黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計
床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。
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320. 2006年05月08日 17時34分00秒
投稿:かい賊
こんにちは。
先日はお目にかかれて光栄でした。雰囲気が想像通りの方だったので、とても安心(?)しました。
女性ボーカルが似合う高音域な男性は同年代の誇りです。これからもがんばってください(何を?)。
また機会があるといいですね。今度はドラマ今昔物語でもしましょう。ではまた。
319. 2006年05月05日 21時16分07秒
投稿:のりりん
24号室・のりりんです。
今日はお疲れ様でした。カラオケも喫茶店も楽しくて時間が足りないくらいでしたね。えへへ。
以前「陪審員制度」の映画についてコメントいたしまして、そのときに原作読んだことあるような話をしました。たしか小杉健治か小林久三の作品だったと思います(かなりうろ覚えですが)。ということをお話しようと思っていて、すっかり忘れていました。
なかなか難しいと思いますが、またお越しの際はぜひぜひ遊びましょうー。
318. 2006年05月01日 02時08分45秒
投稿:砂時計
「エロいよエロいよ谷隼人はいつも上半身裸だから松岡きっこはエロいよ」
こんばんは、砂時計です。
NHKの朝ドラ『純情きらり』を見て、劇団ひとりの金田一耕助役もアリかな、と思うこのごろ。
◆ゆうべは『土曜ワイド劇場』の『事件12』をラジオ番組を聴きながら視聴(なもんで理解度50%くらい。でもそれなりに楽しめました)。エンディング・クレジットを見てちょっとビックリ。これ、小杉健治『絆』が原作なんですね(自分は未読)。シリーズ第一作だけ大岡昇平『事件』が原作で、あとは全部オリジナルだと思ってたんですが……なるほど、弁護士視点の法廷物なら何でも使えるわけか。
しかし、「私、夫を殺しました…妻はなぜ嘘の自白をしたか?W不倫のワナ!使われなかった片道切符に謎が」なんてサブタイトルを付けるくらいだったら、まず「絆」の一文字を入れろよなあ。新聞のテレビ欄にも小杉健治原作とは書いてないし(脚本・監督の名前はあるのに)。日本推理作家協会賞受賞作だぞー。
◆雑誌『TV station』にLA在住のライターが向こうで放映されているドラマの情報を伝える「海外ドラマ超先取りレポートfrom U.S.A.」という連載があるんですが、発売中の号で紹介されている作品が、かなり気になります。
タイトルは『The Closer』。CIAで尋問の特別トレーニングを積んできた凄腕の女刑事がロサンゼルス市警殺人課(コロンボと同じだ)のチーフになって部下を指揮する刑事ドラマということなのですが、「複雑すぎる伏線と、些細な事実を巧みに結び、犯人を追いつめ、自白せざるを得ない状況を作りあげるストーリー展開は天才的。ぼんやり観ているとケムに巻かれた気分になるので、ビデオを巻き戻して、鮮やかな謎解きを完全理解したくなる」……観たい!観たいぞ!早く日本上陸しないかな。日本上陸といえば、イギリスのミステリ・ドラマ『ジョナサン・クリーク』もまだなんですよね。
◆『小説推理』6月号の佐野洋「推理日記」の中で、『オール讀物』4月号に掲載された芦辺拓「裁判員法廷二〇〇九」が取り上げられていました。自分は残念ながら読んでいないんですが、佐野氏のこの作品に対する賞賛と不満は、自分がやはり芦辺作品の『十三番目の陪審員』を読んだ時に感じたこととほとんど同じものでした。プロットには感心させられたけど、陪審員のディスカッションの面白さを期待して読んだら、あれれ、という感じで肩透かしをくらっちゃったんですよね(勝手な期待ではあったんですが)。
