黒猫荘
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回廊亭
オーナー:のりりん
ようこそ、回廊亭へ!
読了本と一言感想を目的に間借りしています。書き込みはどなたでもお気軽にどうぞ。
自己紹介でも。
読書特徴・・・広く浅く、気にいった作家の本は徹底的に読む
欠点・・・忘れっぽい。内容を覚えている本は1割に満たない
好きなミステリジャンル・・・叙述トリック、ミッシングリンク、孤島や嵐の山荘などの閉鎖状況における連続殺人もの、変わった動機、青春もの、バラバラ殺人
苦手なジャンル・・・薀蓄たっぷり、歴史もの、描写が痛すぎる暴力シーン、官能もの、幻想系
追っかけ作家
綾辻行人・東野圭吾・麻耶雄嵩・歌野晶午・浦賀和宏・乙一・近藤史恵・貫井徳郎・本多孝好・北川歩実・法月綸太郎・黒田研二・谺健二・道尾秀介・三津田信三
そして…折原一&中町信&リチャードニーリー
中西智明『消失!』をマイベストにしています。
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392. 2006年03月31日 23時09分24秒
投稿:のりりん
るるさんとキリさんが相次いで退室ですか。出会いと別れの春と言いますが、やはり残った者は寂しい。そして、もしも今いたら27回目の誕生日になるはずだった日。去り行く者を思い出してしまう日だった。
読了本
・『愚行録』貫井徳郎
うわぁ。すごく嫌な本だった。インタビューに答える人の会話だけで成り立つ物語。ひとり、別に要らないのでは? という人もいたが、それがこの作品から感じる生理的嫌悪感に繋がるので、欠かせない演出となっているのだろうか。学歴社会もトレンディな若者もぷちブルジョアな一家もイヤですね。
・『いつもの道、ちがう角』松尾由美
日常の世にも奇妙な世界を描いた短編集。「厄介なティーパーティー」がすごく面白い。お茶会の意味。推理披露、あえてはっきり書かない落ち、サイコー! にしても、女性作家が描く女性は女性の嫌な部分をしっかり描くなあ。
・『魔王』伊坂幸太郎
群集心理を描いた話。中篇2つ。なぜかブラッドベリの「群集」を思い出した。思想は面白いが、それだけしか引き込まれず。好きか嫌いかで聞かれたら、好きじゃないなあと答えてしまいそうな作品だった。
SAMANAさん>
背景同色のあたりで私は納得していました。私は実際にその立場になったらわかりませんが、すごくよくわかるのです。屋根裏の散歩会でちょっとおしゃべりしましたが、このヒロインって、女性から見たらなんて嫌な女なんだ! と思うと思うのです。男性はそのへん気にならないかなと思います。押しかけてきた元旦那に2万円渡すくらいなら、ドア開けて大声で助けを求めるなどすればいいのにーと思っていました。
ねーちん>
『ZOO』はほとんど内容を覚えていないけど、最初の話が一番面白かったと思う。映画は時間のあるときに見る予定。
391. 2006年03月26日 22時49分00秒
投稿:SAMANA
最近、入り浸ってましてすいません。16号室SAMANAです〜(汗)。
【ここから先は東野圭吾『容疑者Xの献身』のネタバレ気味(=ネタが推測
できそうな状態)になっていますので、一部の文章を背景と同色にしてい
ます。なにとぞご了承くださいませ〜】
>初めて目を開けた雛鳥のような感じ
それを聞いて、何だかああいう行動をとった石神の性格を私なりに理解
できたような気がしました。
#世間とかなり違った受け取り方のような気がしますが(汗)
※ここから背景同色※
つまり、「愛」というものに対して初めて目を開けた雛鳥(=靖子に対
する異性愛又は靖子母娘に対する思慕愛を初めて&深く感じ取った石神)
は、いわゆるヒューマニズムを一部欠いた(己が無用とみなす人間に対
