黒猫荘
(mobile版)

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蜥蜴蜉蝣−とかげろう−
オーナー:よつや
本を読むのも好きですが、それ以上に買うのも好きという困った習性を持っています。
そのため読んでいない本が貯まっていくばかりで、家人に白い目で見られております。
・・・でも今日もまた本屋に足を運ぶのは何故?
それは、そこに本があるから。
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362. 2006年04月09日 06時40分05秒
投稿:紅
32号室の紅です。
す、すみません、昨日1日寝てしまったため、発送できませんでした(大汗)
必ず15日には発送いたしたいと思います。ご了承ください。
361. 2006年04月08日 01時19分41秒
投稿:鍋谷伸一
『屋根裏』でのストーンズの話いろいろありがとうございました。
今日、四谷のライブハウス『コタン』で大学時代の知人が出てたので寄って来たのですが
8年ぶりの再会でして、すでに妻子持ちになっいたのは驚きました。月日の流れは
早いなぁと実感しております。
ミステリの話題を少々
先日、熱海で翻訳家の加賀山さんと話す機会がありまして、クロフツの新訳
も手がけたそうで、訳してて非常に楽しめとおっしゃってました。
いろいろ貴重なお話が伺えてラッキーでした。
河野典生さん『憎悪のかたち』読み始めまして、
最近読んだの志水辰夫さん『行きいそぎ』、
藤田宜永さん『巴里の遺言』と偏った読書傾向です。
360. 2006年04月06日 00時53分13秒
投稿:みっくん
27号室にこっそり入居しました。よろしくお願いします。
えーと、まずどんな話題から入ればいいですかね?
358. 2006年04月04日 20時51分40秒
投稿:よつや
今日、食事をとりつつ新聞を開くと、翻訳家の矢野浩三郎氏の訃報が載っておりました。
数多くのミステリの翻訳をされていますが、
今ではちょっとしたレアになっている角川文庫の『怪奇と幻想』(全3巻)の編者でもあります。
私が矢野氏の訃報を聞いて真っ先に思ったのが、
以前ネットで購入した故福島正実氏の文庫でした。
『ちがう』『出口なし』『救援隊』『虚妄の島』の4冊をまとめて買ったのですが、
最初の3冊にはいずれも扉にこう書かれてあるのです。
「献呈 矢野浩三郎様 福島正実」
これが本物であるか調べる術を持っておりませんが、
矢野氏の書架からどうしてこの本が流れたのかなどと、
いらぬ思いをめぐらせていたりしていました。
角川文庫の福島作品は全部で6冊あります(共著は除く)。
『ちがう』昭和49年8月10日 初版発行
『出口なし』昭和49年9月10日 初版発行
『救援隊』昭和50年4月30日 初版発行
『異次元失踪』昭和50年9月10日 初版発行
『虚妄の島』昭和51年4月30日 初版発行
『就眠儀式』昭和51年10月10日 初版発行
こうして並べると何故最初の3冊に署名があって、『虚妄の島』にはないのかがわかると思います。
昭和51年4月9日、47歳の若さで福島氏は永眠されましたから。
本というものは形あるものなので、作者や訳者、または持ち主でさえもこの世から去ってしまっても残ります。
矢野氏に献呈された福島氏の本が手元にあることを思うと、
この訃報からいろいろな思いを感じて、黒猫荘のここに書いてみたしだいです。
矢野浩三郎氏のご冥福をお祈りいたします。
[NAGAYA v3.13/N90201]