黒猫荘
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ときどきしか来れませんが・・・
オーナー:さとし
コメントを入れようと思ったら消えてしまいました。その後、時間がなくてブランクとなってしまいました。
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231. 2000年06月17日 08時45分39秒
投稿:さとし
こんにちは、さとしです。
黒田「ウエディング・ドレス」、楽しく読みました。本格ミステリか?と言われるとむずかしいようですが。
でも、作者の遊び心には惹かれました。次回が楽しみなひとりではあります。
ホックの短編は、切れ味と言いまったく申し分あれません。チェスタトンとならんで、典型的な短編型作家のひとりです。レオポルトシリーズやニックシリーズなどもまた読みたくなります。
今は、先日買ってきた高橋克彦「京伝怪異帖」を読んでいます。時代ミステリのようです。新聞連載小説なので、山場の連続でスイスイと読み進められますが、なかなか面白い作品です。
高橋といえば「写楽〜」からはじまる浮世絵ミステリや伝奇SF、ホラーまでカバーしている懐の広い作家ですが、ストーリーテラーです。
なぜか夏場になると時代物を読みたくなります。
もうひとつ、夏場と言えば「秘境物」ですね。古書目録に橘「ウニデス潮流の彼方」が3000円で出ていました。
ボーナスも出たし、買ってしまいましょうか。
それでは。
230. 2000年06月09日 14時57分02秒
投稿:さとし
こんにちは、さとしです。
SHOW-Tさん、私は恩田作品の「光の帝国」以降はまだ読んでいません。ハードカバーは高いので、文庫になったら、と思っています。
「像と耳鳴り」はミステリだということなので、これだけはハードカバーでもそのうちに読もうと思っています。
恩田作品は、登場する若者がいいですね。男の子も女の子も、温かさを感じます。きっと著者も温かな目を持った人なのでしょう。
とはいいながら、ハードカバーを買ってしまいました。有栖川有栖「幽霊刑事」です。まだ読み始めていませんが、楽しみです。
とりあえず今は、ホック「サム・ホーソーン」と黒田「ウエディング・ドレス」を並行して読んでいるところです。
ホック作品はアメリカの田舎の雰囲気満点で、懐かしい気分にさせてくれます。黒田作品は仕掛けがありそうなので、要注意というところでしょうか。
それでは。
229. 2000年06月08日 23時19分45秒
投稿:SHOW-T
ども、SHOW−Tです。
恩田陸さん大好きです。
お気に入りの作家を5人あげるなら、確実にその中の1人に入ります。
『六番目の小夜子』にときめき、『球形の荒野』にどきどきし、
『不安な童話』にくらくらし、『光りの帝国』にほろほろし、
『三月は深き紅の淵に』にため息をもらし
『木曜組曲』にわくわくし、『象と耳鳴り』ににこにこし、
現在に至るというところでしょーか。
恩田さんの作品を読むと、いつも幸せな気分になるわたくしでした。
228. 2000年06月07日 09時30分14秒
投稿:さとし
こんにちは、さとしです。
「六番目の小夜子」に続いて、「球形の季節」「不安な童話」と恩田作品を続けて読みました。
少し恩田作品の特徴が分かったような気がします。
基本的なスタンスはファンタジーなんですね。そこに、少しホラーやミステリの衣がついている、といった感じです。
どの作品も、ラストに割り切れないところが残り、いい意味では作品の余韻となっています。不満な人には割り切れなさと見えるでしょう。
それでもミステリ仕立ての「不安な童話」は、ある程度のカタルシスがありましたが、「球形の季節」は、まるで諸星大二郎の作品を読んだときのような感覚になりました。
ところで、諸星大二郎といえば、「西遊妖猿伝」が受賞しましたが、氏の「暗黒神話」を読んだときの驚き!!
そういえば、なぜか昔のファミコン版「暗黒神話」のゲームカセットを持っています。とても今のプレステ2とは比べ物にならないものですが、当時はなかなか楽しみました。「鬼太郎」や「魔界村」などなど、懐かしいゲームの名前を思い出してしまいました。
それでは。
[NAGAYA v3.13/N90201]