黒猫荘
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16. 2005年10月05日 23時41分45秒
投稿:かい賊
>キリ様
こんばんは、書き込みありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
お茶の一杯もでません(どこかのご親切なお部屋と違って)が、勘弁してやってください。
ご興味の話題が出てきたら、また話しに来て下さいね。
バケラッタ!…ではワシは必殺「おまんじゅう」で。
加納朋子「月曜日の水玉模様」(集英社文庫)
来客のために部屋を少し整理していたら発掘された一冊。信じがたいことに、それまでひたすら“文庫落ちする”のを待ち続けていた本です。奥付を見ると2001/10/25刊、穴があったら・・・、最近こんなことばっかでヘコみます。
さて肝心の中身ですが、いやあ期待にたがわず面白かったぁ。「陶子」さんは二人目(もう一人は“冬狐堂@北森鴻”♪)ですが、また惚れちゃいました。ほんまエエ女や。悲しみや痛みにじっと耐えるところなんかも似ていますね。
本格短編としても勿論一級品。小説世界のイメージが希薄と感じましたが、その分人物像がくっきりとしていて満足です。描写がないとか足りない、じゃなくて、背景にソフトフォーカスがかかった感じなんです。ワシがキャラに惹きつけられすぎなのかもしれませんが。
西澤保彦の解説もよかったです。
『人間とは愚かで、どうしようもない唾棄すべき存在かもしれません。その現実から目を逸らすことなく、しかし「すべてよし」と。「時にかなって美しい」愛すべき存在であると再認識させてくれる“力”こそ加納朋子さんの、まなざしなのです。』
川原泉の「愚者の楽園」と「美貌の果実」(両作とも白泉社刊「美貌の果実」収録、それぞれどんな話かは、要請があれば書きます@不精者)を思い出しました。ホント、人間ってちっぽけで、でもだからこそ愛すべき存在なんですよね。こういう作品たちに出会えるから本読みや漫画読みはやめられないのさ、と弁解風。
解説の中で西澤さんは、「魔法飛行」の有栖川有栖の解説は日本ミステリ史上屈指の名解説であると、称えています。ワシもまったくそのとおりだと思います。なにせ、有栖川さんの文章で最も好きなのがこの文章なんですから(それはそれで問題がありますね♪)。ロジックでありながらマジック。これからも翻弄され続けたいです。
14. 2005年10月05日 16時52分38秒
投稿:キリ
こんにちは〜。
本のお話には、全くついて行けてない65号室のキリです。
ご挨拶に伺いました。
更新されてない部屋の方がはるかに多い長屋でございますが
よろしくお付き合いくださいませ。
バケラッタ!
13. 2005年10月04日 22時26分15秒
投稿:かい賊
本日はミステリー的な活動はほとんどしませんでした。明日は読了(予定)本について書けるといいな。
12. 2005年10月03日 22時50分58秒
投稿:かい賊
久保帯人「BLEACH」19巻(ジャンプコミックス)
ジャンプは編集者が優秀すぎるらしく、毎週毎週いいところでお話が終わってしまいます。というわけで、好きな作品はコミックスでまとめて読むのが通例となっています。今巻は、最初に夜一VS砕蜂の終局(砕蜂さん、カワイイね。まあ、ありがちな流れなんですけど)、そしてルキア救出編もそろそろラストかと思わせる終盤、あとは一護と白哉の一騎打ちがほとんどです。途中一護が「動け、動け、動け」などと叫んでいて、おまえはシンジくんかよ、とツッコンでみましたが、ほんとに暴走しよりました。真ん中あたりにカラーが19ページもあって、ちょっとしたオトク感あり。ラストの方で、これはミステリー(ドラマ)にありがちな展開になりそうと感じましたが、はてさて次巻が楽しみです。♪死んだはずだよお富さん〜、ってか?
[NAGAYA v3.13/N90201]