黒猫荘
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回廊亭
オーナー:のりりん
ようこそ、回廊亭へ!
読了本と一言感想を目的に間借りしています。書き込みはどなたでもお気軽にどうぞ。
自己紹介でも。
読書特徴・・・広く浅く、気にいった作家の本は徹底的に読む
欠点・・・忘れっぽい。内容を覚えている本は1割に満たない
好きなミステリジャンル・・・叙述トリック、ミッシングリンク、孤島や嵐の山荘などの閉鎖状況における連続殺人もの、変わった動機、青春もの、バラバラ殺人
苦手なジャンル・・・薀蓄たっぷり、歴史もの、描写が痛すぎる暴力シーン、官能もの、幻想系
追っかけ作家
綾辻行人・東野圭吾・麻耶雄嵩・歌野晶午・浦賀和宏・乙一・近藤史恵・貫井徳郎・本多孝好・北川歩実・法月綸太郎・黒田研二・谺健二・道尾秀介・三津田信三
そして…折原一&中町信&リチャードニーリー
中西智明『消失!』をマイベストにしています。
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432. 2006年12月11日 13時23分24秒
投稿:のりりん
少し留守にしていました。
「本格ミステリ・ベスト10 2007」が発売されました。私も少々レビューを書いています。来年は国内座談会と新人コラムを担当することになりました。
二階堂黎人『猪苗代マジック』の解説を書きました。これまでのメイン著作以外の活動と著者の固定概念と側面を変えて別の特徴に焦点を置きました。単行本ですでに解説があったので、難しかった……。
慌しい毎日で、読了本メモをつける暇がありませんでした。再読や短編集を一部だけ読む、という読書が増えました。以下は感想なしの羅列。小説外は外しています。少し気が早いですが、今年のマイベストは貫井徳郎『空白の叫び』。ずば抜けていました。おそらく生涯ベストにも残るだろうなあ。
読了本
・連城三紀彦『夜よ、鼠たちのために』
・石持浅海『顔のない敵』
・竹本健治『ウロボロスの純正音律』
・北山猛邦『アルファベット荘事件』
・大崎梢『配達あかずきん』
・島田荘司『最後の一球』
・恩田陸『中庭の出来事』
・バロネス・オルツイ『レディ・モリーの事件簿』
・西澤保彦『ソフトタッチ・オペレーション』
北山を読んでいて、内容に関連性はないけど、コバルト文庫の田中雅美のアリスシリーズやあっちゃんシリーズを読みたくなりました。米澤穂信『氷菓』を読んだときにも同様のことを思いました。今刊行されたらどう評価されるのかなあ。
鮎さん>
レスが遅くてごめんよー。蒼井、薬丸、深谷、道尾は、蒼井の長編はうーんって感じでしたが、他ははずれなしです。4者が並ぶのって珍しいと思うのですが、いい感じの良作なので納得。深谷は去年の『審判』が評判良かったけど、私的には『毒』のが好きだなあ。残念ながら放出はできないですね……。あ、共通点ってこれかもしれない。
431. 2006年10月26日 23時40分37秒
投稿:鮎
どもども。
蒼井、薬丸、深谷、道尾は読みたいですわ。
深谷は荘&美緒の新作に気をとられていて、教えてもらうまで出ていることを知らなかったよ。というか、去年ノン・シリーズの長編を出したから、今年はもう出ないと思ってた。文庫化するとは思うけど、念の為に買っておかないと。
他の3人は文庫落ちまで待つことにします、予算不足なんで……。
430. 2006年10月26日 17時21分59秒
投稿:のりりん
長らくの不在を失礼しました。
なんか気分がどよーんとしてしまい、公の場でいろいろつぶやくのを怯えてしまったりなんだり。特に大きな原因はないのですが。
潜りながらいろいろ読みました。初読よりも再読の冊数のが増えました。ムック本というか、雑学の実用書を読んだり、短編集やアンソロジーから気になったものだけ拾い読みしたり、読書スタイルが変わりつつあります。
月に1冊は海外ものを読みたいなあ。再読でもいいから。
読了本
・『東京ダモイ』鏑木連
乱歩賞受賞作。昔の殺人はこれってちょっと不可能じゃないかな? と思ったが、現代の某トリックがすごく良かった。発想も面白い。刑事の捜査はもっと省いてもいいんじゃないかなと思った。これから先にすごく期待できそうな作家。
・『三年坂 火の夢』早瀬乱
乱歩賞受賞作。明治時代が舞台。小説というか、雑学を学ぶような作品。物語に魅力を感じなかったため、あまり楽しく読めなかった。すごく良いように聞いたが、うーん。
・『出られない五人』蒼井上鷹
