黒猫荘
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やわらかそうな本の上へでもすわってください
オーナー:砂時計
床を埋めつくす積読本の山、山、山。
ドアからベッドへと続く一筋のケモノ道。
最後に掃除機をかけたのは何年前だっけ……(遠い目)。
そんなダメ人間の部屋へようこそ。
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361. 2006年09月09日 21時49分00秒
投稿:砂時計
「テリープリン」
こんばんは、砂時計です。
紅さま
いらっしゃいませ。
ゆうべの書きこみがすれ違いになっちゃったために、ついさっきまでお書きこみに気づいていませんでした。すみません。
で、『特捜最前線』のDVD−BOXの話題。
選ばれた個々の作品は一部を除いて傑作揃いであるにもかかわらず、BOX1のラインナップとしては個人的に不満の残るセレクトで、選者にはアンソロジストとしてのセンスがない!と嘆いてしまうのですが……でも自分は買いますです。BOX2以降のこともありますしね。
Amazonの予約価格は二万円をわずかにきっていますね。
今回の収録作品で狭義のミステリとして楽しめる推理性の強いものとしては「サラ金ジャック・射殺犯桜井刑事!」と「乙種蹄状指紋の謎!」がありますね。
特に「サラ金ジャック・射殺犯桜井刑事!」は、自分が中学生の時にミステリとしての『特捜』の面白さを最初に知った作品で、見終わって身動きもできず論理と物語の余韻に浸っていたことを思い出します。
「挑戦・この七人の中に犯人は居る!」「挑戦II・窓際警視に捧げる挽歌!」の前後編は、放映時に「懸賞つき犯人当てドラマ」として視聴者に挑戦した作品で、前編が終わり、後編の予告編の前だったか後だったかのところで、特命課のメンバー全員(あるいは神代課長一人だったか)による「視聴者への挑戦」があったと記憶しています。
ダイイング・メッセージものの犯人当てで、そのダイイング・メッセージの多重解釈が出てくるあたり、エラリー・クイーンの影響か?と思える作品ですが、正直なところ、BOX1に入れるというのには疑問が……。
「殉職I・津上刑事よ永遠に!」「殉職II・帰らざる笑顔!」はサスペンス色が前面に出た作品ですが、前編に散りばめられた伏線が後編の捜査に生かされていく構図にミステリ的な面白さを感じる部分も。
収録される十六話のうち十一話が長坂秀佳脚本作品(上に挙げた六つも)で、映像特典には長坂秀佳インタビューも入っていますが、長坂作品でも「さようなら、高杉刑事!」なんかは高杉(西田敏行)退場編という以上の価値は感じられないし、もっと面白いのがいっぱいあるのに〜、と少々歯がゆい気持ちです。ま、BOX2以降に期待しましょうか。
書きこみ、どうもありがとうございました。
360. 2006年09月08日 22時58分20秒
投稿:砂時計
「ま、あえて無視するわけにもいかんだろうさ」
こんばんは、砂時計です。
今、部屋の蛍光灯の一つが切れかかっていて点いたり消えたりを繰り返しているため、夜の読書ができません。
え?交換すればいいじゃないかって?
それが、脚立を置くために床の本をどけるとなると一日仕事になっちゃうんだけど時間がとれないんですよね。むーん……。
それはそうと、今月の講談社文庫の新刊で、京極夏彦『陰摩羅鬼の瑕』の一冊本バージョンと三分冊バージョンが同時発売というのには驚きました。
どっちも買わずにはいられない……。むーん……。
■9/4〜9/7の購入本
●『シャーロック・ホームズのSF大冒険』(上・下) マイク・レズニック&マーティン・H・グリーンバーグ 編 (河出文庫)――「世界初の、SFミステリを題材にした書き下ろしホームズ・パロディ短篇集」とのこと。
・文春文庫
●『神のロジック 人間のマジック』 西澤保彦――親本積読中。 ●『アキハバラ@DEEP』 石田衣良
・光文社文庫
●『鎧櫃の血 新装版』 岡本綺堂――三浦老人昔話他収録。 ●『物狂い』 土屋隆夫 ●『吉敷竹史シリーズ16 光る鶴』 島田荘司――カッパ・ノベルス『吉敷竹史の肖像』(積読中)に入っていた「光る鶴」「吉敷竹史、十八歳の肖像」と文庫版書き下ろし短編「電車最中」を収録。 ●『名作で読む推理小説史 ふるえて眠れない ホラーミステリー傑作選』 ミステリー文学資料館 編
●『λに歯がない』 森博嗣 (講談社ノベルス)
●『刑事マガジン+1』 (タツミムック)――刑事ものだけじゃなく探偵ものも扱うようになって誌名に「+1」が。特集は『スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ』『犬神家の一族』『相棒』『ヅラ刑事』他。インタビューや対談が充実。個人的には『特捜最前線』濃度の高さが嬉しい。
●『ダ・ヴィンチ』10月号
359. 2006年09月08日 22時55分02秒
投稿:紅
こんばんは〜、一言だけ。
リンク先にあるタツミムック『刑事マガジン+1』はチェック済みでしょうか。
裏表紙に特捜最前線のDVDの話題が載っているのを改めて確認、、、
買うか、2万以上を我慢するか、それが問題です、、、
358. 2006年09月03日 23時24分02秒
投稿:砂時計
「これが私のパンクだ」
こんばんは、砂時計です。
リチャード・マシスン『奇術師の密室』(扶桑社ミステリー)読了。
大物奇術師の屋敷の一室で起こる殺人劇。
奇術が行われている舞台さながらに次々と様相を変えていく事件。目くるめくサプライズの連続に身をゆだねる快感が味わえる作品。
……と書いてはみたものの、どうも自分はこういうタイプの作品の面白さを充分に味わうことができないようで、読後に消化不良の感が残りました。映画『探偵<スルース>』を観たときもそうだったなあ……。明確な伏線を伴わない意外性にはあまり惹かれないからなのかも。
ま、自分の偏った好みはともかくとして、騙しとツイストがてんこ盛りのこの物語、多くのミステリ・ファンには楽しめるのではないかと思います。
語り手の設定には唸りました。
■9/3の購入本
●『リンダリンダラバーソール』 大槻ケンヂ (新潮文庫)
・創元推理文庫
●『ハマースミスのうじ虫』 ウィリアム・モール ●『殺人者の放物線』 アンドレア・H・ジャップ
・祥伝社文庫
●『天才・龍之介がゆく! 十字架クロスワードの殺人』 柄刀一――親本積読中。 ●『Shelter(シェルター)』 近藤史恵
●『出られない五人』 蒼井上鷹 (祥伝社ノン・ノベル)
●『UFO大通り』 島田荘司 (講談社)
●『「トリック劇場版2」 シナリオ・ガイドブック』 (キネマ旬報社)
[NAGAYA v3.13/N90201]