黒猫荘
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ときどきしか来れませんが・・・
オーナー:さとし

コメントを入れようと思ったら消えてしまいました。その後、時間がなくてブランクとなってしまいました。
  161〜164件 
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119. 99年07月26日 17時19分06秒  投稿:村田美香 
はじめまして、村田と申します。

ずいぶん以前のお話で、恐縮ですが「多岐川恭」の話題がでていたので、わたくしも参戦をば。

「変人島風物誌」
いやいや、よいですねえ。なにがいいって、主人公(記述者)が、漁色家というのが、多岐川らしくて、すてきです。
それでもって、ぜんぜん下品におちないところが、さすがは多岐川。
また、火事のトリックなんぞは、拍手ものでした。
小粒な作品ですけど、他の多岐川作品同様、澄んだ、クールな逸品ですね。

−多岐川のお話は、贔屓の作家なので、たくさんしたいのですが、新参者ですので、本日は、これまでで。
118. 99年07月26日 12時55分09秒  投稿:さとし 
さとしです。

SHOW-Tさん、やはり文庫という形態は、ハードカバーより広い読者層を想定するのでしょう。
そのため、あまりにマニアックに偏りすぎてはいけない、という商業意識のもと、著者への注文がいくのではないでしょうか。
近藤史恵にしては薄味、確かにそうです。
しかし、この作品で初めて近藤史恵に接した人にとっては、また手にとってもいいかな、と思わせるような出来になっています。
スタウトではなく発泡酒のような・・・
いけない、暑さのせいでビールがおいしくて、体重が・・・
でも、おいしいものはやめられません。

さて、瀬戸川「夢想の研究」を読んでいます。
再読ですが、やはり面白い。
文庫にしてはちょっと高いのがネックですが、お勧めです。
ミステリマガジン連載時から目を通していたものです。
以前ハヤカワからも刊行されていますが、今回の文庫化で、再読の機会ができました。
でも、同文庫の「名探偵登場」と「エクソシスト」も買ってしまいました。
これから読むのが大変です。

それでは。
117. 99年07月25日 09時32分32秒  投稿:SHOW-T 
近藤史恵氏の『カナリヤ〜』ですけど、やや薄味という気はします。
文庫書下ろしという形になると、どうしても普及版ということで、
軽めになるのかな、という気はしますけど。
けして、手を抜くとかという意味ではなくて、ハードカバーとは
方向性が違ってくるのかな、と思うんですが、どーでしょう。


116. 99年07月23日 16時41分29秒  投稿:さとし 
さとしです。

近藤史恵「カナリヤ〜」を読み終わりました。
近藤作品にしい、少し心をやんだ女性が登場します。
従来の近藤作品と比べて、どうでしょうか。
深刻さの度合いが少なくなっているような気がします。
その分、楽に読めましたが、読後がすっきりすぎて残りません。
シリーズ物になりそうですが、はたして次作はどうなるでしょうか。

本格というよりは、サスペンスといった趣。
ある種、マーガレット・ミラーに似ているような気がします。
もちろん、ミラーの方がねっとりとした濃厚な味ですが。

それでは。

[NAGAYA v3.13/N90201]