黒猫荘
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みわっち。の『それさえも恐らくは平穏な日々』
オーナー:みわっち。
まだまだ、勉強中ですが、とりあえず顔を出すようにしようかな、と。
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1863. 2003年09月24日 00時57分56秒
投稿:みわっち。
同じ仕事をするにしてもなぜ土日や祝日だと気持ちが楽なんでしょう?、みわっち。です。
読了本です。
9月23日
○『メイン・ディッシュ』北森鴻著 集英社刊 読了
新刊で出た当時(たぶん)、北森鴻には全然触手を伸ばしていなかったにもかかわらず、本屋でその装丁を見てフラフラとジャケ買いしてしまった本。4年越しに読了です。帯にある通り、まさに「極上のミステリ」でございました。
いわゆる「連鎖短編集」で例によってアノ仕掛けのヴァリエーションが施されてます、っていうのはネタバレにはならないと思うのですが、如何なものでしょう。
個人的には最初の「ストレンジ テイスト」がお気に入り。途中まで書きあがったお芝居の結末を、第三者が推理するというお話なんですが、書いた本人も思いもよらないような伏線を繋ぎ合わせて整合性のあるお話を仕立ててしまう、その超絶的なはなれワザにやられました。
1862. 2003年09月22日 23時56分43秒
投稿:みわっち。
今日、会社で「バタービーンだ!」と大笑いされた、みわっち。です。
読了本です。
○『王を探せ』鮎川哲也著 カドカワノベルズ刊
容疑者は5人。しかもその5人は同姓同名。その同姓同名の容疑者のうち真犯人は誰なのか?というお話。実は事件の本筋のアリバイトリックの解明や、他だ1人に絞られる推理の過程よりも、容疑者の1人のアリバイ調査の為に丹那刑事が訪れる鎌倉の記述を楽しみました。またこれでひとつ、行ってみたい土地が増えましたね〜。
聴き込みにあたる刑事達の細かなプロフィールも、とても面白かったです。こういう事件の本筋とは無関係な部分を楽しむのは邪道なのかもしれませんが(汗)。
あと、後書きが非常に面白い。トリックに触れているので本編を読んでからではないと読めないけれど、そしてもしかしたらこれは鮎川哲也ファンの中では物凄く「いまさら何を言う」事なのかもしれませんが、鮎川哲也ってエッセイストとしても秀でたものがあるのではないでしょうか。
1861. 2003年09月21日 12時13分28秒
投稿:みわっち。
カドカワノベルズの『王を探せ』を読むのに時間がかかっています、みわっち。です。
>かすりさま
<相変わらず読書家でいらっしゃるようで、ただただ感心するばかりです。
ええっと(汗)。私よりも読書スピードの早い人はそれこそ「ごまん」といらっしゃいます。年間読書冊数が100冊前後の私が「読書家」って言われてしまうと、非常に面映いというか、面目無いというか、恐縮ですというか、お尻がむずむずするというか……上手く表現できませんが、何気にニュアンスは伝わりましたでしょうか。
<私めは京極をまだ読了できずにおりまする。
全然オッケーなんじゃないでしょうか。1冊の本を読むのに1ヶ月2ヶ月かける、そんな読書の在り方だって「アリ」だと思いますよ。
<講談社ノベルズの方はお読みになっていないですか?
柄刀一の講談社ノベルスは『アリア系銀河鉄道 三月宇佐見のお茶の会』を読了してます。もう1冊の『奇蹟審問官アーサー 神の手の不可能殺人』は28ページくらい読んで、途中で止まっております(爆)。
そういえば光文社の『ifの迷宮』(カッパノベルス)も出てスグ購入したのにもう、文庫が出てますからねぇ。う〜ん、私の中で柄刀一のポジションはとても微妙なものになってます。
1860. 2003年09月19日 19時13分03秒
投稿:かすり
みわっち。さんこんばんは!
相変わらず読書家でいらっしゃるようで、ただただ感心するばかりです。私めは京極をまだ読了できずにおりまする。
柄刀一に反応しました。私も、内容は面白いと思うのですがいまひとつ文章が固いと思います。龍之介シリーズはイラストもライトノベル系でもう少し優しい文章にしてもいいような気がしますがねぇ。講談社ノベルズの方はお読みになっていないですか?あちらも独特の世界観をミステリに仕上げた秀作です。文章が辛くなければ、オススメです。
さて、京極読むか・・・
[NAGAYA v3.13/N90201]