黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計

床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。

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196. 2005年10月22日 20時24分31秒  投稿:砂時計 
「わからない?まだわからないかね」
こんにちは、砂時計です。

ゆうべテレビで明石家さんま・星野仙一の特番をチラッと見てみたら、搭乗型二足歩行ロボットランドウォーカーが出ていました。
雑誌のグラビアなどで目にしたことはありましたが、動いているのを見るのは初めて。思わず「こ…これは…趣味の世界だねえ……」と『機動警察パトレイバー』の野明みたいに呟いてしまう砂時計なのでした(<「今日のわんこ」風に)。

こちらでは未放映だったドラマ『アストロ球団』のDVD第1巻のレンタルが開始されていたので、早速借りてきて視聴。
ブラック球団戦が無いことを知ってからこの作品への期待はしぼんでいたんですが、いや、これはなかなかどうして。
画面に漂うチープさを攻撃するのは容易いだろうが、洗練が全てではないと私は思う。
このドラマの時代背景は1970年代なのだが、それだけではなく、作品の持ち味についても'70年代に多く存在した30分ドラマの何でもあり感に近いものを感じるのだ。そこにある楽しさから、私は駄菓子を連想する。最新CGが、まるで合成着色料・チクロのよう。この作品が放つワクワク感は近年のドラマが少しずつ失ってきたものではないだろうか。ノスタルジーではない。今のドラマに伝えられるべきもの、必要なものがここにあるのだ。
……といったテキトーな思いつきはさておき(大体なぜ「である」調に?)、各超人が仲間になる順番などストーリーの流れ等は原作と結構違うものの、最近の原作付きドラマにありがちな劣化アレンジというわけではなく、長嶋と球五の間のドラマなど原作には無い見せ場もなかなかのもので、これは良いですよ。2巻以降にも期待。
とりあえず1巻の最大の見どころはジャコビニ流星打法!!実写で見られて嬉しいぞ。

加藤元浩『Q.E.D.―証明終了―』[22](講談社コミックス)読了。
・「春の小川」…記憶を失った男。思い出さなければならない「大切な場所」とは?真相が見え見えで謎の底が浅すぎるよなあ、と思って読んでいたら……うわっ!!驚いた。同種のトリックは過去に別のミステリマンガにもあったけど、こんな使い方をしてくるとは。思わず膝を打つような伏線があればもっと良かったんですが。
・「ベネチアン迷宮」…舞台はイタリア。銀行強盗未遂犯が逃走中に人質をとり、それが誘拐事件へと発展。身代金奪取トリック、伏線の利いた意外な事実、またまた登場の億万長者・アラン・ブレードと秘書・エリーのドラマ、犯人たちのドラマなどがバランスよく組み合わさった「いい話」系のエピソード。犯人たちの母親がいいなあ。
――今回は二作品ともに満足。ところでまた別の連載(やはりミステリ)が始まったんですね。

■10/21の購入本

『完全犯罪の使者』 森村誠一 (祥伝社文庫)

『江口寿史 JUMP WORKS 2 ―すすめ!!パイレーツ(1)―』 (集英社インターナショナル)――連載前半期の傑作選+オマケページ(作者と映画監督・河崎実との対談もあり)。このマンガは自分にとっての七大ギャグマンガの一つなのです(他はコンタロウ『1・2のアッホ!!』、山上たつひこ『がきデカ』、鴨川つばめ『マカロニほうれん荘』、とり・みき『るんるんカンパニー』、魔夜峰央『パタリロ!』、ながいけん『神聖モテモテ王国』)。実名プロ野球ギャグマンガが成立したのは集英社がジャイアンツと契約していたから、というのは初めて知りました(実名は勝手にやっていたとばかり思ってた)。

『あぶない刑事20年 SCRAPBOOK』 (日本テレビ)――全エピソードが網羅されてるのにつられて購入。『あぶ刑事』にそれほど思い入れがあるわけでもないんですけどね。
195. 2005年10月21日 15時03分31秒  投稿:砂時計 
「その電子レンジというのが実は、電池を入れて動かす石橋蓮司だったので」
こんにちは、砂時計です。

ロッテが日本シリーズ進出を決めましたが、水島新司マンガの世界では、ちょっと変わった日本シリーズの真っ最中(<また?)。
『ビッグコミックオリジナル』の連載『あぶさん』の中では、主人公・景浦安武が所属する福岡ダイエーホークスとセ・リーグの覇者・阪神タイガースが日本シリーズを戦っているのです。
ま、原稿を描いた時点ではパの優勝チームが決まっていなかったんだろうと推察。プレーオフ制度がなければ、こんなことはなかったんでしょうけどね。
実は去年の今頃も、この作品の中では実際とは異なるダイエー対中日の日本シリーズが描かれていました。で、単行本でも何一つ手を加えられずにその回は収録されているんですが、にもかかわらず、作品世界の中でも現実と同じく昨年のパの優勝チームは西武ということになっているんです。
なぜかというと、その後の回でものすごい荒業(それも脱力系の)で現実との辻褄合わせが行われたからなんですが(それがどういうものか気になる方は実際にお読みになってみてください)、今年もまた同じ手を使うのかなー。

