもり
だけれど物語的にはネタバレ全開のような気もしてきたので、このあたりでやめ
ておきますです。もしのりりんさんがこの書込みを「ネタバレ」と感じられたら、
申し訳ないですけどスパッと削除してやってくださいませ〜(汗)。
そいでは!!
386. 2006年03月24日 02時57分02秒
投稿:のりりん
気分が荒れたり胃が荒れたり肌が荒れたり、表現につまったら「あれです」と言ってしまうのはよくないと思ったり。楽しいこともたくさんあるのですが、回避できない苦しいこともあり。人生山あり谷あり。時計が止まってこのまま休ませて欲しいと想いながらも、桜は咲き陽はどんどん長くなります。ちょっと疲れているかもしれません。
読了本
・『落下する緑』田中啓文
楽器演奏に関わる短編集。楽器をやってた人しかわからないのではないかという厳しい箇所もあった。私的には疣のあるトランペット吹きの気持ちがよくわかる。この心情はおそらくハンデのある演奏者にはものすごく共感が持てると思う。素晴らしかった。
・『びっくり館の殺人』綾辻行人
普通に面白かった。そんなに駄作かなあ。へーほー、こうだろう、やっぱりこうだった、うん、面白かった! ってそんな感想。似たようなトリックの作品を想起したけど、そちらは評判が高かったが、私にはそんなに面白く感じなかった。これは面白いと感じたので良し。
SAMANAさん>
くまのプーさんですか(笑。報告を閉鎖している場に上げるのはどーよと思っていますが、ここに書き込むのも迷い中です。ミーハーツアーと称して恥は掻き捨て、この場でしか話せないような方と写真撮りまくりでした。すごく言いたかった感想なども言えて大満足でした。
『容疑者Xの献身』は、吐き気がするほど読みました。ここまで読んでも嫌いにならないのが不思議です。私としての報告は……。報告というか、面白い作品だという意見が多いなと感じました。私は、本格である/ないだと本格だと思っています。面白さは個々それぞれですが、自分がどこでミスリードにかかったかわかるし、解けなかったから面白いというわけではなく、解答は非常にしっくりくるものだった、ということに満足です。あとは、石神の性格が、この作品の構図、トリック、もしかしたら最近の人気本の傾向までを表しているんじゃないかと思いました。それをなかなか言葉にできず、右往左往しています。
385. 2006年03月21日 08時44分34秒
投稿:SAMANA
ひょっこりお邪魔しようとしたら、お腹がつかえてただいま悶え苦しみ
中の16号室SAMANAです〜(汗)。
某所での未月さん結婚パーティレポ。楽しく拝見しました。
うっうっうっ。行きたかった行きたかった行きたかっ…(Fade-out)
「安楽椅子探偵」にも、のりりんさんの読了本報告にもついていけない
状態が続いている中、唯一ついていけるのが『容疑者Xの献身』話。
屋根裏の読書会報告を非常に楽しみにしておりますが、それとは別に、
のりりんさんバージョンでの報告レポも読んでみたいなぁと思う今日こ
の頃でございます。
あっ。ひょっとして屋根裏の報告担当がのりりんさんだったりして(爆)?
そいでは!!
384. 2006年03月14日 10時27分43秒
投稿:のりりん
18日(土)の桐生さんの結婚式二次会の参加前に軽くお茶オフでもしようかなと思います。17時くらいに現地近くにいらっしゃれる方、ご連絡くださいな。
読了本
・『砂漠』伊坂幸太郎
青春もの。西嶋のみ好感が持てた。砂漠にいるのは一見楽ちんだが、オアシスを探すのは難しい。オアシスに見えた癒しの仲間でも、小さい砂漠がなんとなく固まっているというように感じる。ただし、そこから飛び出た後の厳しさを知る前の心理がなんとなくつかめてよかった。
・『九月が永遠に続けば』沼田まほかる
去年のホラーサスペンス大賞受賞作。サスペンス色の方が強い。人の死や気が狂うほどの恐怖の出来事が、まったく現実味を帯びず幻想的過ぎた。第三者的立場から描いたからだろうか。それを狙って描いたのならすごい技だ。失踪した人を探している方がリアリティを感じる。そのへんにいたら倦厭しそうな中年オヤジ・服部にやけに癒される。
・『激流』柴田よしき
この終章の怖さはなんなんだー。圭子が言われたことに驚いた。いきなり大逆転か。二十年前に失踪した人から届いた「私を覚えていますか」というメールから始まった物語。それぞれの人生を生きているかつて中学生だった大人たちの人間ドラマが面白い。落ちはこうだろうなあと予測していたが、まったく違った。愚かな人間の代表者のような美弥が一番仲間内で純粋な心を残したままだった。人生の皮肉を感じる。
[NAGAYA v3.13/N90201]