してゴミ扱い出来る)人格形成のまま、天才的な頭脳を活用してあの犯
罪を実行した…といったことかなと理解しました。
石神は天才肌で偏執的なところがあるけれど、基本的には一般常識的な
感覚を持つ人間と捉えていたんですが、そこに「異性愛(又は思慕愛)
に対する無知」と「一部のヒューマニズムの欠落」を加えることで、私
も納得できたように思います。
バタバタとお忙しいときにお付き合いいただきましてありがとうござい
ましたです〜(ぺこり)
※ここまで背景同色※
ちなみに。
>サイコキラーでも太陽がまぶしかったからでも月曜日が嫌いだからでも
>私は特に問題視しなかったと思います。
それが個人的に納得できるように描かれていれば私も問題視しない……
タイプの人間だと思ってはおりますです。今回は納得しかねるように徐
々に思いだしはじめたもんですから(汗)。
>花岡靖子は史上最低級のヒロイン
私なんかは自分の身を振り返って「ウンウン。仕方ないよね。娘はどう
思うか知らないけれど、それが素直な感情だよね」と、かなり同化しち
ゃいました。このあたりにものりりんさんと私の「個体差」が出てきて
るようで興味深いです〜(笑)。
そいでは!!
390. 2006年03月26日 01時36分17秒
投稿:ミーナ(ねーちん)
やぁ! かなりひさしぶりのカキコですねー。
今、ミーナは乙一氏の「ZOO」を読みかけなのだ。
9話読み終わって、あとは最終話の「落ちる飛行機の中で」を残すのみ。
今日「ZOO」の9話目の「SEVEN ROOMS」を読んだんだけど。。。
怖すぎて(感情移入しすぎて?)涙出ちゃった(・_・、)
まだドキドキして眠れないよぅ。。。
でもすごくおもしろいね!
乙一氏は天才だとミーナは思う。
「ZOO」、映画にもなったのねー。
見てみたいなぁ。怖いんだけどね。
じゃ、またね〜!
389. 2006年03月25日 01時36分10秒
投稿:のりりん
先ほど、おそらく賞味期限を1週間は過ぎているいちご大福を食べました。
エライことになりました。今は落ち着きました。
読了本
・『<変態>の時代』菅野聡美
小説外。大学の先生が書いた論文のようなもの。「変態」の定義から始まり、戦前の変態思想についてまとめたもの。わかりやすいが、意見をもっと読みたかった。
【ここから先は東野圭吾『容疑者Xの献身』のネタバレではありませんが、あらすじに触れます。内容を全く知らないで作品を読みたいという未読の方にはごめんなさいです】
SAMANAさん>
プーさんは友達の家に遊びに行って、洞穴から出る際におなかがつかえてしまい、しばらく御飯を食べないでおなかをゆるめ、みんなに引きずり出してもらったというエピソードがあります。イラストもたまにみかけますよ〜。
で、私的にはあらすじバレだけどネタバレにはなってないと思うので、削除はしないですよ。
ここで断言してしまうと、のりりん=変な人物と位置づけられそうですが、あえてカミングアウトしちゃいますと……。私は石神の気持ちってわかるんですよね。そこに感動はしませんが、納得はします。初めて目を開けた雛鳥のような感じだと思うのです。説得力を出すために愛ってものを用いていると思いますが、サイコキラーでも太陽がまぶしかったからでも月曜日が嫌いだからでも私は特に問題視しなかったと思います。この自分のような読者が問題になってしまうかなあとは思っています。それと関連しているか微妙ですが、最近、仕事人のドラマは好きですが、恨みを晴らす仕事依頼というものが好きではないのですよ。依頼なんてせずに自分で落とし前つけろって思うのですよね。だから、私は花岡靖子は史上最低級のヒロインだと思っています。
かなりぼかしながら書いているので意味不明かと思います(汗。わけわからなーい! という場合は、メールいたしますね。
[NAGAYA v3.13/N90201]