注目している作家の初長編。ありゃま、やっちゃったか、という感想。発想は面白いのだが、ところどころズッコケ。ラストもそんなに意外かなあって感じ。あ、エピローグはけっこう好きだ。
・『闇の底』薬丸岳
60ページくらいまで読んで、かなり鬱状態になった。どよーん。テーマが重過ぎる。かといって読むのが辛いとは思わせないところは、ストーリーのもってき方が巧いのかな。ただし、ラストが優しすぎる。徹底的に突き落とさないところは、『天使のナイフ』でも同様に感じた。これで救いようがなかったら、ほんとに暗く沈んでしまうだろうが、もっとダークさが欲しいなあ。
・『邪魅の雫』京極夏彦
面白く読めたのは小説家と評論家のあたりか。即効落ちが読めてしまうし、盛り上がりに欠けるし、すごく長い長編の一部分を読んだだけって気分だった。私って京極をキャラ読みしていたのかな、と実感した。榎木津の最後の言葉だけ、かなりツボ。
・『毒』深谷忠記
おぉぉ。面白かったー。途中で犯人に気づき、なるほどそういうことかと後は解決まで消化作業のように読んでしまったのが残念。地味だが、かっちりした構成が自分好み。好きか嫌いかは別にして、深谷はあやふやさを感じさせないで安定して読めるなあ。にしても、毒殺って派手さがないよね・・・。
・『ボトルネック』米澤穂信
ミステリというよりも、SF青春小説。時駆けものになるかなあ。絶賛を目にするが、そこまでいいかなあとちょっと引いてしまった。ドラマ化したらよさげ。
・『終末のフール』伊坂幸太郎
短編集。あと5年で地球が滅びるお話。新井素子『ひとめあなたに……』ぽい設定。どういう風に話が流れるか、予測がつくけど、こういう話は大好きだ。特に擬似家族の話は人に対して優しくなれそうな作品。ミステリとは違うと思うけど、今年読んだ中で上位に入るお気に入り作品。
・『文章探偵』草上仁
書きかけの小説の一部分から作者を推理する過程が面白い。うまくできているなあと思うのだが、単調すぎる。現実に起きている殺人も、小説内の殺人のように感じてしまい、もやもやが残った。それを狙ってやっているかどうかはわからない。狙ってても、好みじゃないかも。
・『145gの孤独』伊岡瞬
中途半端なハードボイルド。よく比喩表現を用いるが、ストレートに伝わってこない。ほら、悲惨でしょ、と主人公を可哀想に見せているけど、卑屈になっていることを正当化させようとしているように捉えてしまい、嫌悪感でいっぱいだった。第1章はよかったんだけどなあ。驚きも、だからなんだと捉えてしまった。
・『シャドウ』道尾秀介
蒼井共に注目している作家。トリックのひとつに引っ掛かりを感じたが、状況を再現してもらい、なんとなく納得。あと心理面でイマイチしっくりこないところが。それを受け入れれば文句なし。私はこうできない、という主観的な拘りを、こういう人もいるんだ、と思えばいいのかな。
思い出せるのはこのくらいだ。読んだ本のメモを取らなかった自分が悪いぞー。
MINさん>
他の人物のロマンスよりも、いきなり決闘してしまう主人公のはちゃめちゃっぷりがすごく良かったです。鉄砲玉みたいな性格がよく出てて、ミスリードもしてしまう、危なっかしさではNO1キャラですね。探偵役になるのは当分無理かなあ。シリアスでも笑いがあり、そして大胆なトリック。私も大好きな作品です。
かい賊さん>
冬コミの参加は微妙なところですが、文学フリマには乗り込む予定です。袴は買ってしまうかどうか悩んでいます。最近、和服にはまりだして、普段着でも着物を着ていますよ。メイド服は、もしかしたら一生に一度の経験かもしれません(汗。
除歴史好き? は私もです。ほんとに他の本が全然面白く感じなかったくらい、貫井徳郎の意気込みを感じる作品でした。しばらくこれを越える作品には出会えないのかなあ・・・。
砂時計さん>
風間が出ていることは知っていたのですが、録画を忘れていて観てないのです。たしか東京では深夜に放映していました。ツ○ヤの半額レンタルで借りられたら観たいです。最近は明彦ばっかり目立ってますよね。健次郎のがずっと実力あるのに! とアンチ亀梨の私は歯がゆく思っています。
429. 2006年09月08日 21時54分47秒
投稿:砂時計
こんばんは。
現在、石田衣良『アキハバラ@DEEP』読書中です。
これのドラマ版は健次郎こと風間俊介が出てたようですが、ご覧になったことありますか?
こちらでは未放映ですが、27日にはDVDが発売されるようですし、レンタルで観ようかな、と思ってます。かなり面白そう。
では〜。
[NAGAYA v3.13/N90201]