黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計
床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。
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211. 2005年11月11日 17時05分44秒
投稿:砂時計
「豆が欲しいか。ならばくれてやろう」
こんにちは、砂時計です。
先週の話になりますが、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』を公開初日に観てきました。
観客の年齢層は高め。前半では、どっと笑う声が何度も。後半は、あちこちで啜り泣きが(自分もちょっとウルウル)。場内の反応がとても良く、心地いい雰囲気でした。
で、自分はこの映画の中の吉岡秀隆に金田一耕助のイメージがダブって見え、彼が金田一を演じる映像作品が見たくなりました。それも、この映画のスタッフで。
VFXを駆使して昭和三十三年の町並みや風景をリアルに再現した技術で、金田一が主に活躍した昭和二十年代から三十年代の日本を。
原作の膨大な数の短編の中から数編を選んで一本のストーリーを巧みに紡ぎ出し膨らませた脚色の冴えで、横溝作品の物語性を。
うーん、見てみたいっす。
ところで、他の掲示板でも書いたんですが、堀北真希の役について思ったこと。
現在放映中のドラマ『野ブタ。をプロデュース』では、
(原作)小谷信太(コタニシンタ・男)→(ドラマ)小谷信子(コタニノブコ・女)
現在上映中の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』では、
(原作)星野六郎(ホシノロクロウ・男)→(映画)星野六子(ホシノムツコ・女)
名前の最後が「子」になり、その前の字の読み方が変わって、男から女へ……という共通の法則。
もしかして、これが「ほりきた進化論」なのか(<いや、そういうタイトルの写真集を出してるみたいなので)。
■11/10の購入本
・双葉文庫
●『人間動物園』 連城三紀彦 ●『失踪 松本清張初文庫化作品集1』 松本清張
・文春文庫
●『ミステリ百科事典』 間羊太郎――教養文庫版には未収録だった別巻1・2のボリュームが凄っ!。北村薫×宮部みゆきの「まえがき対談」もあり。ああ、でも、鮎川哲也「薔薇荘殺人事件」についての記述はそのままで何のフォローもないのね。北村さんも、再び解説担当の新保さんも、訂正してはくださらないのね。シクシク。 ●『魔神の遊戯』 島田荘司――親本積読中。<本格ミステリ・マスターズ>の文庫化スタート。作家論と作者インタビューは親本のみなんですね。 ●『僧正の積木唄』 山田正紀――解説は法月綸太郎。
・光文社文庫
●『ミステリー映画を観よう』 山口雅也――巻末に小山正・喜国雅彦・山口雅也の鼎談あり。 ●『猫は聖夜に推理する 猫探偵 正太郎の冒険(2)』 柴田よしき ●『修道士カドフェル18 デーン人の夏』 エリス・ピーターズ ●『文芸ミステリー傑作選 ペン先の殺意 名作で読む推理小説史』 ミステリー文学資料館編
◇乱歩の『陰獣』は昨日まわった本屋では見つからず。
209. 2005年11月10日 15時02分15秒
投稿:砂時計
「ああ、おれはなんというバカだったろう」
こんにちは、砂時計です。
かい賊さま
いらっしゃいませ。
>>テレビ東京の『獄門島』にマナカナが出た時は、
>二人三役で月雪花の三姉妹を演じていて
>不覚っす。見たかったっす。
DVDが発売されていて、ビデオテープでのレンタルもされているようですので、機会があればご覧になれるかと思います。正直、出来からいって、いきなりのDVD購入はお勧めする気にはなれないんですけどね。
片岡鶴太郎が金田一を演じたフジテレビ版の月雪花は牧瀬里穂・高橋由美子・持田真樹で、あれは華がありました。
>にしても空中元彌チョップはないよなあ。
なぜか元横綱・輪島がプロレス・デビューした時の「ゴールデン・アーム・ボンバー」を思い出しました。
個人的にはレイザーラモンHGとインリンの試合のほうが見たいぞ。
>>老舗のファンサイト「安葉巻の煙」
>ご紹介ありがとうございます。
>早速行ってきま〜す♪
前回のレスで書きそびれたんですが、町田暁雄さんの個人本『刑事コロンボ読本』も、ファン必携!!ですので、よろしかったら同じサイトの中の紹介ページから是非。
>>西尾維新
>いったいいつになったら文庫にぃ〜!