それにしても、どうしても今のプレーオフ制度を続けるのなら、「リーグ優勝」と「日本一決定戦」は全く別のものとして分けるべきだと個人的には思います。

さて、『あぶさん』といえば、何巻に入っているかは忘れましたがこんな話がありました(記憶だけで書いているので細部は違っているかもしれません)。
練習を行っている球場の外で轢き逃げ事件を目撃した景浦。彼が車のナンバーを証言したことによって容疑者が特定される。が、犯人は知り合いが経営する修理工場で事故の痕跡を消していて、証拠はない。さあ……。
この話には、明らかにコロンボがモデルと思われる刑事が登場するんですよね。
世界でただ一つの「野球倒叙ミステリマンガ」かも。
193. 2005年10月20日 15時04分49秒  投稿:砂時計 
「シンシアは モシャスを となえた」
こんにちは、砂時計です。

のりりんさま
いらっしゃいませ。

『メイン・テーマ』、自分も映画館で観ましたよ。「メイン・テーマ」はその『メイン・テーマ』のメイン・テーマだったのです……って、ややこしい書き方ですね、つまり、主題歌だったんです。
「メイン・テーマ」と「スタンダード・ナンバー」のカラオケ対決とか、やってみたいですね。

その二曲とはちょっと違うケースですが、もともとエド山口が歌っていた自作曲「六本木ララバイ」をのちに内藤やす子がカバーした時、(終わりのほうにちょこっと追加された歌詞はあったものの)他の部分の歌詞は全く一緒なのに、冒頭の「お前の優しさが」を「あなたの優しさが」に変えただけで、「男性が女性を想う歌」が「女性が男性を想う歌」に変貌を遂げたということがありました。ちょっとミステリの性別(叙述)トリックにつながるものがあるような。

書きこみ、どうもありがとうございました。

さて、綾辻・有栖川原案のドラマ『安楽椅子探偵』シリーズの第六弾が来春放映予定のようですね。
ま、関西ローカルなので自分はソフト化でもされない限り見られないんですが。
そういえば、第一作と第二作のDVDを買っておきながら、まだ見てなかったっけ。

もひとつ、ドラマの話題。
土屋隆夫『赤の組曲』がフジテレビでドラマ化されて11/4に放映されるんですが、そこでの千草検事役が西村雅彦。
えー、イメージがちがーう!と一瞬思ったんですが、ドラマ『TEAM』なんかを思い出し、抑えめの演技ならアリかも、と納得。

昔、『火曜サスペンス劇場』で『針の誘い』がドラマ化された時の千草検事は北大路欣也でしたっけ。予告編を見て緊張感みなぎる画面にワクワクしたんですが、当時まだ原作を読んでいなかったのでスルーしてしまったのが惜しまれます。
『針の誘い』はその後『土曜ワイド劇場』でも映像化され、千草検事役は片岡孝夫(今は名前が違うんですよね)。この時は既に原作を読んだあとだったのでしっかりと視聴したんですが、肝心なところが変えられていて、あれじゃあ犯人にとってリスクが大きすぎるよ、と納得いかなかったのを憶えています。まあ、お茶の間で楽しむドラマとしては原作のアレはちょっと……ということだったんでしょうけれど。そんなわけでドラマ自体は不満だったんですが、そこでの千草検事は好印象だった記憶があります。
片岡孝夫は、同じ『土曜ワイド劇場』で浜尾四郎の『鉄鎖殺人事件』をやった時には藤枝真太郎を演じていて、知的でスマートな感じが名探偵役にハマるよなあ、と思ったものでした。そういえば高木彬光が、映像化するなら神津恭介役は片岡孝夫がいい、と話していたことがあったらしいですね。

それはそうと、土屋隆夫の長編も、高校の時に読んだ『影の告発』『針の誘い』以外は長年積読状態なんだよなあ……。いつかまとめて読んでみたいものです。
192. 2005年10月19日 17時20分44秒  投稿:のりりん 
 こんにちは。24号室・のりりんです。

 薬師丸ひろ子の「メインテーマ」、かなりびっくりです。全然知りませんでした。
 たまにカラオケで歌うのですが、今度南バージョンで歌ってみます。

 ところで、確かこれって映画になってますよね? 劇場で見たような覚えがあります。なんて子供だったんだ・・。同時上映の原田知世の映画は面白かったけど、こっちはよくわかんないままに終わってしまった記憶があります。

[NAGAYA v3.13/N90201]