◆創元推理文庫のコナン・ドイル『緋色の研究』新版が書店に出ていました。変わったのは活字だけ。何か新しいオマケがあったら買ったんだけどなあ。
自分は、この『緋色の研究』だけは、創元推理文庫の阿部知二訳じゃないとダメなのです。初読時に、ある場面でのホームズのセリフ「毒殺」にシビレちゃいまして。他の訳みたいに「毒殺です」「毒殺ですよ」じゃなく、一言「毒殺」。やっぱりこれじゃないと。
■4/27〜4/30の購入本
●『ルームメイト』 今邑彩 (中公文庫)
●『絶体絶命 ギャンブル・アンソロジー [ゲーム編]』 結城信孝 編 (ハヤカワ文庫JA)
・創元推理文庫
●『グラン・ギニョール城』 芦辺拓――親本積読中。文庫版だけのボーナス・トラックあり。解説・辻真先。 ●『怪奇小説傑作集3 英米編III』 H・P・ラヴクラフト 他
・ハヤカワ・ミステリ文庫
●『セントラル・パーク事件』 クレイグ・ライス ●『影と陰』 イアン・ランキン
●『サーカスのすべて からくりサーカス公式ガイドブック』 藤田和日郎 (少年サンデーコミックス)――連載はフィナーレが近い長編マンガの、二年前に発売されたガイドブック(作者のロング・インタビューもあり)。「サーカス編」閉幕までは本当に面白かったなあ。それ以降の展開には不満があるけれど、それでも、胸を熱くさせられた名場面の数々は今思い出しても涙がにじんでくるほどで、やっぱり好きな作品なのです。
317. 2006年04月27日 01時30分33秒
投稿:砂時計
「ホラ 宝石ってキラキラして美味しそうじゃないですか」
こんばんは、砂時計です。
『週刊SPA!』今週号。コラム「岩井道のマンガ極道」で、つのだじろうによる横溝マンガが取り上げられていたので思わず買っちゃいました。久々に見たなあ、『八つ墓村』で妙蓮の口からエクトプラズムが立ちのぼる心霊シーン。
このコラムの記述では『八つ墓村』『犬神家の一族』『悪魔の手毬唄』の全部が講談社漫画文庫から出ていると受け取られそうだけど、『八つ墓村』だけは出てないんですよねー(影丸穣也版の同タイトルが既に出ていたからなのかもしれませんが)。
現在は講談社漫画文庫版も版元品切れみたいだし、つのだ版三作、どっかからまた出してくれないかなあ。
さて、東野圭吾『容疑者Xの献身』については読んだ時に「面白かった」という感想を書いて終わっていたはずで、理解し難い言いがかり(としか自分には思えない)に端を発する「論争」に長々と付き合って何か書くというのも気がひける面があるんですが……。
「本格ではない」「難易度の低い本格であり、本格として高い評価を与えるのはおかしい」というどちらの意見にも自分は反対の立場です。
一つ不思議なのは、「難易度」を評価の物差しにしている人は、どうして『X』のみを問題にして『扉は閉ざされたまま』の高評価については言及しないんだろう、ということ。倒叙ミステリの「本格」要素という観点からすると、最後に提示される「犯人のミス」はあまりに見え見えで、「難易度」の高低を評価基準にして『X』の高評価を問題視するのであれば、この作品についてもそうしてしかるべきだと思うのですが(もちろん、それを補って余りある長所がこの作品にはあるわけで、自分自身は高評価が不当だとは思いませんが)。
『ミステリマガジン』6月号には、我孫子武丸氏と二階堂黎人氏による『容疑者Xの献身』についての文章が掲載されています。
二階堂氏の文章は内容が破綻しまくりで見るべきものはありませんでしたが、我孫子氏が『X』を読んで「ひいてしまった」というポイントは、指摘されてみると、なるほど作品の弱点と思えるものでした(それも修正することが可能な種類のもの)。そうか、プロット自体は自分には納得のいくもので笠井潔氏の論にも反発を覚えるだけだったけど、作中人物の反応については確かにそうだなあ。
■4/26の購入本
●『ミステリマガジン』6月号――特集「鉄道ミステリの旅」。
●『活字倶楽部』春号
[NAGAYA v3.13/N90201]