黒猫荘
(mobile版)

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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計

床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。

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321. 2006年05月08日 23時43分07秒  投稿:砂時計 
「ウオン ウオン(あなたは人間 わたしは犬 禁じられた恋だということはよくわかっていますっ)」
こんばんは、砂時計です。
『週刊少年ジャンプ』今週号の中に、『DEATH NOTE』の、西尾維新によるオリジナル小説「アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」の告知が。書かれている文からすると、どうやらマンガの物語以前の話で、Lの探偵としての活躍を描く作品みたいですね。これは楽しみ。
そう言えば以前、乙一による『ジョジョの奇妙な冒険』の小説版の話もあったと思うけど、あれはどうなったのかなあ。

のりりんさま
いらっしゃいませ。レスが遅れてすみません。
五日はどうもありがとうございました。とても楽しかったです。
>たしか小杉健治か小林久三の作品だったと思います
もしかしたら検察審査会を扱った小杉健治『検察者』かな?自分は読んだことないんですが、出た当時、佐野洋『推理日記』で取り上げられていたような記憶があります。情報ありがとうございます。
>なかなか難しいと思いますが、
>またお越しの際はぜひぜひ遊びましょうー。
是非是非よろしくお願いします。
どうもありがとうございました。

かい賊さま
いらっしゃいませ。
お会いできて嬉しかったです。24号室への書きこみを拝見すると喋りを抑え目になさってたようですが、今度お会いする機会がありましたらご遠慮なしの爆裂トークを期待いたしますです。
>女性ボーカルが似合う高音域な男性は同年代の誇りです。
>これからもがんばってください(何を?)。
そ、そうでしょうか?これからもがんばります(何を?)。
かい賊さまの渋いブルージィなお声も素敵でしたよ(近藤房之介のお話も出てましたし、柳ジョージやSIONの歌なんかも聴いてみたいと思いました)。
>今度はドラマ今昔物語でもしましょう。
いいですねー。またお会いできましたら、その時には是非。
どうもありがとうございました。

と、お二方の書きこみにありましたように、GW中、東京で黒猫荘関連の方とお会いしてきました(以下、掲示板に書くのはどうかと思うような長文になりますが、ご容赦を)。
ミステリとは違う分野のサイトのオフ会に誘われて東京行きを決めたんですが、どうせならと思い、以前、東京へ出た時は一緒に歌いましょう、とお誘いを受けていた24号室・のりりんさんに連絡を取ったところ、他の方にも呼びかけてくださって、32号室・紅さん、89号室・かい賊さん、52号室に書きこみをなさっている屋根裏の足立さん、と全員で五名のミニオフが実現。
五月五日、午後一時。待ち合わせ場所に行ってあたりを見回したところ、光文社文庫の『人形はなぜ殺される 新装版』を手に持っている人が。別にそれを目印に決めていたわけではないんですが「足立さんに違いない!では隣に立っている方がかい賊さんなのでは」と思い、声をかけてみたらその通り(聞いてみたらかい賊さんも『人形〜』で足立さんとわかったそうで)。そこにのりりんさんもやって来て、初めましての挨拶のあと、カラオケへ。
ミステリに関係した歌プラスアルファの選曲での二時間。のりりんさんの甘いお声、上述のかい賊さんの渋いブルージィなお声、足立さんのナマ替え歌、と堪能させてもらいました。
カラオケのあと、紅さんと合流し、喫茶店へ。
あの作家、この作品、とミステリ話だけであっという間の三時間。
特に足立さん、紅さん、かい賊さんのお三方は読書の幅も広く、自分なんかは「へえー」と感心しながらただ聞き入るだけという局面もしばしば。
今思い返すと、自分はなんか舞い上がっちゃって、独りよがりの支離滅裂なことをくっちゃべってたような気がして恥ずかしいんですが、それはそれとして、本当に楽しい時間でした。
のりりんさん、足立さん、紅さん、かい賊さん、どうもありがとうございました。

で、東京へ出ることがあったら連絡を、という約束を以前交わしていた方がもう一人いらっしゃって、それが30号室の店主さま。
こちらは翌日六日の夕方にお会いすることに。他に18号室の無謀松さん、よくお邪魔するサイトの管理人の方でいわいさん、月うさぎさん、とこちらも自分を入れて計五人の集まり。
お会いして食事、そしてカラオケへ(<また?)。「マッハバロン」や「江戸の黒豹」を一緒に歌うことができたのは幸せでした、店主さま。カラオケのあとは喫茶店でミステリ中心の話。鮎川哲也の未完長編『白樺荘事件』は『白の恐怖』と違い「三番館」のバーテン物だったというのを何かで読んだという話をしたら「それはないでしょう」とアッサリ否定されたのですが……確かにそう書いてある文章を目にした覚えがあるんだけどなあ、うーん……。

七日は前日の集まりでお勧めがあった狭山市立博物館の企画展「金田一さん!出番です −博物館で楽しむ横溝正史−」へ。
一時間半ほどかけて、のんびりと見学を。『犬神家の一族』の英訳版の裏表紙の説明文では同作品が金田一物の最初の作品にされちゃってるのか、むむ。と些細なことはともかく、自分にとっては色々と見応えのある内容。杉本一文画伯のサイン会の日に行けなかったのは残念ですが。

そんなこんなのGWでありました。

■5/8の購入本

『山上たつひこ自選傑作集 ベスト・オブ・がきデカ』 (宝島社 ワンダーランドコミックス)――コンビニ本(再発なのかな?)。作者が選んだ十九本(それぞれの扉に本人の選評付き)。巻末には山上たつひこインタビュー、山上たつひこデータベース、特別書き下ろし 喜国雅彦「がきデカ2003」(一ページ)が。

