黒猫荘
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121. 2006年07月02日 23時35分12秒
投稿:かい賊
大岩ケンヂ・滝本竜彦「NHKにようこそ! 5」角川コミックス・エース
滝本竜彦の「超人計画」が文庫化されたので購入したのだが、いつになったら読み順が
回ってくるのか見当もつかないため、コミックスの新刊をあげてみる。
N・H・Kは日本放送協会ではなく<日本ひきこもり協会>の略。別にカルトな集団が
設定されているわけではなく(実は当初、そちらの展開も期待したのだが)、ある日自分が
ヒッキーであると気がついた青年が周囲の協力(?)もあり、その症状(?)を日々
色濃くしていく物語。
かなりの勢いでおバカさんなので非常に笑えるのだが、いわゆる「オタク系ひきこもり」
なので、深く掘り下げてもそれこそ“はつるそこなし”だから「ネガティブハッピー・
チェーンソーエッヂ」ほど突き抜けたカタルシスがなく、細部はともかくストーリーと
してはどうよ? って感じ。
原作者(滝本)自身もこの小説に関して最近は何やら行き詰っているらしく方向性を
模索しているところらしい。
大岩の絵柄は趣味に合っているし、コミックス内各話の最終ページ裏の4コマが毎巻
楽しみでしょうがない身としては、何とももどかしいことでございます。
同じひきこもりでも……
120. 2006年07月01日 00時20分14秒
投稿:かい賊
高殿円「銃姫 7」MF文庫
この巻を入れずにあと2巻だそう(つうことは9まで)で、いよいよ大詰めに向かい
つつあるのかしらん? どうも眉唾だなあ。確かに鉄姫エピは大進展の今回だけど、
というかどうなっちゃうんだろう、エル姉ちゃん。ホント報われないというか、所詮
人外というか(ひどっ)。そう言えばこのキャラの災厄的音痴歌設定には深い意味が
あるんだろうか。あってほしいな。
のっけから新キャラ(ジュディット)登場で、中身が深い深い。ほとんどプロローグに
しか出てきませんが、そのプロローグが62ページ分だもんなあ。短編一本分だって。
な〜んか加速度的に物語に厚みが増していく一方なんですけど。どんどん三国志化が
進んで、これでいよいよ銃姫が出てきて世界はどうなる? な〜んて状態になったら、
オリヴァントと決着つけて、はいっオシマイとは絶対にならないよなあ。ああ厚さが
「終わりのクロニクル」級になれば話は変わってきますが。今のままではキャラ達が
よってたかってストーリーを終わらせてくれないように思います。いやいやいやいや
いい意味でね、いい意味。ガリアンルード再興、スラファト滅亡、メンカナリン消滅、
暁四散、月海漁夫の利、とか見たいもんなあ。
どうやら次巻が作者の腕の見せ所らしいですね。いやあ、楽しみ楽しみ♪
119. 2006年06月29日 03時45分04秒
投稿:かい賊
>SAMANA様
…厳選した
というところがミソですよね。実際本屋の店頭ではZARD「揺れる想い」っすよ。ましてや
SAMANA様の場合、あっとまるでストーカーなんすけど、036蜥蜴蜉蝣−とかげろう−等各地で
『「さよなら妖精」包囲網』に追い詰められているのを見て腹を抱えて(本当に失礼!爆→
まだかよ!)大笑いしていました。目出度くこの度お縄についたそうで
……………買っちゃいました(爆)
SAMANA様のご健康のため、ほっと安堵の胸をなでおろすかい賊です。いやいやいや渦巻きます
よねえ、ホンマ。全っ然他人事じゃないです。でも新刊本屋に3日も行かないと不安で不安で
中毒患者はこれだから……困ったものです♪ でもこんな自分は大好きですよ→開き直り。
せっかくなんでぜひ読んでくださいね。
…東野圭吾以上に
鍵括弧が『「泣ける」本格ミステリ』だとますます同意!です。でも残念ながらワシの中では
少なくとも火村は「しみじみ泣ける」ではないんです。むしろこいつに泣かされるとしたら
間違いなく「号泣」ですね。そんな作品を切に希望していますが。もちろん江神さんでも全然
オッケーなんすけどね。
書き込みありがとうございました〜♪
大暮維人「天上天下 15」ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
「エア・ギア」も大概話がデカくなってるけど、こっちに至っては留まるところを知らないね、
本当。間違いなく連載開始時にはこんな展開なんて考えていなかったと思うんですけど、つうか
編集がうなずくわけないよ絶対。
登場人物たちが闘う必然を求めて、龍眼の主が亜夜を戦国時代に導いちゃうわけだよ、これが。
まあ、全面的にナシとは言わんよ、さすがに。でも半年以上このエピソードはなんぼなんでも
長すぎだろう? せめて前後編2か月分で十二分だよ。いや戦国期の絵面とか。エロエロ展開
とか好きですよ、もちろん。にしても本編の行く末のほうが優先なわけよ。
いっそ集英社に対するウルトラジャンプエロ化推進の一環だってんなら納得いくし、イケイケ
なんだけどね。秋田書店が積極的だけど力量あるエロ系作家を意欲的に取り上げていく昨今の
状況は実に面白い。別に大出版社よエロに染まれと言ってるんじゃない。広く読まれる土壌で
なるべく表現の枷がない状態でどれだけのことができるのか見てみたい。所詮はアングラで
括られちゃうのがなんとも悔しいんよ。
本編の流れ、というものを度外視すれば非常に読み応えのある一冊と言えるでしょう。
118. 2006年06月28日 22時02分27秒
投稿:SAMANA
16号室SAMANAです〜。
>…「さよなら妖精」
>はい、ワテもお勧めだす。
厳選した今月購入文庫の最後の1冊であった『時計を忘れて森へいこう』を買
いに書店にいったところ、その横に『さよなら妖精』と『百万の手』が平積み
されていました。
その時、頭の中で「さよなら妖精…さよなら妖精…さよなら妖精妖精妖精…」
「百万の手…百万の手…の手…手手手手手手手手手…」といった声が確かに
渦巻き、気がつくと手には1冊でなく3冊の創元推理文庫が。
……………買っちゃいました(爆)。
それでも『ロンド』(柄澤齊)上下巻をかろうじて掴まなかったことについて
は自分を誉めてあげたいです(苦笑)。
>スイス時計の謎
最新刊『乱鴉の島』のネット上の評判も、私が見た限りではなかなか良さそう。
オーソドックスな本格といった面以外でも、有栖川有栖には期待していたり。
実は東野圭吾以上に「泣ける」本格ミステリを書き得る作家さんだと私は思い
こんでいるかも。
そいでは!!
[NAGAYA v3.13/N90201]