> はぁ、いい加減年貢を納めるか。
>でもここまで待って「文庫版解説」のために
>買い直しってのも癪にさわるんですよね。
西尾維新作品は確実に文庫化されると思うので、もう少しの辛抱かと。自分は「ミステリの文庫本」フェチなので、好きな作品・作家の場合は親本を持ってても文庫は買うのがデフォなんですけどね。
ノベルスでわざわざ買おうとは思わないけど文庫本だったら買いたい、でも文庫化されるかどうかわからない、という場合が一番迷わされます。
書きこみ、どうもありがとうございました。
207. 2005年11月09日 23時44分24秒
投稿:かい賊
こんばんは。089かい賊です。
>テレビ東京の『獄門島』にマナカナが出た時は、二人三役で月雪花の三姉妹を演じていて
不覚っす。見たかったっす。
『双子探偵』の和泉夢水はなかなか雰囲気がよくて好きだったんですけどねえ。
やっぱ大河の主役なんかはっちまったのがケチのつきはじめだったのかなあ。
にしても空中元彌チョップはないよなあ。鈴木(対戦相手)もやりすぎだあ。
あ、鈴木の奥さんの元アナウンサー芸者ガールも。
>老舗のファンサイト「安葉巻の煙」
ご紹介ありがとうございます。早速行ってきま〜す♪
>西尾維新
いったいいつになったら文庫にぃ〜! はぁ、いい加減年貢を納めるか。
でもここまで待って「文庫版解説」のために買い直しってのも癪にさわるんですよね。
愚痴っぽくてすみませんでした。ではまた。
206. 2005年11月09日 12時54分53秒
投稿:砂時計
「頭くせえ」
こんにちは、砂時計です。
◆本日の《的外れのツッコミ ―未読の場合―》
『ダ・ヴィンチ』で文庫・新書の新刊をチェックしていたら、10日発売の文春文庫のラインナップの中に、間羊太郎『ミステリ百科事典』がありました。
自分は過去に教養文庫版で読んでまして(といえるのかな。未読作品のネタバレ回避のために、かなり飛ばし読みしたもんで)、ミステリに出てくるトリックや小道具などを項目別にまとめた内容で結構楽しめたんですが、その中で引っかかったことが。
ある項目で鮎川哲也の「薔薇荘殺人事件」が紹介されてたんですが(その項目に入っていること自体がネタバレになっているので、未読の場合は注意が必要)、ストーリーの概略のあとに、犯人当てとして出題された時の花森安治氏の解答が引用されていて、その解答の内容通りだとすると物語がいかに荒唐無稽かということを指摘して「作り物を生命とする探偵小説の世界ならではの豪華なフィクションではある」と揶揄していたのです。
ちょっと待った!
作品本編の解答編部分を読めば分かることですが、花森解答はある部分では真相に届いているものの、それ以外は間違っていて、この本の中のツッコミは、その間違った部分に基づいているんです。
本編の該当部分を読まずに(あるいは執筆時に読み返すことなく)的外れのツッコミをしているわけで、これはないよなー、と憤りを感じたことを憶えています。
今度の文春文庫版では、注記または解説等でその点についてのフォローがなされているのかどうか、興味深いところです。
■11/8の購入本
●『セリヌンティウスの舟』 石持浅海 (カッパ・ノベルス)
●『ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い』 西尾維新 (講談社ノベルス)――戯言シリーズ完結。上巻・中巻と併せて一気に読みたいところですが、時間が取れるかなあ。
[NAGAYA v3.13/N90201]