『ダ・ヴィンチ』6月号
320. 2006年05月08日 17時34分00秒  投稿:かい賊 
こんにちは。
先日はお目にかかれて光栄でした。雰囲気が想像通りの方だったので、とても安心(?)しました。
女性ボーカルが似合う高音域な男性は同年代の誇りです。これからもがんばってください(何を?)。
また機会があるといいですね。今度はドラマ今昔物語でもしましょう。ではまた。
319. 2006年05月05日 21時16分07秒  投稿:のりりん 
 24号室・のりりんです。
 今日はお疲れ様でした。カラオケも喫茶店も楽しくて時間が足りないくらいでしたね。えへへ。
 以前「陪審員制度」の映画についてコメントいたしまして、そのときに原作読んだことあるような話をしました。たしか小杉健治か小林久三の作品だったと思います(かなりうろ覚えですが)。ということをお話しようと思っていて、すっかり忘れていました。
 なかなか難しいと思いますが、またお越しの際はぜひぜひ遊びましょうー。
318. 2006年05月01日 02時08分45秒  投稿:砂時計 
「エロいよエロいよ谷隼人はいつも上半身裸だから松岡きっこはエロいよ」
こんばんは、砂時計です。
NHKの朝ドラ『純情きらり』を見て、劇団ひとりの金田一耕助役もアリかな、と思うこのごろ。

◆ゆうべは『土曜ワイド劇場』の『事件12』をラジオ番組を聴きながら視聴(なもんで理解度50%くらい。でもそれなりに楽しめました)。エンディング・クレジットを見てちょっとビックリ。これ、小杉健治『絆』が原作なんですね(自分は未読)。シリーズ第一作だけ大岡昇平『事件』が原作で、あとは全部オリジナルだと思ってたんですが……なるほど、弁護士視点の法廷物なら何でも使えるわけか。
しかし、「私、夫を殺しました…妻はなぜ嘘の自白をしたか?W不倫のワナ!使われなかった片道切符に謎が」なんてサブタイトルを付けるくらいだったら、まず「絆」の一文字を入れろよなあ。新聞のテレビ欄にも小杉健治原作とは書いてないし(脚本・監督の名前はあるのに)。日本推理作家協会賞受賞作だぞー。

◆雑誌『TV station』にLA在住のライターが向こうで放映されているドラマの情報を伝える「海外ドラマ超先取りレポートfrom U.S.A.」という連載があるんですが、発売中の号で紹介されている作品が、かなり気になります。
タイトルは『The Closer』。CIAで尋問の特別トレーニングを積んできた凄腕の女刑事がロサンゼルス市警殺人課(コロンボと同じだ)のチーフになって部下を指揮する刑事ドラマということなのですが、「複雑すぎる伏線と、些細な事実を巧みに結び、犯人を追いつめ、自白せざるを得ない状況を作りあげるストーリー展開は天才的。ぼんやり観ているとケムに巻かれた気分になるので、ビデオを巻き戻して、鮮やかな謎解きを完全理解したくなる」……観たい!観たいぞ!早く日本上陸しないかな。日本上陸といえば、イギリスのミステリ・ドラマ『ジョナサン・クリーク』もまだなんですよね。

◆『小説推理』6月号の佐野洋「推理日記」の中で、『オール讀物』4月号に掲載された芦辺拓「裁判員法廷二〇〇九」が取り上げられていました。自分は残念ながら読んでいないんですが、佐野氏のこの作品に対する賞賛と不満は、自分がやはり芦辺作品の『十三番目の陪審員』を読んだ時に感じたこととほとんど同じものでした。プロットには感心させられたけど、陪審員のディスカッションの面白さを期待して読んだら、あれれ、という感じで肩透かしをくらっちゃったんですよね(勝手な期待ではあったんですが)。

◆創元推理文庫のコナン・ドイル『緋色の研究』新版が書店に出ていました。変わったのは活字だけ。何か新しいオマケがあったら買ったんだけどなあ。
自分は、この『緋色の研究』だけは、創元推理文庫の阿部知二訳じゃないとダメなのです。初読時に、ある場面でのホームズのセリフ「毒殺」にシビレちゃいまして。他の訳みたいに「毒殺です」「毒殺ですよ」じゃなく、一言「毒殺」。やっぱりこれじゃないと。

■4/27〜4/30の購入本

『ルームメイト』 今邑彩 (中公文庫)
『絶体絶命 ギャンブル・アンソロジー [ゲーム編]』 結城信孝 編 (ハヤカワ文庫JA)
・創元推理文庫
『グラン・ギニョール城』 芦辺拓――親本積読中。文庫版だけのボーナス・トラックあり。解説・辻真先。 ●『怪奇小説傑作集3 英米編III』 H・P・ラヴクラフト 他
・ハヤカワ・ミステリ文庫
『セントラル・パーク事件』 クレイグ・ライス ●『影と陰』 イアン・ランキン

『サーカスのすべて からくりサーカス公式ガイドブック』 藤田和日郎 (少年サンデーコミックス)――連載はフィナーレが近い長編マンガの、二年前に発売されたガイドブック(作者のロング・インタビューもあり)。「サーカス編」閉幕までは本当に面白かったなあ。それ以降の展開には不満があるけれど、それでも、胸を熱くさせられた名場面の数々は今思い出しても涙がにじんでくるほどで、やっぱり好きな作品なのです。

[NAGAYA v3.13/N90201]