黒猫荘
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ときどきしか来れませんが・・・
オーナー:さとし
コメントを入れようと思ったら消えてしまいました。その後、時間がなくてブランクとなってしまいました。
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95. 99年07月07日 08時29分40秒
投稿:さとし
さとしです。
SHOW-Tさん
昨日も書店をのぞいたのですが、「大密室」はありませんでした。
小さい書店だからか?と思ってしまいました。
ところで、恩田さんの作品はかつて長編をひとつ読んだことがありました
そのころは、てっきり男性だとばかり思っていたのですが、最近、女性だということをようやく知りました。
1作だけで作者の性別を判断してはいけませんね。
それにしても性別がわかりにくい名前です。
恩田さんの密室物。ぜひ読んでみたいですね。
今週中にはなんとか手にいれるつもりです。
さて、とうとう「三鷹事件」にとりかかりました。
「ヴィラ・マグノリア〜」が途中だというのにです。
旧国鉄をめぐる戦後の事件です。
私はこのような一種の謀略物というのも割と好きです。
国内物に限定しての話ですが。
「帝銀事件」は最近ではあまり取り上げられることが少なくて残念です。
以前に「土曜ワイド劇場」で中谷昇主演の良質のドラマが作られたことがありました。
94. 99年07月06日 20時19分58秒
投稿:SHOW-T
こんばんは、SHOW−Tです。
さとしさん、『大密室』買いました。
密室物のあまり好きでない私であっても、この顔ぶれを見れば、
もう買うしかありません。
有栖、綸太郎、山口といった、こーいうアンソロジーに欠かせない
メンバーに加え、倉知、貫井の中堅どころ、今のっている北森、
さらには私の大好きな恩田、おまけに書下ろしエッセイ付きという
涎のでるような(汚いなぁ、もう)内容です。
どーも、私の場合、アンソロジーを買うと、それだけで満足してしまう
傾向があるようで、『異形コレクション』の最新2巻、角川から出た
『十の恐怖』などまだ読んでいません。
どれから読もうか、悩んでいます。(それもまた楽しい)
93. 99年07月06日 12時53分16秒
投稿:さとし
さとしです。
SHO-Tさん、「大密室」買ったのですか。
私も探しているのですが、近くの小さい書店では見つかりません。
「グランギニョール」のときのように、大手書店まで行かなくてはいけないか、と思っているこのごろです。
顔ぶれもいいし、ぜひ購入します。
しかし、いつになったら読めるのか。
まだ「ヴィラ・マグノリア〜」が3分の1くらいだし、鯨、愛川、島田の次は「三鷹事件」だし・・・
今月中にはなんとかなるか、とは思っていますが。
それでは、本を読む時間が天からふってくることを祈って。
92. 99年07月05日 12時39分40秒
投稿:さとし
さとしです。
美夜さん、たしかに「嵐の山荘」物も、あまりに類型的だと鼻につくことがあります。
作家の中には、警察の捜査活動の正確性の描写にこだわる、とか、科学的な捜査方法をきらう、などの理由で設定する場合もあるようです。
確かに犯人の候補が限定されていたら、現代科学の鑑識技術では簡単に犯人が割り出せてしまいます。
ちなみに、私には「科捜研」につとめている友人がいます。
ごくたまに、貴重な話を聞くことができます。
さて、「そして二人だけ〜」の話です。
未読の方には申し訳ありませんが、少しだけ。
ほとんどの部分が一人称一視点で描写されています。
したがって、本作品の中の事実は事実上ほとんど不可能です。
つまり、ここに書かれている全てが記述者のうそ、ということもできるわけです。
あのような事実はなかった、あのような人物はいなかった、と考えることもできるわけです。
そのように判断すると、すべてがある人物の頭の中で作られた事実であり、わずかに地の文があるところだけが事実である、とすることができます。
なぜそのように考えられるか、というと、あの「人形」と描写されている物が、地の文では「少女」と描写されているからです。
または、あの「人形」という描写も記述者のうそである、とも判断できるわけです。
いずれにしても地の文はいわゆる神の視点、というものですから、事実と判断すべきものです。
したがって、あの「少女」は実在し、そう判断すると矛盾が生じるあの一人称の記述はうそ、ということになります。
あの部分がうそであれば、その他の部分全ての真実性が崩壊し、まるで「ドグラマグラ」のような迷宮に入ってしまいます。
このような解釈が正しいものかどうか。
「そして二人だけ〜」を読まれた方、教えて下さい。
[NAGAYA v3.13/N90201]